JPH10312162A - 画像表示システム及びそれを実現するためのプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像表示システム及びそれを実現するためのプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体

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JPH10312162A
JPH10312162A JP10058410A JP5841098A JPH10312162A JP H10312162 A JPH10312162 A JP H10312162A JP 10058410 A JP10058410 A JP 10058410A JP 5841098 A JP5841098 A JP 5841098A JP H10312162 A JPH10312162 A JP H10312162A
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images
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distance
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Application number
JP10058410A
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English (en)
Inventor
Manabu Ishimoto
学 石本
Satoshi Iwata
敏 岩田
Takahiro Matsuda
高弘 松田
Takakazu Aritake
敬和 有竹
Masahito Nakajima
雅人 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を立体的に大画面に表示できる画像表示
システム及びそれを実現するためのプログラムが記憶さ
れたコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関し、立
体画像を偏光眼鏡などの特殊な装具を装着する必要がな
く、また、大型の画面を比較的簡単な構成の表示装置に
より表示できる画像表示システム及びそれを実現するた
めのプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可
能な記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力画像13を撮像位置からの距離に応
じた複数の画像に分割する画像分割装置12と、観測位
置から異なる距離に順次配置され、画像分割装置12で
分割された複数の画像13−1〜13−nを表示する複
数の表示装置11−1〜11−nとを有し、複数の画像
13−1〜13−nを撮像位置からの距離に応じた観測
位置からの距離に配置された表示装置11−1〜11−
nに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示システム及
びそれを実現するためのプログラムが記憶されたコンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体に係り、特に、画像を
立体的に大画面に表示できる画像表示システム及びそれ
を実現するためのプログラムが記憶されたコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】近年、画像を立体的に表示することにより
臨場感のある画像を提供できるシステムが開発されてい
る。このような、立体画像表示システムは、アミューズ
メント施設などに用いられ、多数の観察者に臨場感ある
画像を提供している。この種の立体画像表示システムで
は、多数の観測者に実際の物体に映像を重畳させて表示
することで、臨場感を実現している。
【0003】上記立体画像表示システムを使ってホール
やスタジアムなどに他のホールやスタジアムで行われて
いるイベントを立体画像として表示し、臨場感ある画像
を提供しようとする要求がある。ホールやスタジアムで
は視野が広く、装置の設置条件も限定されるので、構成
が比較的簡単で、十分な臨場感を実現できるシステムが
要求されている。
【0004】
【従来の技術】従来のこの種の立体画像表示システムと
してはIMAXドームシアターなどのように、大型のス
クリーンに複数の方向から観測した画像を偏光表示し、
表示した画像を立体画像を観覧する者、各人が偏光眼鏡
などの装具を装着して観測することにより、立体画像を
表示するものがあった。
【0005】また、2次元表示器の表面にレンティキュ
ラーレンズ等を配置し、複数の方向からの画像毎に出射
方向を換えて、立体画像を表示するシステムも開発され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の大型
画像を立体表示する画像表示装置では、観覧するもの各
人が特殊な装具を装着する必要があるため、使用状態が
煩雑になっていしまうなどの問題点があった。また、2
次元表示器の表面にレンティキュラーレンズを配置する
システムでは、大画面化しようとすると、大型の2次元
表示器及びレンティキュラーレンズなどが必要となり、
コストの上昇を招き、大型の表示システムとしては向か
ない等の問題点があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、立体画像を偏光眼鏡などの特殊な装具を装着する必
要がなく、また、大型の画面を比較的簡単な構成の表示
装置により表示できる画像表示システム及びそれを実現
するためのプログラムが記憶されたコンピュータで読み
取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図を
示す。図1において、1は画像分割手段を示す。画像分
割手段1は、入力画像を撮像位置からの距離に応じた複
数の画像に分割する。2−1〜2−nは表示手段を示
す。表示手段2−1〜2−nは、観測位置から異なる距
離に順次配置され、画像分割手段1で分割された複数の
画像を表示する。
【0009】本発明において、画像分割手段1で分割さ
れた複数の画像を前記複数の表示手段2−1〜2−nの
うち前記撮像位置からの距離に対応する表示手段2−x
に表示する。本発明によれば、入力画像中、近くに存在
する画像は観測者から近くに配置された表示手段に表示
され、遠くに存在する画像は遠くに配置された表示手段
に表示されるので、観測者は複数の表示手段に表示され
た画像を立体画像として認識できる。
【0010】請求項2は、前記複数の表示手段が前記観
測位置からの距離に比例して隣接する表示手段の間隔が
設定されたことを特徴とする。請求項2によれば、人間
の眼は観測位置からの距離が遠くなるほど遠近感の認識
が困難になるので、観測位置からの距離に比例して隣接
する表示手段の間隔を設定することにより、遠近感を認
識を妨げることなく表示手段の数を低減でき、システム
を簡略化することができる。
【0011】請求項3は、前記複数の表示手段の間隔
は、前記観測位置からの距離の2乗に比例した間隔とし
たことを特徴とする。請求項3によれば、複数の表示手
段の間隔は、前記観測位置からの距離の2乗に比例した
間隔とすることにより、複数の表示手段を人間の遠近感
に応じた間隔に設定されるので、人間の遠近感を認識を
妨げることなく表示手段の数を低減でき、システムを簡
略化することができる。
【0012】請求項4は、前記複数の表示手段を前記観
測位置からの距離に比例した画素ピッチに設定されたこ
とを特徴とする。請求項4によれば、人間の眼は観測位
置からの距離が離れるほど分解能が低下するので、観測
位置から遠い表示手段の画素ピッチを荒く設定しても人
間には違和感なく認識できるため、複数の表示手段を前
記観測位置からの距離に比例した画素ピッチに設定する
ことにより、観測者に違和感なく表示手段の構成を簡略
化できる。
【0013】請求項5は、前記複数の表示手段を前記複
数の画像を投射する投射器と、前記投射器から出力され
た光を拡散する拡散手段とを有する構成としてなる。請
求項5によれば、画像を投射器から出射された画像を拡
散手段に投射することにより拡散手段に画像を表示する
構成とすることにより比較的簡単な構成で、大画面を形
成でき、システムを簡略化できる。
【0014】請求項6は、前記拡散手段を拡散と透過と
の切換が可能な透過拡散手段と、前記透過拡散手段を順
次拡散状態に切り換える切換制御手段とを有する構成と
してなる。請求項6によれば、拡散手段を透過拡散の切
り換えが可能な透過拡散手段で構成し、切換制御手段に
より順次拡散状態に切り換えることにより、隣接する拡
散手段で表示画像が重なる場合などにも、観測者が重な
る部分の画像を確実に認識できるため、より臨場感ある
画像を提供できる。
【0015】請求項7は、前記切換制御手段を観測位置
から観測したときに表示画像が互いに重複しない連続す
る所定数の表示手段内で順次拡散状態に切り換える構成
としたことを特徴とする。請求項7によれば、観測位置
から観測したときに表示画像が互いに重複しない連続す
る所定数の表示手段の中で順次拡散状態に切り換えるこ
とにより、一度に拡散状態となる表示手段の数を増加さ
せることができるので、表示されない画像を低減でき、
臨場感ある画像を提供できる。
【0016】請求項8は、前記投影器を他の表示手段と
重複する部分の画像の輝度を重複しない部分の画像の輝
度に比べて高くなるように画像を投射する構成としたこ
とを特徴とする。請求項8によれば、他の表示手段と重
複する部分の画像の輝度を重複しない部分の画像の輝度
に比べて高することにより、他の表示手段と重複する部
分と重複しない部分とで画像の輝度に差が生じないた
め、観測者は違和感のない画像を得ることができる。
【0017】請求項9は、前記画像分割手段が前記入力
画像を前記複数の表示手段の間隔に応じた幅で順次分割
するように構成したことを特徴とする。請求項9によれ
ば、入力画像の前記複数の表示手段の表示領域に対応し
た範囲を複数の表示手段の間隔に応じた幅で順次分割す
ることにより、複数の表示手段に表示すべき画像を簡単
に得ることができる。
【0018】請求項10は、画像を撮像する第1の画像
入力手段と、前記第1の画像入力手段と所定の間隔で配
置され、画像を撮像する第2の画像入力手段と、前記第
1の画像入力手段の画像と前記第2の画像入力手段の画
像のずれから視差を検出する視差検出手段とを有し、前
記画像分割手段は、前記視差検出手段で検出された視差
に応じて前記入力画像を複数に分割することを特徴とす
る。
【0019】請求項10によれば、第1及び第2の画像
入力手段により画像を検出し、入力した2つの画像から
視差を検出し、検出した視差に応じて表示する表示手段
を分割することにより、画像の表示位置を正確に設定で
き、観測者にとって違和感のない画像を得ることができ
る。請求項11は、コンピュータによって実現するため
のプログラムが記憶された記録媒体であって、所定の撮
像位置で撮像された画像データを入力する第1手順と、
前記第1手順で入力された画像データを前記所定の撮像
位置からの距離に応じて複数の画像に分割する第2手順
を有することを特徴とする。
【0020】請求項12は、コンピュータによって実現
するためのプログラムが記憶された記録媒体であって、
前記第2手順で分割された複数の画像を前記所定の撮像
位置からの距離に応じて予め配置された複数の表示手段
に分配する第3手順を有することを特徴とする。請求項
11、12によれば、入力画像をその位置に応じた複数
の画像に分割できるので、入力画像のうち、近くに存在
する画像は観測者から近くに配置された表示手段に供給
し、遠くに存在する画像は遠くに配置された表示手段に
分配供給することにより、平面的な入力画像を立体的に
表示できる。
【0021】請求項13は、コンピュータによって実現
するためのプログラムが記憶された記録媒体であって、
所定の撮像領域を第1の撮像位置で撮像して得られる第
1の画像データを入力する第1手順と、前記所定の撮像
領域を前記第1の画像データとで視差を生じる第2の撮
像位置で撮像して得られる第2の画像データを入力する
第2手順と、前記第1手順で入力された前記第1の画像
データと前記第2手順で入力された前記第2の画像デー
タとの視差を求める第3手順と、前記第3手順で得られ
た視差に応じて前記第1又は第2の画像データを複数の
画像に分割する第4手順とを有する。
【0022】請求項13によれば、第1、第2の撮像位
置で撮像された第1、第2の画像データから視差を検出
し、視差に応じて撮像位置からの距離を検出して、画像
データを分割、分配することにより、正確に画像の表示
位置を設定できる。請求項14は、プログラムが記憶さ
れたコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、
画像を投射する投射器と、該投射器から出力された光を
拡散する拡散手段とからなる表示手段を複数個有する画
像表示システムで該投射器の投影と該拡散手段の拡散状
態を制御するプログラムが記憶されたコンピュータで読
み取り可能な記録媒体であって、前記複数の表示手段で
順次前記拡散手段と拡散状態とし、前記投射器を投射状
態とする切換手段を有することを特徴とする。
【0023】請求項15は、請求項14において、前記
切換制御手段が、観測位置から観測したときに表示画像
が互いに重複しない連続する所定数の表示手段内で順次
拡散状態に切り換えることを特徴とする。請求項14、
15によれば、投射器と拡散手段とからなる表示手段で
観測位置から観測したときに表示画像が互いに重複しな
い連続する所定数の表示手段内で順次拡散状態に切り換
え、選択的に表示を行うことにより、複数の表示手段で
の重なりを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図2に本発明の一実施例の概略構
成図を示す。本実施例は、請求項1乃至10の実施例に
相当する。本実施例は、画像表示システム10をスタジ
アム20に設置した例を示す。図2において、11−1
〜11−nは、特許請求の範囲中の複数の表示手段に相
当する表示装置を示す。表示装置11−1〜11−n
は、短冊状をなし、長手方向がスタジアム20のメイン
スタンド21に平行になるように、スタジアム20のフ
ィールド22上に配置される。
【0025】表示装置11−1は、メインスタンド21
に最も近接した位置に配置され、表示装置11−nはメ
インスタンド21から最も遠い位置に配置され、表示装
置11−2〜11−n-1 は表示装置11−1と表示装置
11−nとの間にメインスタンド21に近いほど密にな
るように配置されている。表示装置11−1〜表示装置
11−nには、特許請求の範囲中の画像分割手段に相当
する画像分割装置12から入力画像を撮像位置からの距
離に応じて短冊状に分割した画像が表示される。
【0026】図3に本発明の一実施例の画像分割装置の
ブロック構成図を示す。画像分割装置12は、撮像画像
を入力する画像入力部12a、画像分割処理などの指示
を行う入力装置12b、画像分割処理を実行するCPU
12c、CPU12cの作業用記憶領域となるRAM1
2d、起動プログラムなどが記憶されたROM12e、
画像分割処理プログラムが記憶されたハードディスクド
ライブ12f、画像分割処理プログラムの実行結果の分
割画像を表示装置11−2〜11−n-1 に分割して供給
する分割画像出力部12g、画像分割処理プログラム、
入力画像が記憶されたCD−ROM、フロッピーディス
ク、MO、DVD、VTRなどの可換式記憶媒体12h
を駆動する可換式記憶媒体駆動装置12iから構成され
る。 画像分割装置12では、入力装置12bの操作に
より、ハードディスクドライブ12f、可換式記憶媒体
12h、ROM12eに記憶された画像分割処理プログ
ラムをRAM12dに展開して、画像分割処理プログラ
ムをCPU12cにより実行する。なお、画像分割処理
プログラムは、通信回線を使って他のコンピュータから
ハードディスクドライブ12f、可換式記憶媒体12h
に記憶したり、RAM12dに直接格納してもよい。
【0027】次に画像分割処理プログラムについて、説
明する。図4に本発明の一実施例の画像分割プログラム
の処理フローチャート、図5に本発明の一実施例の画像
分割装置の動作説明図を示す。図5(A)は入力画像、
図5(B)は分割画像を示す。画像分割処理プログラム
では、まず、画像入力部12a又は可換式記憶媒体12
hに予め記憶された画像を可換式記憶媒体駆動装置12
iから入力し、RAM12dに保持する(ステップS1
−1)。
【0028】入力画像は、例えば、メインスタンド21
からフィールド22の全体を望んで撮像した画像で、図
5(A)の入力画像の下端から中央上部の境界線L1 ま
での領域がフィールド22の画像に対応し、境界線L1
から上部はバックスタンドなどの背景の画像に対応す
る。画像分割装置12には、例えば、図5(A)に示さ
れるような入力画像13が供給される。次に、画像分割
装置12は、内部に設定した変数Nに「1」を設定し
(ステップS1−2)、図5(A)に示す画像の下端か
ら変数Nが「1」に対応する幅B1の短冊状の画像13
−1を抽出し、表示装置11−1に供給する(ステップ
S1−3、S1−4)。上記変数Nを順次1からnまで
増加させて、ステップS1−3〜S1−4を繰り返すこ
とにより(ステップS1−5、S1−6)、図5(A)
に示されるような入力画像13は、図5(B)に示すよ
うに画面下部から境界線L1 までの間で、表示装置11
−1〜11−nが配置された位置に対応した短冊状の複
数の画像13−1〜13−nに分割される。
【0029】画像分割装置12により分割された複数の
画像13−1〜13−nは、画像13−1が表示装置1
1−1に供給され、画像13−2が表示装置11−2、
画像13−3が表示装置11−3・・・画像13−nが
表示装置11−nに供給される。表示装置11−1は画
像分割装置12から供給される画像13−1を表示し、
表示装置11−2は画像分割装置12から供給される画
像13−2を表示し、表示装置11−3は画像分割装置
12から供給される画像13−3を表示し、・・・表示
装置11−nは画像分割装置12から供給される画像1
3−nを表示する。
【0030】ここで、上記の表示システムにより画像が
立体視できる理由について考えてみる。スタジアム20
で行われる野球、サッカーなどを観戦するとき、観戦者
が注視する領域は、例えば、サッカーでメインスタンド
21から観戦する場合を考えてみると、幅100m、奥
行き方向70m、高さ2m程度のサイズがあり、人間か
らみるとほぼ平面に近い領域となる。このため、幅10
0m、奥行き方向70m、高さ2m程度の範囲で表示を
行えばよい。
【0031】また、メインスタンド21と選手がプレイ
するフィールド22との間には十分な距離があるので、
観戦者からの視距離は十分に遠くなる。このため、観戦
者の両眼の視差による立体知覚感度は通常の生活に比べ
て非常に鈍くなる。図6に視距離に対する奥行き感度の
特性図を示す。図6において、横軸は視距離Dで縦軸は
奥行き感度D/ΔDを示す。ここで、視距離Dは、観察
位置からの距離で、奥行き感度D/ΔDは、両眼視差に
より認識可能な奥行きを示す。
【0032】なお、図6はテレビジョン学会誌 31−
8、pp.649−655(1977)による。図6に
示すように視距離Dより両眼視差により認識可能な奥行
きが変化することがわかる。例えば、視距離が30mの
場合、人間が両眼視差によって知覚することのできる奥
行きの最小値は約2mである。これは、視距離が30m
のときには30±2mの間にあるものは奥行きを感じる
ことができないことを示している。
【0033】なお、奥行きを感じない幅である2mは、
ほぼ人間の身長を含む値となる。したがって、人間程度
の大きさのものは両眼視差による奥行き知覚はないこと
を示している。このように、スタジアムなど視距離が大
きい場所での観戦では、観戦者は両眼視差による奥行き
知覚ではなく、主に、観察位置に対する前後での像の重
なり(隠蔽効果)、及び、見かけの大きさによって奥行
き方向の情報を得て、像を立体的に認識している。ま
た、一般に、臨場感は、視野の広さと深い関係があるこ
とが知られている。 そこで、本実施例では、フィール
ド22上に奥行きに応じて複数の表示装置11−1〜1
1−nを配置し、直接、プレーヤなどの表示を行うこと
により、像の重なり(隠蔽効果)、及び、見かけの大き
さを奥行きに応じて異ならせることで、観戦者に奥行き
の情報を提供し、像を立体的に認識させる。
【0034】観戦者は、フィールド上に画像が表示され
るので、画像と実際のスタジアムとを認識でき、実際の
視野と同一の視野でプレーを観戦できるので、高い臨場
感をえることができる。このとき、表示装置11−1〜
11−nに表示される画像は2次元画像であるが、観戦
位置と表示位置とは十分に離れているので、両眼視差に
よる奥行きの知覚はこの距離では困難で、3次元画像を
表示しなくても実際観戦したときと同等の立体感が得ら
れる。
【0035】さらに、背景となるフィールド自体は本物
であり、映像位置との相対関係を一定に保つことができ
るので、立体感を2次元画面より格段に向上させること
ができる。また、図6から視距離Dに対する奥行き分解
能ΔDを求めてみる。 ΔD=ADk ・・・(1) A=1.34×10-3,K=2.19 で表せることが、図6が記載されたテレビジョン学会誌
に記載されている。
【0036】ここで、観戦者が観察する最短の観察距離
Dを30mとすると、そのときの奥行き分解能ΔDは
2.3mとなる。図7に視距離に対する画像間隔の関係
を示す図である。図7に示すように視距離が30mの位
置に画面を設置すると、視距離30mの奥行き分解能Δ
Dが2.3mとなり、2.3mの幅以内では奥行きを認
識できないので、次の画面を30mから2.3m奥、す
なわち、32.3mの位置に位置させれば、立体的に画
像を認識できることになる。同様に、32.3mの位置
に設けられた画面は、奥行き分解能ΔDが2.71mと
なり、2.71mの幅以内では奥行きを認識できないの
で、次の画面の位置は32.3+2.71(=35.0
1)mの位置に設ければ、立体的に画像を認識できるこ
とになる。
【0037】また、35.01m位置に配置された画面
は、奥行き分解能ΔDが3.23mとなり、3.23m
の幅以内では奥行きを認識できないので、次に画面を3
5.01+3.23(38.24)mに配置すれば、立
体的に画像を認識できることになる。・・・同様に、6
1.22mの位置に配置された画面は、奥行き分解能Δ
Dが10.97mとなり、10.97mの幅以内では奥
行きを認識できないので、次の画面を61.22+1
0.97(72.19)mに配置すれば、立体的に画像
を認識できることになる。
【0038】図7からわかるように視距離が遠くなるほ
ど、奥行きの分解能ΔDが大きくなり、奥行きを知覚で
きる最小の幅が広がるため、表示装置の間隔を広くで
き、表示装置の数を減少させることができる。また、横
方向及び高さ方向の解像度、すなわち、表示装置11−
1〜11−nの解像度については、 Δd =Dtanθ ・・・(2) が成り立つように解像度Δd を定める。
【0039】図8に本発明の一実施例の表示装置の解像
度を示す図である。ここで、目の分解能を1分(視力
1.0相当)として、上記の式(2)で解像度Δd を求
めると、D=30mの位置に配置する表示装置11−1
は、高さ2m幅100mとして、図8に示すように22
9×11459画素の表示装置とする必要がある。
【0040】同様に、表示装置11−2は、213×1
0643画素の表示装置、表示装置11−3は、196
×9819画素の表示装置・・・表示装置11−11は
61×3064画素の表示装置・・・で構成すればよ
い。また、表示装置11−1〜11−11の総画素数
は、約13200000(13.2M)画素となり、H
DTV(2250000画素)の約6倍程度で済み、大
規模な表示を行うにしては比較的小規模の表示装置で表
示可能となる。
【0041】図9に本発明の一実施例の表示装置の構成
図を示す。表示装置11−1〜11−nとしては、投影
型表示装置が考えられる。表示装置11−1〜11−n
を投影型の表示装置とすると、表示装置11−1〜11
−nは、スクリーンS1〜Sn、投影型表示器31−1
〜31−nで構成される。
【0042】スクリーンS1〜Snを図7に示す画像間
隔に従ってフィールド22上に配置し、投影型表示器3
1−1〜31−nは、各スクリーンS1〜Snの長手方
向(図面に対して直交する方向)に複数個、図8に示す
解像度を満足するように配置される。上記構成の表示装
置11−1〜11−nでは、図9に破線で示すスクリー
ンS1〜Snの上端部分が前側(矢印A方向)側に配置
されるスクリーンで重なるので、スクリーンS1より後
方に配置されたスクリーンS2〜Snに表示された画像
は、その下方が前のスクリーンS1〜Sn-1 により遮蔽
され、メインスタンド21の観戦者からは認識できない
部分が生じてしまう。このため、スクリーンS1〜Sn
を透過−遮蔽が可能なスクリーンで構成し、全ての画像
を認識可能とする構成が考えられる。
【0043】図10に本発明の一実施例の表示装置の変
形例の構成図を示す。同図中、図9と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本変形例は請求
項6乃至8の実施例に相当する。本変形例では、スクリ
ーンS1〜Snを電圧により透過−遮蔽(拡散)の切換
が可能な液晶パネルS11〜S1nで構成される。また、液
晶パネルS11〜S1n及び投影型表示器31−1〜31−
nには液晶パネルS11〜S1nを通常透過状態とし、か
つ、それに対応する投影型表示器31−1〜31−nを
通常遮断状態とし、順次液晶パネルS11〜S1nを散乱状
態とし、かつ、それに対応する投影型表示器31−1〜
31−nを投影状態とするスクリーン制御装置41が接
続される。
【0044】スクリーン制御装置41は、表示装置11
−1〜11−nを表示装置11−1〜11−4、表示装
置11−5〜11−8、・・・表示装置11−n-7 〜1
1−n-4 、表示装置11−n-3 〜11−n にグループ分
けして、各グループ内で、順次、液晶パネルS11〜S1n
を拡散状態にするとともに、投影型表示器31−1〜3
1−nを投影状態とするように、液晶パネルS11〜S1n
及び投影型表示器31−1〜31−nに制御信号を供給
する。
【0045】本変形例の画像分割装置12及びスクリー
ン制御装置41などの制御系は、プログラムにより実現
できる。図13に本発明の一実施例の表示装置の変形例
の制御系のハードブロック構成図を示す。同図中、図3
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0046】本変形例の制御系は、図3の構成にスクリ
ーン制御信号出力部12jを設け、スクリーン制御プロ
グラムにより生成されたスクリーン制御信号及び表示制
御信号を表示装置11−1〜11−nの液晶パネルS11
〜S1n及び投影型表示器31−1〜31−nに供給し
て、液晶パネルS11〜S1nの透過及び投影型表示器31
−1〜31−nの投影状態を制御する。
【0047】図14に本発明の一実施例の表示装置の変
形例のスクリーン制御処理の処理フローチャートを示
す。スクリーン制御装置41は、まず、変数Nに「1」
をセットする(ステップS2−1)。変数Nは、表示装
置11−1〜11−nに設定された各グループ内での識
別番号を示す。
【0048】次に、時間Tを「0」にセットし(ステッ
プS2−2)、時間Tが予め設定された所定の時間T0
になるまで、液晶パネルS11、S15、S19・・・S1(n-
3)を散乱状態とするとともに、投影型表示器31−1、
31−5、31−9・・・31−(n-3) を投影状態とす
る(ステップS2−3、S2−4)。ステップS2−4
で時間Tが所定の時間T0 になると、NをN+1とした
後(ステップS2−5)、時間Tを「0」のセットし
て、所定の時間T0 になるまで、液晶パネルS12、S1
6、S110 ・・・S1(n-2)を散乱状態とするとともに、
投影型表示器31−2、31−6、31−10・・・31
−(n-2) を投影状態とする。
【0049】上記ステップS2−2〜S2−5をグルー
プ内の表示装置の数、ここでは、「4」だけ繰り返し、
再びステップS2−1の戻って、スクリーンに順次投影
を行う。なお、このとき、画像分割装置12で実施され
る画像分割処理プログラムについては、図4で説明した
画像分割処理プログラムと同様であるので、その説明は
省略する。
【0050】グループを観測位置からスクリーンが重な
らない、4つの表示装置とすることにより、非投影画像
を最小限にでき、スムーズな画像表示が可能となる。こ
のとき、透過状態のスクリーンを通過してメインスタン
ド21に供給される光線と直接メインスタンド21に供
給される光線とでは液晶パネルが透過状態であっても透
過する光の輝度が異なる。これを防止するため、投影型
表示器31−1〜31−nは画像の重なる部分、図10
の角度αに投影される画像の輝度をあげて表示を行うこ
とで、対応する。画像の輝度は、液晶パネルから直接出
射される画像と前に配置された液晶パネルを透過した画
像の輝度とが略等しくなるように設定される。
【0051】次に、入力画像を生成する撮像系について
説明する。図13は本発明の一実施例の撮像時の説明図
である。入力画像の撮像は、図13に示すように画像入
力装置51をメインスタンド21のフィールド22の全
体が見渡せる代表点Pに設置して行う。画像入力装置5
1は、CCDカメラなどからなり、図13に示すように
フィールド22上の表示装置が設置される部分、及び、
その背景の一部を含む範囲(角度β)の撮像を行う。
【0052】図14に本発明の一実施例の画像入力装置
の分解能を説明するための図を示す。ここで、画像入力
装置51は、レンズ51aと撮像素子51bから構成さ
れ、撮像素子51bの撮像面上の画素ピッチをd、レン
ズ51aと撮像素子51bとの間隔であるバックフォー
カス長をl、被写体までの距離をLとすると、分解能D
は、
【0053】
【数1】
【0054】で表される。一方、表示系の解像度D0
は、被写体までの距離をL、眼の角度分解能をθとする
と、 D0 =Ltanθ ・・・(4) で表せる。
【0055】違和感のない表示を行わせるためには、撮
像系の分解能Dと眼の分解能D0 とが一致、すなわち、
式(3)と式(4)とが一致する必要がある。したがっ
て、次式を満足する必要がある。
【0056】
【数2】
【0057】式(5)は、
【0058】
【数3】
【0059】に変形できる。さらに、式(6)は、 d=ltanθ ・・・(7) で表せる。従って、人間の眼の角度解像度θを1分と
し、画像入力装置のバックフォーカス長lを10mmと
すると、撮像素子の分解能(ピッチ)dは、 10×tan(1/60°)=2.9ミクロン に設定すればよいことがわかる。
【0060】図15に本発明の一実施例の撮像系の変形
例の説明図を示す。図15(A)は概略構成図、図15
(B)は視差画像、図15(C)は分割画像を示す。本
変形例は請求項10の実施例に相当する。本変形例で
は、図15(A)に示すように2台の画像入力装置6
1、62を所定の間隔γで配置し、被写体63a、63
bを撮像する。2台の画像入力装置61、62で撮像さ
れた画像は、特許請求の範囲の画像分割手段に相当する
距離画像生成装置64に供給される。距離画像生成装置
64は、画像分割装置12に換えて設けられており、2
台の画像入力装置61、62で撮像された画像の視差を
検出する。2台の画像入力装置61、62で撮像された
2つの画像を重ね合わせると、図15(B)に示すよう
に近い被写体63aの画像と遠い被写体63bの画像と
で、両画像入力装置61、62で撮像した被写体の画像
に視差が生じ、視差の大きさが被写体の遠近位置によっ
て異なる。
【0061】図15(B)に示すように撮像位置から近
い被写体63aの画像では視差が大きくなり、遠い被写
体63bの画像では視差が小さくなる。距離画像生成装
置64では、この視差を検出して、被写体の遠近位置を
検出し、図15(C)に示すように画像を分割する。本
実施例によれば、視差により画像を検出するので、単に
入力画像の位置だけで短冊状に分割する場合に比べて被
写体の位置を正確に検出して、対応する表示装置11−
1〜11−nに分配でき、実際に近い画像を表示可能と
なる。
【0062】本変形例について更に詳細に説明する。図
16に本発明の一実施例の撮像系の変形例の距離画像生
成装置の機能ブロック構成図を示す。本変形例の距離画
像生成装置64は、機能ブロックとして、カメラ61と
カメラ62の画像を入力し、対象物体の画像を抽出する
画像入力部101、画像入力部101で抽出された対象
物体の画像から視差を計算する視差検出部102と、視
差検出部102で計算された視差と予め計算された視差
閾値とを比較し、分割する位置を求める比較部103、
比較部103で求められた入力画像の分割する位置に応
じて入力画像を分割する画像分割部104、比較部10
3に供給する視差閾値を計算する視差閾値計算部10
5、視差閾値計算部105で視差を検出するときの標準
距離を設定する標準距離設定部106から構成される。
【0063】画像入力部101は、カメラ61、及び、
カメラ62により撮像された画像を取り込み、それぞれ
の画像から選手、ボールなど対象とする物体を画像抽出
処理により抽出し、視差検出部102に供給する。視差
検出部102では、カメラ61の画面上とカメラ62の
画面上とでの共通する対象物の位置の差、すなわち、視
差を検出し、位置の差を比較部103に供給する。
【0064】図17に本発明の一実施例の撮像系の変形
例の距離画像生成装置のハードブロック構成図を示す。
距離画像生成装置64は、カメラ61、62で撮像され
た撮像画像を入力する画像入力部64a、画像分割処理
などの指示を行う入力装置64b、画像分割処理を実行
するCPU64c、CPU64cの作業用記憶領域とな
るRAM64d、起動プログラムなどが記憶されたRO
M64e、画像分割処理プログラムが記憶されたハード
ディスクドライブ64f、画像分割処理プログラムの実
行結果の分割画像を出力する分割画像出力部64g、画
像分割処理プログラムを供給するCD−ROM、フロッ
ピーディスク、MOなどの可換式記憶媒体12hを駆動
する可換式記憶媒体駆動装置64iから構成される。
【0065】距離画像生成装置64では、入力装置64
bの操作により、ハードディスクドライブ64f、又
は、可換式記憶媒体64h、又は、ROM64eに記憶
された画像分割処理プログラムをRAM64dに展開し
て、画像分割処理プログラムをCPU64cにより実行
する。なお、画像分割処理プログラムは、通信回線を使
って他のコンピュータからハードディスクドライブ64
f、可換式記憶媒体64hに記憶したり、RAM64d
に直接格納してもよい。
【0066】次に画像分割処理プログラムについて、説
明する。図18に本発明の一実施例の画像分割プログラ
ムの処理フローチャートを示す。画像分割処理プログラ
ムでは、まず、カメラ61及びカメラ62で撮像された
画像を入力する(ステップS3−1)。次に、入力画像
から人物、ボールなどの動きのある物体を抽出する(ス
テップS3−2)。
【0067】ステップS3−2で抽出された物体のカメ
ラ61からの画像とカメラ62からの画像との視差を検
出する(ステップS3−3)。ステップS3−3で検出
された視差と予め設定された視差閾値とを比較し、分割
する位置を求める(ステップS3−4)。ステップS3
−4で求められた入力画像の分割する位置に応じて入力
画像を分割する(ステップS3−5)。
【0068】次に、距離画像生成装置64の動作を説明
する。図19に本発明の一実施例の撮像系の変形例の距
離画像生成装置の視差検出方法を説明するための図を示
す。レンズ面SL から対象物Oまでの標準距離をLと
し、標準距離Lからカメラ61の光軸A方向に対象物O
がΔLだけ移動した場合、カメラ62によって撮像され
る対象物Oのセンサ面Ss 上での像は標準距離Lに位置
するときの対象物Oの位置に比べてΔxだけ変化する。
このΔxが視差である。
【0069】ここで、カメラ61とカメラ62との距離
(ステレオベース)をd、カメラ61、及び、カメラ6
2の撮影倍率〔(対象物Oのセンサ面Ss 上の映像サイ
ズ)/(実際の対象物Oのサイズ)〕をαとすると、視
差Δxは、 Δx=αdΔL/(L−ΔL) ・・・(8) で表せる。
【0070】図20に本発明の一実施例の撮像系の変形
例の撮像距離に対する視差の関係を示す図を示す。図2
0は、ステレオベースd=20〔m〕、撮影倍率1/2
00、標準距離50〔m〕としたときに図7に示す表示
画面の設置距離に対応する撮像距離で得られる視差Δx
を示している。
【0071】図20において最も近い位置、観察者から
の距離30〔m〕に配置される表示画面に表示される画
像は、カメラ61,62での撮像結果、式(8)から視
差Δxは、 Δx={(1/200)×20×20}/(50−2
0)=2/3≒0.67 となる。
【0072】また、次の表示画面が配置される設置距離
32.3〔m〕に対しては、ΔL=(50−32.3)
=17.7を式(8)に代入することにより視差Δx
は、0.55となる。すなわち、視差検出部102での
視差検出結果、視差が0.67〜0.55の間であれ
ば、観察位置から30〔m〕の位置に配置される表示画
面に視差検出部102で視差を検出した対象物Oを表示
するように、画像を分割すればよいと判断できる。
【0073】同様に、表示画面が配置される設置距離4
2.16〔m〕に対しては、ΔL=(50−42.1
6)=7.84を式(8)に代入することにより視差Δ
xは、0.19となり、また、隣接する表示画面が配置
される設置距離47.01〔m〕に対しては、ΔL=
(50−47.01)=2.99を式(8)に代入する
ことにより視差Δxは、0.06となる。
【0074】すなわち、視差検出部102での視差検出
結果、視差が0.19〜0.06の間であれば、観察位
置から42.16〔m〕の位置に配置される表示画面に
視差検出部102で視差を検出した対象物Oを表示する
ように、画像を分割すればよいと判断できる。さらに、
表示画面が配置される距離53.16〔m〕に対して
は、ΔL=(50−53.16)=−7.84を式
(8)に代入することにより視差Δxは、−0.06と
なり、これはカメラ61,62で撮像した画像中の対象
物が表示画面が配置される距離が50〔m〕以下のとき
とは反対の方向にずれることを意味している。また、隣
接する表示画面が配置される設置距離61.22〔m〕
に対しては、ΔL=(50−61.22)=−11.2
2を式(8)に代入することにより視差Δxは、−0.
18となる。
【0075】すなわち、視差検出部102での視差検出
結果、視差が−0.06〜−0.18の間であれば、観
察位置から53.16〔m〕の位置に配置される表示画
面に視差検出部102で視差を検出した対象物Oを表示
するように、画像を分割すればよいと判断できる。比較
部103では、図20に示すように表示画面位置に応じ
て予め設定された視差閾値と視差検出部102で検出さ
れた視差と比較し、視差検出部102で視差が検出され
た対象物を表示すべき表示画面を決定する。
【0076】画像分割部104では、カメラ61、又
は、カメラ62により撮像された画像を比較部103で
決定された位置で分割して送信する。また、比較部10
3で、視差検出部102で検出された視差の比較の基準
となる視差閾値は、視差閾値計算部105で計算され、
供給される。視差閾値計算部105には、標準距離設定
部106から視差を「0」とする標準距離L(例えば、
50〔m〕)が供給されるとともに、図7に示す表示画
面が設置される位置を示す距離情報、30〔m〕、3
2.3〔m〕、35.01〔m〕・・・112.2
〔m〕が供給される。視差閾値計算部105では、標準
距離設定部106から視差を「0」とする標準距離Lと
図7に示す表示画面が設置される位置を示す距離情報S
から図19に示す移動距離ΔLを求める。移動距離ΔL
は ΔL=(L−S) ・・・(9) から求める。
【0077】次に、式(9)により求められた移動距離
ΔL、及び、標準距離設定部106から供給される標準
距離Lを式(8)に代入して、図20に示すように図7
に示す表示画面が設置される位置を示す距離情報Sに対
応する視差Δxを距離S毎に求め保持する。なお、視差
閾値計算部105には、カメラ61,62の設置状態に
応じたステレオベースd、及び、カメラ61,62の撮
影倍率αが予め保持されており、距離情報S、及び、標
準距離Lが代入されることにより式(9)が実行され、
式(9)の結果により式(8)を実行して、視差閾値を
計算する。
【0078】また、画像分割部104では、比較部10
3での比較結果、視差検出部102で検出された対象物
体Oの視差が視差閾値計算部105で計算された視差閾
値0.67〜0.55であれば、対象物体Oを距離30
〔m〕の位置に配設された表示画面に表示し、視差検出
部102で検出された対象物体Oの視差が視差閾値計算
部105で計算された視差閾値0.55〜0.43であ
れば、対象物体Oを距離32.3〔m〕の位置に配設さ
れた表示画面に表示し、視差検出部102で検出された
対象物体Oの視差が視差閾値計算部105で計算された
視差閾値0.43〜0.31であれば、対象物体Oを距
離35.01〔m〕の位置に配設された表示画面に表示
し、・・・・視差検出部102で検出された対象物体O
の視差が視差閾値計算部105で計算された視差閾値−
0.31〜−0.43であれば、対象物体Oを距離8
7.94〔m〕の位置に配設された表示画面に表示し、
視差検出部102で検出された対象物体Oの視差が視差
閾値計算部105で計算された視差閾値−0.43〜−
0.55であれば、対象物体Oを距離112.2〔m〕
の位置に配設された表示画面に表示するように、入力画
像を分割する。
【0079】図21に本発明の一実施例の適用例の概略
構成図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。本実施例の適用例とし
ては、スタジアムAで行われている競技を他のスタジア
ムBで立体表示し、競技の観戦可能とした例である。ス
タジアムAには上記のような画像入力装置51が設置さ
れ、スタジアムAで行われている競技を例えば図5
(A)に示すように撮像する。撮像された画像13は、
画像分割装置12に供給され、図5(B)に示すように
スタジアムAに設置された複数の表示装置11−1〜1
1−nに対応した位置で表示されるように短冊状の画像
13−1〜13−nに分割される。
【0080】画像分割装置12で分割された複数の短冊
状の画像13−1〜13−nは、送信装置71に供給さ
れ、無線送信される。送信装置71から出力された複数
の短冊状の画像はスタジアムB側の受信装置72で受信
される。受信装置72で受信された複数の短冊状の画像
13−1〜13−nは画像分配装置73に供給される。
【0081】画像分配装置73は、供給された複数の短
冊状の画像13−1〜13−nをスタジアムBのフィー
ルド22上に設置された複数の表示装置11−1〜11
−nに分配する。本実施例によれば、一方のスタジアム
Aで行われている競技を他のスタジアムBで実際に観戦
しているかのように観戦可能となる。
【0082】なお、本実施例では、フィールド22上の
画像だけを表示する構成としたが、画像はメインスタン
ド21側からしか認識できないので、メインスタンド側
から見てバックスタンド側が空席となり、臨場感が損な
われる。そこで、バックスタンド前に大きなスクリーン
を設け、背景も表示することにより臨場感を演出する方
法が考えられる。
【0083】図22に本発明の他の実施例の概略構成図
を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例の立体画像表示シス
テムは、請求項11の実施例に相当し、表示装置11−
nの背後にバックスタンド23を覆うスクリーンSn+1
を有する表示装置11−n+1 を配置した構成とされてい
る。表示装置11−n+1 には画像分割装置から背景部分
の画像が供給され、背景が表示される。
【0084】以上、本実施例によれば、バックスタンド
23前に背景用の大きなスクリーンSn+1 を有する表示
装置11−n+1 を配置し、スクリーンSn+1 に撮像を行
っているスタジアムAのフィールドの背景となるバック
スタンドの画像までも表示することにより更に臨場感を
向上させることができる。
【0085】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、入力画像中、近くに存在する画像は観測者から近く
に配置された表示手段に表示され、遠くに存在する画像
は遠くに配置された表示手段に表示されるので、観測者
は複数の表示手段に表示された画像を立体画像として認
識できる等の特長を有する。
【0086】請求項2によれば、人間の眼は観測位置か
らの距離が遠くなるほど遠近感の認識が困難になるの
で、観測位置からの距離に比例して隣接する表示手段の
間隔を設定することにより、遠近感を認識を妨げること
なく表示手段の数を低減でき、システムを簡略化するこ
とができる等の特長を有する。請求項3によれば、複数
の表示手段の間隔は、前記観測位置からの距離の2乗に
比例した間隔とすることにより、複数の表示手段を人間
の遠近感に応じた間隔に設定されるので、人間の遠近感
を認識を妨げることなく表示手段の数を低減でき、シス
テムを簡略化することができる等の特長を有する。
【0087】請求項4によれば、人間の眼は観測位置か
らの距離が離れるほど分解能が低下するので、観測位置
から遠い表示手段の画素ピッチを荒く設定しても人間に
は違和感なく認識できるため、複数の表示手段を前記観
測位置からの距離に比例した画素ピッチに設定すること
により、観測者に違和感なく表示手段の構成を簡略化で
きる等の特長を有する。
【0088】請求項5によれば、画像を投射器から出射
された画像を拡散手段に投射することにより拡散手段に
画像を表示する構成とすることにより比較的簡単な構成
で、大画面を形成でき、システムを簡略化できる等の特
長を有する。請求項6によれば、拡散手段を透過拡散の
切り換えが可能な透過拡散手段で構成し、切換制御手段
により順次拡散状態に切り換えることにより、隣接する
拡散手段で表示画像が重なる場合などにも、観測者が重
なる部分の画像を確実に認識できるため、より臨場感あ
る画像を提供できる等の特長を有する。
【0089】請求項7によれば、観測位置から観測した
ときに表示画像が互いに重複しない連続する所定数の表
示手段の中で順次拡散状態に切り換えることにより、一
度に拡散状態となる表示手段の数を増加させることがで
きるので、表示されない画像を低減でき、臨場感ある画
像を提供できる等の特長を有する。請求項8によれば、
他の表示手段と重複する部分の画像の輝度を重複しない
部分の画像の輝度に比べて高することにより、他の表示
手段と重複する部分と重複しない部分とで画像の輝度に
差が生じないため、観測者は違和感のない画像を得るこ
とができる等の特長を有する。
【0090】請求項9によれば、入力画像の前記複数の
表示手段の表示領域に対応した範囲を複数の表示手段の
間隔に応じた幅で順次分割することにより、複数の表示
手段に表示すべき画像を簡単に得ることができる等の特
長を有する。請求項10によれば、第1及び第2の画像
入力手段により画像を検出し、入力した2つの画像から
視差を検出し、検出した視差に応じて表示する表示手段
を分割することにより、画像の表示位置を正確に設定で
き、観測者にとって違和感のない画像を得ることができ
る等の特長を有する。
【0091】請求項11、12によれば、入力画像をそ
の位置に応じた複数の画像に分割できるので、入力画像
のうち、近くに存在する画像は観測者から近くに配置さ
れた表示手段に供給し、遠くに存在する画像は遠くに配
置された表示手段に分配供給することにより、平面的な
入力画像を立体的に表示できる等の特長を有する。請求
項13によれば、第1、第2の撮像位置で撮像された第
1、第2の画像データから視差を検出し、視差に応じて
撮像位置からの距離を検出して、画像データを分割、分
配することにより、正確に画像の表示位置を設定できる
等の特長を有する。
【0092】請求項14、15によれば、投射器と拡散
手段とからなる表示手段で観測位置から観測したときに
表示画像が互いに重複しない連続する所定数の表示手段
内で順次拡散状態に切り換え、選択的に表示を行うこと
により、複数の表示手段での重なりを防止できる等の特
長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例の画像分割装置のブロック構
成図である。
【図4】本発明の一実施例の画像分割装置の処理フロー
チャートである。
【図5】本発明の一実施例の画像分割装置の動作説明図
である。
【図6】人間の視距離に対する奥行き感度の特性図であ
る。
【図7】本発明の一実施例の視距離に対する画像間隔の
関係を示す図である。
【図8】本発明の一実施例の表示装置の解像度を示す図
である。
【図9】本発明の一実施例の表示装置の構成図である。
【図10】本発明の一実施例の表示装置の変形例の構成
図である。
【図11】本発明の一実施例の表示装置の変形例のハー
ドブロック構成図である。
【図12】本発明の一実施例の表示装置の変形例のスク
リーン制御処理の処理フローチャートである。
【図13】本発明の一実施例の撮像時の説明図である。
【図14】本発明の一実施例の画像入力装置の分解能を
説明するための図である。
【図15】本発明の一実施例の撮像系の変形例の説明図
である。
【図16】本発明の一実施例の撮像系の変形例の距離画
像生成部の機能ブロック構成図である。
【図17】本発明の一実施例の撮像系の変形例の距離画
像生成部のハードブロック構成図である。
【図18】本発明の一実施例の撮像系の変形例の距離画
像生成部の画像分割処理の処理フローチャートである。
【図19】本発明の一実施例の撮像系の変形例の視差検
出方法を説明するための図である。
【図20】本発明の一実施例の撮像系の変形例の撮像距
離に対する視差の関係を示す図である。
【図21】本発明の一実施例の適用例の概略構成図であ
る。
