JPH10318344A - 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓 - Google Patents

多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓

Info

Publication number
JPH10318344A
JPH10318344A JP12921997A JP12921997A JPH10318344A JP H10318344 A JPH10318344 A JP H10318344A JP 12921997 A JP12921997 A JP 12921997A JP 12921997 A JP12921997 A JP 12921997A JP H10318344 A JPH10318344 A JP H10318344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral
advance
screw
retreat
multithreaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12921997A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Uchiyama
美智夫 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Original Assignee
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Kyuso Industries Co Ltd filed Critical Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Priority to JP12921997A priority Critical patent/JPH10318344A/ja
Publication of JPH10318344A publication Critical patent/JPH10318344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来、機械要素としてピッチ進退作動を必要と
する場合には、弁杆に単条螺子による雄螺子を刻設し弁
枠に単条螺子の雌螺子を刻設して螺合し弁杆を回動させ
てピッチ進退させてきた。このような弁枠は進退子の軌
道スペースや設定スペースに多くの無駄があり、特に弁
杆と弁枠による水路弁機構は弁杆の径を倍加する弁枠の
スペースが必要であり、迅速なピッチ進退ができなかっ
たので、設定スペースを大幅に節約でき、迅速なピッチ
進退が可能なピッチ進退機構とこれを用いた分水栓の提
供を目的とする。 【構成】多条螺子雌螺子螺旋による凹凸歯を刻設した進
退子と、これと嵌合して回動する多条螺子螺子山の螺旋
送り作動により進退子を進退作動させるようにし、分水
栓については、仕切り弁体6の進退軌跡に沿って多条螺
子雌螺子螺旋aを刻設した雌螺子孔を設け、これと嵌合
する多条螺旋条bを有する雄螺子杆7の回動により、通
水路5を横断して進退させることにより通水路を開閉す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄雌嵌合による螺
旋送りのピッチ巾を大きくし、しかも、安定した送り作
動を確保するための多条螺子螺旋構造を、開閉仕切り弁
における弁体等の進退作動に適用し、弁体等の1側に刻
設した多条雌螺子螺旋による凹凸歯と、この凹凸歯と嵌
合する多条螺子山の雄螺子杆の回動による螺旋送り作動
により迅速に弁体を進退させるようにしたピッチ進退機
構、及びこのピッチ進退機構を採用した分水栓に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】分水栓における仕切り
弁体は、従来、縦方向に設定した螺子螺旋の回動操作に
より弁体を進退させて水路の開閉作動を行ってきた。
【0003】しかしながら、通常の単条螺子による螺旋
送り作動はピッチの作動巾が細かく、弁等の開閉状况を
条件に応じて調整する場合には有利であるが、一挙に開
閉する場合には雄螺子杆を何回も回動しなければ開閉で
きないという欠点がある。
【0004】また、弁体の螺子送り作動を迅速にするた
めには、送りピッチを大きくしなければならないが、単
条螺子の送りピッチを大きくするためには、螺旋ねじれ
角を大きく取らなければならなくなり、これに従って螺
子径も大きくせざるを得なくなるという問題がある。
【0005】特に、縦方向に設定した螺子螺旋の場合に
は螺旋ねじれ角が大きいと下からの水圧が弁体を押し上
げてこれに接続する部分の螺子山もねじれ角に沿って押
し上げられる結果、水圧によって螺子が緩められてしま
うという重大な結果を招いてしまうことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、大きく取られ
た螺旋ねじれ角の間にもう1条の螺旋条が介入する多条
螺子螺旋構造を弁進退機構に採り入れることにより、迅
速な弁の進退と安定した円滑なピッチ送りができるよう
に構成した。
【0007】また、弁進退機構について横方向に設定し
た螺子螺旋を用い、通水路を横断して弁体を進退させる
ことにより、下方からの水圧が高くてもねじれ角に沿っ
た力が掛かることのないようにした結果、分水栓の弁進
退機構にねじれ角の大きい多条螺子螺旋を採り入れられ
るようにした。
【0008】分水栓は弁進退機構に多条螺子螺旋を用い
ることにより、雄螺子杆の径を縮少して設置スペースと
材料費を節約できると共に、分水栓の通水路を迅速に開
閉できるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明による多
