JPH1031682A - コンテンツ検索方法及びシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツに対して、検索データを纏めたヒ
ストリー情報として文字を使わずに映像情報を登録して
表示し、所望のコンテンツを検索することが可能なコン
テンツ検索方法及びシステムを提供する。 【解決手段】本発明は、ヒストリ情報の表示形態とし
て、カット写真を一括保存したカット写真集を用いて該
ヒストリ情報の数量を線分表示図形で表示し、カット写
真を検索するための検索位置を相対位置表示図形で表示
し、利用者により相対位置図形を線分表示図形上でスラ
イドされると、スライドされた相対位置に対応するカッ
ト写真を小検索ウィンドウに表示し、小検索ウィンドウ
が選択されると選択された小検索ウィンドウに基づいて
コンテンツを検索して、当該コンテンツをカット写真と
共に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ検索方
法及びシステムに係り、特に、実写、アニメーション、
コンピュータ・グラフィックス（ＣＧ）等のディジタル
動画データや、電子スチール写真、ロゴマーク等のディ
ジタル静止画データ等の映像素材、または、挿絵や図表
やグラフ等の映像情報を含むと共に、文字のテキスト情
報を含むディジタル素材、等のコンテンツを検索するコ
ンテンツ検索方法及びシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ディジタル映像素材を含むコンテンツを
検索するシステムとして、ＶＯＤやインターネット等の
大型、分散型のデータベースシステムやＣＤ−ＲＯＭや
ＭＯ等の周辺装置型のデータベースシステムが知られて
いる。

【０００３】これらのシステムには非常に多数のコンテ
ンツが格納されており、一人当たりのコンテンツの検索
回数も増加する傾向にある。従来の第１のシステムとし
て、過去に選択したコンテンツにおける形、図案、テク
スチュアや商標等のイメージ情報を検索用のヒストリ情
報としてテキストで保存し、固定／変動のウィンドウ上
にスクロール形式でテキスト表示して検索する方法が知
られている。

【０００４】また、従来の第２のシステムとして、イメ
ージ情報を効果的に表現するために、文字記述のヒスト
リ情報の代わりに、ディジタル映像の１カット写真を保
存し、カルタ形式やスクロール形式で表示して検索する
方法が考えられている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の第１のシステムでは、ヒストリ情報が文字で表現
されているため、イメージ情報を詳細に文字で記述すれ
ばするほど、単語量が増大し、検索ウィンドウの表示が
複雑化する。図７は、この問題点を説明するための図で
ある。同図において、ヒストリ情報に選択した動画コン
テンツの一部（カット写真）１０に対して個々のイメー
ジ情報を文字で表現し、検索ウィンドウ表示枠２０の中
のヒストリ情報表示領域（文字記述）３０に煩雑に記述
している。従って、イメージ情報に基づいて検索する際
には、単語が煩雑に位置するため、イメージ情報による
ソートが行い難く、検索スピードが遅くなると共に、イ
メージ情報の表記漏れ等による再確認作業に時間を要
し、検索効果が低下するという第１の問題がある。

【０００６】また、上記の従来の第２のシステムには、
以下のような問題点がある。図８は、従来の第２のシス
テムの問題点を説明するための図であり、同図（Ａ）
は、カルタ形式を示す。同図において、検索ウィンドウ
表示枠２０の中のヒストリ情報表示領域（カット写真）
３１に多数のカット写真を表示しているため、モニタ画
面における検索ウィンドウ表示枠２０の面積比率が非常
に高くなるという問題がある。また、同図（Ｂ）は、ス
クロール形式を示す。同図は、文字記述をカット写真表
示にしたものであるため、やはりモニタ画面における検
索ウィンドウ表示枠２０の面積比率は高くなる。このた
め、コンテンツと検索ウィンドウを同時に表示して検索
作業を行う際に、検索ウィンドウ表示枠２０が大きくな
れば成る程、コンテンツが見づらくなり、作業効率が低
下するという第２の問題がある。

【０００７】また、ヒストリ情報をスクロール形式で表
示し、検索する方法では、過去に選択したコンテンツ全
体の数量や個々のコンテンツの相対位置が表現できな
い。特に、過去の選択順序や相対位置の記憶に基づいて
検索を行う場合、選択数量が増加するに従って、ますま
す相対位置が重要となる。ところが、この方式では、相
対位置の表示がないため、無駄な探索に時間がかかり、
検索の効率が低下するという第３の問題がある。

