JPH10331138A - 海洋構造物及びその利用方法 - Google Patents

海洋構造物及びその利用方法

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JPH10331138A
JPH10331138A JP9156121A JP15612197A JPH10331138A JP H10331138 A JPH10331138 A JP H10331138A JP 9156121 A JP9156121 A JP 9156121A JP 15612197 A JP15612197 A JP 15612197A JP H10331138 A JPH10331138 A JP H10331138A
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JP
Japan
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marine
floating
dam
sea
structures
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JP9156121A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Iwasaka
照之 岩坂
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Maeda Corp
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Maeda Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水エネルギーの有効活用に加えて水上交通
網の高効率化を図れるように工夫し、これによって高次
元でバランスのとれた海上都市造りを可能にした技術を
提供する。 【解決手段】 海底地盤Gから海面上へ突出する高さを
もつ環状の提体1を備え、その内部に海水を貯水してお
くことができる海洋ダム10と、海洋ダムの内部海水域
S1に浮かせた複数の浮体構造物20とを含み、しか
も、各浮体構造物20は互いに所定の間隔を有するよう
に配置する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海上都市として利
用可能な海洋構造物及びその利用方法に関し、特に、海
水エネルギーの有効活用に加えて水上交通網の高効率化
を図れるように工夫した技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】限りある土地、資源、エネルギー、そし
て自然破壊などの現実から、地球環境保護が叫ばれて久
しい。しかし、機能拡大し高速化し続ける情報ネットワ
ーク。こうした制約や要求の中で、高次元でバランスの
とれた都市造りを可能にするための考え方、打開技術に
対し、直ぐにもその解答を必要とする時代が到来してい
る。
【0003】ところで、物流を考慮した都市造りに、水
上交通網として大きな輸送力を確保できる運河を配備す
る考え方、即ち、水を利用する考え方は、史実からも優
れていることが証明されている。そして、このような基
本思想に基づくより近代的な水上都市構想についても、
古くから多くの提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での水上都市構想のコンセプトやその全体像について考
察してみると、そのほとんどが陸上都市の全要素、動詞
で言う(寝る・働く・遊ぶ・休む)をそのまま水上へ移
動させた、それだけで生活の完結する従来都市の拡大型
提案に過ぎない。
【0005】また、近年においては、陸岸近くの比較的
浅い海域を埋め立てて人工島を造り、そこに種々のレジ
ャー施設や居住施設等を構築することも現実に試みられ
ている。しかし、こうした既存の人工島は、地盤自体が
埋め立てによるものであるため、全体としていわゆる軟
弱地盤となる。したがって、そこでの建造物の施工に際
しては、埋め立て以前の海底下の支持地盤に達する無数
の基礎杭の施工を必要とする問題がある。しかも、この
種の人工島は、それ自体単なる島の機能に過ぎず、周囲
に無限に近い豊富な海水域を擁しているにもかかわら
ず、その有効利用、即ち海水エネルギーの有効利用を図
ることができる構造物ではない。
【0006】海水エネルギーの活用方法としては、潮力
発電、波力発電といった電気エネルギーへの変換利用を
挙げることができる。この点を考慮すると、例えば人工
島に海水エネルギーを利用する大規模な発電施設を構築
することも考えられる。しかし、既存の埋め立てによる
人工島方式では海水エネルギーの有効活用にはほど遠い
構造形態であると言わざるを得ない。
【0007】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、海水エネルギーの有効活用に加えて水上交
通網の高効率化を図れるように工夫し、これによって高
次元でバランスのとれた海上都市造りを可能にした技術
を提供することを目的とする。また、本発明では、海洋
構造物を複数施工することによって、陸地との間に大静
穏水域を形成し、その水域を種々の用途に拡大利用でき
る技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、海底地盤から海面上へ突出する高さを