条螺子螺旋構造とピッチ進退機構の実施の形態を説明す
る。
【0010】図1、図2は多条螺子螺旋構造を示し、A
は弁体等ピッチ進退作動を行う本体と接合する進退子
で、下面に2条螺子螺旋構造と嵌合する雌螺子螺旋の一
側面に対応する凹凸歯a1、a2・・が凹面として刻設され
ている。
【0011】Bは雄螺子杆で、進退子Aに刻設された雌
螺子螺旋による凹凸歯a1、a2・・と噛み合う2条の螺旋
条b1、b2が重合して刻設され、雄螺子杆Bの回動により
進退子A下面の凹凸歯a1、a2・・を送り進退子Aを所要
のピッチで進退させるものである。
【0012】すなわち、雄螺子杆Bの螺旋条b1は1回転
で進退子Aの凹凸歯a3に至り、螺旋条b2は凹凸歯a2から
始まって1回転で凹凸歯a4に至るので、螺旋条b1が凹凸
歯a4に至る間隙となる凹凸歯a2のピッチは螺旋条b2によ
って埋められ、安定した送り回動が得られるものであ
る。
【0013】この送りピッチは、例えば2条螺子/吋に
よれば雄螺子杆Bの1回転で2山ずつリードされるの
で、吋螺子の場合でも、25.4ミリ(1吋)÷2=12.7ミ
リのリードを得ることができる。なお、進退子Aの形状
は分水栓の実施例に示す、雌螺子孔に構成しても良い。
【0014】次に、上記のピッチ進退機構を適用した分
水栓の実施例について説明する。1は分水栓本体で、ス
テンレススチール等の素材からなる上部本体1aとダクタ
イル鋳鉄等の素材からなる下部本体1bとからなる。
【0015】上部本体1aの上端は給水本管2に通水孔21
を穿孔する際に穿孔機を挿入する挿入孔11が設けられ、
キャップ12によって覆蓋されている。
【0016】また、上部本体1aの側腹には給水本管2か
ら分流を受ける給水支管3を継手する継手部13が設けら
れると共に分流水路31が開口し、下端は下部本体1bの上
端と合体して仕切り弁体6の進退を案内する進退案内溝
16を構成し下部本体1bと締着するフランジ部17となって
いる。
【0017】下部本体1bの上端は、前記上部本体1aのフ
ランジ部17と締着し進退案内溝16を構成するフランジ部
18、下端は給水本管2を包持するサドルバンド4となっ
ており、上部本体1aと下部本体1bを通貫してサドルバン
ドに至る通水路5の下端には、サドルバンド4によって
包持される給水本管2の外表面と通水路5を水密に接合
するシール材14が設定され通水路5と給水本管2の通水
孔21との水密性が保たれるようになっている。
【0018】6は仕切り弁体で、板状に構成された中央
部に進退軌跡に沿って多条雌螺子螺旋条a1、a2を刻設し
た雌螺子孔61と通孔62とからなる嵌合孔60が穿設され、
これに挿通して多条雌螺子螺旋条と噛み合う多条螺子山
螺旋条b1、b2を重合して刻設した雄螺子杆7の回動によ
り、前記図1、図2の説明における凹凸歯a1、a2と螺旋
条b1、b2の嵌合と同様のメカニズムにより、上部本体1a
の下端と下部本体1bの上端との合体によって形成された
進退案内溝16に両側端を嵌合して案内されながら、通水
路5を横断して進退することにより通水路5を仕切り開
閉する。
【0019】進退案内溝16の上部には、下部本体1bのフ
ランジ部18の上端を被覆するゴムパッキン63が設定さ
れ、雄螺子杆7は上下本体合着部に嵌装されたブッシュ
体71に回動自在に装着されてOリング64、65によって水
密性が保たれる。
【0020】以上のように構成した分水栓を、サドルバ
ンド4により給水本管2を包持して取付け、挿入孔11か
ら穿孔機を挿入して通水孔21を穿孔して給水支管3を給
水本管2に接続する。
【0021】雄螺子杆7をねじ込み方向に回動すると、
仕切り弁体6は通水路5を横断して推進され、その先端
は進退案内溝16の突端に設けられた嵌入部15に嵌入して
通水路5を完全に閉塞する。
【0022】雄螺子杆7を反対方向に回動すると、仕切
り弁体6は雌螺子孔61の多条雌螺子螺旋条a1、a2に対す
る雄螺旋条b1、b2のリードによる多条螺旋ピッチで後退
し、通水路5を螺旋ピッチの割合で開放して行く。
【0023】したがって、給水本管2から給水支管3へ
の分流水路の開閉を極めて迅速に行うことができるとと
もに、多条螺子により大きなねじれ角を設定する結果、
雄螺子杆7の径を小さくできるので、仕切り弁体の設置
スペースは大幅に縮小され、材料も少なくて済み、仕切
り弁自体も小型化することができる。
【0024】また、嵌合歯の設定ストロークを56ミリと
した場合、単条螺子を台形ねじとして4ピッチまで広げ
たとしても、1ストローク14回転が必要であるが、多
条螺子を通常螺子設定としても6.35ピッチとなり、2山
ずつリードされて1ストローク 4.4回転で仕切り弁体6
を進退することができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】凹凸歯を刻設した進退子側を断面として進退機
構を示した機構説明図
【図2】同じく進退機構の側面図
【図3】本発明の実施例による分水栓の縦断面側面図
【図4】同じく分水栓の上部本体を取り除いて仕切り弁
体と雄螺子杆の関係を示す下部本体フランジ部の平面図
【図5】同じく仕切り弁体の構造を示す拡大斜視図
【符号の説明】
A 進退子 a 雌螺子螺旋による凹凸歯 B 雄螺子杆 b 凹凸歯と噛み合う雄螺子杆の螺旋条 1 分水栓本体 1a 分水栓の上部本体 1b 分水栓の下部本体 11 穿孔機を挿入する挿入孔 12 キャップ 13 給水支管を継手する継手部 14 シール材 15 進退案内溝の突端に設けられた嵌入部 16 仕切り弁体の進退案内溝 17 下部本体と締着する上部本体のフランジ部 18 上部本体と締着する下部本体のフランジ部 2 給水本管 21 給水本管の通水孔 3 給水支管 31 分流水路 4 サドルバンド 5 本体通水路 6 仕切り弁体 60 仕切り弁体の雄螺子杆挿通孔 61 挿通孔の多条雌螺子部 62 挿通孔の通孔部 63 ゴムパッキン 64 Oリング 65 Oリング 7 雄螺子杆 71 雄螺子杆を嵌装するブッシュ体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体等ピッチ進退作動を行う本体と接合
