JPH10333917A - 分散コンパイル方式 - Google Patents

分散コンパイル方式

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JPH10333917A
JPH10333917A JP13854297A JP13854297A JPH10333917A JP H10333917 A JPH10333917 A JP H10333917A JP 13854297 A JP13854297 A JP 13854297A JP 13854297 A JP13854297 A JP 13854297A JP H10333917 A JPH10333917 A JP H10333917A
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JP
Japan
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compiler
translation
control unit
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Application number
JP13854297A
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English (en)
Inventor
Koji Okumura
公史 奥村
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時に複数の異なるターゲットマシンに対し
てクロスコンパイルを可能とし、ソフトウェアの生産性
を向上させ、ソフトウェア資産の管理を容易にすること
を課題とする。 【解決手段】 分散クロスコンパイル方式は、開発ホス
ト側にコンパイラのフロントエンドを置き、ターゲット
マシン側にそれぞれセルフバックエンドを置いて、中間
語を通信手段により受け渡して、複数の異なるターゲッ
トマシンで同時にコンパイル可能とする。また、開発ソ
フト側に、翻訳処理動作を制御する翻訳制御部と、ソー
スプログラムをターゲットマシンの機種に依存せずプロ
グラムの処理動作を表現する中間語に翻訳するコンパイ
ラフロントエンドと、該中間語とを置き、中間語をホス
トからターゲットへ伝達する通信手段と、中間語を各タ
ーゲットのオペレーティングシステムに適合するオブジ
ェクトファイルに翻訳するコンパイラバックエンドとを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間語方式コンパ
イラにおける分散コンパイル方式に関し、特に伝送手段
を用いてクロスコンパイルを可能とする方式を実現する
分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散コンパイル方式については、
例えば、特開平4−335439号公報に記載されてい
る。本公報には、端末からホストコンピュータのコンパ
イルを使用してプログラム言語をコンパイルする方式に
関し、特にコンパイラのフロントエンド部を端末側で動
作させコンパイラのバックエンド部を干すとコンピュー
タ側で動作させるホスト・端末間分散コンパイル方式に
関し、プログラム言語のソースファイルと、端末側から
転送されてくる中間語を格納する第2の中間語ファイル
と、コンパイラバックエンド部が出力するオブジェクト
を格納するオブジェクトファイルと、第2の中間語ファ
イルを入力しオブジェクトファイルを出力するコンパイ
ラバックエンド部と、該コンパイラバックエンド部を制
御し端末と通信を行うホスト側制御手段と、端末とホス
トコンピュータ間でファイル転送を行うホスト側ファイ
ル転送手段とをホストコンピュータに備え、ホスト側か
ら転送されてくるプログラム言語のソースファイルを一
時的に格納する一時ソースファイルと、コンパイラフロ
ントエンド部が出力する中間語を格納する第1の中間語
ファイルと、上記一時ソースファイルを入力し上記第1
の中間語ファイルを出力するコンパイラフロントエンド
部と、該コンパイラフロントエンド部を制御しホストコ
ンピュータと通信を行う端末側制御手段と、端末とホス
トコンピュータ間でファイル転送を行う端末側ファイル
転送手段とを端末内に備えてなることを特徴としてい
