JPH10309401A - シミュレートされた移動床分離系における混合物の構成成分の分離の過程を精密に制御する方法 - Google Patents

シミュレートされた移動床分離系における混合物の構成成分の分離の過程を精密に制御する方法

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JPH10309401A
JPH10309401A JP10120672A JP12067298A JPH10309401A JP H10309401 A JPH10309401 A JP H10309401A JP 10120672 A JP10120672 A JP 10120672A JP 12067298 A JP12067298 A JP 12067298A JP H10309401 A JPH10309401 A JP H10309401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シミュレートされた移動床分離系の中で、混
合物の混合成分を分離する永続的なインライン過程を精
度よく制御するための方法を提供する。 【解決手段】 この系は流体の注入点と抜出し点との間
にいくつかの帯域を含む閉じたループを形成している1
組のカラムを含み、このループに沿い配置された複数個
の測定点における或る数の操作用変数(例えば濃度及び
流量)及びその注入し、抜出される流体の特性の測定に
より、及び或る知識モデルを用いて、異なった帯域のそ
れぞれにおける流体流量とシミュレートされた吸着剤流
量との間の比をそれぞれ表わす比を、測定された操作用
変数(各成分の純度、系の収率等)に依存して実際の制
御される変数の値から決定する。それら制御される変数
を予め決定される設定値にし、又は戻すために、その操
作用変数に与えられるべき種々の値をこれらの比から決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシミュレートされた
移動床分離系において或る混合物の構成成分の分離の過
程を個別の濃度と流量との測定から精密に制御する方法
に関する。この方法は中でも芳香族炭化水素類を分離す
るのに適用される。
【0002】
【従来の技術】工業においては流体混合物の中のいくつ
かの成分のうち少なくとも1つの成分の選択的な吸着に
基づく多くの連続的分離法、中でも、シミュレートされ
た向流クロマトグラフィー法として知られている方法が
存在し、ここでは、液態、ガス態、又は超臨界的な混合
物の存在のもとでその混合物の種々の構成成分を多少と
も良好に保持する或る種の多孔質固体物質の性質が利用
される。
【0003】クロマトグラフィーに基づく分離又はフラ
クショネーションの方法は非常に多くの場合に、直列に
相互連結されて或る閉じたループを形成している1組の
カラム又はカラム区間を含む装置の中で実現される。分
離されるべき混合物及び溶媒又は吸着剤のそれぞれの注
入点及び各異なった帯域を画定する抽出物とラフィネー
トとのいくつかの流体抜出し点がこのループに沿って分
布している。同じ液体がその同じ帯域の全てのカラム又
はカラム部分を通過する。
【0004】これら装置は最もしばしば、4つの主帯域
よりなる。しかしながら若干のものは3つの帯域しか有
しない(この場合にはラフィネート抜出し点と溶媒注入
点との間に含まれる帯域が省略される)。5つの帯域を
有する装置も存在し、ここではその溶媒から分離された
抽出物の1部が抽出物抜出し点と、供給材料注入点との
間で再注入される。他のものは5ないし7帯域を含むこ
とができ、その際いくつかの第2流体が、いくつかの流
体を継続的に運んでいる各ラインをフラッシングして汚
染を防ぐことを許容する。
【0005】定められた粒度の多孔質固体物質が固定相
を形成する。分離されるべき混合物はそのカラムに供給
され、次いでキャリヤー流体又は脱着剤によって吸着置
換され、そしてそれらの種々の構成成分はそれらがその
固定相によってどれだけ強く保留されるかどうかに従っ
て次々に流出する。
【0006】実際の向流法(図1)においては固定的で
一定的な濃度勾配が分離カラム1の中に発現され、その
際供給材料A+Bの注入点、溶離剤Sの注入点及び抽出
物EAの抜出し点並びにラフィネートRBの抜出し点の
位置は固定的に留まる。固体吸着剤3と液体2とは向流
で流れる。そのカラムの(帯域Iと帯域IVとの接合点
において)その液体の中及びその固体の中に存在するた
だ1つの化学種がともに溶離用キヤリヤー流体であるよ
うな位置に配置されている固体担持系と再循環ポンプP
とがそれぞれ、その固体を底部から頂部へ、そして逆に
その液体を頂部から底部にそれぞれ移動させることを許
容する。
【0007】シミュレートされた移動床法として知られ
ている方法は、アトリッションを生ずることなくかつ固
定床に比してその床の空孔率を著しく高めることなく正
しく循環させるという、実際の各種移動床方法に固有の
主要な困難性を除くことを許容する。これの吸着置換を
シミュレートするためにその固体は、直列に配置された
或るn個の固定床(一般に4≦n≦24)の中に入れら
れており、そしてその濃度プロフィルは或る閉じたルー
プ全体をめぐって実質的に均一な速度で移動される。
【0008】実際においてはそれら注入点と抜出し点と
の連続的な移動はロータリ弁によるか、又はより簡単に
は1組の正しく制御されるオンオフ弁によって行なわれ
る。或る与えられた方向への流入流出する種々の流れ
