JPH10333786A - コンピュータ搭載装置 - Google Patents

コンピュータ搭載装置

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JPH10333786A
JPH10333786A JP9153145A JP15314597A JPH10333786A JP H10333786 A JPH10333786 A JP H10333786A JP 9153145 A JP9153145 A JP 9153145A JP 15314597 A JP15314597 A JP 15314597A JP H10333786 A JPH10333786 A JP H10333786A
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JP
Japan
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power supply
computer
unit
main power
main
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JP9153145A
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Inventor
Shigeo Hayashi
茂生 林
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置各部に電力を供給する電源出力の停止処
理を安定して行うことができ設計が容易なコンピュータ
搭載装置を提供すること。 【解決手段】 補助電源供給手段から出力される補助電
源により動作し、外部電源監視手段により外部電源が通
電中であることが検出されている間は主電源供給手段か
らの主電源出力を装置各部に供給し、前記外部電源監視
手段により前記外部電源が停電したことが検出されたと
きは前記コンピュータ装置に対してタスク終端処理の開
始を指示し、その後、その指示に応じてタスク終端処理
を行った前記コンピュータ装置からタスク終端処理が完
了した旨の通知をうけた場合は、前記主電源供給手段か
らの主電源出力の装置各部への供給を停止する主電源制
御手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭載されたコンピ
ュータ装置により制御されて所定の動作を行うコンピュ
ータ搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータの急速な
普及により、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの事
務機器に対しパーソナルコンピュータと接続してデータ
の交換ができる機能が要求されるようになっている。
【0003】そのような接続機能を実現するには、接続
する両機器の間でハードウェアレベルからアプリケーシ
ョンを含むソフトウェアレベルまでの互換性が確保され
る必要がある。
【0004】別種のシステムアーキテクチャーを持つ機
器間でその要件を満足するのは容易ではないため、両機
器でアーキテクチャーを共通にする、即ちパーソナルコ
ンピュ−夕と接続する機器のアーキテクチャーをパーソ
ナルコンピュータと同様にすることが考えられる。
【0005】しかし事務機器等の組み込み型システム
に、パーソナルコンピュータそのものを組み込むこと
は、実装スペースやコスト面から見てこれまで困難ある
いは不利であった。
【0006】他方、電子部品の集積技術および実装技術
の進展により、パーソナルコンピュータの低価格化、小
型化が著しく進んでいる。一般にパーソナルコンピュー
タは、CPU、メモリ、I/Oデバイスとのインタフェ
ース制御回路、システム拡張バス、及び、それらの周辺
制御回路を実装したマザーボードと呼ばれる基板を中心
に構成される。
【0007】このマザーボードが名刺大の小型サイズで
実現されるようになり、なおかつ安価となり、フロッピ
ーディスク装置、ハードディスク装置等、パーソナルコ
ンピュータを構成する他の要素部品の小型化、低価格化
とあいまって事務機器等の組み込み型システムにパーソ
ナルコンピュータと同様のアーキテクチャーを導入する
ことが現実的なものに変化してきた。
【0008】つまり、一般的なパーソナルコンピュータ
において、音源ボードや、LANインターフェースボー
ド等のアドインボードを拡張バスに挿して機能を拡張す
るように、組み込まれる事務機器等の組み込み型システ
ムに特有の機能を、その特有の機能を制御するためのア
プリケーションにより、拡張バス等を介して制御するこ
とで、従来の各機器毎に独自のアーキテクチャーで実現
していた機能を実現できるようになった。実際に、パー
ソナルコンピュータのマザーボードを搭載して、その搭
載されたマザーボードにより制御されて所定の動作とを
行う構成の組み込み型システム(コンピュータ搭載装
置)が多種製品化されている。
【0009】一方、小型マザーボードを用いてパーソナ
ルコンピュータと同様のアーキテクチャーを導入した組
み込み型システム(コンピュータ搭載装置)において
は、電源の切断時には所定のタスク終端処理を行う必要
があるのが一般的である。
【0010】つまり、現在のパーソナルコンピュータ
(コンピュータ搭載装置)はハードディスク装置を備え
ているのが一般的である一方、性能を高めるために、キ
ャッシュメモリ(一次及び二次)、メインメモリ、及
び、ハードディスク装置からなるメモリ階層構造を採用
し、より広いメモリ空間を実現するためにオペレーティ
ングシステムの管理の下に仮想メモリシステムを実現し
ている。
【0011】このようなメモリシステムにおいてキャッ
シュメモリとハードディスク装置の各記憶内容をどのよ
うに一致化させるかは、性能と安全性とのトレードオフ
となる。キャッシュメモリの内容が書き換えられたと
き、それを直ちに対応するハートディスク装置の記憶領
域に書き出せばマルチタスク環境でも(組み込み型シス
テムではマルチタスクが一般的である)システムがクラ
ッシュする可能性は低くなるが、ハードディスク装置へ
のアクセスが頻繁となり、性能は低下する。
【0012】逆にキャッシュメモリの内容が不要になっ
たときなどにまとめてハートディスク装置に書き出すよ
うにすればハードディスク装置へのアクセス頻度が低く
なり性能は向上するがシステムがクラッシュする可能性
は高くなる。
【0013】キャッシュメモリとハードディスク装置の
各記憶内容の一致化の方針はオペレテイングシステムに
よって異なるが、性能の向上を求める結果、キャッシュ
メモリの記憶内容が変化してからそれがハードディスク
装置の記憶内容に反映されるまでの時間は多かれ少なか
れ存在する。
【0014】そのため、キャッシュメモリの変化した記
憶内容のハードディスク装置への書き出し動作が終了す
る前に電源が切断されるとシステムには矛盾が発生する
ことになり、場合によってはシステムのクラッシュにつ
ながる可能性もある。このため電源を切断する際には上
記のような記憶内容の一致化処理を含むタスク終端処理
の完了を待って行う必要がある。
【0015】しかし、装置に供給される商用電源等の外
部電源が停電した場合には、必要なタスク終端処理を行
うことができない。そこで、特開平7−160375号
公報に見られる技術のように、AC電源の停電時に二次
電池によって緊急待避処理に要する電力を一定時間供給
するようにしたものが提案されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、電源出力が1系統のみであり、装置各部に供給す
る電源出力のオンオフを制御する回路の動作に必要な電
力を供給する電源は、装置各部の動作に必要な電力を供
給する電源と共通であるため、その電源出力のオンオフ
を制御する回路は、自分自身を動作させている電源を制
御することになり、設計が難しく、動作が不安定になっ
て電力供給停止制御を確実には行えなくなるおそれもあ
る。
【0017】また、ユーザによる電源供給停止指示操作
に応じてタスク終端処理を行ってから電源電力の供給を
停止する場合においても、電源出力が1系統のみである
と、その電源電力の供給停止制御を行う回路は、自分自
身を動作させている電力の供給停止制御をすることにな
り、やはり設計が難しく、動作が不安定になって電力供
給停止制御を確実には行えなくなるおそれがある。
【0018】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、装置各部に電力を供給する電源出力の停止処理を
安定して行うことができ設計が容易なコンピュータ搭載
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のコンピュータ搭載装置は、搭載され
たコンピュータ装置により制御されて所定の動作を行う
コンピュータ搭載装置において、外部電源から供給され
る電力と、その外部電源から供給される電力により充電
される二次電池からの電力との2系統の電力供給源を有
し、前記外部電源から電力が供給されている間は前記外
部電源からの電力を主電源として出力する一方、前記外
部電源から電力が供給されていない間は前記二次電池か
らの電力を主電源として出力する主電源供給手段と、前
記外部電源から電力が供給されている間は前記外部電源
からの電力を補助電源として出力する一方、前記外部電
源から電力が供給されていない間は前記二次電池からの
電力を補助電源として出力する補助電源供給手段と、前
記外部電源の通電/停電状態を検出する外部電源監視手
段と、前記補助電源供給手段から出力される補助電源に
より動作し、前記外部電源監視手段により前記外部電源
が通電中であることが検出されている間は前記主電源供
給手段からの主電源出力を装置各部に供給し、前記外部
電源監視手段により前記外部電源が停電したことが検出
されたときは前記コンピュータ装置に対してタスク終端
処理の開始を指示し、その後、その指示に応じてタスク
終端処理を行った前記コンピュータ装置からタスク終端
処理が完了した旨の通知をうけた場合は、前記主電源供
給手段からの主電源出力の装置各部への供給を停止する
主電源制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項2記載のコンピュータ搭載装置は、
請求項1記載のコンピュータ搭載装置において、前記主
電源制御手段は、前記外部電源監視手段により前記外部
電源が停電したことが検出されたときに前記コンピュー
タ装置に対してタスク終端処理の開始を指示してから所
定時間が経過するまでに、前記コンピュータ装置からタ
スク終端処理が完了した旨の通知をうけない場合にも、
前記主電源供給手段からの主電源出力の装置各部への供
給を停止することを特徴とする。
【0021】請求項3記載のコンピュータ搭載装置は、
搭載されたコンピュータ装置により制御されて所定の動
作を行うコンピュータ搭載装置において、外部電源から
供給される電力を主電源として出力する主電源供給手段
と、前記外部電源から供給される電力を補助電源として
出力する補助電源供給手段と、前記補助電源供給手段か
ら出力される補助電源により動作し、装置動作の起動を
指示する操作入力を検出したときは、前記主電源供給手
段からの主電源出力の装置各部への供給を開始し、装置
動作の停止を指示する操作入力を検出したときは前記コ
ンピュータ装置に対してタスク終端処理の開始を指示
し、その後、その指示に応じてタスク終端処理を行った
前記コンピュータ装置からタスク終端処理が完了した旨
の通知をうけた場合は、前記主電源供給手段からの主電
源出力の装置各部への供給を停止する主電源制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項4記載のコンピュータ搭載装置は、
請求項3記載のコンピュータ搭載装置において、前記主
電源制御手段は、装置動作の停止を指示する操作入力を
検出したときに前記コンピュータ装置に対してタスク終
端処理の開始を指示してから所定時間が経過するまで
に、前記コンピュータ装置からタスク終端処理が完了し
た旨の通知をうけない場合にも、前記主電源供給手段か
らの主電源出力の装置各部への供給を停止することを特
徴とする。
【0023】請求項5記載のコンピュータ搭載装置は、
請求項1、2、3または4のいずれかの記載のコンピュ
ータ搭載装置において、前記コンピュータ装置は、シス
テム構成情報及び/または時刻情報を記憶するシステム
構成/時刻情報記憶手段を備え、前記主電源が前記コン
ピュータ装置に供給されていないときに前記システム構
