JPH10325210A - 複合構造材およびそれに用いる外装材 - Google Patents

複合構造材およびそれに用いる外装材

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JPH10325210A
JPH10325210A JP15445497A JP15445497A JPH10325210A JP H10325210 A JPH10325210 A JP H10325210A JP 15445497 A JP15445497 A JP 15445497A JP 15445497 A JP15445497 A JP 15445497A JP H10325210 A JPH10325210 A JP H10325210A
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JP
Japan
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core
composite structural
exterior
exterior material
longitudinal direction
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JP15445497A
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Jun Yoshida
準 吉田
Tatsuo Fukuya
達雄 福家
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MITSUBOSHI KK
Mazda Motor Corp
Original Assignee
MITSUBOSHI KK
Toyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で耐久性および外観がすぐれた構造材を
提供する。 【解決手段】 金属管製の心材1と、その心材1の表面
に嵌装された、耐候性を有する合成樹脂製の中空長尺材
からなる外装材2とを備えた複合構造材A。外装材2の
内面には、心材1の表面に当接する複数本の突条3が長
手方向に延びて設けられており、それらの突条3以外の
部位では、心材1の表面との間に隙間Gがあいている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公園のベンチや
柵、あるいは藤棚などの、いわゆるエクステリア製品の
構造材として好適な、複合構造材に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエクステリア製品は戸外に長期
間設置するため耐久性および耐候性が要求され、所定の
強度も必要である。しかも公共の場に設置されるので、
樹木との整合性を考慮した美観も必要である。さらに子
どもが直接触れたり、ぶつかったりすることも多いの
で、安全面の考慮も必要である。このような要求を満た
すものとして、従来は、鉄筋コンクリート製の製品が多
く用いられており、とくにその表面に直接、あるいはそ
の表面に塗布したモルタルに、樹木の年輪や皮の凹凸を
模した模様を形成した、いわゆる擬木が多く用いられて
いる。また、鋼管などの鋼材の表面に塗料を塗布したも
のも、広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記コンクリート製の
擬木は耐久性・耐候性が高く、素材価格は低廉であると
いう利点がある。しかし重量が重いので、運搬や設置の
手間がかかる。鋼材製のものは、コンクリートに比して
軽量であるが、塗膜が剥がれたり、傷ついた部位から錆
が進行し、美観を損ないやすいという問題がある。また
それらはいずれも表面が固く、子どもなどがぶつかった
ときに危険である。木製のものはそのような危険性が少
ないが、耐久性・耐候性が低いのでメンテナンスが容易
でない。本発明はコンクリート製品に比して軽量で、し
かも美観を損ないにくく、耐久性・耐候性、さらに安全
性が高いエクステリア製品に好適に採用しうる構造材お
よびそれに用いる外装材を提供することを技術課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の複合構造材は、
所定の強度を有する長尺材からなる心材と、その心材の
表面に嵌装された、耐候性を有する合成樹脂製の中空長
尺材からなる外装材とを備えており、その外装材の内面
に、心材の表面に当接する複数本の突条が長手方向に延
びて設けられており、それらの突条以外の部位では、心
材の表面との間に隙間があいていることを特徴としてい
る。心材は金属管とするのが好ましく、外装材は熱可塑
性樹脂の押し出し成形品が好ましい。
【0005】本発明の複合構造材に用いる外装材は、心
材の表面に嵌装する外装材であって、耐候性を有する合
成樹脂製の中空長尺材からなり、その内面に、心材の表
面に当接する複数本の突条が長手方向に延びて設けられ
ていることを特徴としている。この外装材は熱可塑性樹
脂の押し出し成形品とし、表面に押し出し成形時に形成
された長手方向に延びる複数本の筋条の模様を有するも
のが好ましい。
【0006】
