JPH10322335A - ケーブル通信システムの不正使用防止装置 - Google Patents

ケーブル通信システムの不正使用防止装置

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JPH10322335A
JPH10322335A JP9124475A JP12447597A JPH10322335A JP H10322335 A JPH10322335 A JP H10322335A JP 9124475 A JP9124475 A JP 9124475A JP 12447597 A JP12447597 A JP 12447597A JP H10322335 A JPH10322335 A JP H10322335A
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communication system
control
cable communication
terminal devices
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Takashi Kitamura
高志 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 違法な受信端末(デコーダ)を認識、同定
し、排除することが可能なケーブル通信システムの不正
使用防止装置を提供すること。 【解決手段】 回線接続手順として、パケットの衝突が
発生したときのための衝突回避機能として、高精度遅延
制御機能およびレベル制御機能を付加した双方向ディジ
タル通信方式によるケーブル通信システム(PCオンラ
インシステム)において、SCS7は、端末PCX8ま
たはPCX8’からの送信パケットに対する遅延制御ま
たはレベル制御を行い、その制御値とSCS7の登録デ
ータの値とに基づいて、PCオンラインシステムを不当
に使用しているクローン端末を確認し、同定し、さらに
は排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCATV(ケーブル
テレビジョン)回線を用いて双方向通信を行うことによ
り各加入者端末に対し各種のデータ伝送サービスを提供
するケーブル通信システム(PCオンラインシステム
等)に係り、特に前記CATV回線に接続された違法端
末の存在を認識、同定、排除することが可能なケーブル
通信システムの不正使用防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CATV(有線テレビジョン放送施設)
は、当初は農山村部等のテレビジョン放送の難視聴地域
においても、いわゆる都市部と同等に、高品質なテレビ
ジョン放送を楽しめるようにすることを目的に開発およ
び建設が行われてきたものであるが、民間放送局の増加
等に伴って、区域外再送信を目的とする施設の建設も加
わるようになった。
【0003】その後、都市の高層建築物や高速道路の建
設による受信障害対策としてのCATVが増大し、大都
市においては、数千〜数万におよぶ大規模施設も出現し
ている。さらに、CATVを構成する同軸ケーブル等に
よる大容量伝送能力を活用して、テレビジョン放送の再
送信の他、自主制作番組を提供するモアチャンネル型C
ATVも増加している。
【0004】そして、近年においては、こうした大容量
性、並びに有線であることによる双方向性から、ニュー
メディアとして各方面から注目を集め、大規模,多チャ
ンネル,多目的なCATVの計画(CATV回線を用い
たケーブル通信システム)を打ち出す事業体が増加して
きている。例えば、VOD(ビデオ・オン・デマンド)
等や、加入者がインターネット等に高速にアクセス可能
なコンピュータオンラインサービス等の新サービスがそ
の例として挙げられる。
【0005】都市型CATVは、ますます広域・大規模
化の傾向にあり、1地区で数十万加入者をカバーするよ
うな大規模なものが一般的である。以下にこのようなC
ATVの一例について説明を行う。図2は従来のCAT
Vのシステム構成を示すブロック図である。
【0006】図2におけるCATVは、1つのヘッドエ
ンド14に対して数万加入者毎に1台のハブ局15を分
散配置しており、前記ヘッドエンド14および前記ハブ
局15間は光ファイバケーブルのバックボーンネットワ
ーク11にて接続される。また、ハブ局15とホームタ
ーミナル9を有する加入者宅16との間の伝送路は、H
FC(Hybrid Fiber Coaxial)と呼ばれる、光・電気変
換機能を持ったファイバーノード(FN)3が数百加入
者毎に設置されている。さらに、ハブ局15とファイバ
ーノードとの間は、光ファイバケーブル12で接続され
ていて、ファイバノード3と各加入者宅16との間はツ
リー状に構成したツリー状同軸ケーブル13にてそれぞ
れ接続されている。
【0007】このHFCは、アナログテレビ換算で百数
十の周波数チヤンネルを同時に電送できる帯域幅を持
ち、周波数が低い方から数チャンネル(米国の場合、5
〜40MHz)を加入者宅16のホームターミナル9か