    する進退子の1側に多条雌螺子螺旋による凹凸歯を刻設
    し、この凹凸歯と嵌合する多条螺子山の雄螺子杆を回動
    して螺旋送り作動により、弁体等を進退作動させること
    を特徴とするピッチ進退機構
  2. 【請求項2】 進退軌跡に沿って多条雌螺子螺旋による
    雌螺子孔を設けた仕切り弁体を、これと嵌合する多条螺
    子山を有する雄螺子杆の回動により、通水路を横断して
    進退させることにより通水路を開閉するようにしたこと
    を特徴とする分水栓
JP12921997A 1997-05-20 1997-05-20 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓 Pending JPH10318344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12921997A JPH10318344A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12921997A JPH10318344A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318344A true JPH10318344A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15004094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12921997A Pending JPH10318344A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318344A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335507B1 (en) 1998-10-12 2002-01-01 Fanuc Ltd. Laser-beam machining method, laser-beam machining device and auxiliary tool for piercing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335507B1 (en) 1998-10-12 2002-01-01 Fanuc Ltd. Laser-beam machining method, laser-beam machining device and auxiliary tool for piercing
US6608279B2 (en) 1998-10-21 2003-08-19 Fanuc Ltd. Laser-beam machining method, laser-beam machining device and auxiliary tool for piercing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7726338B2 (en) Valve with ceramic discs
JP7107543B2 (ja) 流体管路構造の弁撤去方法と流体管路構造及び弁装置
DE102006057242B4 (de) Kugelgelenk für eine sanitäre Auslaufarmatur
JPWO2014148645A1 (ja) 分水栓形成方法及び同方法に使用する分水栓取付用治具
US6758237B2 (en) Tapping valve
JPH10318344A (ja) 多条螺子によるピッチ進退機構及び分水栓
JP4512071B2 (ja) サドル分水栓
PT2334968E (pt) Acoplamento de bloqueio
CN100491750C (zh) 夹持组件的改进
JPH10156611A (ja) タッピングバルブ
JPH10259876A (ja) ピッチ進退機構とこれを用いた仕切り弁
US7137762B2 (en) Device for tapping conduits
US2932305A (en) Mixing attachment for faucets
JP2003287183A (ja) 分水サドル継手
JP4317972B2 (ja) 混合水栓接続用管継手
DE19512591C2 (de) Anbohrarmatur für insbesondere unter Mediendruck stehende Rohre, wie Gas- oder Wasserrohre
US3941152A (en) Drainable shutoff valve with filter
CN214274835U (zh) 一种方形水管快拧接头
DE19630029A1 (de) Ventilanbohrarmatur für vorzugsweise unter Mediendruck stehende Versorgungsleitungen aus Kunststoff
JP2020112207A (ja) 継ぎ手及び接続構造
KR200330447Y1 (ko) 이온정수기용 수도배관 연결 어댑터
RU42459U1 (ru) Инструмент для ультразвуковой обработки конической резьбы деталей
KR20090001316U (ko) 관붙이의 스핀들 디스크 구조
KR200287918Y1 (ko) 농업용 관수자재의 캡풀림방지구
KR20190143628A (ko) 실링유닛을 포함하는 연속시추용 서브