JPH10309496A - サイクロンセパレータ - Google Patents
サイクロンセパレータInfo
- Publication number
- JPH10309496A JPH10309496A JP11941497A JP11941497A JPH10309496A JP H10309496 A JPH10309496 A JP H10309496A JP 11941497 A JP11941497 A JP 11941497A JP 11941497 A JP11941497 A JP 11941497A JP H10309496 A JPH10309496 A JP H10309496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust
- collecting chamber
- dust collecting
- lateral wall
- cyclone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cyclones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 湿分を含んだ塵や溶融性のある塵の場合に
も、スムースに系外に排出することができ、集塵室の底
板や側壁への塵の堆積や、排出管の閉塞等の防止が可能
な装置を実現する。 【解決手段】 サイクロン本体１よりガスと分離した塵
が旋回しながら落下する円筒形状の集塵室４の下部側壁
に接続され、その方向を塵の旋回方向と同一の接線方向
とした少なくとも１本の排出管５を備えたものとし、ま
た、集塵室を逆円錐台形状のものとする。
も、スムースに系外に排出することができ、集塵室の底
板や側壁への塵の堆積や、排出管の閉塞等の防止が可能
な装置を実現する。 【解決手段】 サイクロン本体１よりガスと分離した塵
が旋回しながら落下する円筒形状の集塵室４の下部側壁
に接続され、その方向を塵の旋回方向と同一の接線方向
とした少なくとも１本の排出管５を備えたものとし、ま
た、集塵室を逆円錐台形状のものとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭焚ボイラの燃
焼灰の捕集等に適用されるサイクロンセパレータに関す
る。
焼灰の捕集等に適用されるサイクロンセパレータに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のサイクロンセパレータについて、
図４により説明する。図４において、０１はサイクロン
本体で、含塵ガス入口０２から入ってきたガスと塵を分
離する。
図４により説明する。図４において、０１はサイクロン
本体で、含塵ガス入口０２から入ってきたガスと塵を分
離する。
【０００３】このサイクロン本体０１により分離された
ガスは、出口管０３から排気され、塵は中間部が円錐台
形状で下部が円筒形状の集塵室０４により捕集される。
集塵室０４内の下部にはベルマウス０６が設置され、こ
のベルマウス０６は捕集された集塵室０４内の塵０７を
広い範囲から吸込み、排出管０５を介して系外に排出す
る。
ガスは、出口管０３から排気され、塵は中間部が円錐台
形状で下部が円筒形状の集塵室０４により捕集される。
集塵室０４内の下部にはベルマウス０６が設置され、こ
のベルマウス０６は捕集された集塵室０４内の塵０７を
広い範囲から吸込み、排出管０５を介して系外に排出す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイクロンセパ
レータにおいて、塵に湿分や溶融性がある場合、排出管
の吸引力により吸引することが不可能となり、図４
（ｃ）に示すようにベルマウス０６からの距離が遠い場
所、即ち集塵室０４の底部や側壁に塵０７が堆積する。
レータにおいて、塵に湿分や溶融性がある場合、排出管
の吸引力により吸引することが不可能となり、図４
（ｃ）に示すようにベルマウス０６からの距離が遠い場
所、即ち集塵室０４の底部や側壁に塵０７が堆積する。
【０００５】ガスの導通部において塵の堆積量が増加す
ると、ある時点で堆積した塵が一気に倒壊し、排出管０
５を埋めつくしてしまい、サイクロンセパレータの機能
が停止してしまう場合があった。本発明は上記の課題を
解決しようとするものである。
ると、ある時点で堆積した塵が一気に倒壊し、排出管０
５を埋めつくしてしまい、サイクロンセパレータの機能
が停止してしまう場合があった。本発明は上記の課題を
解決しようとするものである。
【０００６】
（１）請求項１に記載の発明は、ガスと塵を分離し分離
した塵を旋回させながら落下させるサイクロン本体と、
同サイクロン本体の下部に接続された円筒形状の集塵室
を備えたサイクロンセパレータにおいて、上記集塵室の
下部側壁に接続されその方向を塵の旋回方向と同一の接
線方向とした少なくとも１本の排出管を備えたことを特
徴としている。
した塵を旋回させながら落下させるサイクロン本体と、
同サイクロン本体の下部に接続された円筒形状の集塵室
を備えたサイクロンセパレータにおいて、上記集塵室の
下部側壁に接続されその方向を塵の旋回方向と同一の接
線方向とした少なくとも１本の排出管を備えたことを特
徴としている。
【０００７】本発明においては、集塵室の側壁に接続さ
れた排出管が塵の旋回方向と同一の接線方向のため、サ
イクロン本体内より集塵室内に旋回しながら落下した塵