成/時刻情報記憶手段の記憶内容を保持させるためのバ
ックアップ用電源の一部として、前記補助電源供給手段
から出力される補助電源を使用することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0025】先ず図1に、本発明の実施の形態に係るコ
ンピュータ搭載装置としてのファクシミリ装置のブロッ
ク構成を示す。
【0026】同図に示すファクシミリ装置はコンピュー
タ装置の構成が集約された小型マザーボード(コンピュ
ータ装置本体)100を中心に構成されている。コンピ
ュータ装置本体100には、表示部21、操作部23、
HDD装置10及びFDD装置12の各デバイスが接続
されていると共に、拡張バス19を介して、ファクシミ
リユニット200とPSU制御部300が接続されてい
る。
【0027】PSU制御部300はワンチップのマイク
ロコンピュータで、MPU50と、そのMPU50の制
御手順のプログラムが格納されMPU50により読み出
されるROM51と、MPU50の作業領域となるRA
M52と、I/Oポート53と、汎用のタイマ54とか
ら構成されている。MPU50は、I/Oポート53を
介し、拡張バス19を経由してコンピュータ装置本体1
00と情報の授受を行う他、I/Oポートを介して、ユ
ーザにより操作される起動/停止スイッチP_SWの押
下や、PSU400からの後述するAC_OFF信号の
入力を監視する一方、PSU400に対して、後述する
処理手順によりPOW_ON/OFF信号を出力する。
【0028】PSU(Power Supply Un
it)400は、基本的には、装置外部の電源であるA
C電源から供給される電力を変換して主電源と補助電源
とを出力するものである。補助電源出力はPSU制御部
300に供給されており、PSU制御部300は補助電
源により動作する。また補助電源出力は、ダイオードD
2を介して小型マザーボード100のVRTC端子に接
続されている。VRTC端子は、小型マザーボード10
0内部で、後述するRTC16のバックアップ用電源端
子に接続されている。また、VRTC端子には、ダイオ
ードD1を介して一次電池E1が接続されている。一次
電池E1の電圧は3V程度であり、補助電源出力の電圧
は、それよりも高い。したがって、補助電源出力がVR
TC端子に供給されている限り、一次電池E1からVR
TC端子に電力が供給されることはなく、一次電池E1
はほどんど消耗しない。また、PSU400からの主電
源出力は、装置各部、すなわち、小型マザーボード10
0、表示部21、操作部23、HDD装置10、FDD
装置12、及び、ファクシミリユニット200に供給さ
れ、それら装置各部は、主電源出力からの電力により動
作する。
【0029】図2に、小型マザーボード(コンピュータ
装置本体)100の詳細構成を示す。
【0030】同図において、コンピュータ装置本体10
0は、キーボード、ディスプレイモニタ、プリンタ装置
等の周辺装置を接続して使用する一般的なパーソナルコ
ンピュータ等のコンピュータ装置と同様のアーキテクチ
ャーを持つものである。
【0031】コンピュータ装置本体100は、CPU
1、ROM2、メインメモリ3、キャッシュメモリ4、
メモリ制御部5、キーボードインターフェース6、シリ
アルポート7、パラレルポート8、HDDインターフェ
ース9、HDD装置10、FDDインターフェース1
1、FDD装置12、割り込み制御部13、DMA制御
部14、タイマ15、RTC(Real Time C
lock)16、内部バス17、拡張バス制御部18、
拡張バス19、表示制御部20、及び、操作部インター
フェース22から構成されている。
【0032】CPU1は、コンピュータ装置本体100
各部を制御するものである。ROM2は、いわゆるBI
OS_ROMで、コンピュータ装置本体100の起動時
に、CPU1により読み出されるものであり、装置各部
の自己診断テスト及び初期化のための手順、並びに、H
DD装置10またはFDD装置12の所定の読出位置か
ら、オペレーティングシステムの起動手順を読み出す手
順が格納されている。
【0033】なお、オペレーティングシステムの起動手
順が読み出された後は、その起動手順に制御が移され、
HDD装置10またはFDD装置12に格納されたオペ
レーティングシステムの本体が読み出されて、オペレー
ティングシステムが起動する。
【0034】メインメモリ3は、起動したオペレーティ
ングシステムや、そのオペレーティングシステムの管理
下で動作するアプリケーションソフトウェアにより、作
業領域として使用されるRAM(ランダムアクセスメモ
リ)である。
【0035】キャッシュメモリ4は、メインメモリ3よ
りも高速なRAMで、CPU1とメインメモリ3との間
に介在して、CPU1の動作速度の高速さに対するメイ
ンメモリ3のアクセス速度の遅さを補うためのものであ
る。メモリ制御部5は、キャッシュメモリ4とメインメ
モリ3の内容の一致化の制御を行うものである。
【0036】キーボードインターフェース6は、コネク
タ6aに接続可能な図示しないコンピュータ装置用の通
常のキーボードからのキー入力信号を解読してCPU1
に通知するためのものである。シリアルポート7は、コ
ネクタ7aに接続されるマウス装置等の機器をコンピュ
ータ装置本体100で使用できるようにするためのもの
である。
【0037】パラレルポート8は、コネクタ8aに接続
される他の同一アーキテクチャーのコンピュータ装置の
パラレルポートと相互接続されて、当該他のコンピュー
タ装置と、コンピュータ装置本体100とがデータのや
りとりをするためのものである。その場合の接続は、同
一アーキテクチャーのコンピュータ装置同士の接続であ
るため、一般的なコンピュータ装置同士がパラレルポー
トを介して接続されるのと同様の容易さで実現できる。
【0038】HDDインターフェース9はHDD装置1
0をコンピュータ装置本体100に接続するためのイン
ターフェースである。HDD装置10は、コンピュータ
装置本体100の外部記憶装置となるものであり、コン
ピュータ装置本体100側で稼動するオペレーティング
システムの管理の下で、キャッシュメモリ4、メインメ
モリ3及びHDD装置10からなるメモリ階層構造によ
る仮想メモリシステムの実現のためにも使用され、コン