の、各周期で行なわれるこの循環的な移動は、反対の方
向へのその固体吸着剤の吸着置換をシミュレートするよ
うな大きさになる。
【0009】向流又は並流の、シミュレートされたいく
つかの移動床クロマトグラフィー法が、例えば米国特許
US−2,985,589又はUS−4,402,83
2に記述されている。
【0010】少なくとも1つの溶離剤の存在のもとで、
少なくとも2つの成分を含む供給材料を少なくとも2つ
のフラクションに分離するための系は一般に、直列に取
り付けられて或る加圧された液体の、超臨界の、又はガ
ス状の混合物が循環している閉じたループのn個の(一
般に4≦n≦24)のクロマトグラフィーカラム又はカ
ラム区間を含み、このループは少なくとも1つの供給材
料注入流、少なくとも1つの溶離剤注入流、少なくとも
1つの抽出液抜出し流及び少なくとも1つのラフィネー
ト抜出し流を含み、そしてその求められるべき成分は主
としてその抽出液の中か、又はラフィネートの中かに存
在している。
【0011】その主流入流量はその供給材料流量及び溶
離液流量である。排出流量は抽出液流量である。そのラ
フィネートは圧力制御のもとに抜出される。このラフィ
ネート流量は流入流量から抽出液流量を差し引いた値に
等しい。これらの制御される各流量に加えて、制御され
る再循環流量が存在し、その値も或る与えられた時点に
おけるポンプの位置に依存する。それら床をめぐって流
れる4つの流れのそれぞれの相対的位置は、その実施さ
れるべき分離の型に依存して或る静止的な挙動が得られ
るように計算され、また従って図1に示した方法の場合
には4つの別個の帯域を定義する。
【0012】米国特許US−5,457,260及び同
5,470,482はループ状に互いに連結された2つ
の多重床カラムを含む、いくつかの成分の混合物を分離
するためのシミュレートされた移動床系を制御する方法
を記述しており、その際或る1つの成分の純度又はその
収率或いは両者の組み合わせのような、少なくとも1つ
の特性値が制御される。この方法は、互いに連結された
それらカラムの回路の中を流れているその混合物の種々
の成分の濃度を、中でも近赤外線分光光度法により測定
すること、および多変数回帰型又はニューラルネットワ
ーク型の、実際の特性値と設定値との間の差が或る閾値
まで減少する傾向のある繰り返し調節アルゴリズムを用
いることを含む。用いるそのアルゴリズムは「ブラック
ボックス」型のそれであり、この型の方式に結びついて
いる欠点は、結果が多くの試験の後でのみ得られるため
に著しい実施時間を必要として、これが実施されるそれ
ら試験の分野においてしか利用できず、そしてこれは一
般に非線形のモデル化のそれのように非常に低い精度で
しか得られないと言うことである。
【0013】以下、本文において用いる用語の意味を明
確にする。 ○制御される変数:先行的に特定化された設定値に常に
近接していなければならず、そしてその方法の円滑な進
行を示す変数。これは、例えば或る抽出液の各成分の純
度、或る与えられた成分についてのその分離装置の収率
等であることができる。 ○操作用変数:操作員により変えることのできる、例え
ば各床の吸着置換をシミュレートすることを許容する、
流量や弁切り換え周期等のような変数。 ○制御変数:或る単一帯域に主に作用する、例えば或る
帯域の中に含まれた濃度プロフィルの部分についての変
数。これらの制御変数は制御アルゴリズムにより決定さ
れ、そして操作用変数に翻訳される。
【0014】或る分離用ループの運転を制御しようとす
る先行的過程の目的は、或る制御法則(時間の経過にお
けるそれら操作用変数の全ての値)を下記のために計算
すること、すなわち ○操作をコントロールするために、すなわち任意に選ば
れた1つ以上のコントロールされる変数の2つの異なっ
た値の間の移行を可能にする制御法則を計算すること、
及び ○操作を制御するために、すなわちこの方法に作用する
全ての外的な阻害について任意に選ばれたそれら制御さ
れる変数が疑似的な一定値を保つようにできるだけ多く
(先行的に、又は少なくとも漸近的に)補償することの
できる制御法則を計算することである。
【0015】シミュレートされた移動床装置の場合には
制御はその吸着剤の熱力学的および幾何学的な種々のパ
ラメータの経時的な種々の阻害を補償することもできる
(もちろんその吸着剤の諸性質の劣化を限定するため
に)。
【0016】
【課題を解決するための手段】これらの課題は、或る流
れている流体の混合物の各成分を分離する過程を自動的
に制御しようとする本発明に従う方法により達成され、
これは前述した種々の欠点を克服することを許容する。
これは「ブラックボックス」型の技術に基づくものでは
なく、その分離過程の非線形的なモデル化によって許容
されるより制御される方法に基づくものである。
【0017】本発明に従う方法は各成分を分離するため
のシミュレートされた移動床系(又は装置)を制御する
のに適用されるものであり、これは、流体の注入点と抜
出し点とによって画定されるいくつかの帯域に分配され
ている、固体吸着剤の含まれたいくつかの床を直列的に
相互連結することよりなる閉じたループと、各流体をこ
のループの中へ注入するための手段と、各流体をこのル
ープから抜出すための手段と、各床の向流的吸着置換を
シミュレートすることを許容する注入点と抜出し点との
入替え手段と、及び種々の変数(例えば濃度、流量、弁
の切換え周期等)を測定するための手段とを含む。これ
は ○上記分離ループの少くとも2点の複数の点において制