【作用】本発明の複合構造材は、心材が構造材としての
強度を有し、耐候性を有する合成樹脂製の外装材は、そ
の心材を保護することができる。さらに子どもなどが複
合材にぶつかったときの保護クッションにもなる。すな
わち外装材の内面に複数本の突条が形成されており、他
の部位が心材との間に隙間を形成するので、いくらか弾
性的に撓みやすく、それによりクッション作用を奏す
る。さらに心材の寸法が厳密に管理されていない場合で
も、外装材を心材の表面に嵌装するときに突条がいくら
か撓むので、嵌合しやすい。また心材の表面に適度にフ
ィットするので、外装材が心材から抜けにくく、がたつ
いたりすることも少ない。本発明の外装材は前記の複合
構造材の外装材として適切である。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の複合構造材の実施の形態を説明する。図1は本発明の
複合構造材の一実施形態を示す斜視図、図2はその複合
構造材の断面図、図3は本発明の複合構造材の他の実施
形態を示す断面図、図4a〜cはそれぞれ本発明の外装
材の要部拡大断面図、図5は本発明の複合構造材を用い
たエクステリア製品の例を示す斜視図、図6は図5のVI
-VI 線断面図、図7は本発明の外装材の一実施形態を示
す側面図である。
【0008】図1に示す複合構造材Aは、鋼製の角パイ
プからなる心材1と、その表面に嵌合装着された合成樹
脂製の角パイプ状の外装材2とから構成されている。心
材1は、市販の建築用の鋼製角パイプを所定の長さに切
断したものをそのまま、あるいは錆止めないしプライマ
塗料を塗布したものなどを使用することができる。なお
亜鉛メッキ鋼材や、ステンレススチール、アルミなどの
他の金属管、あるいは所望により、中実の金属棒材、型
鋼などの異形断面の長尺材なども使用しうる。パイプ状
の心材1の厚さはたとえば1〜6mm程度であり、好まし
くは下限が1.6mm程度であり、また上限が4.5mm程
度である。
【0009】図2に示すように、外装材2の内面には、
長手方向に延びる複数本の断面半円状の突条3を一体に
形成している。この実施形態では突条3は、各面のコー
ナー部に近い位置に、それぞれ一対、全体として8本設
けられている。対向する内面の突条3同士の内幅の寸法
は心材1の1辺の幅よりいくらかマイナス目にしてい
る。すなわちいくらかマイナス公差にしている。それに
より心材1を外装材2の内部に嵌合させると、突条3が
いくらか弾性変形して心材1の表面にぴったりと密着す
る。また嵌合させたとき、突条3以外の部位は、心材1
との間に突条3の高さに対応する隙間Gが形成される。
【0010】このような外装材2は、たとえばポリ塩化
ビニルなどの耐候性・耐久性を有する熱可塑性樹脂を押
し出し成形することにより製造することができる。なお
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどの他の合
成樹脂を用いてもよい。得られた外装材2に前述の心材
1を挿入する場合は、突条3が撓み、さらに他の部位も
変形しやすいので、マイナス公差にかかわらず、組立が
容易である。外装材2の厚さは用途によっても異なる
が、通常1〜10mm程度、好ましくは2〜5mm程度であ
る。
【0011】図3は断面円形のパイプ状の心材1と、同
じく断面円形のパイプ状の外装材2とを組み合わせた複
合構造材Bの例を示している。このように心材1の断面
形状は四角形に限らず、長方形、円形、楕円形など、目
的に応じた種々の形態にすることができる。それらの場
合、外装材2の断面形状も心材1に沿う形状で製造す
る。
【0012】図4は外装材2の突条3の断面形状の他の
実施形態を示している。図2の場合は断面半円形の突条
3を採用しているが、図4aのように断面三角形状にし
たり、図4bや図4cのように矩形断面、あるいは台形
断面の突条3にするなど、素材の剛性、押し出し成形の
容易さ、あるいは使用の用途に応じて種々の形状を採用
することができる。突条3の高さは通常外装材の厚さよ
り低く、たとえば0.5〜7mm程度、好ましくは1〜5
mm程度である。
【0013】上記のように構成される複合構造材A、B
は、心材1が強度メンバーとして作用し、外装材2がす
ぐれた外観を呈すると共に、心材21の保護部材とな
る。また長期間の使用で心材1の塗装傷などから錆びが
生じても、外装材2によって隠されているので、すぐれ
た外観が維持される。さらに外装材2は合成樹脂製であ
るので、感触ないし手触りが柔らかく、硬度も低い。さ
らに誤って子どもなどがぶつかっても、比較的安全であ
る。そのため公園設備などの公共施設の構造材として優
れている。たとえば所定の寸法に製造した複合構造材
A、Bを、各種のジョイントやネジ止めで連結すること
により、公園などの柵、ベンチ、藤棚、パーゴラなど、
各種のエクステリア製品として利用することができる。
【0014】図5は上記の複合構造材Aを組み立てた柵
10を示している。この柵10は一辺の幅が大きい複合
構造材を用いた複数本の柱11と、各柱の間に掛け渡し
た細い複合構造材からなる横木12とを備えている。柱
11にはたとえば合成樹脂製のエンドキャップ13が被
せられている。横木12は金属板などからなるジョイン
ト14とネジ15により、柱11に固定されている。各