らハブ局15へ向かう上り伝送路に、他の百数十チヤン
ネル(50〜750MHz)をハブ局15から加入者宅
16のホームターミナル9へ向かう伝送路に割り当て
る。尚、この下り伝送路の百数十チヤンネルに従来のア
ナログテレビ放送に加え、VOD(ビデオ・オン・デマ
ンド)等のデジタル映像伝送,電話サービスシステム,
そしてPCオンラインシステムなどを割り当てることに
より、これらサービスを加入者に提供することができ
る。
【0008】前記PCオンラインシステムは、例えば、
CATV加入者にインターネット,各種オンラインサー
ビスヘの高速アクセス機能,CATV事業者独自の情報
サービスなどの各種サービスを加入者等に提供するもの
である。
【0009】ところで、現在、ケーブル通信システム
(CATV回線)を介して加入者等に配信されるケーブ
ルテレビ,衛星放送などの有料放送は、従来の放送(地
上波)とは異なり、視聴料金を納めた(視聴契約を結ん
でいる)加入者にのみ視聴を許可し、納めていない者は
視聴できないよう、映像にスクランブル処理が施されて
いて、これにより、スクランブルを解除するための鍵な
しでは視聴することができないようになっている。
【0010】しかし、受信端末(デコーダ)の鍵、又は
端末そのものが不正にコピーされた場合など、映像スク
ランブルが解除されてしまい、前記有料放送の視聴を、
視聴料金を納めていない(視聴契約を結んでいない)加
入者に許してしまうことになる。ところが従来のケーブ
ル通信システム(CATVシステム)では、送信側(セ
ンター)にて、この状況、即ち、受信端末(デコーダ)
の鍵、又は端末そのものが不正にコピーされ、不当に前
記有料放送の視聴が行われているという状況を検出(確
認)できないという問題がある。
【0011】同様に、前記ケーブル通信システム(CA
TV回線)を用いて Ethernet に代表されるLANと同
等の機能が実現される、前記PCオンラインシステムに
ついても例外ではなく、前記不正コピー等により不当に
利用されても、その状況を検出(確認)できないという
問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、現在、ケ
ーブル通信システムによる一部の放送、例えば衛生放送
などの有料放送サービス,ケーブルテレビ放送サービ
ス,並びにCATV回線を用いたPCオンラインシステ
ム等のサービスの利用については、センター側の制御に
より、各加入者の契約の内容によって利用制限が設けら
れている。しかしながら、例えば、受信端末(デコー
ダ)の鍵、又は端末そのものがコピーされた場合等に
は、前記利用制限に関係なく、前記各種のサービスが
(不当に)利用可能となってしまう。
【0013】しかしながら、従来のCATV回線を用い
たケーブル通信システムでは、違法な受信端末等によ
る、前記各種サービスの不正利用を禁止することはおろ
か、検出(確認)することさえできないという問題があ
った。
【0014】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るため、前記違法な受信端末(デコーダ)等を認識、同
定し、排除することが可能なケーブル通信システムの不
正使用防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるケーブル通信システムの不正使用防止装置は、パケ
ットの衝突が発生したときのための衝突回避機能とし
て、高精度遅延制御機能およびレベル制御機能を有する
双方向ディジタル通信方式が採用されたケーブル通信シ
ステムにおいて、各種データの送受信を行う複数の端末
装置と、前記複数の端末装置各々を識別するための識別
手段と、前記個々の端末装置からの送信データに対して
遅延制御およびレベル制御を行う手段と、前記複数の端
末装置各々の設置時おける、前記遅延制御およびレベル
制御の制御値を記憶する記憶手段と、前記各端末装置か
らの送信データに対する前記遅延制御およびレベル制御
の制御値を監視する制御値監視手段と、前記制御値監視
手段による監視結果から、前記複数の端末装置の中の違
法コピーされた端末装置の存在を検知する違法コピー端
末装置検知手段と、前記違法コピー端末装置検知手段に
より検知された違法コピー端末装置における前記遅延制
御およびレベル制御の制御値と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記違法コピー端末装置の遅延制御およびレベル制
御の制御値との比較結果に基づき、違法コピー端末装置
を同定する手段と、前記同定された違法コピー端末装置
を使用不能にする手段とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0016】請求項2に記載の発明によるケーブル通信
システムの不正使用防止装置は、請求項1に記載のケー
ブル通信システムの不正使用防止装置において、前記双
方向ディジタル通信方式は、CSMA/CA方式である
ことを特徴とし、請求項3に記載の発明によるケーブル
通信システムの不正使用防止装置は、請求項1または2
に記載のケーブル通信システムの不正使用防止装置にお