御される変数を計算するために必要なある成分の濃度お
よび操作用変数を測定し、 ○測定された各変数の実際値から、そしてこの分離系の
作動の決められたモデル(非線形モデルか、与えられた
ランニングポイントに近似する線形モデルのいづれか)
を用いて、それぞれ制御される変数を各決定された設定
値にするか又は戻すように、種々の帯域のそれぞれにお
いて流体流量(Qk )とシミュレートされた吸着剤流量
(Qs )との比をそれぞれ表わす各比(Rk )を決定
し、そして ○これらの比(Rk )から操作用変数に与えられるべき
各値を決定することを含む。
【0018】
【発明の実施の形態】n個の上記の比(Rk )が決定さ
れるn個の帯域を含む一連の各隣接する段階の含まれる
上記分離用ループの区間について、この方法は一般に、
流量値(D)と濃度値(X)とに依存して、nに等しい
か又はそれよりも少ないm個の制御される変数(ξ)を
定め、この区間の各極限点においてその液体相の中のそ
れぞれの濃度(X)を測定(非線形の制御モデルの場合
のみ)し、そしてm個の上記の比(Rk )か、又は(n
−m)個のパラメータを含むm個の上記の比の組み合わ
せかを決定することを含む。
【0019】具体例の1つによれば、4つの主要帯域を
含む分離用ループを用いて、このループの収率及びその
混合物の少なくとも1つの成分の純度のような、いくつ
かの制御される変数(ξ)が種々の異なった濃度のイン
ライン測定から同時に制御される。
【0020】濃度測定のために、例えばラマン型のイン
ライン分析又はクロマトグラフィー分析或いは近赤外線
分析(NIR)が用いられる。
【0021】具体例の1つによれば、4つの帯域を含む
分離装置又は系の場合に、制御される変数として下記の
4つの量、すなわちそのループから抜出される流体の中
の第1の成分の純度と、或る成分(第1成分と同一か又
は他のもの)についてのその分離系の収率と、その流体
の流れ方向についてそれら4つの帯域の最初のものの後
縁における上記第1成分の残留濃度値と、及び/又はそ
の流体の流れ方向について上記4つの帯域の最後のもの
の前縁における上記第1成分を除く全ての成分の残留濃
度値と、のうちの少なくとも1つが制御される変数とし
て選ばれる。
【0022】この方法は、或る数p個の帯域の含まれる
分離用ループにおけるそれぞれの比(Rk )の値が知ら
れている場合に、この分離用ループの中の少なくとも1
つの追加的な注入点及び/又は少なくとも1つの抜出し
点の導入よりもたらされる追加的な各比の対応する値が
隣接の1つの帯域におけるその比の既知の値及び上記の
注入流量及び/又は抜出し流量に依存して決定されるこ
とを許容する。
【0023】或る抜出された流体の中のそれぞれの成分
の濃度の間の比をその制御される変数として選ぶことが
できる。
【0024】或る、それら制御される変数の固定された
順序を守るための最適化のアルゴリズムを好適に用いる
ことができる。
【0025】提示された方法は(Rk )の比と同じ数の
制御される変数(ξ)を制御するのに容易に用いること
ができる。これらの制御される変数は、例えば生産性、
溶媒の割合、残留濃度測定値等であることができる。
【0026】本発明に従う方法は流量や供給材料品質に
変動が存在する場合でもその分離用装置の安定な運転を
保つこと許容する。
【0027】本発明に従う方法の他の特徴及び利点は以
下に貼付の図面の参照のもとにあげる非線形の具体例の
記述より明らかとなるであろう。
【0028】シミュレートされた移動床を含む閉じた分
離用ループを含む分離装置は少なくとも4つの帯域に分
割され、その際各帯域は注入流又は抜出し流によって次
のそれと分離されており、それら注入流又は抜出し流は
実質的に一定の時間間隔で入替えられる。このループは
続いた2つのカラム又はカラム区間の間に配置されてい
て、その排出量が制御される上記混合物を再循環させる
ためのポンプと、及び場合によりこれも2つの引き続く
カラム又はカラム区間の間に配置されているその液体相
の濃度を測定するための少なくとも1つの手段とを含
む。
【0029】本出願人によって出願されたフランス特許
FR−2,699,917(US−5,569,80
8)に記述されているそれのような、非常に多数のリア
ルタイム濃度測定を可能とし、また従ってそのループの
種々の点における濃度プロフィルを得ることを許容する
ラマン型の測定装置を有利に使用することができる。こ
の場合に、種々の帯域の中に適宜に分配してn個の測定
値を自由に選ぶこと(nは一般に4つの帯域を含む分離
系について2と8との間である)がその過程を制御する
フルゴリズムの円滑な適用を確実にするのに充分であ
る。
【0030】I)変数の選択a)制御される変数 制御される変数はいくつかの変数の下記の関数(ξ)、
すなわち ξ=F(D,X) (1) として定義されるが、この式においてXは、異なった点
におけるその液体相の中の種々の成分の濃度を表わすベ
クトル値(この値は即時値であるか、又は或る切換え周
期の中で取ったいくつかの値の平均値であることができ
る)であり、そしてDは、各要素が内部的な注入流量又
は抜出し流量であるようなベクトル値である。
【0031】この装置のいずれかの点(例えば流出流の
中の)における液体相の中の或る成分の純度ξ、すなわ
ち ξ=xi /(xi +Impi ) を制御される変数の例の1つとしてあげることができる
が、この式においてxi は、或る与えられた点における
成分iの濃度であり、そしてImpi は、この点におけ
る不純物としてのその他の成分の濃度の合計である(こ
