JPH10311882A - 土類層の濃度判別方法 - Google Patents

土類層の濃度判別方法

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JPH10311882A JP9381198A JP9381198A JPH10311882A JP H10311882 A JPH10311882 A JP H10311882A JP 9381198 A JP9381198 A JP 9381198A JP 9381198 A JP9381198 A JP 9381198A JP H10311882 A JPH10311882 A JP H10311882A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土類層の濃度判別方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤライン・ロギング工具又は掘削時
ロギング工具のような、掘削孔の周囲の地下の土類層の
濃度を判別する装置が、掘削孔内部から土類層に照射す
るための中性子源と、中性子による土類層の照射から生
ずる掘削孔内の中性子とガンマ線を検出する少なくとも
1つの検出器とを有している。中性子とガンマ線を別個
に検出するため、多数の検出器を使用することもでき
る。検出された中性子とガンマ線の信号を各々結合し
て、土類層の濃度を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、内層面の土
類層の調査に関する。より詳細には、本発明は、中性子
加速器に基づく濃度判別を行うための方法に関する。最
も広い観点では、開示された技術のうち一定のものは、
ワイヤライン・ロギング(wireline logging)と掘削時
測定(measurement-while-drilling)に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】中性子源から距離を隔
てた中性子フラックスの減衰によって鉱井掘削孔を取り
囲む内層面の土類層の間隙率の測定は、ワイヤライン・
ロギングにおいて周知である。特にエピサーマル・ロギ
ング工具は、土類層の水素密度、即ち濃度に対して敏感
である。土類層の流体中には一般に水素が発見されるの
で、水素濃度は、土類層の孔空隙の量、即ち間隙率に関
連している。しかしながら、所定の間隙率については、
(同じマトリックス化学成分を維持する)マトリックス
濃度が増加すると、(例えば源と検出器との間隔が60
cmの場合)エピサーマル中性子検出器の計数率が減少
する。計数率のこの変化は、所定のマトリックス濃度に
対して間隙率が増加した場合に生ずる方向と同じ方向で
ある。かくして、中性子間隙率測定だけでは、未知の成
分の土類層の間隙率を控えめに判別することができな
い。
【0003】従って、ワイヤライン・ロギングにおいて
は、中性子間隙率工具と同じ間隔での電子からのガンマ
線のコンプトン散乱に基づき、第2の工具を走行させる
ことによって、対象となる土類層の嵩密度測定を行うの
が普通である。マトリックス濃度が増加すると、濃度工
具における検出器計数率が減少する。一方、所定のマト
リックス濃度に対して間隙率が増加した場合には、濃度
工具の検出器計数率は増加する。かくして、マトリック
ス濃度と間隙率の変化は、中性子間隙率とコンプトン散
乱濃度工具に補足的な影響を有し、2つの工具の応答を
クロスプロットすることによって影響を相殺することが
できる。このようなクロスプロットの使用によって、物
理的特性を解決することができ、マトリックス濃度と成
分(リトグラフィ)の変化を判別することができる。マ
トリックス孔空隙中での気体の包含が中性子間隙率と濃
度工具の応答に影響を及ぼすので、一定の状況では、中
性子/濃度クロスプロットによって気体の存在を検出す
ることができる。
【0004】しかしながら、従来の嵩密度測定技術は、
ガンマ線源(典型的には、 137Cs同位体源)を必要と
している。このような放射性化学源は、放射線の安全の
観点では明らかに欠点を有している。これは、作動状態
が源の損失を起こし易くワイヤライン作動よりも検索が
困難である掘削時測定においては、特別な関心事であ
る。実際には、上述の掘削時測定の従来技術に関する特
許は、損失を阻止し、損失が生じた場合にはこのような
化学源を回収することに関して、大きな焦点を合わせて
きた。加速器に基づくワイヤライン間隙率工具が、(例
えば、アルベイツ等に付与された米国特許第4,76
0,252号に示されるように)知られているが、現在
のところ、濃度ロギング用の 137Csガンマ線源に代わ
る手段として、実用的で経済的な加速器に基づく手段は
ない。従って、従来の嵩濃度工具のための放射性化学源
に対する条件を除去した加速器に基づく工具に対する要
請がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤライン
工具又は掘削ストリングの掘削カラー部分に設けられた
高エネルギ(好ましくは、14MeV)中性子加速器
と、加速器から間隔を隔てて設けられ、周囲の土類層の
中性子照射から生じ土類層の濃度を表す放射線を測定す
るための少なくとも1つのガンマ線検出器及び少なくと
も1つの中性子検出器、又は中性子線とガンマ線の両方
のための単一の検出器とを有する装置および方法を提供
することである。検出された中性子及び検出されたガン
マ線は、中性子とガンマ線の検出によって影響を及ぼさ
れる濃度判別を行うため、重み付き複合線形回帰技術又
は応答表面法のような公知の統計的な技術を使用して処
理される。
【0006】好ましい実施の形態では、中性子源フラッ
クスを監視するための近接中性子検出器と、主として土
類層の水素濃度に応答する中程度に間隔を隔てたエピサ
ーマル中性子検出器と、土類層の濃度に応答する遠位ガ
ンマ線検出器とが、工具に設けられている。近接検出器
の出力は、源強度の変動に対する他の検出器の出力を正
規化するのに使用される。正規化された中程度に間隔を
隔てたエピサーマル中性子検出器の出力と正規化された
遠位検出器の出力を、通常の中性子間隙率と濃度のクロ
スプロットと概念的に同様なやり方で結合して、土類層
の間隙率、嵩密度、リトグラフィの測定値を得、及び/
又は気体を検出する。測定値は、掘削孔の深さの関数、
そして適用できる場合には、掘削孔の角度又は方位の配
向の関数として記録される。
【0007】近接検出器は好ましくは、土類層の元の中
性子に実質的に反応しないように、中性子減速吸収材料
によって遮蔽されたエピサーマル中性子検出器である。
或いは、高Z材料によって遮蔽された、 4He検出器又は
液体シンチレータ中性子検出器のようなMeV中性子検
出器を備えていてもよい。中程度に間隔を隔てたエピサ
ーマル中性子検出器は、検出器列をなす多数の同様に間
隔を隔てた検出器の1つであるのがよい。検出器列は、
良好な水平解像度を提供するため、掘削カラーの内壁の
まわりに円周方向に間隔を隔てた複数の同じエピサーマ
ル検出器を有しているのがよい。1以上のガンマ線検出
器及び/又は熱中性子検出器を、検出器列に含んでもよ
い。所望ならば、垂直解像度を改良するため、列検出器
を垂直方向に間隔を隔ててもよい。遠位検出器は好まし
くは、ガンマ線検出器であるが、高エネルギ(>0.5
MeV)中性子検出器(例えば、 4He検出器又は液体シ
ンチレータ中性子検出器)を含んでいてもよい。或い
は、遠位ガンマ線検出器と遠位中性子検出器の両方を設
けてもよい。液体シンチレータを使用する場合には、中
性子とガンマ線の両方を検出するように構成することが
できる。検出された中性子とガンマ線の信号は、独立し
て、土類層の濃度判別を行うことができる。これらの信
号を結合して、土類層の濃度判別を行うこともできる。
【0008】掘削時測定においては、中性子加速器と近
接検出器は好ましくは、掘削カラーの他方の側に掘削流
体溝を収容するため、同軸に整列し、掘削カラーの一方
の側に対して偏心している。土類層に対する感度を高め
るため、検出器列は好ましくは、掘削カラーの内壁に対
して偏心しており、掘削孔及び中性子を移送した掘削カ
ラーに対して遮蔽されている。遠位検出器は好ましく
は、加速器及び近接検出器と同軸である。また、遠位検
出器は、掘削孔及び掘削カラーに沿って流れる中性子に
対して遮蔽されている。好ましくは、土類層の感度を一
層高め、調査深度を増加させるため、検出器列の各中性
子検出器に対向して中性子透過窓が設けられている。好
ましい構成の中性子窓は、掘削カラー内への中性子の漏
洩を最少にするため、硼素又は他の中性子吸収材料で覆
われた、チタニウムのような低散乱横断面材料を有して
いる。掘削カラー内への中性子の流入を更に減少させる
ため、中性子窓のところに開口が形成された外部中性子
吸収層を設けてもよい。別の中性子窓の構成として、長
さ方向及び/又は円周方向の中性子流を減衰させるた
め、中性子吸収材料の横断方向及び/又は長さ方向の層
を掘削カラーに設けてもよい。
【0009】上述のクロスプロット技術に加えて、所望
ならば、関心のある他の情報を得るため、中程度に間隔
を隔てた検出器の出力と遠位検出器の出力を別個に処理
してもよい。例えば、エピサーマル中性子検出器によっ
て生成された減速時間曲線から間隙率とスタンドオフ
(standoff)の測定値を得ることができ、ガンマ線検出
器列のところで記録されたガンマ線エネルギスペクトル
のスペクトル分析から土類層の化学成分に関する情報を
得ることもできる。このようなスペクトル分析は、検出
器がガンマ線を検出する遠位検出器の出力に基づいても
よい。熱中性子の出力は、土類層の巨視的な捕捉横断面
を決定し、スタンドオフを測定するのに有用である。ガ
ンマ線検出器の出力から、熱中性子の巨視的な捕捉横断
面、又は熱中性子崩壊時間定数の相関を決定することも
できる。これらの付加的な測定は、それ自体でも有用で
あり、基本的なクロスプロットの提示を判断するのに有
用である。
【0010】本発明は、中性子加速器源から土類層に照
射された中性子を検出する。これらの中性子は、源から
間隔を隔てた少なくとも1つの検出器のところで検出さ
れる。本発明は又、化学源のような工具中の“一次”源
ではなく“二次”ガンマ線源として効果的に作用する土
類層内の原子核と中性子との相互作用によって生成され
たガンマ線を使用する。加速器から出た中性子は、掘削
孔と工具の周りの土類層岩に侵入する。これらの中性子
は、工具を構成する要素の原子核、掘削孔流体、及び土
類層と相互作用し、工具内の検出器に戻るガンマ線を生
成する。非弾性散乱又は熱捕捉のいずれかによって、ガ
ンマ線を生成することができる。相互作用のいずれかの
型式からのガンマ線は、濃度判別のため、ガンマ線の二
次源として使用することができる。しかしながら、土類
層内の二次源の位置(深さ)は、土類層の性質が変化す
るので、一定のままでなければならず、さもなければ、
検出されたガンマ線の数の変化は、土類層の濃度の変化
よりも二次源の位置の変化によるかもしれない。熱中性
子の土類層への侵入の深さは、土類層の熱横断面の大き
さに依存する。これは、土類層又は掘削孔流体中の硼素
や塩素のような高吸収原子核の濃度に応じて大きく変動
する。その結果、熱捕捉二次ガンマ線源の位置は、掘削
孔流体と土類層の熱横断面に大きく依存する。一方、高
速中性子の非弾性相互作用によって生成されたガンマ線
が、土類層の性質が変化するのと同じ領域(“ホットス
ポット”)に生成される。この作用は、2つの要因によ
るものである。第1に、大部分の要素の高速中性子の横
断面は、2つのうち一方の要因のみによって相違し、成
分の変化に対して比較的反応しない土類層/掘削孔の全
体横断面を形成する。第2に、大部分の堆積岩種の酸素
の主要な構成要素と酸素の濃度が異なる種類の堆積岩で
殆ど変動しないので、大部分の堆積岩についての高速中
性子横断面は、殆ど一定である。これは、二次非弾性ガ
ンマ線源が効果的に不動であることを確保する。
【0011】二次ガンマ線源の強度は、(固体角度作用
を除く)2つの要因、即ち中性子減衰と酸素原子濃度に
依存している。源から出た中性子は、工具、掘削孔、土
類層の原子核と相互作用する。高速中性子は、吸収と低
エネルギへの散乱の両方によって、減衰される。大部分
の非弾性横断面が、高域値(即ち、数MeV)を有して
いるので、中性子エネルギの減少は、ガンマ線生成の減
少に関しては、吸収と同等である。かくして、二次ガン
マ線源の強度は、非弾性ガンマ線源に利用される高エネ
ルギ中性子の数に大きく(指数関数的に)依存する。そ
の結果、この解決策を利用する濃度判別は、二次ガンマ
線源の強度に関して中性子減衰作用のための正確な補正
を有することが望ましい。更に、二次源の強度は、二次
ガンマ線源として使用される材料の原子濃度に比例す
る。土類層がガンマ線源であるので、酸素非弾性ガンマ
線が土類層の濃度判別に好ましい源であるのは明瞭であ
る。これは、少なくとも2つの理由のために正しい。第
1に、酸素が堆積岩の最も豊富な成分であり、その濃度
が岩毎にほんの僅かに変動するので、酸素の使用によ
り、濃度判別に対して僅かな補正で済む。第2に、酸素
は、単純なエネルギ識別によって干渉するガンマ線から
容易に分解される幾つかの高エネルギ非弾性ガンマ線を
出し、より複雑な形態のスペクトル・デコンボルーショ
ン(deconvolution )を必要としない。
【0012】非弾性ガンマ線源を作り出す原因となる高
速中性子フラックスの挙動を反映する信号を使用するこ
とによって、中性子減衰作用を補正することができる。
これは、高速中性子減衰の独立した監視を行うため、工