いて、前記ケーブル通信システムは、双方向CATVシ
ステムにおけるCATV回線を用いて構成されているこ
とを特徴とし、請求項4に記載の発明によるケーブル通
信システムの不正使用防止装置は、請求項3に記載のケ
ーブル通信システムの不正使用防止装置において、前記
双方向CATVシステムは、前記各端末装置が伝送路を
共有したトポロジカル的特徴を有する樹枝状網型双方向
CATVであることを特徴とするものである。
【0017】請求項1から4に記載の発明によれば、遅
延制御およびレベル制御の機能をそなえた双方向のケー
ブル通信システムにおいて、その制御機能を用い、その
制御値を監視することによって、違法コピー端末の存在
を容易に認識でき、さらに同定、排除することを可能と
した。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のケーブル通
信システムの不正使用防止装置の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【0019】図1におけるCATV回線を用いたケーブ
ル通信システム(PCオンラインシステム)は、1つの
ヘッドエンド1に対して、数万加入者毎に1台のハブ局
2を分散配置しており、前記ヘッドエンド1および前記
ハブ局2の間は、光ファイバーケーブルのバックボーン
ネットワーク11にて接続される。また、ハブ局2と加
入者宅4との間の伝送路は、HFC(Hybrid Fiber Coa
xial)と呼ばれ、光・電気変換機能を持ったファイバー
ノード(FN)3が、数百加入者毎に設置されている。
さらに、ハブ局2とファイバーノード3との間は、光フ
ァイバーケーブル12で接続されていて、ファイバーノ
ード3と各加入者宅4との間はツリー状に構成したツリ
ー状同軸ケーブル13にてそれぞれ接続されている。
【0020】ケーブル通信システム(PCオンラインシ
ステム)は、機能的には図1に示す如く、ゲートウェイ
システムとケーブルシステムとに分けられる。ゲートウ
ェイシステムは、各種サーバ,インターネットや各種オ
ンラインサービス提供者とのゲートウェイ,およびこれ
らを接続するルータ等から構成され、その大部分はヘッ
ドエンド1に設置されている。
【0021】ケーブルシステムは、各ハブ局2に設置さ
れる信号変換装置(SCS)7と、各加入者宅4内に設
置されるPCケーブルボックス(PCX)8およびホー
ムターミナル(H.T.)9により構成される。尚、P
CX8はパーソナルコンピュータ(PC)10と接続さ
れている。
【0022】ところで、本発明の実施の形態である上記
ケーブル通信システムは、現在最も一般的なCATVシ
ステムである樹枝状網(ツリー)型双方向CATVシス
テムにおけるCATV回線を用いて構成されたものであ
る。
【0023】樹枝状網型双方向CATVでは、各加入端
末が伝送路を共有しているというトポロジカル的特徴を
有している。したがって、センタ(ヘッドエンド1)と
任意の端末(一般には、加入者宅4のPCX8)間でデ
ータの授受を行うためには、先ず、両者の間で伝送回線
を確立することが必要になる。本実施の形態におけるケ
ーブル通信システム(PCオンラインシステム)では、
回線接続手順として、パケットの衝突が発生したときの
ための衝突回避機能として、高精度遅延制御機能および
レベル制御機能を付加した方式であるCSMA/CA
(Carrier SenseMultiple Access with Collision Avoi
dance)を用いた双方向ディジタル通信方式が採用され
ているとして説明を行う。
【0024】さて、以上の構成によるPCオンラインシ
ステムにおいて、上り伝送路が空きの場合、センター
(SCS)7は下り伝送路を用いてPCX8(端末)に
伝送路の空きを通知する。PCX8はこの伝送路空き通
知を受信してから初めてパケットを送信することができ
る。ところが、本システムの伝送路は最大30マイル以
上と長い。このため、ディストリビューションハブ2と
加入者宅4(PCX8またはホームターミナル9)との
往復伝送遅延時間の差を考慮せずに、アクセス制御を行
うと、伝送遅延が小さい端末ではSCS7からの伝送路
の空き通知を早く知ることができるため、先にパケット
を送出し、伝送遅延の大きな端末は伝送路の空き通知を
遅れて知ることになるため、パケットの送出が伝送遅延
の小さい端末より遅れて送出されることになる。
【0025】しかし、前記CSMA/CA方式における
高精度遅延制御機能により、各端末4からの上りパケッ
トは、SCS7のフレームに同期させて、同時に到着す
るので、前記伝送遅延の差により送信権が優先的に割り
当てられる不合都合は発生しない。
【0026】また、同じく前記CSMA/CA方式にお
けるレベル制御機能により、複数の端末(PCX)8が
同時にパケットを送信し、衝突が発生した場合でも、S
CS7での受信レベルが大きいパケットに送信権が与え
られてしまう捕捉効果をも防止でき、ランダムアクセス
の公正を確保することができる。
【0027】本発明の実施の形態におけるケーブル通信
システム(PCオンラインシステム)では、以上のPC