れは、例えば溶離剤のような若干の成分を除外すること
ができる)。
【0032】或る与えられた時点におけるこの制御され
る変数の計算はこのループの1つ以上の点においてその
液体相の中に存在する全ての濃度の測定を包含する。こ
れらの測定は、例えば上述したラマン型の分析法又は他
のいずれかの方法によって行なうことができる。
【0033】これらの制御される変数は先験的に自由に
選ぶことができる。4帯域装置の場合に操作員が最もし
ばしば求めようとする量は、制御変数として例えば下記
から選ぶことができる。
【0034】1)抽出物の中の各成分のいずれか1つの
純度 2)この成分についてのその装置の収率 3)上記1)及び2)にあげた成分の、帯域1の後縁
(その流体の流れ方向について)における残留濃度 4)上記1)、2)又は3)にあげた成分以外の全ての
成分の、帯域4における前縁(その流体の流れ方向につ
いて)における残留濃度b)制御変数 本発明の方法は、いくつかの制御変数を選択することを
含み、これにより、それら制御される変数の展開を制御
するためにその操作用変数に与えられるべき値を直接決
定することができる。
【0035】これらの制御変数の「通常的」操作用変数
への転換は常に、その分離系が完全に制御可能であるた
めに必要な条件として、それらの間に1:1の関係が存
在するので、この方法及び装置のサイズ決定に結び合わ
される実際の物理的適用条件の外で可能である。
【0036】全ての操作用変数が自由である(すなわち
それらの値がそれぞれの物理的限定限界に達することな
く自由に決定することができる)場合には、独立の各制
御変数の必要な数はその分離装置を形成する各帯域の数
に等しい。
【0037】実際の移動床系について主液体流に対して
向流で流れる各流れが、以下にあげる各関係式で与えら
れる場合に、シミュレートされた移動床分離系の運転が
実際の移動床系のそれと疑似的に同一であることはよく
知られている。すなわち Qs =(%Vmic *Vcol )/T (2) 但しこの式においてQs はそのシミュレートされた移動
床装置の中で弁切換により生じたものと等価の「固体流
量」(有効容量に相当する)である。*は掛算を表わす
記号である。
【0038】 qe=(%Vmac +%Vmeso+Vvi)*Vcol /T (3) 但しこの式においてqeは弁切換によりもたらされるそ
れと等価の「液体の向流流量」である。これは中間の、
及び巨大な空孔の中、並びに外部空孔、すなわちその床
空孔率に加算される粒空孔率の中に含まれる液体の量に
相当する。これは一般に「停止流」又は「運搬流」と呼
ばれる。これはその吸着剤の微細空孔の中に吸着されな
かった流体の不動化に相当する。
【0039】上記関係式(2)及び(3)において ○Tはそのシミュレートされた移動床装置の各弁の切換
の周期の値であり、 ○Vcol は或る単位区間の基本容積(活性の、又は非活
性の、2つの引き続く注入点及び/又は抜出し点の間に
含まれる容積)であり、 ○%Vmic 、%Vmeso、%Vmac 、%Vvi はそれぞ
れ、この床の微細空孔(有効容量)、中間空孔、巨大空
孔の各容積及び外部空孔率の容積%である。
【0040】しかしながら、式(3)の中には現れず、
そしてそれら引き続いている各篩床の間に存在する死空
間は式(3)の種々の%割合の相対的上昇の手段によっ
て考慮される。
【0041】外部流体の流れは2つの装置の型について
同じである。他方において、各内部流はシミュレートさ
れた移動床と実際の移動床との間で異なっている。これ
らの流れは下記の関係式、すなわち Qk =Fk +qe により関係付けられ、その際この式においてQk はその
シミュレートされた移動床装置の帯域kを通って流れる
液体の流れであり、Fk はその実際の移動床装置の帯域
kを通って流れる液体流である。
【0042】もし、不動のままに保たれるべき吸着され
ないトレーサの例を取るならば、必要な流れは、実際の
移動床装置については零であるが、一方これはシミュレ
ートされる移動床装置においては停止流qeに等しい。
【0043】これらの定義によって、選ばれる各独立の
制御変数はそれら帯域の各々の中での主液体流と、全装
置内で一定である固体流との間の4つの無次元の比、す
なわちRk (k=1、2、3又は4)である: Rk =Qk /Qs (4) 制御のためのそれら4つの比Rk の選択は、カラムの不
連続化された部分についての常状態における実際の移動
床装置のモデルの物質平衡式を作ることよりもたらされ
る。向流の液体の流れを考え、3つの点J-1、J、J+1
で行なわれる不連続化を以下において例としてあげる。
【0044】その液体相の中の点Jにおける成分iの濃
度をXi,j で表わし、そして固体相の中の点jにおける
平衡時のこの成分の濃度をyi,j で表わすならば、この
成分についての物質平衡(図2)は Qk (xi,j-1 −xi,j )+Qs (yi,j+1 −yi,j
+qe(xi,j+1 −xi,j )=0 で表わされる。
【0045】すなわち、両辺をQs で割算するならば、 (Qk /Qs )(xi,j-1 −xi,j )+(yi,j+1 −yi,j )+ (qe/Qs )(xi,j+1 −xi,j )=0 (5) 関係式(2)及び(3)で表わされたQs とqeとのそ
れぞれの定義により: qe/Qs =(%Vmic +%Vmac +%Vvi)/%Vmic =KO =定数 (6) そして式(5)は次のように書くことができる: Rk (xi,j-1 −xi,j )+(yi,j+1 −yi,j )+ KO (xi,j+1 −xi,j )=0 (7) そのただ1つの制御変数(上記式の自由に修飾可能なパ