ピュータ装置本体100側は、メインメモリ3の物理的
なメモリ容量に制限されず、仮想的に大容量のメモリを
作業領域として使用して、マルチタスク環境で動作す
る。
【0039】FDDインターフェース11はFDD(フ
ロッピーディスクドライブ)装置12をコンピュータ装
置本体100に接続するためのインターフェースであ
る。FDD装置12は、挿入されたフロッピディスクに
データを書き込んだり読み出したりするためのものであ
る。
【0040】割り込み制御部13は、装置各部からの割
り込み要求を制御するためのものである。DMA制御部
14は、装置各部間のダイレクトメモリアドレッシング
を制御するためのものである。タイマ15は、CPU1
の時間待ち処理等に使用される汎用のタイマである。R
TC(リアルタイムクロック)16は、日時を含む現在
時刻を計時するものであり、コンピュータ装置本体10
0が扱うファイルに、作成/変更日時等の付帯情報を付
加する等のために必要なものである。RTC16は、コ
ンピュータ装置本体100に供給されるPSU400か
らの主電源出力が停止した状態でも、現在時刻を正しく
計時する必要があり、そのために、前述したように、P
SU400からの補助電源出力と一次電池E1とにより
二重にバックアップされたVRTC端子からの電力によ
りバックアップされて、主電源出力が停止した状態で
も、現在時刻を正しく計時できる。
【0041】また、RTC16は、その性質上バックア
ップが必須であるため、RTC16に、やはり、その性
質上バックアップが必須なコンフィグレーションRAM
16aを内臓して、バックアップ回路を共用する構成と
している。
【0042】コンフィグレーションRAM16aには、
HDD装置10のシリンダ数やヘッド数、FDD装置1
2の種類、メインメモリ3の全容量、キャッシュメモリ
4の有効/無効等の、設定変更可能なシステム構成につ
いての情報の他、そのシステム構成情報についてのチェ
ックサム値、時刻情報等のその他の情報が記憶されてい
る。
【0043】拡張バス制御部18は、拡張バス19の信
号を制御するものである。表示制御部20は、LCDモ
ニタ等により構成される表示部21の表示を制御するも
のである。表示部21は、ファクシミリ制御アプリケー
ションのレベルでは、ファクシミリ装置特有のガイダン
ス表示や、装置の動作状態の表示等を行うものである。
また、表示部21は、オペレーティングシステムのレベ
ルでは、コンピュータ装置本体100のディスプレイモ
ニタとして機能するものである。操作部インターフェー
ス22は、操作部23のキー入力情報を解読してCPU
1に通知するためのもので、比較的処理が複雑であるた
め、ワンチップマイコンにより構成されている。したが
って、操作部インターフェース22の処理能力に余裕が
あるのであれば、PSU制御部300の機能を兼ねるこ
とも考えられる。
【0044】操作部23は、ファクシミリ装置特有のフ
ァクシミリ番号入力のためのテンキーや、送信スタート
キー、ストップキー等のキーが配設されたものである。
内部バス17は、上記各部がデータをやりとりするため
のものである。
【0045】以上の構成で、コンピュータ装置本体10
0は、起動後は、所定のオペレーティングシステムに基
づいて、HDD装置10や、FDD装置12に格納され
たアプリケーションソフトウェアのファイルを読み出し
てメインメモリ3に展開し、種々の機能を実現できる
が、本実施の形態では、組み込み型システムとしてのフ
ァクシミリ装置に組み込まれて、ファクシミリ装置の機
能を実現するために、ファクシミリ制御のためのアプリ
ケーションソフトウェアのファイルを起動時にHDD装
置10から自動的に読み出して実行する。
【0046】そのファクシミリ制御アプリケーションの
制御対象は、拡張バス19に接続さたファクシミリユニ
ット200である。
【0047】ファクシミリユニット200は、図3に示
すように、ローカルバス39によりより相互に接続され
た、バスインターフェース30、システム制御部31、
ROM32、RAM33、スキャナ34、プロッタ3
5、符号化復号化部36、網制御部37、及び、モデム
38とから構成されている。なお、ファクシミリユニッ
ト200は、G(グループ)3ファクシミリ相当の機能
を備えている。
【0048】バスインターフェース30は、コンピュー
タ装置本体100側の拡張バス19とローカルバス39
とを中継し、コンピュータ装置本体100側のCPU1
と、ファクシミリユニット200側のシステム制御部3
1とが情報交換するためのインターフェースとなるもの
である。システム制御部31は、ローカルバス39に接
続された各構成要素を制御するマイクロコンピュータで
ある。ROM32は、システム制御部31により読み出
される制御手順が格納されたリードオンリメモリであ
る。RAM33はシステム制御部31の作業領域となる
ランダムアクセスメモリである。
【0049】スキャナ34は、原稿画像を読み取って画
像情報を得るためのものでる。プロッタ35は、画像情
報を記録紙に記録出力するためのものである。符号化復
号化部36は、画像情報を符号化圧縮する一方、符号化
された画像情報を復号伸長するためのものである。網制
御部37は、回線に接続され、回線との接続制御を行う
ものである。モデム32は、送信する符号化画像情報や
制御信号を変調する一方、変調されている受信した符号
化画像情報や制御信号を復調して元の画像情報や制御信
号を得るためのものである。
【0050】以上の構成で、図1に示した、コンピュー
タ搭載装置としてのファクシミリ装置は、搭載されたコ
ンピュータ装置本体100により制御されるファクシミ
リユニット200が、コンピュータ装置本体100に接
続された表示部21、操作部23、HDD装置10、F
DD装置12等と協動して、ファクシミリ装置としての
所定の動作を行う。つまり、起動してファクシミリ制御
アプリケーションが稼働しているときには、CPU1
が、操作部23からのユーザによる操作入力に応じて、
表示部1に必要な表示を行いつつ、拡張バス19を介し
てファクシミリユニット200のシステム制御部31
に、原稿の読み取り動作、画像の記録動作、画像情報の
符号化/復号化動作、画像情報の送信/受信動作等の、
単位動作の実行を適宜指示することで、ファクシミリ装
置の機能を実現している。また、G3ファクシミリの拡