オンラインシステムの機能(CSMA/CA方式におけ
る機能)である高精度遅延制御機能およびレベル制御機
能を用いて、違法コピー(クローン)端末を認識し、同
定する。以下、これについて詳細に説明を行う。
【0028】先ず、前記樹枝状網型双方向CATV回線
に接続された端末中(PCオンラインシステム中)に、
違法コピー端末(以下、クローン端末ともいう)が、存
在するか否かを認識(検出)する方法についてである
が、これは、次のようにして確認することができる。
【0029】即ち、 (a)SCS7で端末からの送信データの衝突が発生し
た場合。 (b)SCS7において、同一の端末(同一ID)から
の送信データの遅延制御の制御値に大きな変動が発生し
た場合。 (c)SCS7において、同一の端末(同一ID)から
の送信データのレベル制御の制御値に大きな変動が発生
した場合。 (d)SCS7において、同一の端末(同一ID)から
の送信データの遅延制御およびレベル制御の制御値共に
大きな変動が発生した場合。 以上4項目の内、何れか1つでも発生した(検出され
た)場合、クローン端末が存在すると判断できる。
【0030】次に、前記各項目に付き、何故クローン端
末が存在すると判断できるのかについて、それぞれ根拠
を挙げて説明を行う。
【0031】先ず(a)であるが、SCS7では異なっ
た端末IDを有する送信データを複数同時に受信して
も、送信データの衝突が発生しないように制御されてい
る。しかし、同一の端末IDを有する送信データを複数
同時に受信した場合には、通常有り得ない事象が発生し
たことにより、SCS7が処理不能の状態に陥り、送信
データの衝突回避が正常に行われない。このため、正規
の端末がデータを送信中にクローン端末がデータを送信
すると、同一の端末IDを有する送信データがSCS7
で受信されることになり、SCS7で送信データの衝突
が発生する。その結果、クローン端末の存在が確認でき
る。
【0032】次に(b)であるが、通常、各端末からの
上りパケット(送信データ)は、前記高精度遅延制御機
能により、SCS7のフレームに同期して、SCS7に
全て同時に到着する。これは、SCS7が各端末の伝送
路の長短に応じ、端末毎に遅延制御を行っているためで
ある。したがって、同一の端末IDを有する時間を異に
して受信された端末からの送信データにおける遅延制御
の制御値に大きな変動が生じた場合、異なった場所(異
なった伝送路)から同一の端末IDを有する送信データ
受信したことになり、同一の端末IDを有する端末が複
数存在することになる(矛盾)。したがって、クローン
端末の存在が確認できる。
【0033】次に(c)であるが、通常、各端末からの
上りパケット(送信データ)は、前記レベル制御機能に
より、SCS7に同一の信号レベルであるとして到着す
る。これは、SCS7が各端末の信号レベルの大小に応
じ、端末毎にレベル制御を行っているためである。した
がって、同一の端末IDを有する時間を異にして受信さ
れた端末からの送信データにおけるレベル制御の制御値
に大きな変動が生じた場合、異なった装置(異なった端
末)から同一の端末IDを有する送信データ受信したこ
とになり、同一の端末IDを有する端末が複数存在する
ことになる(矛盾)。したがって、クローン端末の存在
が確認できる。
【0034】次に(d)であるが、これは上記(b)お
よび(c)と同一根拠であるので説明は省略する。
【0035】以上の、クローン端末が存在するか否かを
認識(検出)する方法の何れかによって、PCオンライ
ンシステム上にクローン端末が存在するか否かを確認す
ることができる。また、確認されたされたクローン端末
を、次のようにして、同定することができる。尚、図1
において、加入者宅4には正当な端末PCX8およびホ
ームターミナル9が設置されていて、加入者宅4’には
不当なクローン端末PCX8’およびホームターミナル
9’が設置されているものとして以降の説明を行う。
【0036】即ち、 (a)システムの構成上、対となる双方向のホーム・タ
ーミナルからの遅延制御値と、端末PCXのその値を比
較することでクローン端末を同定する。(これは例え
ば、クローン端末と確認されたPCX8’の、SCS7
における遅延制御の制御値と同じ制御値(遅延制御値)
を有するホーム・ターミナル9’のIDを、SCS7の
登録データから読み出し、クローン端末PCX8’を同
定する方法である。) (b)システムの構成上、対となる双方向のホーム・タ
ーミナルからのレベル制御値と、端末PCXのその値を
比較することでクローン端末を同定する。(これは例え
ば、クローン端末と確認されたPCX8’の、SCS7
におけるレベル制御の制御値と同じ制御値(レベル制御
値)を有するホーム・ターミナル9’のIDを、SCS
7の登録データ中から読み出し、クローン端末PCX
8’を同定する方法である。) (c)前記(a)および(b)の両方の同定方法を用い
てクローン端末を同定する。 (d)端末PCX設置時にSCSに登録された遅延制御
値と、クローン端末と確認されたPCXのその値を比較
することでクローン端末を同定する。(これは例えば、
クローン端末と確認されたPCX8’の遅延制御値と同
じ遅延制御値を有するPCXのIDをSCS7の登録デ
ータから読み出すことで、クローン端末PCX8’を同
定する方法である。) (e)端末PCX設置時にSCS7登録されたレベル制
御値と、PCXのその値を比較することでクローン端末
を同定する。(これは例えば、クローン端末と確認され
たPCX8’のレベル制御値と同じレベル制御値を有す
るPCXのIDをSCS7の登録データから読み出すこ
とで、クローン端末PCX8’を同定する方法であ
る。) (f)前記(d)および(e)の両方の同定方法を用い
てクローン端末を同定する。 以上6項目の内、何れかにより、クローン端末を同定で
きる。
【0037】さらに、以上のようにして同定されたクロ
ーン端末に対し、必要に応じ、次のようにして、そのク
ローン端末を排除することができる。
【0038】即ち、 (a)SCS7が、強制的にIDを書き換える命令を、
クローンと判定した端末PCX8’に対して送信するこ
とで、不当な端末を排除する。 (b)SCS7が、強制的に鍵を書き換える命令を、ク
ローンと判定した端末に対して送信することで、不当な
端末を排除する。 (c)SCS7が、強制的に端末のシステムプログラム
書き換える命令を、クローンと判定した端末に対して、
送信することで、不当な端末を排除する。 以上3項目の内、何れかにより、不当なクローン端末を
排除できる。
【0039】尚、以上の説明では、クローン端末PCX
8’のIDが書き換わっているものとして説明したが、
端末PCXにおいて、IDの書き換え等が不可能な場
合、IDの代わりに、例えば、各端末PCXの有する装
置(ハードウェア)識別番号等を用いることで、同様な
前記各処理が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ケー
ブル通信システム(PCオンラインシステム)を不当に
使用しているクローン端末を、容易に確認し、同定し、
さらには排除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル通信システムの不正使用防止
装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来のCATV網の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 …ヘッドエンド 2 …ハブ局 3 …FN(ファイバーノード) 4 …加入者宅 6 …ハブまたはルータ 7 …SCS(信号変換装置) 8 …PCX(PCケーブルボックス) 9 …H.T.(ホームターミナル) 10 …PC(パーソナルコンピュータ) 11 …光バックボーンネットワーク 12 …光ファイバーケーブル 13 …ツリー状同軸ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットの衝突が発生したときのための衝
    突回避機能として、高精度遅延制御機能およびレベル制
    御機能を有する双方向ディジタル通信方式が採用された
    ケーブル通信システムにおいて、 各種データの送受信を行う複数の端末装置と、 前記複数の端末装置各々を識別するための識別手段と、 前記個々の端末装置からの送信データに対して遅延制御
    およびレベル制御を行う手段と、 前記複数の端末装置各々の設置時おける、前記遅延制御
    およびレベル制御の制御値を記憶する記憶手段と、 前記各端末装置からの送信データに対する前記遅延制御
    およびレベル制御の制御値を監視する制御値監視手段
    と、 前記制御値監視手段による監視結果から、前記複数の端
    末装置の中の違法コピーされた端末装置の存在を検知す
    る違法コピー端末装置検知手段と、 前記違法コピー端末装置検知手段により検知された違法
    コピー端末装置における前記遅延制御およびレベル制御
    の制御値と、前記記憶手段に記憶された前記違法コピー
    端末装置の遅延制御およびレベル制御の制御値との比較
    結果に基づき、違法コピー端末装置を同定する手段と、 前記同定された違法コピー端末装置を使用不能にする手
    段とを具備したことを特徴とするケーブル通信システム
    の不正使用防止装置。
  2. 【請求項2】前記双方向ディジタル通信方式は、CSM
    A/CA方式であることを特徴とする請求項1に記載の
    ケーブル通信システムの不正使用防止装置。
  3. 【請求項3】前記ケーブル通信システムは、双方向CA
    TVシステムにおけるCATV回線を用いて構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載のケーブ
    ル通信システムの不正使用防止装置。
  4. 【請求項4】前記双方向CATVシステムは、前記各端
    末装置が伝送路を共有したトポロジカル的特徴を有する
    樹枝状網型双方向CATVであることを特徴とする請求
    項3に記載のケーブル通信システムの不正使用防止装
    置。
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