ラメータ)は比Rk であり、これはその定義から、その
装置を構成する各帯域において既知である。存在する帯
域と同じ数の比が存在する。これらの比の値はユーザ又
は操作員の好みにより、Qk の値についての通常の、正
則代数関係式を含む操作用変数に翻訳することができ
る。
【0046】4帯域装置においてはそれら4つの比と下
記の5つの操作用変数、すなわち T、Q1 、Qsolv、Qex、Qfd の4つとの間に1:1の関係が存在するが、第5番目の
変数がその固定するべく決定したパラメータ(prmと
略記する)である。これは極めて多くの場合に供給材料
流量Qfdである。結果として、各比をそれら操作変数に
関連させる下記の関係式が得られる: prm=Qfd であるときは T=%Vmic *Vcol *(R3 −R2 )/prm Q1 =prm*R1 /(R3 −R2 ) Qsolv=prm*(R1 −R4 )/(R3 −R2 ) Qex =prm*(R1 −R2 )/R3 −R2 ) もしprm<>0であるときに(これはR3 <>R2 に
も等価である)この系は定義される。
【0047】5つ変数のうちから4つを選ぶことによ
り、例えば下記、すなわち ○その過程により課せられる一定の供給材料又は可変の
供給材料でか、 ○或いは一定の溶媒流量で ○一定の弁切換周期、等で 運転することを許容する。
【0048】II)比の計算アルゴリズム1)非線形モデル 制御される変数が先験的に確定されるようにそれらの比
[I)において定義されるような]を計算することを許
容する計算アルゴリズムは実際の移動床装置の非線形の
物理的モデルを含む。その計算方法は頑丈であり、非常
に迅速でかつ充分な測定がインラインで入手できること
を意味する。a)比計算の原理 当業者により適当に選ばれる、式(1)により与えられ
る形の、nに等しいか又はそれよりも少ない制御される
変数の数mが或る区間、すなわち1つ以上の帯域を含む
1組の隣接する段階の上に設定され、ここでn個の比が
定められる。静的モデルを定義する代数式(6)及びこ
の区間の各極限点におけるその液相の中の各濃度の測定
値が入手できることにより、これらm個の制御される変
数は(n−m)個のパラメータを含むm個の比又はこれ
らの比のm個の組合わせを計算することを許容する。b)4帯域装置についての純度計算の例 純度ξp はその抽出液の組成(Xex)を知ることによっ
てのみ決定される: ξp =F(Xex) 帯域1の一部及び帯域2の一部よりなり、従って2つの
比を決定することのできる区間(図3)が選ばれる。比
R1 (別に賦課される)、各極限点におけるその液体相
の中の全ての成分の濃度Xe 及びXs 、及び純度の設定
値(制御される変数)を知ることが比R2 を計算するこ
とを許容する。
【0049】実際に、式(7)から、そして或る成分i
(べき指数mが実際に測定された値を表わす)について
下記のように書くことができ、すなわち ○段階e+1おいて R1 (xm i,e−xi,e+1 )+(yi,e+2 −yi,e+1 )+
K(xi,e+2 −xi,e+1 )=0 ○段階eと抽出液抜出し段階extとの間に含まれる段階
jにおいて R1 (xi,j-1 −xi,j )+(yi,j+1 −yi,j )+K
(xi,j+1 −xi,j )=0 ○抽出液抜出しに相当する段階extにおいて R1 (xi,ext-1 −xi,ext )+(yi,ext+1 −yi,
ext )+K(xi,ext+1 −xi,ext )=0 ○抽出液抜出し段階extと段階s-1との間に含まれる段
階kにおいて R2 (xi,k-1 −xi,k )+(yi,k+1 −yi,k )+K
(xi,k+1 −xi,k )=0 ○段階s-1において R2 (xi,S-2 −xi,S-1 )+(ym i,S−yi,S-1 )+
K(xm i,S−xi,S-1 )=0c)解の存在 上記の各式の形より見て、これら式の数が未知数の数に
等しければ単一の解が存在する。それら未知数は各段階
の上の液体相の中に存在する各成分の濃度値プラス帯域
2におけるその比、すなわちnc(s−e+1)+1で
あって、ここでncは成分の数を表わす。
【0050】式の数はe+1とs+1とのとの間に含まれる
段階の数に各成分の数を乗算したものに等しく、すなわ
ちnc(s−e+1)である。所望の制御される変数の
値によって補完式が与えられ、すなわちξp −F
(Xex)=0である。
【0051】この次元の各非線形代数式の系、すなわち [nc(s−e+1)+1]*[nc(s−e+1)+
1] はニュートンの近似式によって解かれる。収率、生産
性、残留濃度等の他の生産関数は同様に定義することが
できる。
【0052】或る生産関数は明瞭にその装置に賦課され
る流量値に依存する。例えば、その分離装置の成分1の
収率は 収率=100−[(Qraf *x1,raf )/(Qfd*x1,
fd)]により定義される。
【0053】この関数はそれら各比の関数として簡単に
表わすことができ、すなわち 収率=100−[(R3 −R4 *x1,raf )/(R3 −
R2 x1,fd)]
【0054】
【実施例】d)例 以下にあげるシミュレーションは、シミュレートされた
移動床及び4つの帯域を有するキシレン分離装置に関す
る(これは本発明の利用範囲をなんらかでも制限するも
のではない)。抽出液の中に回収されたキシレンを精製
しようとする。その供給材料は5つの成分、すなわち、
キシレン、メタキシレン、オルソキシレン、エチルベン
ゼン及びパラフィン類を含んでいる。2つの主要な制御
される変数はキシレンの純度と、その分離装置のキシレ
ン収率とである。それらの制御される変数の値は芳香族
処理用ループの中でのその分離装置の位置に依存する。
【0055】分離手段は精度と応答時間とに関してその
測定されるべき生産関数に適したものでなければならな
い。e)制御される変数の選択 1) 抽出液の中のパラキシレンの純度は下記式によっ
て定められる: ξ1 =PXe /(PXe +IMPe ) 但しこの式において ○PXe は抽出液抜出し点におけるその液体相の中のパ
ラキシレン濃度の平均値であり、そして ○IMPe はその溶媒(及び場合によりパラフィン類)
から離れた抽出物抜出し点の水準におけるその液相の中
に存在する他の成分の濃度の合計である。
【0056】PXe は実質的に一定であるので、ξ1 の
値は主としてIMPe の値に依存する。IMPe は主と
して帯域2の中の比(R2 )に依存する。 2) この装置のキシレン収率は下記の関係式、すなわ
ち ξ2 =(PXe Qex)/(PXc Qfd+PXs Qsolv) 又は定常状態におけるその等価値、すなわち ξ2 =(PXc Qfd+PXs Qsolv−PXr Qraf )/
(PXc Qfd+PXs Qsolv) により定義されるが、これらの式においてPXc 、PX
s 及びPXr は、それぞれ供給材料中、溶媒中、及びラ
フィネート中の液体相のパラキシレンの濃度を表わす。
【0057】Qex、Qfd、Qsolv及びQraf はそれぞれ
抽出液、供給材料、溶媒及びラフィネートの流量を表わ
す。
【0058】ξ2 の値は主としてPXr の値に依存し、
従って帯域3の中の比(R3 )に依存する。これはまた
供給材料、溶媒及びラフィネートの各流量に、そして供
給材料及び溶媒のパラキシレン組成にも依存する。
【0059】4つの帯域を含む装置について入手可能な
制御変数の数に関して上に記述したことを考えるなら
ば、2つの追加的な制御される変数を選ぶ必要がある。 3) 帯域1の後縁(それら流体の流れ方向について)
におけるその液体相の中のパラキシレンの残留濃度は下
記式によって定義することができる: ξ3 =PX4 選んだ測定点は帯域4の全長の4分の3のところに位置
している。ξ3 の値は主として帯域1における比(R1
)に依存する。 4) 帯域4の前縁(各流体の流れ方向について)にお
けるパラキシレンを除く全ての成分の残留濃度は下記式
により定義することができる: ξ4 =IMP1 但しこの式においてIMP1 はその液体相の中に存在す
るパラキシレン及び溶媒(及び場合によりパラフィン
類)を除く全ての成分のの濃度の合計である。
【0060】選んだ測定点は帯域1の全長の4分の1の
ところに位置している。ξ4 の値は主として帯域4にお
ける比(R4 )に依存する。f)制御アルゴリズムの実施:制御変数又は比の計算 制御の原理は装置の各区間についてのモデル式を用いる
ことである。選んだ例の場合には下記の3つの区間が用
いられる: ○第1区間T1 は帯域4の中央と帯域1の中央との間に
含まれている。これは帯域4における比(R4 )と帯域
1における比(R1 )とを同時に計算することを許容す
る。これは、その制御される変数ξ3 及びξ4 がこの区
間において定義されているので可能である。 ○第2区間T2 は帯域1の中央と帯域2の中央との間に
含まれている。この区間はR1 が既知の場合に比R2 を
計算することを許容する。変数ξ2 はこの区間の中央に
位置している。 ○第3区間T3 は帯域3の中央と帯域4の中央との間に
位置している。この区間はR4 が既知の場合に比R3 を
計算することを許容する。変数ξ3 はこの区間の中央に
位置している。
【0061】実際上の観点からは後でこの装置において
実際に入手できる操作用変数を選ぶことが推奨される。
下記の4つの変数、すなわち抽出液流量、再循環流量、
溶離剤流量及び弁切換周期T(従って供給材料の流量は
操作員により選ばれ、そしてラフィネートの流量はいつ
でも物質収支から導かれる)が選ばれる。この装置につ
いてのアルゴリズムの展開をその対象とする例について
図4に示す。g)シミュレーション シミュレーションがこの分離装置の知識モデルより行な
われた。このようなモデルは熱力学型知識と動力学型知
識とを含む。そのシステム熱力学は吸着等温式によって
表わされる。ここで研究される対象の場合には、これら
の等温式は非線形であって、結合されている。これはn
個の成分の一般化されたラングミュア等温式(一定の吸
着選択率)又は好ましくは或る傾斜によって結合された
2つの閾値を含む選択率のような、非一定的選択率の等
温式、或いはn個の成分の一般化されたラングミュア・
フロイントリッヒ等温式であることができる。その系の
動力学は理論段数により、又はそれらn個の成分のそれ
ぞれ1つに特異的な分散係数によって表わされる用いた
測定点の数は8であって、図5に示すように分配されて
いる。この場合に用いた知識モデルは理論段のカスケー
ドと組み合わせたラングミュア・フロイントリッヒ等温
式である。その測定の数及びその位置は上述のように選
んだ各区間の選択に依存する。もちろん、この選択はこ
こでは単に説明的なものであって本発明は必要な対象と
相容性のある全ての区間の組み合わせを包括する。
【0062】示されている結果は制御の1例である。そ