は、排出管によりスムースに系外へ排出される。
れた排出管が塵の旋回方向と同一の接線方向のため、サ
イクロン本体内より集塵室内に旋回しながら落下した塵
は、排出管によりスムースに系外へ排出される。
【０００８】そのため、通常排出が困難な湿分を含んだ
塵や溶融性のある塵の場合も、集塵室の底部や側壁への
塵の堆積を防止することができ、排出管の閉塞等の発生
を防止することが可能となる。
塵や溶融性のある塵の場合も、集塵室の底部や側壁への
塵の堆積を防止することができ、排出管の閉塞等の発生
を防止することが可能となる。
【０００９】（２）請求項２に記載の発明は、上記発明
（１）に記載のサイクロンセパレータにおいて、前記集
塵室が逆円錐台形状に形成されたことを特徴としてい
る。
（１）に記載のサイクロンセパレータにおいて、前記集
塵室が逆円錐台形状に形成されたことを特徴としてい
る。
【００１０】本発明においては、集塵室の底板と側壁の
接合部の角度がゆるやかとなるため、この部分へ落下し
た塵は排出管により容易に系外へ排出され、この部分へ
の塵の堆積の防止が可能となる。
接合部の角度がゆるやかとなるため、この部分へ落下し
た塵は排出管により容易に系外へ排出され、この部分へ
の塵の堆積の防止が可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第１形態に係るサ
イクロンセパレータについて、図１により説明する。
イクロンセパレータについて、図１により説明する。
【００１２】図１に示す本実施形態は、中間部が逆円錐
台形状で下部が円筒形状に形成された集塵室４がサイク
ロン本体１の下部に接合されたサイクロンセパレータに
おいて、集塵室４の下部側壁に結合されその方向を側壁
外周の接線方向とした１本の排出管５を備えている。
台形状で下部が円筒形状に形成された集塵室４がサイク
ロン本体１の下部に接合されたサイクロンセパレータに
おいて、集塵室４の下部側壁に結合されその方向を側壁
外周の接線方向とした１本の排出管５を備えている。
【００１３】上記において、サイクロン本体１で分離さ
れた塵は、集塵室４内でその側壁の内周に沿って旋回
し、図１（ａ），（ｂ）に示すような軌跡６を描きなが
ら落下する。
れた塵は、集塵室４内でその側壁の内周に沿って旋回
し、図１（ａ），（ｂ）に示すような軌跡６を描きなが
ら落下する。
【００１４】本実施形態においては、排出管５が集塵室
４の円筒形状部の側壁最下部に、その方向を塵の旋回方
向として結合されているため、サイクロン本体１より落
下した塵はこの排出管５がスムースに吸引し、排出され
ることが可能となった。
４の円筒形状部の側壁最下部に、その方向を塵の旋回方
向として結合されているため、サイクロン本体１より落
下した塵はこの排出管５がスムースに吸引し、排出され
ることが可能となった。
【００１５】本発明の実施の第２形態に係るサイクロン
セパレータについて、図２により説明する。図２に示す
本実施形態においては、上記第１実施形態における排出
管５に加えて、集塵室４の円筒形状部の側壁最下部の対
称の位置に配設された他の排出管５を備えている。
セパレータについて、図２により説明する。図２に示す
本実施形態においては、上記第１実施形態における排出
管５に加えて、集塵室４の円筒形状部の側壁最下部の対
称の位置に配設された他の排出管５を備えている。
【００１６】本実施形態においては、排出管５が２本接
続されているため、塵の排出効果を一層向上させること
が可能となった。なお、この排出管５の本数は更に増加
させることが可能である。
続されているため、塵の排出効果を一層向上させること
が可能となった。なお、この排出管５の本数は更に増加
させることが可能である。
【００１７】本発明の実施の第３形態に係るサイクロン
セパレータについて、図３により説明する。図３に示す
本実施形態に係るサイクロンセパレータは、上記第１，
第２実施形態における集塵室４の下部の円筒形状部に替
えて、中間部と連続した円錐台形状部を設けたものとし
ている。
セパレータについて、図３により説明する。図３に示す
本実施形態に係るサイクロンセパレータは、上記第１，
第２実施形態における集塵室４の下部の円筒形状部に替
えて、中間部と連続した円錐台形状部を設けたものとし
ている。
【００１８】本実施形態においては、集塵室４の底板と
側壁の接合部の角度がゆるやかとなったため、この部分
へ落下した塵も容易に排出され、この部分への塵の堆積
を防止することが可能となった。
側壁の接合部の角度がゆるやかとなったため、この部分
へ落下した塵も容易に排出され、この部分への塵の堆積
を防止することが可能となった。
【００１９】
【発明の効果】本発明のサイクロンセパレータは、サイ
クロン本体よりガスと分離した塵が旋回しながら落下す
る円筒形状の集塵室の下部側壁に接続され、その方向を
塵の旋回方向と同一の接線方向とした少なくとも１本の
排出管を備えたものとしたことによって、サイクロン本
体より落下した塵は排出管によりスムースに系外に排出
されるため、通常排出が困難な湿分を含んだ塵や溶融性
のある塵の場合も、集塵室の底部や側壁への塵の堆積を
防止することができ、排出管の閉塞等の発生を防止する
ことが可能となる。
クロン本体よりガスと分離した塵が旋回しながら落下す
る円筒形状の集塵室の下部側壁に接続され、その方向を
塵の旋回方向と同一の接線方向とした少なくとも１本の