【０００８】また、過去に選択したコンテンツのヒスト
リ情報を活用して検索する際に、ヒストリ情報の全体的
利用イメージ及び流れ、例えばどういうジャンルのコン
テンツのヒストリ情報を利用しているのか、また、どう
いった流れで利用しているのかが重要となる。ところ
が、従来の方式では、全体的利用イメージ及び流れが表
示されていないため、不要なカット写真を選択してしま
い、ボリュームを増大させてしまうという第４の問題が
ある。

【０００９】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
映像素材、ディジタル素材等のコンテンツに対して、検
索データを纏めたヒストリ情報として文字を使わずに映
像素材のカット写真や、ディジタル素材の映像情報を登
録して表示し、カット写真や映像情報の選択により所望
のコンテンツを検索することが可能なコンテンツ検索方
法及びシステムを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明のコンテンツ検索方法
は、ディジタル映像を含むコンテンツの検索データを纏
めたヒストリ情報の表示形態として、カット写真を一括
保存したカット写真集を用いて該ヒストリ情報の数量を
線分表示図形で表示し（ステップ１）、所望の検索デー
タを取得するためのカット写真を検索するための検索位
置を相対位置表示図形で表示し（ステップ２）、利用者
により相対位置表示図形が線分表示図形上でスライドさ
れると（ステップ３）、スライドされた相対位置に対応
するカット写真を小検索ウィンドウに表示し（ステップ
４）、小検索ウィンドウが選択されると（ステップ
５）、選択された小検索ウィンドウに基づいてコンテン
ツを検索して、当該コンテンツをカット写真と共に表示
する（ステップ６）。

【００１１】また、本発明は、ヒストリ情報であるカッ
ト写真集を登録する際に、ディジタル映像情報を含むコ
ンテンツデータが格納されている記憶手段のアドレス情
報を取得し、アドレス情報に基づいて記憶手段からコン
テンツデータを読み出して、１カットの画像データをカ
ット写真としてカット写真集に登録する。

【００１２】また、上記の記憶手段に格納されるコンテ
ンツデータは、挿絵、図表、グラフを含む映像情報、ま
たは、文字のテキスト情報を含む。また、本発明におい
て、相対位置表示図形を線分表示図形上でスライドさせ
ることによって、相対位置に対応するカット写真を小検
索ウィンドウに表示する際に、相対位置に対応するカッ
ト写真のアドレス情報を取得し、カット写真集をアドレ
ス情報に基づいて検索して、カット写真を取得する。

【００１３】また、本発明において、コンテンツを検索
するために最初に選択した小検索ウィンドウのカット写
真を保持しておき、次回の起動時に、保持されているカ
ット写真を小検索ウィンドウに最初に表示する。また、
本発明は、相対位置図形を線分表示図形上でスライドさ
せることによって、相対位置に対応するカット写真を小
検索ウィンドウに表示する処理を所望のコンテンツを取
得するまで繰り返す。

【００１４】図２は、本発明の原理構成図である。本発
明のコンテンツ検索システムは、ディジタル映像を含む
コンテンツの検索データを纏めたヒストリ情報の表示形
態であるカット写真をヒストリ情報として一括保存した
カット写真集を保持するカット写真集記憶手段３２０
と、カット写真集記憶手段３２０にカット写真を登録す
るカット写真集登録手段２２０と、カット写真集記憶手
段３２０に格納されている数量を線分表示図形を用いて
表示する線分表示図形表示手段２１３と、カット写真記
憶手段３２０の検索位置を相対位置表示図形で表示する
相対位置表示図形表示手段２１１と、相対位置表示図形
表示手段２１１により表示されている相対位置表示図形
を、線分表示図形表示手段２１３により表示されている
線分表示図形上でスライドさせることによって、相対位
置に対応するカット写真をカット写真集記憶手段３２０
から検索するカット写真検索手段２１２と、カット写真
検索手段２１２により検索された結果を小検索ウィンド
ウに表示すると共に、ヒストリ情報を表示するウィンド
ウも併せて表示するウィンドウ表示手段１００と、ウィ
ンドウ表示手段１００により表示された小検索ウィンド
ウを選択することによりコンテンツを検索するコンテン
ツ検索手段２１４と、上記各手段を制御する制御手段と
を有する。