る。
【0003】本公報は、上記構成により、コンパイラの
フロントエンド部を端末で、バックエンド部をホストコ
ンピュータ上でそれぞれ動作させることにより、ホスト
コンピュータの負荷が大きいときでも、フロントエンド
部のターンアラウンド時間(Turn Around Time:発生し
た処理要求をシステムに入力してから完全な出力が得ら
れるまでの時間)を小さくできる効果があり、ソースプ
ログラム上の記述ミスのチェックは、フロントエンド部
で行われるので、記述ミスを取り除くためのコンパイル
時間を大幅に短縮できる。更に、端末上には機種に独立
なフロントエンド部があるのみであるので、新しい機種
に対するコンパイラが必要なときにはホストコンピュー
タ上に新機種に対するバックエンド部のみを作成すれば
よいという効果がある。
【0004】また、特開昭64−13629号公報に
は、言語処理系の中間語再利用型翻訳方式に関し、特に
構文診断系と翻訳処理系とからなる言語処理系の中間語
再利用型翻訳方式に関する。
【0005】本公報には、翻訳処理系から独立して構文
処理系で構文解析を行い利用者にソースプログラム内の
構文誤りを通知する構文診断手段と、この構文診断手段
で得られた構文解析の結果を記憶装置上に構文解析結果
保存ファイルとして保存する構文解析結果保存手段と、
構文解析結果保存手段により保存された構文解析結果保
存ファイルを記憶装置より読み出し翻訳処理系が上記構
文解析手段による構文解析を実行せずに意味解析を実行
できるように構文解析結果保存ファイルの内容に基づき
中間語を作成する構文解析結果復元手段と、構文解析結
果保存手段により保存された構文解析結果保存ファイル
の内容に基づき翻訳処理系の実行において上記構文解析
結果復元手段を起動するか構文解析手段を起動するかを
決定するコンパイラ起動手段と、を有することを特徴と
する。
【0006】こうして、本公報では、構文診断系の構文
解析結果保存手段と翻訳処理系の構文解析結果復元手段
とを設けることにより、構文診断系の処理の終了時の構
文解析の結果を翻訳処理系で有効に利用でき、ソースプ
ログラムを翻訳するための処理手順を軽減できる効果が
あるとしている。
【0007】さらに、特開平5−88907号公報に
は、複数の異なる機種のコンピュータをネットワークを
介して接続した分散環境下におけるコンパイル方式に関
し、各機種、各言語ごとのコンパイラと該コンパイラを
保持しているマシンとの対応関係を示すコンパイラ保持
マシン対応表と、各機種のライブラリと該ライブラリを
保持しているマシンとの対応関係を示すライブラリ保持
マシン対応表とを備え、上記環境下のマシン上で動作す
るサーバは、上記環境下のマシン上で動作するクライア
ントからコンパイルの要求を受け取ると、上記コンパイ
ラ保持マシン対応表とライブラリ保持マシン対応表を用
いて、クライアントが要求するコンパイルに必要なコン
パイラ及びライブラリを保持しているマシンをそれぞれ
探し出し、それらの探し出したマシンに関する情報をを
クライアントに送り、そのクライアントはコンパイラを
保持しているマシンへソースプログラムとサーバから得
たライブラリ保持マシン情報を転送し、そのライブラリ
保持マシン情報を受け取ったコンパイラを保持している
マシンは、ライブラリ保持マシン情報から必要なライブ
ラリを保持しているマシンを知り、このマシンからライ
ブラリを集めてきてコンパイル及びリンクし、作成され
たオブジェクトファイルをクライアントへ転送すること
を特徴としている。
【0008】こうして、分散環境下での同一機種のコン
パイラの重複が削除され、これによりメモリ資源が有効
活用できて経済性の向上が図れ、ユーザが使用している
マシンにコンパイラがないときでもユーザは、そのこと
をなんら意識することなくオブジェクトファイルを得る
ことができ、これにより操作の自動化が実現できて作業
能率の向上が図れ、ソフトウエアの使用の拡張性もある
という効果が得られるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においてクロス開発を行う場合、何らかの媒体を使
用してターゲットマシン用のコンパイルユニットを移行
する手段が取られており、同時に複数の異なるターゲッ
トマシンに対して同一のソフトウェアを開発する際に、
複数のクロスコンパイラを用意し、そのターゲットマシ
ン毎にコンパイルする必要がある。このため、開発効率
が低下するという問題がある。
【0010】また、上述の特開平5−88907号公報
の分散環境下におけるコンパイル方式では、複数のオブ
ジェクトファイルを同時に生成できないため、転送に要
するユーザーの負担は、他のクロスコンパイル方式と変
わらず、複数のターゲットマシンへの展開を要する開発
においては、従来の方式と比べて開発効率の向上は微少
であるという問題点がある。 [発明の目的]本発明の目的は、同時に複数の異なるタ
ーゲットマシンに対してクロスコンパイルを可能にする
ことにある。これによって、ソフトウェアの生産性を向
上させ、ソフトウェア資産の管理を容易にする事を目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のクロスコンパイ
ル方式は、開発ホスト側にコンパイラのフロントエンド
を置き、ターゲットマシン側にそれぞれセルフバックエ
ンドを置いて、中間語を伝送手段により受け渡して、複
数の異なるターゲットマシンで同時にコンパイル可能と
する。
【0012】具体的には、本発明は、開発ホストコンピ
ュータと間を取り持つ伝送手段と複数のターゲットマシ
ンからなる分散コンパイル方式において、前記開発ホス
トコンピュータ側にソースプログラムに対してコンパイ
ラのフロントエンドを置き、前記複数のターゲットマシ
ン側にそれぞれコンパイラのセルフバックエンドを置い
て、中間語を伝送手段により受け渡して、前記複数の異
なるコンパイルを有するターゲットマシンで同時にコン
パイルを可能とすることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、開発ホストコンピュータ
と間を取り持つ伝送手段と複数のターゲットマシンから
なる分散コンパイル方式において、翻訳処理動作を制御
する翻訳制御部と、ソースプログラムをターゲットマシ
ンの機種に依存せずプログラムの処理動作を表現する中
間語に翻訳するコンパイラフロントエンドと、該中間語
とを備えた前記開発ホストコンピュータ側と、該中間語
をホストからターゲットへ伝達する前記伝送手段と、前
記中間語を各ターゲットのオペレーティングシステムに
適合するオブジェクトファイルに翻訳するコンパイラバ
ックエンドを有する前記複数のターゲットマシンとを備
えたことを特徴とする。
【0014】上記分散コンパイル方式において、前記ソ
ースプログラムから前記オブジェクトファイルへの翻訳
は中間語方式をもつコンパイラであって、前記ターゲッ
トマシンは前記伝送手段からの伝送により同時に複数の
プラットフォームとなるクロスコンパイルを可能とする
ことを特徴とする。また、上記分散コンパイル方式にお
いて、前記翻訳処理動作を制御する翻訳制御部は、ソー
スプログラム名と、前記ターゲットマシンの台数、アド
レス、ターゲットマシンの機種、コンパイルオプション
を指示され、当該内容に基づいて前記コンパイラフロン
トエンドを起動することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、開発ホストコンピュー
タと間を取り持つ伝送手段と複数のターゲットマシンか
らなる分散コンパイル方式において、翻訳処理動作を制
御する翻訳制御部と、ソースプログラムをターゲットマ
シンの機種に依存せずプログラムの処理動作を表現する
中間語に翻訳するコンパイラフロントエンドと、該中間
語とを具備する前記開発ホストコンピュータ側と、前記
翻訳制御部の制御の下で該中間語をホストからターゲッ
トへ伝達する前記伝送手段と、前記中間語を各ターゲッ
トのオペレーティングシステムに適合するオブジェクト
ファイルに翻訳するコンパイラバックエンドと、オブジ
ェクトファイルの生成の終了を前記翻訳制御部に通知す
るバックエンド制御部と、前記中間語を前記オブジェク
トファイルに格納する中間語格納手段とを具備する前記
複数のターゲットマシンとを備えたことを特徴とする。
また、当該分散コンパイル方式において、前記翻訳処理
動作を制御する翻訳制御部は、コンパイルすべきソース
プログラム名と、前記ターゲットマシン名、前記ターゲ
ットマシンの台数、コンパイルオプションを指示され、
当該内容に基づいて前記コンパイラフロントエンドを起
動することを特徴とする。
【0016】より具体的には、図1を参照して、開発ソ