もつ環状の提体を備え、その内部に海水を貯水しておく
ことができる海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮か
せた複数の浮体構造物とを含み、しかも、各浮体構造物
は互いに所定の間隔を有するように配置する構成とし
た。ここで、浮体構造物の下部に、小型船舶用の立体駐
船設備を設けた構成とすることもできる。また、浮体構
造物は、建物又は人口地盤の少なくとも一方の役目を担
う構造物とするのが好適である。また、本発明の方法で
は、海底地盤から海面上へ突出する高さをもつ環状の提
体を備え、その内部に海水を貯水しておくことができる
海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮かせた複数の浮
体構造物とを含む海洋構造物の利用方法であって、各浮
体構造物を互いに間隔を有するように配置すると共に、
各浮体構造物を提体から離して配置し、それら各浮体構
造物間の水面及び各浮体構造物と提体間の水面を船舶交
通水路として利用する考え方を採用した。さらに、本発
明の方法では、海底地盤から海面上へ突出する高さをも
つ環状の提体を備え、その内部に海水を貯水しておくこ
とができる海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮かせ
た複数の浮体構造物とを含む海洋構造物の利用方法であ
って、海洋構造物を陸地から離れた海域に複数施工し、
それら海洋構造物によって、陸地との間に静穏水域を形
成する考え方を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1〜図4を参照して説明する。図1
は本発明に係る海洋構造物の全体構成を示す概略図であ
り、図2はその海洋構造物の概略平面図、図3はタクシ
ーパレット船の概略側面図である。
【0010】これらの図から理解できるように、本実施
の形態に係る海洋構造物は、海底地盤Gから海面上へ突
出する高さを持つ環状の堤体1を備え、その内部に海水
を貯水しておくことができる海洋ダム10と、海洋ダム
10の内部海水域S1に浮かせた浮体構造物20とを含
み、しかも、各浮体構造物20は互いに所定の間隔を有
するように配置している。さらに、海洋ダム10は、そ
の海洋ダム10内と外海(周囲の海域)Sとの水位差を
利用する潮力発電施設30、及び空気圧発電施設50を
備えている。
【0011】これらの詳細について説明する前に、ま
ず、交通網の基本的考え方について述べると、以下の通
りである(図1〜図3の参照符号A〜Gに対応する)。 A 海洋ダム10の内部海水域に浮かせた複数の浮体構
造物20間の水面Aを小型船舶交通用の専用水路として
位置づける。 B これら小型船舶格納用に、浮体構造物20の下部に
は小型船舶専用の立体パーキング(駐船)設備Bを義務
づける。 C 海洋ダム10の提体1と各浮体構造物20との間の
水面Cは、外環状水路と位置づけ、半軌道式高速列船
「Sea Train」を運行、そのまま陸上への旅客
交通手段とする。 D 貨物(荒天時には旅客)の陸上−海洋ダム10間輸
送手段として高速潜水艇Dを運行する。 E トラック、自家用自動車も「タクシーパレット船
E」にて浮体構造物20までダイレクトアクセス可能に
する。 F 浮体構造物20間の水路を大きくすることで、大型
旅客船でも街の中心部まで進入及び係船可能にする。 G 複数の海洋構造物により大都市化した場合、各海洋
構造物と陸地との間の大静水域を、飛行艇離着水場へ活
用。玄関から空への移動を実現する。
【0012】次いで、これらの詳細について説明する
と、海洋ダム10は、図1に示すように、陸岸Rから離
れた沖合いの適度な水深の海域に建設される。海洋ダム
10の主要部を構成する堤体1は、本実施の形態では平
面円形の環状であって、海底地盤Gから立ち上がり、満
潮時における外海Sの海面よりも十分に高く設計されて
いる。その高さについては、基本的に外海Sの最大波浪
との関係で決定されるが、例えば東京湾内であれば、5
m以下でも充分である。
【0013】提体1の下部は、海底地盤Gを覆うように
施工される基礎部分2と一体であり、内部に補強材を含
むコンクリート構造とされる。補強材については、防蝕
性を考慮して錆に強い材料、あるいは錆びない材料など
が好適である。勿論、一般的な鉄筋や鋼材を用いるRC
造、SRC造、あるいは全体を鋼構造とすることもでき
る。
【0014】浮体構造物20は、図1に示すように、海
洋ダム10内の静穏な内部海水域S1内に浮かせる形態
で配置するもので、建物又は人工地盤のうちの少なくと
も一方の役目を担う構造としている。即ち、単なる浮体
式の人工地盤として構成しても良いし、あるいは人工地
盤の上に建物を構築する構造としても良い。さらに、人
工地盤と建物とを兼用する構造とすることもできる。
【0015】人工地盤とする場合には、高さに比べて平
面積が大きく、安定状態で浮く構造とする。そして、こ
の人工地盤上に建物を構築する場合には、平面積の大き
な人工地盤上に複数の建物を構築しても良く、一つの人
工地盤について一棟の建物を構築してもよい。
【0016】人工地盤と建物との両方の役目を合わせ持
つ構造とする場合には、いわゆる船体構造のような浮体
式の建物を海洋ダム10内に複数配置する形態とするこ
とができる。その場合、高層となる建物については、安
定性を考慮して、必要充分な重量(バランスウエイト)
を確保できるバラストタンクを備えた構造とするのが好