柱11は通常の方法で、モルタルなどにより地面に埋め
込み固定されている。
【0015】エンドキャップ13はたとえば図6に示す
ように、対向する2面の下部内面に所定幅の係止突起1
6を設け、柱11の外装材2に形成した凹部ないし貫通
孔に引っかけて固定している。ジョイント14は金属板
をU字状に折り曲げたものであり、柱11の心材1にカ
シメ固定したナット17にネジ15で締め付けるなどに
より固定することができる。なお柱11に被せたエンド
キャップ13は雨水を流しやすくするために屋根型にし
ているが、横木12の開放端部には平坦なエンドキャッ
プ19を設ければよい。
【0016】上記の外装材2は、通常は樹木の外観を呈
するように、黄褐色ないし茶褐色の顔料を含んだカラー
ペレットから押し出し成形するのが好ましい。さらに黒
色や黒褐色などの濃い色のカラーペレットを少量混入し
ておくと、図7に示すような長手方向に延びる複数本の
筋条の模様20が形成される。このような模様20は、
押し出し成形の過程で太い線や細い線が混じった状態で
形成され、また途中で途切れたりするので、一層樹木の
外観に近くなるので好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の複合構造材は、強度を備えた心
材と耐久性・耐候性を備えたすぐれた外観の外装材の作
用が相まって、軽量で、しかも外観が優れている。また
合成樹脂製の外装材は、突条を介して心材に嵌装されて
いるので、組立が容易である。さらに外装材は、心材を
保護すると共に、誤ってぶつかる子どもなどを保護する
ことができる。心材を金属管とした複合構造材では、強
度が高く、軽量であるという利点がある。また外装材を
熱可塑性樹脂の押し出し成形品とする場合は製造が容易
であり、色調も適切なものが選択できる。
【0018】本発明の外装材は、上記の複合構造材用の
外装材として適切である。外装材の表面に、押し出し成
形時に形成される長手方向に延びる複数本の筋条の模様
を設ける場合は、一層外観が樹木に近くなり、すぐれた
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合構造材の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】 図1の複合構造材の断面図である。
【図3】 本発明の複合構造材の他の実施形態を示す断
面図である。
【図4】 図4a〜cはそれぞれ本発明の外装材の他の
実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図5】 本発明の複合構造材を用いたエクステリア製
品の例を示す斜視図である。
【図6】 図5のVI-VI 線断面図である。
【図7】 本発明の外装材の一実施形態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
A 複合構造材 1 心材 2 外装材 3 突条 G 隙間 20 模様

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の強度を有する長尺材からなる心材
    と、その心材の表面に嵌装された、耐候性を有する合成
    樹脂製の中空長尺材からなる外装材とを備えており、そ
    の外装材の内面に、心材の表面に当接する複数本の突条
    が長手方向に延びて設けられており、それらの突条以外
    の部位では、心材の表面との間に隙間があいている複合
    構造材。
  2. 【請求項2】 前記心材が金属管である請求項1記載の
    複合構造材。
  3. 【請求項3】 前記外装材が熱可塑性樹脂の押し出し成
    形品である請求項1または2記載の複合構造材。
  4. 【請求項4】 心材の表面に嵌装する外装材であって、
    耐候性を有する合成樹脂製の中空長尺材からなり、その
    内面に、心材の表面に当接する複数本の突条が長手方向
    に延びて設けられている複合構造材用の外装材。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂の押し出し成形品であり、
    表面に押し出し成形時に形成された長手方向に延びる複
    数本の筋条の模様を有する請求項4記載の外装材。
JP15445497A 1997-05-27 1997-05-27 複合構造材およびそれに用いる外装材 Pending JPH10325210A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082026A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Misawa Homes Co Ltd 建築用桟材およびフェンス
WO2013066032A1 (ko) * 2011-11-06 2013-05-10 화우엔지니어링(주) 코어바를 구비한 구조물 부재
JP2015168947A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 積水化学工業株式会社 人工木材

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