張機能である、BFT(Binary File Tr
ansfer)により、FDD装置12から読み取った
バイナリデータを、ファクシミリユニット200に転送
して送信したり、逆に受信したバイナリデータをファク
シミリユニット200から転送してFDD装置12に挿
入されたフロッピディスクに書き込む機能も備えてい
る。そのBFT機能は、コンピュータ装置本体100が
標準で備えるFDD装置12への読み書き機能をそのま
ま利用して実現できるものであり、コンピュータ搭載装
置の長所を有効活用した機能といえる。
【0051】コンピュータ装置本体100のCPU1
が、ファクシミリ機能に関する画像処理機能等をも行う
構成もあり得るが、本実施の形態では、ファクシミリ機
能に特有な画像処理機能等はファクシミリユニット20
0側で行わせ、コンピュータ装置本体100は、マンマ
シンインターフェースや、HDD装置10への画像デー
タの蓄積等のデータ処理を行うことで、処理負担を分担
する構成としている。
【0052】このように、図1に示した、コンピュータ
搭載装置としてのファクシミリ装置は、通常の稼動時に
は、上記したような動作を行うが、その動作のために必
要な電力は、前述したように、PSU400からの主電
源出力により供給されている。
【0053】図4に、PSU400のブロック構成を示
す。
【0054】同図において、主電源出力への電力供給源
は、2系統存在する。すなわち、外部電源であるAC電
源から供給される電力と、そのAC電源から供給される
電力により充電される二次電池E2からの電力との2系
統である。
【0055】具体的には、AC電源の交流高電圧は、整
流平滑回路60により整流・平滑されて安定化されてい
ない直流高電圧に変換され、その直流高電圧は、公知の
スイッチングレギュレータ回路である電圧変換回路61
により高効率で低電圧化される。その電圧変換回路61
からの直流電圧は、ダイオードD3のカソード側に出力
される。また、電圧変換回路61からの別系統の直流電
圧は、ダイオードD4及び電流制限抵抗R1を介して、
ニッケルカドミウム電池や、ニッケル水素電池等で構成
される二次電池E2に供給される。これにより、二次電
池E2は、AC電源からの電力により充電される。
【0056】二次電池E2からの直流電圧は、ダイオー
ドD5のカソード側に出力される。ダイオードD5のカ
ソード側は、ダイオードD3のカソード側と接続されて
いるが、ダイオードD3のアノード側に供給される直流
電圧は、ダイオードD5のアノード側に供給される直流
電圧、すなわち、二次電池E2の電圧よりも高いため、
ダイオードD3のアノード側に直流電圧が正常に供給さ
れている限り、すなわち、AC電源が通電している限
り、二次電池E2からダイオードD5のカソード側に電
力が供給されることはなく、二次電池E2は消耗しな
い。
【0057】ダイオードD3及びD5のそれぞれのカソ
ード側の接続点は、電圧安定化回路62に接続され、安
定化された直流電圧が、主電源として出力される。ま
た、電圧安定化回路62には、図1に示したようにPS
U制御部300からのPOW_ON/OFF信号が入力
されている。電圧安定化回路62は、POW_ON信号
が入力されている間は、所定の基準電圧を参照して、安
定化した電圧を主電源として出力する一方、POW_O
FF信号が入力されている間は、電圧安定化のために参
照する基準電圧を0Vに切り換える等して、主電源とし
て0Vを出力する。すなわち、主電源出力の装置各部へ
の供給を停止する。
【0058】ダイオードD3及びD5のそれぞれのカソ
ード側の接続点は、電圧安定化回路62の他に、電圧安
定化回路63にも接続され、安定化された直流電圧が、
補助電源として出力される。電圧安定化回路63は、電
圧安定化回路62と同一のものであるが、PSU制御部
300からのPOW_ON/OFF信号は入力されてお
らず、補助電源は、主電源のON/OFFに関係なく、
常に出力されている。補助電源出力は、前述したよう
に、PSU制御部300及び小型マザーボード100の
VRTC端子に供給されているため、補助電源出力が正
常である限り、PSU制御部300は、主電源のON/
OFFに関係なく常に確実に動作し、RTC16は、補
助電源出力からの電力によりバックアップされる。
【0059】AC監視回路64は、AC電源ラインの電
圧または電流を監視して、AC電源が通電状態から停電
状態に変化した場合に、AC_OFF信号をPSU制御
部300に出力するものである。
【0060】主電源出力及び補助電源出力の電力供給源
は、AC電源が通電中には、AC電源からの電力であ
り、AC電源が停電中には、二次電池E2からの電力で
ある。したがって、AC電源に停電が発生した後も主電
源出力からの電力により動作する小型マザーボード(コ
ンピュータ装置本体)100等が動作し続けると、容量
に限りがある二次電池E2が放電しきってしまって、補
助電源出力までもが停止してしまうことになるが、PS
U制御部300が、以下説明する図5に示す処理手順を
行うことでそのような事態に陥ることはない。
【0061】図5には、PSU制御部300側のMPU
50が行う処理手順と、そのMPU50が行う処理手順
に対応して、コンピュータ装置本体100側のCPU1
が行う処理手順とを示している。
【0062】同図において、MPU50は、装置の動作
が停止している時、すなわち、主電源出力を装置各部に
供給していない状態において、起動/停止スイッチP_
SWが押下されるのを監視している(判断1001のN
oループ)。ファクシミリ装置に電源を投入して使用し
たいと所望するユーザにより、起動/停止スイッチP_
SWが押下されると(判断1001のYes)、I/O
ポート53を介してPSU400の電圧安定化回路62
にPOW_ON信号を出力する(処理1002)。これ
により、主電源出力が活性化されて、コンピュータ装置
本体100やファクシミリユニット200に動作に必要
な電力が供給され、動作を開始することになる。
【0063】コンピュータ装置本体100のCPU1
は、主電源出力の供給が開始されると、所定の初期化起
動処理を行う(処理2001)、すなわち、ROM2か
らBIOSルーチンを読み出し、RTC16内のコンフ
ィグレーションRAM16aからシステム構成情報を読
み出し、HDD装置10からオペレーティングシステム
を読み出してオペレーティングシステムを起動し、ファ
クシミリ制御アプリケーションを起動して、ファクシミ
リニット200の動作テストや初期化処理を行い、HD
D装置10を用いた仮想メモリシステムにおけるマルチ
タスク環境下でファクシミリ装置としての動作を行える
状態にする。
【0064】そして、ファクシミリ装置としての他の処
理を行いつつ(処理2002)、PSU制御部300の
MPU50から拡張バス19を介してタスク終端処理の
開始の指示があるかを監視する(判断2003のNoル
ープ)。
【0065】一方、PSU制御部300側では、処理1
002の後、ファクシミリ装置の電源を遮断したいと所
望するユーザにより、起動/停止スイッチP_SWが押
下されるか、または、PSU400のAC監視回路から
AC_OFF信号が入力されるのを監視する(判断10
03のNo、判断1004のNoループ)。
【0066】そして、起動/停止スイッチP_SWが押
下された場合(判断1003のYes)、または、AC
_OFF信号が入力された場合すなわちAC電源に停電
(電源コードの引き抜き等に起因するものを含む)が発
生した場合(判断1004のYes)には、タイマT1
をスタートする(処理1005)。すなわち、タイマ5
4に、CPU1がタスク終端処理を行うのに要する時間
よりも十分長い時定数T1(例えば120秒)を設定し
てカウントダウンを開始させる。
【0067】そして、コンピュータ装置本体100側の
CPU1に、拡張バス19を介してタスク終端処理の開
始を指示する(処理1006)。なお、本実施の形態で
はタスク終端処理の開始をI/Oポート53を介してC
PU1に指示しているが、割込みにより指示するように
してもよい。
【0068】処理1006に対応して、コンピュータ装
置本体100側では、判断2003がYesとなり、C
PU1は、仮想記憶システムにおけるキャッシュメモリ
4、メインメモリ3、HDD装置10のそれぞれの記憶
内容の一致化処理等の、その後の装置動作に異常を発生
させないための最低限の緊急待避処理であるタスク終端
処理を行う(処理2004)。そして、タスク終端処理
が完了すると、その旨を拡張バス19を介してPSU制
御部300のMPU50に通知する(処理2005)。
なお、この時点で、コンピュータ装置本体100やファ
クシミリユニット200は、いつ主電源出力が遮断され
てもその後に動作に問題を生じない状態になっている。
【0069】一方、PSU制御部300側のMPU50
は、処理1006でタスク終端処理の開始をCPU1に
指示した後に、CPU1からタスク終端処理が完了した
旨の通知が有るか、または、処理1005でスタートさ
せたタイマT1がタイムオーバーになったかを監視する
(判断1007のNo、判断1008のNoループ)。
【0070】そして、CPU1側の処理2005に対応
して、CPU1からタスク終端処理が完了した旨の通知
が有った場合(判断1007のYes)、または、タイ
マT1がタイムオーバーになった場合(判断1008の
Yes)には、PSU400の電圧安定化回路62にP
OW_OFF信号を出力して(処理1009)、判断1
001に戻る。処理1009に対応して、電圧安定化回
路62からの主電源出力は不活性になり、コンピュータ
装置本体100やファクシミリユニット200への電力
供給が停止され、装置全体のファクシミリ装置としての
動作が停止する。
【0071】その場合、CPU1からタスク終端処理が
完了した旨の通知が有って(判断1007のYes)、
処理1009でPSU400の電圧安定化回路62にP
OW_OFF信号を出力して主電源出力を不活性にした
場合には、コンピュータ装置本体100では既にタスク
終端処理が完了しているため、正常な装置動作の停止と
なる。
【0072】しかし、タイマT1がタイムオーバーにな
って(判断1008のYes)、処理1009でPSU
400の電圧安定化回路62にPOW_OFF信号を出
力して主電源出力を不活性にした場合は、コンピュータ
装置本体100側のCPU1が何らかの要因で暴走して
いるなどのためにタスク終端処理が完了した旨を通知し
てこない状態である。したがって、そのままタスク終端
処理が完了した旨の通知を待っていても、AC電源が停
電した場合(判断1004のYes)には二次電池E2
を無駄に消耗させ、起動/停止スイッチが押下された場
合(判断1003のYes)には装置の電源を遮断しよ
うとしているユーザを無駄に待たせることになる。そこ
で、暴走してしまったコンピュータ装置本体100は、
結局リセットや主電源の遮断を行わなければ正常動作に
復帰できないことに鑑みて、時間T1が経過してもタス
ク終端処理が完了した旨をCPU1が通知してこない場
合には、見切りをつけて強制的に主電源出力を不活性に
することで、上記弊害の発生を未然に防止している。
【0073】また、PSU制御部300には、主電源出
力のON/OFFとは関係なく常に補助電源出力が供給
されて、図5に示したPSU制御部300側の処理は常
に安定して行われることになる。もっとも、AC電源が
停電して、その停電が長期化すれば、二次電池E2が放
電しきってしまってPSU制御部300までもが動作不
能になる事態が生じ得るが、PSU制御部300が行う
処理はコンピュータ装置100が行う処理と比較して単
純であるため、その分処理能力は低いが低消費電力のワ
ンチップマイコンを使用できる。したがって、短時間で
二次電池E2が放電しきってしまうようなことはない。
【0074】また、補助電源出力は、前述したように、
一次電池E1と共に、コンピュータ装置本体100のR
TC16のバックアップ用電源でもあり、補助電源出力
が活性な間は一次電池E1は放電せず、その分一次電池
E1の寿命を長期化でき、または、一次電池E1を小型
のものとすることが可能となる。これは、一般に通常の
パーソナルコンピュータ等の単体のコンピュータ装置よ
りも高い信頼性が求められるために、システム構成情報
等のバックアップの目標期間が長く設定され、バックア
ップ用一次電池としても大型大容量のものが要求され
る、組み込み型システムとしてのコンピュータ搭載装置
においては、実装スペースが低減でき、コストを低減で
きることから、大きな利点といえる。
【0075】なお、以上説明した実施の形態において