適である。バランスウエイトには、内部海水域S1内の
海水を利用し、それに必要な注排水設備を設ければ良
い。
【0017】また、海洋ダム10内に浮体構造物20を
複数配置する際には、各浮体構造物20間の間隔を一定
に保つことができるリンク機構などによって相互に接続
するのが好ましい。その際、浮体構造物20相互の間隔
については、水上交通手段を有効活用する観点から、浮
体構造物20間の水域Aを小型船舶交通のための運河の
ような水路として利用することができる間隔としてい
る。
【0018】これらの小型船舶用として、海洋ダム10
内に専用の係船設備やハーバーを設けても良いが、浮体
構造物20の下部に立体パーキング(駐船)設備Bを設
けるのが大変好適である。なぜなら、浮体構造物20の
下部は水面下に比較的深く位置するので、その部分にも
十分な容積を多段に確保できるし、駐船している船舶自
体を浮体構造物20のバランスウエイトとしても利用す
ることができるからである。
【0019】さらに、各浮体構造物20は、図2の平面
図にも示すように、各浮体構造物20を提体1から所定
の間隔だけ離して配置し、両者間の水域Cを外環状の船
舶交通用水路として利用可能なように配慮している。そ
の場合、単なる小型船舶の環状水路として利用するより
も、例えば半軌道式の高速列船を運行する考え方を採用
するのが好適である。それは、そのまま陸上への大量旅
客交通手段とすることもできるからである。
【0020】高速潜水艦Dやタクシーパレット船Eなど
の利用計画に際しては、海洋ダム10内にその入出港口
を設ければ済むので、海洋構造物の利点を生かして簡単
に実現できる。
【0021】一方、この海洋ダム10の潮力発電施設3
0は、堤体1の下部に設けられ、海洋ダム10内と外海
Sとを連通させる用水路31と、その用水路31内を流
れる水流により回転する水車32とを具備する基本構成
である。なお、用水路31にはゲート33(図4参照)
が設けられ、そのゲート33の開閉制御を行うことで、
潮の干満を利用してダム内外に水位差をつくり、その水
位差に基づいて用水路31に水流を生じさせるようにし
ている。
【0022】例えば、干潮から満潮に至る間にゲート3
3を開けて外海の海水を海洋ダム10内に導きながら水
車32を回転させて発電する第1発電工程と、満潮時に
ゲート33を閉じ、そのゲート33を満潮から干潮に至
る間に開けて海洋ダム10内の海水を外海Sに放出しな
がら水車32を回転させて発電する第2発電工程とを行
うことができる構成としている。
【0023】したがって、この潮力発電施設30は、海
洋ダム10と外海Sとの水位差を効率的に利用できるよ
うに、堤体1の水面下となる部分に設けられる。即ち、
最低潮位における外海Sの海面、及び内部海水域S1の
海面の何れよりも低い位置に設けられる。
【0024】提体1の上部には、周囲の外海海面よりも
高い位置に、陸上交通用トンネル3、飲料水及び工業用
水などのための淡水導水路4等が上から順に設けられて
いる。また、この堤体1には、淡水導水路4の下側に空
気圧発電施設50が設けられている。
【0025】陸上交通用トンネル3は、堤体1に沿って
一周することができるように設けられ、必要に応じて車
両用、歩道用などに区画される。勿論、堤体1の上面も
利用することができる。ただ、車両等に及ぼす潮風の影
響や台風などの悪天候を考慮した場合、トンネル方式も
大変有効である。
【0026】前記空気圧発電施設50は、空気圧変化を
利用して発電するためのもので、堤体1部分に設けられ
てその内部に海洋ダム10内の海水を導くための導水路
51を有する空洞部52と、その空洞部52の上部空間
に形成されて空洞部52内の水位によって空気圧が変化
する圧力室53とを備えている。なお、ここでは特に図
示していないが、圧力室53と大気とを連絡するシャッ
ター付きの給排気路があり、その給排気路内に空気圧タ
ービンが設けられる。
【0027】なお、本実施の形態による海上都市では、
必要な都市機能のうちの少なくともワーキングスペース
及びレジャースペースを備える考え方を採用している。
即ち、従来型海上都市構想の場合、陸上都市の全要素、
動詞で言う「寝る、働く、遊ぶ、休む」をそのまま水上
へ移動させる考え方を採用しているのに対し、本実施の
形態においては、陸上都市の全要素のうちの「働く、遊
ぶ」ために必要なスペース(設備を含む)機能を海上都
市に移動させる考え方を採用している。
【0028】したがって、陸上には「寝る、休む」ため
に必要なスペース(設備を含む)、機能を残すことにな
る。その結果、陸上においては、良質の土、水、緑、風
を取り戻し、ゆとりの住環境を創出することができる。
【0029】このような構成の海洋構造物においては、
海洋ダム10の主要部を構成する堤体1の存在によっ
て、外海Sの波、風の影響から隔離された、内部に静穏
な海域S1を確保することができる。そして、この静穏
な内部海域S1の部分に浮体構造物20を互いに所定の
間隔をおいて配置することによって、水上交通網の高効
率的利用を図ることができる他、ワーキングスペース及
びレジャースペース等を容易に確保することができる。
【0030】また、人工地盤や建物となる浮体構造物2
0は浮いているので、水位の影響を受けることが無いだ
けでなく、着定式構造物と違い、構造物の下を水が自由
に行き来して水質浄化にも大変有利な構造形態となる。
【0031】さらに、海洋ダム10によって豊富な外海
海水を貯水及び放水することができるので、この機能を