フト側に置かれ、翻訳処理動作を制御する翻訳制御部
(図1の21)と、ソースプログラムをターゲットマシ
ンの機種に依存せずプログラムの処理動作を表現する中
間語に翻訳するコンパイラフロントエンド(図1の1
1)と、該中間語(図1の13)と、中間語をホストか
らターゲットへ伝達する伝送手段(図1の31)と、複
数の異なるターゲット上に置かれ、中間語を各ターゲッ
トのオペレーティングシステムに適合するオブジェクト
ファイルに翻訳するコンパイラバックエンド(図1の1
2)とを有することを特徴とする。
【0017】[作用]ソースプログラムをコンパイルす
るとき、ソースプログラムは翻訳制御部に与えられた制
御情報をもとに、開発ホスト上に配置されたコンパイラ
フロントエンドで中間語に翻訳される。この中間語は制
御情報に基づいてターゲットマシンに伝送手段を介して
送り込まれる。ターゲットマシンでは、送り込まれた中
間語を各々のコンパイラバックエンドを使用して翻訳
し、各々のオペレーティングシステムに適合したオブジ
ェクトファイルに変換する。このようにして同時に複数
の異なるターゲットマシンに対するクロスコンパイルが
可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図を参照して詳細に説明する。
【0019】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態について、図1を参照しつつ説明する。図1におい
て、開発ホストコンピュータで開発したソースプログラ
ム1を入力し、ターゲットマシン機種に依存しない中間
語13を出力するコンパイラフロントエンド11と、伝
送手段である通信手段31と、およびコンパイル処理を
制御する翻訳制御部21と、ターゲットマシン1〜Nに
中間語13を入力し、オブジェクトファイル2を生成す
る複数の異なるターゲットマシン1〜N上のコンパイラ
バックエンド12とで構成されている。
【0020】コンパイラフロントエンド11はソースプ
ログラムファイル1を入力し、翻訳制御部21に入力さ
れた制御情報に基づいてターゲット機種1〜Nに依存し
ない中間語13を生成する。フロントエンドに渡される
制御情報は、フロントエンドの入力すべきソースファイ
ル1の名前およびアドレス、最適化制御パラメータ等の
コンパイルオプションを含む。
【0021】通信手段31は翻訳制御部21から渡され
る制御情報に基づいて、ターゲットマシン1〜Nとの通
信を制御する。通信手段31に渡される制御情報には、
ターゲットマシン1〜Nの台数およびアドレス、ターゲ
ットマシン1〜Nの機種を示す情報を含む。
【0022】コンパイラバックエンド12はターゲット
マシン1〜N上に常駐し、通信手段31を介して中間語
13が渡されているかを監視している。中間語13が渡
されると、コンパイラバックエンド12は直ちに翻訳を
開始し、オブジェクトファイル2を生成する。
【0023】[動作の説明]次に、本発明の実施形態の
動作について、図2を参照して詳細に説明する。図2
は、本発明の実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【0024】ソースプログラム1をコンパイルすると
き、翻訳制御部21を起動し(51)コンパイルすべき
ソースプログラム名、ターゲットマシン名、およびコン
パイルオプションを翻訳制御部21に指示する(5
2)。翻訳制御部21は、指示された内容に基づきコン
パイラフロントエンド11を起動して、コンパイルを開
始する(53)。コンパイラフロントエンド11は、翻
訳制御部21から与えられたコンパイルオプションに基
づき、指示されたソースプログラムファイルを翻訳して
中間語13を生成する。中間語13の生成が終了した時
点で、コンパイラフロントエンド11は、翻訳制御部2
1に対してコンパイル終了通知を送る(54)。コンパ
イラ終了通知を受け取った翻訳制御部21が、通信手段
31を起動して、目的のターゲットマシン当てにその中
間語13のヘッダ部の内容に従って割り振り、翻訳開始
時に指示されたターゲットマシンに対して中間語13を
送信する(55)。
【0025】ターゲットマシン上に待機しているコンパ
イラバックエンド12は通信手段31から中間語13を
受信し、オペレーティングシステムに適合するオブジェ
クトファイル2の生成を開始する(56)。オブジェク