の過程は、純度(95%)及び収率(95%)の各一定
の設定値により操作され、一方供給材料の組成を実質的
に変化させる。供給材料品質の変化は10分間の安定な
運転の後でもたらされる(図6)。
【0063】次の容積組成、すなわち Tol =0.022 Px =0.290 MxOx =0.598 EB =0.102 Par =0.032 の供給材料を次の容積組成、すなわち Tol =0.024 Px =0.290 MxOx =0.512 EB =0.190 Par =0.032 の供給材料と置き換える。
【0064】ここに各記号は次の成分をあらわす。
【0065】 Tol : トルエン Px : パラキシレン MxOx: メタキシレンおよびオルソキシレン EB : エチルベンゼン Par : パラフィン類 図6に説明した阻害の影響が制御アルゴラズムのない場
合に図7に示されている。これは1.2%の純度の低下
及び4%の収率減少をもたらす。従ってこの方法はこの
供給材料品質の阻害に対して高度に感受性である。
【0066】同じ阻害を本発明に従う方法に適用する
(図8)。約180分間、すなわち3時間の間にこの方
法の安定化がもたらされる。純度の変化は僅かである。
最大の収率の差は0.45%よりも小さい。その4つの
制御値が同時に重大に発現されること(図9ないし1
2)を認めることができる。
【0067】種々の阻害の存在のもとで、その分離用ル
ープの操作は上述のように4つの変数について同時に操
作しなければならない操作員によってはほとんど制御す
ることができない。このような条件のもとでは、高度に
経験を積んだ操作員がその過程を再安定化しようとする
のに最もよくて24時間を要し、かついくつかの継続的
な安定化操作を必要とする。
【0068】本発明に従う方法を実施することによって
許容される、安定化のために必要な仕様外移行時製造期
間の著しい短縮は、工業上、対応的な生産性の上昇をも
たらす。h)変形態様 このアルゴリズムはまた、全ての操作用変数を定めるた
めにその方法の数値的なシミュレーションモデルとの関
連において用いることもできる。
【0069】その目的はここでは、その装置モデルのい
くつかの場合における運転を最適化することであり、す
なわち装置のサイズ決定、装置の運転開始、既に正しい
解に近い最終的な最適化、異なる分離問題をもった前に
存在していた装置を使用すること等である。もちろん、
この使用は先行の文節において記述した物理的な実際に
近いモデルを用いてのみ可能であろう。この場合にはも
ちろん、その調節値は期待する性能を正確には作り出さ
ないけれども、この場合にはそのシミュレートされたモ
デルの精度に従ってそれらは所望のものよりも高くて
も、又は低くてもよい。この場合にそのアルゴリズムの
展開はこれら近似された値からそれぞれの仕様に正確に
到達することを許容する。 2)線形モデル 第2の例によれば、測定された各変数の実際値からのそ
れら比(Rk )の決定は単変数(或る入力の変化につい
ての出力の挙動に代表的な)又は多変数(いくつかの入
力についてのいくつかの出力に代表的な)の線形モデル
を用いて実施することができる。これらの「単純」モデ
ルの決定は予想される安定状態に近い状態において実施
されている過程により得られた1組の実験的測定値によ
り行なわれる。
【0070】これらのモデルは一般にその系の安定な作
動点近くでのみ代表的である。
【0071】通常的な線形制御法則(内部的モデル制
御、予言的制御型等の)はこれらのモデルから容易に合
成することができる。これらのモデルの単純性は選んだ
表示の不正確性を或る態様で補償する簡単で頑丈な制御
法則を容易に計算することを許容する。シミュレーショ
ンにおいてそのように計算された制御法則の性能試験は
この方法の非線形的な物理的モデルから計算された制御
法則により得られたものと等価である。
【0072】III)実施の変形態様1)追加的な注入点 4帯域の装置の場合に示された上述のような非線形的及
び線形的な制御方式の使用は、1つ以上の流体注入点を
加えることにより作り出される、より多数の帯域を含む
分離装置に完全に適用することができる。この場合に各
比R1 、R2 、R3 及びR4 は、それら追加的な注入流
が操作員により(例えば直接又は間接に供給材料の流れ
又は抽出液の流れの或る割合として)加えられる場合に
は同一のままに留まる。それらの比の値はその新しい注
入に依存して既知の隣接の比の値及び対象とする注入流
の値から簡単に与えられる。2)追加的な抜出し点 4帯域装置の場合に示されている、パラグラフ1におい
て定義されている非線形的及び線形的な制御方式の使用
は、1つ以上の流体抜出し点を加えることにより作り出
される、より多数の帯域を含む装置に適用することがで
きる。この場合に比R2 又はR3 の計算は新しい抜出し
により作り出される追加的な比に対して一般化される。
従って製造関数の1つは、所望の仕様(例えば純度又は
収率の仕様)の関数としてのそれぞれの流体抜出しにつ
いて定めなければならない。この場合にはそれぞれの加
えられた抜出し流量の値は、この方法の新しい独立操作
用変数となる。
【0073】その追加的な抜出しについてなんらの仕様
も望まれない場合には、その流量の値は操作員により加
えられ、そしてパラグラフ1におけると同じ状態にあ
る。3)追加的な注入点及び抜出し点 上に定義した非線形及び線形の制御方式4帯域の装置の
場合に示された上述のような非線形的及び線形的な制御
方式の使用は、1つ以上の流体注点及び1つ以上の流体