具内に別個の高速中性子検出器を使用することによって
達成される。より簡単には、工具の種々の構成要素と相
互作用する中性子により非弾性及びエピサーマル捕捉ガ
ンマ線が生成されるという事実を使用することによっ
て、高速中性子減衰を推定することができる。例えば、
工具の鉄と相互作用する中性子は、非弾性ガンマ線をも
たらし、その強度は、酸素二次ガンマ線源において非弾
性ガンマ線の生成を励起する中性子と非常に類似した方
法で変動する。鉄からのガンマ線は、非弾性ガンマ線ス
ペクトルにおいて非常に卓越しており、その結果、複雑
なスペクトル・デコンボルーション技術なしに、容易に
使用される。或いは、工具内の結晶検出器と相互作用す
るエピサーマル中性子が、熱中性子間隙率測定と非常に
類似した方法で挙動する信号に至ることが知られてい
る。この結晶の背景が典型的には、非弾性ガンマ線スペ
クトル全体の50%〜90%を含んでいるので、高速中
性子フラックスの挙動を反映する補正された信号を得る
のが難しくはない。これは又、この濃度判別のための中
性子減衰補正信号として使用される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、ワイヤラインと掘削時
測定の両方の用途に特に有用である。図1〜図8は、本
発明の掘削時測定の実施の形態を示している。図1に示
されるように、プラットホーム付きデリック10が、掘
削孔12の上に位置決めされている。掘削ストリング1
4が、掘削孔内に吊り下げられ、その下端部に掘削ビッ
ト16を有している。掘削ストリング14及び掘削スト
リングに取付けられた掘削ビット16は、(図示されて
いない手段によって付勢される)回転テーブル18によ
って回転され、回転テーブル18は、掘削ストリングの
上端部のところでケリー20に係合している。掘削スト
リングは、移動ブロック(図示せず)に取付けられたフ
ック22から吊り下げられている。ケリーは、掘削スト
リングのフックに対する回転を可能にする回転スイベル
24によって、フックに連結されている。或いは、掘削
ストリング14と掘削ビット16は、“頂部駆動”型式
の掘削リグによって表面から回転させてもよい。掘削流
体すなわちマッド26が、デリック10に隣接したマッ
ドピット28に収容されている。ポンプ30が、掘削ス
トリング14の中央を通って(矢印32で示されるよう
に)下方に流れるように、掘削流体をスイベル24の口
を介して掘削ストリング内に圧送する。掘削流体は、掘
削ビット16の口を介して掘削ストリングを出て、矢印
34に示されるように、掘削ストリングの外側と掘削孔
の周囲との間の環内を上方に循環する。これにより、掘
削流体は、掘削ビットを潤滑し、土類層の試料を地表面
まで搬送する。地表面のところで、掘削流体は、マッド
ピット28に戻され、再循環される。
【0014】掘削ストリング14内に、好ましくは掘削
ビット16に近接して、(全体として参照符号36で示
される)底部孔アセンブリが取付けられており、底部孔
アセンブリは、測定を行い、情報を処理し記憶し、地表
面と連通させるためのサブアセンブリを有している。好
ましくは、底部孔アセンブリは、掘削ビット16の幾つ
かの掘削カラー長さ内に置かれている。図1に示される
底部孔アセンブリでは、安定カラー部分38が、掘削ビ
ット16のすぐ上方に示されており、その上方に、掘削
カラー部分40、別の安定カラー部分42、別の掘削カ
ラー部分44が配置されている。掘削カラーと安定カラ
ーのこの構成は、専ら例示的なものであり、他の構成を
使用してもよい。安定カラーの必要性すなわち要望は、
掘削条件に依存する。図1に示される実施の形態では、
掘削孔測定サブアセンブリの構成要素は好ましくは、安
定カラー38の上方の掘削カラー部分40に配置されて
いる。このような構成要素は、所望ならば、例えば安定
カラー部分38又は42或いは掘削カラー部分44のい
ずれかの箇所のように、掘削ビット16に近接させて或
いは掘削ビット16から遠ざけて配置することができ
る。
【0015】また、底部孔サブアセンブリ36は、デー
タを収集し地表面との連通を制御するための遠隔測定サ
ブアセンブリ(図示せず)を有している。また、底部孔
サブアセンブリ36は好ましくは、通常の捕捉及び処理
用の電子装置(図示せず)を有しており、この電子装置
は、加速器とデータ測定センサの作動を調時し、測定セ
ンサからのデータを記憶し、データを処理してその結果
を記憶し、データの所望の部分を地表面に伝達するため
の遠隔測定要素に接続することができる(メモリ、クロ
ック及び調時回路、およびインターフェース回路と関連
した)マイクロプロセッサシステムを有している。或い
は、データを掘削孔内で記憶させておき、掘削ストリン
グの回収時に地表面で引き出してもよい。これらの目的
のための適当な掘削孔回路が、米国特許第4,972,
082号および同第5,051,581号に記載されて
いる。測定サブアセンブリ、データ捕捉処理サブアセン
ブリ、およびデータ遠隔測定サブアセンブリ間での電子
接続と信号伝達を容易にするために、これらの構成要素
は好ましくは、互いに隣接して掘削ストリングに配置さ
れている。これが実行できない場合には、バッテリ、或
いは掘削流体によって付勢される掘削孔タービン発電機
によって、短距離での局部的な掘削孔連通および掘削孔
と地表面との連通の両方を提供する上述の米国特許第
5,235,285号のデータ通信システムを設けても
よい。
【0016】掘削孔測定サブアセンブリの好ましい実施
の形態が、図2〜図4に示されており、掘削カラー部分
40が、ステンレス鋼の工具シャーシ54を取り囲むも
のとして図示されている。掘削カラーは、(例えば、外
径8インチ、内径5インチのような)適当な寸法のもの
でよい。図3および図4に最も良く示されるように、シ
ャーシ54内の長さ方向軸線の一方の側に、掘削ストリ
ングを通って掘削流体を下方に搬送するための、長さ方
向に延びたマッド流路が形成されている。シャーシ54
の他方の側には、中性子加速器58、その関連した制御
および高電圧電子パッケージ60、および軸線方向に整
列し近接した検出器62が、偏心して配置されている。
加速器は好ましくは、公知のD型(14MeV)源であ
る。近接検出器は主として、最少情報作用を備えた加速
器の出力に応答する。この目的のため、検出器62は、
エピサーマル中性子検出器(例えば、3He プロポーショ
ナルカウンタ)を備え、高密度の遮蔽体を介在させるこ
となしに加速器に近接して配置するのがよい。検出器6
2の感応体は、エピサーマルレベルに対する検出域値を
上昇させるため、カドミウム又は他の高熱中性子捕捉横
断面材料のクラッド(図示せず)である。また、検出器
62は、好ましくはエポキシ(又は、他の水素材料)バ
インダ(“B4CE”)に分配された炭化硼素(又は、
他の1/v型吸収剤のような結合した中性子加速・中性