は、コンピュータ搭載装置として、搭載されたコンピュ
ータ装置本体100により、ファクシミリユニット20
0が制御されて、ファクシミリ装置としての所定の動作
を行うものに、本発明を適用したが、本発明はそれに限
らず、搭載されたコンピュータ装置により制御されて所
定の動作を行う、事務機器等のその他のコンピュータ搭
載装置に対しても同様に適用可能なものである。
【0076】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記主電
源供給手段からは、前記外部電源から電力が供給されて
いる間は前記外部電源からの電力が主電源として出力さ
れる一方、前記外部電源から電力が供給されていない間
は前記二次電池からの電力が主電源として出力されるた
め、主電源は、前記外部電源の通電/停電状態によらず
出力される。また、前記補助電源供給手段からは、前記
外部電源から電力が供給されている間は前記外部電源か
らの電力が補助電源として出力される一方、前記外部電
源から電力が供給されていない間は前記二次電池からの
電力が補助電源として出力されるため、補助電源も、前
記外部電源の通電/停電状態によらず出力される。した
がって、前記補助電源供給手段から出力される補助電源
により動作する前記主電源制御手段には、常に動作に必
要な電力が供給され、安定して動作できる。その安定し
て動作できる主電源制御部は、前記外部電源監視手段に
より前記外部電源が通電中であることが検出されている
間は前記主電源供給手段からの主電源出力を装置各部に
供給する。これにより、前記外部電源が通電中は、前記
外部電源からの電力により、前記コンピュータ装置を含
む装置各部が所定の動作を行なえる。また、前記主電源
制御部は、前記外部電源監視手段により前記外部電源が
停電したことが検出されたときは前記コンピュータ装置
に対してタスク終端処理の開始を指示し、その後、その
指示に応じてタスク終端処理を行った前記コンピュータ
装置からタスク終端処理が完了した旨の通知をうけた場
合は、前記主電源供給手段からの主電源出力の装置各部
への供給を停止する。これにより、前記コンピュータ装
置は、前記二次電池からの電力により、必要なタスク終
端処理を行え、前記コンピュータ装置がタスク終端処理
を完了すれば、前記二次電池から供給されている主電源
の装置各部への供給を確実に停止できる効果が得られ
る。
【0077】請求項2に係る発明によれば、前記主電源
制御手段は、前記外部電源監視手段により前記外部電源
が停電したことが検出されたときに前記コンピュータ装
置に対してタスク終端処理の開始を指示してから所定時
間が経過するまでに、前記コンピュータ装置からタスク
終端処理が完了した旨の通知をうけない場合にも、前記
主電源供給手段からの主電源出力の装置各部への供給を
停止するため、前記コンピュータ装置が暴走している等
して前記タスク終端処理が完了した旨の通知が無い場合
でも、前記二次電池から供給されている主電源の装置各
部への供給を確実に停止でき、前記二次電池の限り有る
電力容量が浪費されてしまうのを防止できる効果が得ら
れる。
【0078】請求項3に係る発明によれば、前記補助電
源供給手段から出力される補助電源により動作する前記
主電源制御手段には、常に動作に必要な電力が供給さ
れ、安定して動作できる。その安定して動作できる主電
源制御部は、装置動作の起動を指示する操作入力を検出
したときは前記主電源供給手段からの主電源出力の装置
各部への供給を開始する。これにより、前記コンピュー
タ装置を含む装置各部が所定の動作を行なえる。また、
前記主電源制御部は、装置動作の停止を指示する操作入
力を検出したときは前記コンピュータ装置に対してタス
ク終端処理の開始を指示し、その後、その指示に応じて
タスク終端処理を行った前記コンピュータ装置からタス
ク終端処理が完了した旨の通知をうけた場合は、前記主
電源供給手段からの主電源出力の装置各部への供給を停
止する。これにより、前記コンピュータ装置は、必要な
タスク終端処理を行え、前記コンピュータ装置がタスク
終端処理を完了すれば、前記主電源出力の装置各部への
供給を確実に停止できる効果が得られる。
【0079】請求項4に係る発明によれば、前記主電源
制御手段は、装置動作の停止を指示する操作入力を検出
したときに前記コンピュータ装置に対してタスク終端処
理の開始を指示してから所定時間が経過するまでに、前
記コンピュータ装置からタスク終端処理が完了した旨の
通知をうけない場合にも、前記主電源供給手段からの主
電源出力の装置各部への供給を停止するため、前記コン
ピュータ装置が暴走している等して前記タスク終端処理
が完了した旨の通知が無い場合でも、前記主電源の装置
各部への供給を確実に停止でき、装置動作の停止を指示
する操作入力をしたのに装置動作が停止しないような事
態の発生を防止でき、ユーザの操作上の違和感を低減で
きる効果が得られる。
【0080】請求項5に係る発明によれば、前記主電源
が前記コンピュータ装置に供給されていないときに前記
システム構成/時刻情報記憶手段の記憶内容を保持させ
るためのバックアップ用電源の一部として、装置の実使
用状態において停止することがまれな前記補助電源供給
手段から出力される補助電源を使用するため、その分前
記システム構成/時刻情報記憶手段の記憶内容のバック
アップのための、一次電池等の他のバックアップ電源か
らの供給電力量を低減でき、その分前記他のバックアッ
プ電源の容量を小さくでき、または、寿命を長くするこ
とができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンピュータ搭載装
置としてのファクシミリ装置のブロック構成を示す図で
ある。
【図2】コンピュータ装置本体のブロック構成を示す図
である。
【図3】ファクシミリユニットのブロック構成を示す図
である。
【図4】PSUのブロック構成を示す図である。
【図5】PSU制御部側及びコンピュータ装置本体側の