【図22】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 画像分割手段 2−1〜2−n 表示手段 10 画像表示システム 11−1〜11−n 表示装置 12 画像分割装置 12a 画像入力部 12b 入力装置 12c CPU 12d RAM 12e ROM 12f ハードディスクドライブ 12g 分割画像出力部 12h 可換式記録媒体 12i 可換式記録媒体駆動装置 12j スクリーン制御信号出力部 13 入力画像 13−1〜13−n 短冊状画像 20 スタジアム 21 メインスタンド 22 フィールド 23 バックスタンド 31−1〜31−n 投影型表示器 41 スクリーン制御装置 51、61、62 画像入力装置 51a レンズ 51b 撮像素子 63a、63b 被写体 64 距離画像生成装置 71 送信装置 72 受信装置 73 画像分配装置 A、B スタジアム S1 〜Sn スクリーン S11〜S1n 液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 高弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 有竹 敬和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中島 雅人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を撮像位置からの距離に応じた
    複数の画像に分割する画像分割手段と、 観測位置から異なる距離に順次配置され、前記画像分割
    手段で分割された複数の画像を表示する複数の表示手段
    とを有し、 前記画像分割手段で分割された複数の画像を前記複数の
    表示手段のうち前記撮像位置からの距離に対応する表示
    手段に表示することを特徴とする画像表示システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の表示手段は、前記観測位置か
    らの距離に比例して隣接する表示手段の間隔が設定され
    たことを特徴とする請求項1記載の画像表示システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の表示手段の間隔は、前記観測
    位置からの距離の2乗に比例した間隔としたことを特徴
    とする請求項2記載の画像表示システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の表示手段は、前記観測位置か
    らの距離に比例した画素ピッチに設定されたことを特徴
    とする請求項1乃至4記載の画像表示システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の表示手段は、前記複数の画像
    を投射する投射器と、 前記投射器から出力された光を拡散する拡散手段とを有
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記
    載の画像表示システム。
  6. 【請求項6】 前記拡散手段は、拡散と透過との切換が
    可能な透過拡散手段と、 前記透過拡散手段を順次拡散状態に切り換える切換制御
    手段とを有することを特徴とする請求項5記載の画像表
    示システム。
  7. 【請求項7】 前記切換制御手段は、観測位置から観測
    したときに表示画像が互いに重複しない連続する所定数
    の表示手段内で順次拡散状態に切り換えることを特徴と
    する請求項6記載の画像表示システム。
  8. 【請求項8】 前記投影器は、他の表示手段と重複する
    部分の画像の輝度が重複しない部分の画像の輝度に比べ
    て高くなるように設定されたことを特徴とする請求項5
    乃至7のいずれか一項記載の画像表示システム。
  9. 【請求項9】 前記画像分割手段は、前記入力画像を前
    記複数の表示手段の表示領域に対応した範囲を前記複数
    の表示手段の間隔に応じた幅で分割することを特徴とす
    る請求項1乃至8記載の画像表示システム。
  10. 【請求項10】 画像を撮像する第1の画像入力手段
    と、 前記第1の画像入力手段と所定の間隔で配置され、画像
    を撮像する第2の画像入力手段と、 前記第1の画像入力手段の画像と前記第2の画像入力手
    段の画像のずれから視差を検出する視差検出手段とを有
    し、 前記画像分割手段は、前記視差検出手段で検出された視
    差に応じて前記入力画像を複数に分割することを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれか一項記載の画像表示シス
    テム。
  11. 【請求項11】 所定の撮像位置で撮像された画像デー
    タを入力する第1手順と、 前記第1手順で入力された画像データを前記所定の撮像
    位置からの距離に応じて複数の画像に分割する第2手順
    とを有するプログラムが記憶されたコンピュータで読み
    取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記第2手順で分割された複数の画像
    を前記所定の撮像位置からの距離に応じて予め配置され
    た複数の表示手段に分配する第3手順を有する請求項1
    1記載のプログラムが記憶されたコンピュータで読み取
    り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 所定の撮像領域を第1の撮像位置で撮
    像して得られる第1の画像データを入力する第1手順
    と、 前記所定の撮像領域を前記第1の画像データとで視差を
    生じる第2の撮像位置で撮像して得られる第2の画像デ
    ータを入力する第2手順と、 前記第1手順で入力された前記第1の画像データと前記
    第2手順で入力された前記第2の画像データとの視差を
    求める第3手順と、 前記第3手順で得られた視差に応じて前記第1又は第2
    の画像データを複数の画像に分割する第4手順とを有す
    るプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能
    な記録媒体。
  14. 【請求項14】 画像を投射する投射器と、該投射器か
    ら出力された光を拡散する拡散手段とからなる表示手段
    を複数個有する画像表示システムで該投射器の投影と該
    拡散手段の拡散状態を制御するプログラムが記憶された
    コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、 前記複数の表示手段で順次前記拡散手段と拡散状態と
    し、前記投射器を投射状態とする切換手段を有するプロ
    グラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能な記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記切換制御手段は、観測位置から観
    測したときに表示画像が互いに重複しない連続する所定
    数の表示手段内で順次拡散状態に切り換えることを特徴
    とする請求項14記載のプログラムが記憶されたコンピ
    ュータで読み取り可能な記録媒体。
JP10058410A 1997-03-11 1998-03-10 画像表示システム及びそれを実現するためのプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JPH10312162A (ja)

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