利用して潮力、波力、空気圧発電等を行うことができ、
海水エネルギーの効率的利用を図ることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、海底地
盤から海面上へ突出する高さをもつ環状の提体を備え、
その内部に海水を貯水しておくことができる海洋ダム
と、海洋ダムの内部海水域に浮かせた複数の浮体構造物
とを含み、しかも、各浮体構造物は互いに所定の間隔を
有するように配置する構成としたので、海水エネルギー
の有効活用に加えて水上交通網の高効率化を図れるよう
に工夫し、これによって高次元でバランスのとれた海上
都市造りを可能にすることができる。
【0033】また、本発明の方法では、各浮体構造物を
互いに間隔を有するように配置すると共に、各浮体構造
物を提体から離して配置し、それら各浮体構造物間の水
面及び各浮体構造物と提体間の水面を船舶交通水路とし
て利用することによって、特に水上交通網を良好な配置
形態とすることができる。
【0034】さらに、本発明の方法では、海洋構造物を
陸地から離れた海域に複数施工し、それら海洋構造物に
よって、陸地との間に大静穏水域を形成する考え方を採
用することによって、その大静穏水域を種々の用途に拡
大利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態を示す概略平面図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態を示すタクシーパレット
船の側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態を示す海洋ダムの概略断
面図である。
【符号の説明】
1 堤体 2 基礎部分 3 陸上交通用トンネル 4 淡水導水路 10 海洋ダム 20 浮体構造物 30 潮力発電施設 31 用水路 32 水車 33 ゲート 50 空気圧発電施設 51 導水路 52 空洞部 53 圧力室 S 外海 S1 内部海水域 G 海底地盤 A 小型船舶専用水路 B 立体パーキング設備 C 外環状水路 D 高速潜水艦 E タクシーパレット船

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底地盤から海面上へ突出する高さをも
    つ環状の提体を備え、その内部に海水を貯水しておくこ
    とができる海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮かせ
    た複数の浮体構造物とを含み、しかも、各浮体構造物は
    互いに所定の間隔を有するように配置されている、海洋
    構造物。
  2. 【請求項2】 前記浮体構造物の下部に、小型船舶用の
    立体駐船設備が設けられている、請求項1に記載の海洋
    構造物。
  3. 【請求項3】 前記浮体構造物は、建物又は人口地盤の
    少なくとも一方の役目を担う構造物である、請求項1又
    は2に記載の海洋構造物。
  4. 【請求項4】 海底地盤から海面上へ突出する高さをも
    つ環状の提体を備え、その内部に海水を貯水しておくこ
    とができる海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮かせ
    た複数の浮体構造物とを含む海洋構造物の利用方法であ
    って、前記各浮体構造物を互いに間隔を有するように配
    置すると共に、各浮体構造物を提体から離して配置し、
    それら各浮体構造物間の水面及び各浮体構造物と提体間
    の水面を船舶交通水路として利用する、海洋構造物の利
    用方法。
  5. 【請求項5】 海底地盤から海面上へ突出する高さをも
    つ環状の提体を備え、その内部に海水を貯水しておくこ
    とができる海洋ダムと、海洋ダムの内部海水域に浮かせ
    た複数の浮体構造物とを含む海洋構造物の利用方法であ
    って、前記海洋構造物を陸地から離れた海域に複数施工
    し、それら海洋構造物によって、陸地との間に静穏水域
    を形成する、海洋構造物の利用方法。
JP9156121A 1997-05-30 1997-05-30 海洋構造物及びその利用方法 Pending JPH10331138A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038169A3 (en) * 2008-10-03 2011-03-31 Ridas Matonis Energetically self-sufficient marine building-city and system for using tidal and stream power for generation of electricity

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038169A3 (en) * 2008-10-03 2011-03-31 Ridas Matonis Energetically self-sufficient marine building-city and system for using tidal and stream power for generation of electricity

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