子減速吸収材料の遮蔽体64によって加速器58に隣接
した箇所を除いた全ての表面で囲まれている。このよう
な近接した3He 検出器の遮蔽の構造と機能に関するより
詳細な情報は、米国特許第4,760,252に記載さ
れており、この特許を参考文献としてここに含める。
【0017】或いは、近接検出器62は、土類層から検
出器を遮蔽し且つ検出器の非形成中性子投射の数を増加
させるため、タングステン、ヘビメット、または他の高
Z遮蔽体によって囲まれた、4He 検出器のような高エネ
ルギ検出器(MeV)でもよい。増加作用は、高Z材料
の大きな(n、2n)(n、3n)横断面によるもので
あり、14MeV源中性子を、4H散乱横断面が大きい略
6MeV以下の2又は3中性子に変換する。かくして、
高Z遮蔽体は、土類層散乱中性子への近接検出器の信号
の感度を減少させるだけでなく、工具に沿った源(14
MeV)中性子フラックスを効果的に減衰させる。後述
するように、離れた中性子検出器がB4CE(又は、同
様な減速−吸収)材料で遮蔽されている場合には、B4
CEにおける水素の減速力を使用して中性子エネルギを
更に減少させ、硼素の吸収力が、低エネルギ中性子フラ
ックスを減衰させるのに役立つ。
【0018】遮蔽材料、中性子源に近接した高Z材料、
B4CE(又は、同様な)材料の順序は、重要である。
何故ならば、逆の順序にすると、高エネルギ中性子を遮
蔽するのに効果的でないからである。近接検出器62
が、eV検出器又はMeV検出器である場合には、検出
エネルギの結合作用、近接検出器の配置および遮蔽は、
検出器の出力を、土類層間隙率に対して比較的敏感では
なく、主として加速器からの中性子フラックスに比例す
るようなものとすべきである。その際、近接検出器62
の出力を使用して、源強度の変動に対する他の検出器の
出力を正規化するのがよい。近接検出器62に長さ方向
に隣接して、複数の、即ち列をなした検出器66a66
b、66c、66dが配置されている。この列は、少な
くとも1つの(好ましくは1以上の)エピサーマル中性
子検出器と、少なくとも1つのガンマ線検出器とを有し
ている。1以上の熱中性子検出器を含んでいてもよい。
図4に示されるように、2つのエピサーマル検出器66
a、66bと、1つの熱中性子検出器66cと、1つの
ガンマ線検出器66dが設けられている。所望ならば、
異なる数又は組合せの検出器を設けてもよい。
【0019】エピサーマル中性子検出器66a、66b
の主要な目的は、嵩密度を支配する土類層の重量要素
(酸素、珪素、炭素、カルシウム等)の検出出力に対す
る影響を最少にし或いは少なくとも著しく減少させるた
め、かつ、検出出力に関する土類層の水素化の影響を最
大にし或いは少なくとも著しく増大させるため、中性子
源に十分に近接した間隔のところで土類層中のエピサー
マル中性子を測定することである。このように位置決め
すると、エピサーマル中性子検出器の応答は主として、
残留リトグラフィ作用のみを備えた水素指数に依存す
る。土類層に対する感度を高めるため、3He プロポーシ
ョナルカウンタであるエピサーマル検出器66a、66
bは好ましくは、掘削孔の中性子感度を減少させるた
め、参照符号68a、68bで示される掘削カラー壁と
背部遮蔽壁に密接して配置される。遮蔽材料は好ましく
は、近接検出器62に関連して上述したもの(即ち、カ
ドミウム・クラッディングおよびB4CE)と同じであ
る。より詳細には後述するように、好ましくは、中性子
透過窓70a、70bが、検出器の感度を一層高め、か
つ、調査深度を大きくするため、掘削カラーに形成され
ている。
【0020】図4に示されるように、エピサーマル中性
子検出器66a、66b、および関連した窓70a、7
0bは好ましくは、角度又は方位解像度を高めるため、
掘削カラー40の円周方向に間隔を隔てられている。所
望の円周方向間隔の検出器を使用してもよい。検出器6
6a、66bが加速器58から同じ長さ方向間隔のとこ
ろに示されているが、垂直解像度を高めるため、異なる
長さ方向間隔のところに、1以上の付加的な検出器を設
けることができる。円周方向および水平方向に間隔を隔
てた検出器の列、並びに、個々の検出器およびその遮蔽
に関する一層の詳細が、米国特許第4,760,252
号および同第4,972,082号に詳細に記載されて
いる。米国特許第4,972,082号に記載されてい
るように、減速時間測定に関する高空間解像度は、特別
な関心と価値のある本発明に従って減速時間の方位測定
を行う。米国特許第4,760,252号および同第
4,972,082号に記載されている源/検出器の間
隔が、ワイヤライン工具に関するものであることを留意
すべきである。検出器が掘削カラーを介して土類層を見
るという事実を考慮するため、掘削時測定の工具には、
幾分長い間隔を設けるべきである。
【0021】熱中性子検出器66cは、土類層の熱中性
子に検出器が反応するように土類層の側部でカドミウム
・クラッディングが省略されていることを除いて、エピ
サーマル検出器66a、66bと同様に、68cで示さ
れるような遮蔽された3He プロポーショナルカウンタで
ある。掘削カラー44には、熱検出器66cに隣接し
て、中性子透過窓70cを設けるのがよい。所望の水平
及び/又は垂直解像度を得るため、必要ならば、付加的
な熱中性子検出器を設けてもよい。熱中性子検出器66
cからの出力信号は、熱中性子間隙率測定値を得るた
め、米国特許第4,760,252号に記載されている
ように、及び/又は、土類層のシグマとスタンドオフの
測定値を得るため、米国特許第5,235,185に記
載されているように、処理することができる。ガンマ線
検出器66dは、NaI、BGO、CsI、アントラセ
ン等のような適当な型式の検出器を有するものでよい
が、米国特許第4,647,781号および同第4,8
83,956号に開示されているようなセリウム活性ガ
ドリニウム・オルトシリケート(GSO)が好ましい。
これらの特許に開示されているように、GSO検出器は
好ましくは、検出器の応答に関する熱中性子とエピサー
マル中性子の影響を減少させるため、硼素によって取り
囲まれている。また、検出器に入射する高エネルギ中性
子のフラックスを減少させるため、加速器58とGSO
検出器66dとの間に、タングステン又は他の高密度遮
蔽体(図示せず)を配置するのがよい。
【0022】図示されてはいないが、加速器58をパル
スモードで作動させ、かつ、非弾性及び/又は捕捉ガン
マ線を検出するように必要に応じて選択的に検出器を制
御するため、適当な調時および制御回路が提供されるこ
とが理解されるであろう。エネルギ検出範囲は好ましく
は、広い(例えば、0.1〜11MeV)。検出器66
dの主要な目的は、非弾性及び/又は捕捉ガンマ線エネ
ルギスペクトルとエネルギ窓計数率を提供することであ
る。特に、調査した土類層の要素成分に関する情報を得
るため、エネルギスペクトルをスペクトル分析すること
ができる。基本的な分光およびリトグラフィ情報を得る
ため、ガンマ線検出器66dからのスペクトルデータを
分析するための好ましい技術が、米国特許第5,44
0,118号に記載されている。簡単に言うと、最小二
乗スペクトル法によって非弾性散乱ガンマ線スペクトル
を分析し、未知の土類層に存在すると仮定され、土類層
からの測定スペクトルに寄与する化学要素の相対基本寄
与率を決定する。シリコン、カルシウム、マグネシウム
の相対非弾性収率を校正して、これらの要素、および土
類層中の砂岩、石灰岩、苦灰岩のような要素すなわち関
連した岩石種の容積画分の基本濃度の直接推定値を提供
する。マンガンとカルシウムに関する相対非弾性収率の
比率は、土類層の苦灰石化の度合いを表示する。シリコ
ン及び/又はカルウシムの校正した非弾性収率に基づい
て、測定した熱中性子捕捉ガンマ線スペクトルからの基
本収率の校正推定値も決定することができ、これから土
類層リトグラフィに関する更なる情報を得ることができ
る。
【0023】エピサーマル中性子減速時間と掘削孔から
の工具スタンドオフの測定は、エピサーマル中性子検出
器66a、66bの出力から得られる。掘削カラー40
とシャーシ54に存在する多量の鋼が、中性子にとって
長寿命保存シンクとして作用するので、検出器66a、
66bのエピサーマル中性子減速時間に対する感度は、
実質的に減少する。従って、掘削しつつエピサーマル中
性子減速時間を測定するため、検出器66a、66bを
掘削カラー40に対して適当に配置し、適当に構成され
た中性子窓70a、70bを提供し、検出器66a、6
6bを適当に遮蔽することが重要である。図4に示され
るように、検出器66a、66bの感度容量は好ましく
は、掘削カラー40の内壁に密接し、掘削カラーのそれ
ぞれの中性子窓70a、70bに直接対向して、工具シ
ャーシ54に取付けられている。各検出器も又、好まし
くは、両端、及び掘削カラーに面する側を除いた全ての
側が(B4CE等で)遮蔽されている。窓70a、70
bは好ましくは、硼素で覆われたチタニウム又は他の高
強度、低散乱横断面材料で形成されている。掘削カラー
40内への中性子の侵入を更に減少させるため、好まし
くは、検出器の領域の掘削カラー40の外側に、窓70
a、70bの箇所に合致する穴を備えた硼素炭化物層7
2が設けられている。このように位置決めされ遮蔽され
窓が形成された検出器による間隙率に対するエピサーマ
ル中性子減速時間曲線の感度が、窓又は外部硼素遮蔽の
ない検出器よりも大きいことが、模型および実験データ
で示されている。
【0024】或いは、図5に示されるように、硼素炭化
物遮蔽体76を備えた掘削カラー40自体、及び図4に
示されるような合致穴を備えた外部硼素炭化物層72に
検出器74を配置することによって、検出器の感度を更
に一層高めることが可能である。この組合せは、実行可
能ではあるが、掘削の際、検出器を損傷させるおそれが
あり、検出器の受け器を形成するため掘削カラーの機械
加工を必要とする。図4に示されるような、硼素で覆わ
れた中性子透過窓70a、70bの使用に対する変形例
として、エピサーマル中性子検出器の領域において掘削
カラー40に硼素又は他の高吸収横断面材料の横断層を
提供することによって、エピサーマル中性子検出器66
a、66bの減速及び計数比率感度を高めることができ
る。これは、図6〜図8に示されている。図6は、掘削
カラー壁に対して偏心し図4におけるように遮蔽された
エピサーマル中性子検出器78を示している。複数の横
断硼素炭化物層80がカラー壁に埋め込まれ、これらの
層は、カラーに沿って中性子の流れを遮断しつつ、カラ
ーを横断して中性子を移送させるように“ベネチアン・
ブラインド”として作用する。図7は、図6の硼素炭化
物層80の外部パターンを示している。別のパターンの
硼素炭化物層82が、図8に示されている。このパター
ンは、横断流を妨げることなしに、長さ方向と円周方向
の両方においてカラーを通る中性子の流れを最少にする
のに役立つ。従って、硼素炭化物層80、82は、エピ
サーマル中性子検出器と熱中性子検出器のための中性子
窓として実質的に機能する。
【0025】図6〜図8に示されるような中性子吸収層
の使用は、チタニウムのような低散乱横断面材料におい
て中性子流を減少させるのに特に重要であり、中性子に
対する相対的な透過性のため掘削時測定において掘削カ
ラー材料として望ましいが、低密度のため鋼と同じ程度
に掘削カラーと平行な又は掘削カラーの円周方向の中性
子移送成分を減衰させないことが分かった。更なる効率
化のため、中性子検出器の加速器側又は両側に工具シャ
ーシ54に硼素炭化物層を設けることができる。再び図
2に示される測定サブアセンブリ形体全体を参照する
と、介在する中性子遮蔽体86を備えた検出器列66a
〜66dの下流に、遠位検出器84が配置されている。
検出器84と遮蔽体86は好ましくは、加速器58と同
軸である。本発明によれば、遠位検出器84は、土類層
の比較的遠い距離に侵入するMeVエネルギ中性子(或
いは、好ましくは、MeV中性子導入ガンマ線)に対し
て敏感となるように、中性子源に対して選択的に位置決
めされている。MeVエネルギ中性子の移送が、KeV
−eVエネルギ中性子と比較して、土類層の水素含有量
に対する小さな感度と、土類層の重量要素の密度に対す
る大きな感度を有しているので、検出器84の応答は、
密度とマトリックス型式の土類層リトグラフィとの密接
な関係のため、土類層の嵩密度によって非常に影響を受
ける。
【0026】好ましくは、検出器84は、許容計数率統
計量とエネルギ解像度が得られる限りアントラセン、N
aI、BGO、CsI等のような適当な型式を使用して
もよいが、上述の米国特許第4,647,782号およ
び同第4,883,956号に記載されているようなG
SOガンマ線検出器を備えている。好ましいエネルギ検
出範囲は、0.1MeV〜11MeVである。或いは、
MeV範囲の中性子(例えば、>0.5MeV)に対し
て敏感な中性子検出器を使用してもよい。好ましい中性
子検出器は、4He 型式又は液体シンチレータ型式のもの
である。遠位検出器84としてガンマ線検出器が使用さ
れている場合には、介在する遮蔽体86は好ましくは、
B4CE又は同様な中性子減速吸収材料である。MeV
中性子検出器が使用されている場合には、遮蔽体86は
好ましくは、近接検出器62も高Z材料によって遮蔽さ
れた4He (又は、他のMeV検出器)である場合を除い
て、タングステンのような高Z材料である。後者の場合
には、遮蔽体86は、近接検出器62を取り囲む高Z遮
蔽材料64の上述の中性子減速効果に関する十分な利点
を得るため、B4CE等とすべきである。
【0027】遠位検出器84は、ガンマ線検出器又はM
eV中性子検出器のいずれでもよいが、ガンマ線検出器
が好ましい。何故ならば、ガンマ線検出器が、或る状況
において中性子よりも気体に介して敏感であり、これに
より気体状土類層の識別を容易にするからである。ま
た、ガンマ線検出器66dの列に関連して上述したよう
に、ガンマ線検出器の使用により、スペクトル分析を行
い、土類層の基本成分とリトグラフィの情報を得ること
ができる。このようなスペクトル分析は、検出器66d
の列と遠位検出器84の両方又は一方のみにおいて行う
ことができる。いずれかの(又は両方の)ガンマ線検出
器の出力を更に使用して、熱中性子(Σ)又はその相関
的な熱中性子崩壊時間定数(τ)に対して土類層の巨視
的な捕捉横断面に関する測定値を得ることができる。こ
の目的のため、Σ又はτを得るための公知の技術を使用
することができる。また、遠位検出器84がガンマ線検
出器である場合には、空間又は他の問題を考慮するなら
ば、列ガンマ線検出器を省略することができる。
【0028】所望ならば、第2の遠位検出器(図示せ
ず)を設けてもよい。そうするならば、検出器84と同
軸に、検出器84に近接して配置するのが好ましい。検
出器84がガンマ線検出器である場合には、第2の遠位
検出器は好ましくは、中性子検出器であり、逆も同様で
ある。特に図示されてはいないが、上述の検出器は、全
ての増幅、パルス造形、電力供給、および検出された放
射線を表す出力信号を生成するのに必要とされる他の回
路を含んでいるが理解されるであろう。このような回路
は全て、周知なものである。2つの遠位検出器を含む実
施の形態では、一方の遠位検出器のところで中性子が検
出され、他方の遠位検出器のところでガンマ線が検出さ
れる。検出された中性子信号は、米国特許第5,53
9,225号に記載されている技術に基づいて処理され
る。検出されたガンマ線信号は、米国特許第5,60
8,215号に記載されている技術によって処理され
る。これら2つの検出された信号を結合し、古典的な重
み付き複合線形回帰(WMLR)技術又は応答表面方法
のような公知の反転技術を使用して中性子信号とガンマ
線信号の両方に基づく土類層濃度測定値を得ることがで
きる。本発明におけるWMLR技術は、米国特許出願第
08/532,133号に記載されているWMLR技術
と同様なものとすることができ、この特許出願を参考文
献としてここに含める。
【0029】この工具に設けられた幾つかの検出器から
の信号を種々の方法で処理し、所望の石油物理的情報を
得ることができる。処理に関する更なる詳細は、(参考
文献として含まれる)米国特許第5,539,225号
に記載されている。図9は、本発明のワイヤライン・ロ
ギング(logging )工具の実施の形態に関する概略図を
示している。シュランバーガーからRST−Bとして入
手できるこの工具は、降下させ、通常の方法で鉱井に通
すことができる工具本体100を備えている。明瞭にす
るため、ワイヤライン、遠隔測定電子装置、および表面
設備は、省略されている。工具本体100の内部には、
実質的には上述した14MeV D−T加速器中性子源
110が配置されている。近接検出器130と遠位検出
器140は、遮蔽領域120によって、この中性子源か
ら分離されている。各検出器130、140は、GSO
のようなシンチレータ結晶132、142と、関連した
光電子増倍管134、144と、分析のため表面に伝達
される信号を出力する電子パッケージ136、146と
を備えている。
【0030】ガンマ線検出器によってなされた測定値の
変換を、以下のやり方で分析することができる。第2の
源から到来するガンマ線のフラックスに対する検出器の
応答は、次のように記載される。 NOX=CNS -aXnOX-bXc-cXpp (1) ここで、Cは校正定数、NS は中性子源強度、e-aXn
高速中性子減衰、pOXは土類層酸素濃度、e-bXc-cXpp
はガンマ線減衰である。式(1)は、一定の検出器の位
置を仮定しており、固体角度作用を含んでいない。これ
らは、校正定数に含ませることによって考慮される。こ
れらの中性子源強度NS は、秒当たりの中性子における
中性子源(ミニトロン)の出力レベルである。
【0031】高速中性子の減衰は、周囲の掘削孔/土類
層の環境の成分によって決定される高速中性子の横断面
n に依存する。高速中性子の横断面は、弾性散乱、非
弾性散乱、および電荷粒子生成を含む高速中性子の移送
に影響を及ぼす種々の反応の全ての総計である。これら
のうち、水素からの弾性散乱が最も重要である。それ
故、高速中性子の移送は、熱中性子の間隙率測定と非常
に類似したやり方で動的範囲の少ない掘削孔/土類層の
環境の減速長さに非常に依存する。この理由のため、こ
の依存の型式を示す検出信号が、この密度測定のための
補正信号として使用される。補正信号は、高速中性子検
出器、熱中性子検出器、FS又の信号、又は非弾性イオ
ン又は結晶バックグラウンド信号のような非弾性測定値
自体からの信号である。
【0032】この密度測定が、第2の源のような酸素か
ら高エネルギガンマ線を利用することを提案しているの
で、検出されたガンマ線の強度は、掘削孔と土類層中の
酸素の原子濃度に依存する。一般に、酸素濃度は未知で
あるが、非常に流体状に挙動する堆積岩(砂岩、石灰
岩、苦灰岩、緑泥岩、無水石膏、黒雲母、菱鉄鉱、ガー
ネット等)については、以下の式(2)に示す簡単な線
形関係によって、酸素濃度を岩密度に関連させることが
できることが示されている(図10参照)。 pOX=d+epC (2) ここで、dとeは定数であり、pC は岩の電子密度指数
である。ガンマ線の減衰期間は、コンプトン散乱と対生
成吸収に関する非弾性酸素計数率の従属性を記載してい
る。計数率は、コンプトン(Xc )横断面と対生成(X
pp)横断面の両方に指数関数的に依存する。平均的な土
類層のZは、標準的な密度/リトグラフィ測定と同一の
やり方で土類層のPeを測定するため、高エネルギ窓に
対する低エネルギ窓の比率を使用することによって、非
弾性ガンマ線スペクトルから推論される。かくして、式
(1)の対生成吸収効果に必要とされる補正の推定値を
提供するPe測定値を得ることができる。
【0033】式(1)を整理し直すことによって、以下の
ようになる。 NOX=KpOX-bXc (3) ここで、K=CNS -aXn-cXpp (4) である。これは、正規化定数、中性子源強度、中性子移
送期間、対生成吸収期間を含んでいる。式(2)の傾斜
は、1以下であり、式(5)のように近似される。 pOX=fegpe (5) 式(5)を式(3)に代入すると、 NOX=Ke-bXcfegpe コンプトン横断面Xc は、土類層の電子密度指数pc
比例する。すなわち、 Xc =hpc となる。新しい正規化定数を Ks =Kf そして i=bh とすると、 NOX=Ks -(i-g)pe (6) 式(6)から分かるように、酸素濃度は、式(1)の密
度依存関係に吸収され、非弾性ガンマ線密度測定の感度
を減少させるのに役立つ。
【0034】新しい感度定数kを定義すると、 k=i−g となる。すると、 NOX=Ks -kpe (7) となる。これを書き換えると、 NOX/Ks =e-kpe (8) となる。これは、化学源密度測定に対する応答式と同一
である。NOXを単純化するのではなく、補正酸素計数率
OX/Ks が指数減衰対電子密度を表していることを式
(8)から着目するのが重要である。式(4)を使用し
て式(8)の左辺に展開すると、 NOX/Ks =NOX/(CNS -aXn-cXpp )(9) が得られる。ここで、酸素計数率が、対生成、中性子移
送、中性子源強度、および正規化定数に対して補正され
ている。一般に、中性子源強度は、一定ではなく、監視
して補正しなければならない。
【0035】モンテカルロ・シミュレーション法を実施
して式(7)の妥当性を検討することができる。8.5
インチの清水掘削孔中のミニトロン6.5インチLWD
工具のモデルを使用して、工具、掘削孔、および土類層
からの非弾性ガンマ線の強度を計算する。各要素からの
ガンマ線スペクトルは、検討した各ケース並びに高速中
性子スペクトルについて計算される。高速中性子信号、
および土類層の既知の平均Zを使用して、各ケースにつ
いてKs を計算する。図2には、各土類層について、N
OX/Ks の対数が、電子密度pc に対してプロットされ
ている。図11には、水および気体が充填された砂岩、
石灰岩、苦灰岩,粘土、および蒸発岩に対する計算が示
されている。図から分かるように、化学源に基づく密度
測定の代わりに、非弾性ガンマ線密度測定を有効な代替
案とすることができる。応答曲線に当たらないデータ点
は、土類層の電子密度に対する酸素濃度に関連する図1
0の曲線に当たらない蒸発岩に属するデータ点である。
これらの場合には、酸素濃度は、たとえ密度が大きくて
も、流体を含んだ堆積岩と比較して低い。この結果、非
弾性計数率が低くなり、高密度の読みが不自然になる。
実際には、スペクトル分析を使用して非弾性スペクトル
を基本成分に分解し、この情報を使用し式(2)を満足
しない蒸発岩又は他の土類層種についてのデータを排除
することによって、これらのケースを識別することがで
きる。
【0036】水に基づく掘削流体の広範な使用は、変動
する掘削孔の環境の作用のため、非弾性ガンマ線密度の
値の補正を必要とする。何故ならば、水に基づく掘削流
体が、著しい酸素濃度を含んでいるからである。化学源
密度測定に使用されるのと同様なやり方で掘削孔の補正
を行うことができる。すなわち、中性子源に近接して第
2の検出器を設けることにより、工具スタンドオフ、し
わ、および掘削孔の流出作用を測定する手段が得られ
る。2つの検出器の半径方向の感度における相違の利点
が得られることを利用して、密度のログの補正を達成す
ることができる。正確な補正を行うため、一般に利用で
きるマッド成分の情報が必要とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成され、回転掘削プラットホ
ームから吊り下げられた掘削ドリルを有する掘削時測定
装置の1つの実施の形態に関する概略図である。
【図2】中性子加速器および関連した放射線検出器を有
する掘削孔測定サブアセンブリの1つの実施の形態に関
する、部分的に概略形態で示した垂直横断面図である。
【図3】図2の線3−3に沿った水平方向横断面図であ
って、掘削カラーに対する近接検出器の好ましい位置を
示したものである。
【図4】図2の線4−4に沿った水平方向横断面図であ
って、掘削カラーに対する検出器列および関連した中性
子窓の1つの形体を示したものである。
【図5】エピサーマル中性子検出器列および関連した中
性子窓の別の形体を示した、部分水平横断面図である。
【図6】掘削孔測定サブアセンブリの別の実施の形態に
関する部分垂直横断面図であって、中性子窓の別の実施
の形態を示したものである。
【図7】図6の線7−7に沿った外面図であって、図6
の中性子窓の外部形体を示したものである。
【図8】図7と同様な外面図であって、中性子窓の別の
実施の形態の外部形体を示したものである。
【図9】本発明の1つの実施の形態によるワイヤライン
・ロギング工具の概略図である。
【図10】多数の土類層に関して酸素原子密度と土類層
の電子密度の関係をクロスプロットしたグラフである。
【図11】図10にプロットされた土類層に関して酸素
計数率と土類層の電子密度の関係をクロスプロットした
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05H 3/06 H05H 3/06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削孔を取り囲む地下の土類層の濃度を
    決定する方法であって、 a)掘削孔内の中性子源から土類層に照射し、 b)照射から得られる中性子とガンマ線を検出し、 c)検出した中性子と検出したガンマ線を分析して、掘
    削孔を取り囲む土類層の濃度を決定することを含むこと
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記分析工程が、反転技術を応用するこ
    とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 土類層に照射する工程が、パルス中性子
    源による照射を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 ガンマ線を検出する工程が、土類層中の
    原子により中性子の散乱から生ずるガンマ線を検出する
    ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガンマ線のスペクトル測定を行い、土類
    層中の原子により中性子の散乱から生ずるガンマ線を識
    別することを更に含むことを特徴とする請求項4に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 スペクトル測定を使用して、密度の決定
    を補正するのに使用される土類層のリトグラフィを識別
    することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 掘削孔および土類層中の中性子の減衰を
    測定し、測定した減衰を使用して検出されたガンマ線を
    分析することを更に含むことを特徴とする請求項5に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 掘削孔および土類層中の中性子の減衰を
    測定し、測定した減衰を使用して検出されたガンマ線を