トファイル2の生成が終了した時点(57)で、コンパ
イラバックエンド12はコンパイル終了通知を翻訳制御
部21に送る(58)。翻訳制御部21は、コンパイラ
バックエンド12からのコンパイル終了通知を受け取る
と、通信手段31を終了させ(59)、全てのコンパイ
ル処理を終了する。
【0026】本発明の第1実施形態の形態の特徴は、コ
ンパイル処理動作が、ホストコンピュータ側の1つのコ
ンパイラフロントエンド11と、ターゲット側の複数の
コンパイラバックエンド12によって同時に行われるた
め、オブジェクトファイル2を複数のターゲットに対し
てユーザーが転送することなく、同時に展開できること
にある。
【0027】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態の処理・動作について、図3および図4を参照
して詳細に説明する。
【0028】図3を参照すると、該実施形態では、ター
ゲットマシン上にコンパイラバックエンド制御部81
と、中間語格納手段91とを第1の実施形態に追加した
構成を取っている。図4は本発明の第2の実施形態の処
理動作を示すフローチャートである。
【0029】(動作の説明)第2の実施形態では、ソー
スプログラムファイル1をコンパイルするとき、翻訳制
御部21を起動し(61)、コンパイルすべきソースプ
ログラム名、ターゲットマシン名および台数等のコンパ
イルオプションを翻訳制御部21に指示する(62)。
翻訳制御部21は、指示された内容に基づきコンパイラ
フロントエンド11を起動して、コンパイルを開始する
(63)。コンパイラフロントエンド11は、翻訳制御
部21から与えられたコンパイルオプションに基づき、
指示されたソースプログラムファイル1を翻訳して中間
語13を生成する。中間語13の生成が終了した時点
で、コンパイラフロントエンド11は、翻訳制御部21
に対してコンパイル終了通知を送る(64)。コンパイ
ラ終了通知を受け取った翻訳制御部21は、通信手段3
1を起動して、翻訳開始時に指示された複数の異なるタ
ーゲットマシン1〜Nに対して同時に中間語13を送信
する(65)。ターゲットマシン上に備えられたコンパ
イラバックエンド制御部81は通信手段31から中間語
31の送信を受信したとき、ユーザーに通信手段31を
介して通知し、処理指示を受け取って、中間語13を中
間語格納手段91によってファイルに格納するか、コン
パイラバックエンド12を起動してコンパイル処理を行
うかを判定し(67)、与えられた処理指示に従ってオ
ペレーティングシステムに適合するオブジェクトファイ
ル2−1〜2−Nの生成を開始する(69)か、あるい
は中間語ファイルとして格納する(68)か、いずれか
の処理を行う。バックエンド制御部81は、オブジェク
トファイル2−1〜2−Nの生成が終了した時点あるい
は、中間語ファイル格納が終了した時点(70)でコン
パイル終了通知を翻訳制御部21に送る(71)。翻訳
制御部21は、コンパイラバックエンド12からのコン
パイル終了通知を受け取ると、通信手段31を終了させ
(72)、全てのコンパイル処理を終了する。中間語フ
ァイルとして格納された場合、ユーザーはバックエンド
制御部81を起動し、任意の時間に中間語13からオブ
ジェクトファイル2を生成する事が可能である。第2の
実施形態では、ユーザーは任意にオブジェクトファイル
2の生成を制御できるため、ターゲットマシンの動作状
況に応じてコンパイル処理を選択する事が可能である。
【0030】本実施形態では、中間語13をすべてのタ
ーゲットマシンに送信して、中間語格納手段91によっ
てファイルに格納するか、コンパイラバックエンド12
を起動してコンパイル処理を行うかを判定することにし
ており、この動作は中間語格納手段91を開発ホストコ
ンピュータに一つ配置しておき、中間語13の生成終了
後に中間語格納手段91でいずれかに判定することにし
てもよい。ただし、その中間語の処理と中間語格納手段
91の負担が重ければ、その限りではない。
【0031】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態の処理・動作について、図5および図6を参照
して詳細に説明する。
【0032】図5において、開発ホストコンピュータ2
01には記録媒体装置121が接続され、該開発ホスト