【００１５】また、上記のカット写真集登録手段２２０
は、コンテンツデータが格納されいているコンテンツ記
憶手段３１０のアドレス情報を取得し、該アドレス情報
に基づいて記憶手段からコンテンツデータを取得するコ
ンテンツデータ取得手段と、コンテンツデータ取得手段
により取得したコンテンツデータを読み出して、１カッ
トの画像データをカット写真としてカット写真集に登録
するカット写真取得手段とを含む。

【００１６】また、上記のコンテンツ記憶手段３１０
は、コンテンツデータとして、挿絵、図表、グラフを含
む映像情報、または、文字のテキスト情報を含む。ま
た、上記の線分表示図形表示手段２１３は、カット写真
の数量を線分表示図形を用いて表示すると共に、カット
写真集記憶手段３２０に登録されている先頭のカット写
真と末尾のカット写真を併せて表示する手段を含む。

【００１７】また、上記のカット写真検索手段２１２
は、相対位置に対応するカット写真のアドレス情報を取
得し、カット写真集記憶手段３２０をアドレス情報に基
づいて検索する手段を含む。また、上記の制御手段は、
カット写真検索手段２１２により検索されたコンテンツ
を検索するために最初に選択した小検索ウィンドウのカ
ット写真をカット写真集記憶手段３２０に保持するよう
制御する手段と、次回の起動時にカット写真集記憶手段
３２０に保持されているカット写真を最初に小検索ウィ
ンドウに表示するよう制御する手段を含む。

【００１８】また、上記の制御手段は、カット写真検索
手段２１２、ウィンドウ表示手段１００及びコンテンツ
検索手段２１４の各処理を所望のコンテンツを取得する
まで繰り返す繰り返し制御手段を含む。上記のように、
本発明は、検索ウィンドウの中に、ディジタル映像素材
を含むコンテンツの検索データを纏めたヒストリ情報と
して、文字を使用せずに、カット写真を用いると共に、
ヒストリ情報全体の数量を線分表示図形で表示、また
は、個々のヒストリ情報の検索位置を相対位置表示図形
で表示し、また、ヒストリ情報を表示する際に、相対位
置表示図形を線分表示図形上でスライドさせ、相対位置
に対応するカット写真を小検索ウィンドウに表示するも
のである。

【００１９】これにより、検索ウィンドウの表示を単純
化することが可能であり、利用者は容易にイメージする
対象のカット写真を選択することにより、検索データの
検索負荷が減少する。また、ヒストリ情報を表示する際
に、相対位置表示図形を線分表示図形上でスライドさ
せ、相対位置に対応するカット写真を代わる代わる表示
させることによって、利用者は、全てのヒストリ情報を
探索する必要がなく、検索ウィンドウ内のカット写真の
数量を低減でき、モニタ画面における検索ウィンドウの
面積比率を低減できる。

【００２０】また、線分表示図形で全体の選択数量を表
示し、相対位置表示図形で個々のコンテンツの相対位置
を表示することによって、選択対象となるカット写真の
数量が増加しても、容易に相対位置表示図形をスライド
させる動作のみで容易にカット写真が取得できる。

【００２１】さらに、過去の選択したコンテンツのヒス
トリ情報の中で、最初に選択したコンテンツのカット写
真を表示することによって、ヒストリ情報の全体的利用
イメージを把握でき、前回検索されたカット写真及び当
該カット写真の相対位置を保持しておくことにより、ヒ
ストリ情報の傾向を把握し易くなる。

【００２２】

【発明の実施の形態】図３は、本発明の概念を説明する
ための図である。同図に示すように、コンテンツを検索
するための検索データを纏めたヒストリ情報の表示形態
であるカット写真を抽出し、カット写真を登録順に一括
保存した検索本であるカット写真集５０を用いて、カッ
ト写真集５０の表紙ページに相当する部分を表紙カット
写真８１とし、カット写真集５０の裏表紙ページに相当
する部分を裏表紙カット写真８２とし、また、カット写
真集の現在参照ページであるＹページに相当する部分を
現在位置カット写真８０として、それぞれ検索ウィンド
ウ表示枠２０内に表示し、また、カット写真集のページ
厚みに相当する登録の数量Ｘを表示する線分表示図形９
０と、最初に登録したカット写真からの相対位置Ｙを表
すスライド可能な相対位置表示図形９１についても、検
索ウィンドウ表示枠内に表示する。

【００２３】上記の動作を行うためのシステム構成を説
明する。図４は、本発明のコンテンツ検索システムの構
成を示す。同図に示すコンテンツ検索システムは、操作
端末１、モニタ２、システム操作端子３、モニタ出力端
子４、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１０
０、検索ウィンドウ処理部２００、メモリ部３００及び
制御部４００から構成される。

【００２４】操作端末１は、表紙カット写真、裏表紙カ
ット写真を選択する信号や、ヒストリ情報に登録するコ
ンテンツのアドレス情報を入力する。モニタ２は、コン
テンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００から渡さ
れたカット写真、相対位置表示図形、線分表示図形等を
表示する。

【００２５】コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理
部１００は、検索データを纏めたヒストリ情報を表示す
る検索ウィンドウと、検索ウィンドウによって検索した
ディジタル映像素材を表示するコンテンツ表示領域とを
同時に表示する。メモリ３００は、ディジタル映像素材
を格納するコンテンツメモリ３１０と、カット写真集に
含まれるカット写真の画像データと登録順序データ等の
ヒストリ情報とを格納するカット写真メモリ３２０から
構成される。

【００２６】検索ウィンドウ処理部２００は、カット写
真集表示検索部２１０とカット写真登録処理部２２０よ
り構成される。カット写真登録処理部２２０は、ヒスト
リ情報の表示形態であるカット写真を登録順に保存し、
登録の数量を検索ウィンドウに表示する。

【００２７】カット写真集表示検索部２１０は、相対位
置表示図形生成部２１１、コンテンツメモリ３１０とカ
ット写真集メモリ３２０から、カット写真集メモリ３２
０の登録の数量を表示する線分表示図形と最初に登録し
たカット写真から相対位置を表示するスライド可能な相
対位置表示図形を表示する相対位置表示図形生成部２１
１から取得した相対位置に対応する現在位置カット写真
を表示する現在位置カット写真表示検索部２１２、及
び、現在位置カット写真と、表紙カット写真と裏表紙カ
ット写真とを用いて所望のディジタル映像素材を検索す
る表紙／裏表紙カット写真表示検索部２１３とを有する
カット写真集表示検索部２１０から構成される。

【００２８】以下に、上記の構成による動作を説明す
る。最初に、コンテンツのヒストリ情報の表示形態であ
るカット写真の登録動作を説明する。制御部４００の指
令により、カット写真登録処理部２２０は、操作端末１
から送出される、ヒストリ情報に登録するコンテンツの
アドレス情報等をコンテンツ／検索ウィンドウ同時表示
処理部１００を介して受信する。さらに、当該アドレス
情報に基づいてコンテンツメモリ３１０から該当するコ
ンテンツデータを読み出し、コンテンツデータからディ
ジタル映像素材から切り出した１カット画像をカット写
真として生成し、カット写真情報をカット写真集メモリ
３２０に登録順に格納する。

【００２９】また、カット写真登録処理部２２０は、カ
ット写真集メモリ３２０に登録されているカット写真の
数量に合致した線分を検索ウィンドウにおける線分表示
図形として表示するように、コンテンツ／検索ウィンド
ウ同時表示処理部１００に転送すると共に、最後に登録
したカット写真のアドレス情報を表紙／裏表紙カット写
真表示検索部２１３に転送する。

【００３０】これにより、表紙／裏表紙カット写真表示
検索部２１３は、最後に登録したカット写真のアドレス
情報に基づいて、カット写真集メモリ３２０から最後に
登録したカット写真の画像データを読み出し、コンテン
ツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００に転送する。
これにより、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理
部１００は、検索ウィンドウに表示されている裏表紙カ
ット写真の表示領域に更新、表示する。

【００３１】次に、コンテンツの検索の動作を説明す
る。制御部４００の指令により、表紙／裏表紙カット写
真表示検索部２１３は、ヒストリ情報に最初に登録した
コンテンツのカット写真及び、最後に登録したコンテン
ツのカット写真データをカット写真集メモリ３２０から
読み出し、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部
１００に転送し、それぞれ表紙カット写真、裏表紙カッ
ト写真として検索ウィンドウに表示する。

【００３２】操作端末１から表紙カット写真や裏表紙カ
ット写真を選択する信号を受信すると、表紙／裏表紙カ
ット写真表示検索部２１３は、選択されたカット写真に
対応するコンテンツデータをコンテンツメモリ３１０か
ら読み出し、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理
部１００において、当該コンテンツデータを検索ウィン
ドウと同時に表示する。

【００３３】ヒストリ情報に登録されている個々のカッ
ト写真を検索するため相対位置表示図形生成部２１１
は、ヒストリ情報における個々のカット写真の相対位置
を示す相対位置表示図形を検索ウィンドウ内に表示す
る。そして、利用者によって、相対位置表示図形が線分
表示図形上でスライドされると、相対位置表示図形生成
部２１１は、現在位置カット写真表示検索部２１２に相
対位置表示図形の相対位置情報を送出する。

【００３４】現在位置カット写真表示検索部２１２は、
相対位置情報の受信後、当該相対位置に対応するカット
写真のカット写真データをカット写真集メモリ３２０か
ら読み出し、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理
部１００に転送する。これにより、コンテンツ／検索ウ
ィンドウ同時表示処理部１００は、現在位置カット写真
として検索ウィンドウに表示する。

【００３５】操作端末１から現在位置カット写真を選択
する信号を受信すると、現在位置カット写真表示検索部
２１２は、選択されたカット写真に対応するコンテンツ
データをコンテンツメモリ３１０から検索し、コンテン
ツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００に転送する。
コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００は、
検索ウィンドウと同時に当該コンテンツデータを表示す
る。コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００
は、検索ウィンドウに、表紙カット写真と裏表紙カット
写真と線分表示図形と相対位置表示図形とを表示すると
同時に、コンテンツ表示領域に、カット写真表示検索部
２１２により検索されたコンテンツを表示する。

【００３６】これにより、ヒストリ情報の表示として、
文字を用いずに、ディジタル映像素材のカット写真を用
いて、ヒストリ情報の数量を線分表示図形で、検索位置
を相対位置表示図形で表示することが可能となる。さら
に、相対位置表示図形を線分表示図形上で、利用者によ
りスライドされると、相対位置に対応する現在位置カッ
ト写真を小検索ウィンドウに表示することが可能とな
る。

【００３７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図５は、本発明の一実施例のモニタに表示される例
を示す図である。同図に基づいて、詳細に検索時の実施
例を説明する。

【００３８】図５に示すモニタ画面６０には、コンテン
ツ表示領域７０、検索ウィンドウ表示枠２０が表示さ
れ、当該検索ウィンドウ表示枠２０内には、現在位置カ
ット写真８０、裏表紙カット写真８２、線分表示図形９
０、相対位置表示図形９１が表示される。

【００３９】（１） 制御部４００の指令により、表紙
／裏表紙カット写真表示検索部２１３は、ヒストリ情報
に最後に登録したコンテンツのカット写真データをカッ
ト写真集メモリ３２０から読み出し、コンテンツ／検索
ウィンドウ同時表示処理部１００に転送し、それぞれ裏
表紙カット写真８２を検索ウィンドウ表示枠２０内に表
示する。

【００４０】（２） ここで、ユーザが操作端末１から
検索ウィンドウ表示枠２０内に表示されている裏表紙カ
ット写真８２を選択し、選択信号をコンテンツ／検索ウ
ィンドウ同時表示処理部１００を介して表紙／裏表紙カ
ット写真表示検索部２１３に送信する。

【００４１】（３） 表紙／裏表紙カット写真表示検索
部２１３は、選択されたカット写真に対応するコンテン
ツデータをコンテンツメモリ３１０から読み出し、コン
テンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００におい
て、当該コンテンツデータをコンテンツ表示領域７０に
検索ウィンドウ表示枠２０の表示と合わせて同時に表示
する。

【００４２】（４） ヒストリ情報に登録されている個
々のカット写真を検索するため相対位置表示図形生成部
２１１は、ヒストリ情報における個々のカット写真の相
対位置を示す相対位置表示図形９１を検索ウィンドウ表
示枠２０内に表示する。そして、利用者によって、相対
位置表示図形９１が線分表示図形上でスライドされる
と、相対位置表示図形生成部２１１は、現在位置カット
写真表示検索部２１２に相対位置表示図形の相対位置情
報を送出する。

【００４３】具体的に当該相対位置表示図形の動作を説
明する。図６は、本発明の一実施例の相対位置表示図形
の動作イメージを示す。同図（Ａ）は、相対位置表示図
形が非動作時を示し、同図（Ｂ）は、相対位置表示図形
上におけるスライド動作を示す。同図（Ａ）は、線分表
示図形９０上の相対位置表示図形９１を移動させていな
い場合を示し、マウスカーソルを移行させることにより
同図（Ｂ）に示すようにスライド可能なマウスカーソル
が表示される。具体的には、利用者がマウスを用いて、
線分表示図形９０の相対位置表示図形９１を左右に移動
させることにより、当該相対位置に対応する現在カット
写真８０が検索ウィンドウ表示枠２０に表示されること
になる。

【００４４】（５） 現在位置カット写真表示検索部２
１２は、利用者によりスライドされた線分表示図形９０
上の相対位置表示図形９１による相対位置情報の受信
後、当該相対位置に対応するカット写真のカット写真デ
ータをカット写真集メモリ３２０から読み出し、コンテ
ンツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００に転送す
る。これにより、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示
処理部１００は、現在位置カット写真８０として検索ウ
ィンドウ表示枠２０に表示する。

【００４５】（６） ここで、利用者が操作端末１から
現在位置カット写真を選択する信号を入力すると、現在
位置カット写真表示検索部２１２は、選択されたカット
写真に対応するコンテンツデータをコンテンツメモリ３
１０から検索し、コンテンツ／検索ウィンドウ同時表示
処理部１００に転送する。

【００４６】（７） コンテンツ／検索ウィンドウ同時
表示処理部１００は、検索ウィンドウ表示枠２０の表示
と同時に、当該コンテンツデータを表示する。コンテン
ツ／検索ウィンドウ同時表示処理部１００は、検索ウィ
ンドウ表示枠２０に、表紙カット写真と裏表紙カット写
真８２と線分表示図形９０と相対位置表示図形９１とを
表示すると同時に、コンテンツ表示領域７０に、カット
写真表示検索部２１２により検索されたコンテンツを表
示する。

【００４７】上記の（３）において、利用者が最初に選
択したカット写真をメモリに格納しておき、次に、利用
者が再度、検索を行う場合に、表示することも可能であ
る。これにより、利用者がどのようなカット写真、つま
り、過去に入手した情報のイメージが把握できるため、
利用者は、当該カット写真を見ることにより、ヒストリ
情報の全体的な利用イメージを取得できる。

【００４８】図５に示す例では、コンテンツ表示領域７
０には、コンテンツとして当該コンテンツのディジタル
映像のカット写真と、当該カット写真を説明するための
テキストデータが同時に表示される。なお、上記の実施
例では、コンテンツとしてディジタル映像を中心として
説明したが、この例に限定されることなく、挿絵や図
表、グラフ等の映像情報を含むテキスト素材にも適用す
ることが可能である。即ち、コンテンツがテキスト素材
である場合、挿絵や図表やグラフ等の映像情報をカット
写真として登録して検索することにより、百科辞典の挿
絵を選択して、関連する内容文のテキストコンテンツを
検索するような適用例を含むことが容易に類推できる。

【００４９】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。

【００５０】

【発明の効果】上述のように、本発明のコンテンツ検索
方法及びシステムによれば、ディジタル映像を含むコン
テンツのヒストリ情報を、文字でなくディジタル映像の
イメージ情報を表現したカット写真を用いることによっ
て、検索ウィンドウの表示を単純化するために、検索ス
ピードが向上すると共に、イメージ情報の表記漏れ等に
よる再確認作業が不要となり、検索効率が上がるという
第１の利点がある。

【００５１】また、ヒストリ情報を表示する際に、相対
位置表示図形を線分表示図形上でスライドさせ、相対位
置に対応するカット写真を代わる代わる表示させること
によって、検索ウィンドウ内のカット写真の数量を低減
でき、モニタ画面における検索ウィンドウの面積比率を
低減できるため、コンテンツと検索ウィンドウを同時表
示して、検索作業を行う際にコンテンツが見やすくな
り、作業効率が向上するという第２の利点がある。

【００５２】また、線分表示図形で全体の選択数量を表
示し、相対位置表示図形で個々のコンテンツの相対位置
を表示することによって、選択数量が増加しても過去の
選択順序や相対位置の記憶に基づいてスムーズに所望の
コンテンツに近づくことができるため、無駄な探索にか
かる時間を削減でき、検索の効率の向上を図ることがで
きるという第３の利点がある。

【００５３】さらに、過去の選択したコンテンツのヒス
トリ情報の中で、最初に選択したコンテンツのカット写
真を表示することによって、ヒストリ情報の全体的利用
イメージを把握でき、また、最後に選択したカット写真
を表示することによって、ヒストリ情報の利用の流れを
把握できるため、不要なカット写真の選択を削減でき、
ヒストリ情報のボリュームを下げることができるという
第４の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を説明するための図である。

【図２】本発明の原理構成図である。

【図３】本発明の概念を説明するための図である。

【図４】本発明のコンテンツ検索システムの構成図であ
る。

【図５】本発明の一実施例のモニタに表示される例を示
す図である。

【図６】本発明の一実施例の相対位置表示図形の動作イ
メージを示す図である。

【図７】従来の第１のシステムの問題点を説明するため
の図である。

【図８】従来の第２のシステムの問題点を説明するため
の図である。

【符号の説明】

１ 操作端末 ２ モニタ ３ システム操作端子 ４ モニタ出力端子 １０ ヒストリ情報選択した動画のコンテンツの一部
（カット写真） ２０ 検索ウィンドウ表示枠 ３０ ヒストリ情報表示領域（文字記述） ３１ ヒストリ情報表示領域（カット写真） ５０ 検索するためのカット写真集 ６０ モニタ画面 ７０ コンテンツ表示領域 ８０ Ｙ番目の現在位置カット写真 ８１ 表紙カット写真 ８２ 裏表紙カット写真 ９０ 線分表示図形 ９１ 相対位置表示図形 １００ ウィンドウ表示手段、コンテンツ／検索ウィン
ドウ同時表示処理部 ２００ 検索ウィンドウ処理部 ２１０ カット写真集表示検索部 ２１１ 相対位置表示図形表示手段、相対位置表示図形
生成部 ２１２ カット写真検索手段、現在位置カット写真表示
検索部 ２１３ 線分表示図形表示手段、表紙／裏表紙カット写
真表示検索部 ２１４ コンテンツ検索手段 ２２０ カット写真集登録手段、カット写真登録処理部 ３００ メモリ部 ３１０ コンテンツ記憶手段、コンテンツメモリ ３２０ カット写真集記憶手段、カット写真メモリ ４００ 制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 印牧 直文 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 黒田 昌郎 東京都多摩市和田21番 日本コンピュー タ・アーツ株式会社内

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディジタル映像を含むコンテンツの検索
   データを纏めたヒストリ情報の表示形態として、カット
   写真を一括保存したカット写真集を用いて該ヒストリ情
   報の数量を線分表示図形で表示し、 所望の検索データを取得するためのカット写真の検索位
   置を相対位置表示図形で表示し、 前記相対位置表示図形を前記線分表示図形上でスライド
   させることによって、スライドされた相対位置に対応す
   るカット写真を小検索ウィンドウに表示し、 前記小検索ウィンドウを選択することにより前記コンテ
   ンツを検索することを特徴とするコンテンツ検索方法。
2. 【請求項２】 ヒストリ情報であるカット写真集を登録
   する際に、 ディジタル映像情報を含むコンテンツデータが格納され
   ている記憶手段のアドレス情報を取得し、 前記アドレス情報に基づいて前記記憶手段からコンテン
   ツデータを読み出して、１カットの画像データをカット
   写真として前記カット写真集に登録する請求項１記載の
   コンテンツ検索方法。
3. 【請求項３】 前記記憶手段に格納される前記コンテン
   ツデータは、 挿絵、図表、グラフを含む映像情報、または、文字のテ
   キスト情報を含む請求項２記載のコンテンツ検索方法。
4. 【請求項４】 前記相対位置表示図形を前記線分表示図
   形上でスライドさせることによって、前記相対位置に対
   応するカット写真を前記小検索ウィンドウに表示する際
   に、 前記相対位置に対応する前記カット写真のアドレス情報
   を取得し、 前記カット写真集を前記アドレス情報に基づいて検索し
   て、カット写真を取得する請求項１記載のコンテンツ検
   索方法。
5. 【請求項５】 前記コンテンツを検索するために、最初
   に選択した前記小検索ウィンドウのカット写真を保持し
   ておき、 次回の起動時に、保持されているカット写真を、前記小
   検索ウィンドウに最初に表示する請求項１記載のコンテ
   ンツ検索方法。
6. 【請求項６】 前記相対位置表示図形を前記線分表示図
   形上でスライドさせることによって、相対位置に対応す
   るカット写真を小検索ウィンドウに表示する処理を所望
   のコンテンツを取得するまで繰り返す請求項１記載のコ
   ンテンツ検索方法。
7. 【請求項７】 ディジタル映像を含むコンテンツの検索
   データを纏めたヒストリ情報の表示形態であるカット写
   真をヒストリ情報として一括保存したカット写真集を保
   持するカット写真集記憶手段と、 前記カット写真集記憶手段にカット写真を登録するカッ
   ト写真集登録手段と、 前記カット写真集記憶手段に格納されている前記カット
   写真の数量を線分表示図形を用いて表示する線分表示図
   形表示手段と、 前記カット写真記憶手段の検索位置を相対位置表示図形
   で表示する相対位置表示図形表示手段と、 前記相対位置表示図形表示手段により表示されている前
   記相対位置表示図形を、前記線分表示図形表示手段によ
   り表示されている前記線分表示図形上でスライドさせる
   ことによって、相対位置に対応するカット写真を前記カ
   ット写真集記憶手段から検索するカット写真検索手段
   と、 前記カット写真検索手段により検索された結果を小検索
   ウィンドウに表示すると共に、前記ヒストリ情報を表示
   するウィンドウと共に表示するウィンドウ表示手段と、 前記ウィンドウ表示手段により表示された前記小検索ウ
   ィンドウを選択することにより前記コンテンツを検索す
   るコンテンツ検索手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
   するコンテンツ検索システム。
8. 【請求項８】 前記カット写真集登録手段は、 コンテンツデータが格納されいているコンテンツ記憶手
   段のアドレス情報を取得し、該アドレス情報に基づいて
   該コンテンツ記憶手段からコンテンツデータを取得する
   コンテンツデータ取得手段と、 コンテンツデータ取得手段により取得したコンテンツデ
   ータから１カットの画像データをカット写真として前記
   カット写真集記憶手段に登録するカット写真取得手段と
   を含む請求項７記載のコンテンツ検索システム。
9. 【請求項９】 前記コンテンツ記憶手段は、 前記コンテンツデータとして、挿絵、図表、グラフを含
   む映像情報、または、文字のテキスト情報を含む請求項
   ８記載のコンテンツ検索システム。
10. 【請求項１０】 前記線分表示図形表示手段は、 前記カット写真の数量を線分表示図形を用いて表示する
    と共に、前記カット写真集記憶手段に登録されている先
    頭のカット写真と末尾のカット写真を併せて表示する手
    段を含む請求項７記載のコンテンツ検索システム。
11. 【請求項１１】 前記カット写真検索手段は、 前記相対位置に対応する前記カット写真のアドレス情報
    を取得し、前記カット写真集記憶手段を前記アドレス情
    報に基づいて検索する手段を含む請求項７記載のコンテ
    ンツ検索システム。
12. 【請求項１２】 前記制御手段は、 前記カット写真検索手段により検索された前記コンテン
    ツを検索するために最初に選択した前記小検索ウィンド
    ウのカット写真を前記カット写真集記憶手段に保持する
    よう制御する手段と、 次回の起動時に、前記カット写真集記憶手段に保持され
    ているカット写真を前記小検索ウィンドウに最初に表示
    するよう制御する手段を含む請求項７記載のコンテンツ
    検索システム。
13. 【請求項１３】 前記制御手段は、 前記カット写真検索手段、前記ウィンドウ表示手段及び
    コンテンツ検索手段とを所望のコンテンツを取得するま
    で繰り返す繰り返し制御手段を含む請求項７記載のコン
    テンツ検索システム。