    分析する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 検出されたガンマ線を分析する工程が、
    土類層中の酸素濃度を決定し、酸素濃度からガンマ線信
    号を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 土類層の電子密度指数を決定し、この
    指数を密度の決定に使用する工程を更に含むことを特徴
    とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の方法であって、前記
    中性子が、 前記源から第1の間隔のところに、主として前記中性子
    源の中性子フラックスに比例する出力を有する第1の中
    性子検出器を提供し、 前記源から第2の離れた間隔のところに、エピサーマル
    中性子に敏感であり、周囲の土類層の水素濃度に主とし
    て応答し、周囲の土類層の密度に二次的に反応する第2
    の中性子検出器を提供し、 前記源から更に離れた間隔のところに、周囲の土類層の
    密度により応答し、第2の検出器よりも周囲の土類層の
    水素濃度に反応しない出力を有する第3の中性子検出器
    を提供する、ことによって検出されることを特徴とする
    方法。
  12. 【請求項12】 前記検出された中性子からの信号が、
    第1、第2、および第3の検出器の出力を結合すること
    によって決定されることを特徴とする請求項11に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記結合工程が、第2および第3の検
    出器の出力を第1の検出器の出力で正規化することによ
    って、第1の検出器の出力を第2および第3の検出器の
    出力と結合させることを含むことを特徴とする請求項1
    2に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記結合工程が更に、第2および第3
    の検出器の正規化された出力をクロスプロットすること
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 正規化された出力のクロスプロット
    が、反転正規化プロットであることを特徴とする請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記結合工程が、第1の所定の経験的
    な関係に従って、正規化された第2の検出器の出力から
    水素指数の値を得、第2の所定の経験的な関係に従っ
    て、正規化された第3の検出器の出力と水素指数の前記
    値から中性子減速長さに関する値を得ることを特徴とす
    る請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1および第3の検出器の出力を
    結合して、高エネルギ中性子減速長さ(Lh )と低エネ
    ルギ減速長さ(Lepi )のうち少なくとも一方の測定を
    得、第2の検出器と源との間の長さ方向の間隔が、低エ
    ネルギ減速長さ(Lepi )の実質的に2倍であり、第1
    および第2の検出器出力を結合して、水素指数の測定を
    得、高エネルギ中性子減速長さ(Lh )の測定値と低エ
    ネルギ中性子減速長さ(Lepi )の測定値のうち少なく
    とも一方と水素指数の測定値をクロスプロットして周囲
    の土類層の多孔質とリトグラフィの少なくとも一方の情
    報を得ることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の検出器と前記源との間の長
    さ方向の間隔が、低エネルギ中性子減速長さ(Lepi
    の実質的に2倍であり、第2の検出器と第3の検出器の
    出力が、第1の検出器の出力によって正規化されてお
    り、第2の検出器と第3の検出器の正規化された出力を
    クロスプロットして、周囲の土類層の間隙率、リトグラ
    フィ、気体の存在のうち少なくとも1つの情報を得るこ
    とを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記結合工程が、前記第2の検出器と
    第3の検出器の正規化された出力を結合して、周囲の土
    類層についての水素指数、高エネルギ中性子減速長さ
    (Lh )又は低エネルギ中性子減速長さ(Lepi )の値
    を得、Lh 又はLepi の測定した値における電荷に関連
    した所定の関係に従って、水素指数、L h 又はLepi
    前記値を結合し、周囲の土類層に関する嵩密度の情報を
    得るため、既知の嵩密度、水素指数、および基本成分の
    校正土類層に対する嵩密度を変化させることを含むこと
    を特徴とする請求項12に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記結合工程が、 周囲の土類層の水素指数と中性子減速長さを決定し、 前記中性子減速長さと、実質的に同じ水素指数と既知の
    嵩密度の校正土類層に関する前記減速長さとの差異を決
    定し、 周囲の土類層の嵩密度に関連した測定値を得るため、校
    正土類層に対する密度と減速長さの感度の比率と前記中
    性子減速長さの差異とを結合することを含むことを特徴
    とする請求項12に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記中性子が、 土類層の前記中性子照射から生ずる放射線を検出し、前
    記検出された放射線に応答して出力を生成するため、前
    記源から、前記中性子照射から生ずる放射線が土類層の
    密度によって影響を及ぼされるような間隔を隔てた少な
    くとも1つの放射線検出器を提供し、 掘削孔の深さと掘削孔中の方位配向のうち少なくとも一
    方の関数として、前記少なくとも1つの検出器の出力を
    記録する、 ことによって検出されることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 掘削孔を取り囲む地下の土類層の濃度
    を決定する方法であって、 a)掘削孔内の中性子源から土類層に照射し、 b)前記照射された中性子から土類層中のガンマ線の源
    を作り出し、 c)照射から生ずる掘削孔中の中性子とガンマ線を検出
    し、 d)検出された中性子と検出されたガンマ線を分析して
    掘削孔を取り囲む土類層の濃度を決定する、ことを含む
    ことを特徴とする方法。
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