コンピュータ201の動作を指示・制御するアプリケー
ション・プログラムを記録した記録媒体111を読み込
んで、開発ホストコンピュータ201に格納する。ま
た、ターゲット202には記録媒体装置122が接続さ
れ、該ターゲット202の動作を指示・制御するアプリ
ケーション・プログラムを記録した記録媒体102を読
み込んで、ターゲット202に格納する。この場合、該
開発ホストコンピュータ201には、複数個のターゲッ
ト202が伝送手段を介して接続されている。なお、記
録媒体は本システムのプログラムの全てを格納してお
き、第1,第2実施形態で説明した動作を行うように、
開発ホストコンピュータ201及びターゲット202に
分配することも可能である。
【0033】図6には、第1の実施形態におけるシステ
ムで、上記記憶媒体に格納されたプログラムを稼動させ
る際の擬似的概念図である。即ち、開発ホストコンピュ
ータでは、コンパイラフロントエンド11と翻訳制御部
の動作・制御用のホスト用プログラム101が格納さ
れ、当該ホスト用プログラム101に従って、ソースプ
ログラム名、ターゲットマシン名および台数等の制御情
報を発生し、コンパイル動作が始動し、中間語を発生す
る。また、ターゲット1〜Nは、それぞれ記録媒体10
2に格納されたターゲット用プログラム102を移植さ
れており、ソースプログラムのバックエンド12及び翻
訳制御部21の制御情報に従って、オブジェクトファイ
ルを作成する。
【0034】上記実施形態では、通信手段を特に限定し
ていないが、単にアドレスバスやデータバスであって
も、またマルチメディア形態のインターネット形式の通
信しゅだんであってもよい。後者の場合、クライアント
マシンを開発ホストコンピュータとして仮定し、トラン
ザクションサーバをターゲットマシンに見立てて、ソー
スプログラムがクライアントマシンに入力されれば、そ
のコンパイラフロントエンドを処理し、翻訳制御部に制
御情報等を指示して、トランザクションサーバからオブ
ジェクトファイルを入手するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、たと
えば同時に複数の異なった機種上のソフトウェアを開発
する際に、同期して、あるいは非同期に複数のコンパイ
ル作業を行うことが可能になり、また、ユーザーによる
オブジェクトファイル転送の手間が省けるため、開発効
率を向上することができる。
【0036】また、ソースプログラムはホストマシン上
に1つあれば良いため、プログラムを複数のユーザーが
同時に改変するのを防ぐことが可能になり、ソフトウェ
アの品質管理および校正管理の質を向上させることで、
生産性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の処理動作を説明する
フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す機能ブロック図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態の処理動作を説明する
フローチャートである。
【図5】本発明の特徴を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す機能ブロック図
である。
【符号の説明】
1 ソースプログラム 2 オブジェクトファイル 11 コンパイラフロントエンド 12 コンパイラバックエンド 13 中間語 21 翻訳制御部 31 通信手段 81 バックエンド制御部 91 中間語格納手段 111,102 記録媒体 121,122 記録媒体装置 201 開発ホストコンピュータ 202 ターゲット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと間を取り持つ伝送
    手段と複数のターゲットマシンからなる分散コンパイル
    方式において、 前記ホストコンピュータ側にソースプログラムに対して
    コンパイラのフロントエンドを置き、前記複数のターゲ
    ットマシン側にそれぞれコンパイラのセルフバックエン
    ドを置いて、中間語を伝送手段により受け渡して、前記
    複数の異なるコンパイルを有するターゲットマシンで同
    時にコンパイルを可能とすることを特徴とする分散コン