排出管を備えたものとしたことによって、サイクロン本
体より落下した塵は排出管によりスムースに系外に排出
されるため、通常排出が困難な湿分を含んだ塵や溶融性
のある塵の場合も、集塵室の底部や側壁への塵の堆積を
防止することができ、排出管の閉塞等の発生を防止する
ことが可能となる。
【００２０】また、集塵室を逆円錐台形状のものとした
ことによって、集塵室の底板と側壁の接合部の角度がゆ
るやかとなるため、この部分への塵の堆積の防止も可能
となる。
ことによって、集塵室の底板と側壁の接合部の角度がゆ
るやかとなるため、この部分への塵の堆積の防止も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の第１形態に係るサイクロンセパ
レータの説明図で、（ａ）は下部の側面断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ矢視図である。
レータの説明図で、（ａ）は下部の側面断面図、（ｂ）
は（ａ）のＡ−Ａ矢視図である。
【図２】本発明の実施の第２形態に係るサイクロンセパ
レータの説明図である。
レータの説明図である。
【図３】本発明の実施の第３形態に係るサイクロンセパ
レータの説明図である。
レータの説明図である。
【図４】従来の装置の説明図で、（ａ）は側面断面図、
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視図、（ｃ）は（ａ）のＣ部
の拡大図、（ｄ）は（ｃ）のＤ−Ｄ矢視図である。
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ矢視図、（ｃ）は（ａ）のＣ部
の拡大図、（ｄ）は（ｃ）のＤ−Ｄ矢視図である。
１ サイクロン本体 ４，４ａ 集塵室 ５ 排出管 ６ 塵の挙動軌跡
Claims (2)
- 【請求項１】 ガスと塵を分離し分離した塵を旋回させ
ながら落下させるサイクロン本体と、同サイクロン本体
の下部に接続された円筒形状の集塵室を備えたサイクロ
ンセパレータにおいて、上記集塵室の下部側壁に接続さ
れその方向を塵の旋回方向と同一の接線方向とした少な
くとも１本の排出管を備えたことを特徴とするサイクロ
ンセパレータ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のサイクロンセパレータ
において、前記集塵室が逆円錐台形状に形成されたこと
を特徴とするサイクロンセパレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11941497A JPH10309496A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | サイクロンセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11941497A JPH10309496A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | サイクロンセパレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10309496A true JPH10309496A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14760883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11941497A Pending JPH10309496A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | サイクロンセパレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10309496A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016041398A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 株式会社日清製粉グループ本社 | サイクロン装置 |
| CN110167677A (zh) * | 2017-01-19 | 2019-08-23 | 三菱日立电力系统株式会社 | 旋风分离器一体型贮存装置、气化复合发电装置、颗粒的分离方法 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11941497A patent/JPH10309496A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016041398A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 株式会社日清製粉グループ本社 | サイクロン装置 |
| CN110167677A (zh) * | 2017-01-19 | 2019-08-23 | 三菱日立电力系统株式会社 | 旋风分离器一体型贮存装置、气化复合发电装置、颗粒的分离方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051011 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |