JPH10318625A - 化学プラント - Google Patents

化学プラント

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Publication number
JPH10318625A
JPH10318625A JP9128268A JP12826897A JPH10318625A JP H10318625 A JPH10318625 A JP H10318625A JP 9128268 A JP9128268 A JP 9128268A JP 12826897 A JP12826897 A JP 12826897A JP H10318625 A JPH10318625 A JP H10318625A
Authority
JP
Japan
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reaction
cold water
generated
steam
bath
Prior art date
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Pending
Application number
JP9128268A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Suzuki
宙夫 鈴木
Takatoshi Kinoshita
高年 木下
Yasunari Sase
康成 佐世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】化学プラントにおいて,従来の化学プラントで
はすべての反応槽から,生成する蒸気を冷却及び凝縮し
たとき発生する熱エネルギーを再利用することなく放出
していた。 【解決手段】蒸気が冷却または凝縮するときに発生する
熱エネルギーを用いて冷水を製造する冷水製造装置をプ
ラントに設置して冷水を製造し,該冷水をプラントの用
役として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化学反応容器から発
生する蒸気を冷却及び凝縮させたときに発生する熱エネ
ルギーによって冷水製造機を駆動して,プラントの用役
として用いる冷水を製造することが可能である,化学プ
ラントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化学プラントの反応槽内におい
て,例えば特開昭58-118822号公報にみられるように,
複数の化学物質が反応するとき,該反応液が加熱源或い
は反応生成熱によって加熱され,反応に供される物質或
いは反応によって生成した物質または両者の温度が,沸
点以上に達し発生する蒸気を,冷却及び凝縮させること
によって発生する蒸発潜熱及び顕熱の熱エネルギーを熱
交換器の冷却水を介して,大気へ放出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術における蒸気を,冷却及び凝縮させることによって発
生する蒸発潜熱及び顕熱の熱エネルギーを再利用して、
用役として用いることが出来る冷水を製造することが可
能である化学プラントを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の化学プラントは
上記課題を達成するため,公知或いは新規の反応槽,蒸
留装置及び冷水製造装置がそれぞれ以下のように構成さ
れていることを特徴とする。
【0005】化学プラントにおける反応槽には,連続的
かつ定量的に化学反応に供される原料が移入され,移入
された原料にほぼ等しい量の反応生成物が,次の段階の
処理を行うために,配管によって別の反応装置へ移送さ
れる。
【0006】反応槽内の反応液は加熱源によって,反応
の進行上望ましい温度まで加熱されており,反応に供さ
れる物質,または化学反応により生成した物質或いは両
者の温度がが沸点以上に達し,1種以上の化学物質から
なる蒸気として,反応槽の上部に設置された蒸留塔或い
は配管内等を通じて連続的に蒸留装置内へ移送される。
【0007】該冷水製造装置内で,蒸気は冷却及び凝縮
されて,蒸発潜熱量Q1,蒸気の顕熱量Q2及び凝縮液
の顕熱量Q3の熱量を失う(低沸点成分が失う熱量を以
下,放出熱量と記述する。)。放出熱量の総和QTは以
下の式で表される。
【0008】QT=Q1+Q2+Q3 該冷水製造装置は電気と蒸気の放出熱量とで駆動し,温
度T1で冷水製造装置へ移液された冷水は,冷水製造装
置によって,T1よりも低い温度T2まで冷却される。
【0009】温度T2である冷水は該プラントにおい
て,用役または機器を冷却する,冷却用水として用いら
れる。
【0010】用役として用いられた冷水は,温度T1で
冷水製造装置へ循環し,連続的に再冷却される。
【0011】冷水製造装置内で冷却凝縮されたぎょしゅ
く液は別途使用されるか,プラント外へ放出される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1により説明
する。本実施例は,化学反応容器から発生する混合蒸気
を蒸留装置によって精留し,さらに精留した蒸気を冷却
及び凝縮させたときに発生する熱エネルギーによって冷
水製造機を駆動して,プラントの用役として用いる冷水
を製造することが可能である化学プラントである。
【0013】図1は該実施例の化学プラントにおける各
機器の連絡及び,物質の流れ方向を示す図である。該実
施例に係る化学プラントは大きく分けて,ポリエステル
の合成を行う装置及びその移送経路と,3つの反応槽内
で生成する蒸気の冷却凝縮装置及びその移送経路と,蒸
気が有する熱エネルギーを回収して再利用する装置によ
り構成される。
【0014】該実施例における化学プラントは,エステ
ル化反応槽1,初期重合槽5及び後期重合槽6の,3つ
の化学反応槽がある。しかし,化学反応槽の数は,2機
以下あるいは4機以上であってもよい。
【0015】該エステル化反応槽1内にはポリエステル
合成のための原料となる,エチレングリコール,フタル
酸が連続的且つ定量的に,連絡配管18を通じて移送さ
れ,さらに反応を触媒する化合物及びポリエステルの品
質を向上させるための添加剤が同時に移送されることも
ある。1に移送された原料の温度は,望ましくは240
℃から290℃を保つよう加熱されており,化学反応に
よって,ポリエステルのオリゴマーが生成し,連絡配管
19を通じて5へ連続的且つ定量的に移送される。ま
た,同時に反応の副生成物である水と,反応の原料の一
つであるエチレングリコールの一部は1内で沸騰し,混
合蒸気として連絡配管13を通じて蒸留塔2へ連続的に
移送される。
【0016】蒸留塔2内の混合蒸気は低沸点成分である
水と,高沸点成分であるエチレングリコールとに精留さ
れる。エチレングリコールは2内で凝縮し,連絡配管2
4を通じて,1内へ移送される。一方,水は蒸気の状態
で連絡配管14を通じて連続的に冷水製造装置3へ移送
される。3内で水蒸気は冷却及び凝縮され,同時に単位
時間当たりQTの発熱量を放出する。該QT分の熱エネ
ルギーは3を駆動するためのエネルギーとして用いら
れ,これにより3は,連絡配管16を通じて連続的且つ
定量的に3へ移送される温度T2である冷水を,温度T
1まで冷却する。温度T1である冷水は連絡配管17を
通じて,熱交換器11及び12へ移送される。
【0017】初期重合槽5内は減圧状態,好ましくは1
Torrから20Torrに保たれており,連続的且つ
定量的に5へ移送されたオリゴマーは,重縮合反応を起
こして,重合度の低いポリエステルとなり,連絡配管2
0を通じて連続的且つ定量的に後期重合槽6へ移送され
る。また同時に,反応副生成物である水とエチレングリ
コールとの混合蒸気が生成し,連絡配管22を通じて湿
式コンデンサー7へ移送される。
【0018】後期重合槽6内は減圧状態,好ましくは
0。1Torrから2Torrに保たれており,連続的
且つ定量的に6へ移送された重合度の低いポリエステル
は,重縮合反応を起こして,重合度の高いポリエステル
となり,連絡配管21を通じて連続的且つ定量的に製品
化される。また同時に,反応副生成物である水とエチレ
ングリコールとの混合蒸気が生成し,連絡配管23を通
じて湿式コンデンサー8へ移送される。
【0019】湿式コンデンサー7,8にはそれぞれ熱交
換器11,12を連絡配管24,25で接続して,好ま
しくは20℃以下の温度のエチレングリコールを循環さ
せ,7,8内に22,23を通じて移送される混合蒸気
を冷却及び凝縮させる。
【0020】冷水製造装置において温度T1に冷却され
た冷水は熱交換器11及び12内へ移送され,11また
は12において,蒸気湿式コンデンサー7または8と,
11または12との間を循環しているエチレングリコー
ルを冷却した後,温度がT2となった冷水は連絡配管1
7を通じて3へ循環する。
【0021】以上より、本発明の化学プラントは従来の
化学プラントと比較して、気液界面積及び撹拌効果が大
きいため、該撹拌機を撹拌混合槽に設置して処理液の化
学反応をさせた場合、単位時間当たりの処理量を増加す
ることができ、かつ反応生成物の反応の進行度のばらつ
きを抑制することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の化学プラントは,反応槽内で加
熱蒸発させた蒸気を,冷却及び凝縮することによって得
られる熱エネルギーを用いて,冷水製造装置を駆動し冷
水を製造するので,エネルギーを再利用でき,そのエネ
ルギーの量だけ,電気エネルギーを節約できる。
【0023】冷水製造装置内で蒸気を凝縮するので,蒸
気を凝縮するためにのみ用いられている熱交換機及び,
該熱交換機に供される冷却水を冷却する冷却装置が不要
となる。
【0024】以上により,プラントの製造価格及び,運
転費用を低く抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化学プラントの一実施例を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
1…エステル化反応槽,2…蒸留塔,3…冷水製造装
置,4…温水槽,5…初期重合槽,6…後期重合槽,
7,8…湿式コンデンサー,9…オーバーフロー配管,
10…圧力調整配管,11,12…熱交換器,13,1
4,15,16,17,18,19,20,21,2
2,23,24,25,26…連絡配管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学反応容器から連続的に発生する蒸気を
    冷却及び凝縮させたときに,冷却分及び蒸発潜熱分の熱
    エネルギーが発生する。該熱エネルギーによって冷水製
    造機を駆動し,冷水を連続的に製造することを特徴とす
    る化学プラント。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化学プラントにおいて,該
    冷水製造装置によって製造した冷水をプラントの用役と
    して用いることを特徴とした化学プラント。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化学プラントにおいて,用
    役として利用された冷水は冷水製造装置へ循環し,連続
    的に再冷却されることを特徴とした化学プラント。
JP9128268A 1997-05-19 1997-05-19 化学プラント Pending JPH10318625A (ja)

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JP9128268A JPH10318625A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 化学プラント

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JP9128268A JPH10318625A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 化学プラント

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JPH10318625A true JPH10318625A (ja) 1998-12-04

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JP9128268A Pending JPH10318625A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 化学プラント

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