    パイル方式。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータと間を取り持つ伝送
    手段と複数のターゲットマシンからなる分散コンパイル
    方式において、 翻訳処理動作を制御する翻訳制御部と、ソースプログラ
    ムをターゲットマシンの機種に依存せずプログラムの処
    理動作を表現する中間語に翻訳するコンパイラフロント
    エンドと、該中間語とを備えた前記ホストコンピュータ
    側と、該中間語をホストからターゲットへ伝達する前記
    伝送手段と、前記中間語を各ターゲットのオペレーティ
    ングシステムに適合するオブジェクトファイルに翻訳す
    るコンパイラバックエンドを有する前記複数のターゲッ
    トマシンとを備えたことを特徴とする分散コンパイル方
    式。
  3. 【請求項3】 前記ソースプログラムから前記オブジェ
    クトファイルへの翻訳は中間語方式をもつコンパイラで
    あって、前記ターゲットマシンは前記伝送手段からの伝
    送により同時に複数のプラットフォームとなるクロスコ
    ンパイルを可能とすることを特徴とする請求項2に記載
    の分散コンパイル方式。
  4. 【請求項4】 前記翻訳処理動作を制御する翻訳制御部
    は、ソースプログラム名と、前記ターゲットマシンの台
    数、アドレス、ターゲットマシンの機種、コンパイルオ
    プションを指示され、当該内容に基づいて前記コンパイ
    ラフロントエンドを起動することを特徴とする請求項2
    又は3に記載の分散コンパイル方式。
  5. 【請求項5】 ホストコンピュータと間を取り持つ伝送
    手段と複数のターゲットマシンからなる分散コンパイル
    方式において、 翻訳処理動作を制御する翻訳制御部と、ソースプログラ
    ムをターゲットマシンの機種に依存せずプログラムの処
    理動作を表現する中間語に翻訳するコンパイラフロント
    エンドと、該中間語とを具備する前記ホストコンピュー
    タ側と、前記翻訳制御部の制御の下で該中間語をホスト
    からターゲットへ伝達する前記伝送手段と、前記中間語
    を各ターゲットのオペレーティングシステムに適合する
    オブジェクトファイルに翻訳するコンパイラバックエン
    ドと、オブジェクトファイルの生成の終了を前記翻訳制
    御部に通知するバックエンド制御部と、前記中間語を前
    記オブジェクトファイルに格納する中間語格納手段とを
    具備する前記複数のターゲットマシンとを備えたことを
    特徴とする分散コンパイル方式。
  6. 【請求項6】 前記翻訳処理動作を制御する翻訳制御部
    は、コンパイルすべきソースプログラム名と、前記ター
    ゲットマシン名、前記ターゲットマシンの台数、コンパ
    イルオプションを指示され、当該内容に基づいて前記コ
    ンパイラフロントエンドを起動することを特徴とする請
    求項5に記載の分散コンパイル方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155003A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Ntt Comware Corp サービス復旧システムおよびその記録媒体
KR100738004B1 (ko) 2005-05-23 2007-07-13 (주)주빅스테크놀러지 하이브리드 p2p 네트워크 지능형 분산 컴파일러 시스템및 그 방법과 상기 방법을 실현시키기 위한 프로그램을기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
JP2007524875A (ja) * 2003-01-10 2007-08-30 ネクサウェブ テクノロジーズ インコーポレイテッド ネットワーク・ベースの処理のためのシステムおよび方法
JP2015011467A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社東芝 プログラム開発支援装置、プログラム生成支援装置、プログラム開発支援方法およびプログラム生成支援方法

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