各処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 メインメモリ 4 キャッシュメモリ 5 メモリ制御部 6 キーボードインターフェース 7 シリアルポート 8 パラレルポート 9 HDDインターフェース 10 HDD装置 11 FDDインターフェース 12 FDD装置 13 割り込み制御部 14 DMA制御部 15 タイマ 16 RTC 16a コンフィグレーションRAM 17 内部バス 18 拡張バス制御部 19 拡張バス 20 表示制御部 21 表示部 22 操作部インターフェース 23 操作部 30 バスインターフェース 31 システム制御部 32 ROM 33 RAM 34 スキャナ 35 プロッタ 36 符号化復号化部 37 網制御部 38 モデム 39 ローカルバス 50 MPU 51 ROM 52 RAM 53 I/Oポート 54 タイマ 60 整流平滑回路 61 電圧変換回路 62、63 電圧安定化回路 64 AC監視回路 100 小型マザーボード(コンピュータ装置本体) 200 ファクシミリユニット 300 PSU制御部 400 PSU D1、D2、D3、D4、D5 ダイオード E1 一次電池 E2 二次電池 P_SW 起動/停止スイッチ R1 電流制限抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載されたコンピュータ装置により制御
    されて所定の動作を行うコンピュータ搭載装置におい
    て、 外部電源から供給される電力と、その外部電源から供給
    される電力により充電される二次電池からの電力との2
    系統の電力供給源を有し、前記外部電源から電力が供給
    されている間は前記外部電源からの電力を主電源として
    出力する一方、前記外部電源から電力が供給されていな
    い間は前記二次電池からの電力を主電源として出力する
    主電源供給手段と、前記外部電源から電力が供給されて
    いる間は前記外部電源からの電力を補助電源として出力
    する一方、前記外部電源から電力が供給されていない間
    は前記二次電池からの電力を補助電源として出力する補
    助電源供給手段と、前記外部電源の通電/停電状態を検
    出する外部電源監視手段と、前記補助電源供給手段から
    出力される補助電源により動作し、前記外部電源監視手
    段により前記外部電源が通電中であることが検出されて
    いる間は前記主電源供給手段からの主電源出力を装置各
    部に供給し、前記外部電源監視手段により前記外部電源
    が停電したことが検出されたときは前記コンピュータ装
    置に対してタスク終端処理の開始を指示し、その後、そ
    の指示に応じてタスク終端処理を行った前記コンピュー
    タ装置からタスク終端処理が完了した旨の通知をうけた
    場合は、前記主電源供給手段からの主電源出力の装置各
    部への供給を停止する主電源制御手段とを備えたことを
    特徴とするコンピュータ搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記主電源制御手段は、前記外部電源監
    視手段により前記外部電源が停電したことが検出された
    ときに前記コンピュータ装置に対してタスク終端処理の
    開始を指示してから所定時間が経過するまでに、前記コ
    ンピュータ装置からタスク終端処理が完了した旨の通知
    をうけない場合にも、前記主電源供給手段からの主電源
    出力の装置各部への供給を停止することを特徴とする請
    求項1記載のコンピュータ搭載装置。
  3. 【請求項3】 搭載されたコンピュータ装置により制御
    されて所定の動作を行うコンピュータ搭載装置におい
    て、 外部電源から供給される電力を主電源として出力する主
    電源供給手段と、前記外部電源から供給される電力を補
    助電源として出力する補助電源供給手段と、前記補助電
    源供給手段から出力される補助電源により動作し、装置
    動作の起動を指示する操作入力を検出したときは、前記
    主電源供給手段からの主電源出力の装置各部への供給を
    開始し、装置動作の停止を指示する操作入力を検出した
    ときは前記コンピュータ装置に対してタスク終端処理の
    開始を指示し、その後、その指示に応じてタスク終端処
    理を行った前記コンピュータ装置からタスク終端処理が
    完了した旨の通知をうけた場合は、前記主電源供給手段
    からの主電源出力の装置各部への供給を停止する主電源
    制御手段とを備えたことを特徴とするコンピュータ搭載
    装置。
  4. 【請求項4】 前記主電源制御手段は、装置動作の停止
    を指示する操作入力を検出したときに前記コンピュータ
    装置に対してタスク終端処理の開始を指示してから所定
    時間が経過するまでに、前記コンピュータ装置からタス
    ク終端処理が完了した旨の通知をうけない場合にも、前
    記主電源供給手段からの主電源出力の装置各部への供給
    を停止することを特徴とする請求項3記載のコンピュー
    タ搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータ装置は、システム構成
    情報及び/または時刻情報を記憶するシステム構成/時
    刻情報記憶手段を備え、前記主電源が前記コンピュータ
    装置に供給されていないときに前記システム構成/時刻
    情報記憶手段の記憶内容を保持させるためのバックアッ
    プ用電源の一部として、前記補助電源供給手段から出力
    される補助電源を使用することを特徴とする請求項1、
    2、3または4のいずれかの記載のコンピュータ搭載装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023197A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Sanyo Electric Co Ltd 携帯型電子機器
US9442547B2 (en) 2012-11-20 2016-09-13 Ricoh Company, Ltd. Method and system for automatically returning an information processing apparatus to a state before power outage

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