抜出し点を加えることにより作り出される、より多い数
の帯域を含む装置に適用することができる。前の2つの
文節において記述した論議をこの場合にそのまま繰り返
し、かつ総体化できる。4)操作用の制御される変数 その選んだ制御モードが何であっても、引用した4つの
制御される変数、すなわち成分の純度、成分(純度につ
いてのものと同じか別な)の収率及び帯域1の中及び帯
域4の中の各残留濃度のいずれかの非線形又は線形のも
のは抜出し流の各組成の間の比の値である、新しい制御
可能変数によって置き換えることができる。例えば、抽
出液においてはパラキシレンの純度(すなわち主として
R2 により)及びエチルベンゼン濃度とメタキシレン及
びオルソキシレンの濃度の合計との間の比により定義さ
れる変数の両方を制御のために選ぶことができる。後者
の変数は主として比R4 によって影響される。5)制御モードの最適化 上に定義した非線形及び線形の制御は上のパラグラフに
記述された制御された変数についての一連の設定値を提
供する最適化アルゴリズムとインターフェイスされるこ
とができ、操作条件により定義される或る関数の最少化
の意味において最適の操作を保証することを許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実際の移動床分離用ループのフローシートであ
る。
【図2】物質平衡式に用いられる不連続化の原理の説明
図である。
【図3】或るループの2つの区間の間の中間帯域の比の
計算を示すフローシートである。
【図4】ループの制御方法の種々の相のフローシートで
ある。
【図5】4つの帯域と、4つの注入点又は抜出し点と、
及び8つの測定点を含む分離用ループの図式図である。
【図6】次のシミュレーションにおける制御例を示すた
めの、供給原料の組成の変化の経時グラフである。
【図7】導入された変化の結果としての抽出液の純度及
び装置収率の制御される2つの変数の発現を示す経時グ
ラフである。
【図8】同じ条件のもとで本発明に従う方法を適用する
ことによりもたらされる制御の効率を示す図である。
【図9】プロセスを安定化させる間の循環流量の展開の
経時グラフである。
【図10】プロセスを安定化させる間の抽出液流量の展
開の経時グラフである。
【図11】プロセスを安定化させる間の切換え周期の展
開の経時グラフである。
【図12】プロセスを安定化させる間のラフィネート流
量の展開の経時グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パスカル デュシェン フランス国 38200 ヴィエンヌ バティ マン オルテンシア シュマン ド シャ ラヴル 10 (72)発明者 ジェラルド オティエル フランス国 69390 ヴェルネゾン ルー ト ド ジヴォール 630 (72)発明者 ドミニク ユモウ フランス国 38200 ヴィエンヌ マ ド シャラヴル シュマン ルラル (番地 なし)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の注入点と抜出し点とによって画定
    されるいくつかの帯域に分配されている、固体吸着剤の
    含まれたいくつかの床を直列的に相互連結することより
    なる分離用の閉じたループと、それぞれの流体をこのル
    ープの中へ注入するための手段と、それぞれの流体をこ
    のループから抜出すための手段と、各床の向流的吸着置
    換をシミュレートすることを許容する注入点と抜出し点
    との入替え手段と、及び各操作用変数を測定するための
    手段とを含む、シミュレートされた移動床による成分分
    離を制御するための方法において、 ○上記ループに沿う複数の点においてその注入され、抜
    出される各流体に特性的な各変数、及びこの分離系の運
    転に特性的な各変数を測定し、 ○測定された各変数の実際値から、そしてこの分離系の
    非線形モデルを用いて、それぞれ制御される変数(ξ)
    を各決定された設定値にするか又は戻すように、種々の
    帯域のそれぞれにおいて流体流量(Qk )とシミュレー
    トされた吸着剤流量(Qs )との比をそれぞれ表わす各
    比(Rk )を決定し、そして ○これらの比(Rk )から操作用変数に与えられるべき
    各値を決定することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 操作用変数に与えられるべき各値がこの
    分離系の非線形モデルを用いて決定される、請求項1の
    方法。
  3. 【請求項3】 操作用変数に与えられるべき各値がこの
    分離系の或る与えられた操作点近傍の線形モデルを用い
    て決定される、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 n個の上記比(Rk )が決定されるn個
    の帯域を含む一連の各隣接する段階の含まれる上記分離
    用ループの区間について、流量値(D)と濃度値(X)
    とに依存して、nに等しいか又はそれよりも少ないm個
    の制御される変数(ξ)を定め、そしてm個の上記比
    (Rk )か、又は(n−m)個のパラメータを含むm個
    の上記比の組み合わせかを決定する、請求項1又は3の
    方法。
  5. 【請求項5】 n個の上記の比(Rk )が決定されるn
    個の帯域を含む一連の各隣接する段階の含まれる上記分
    離用ループの区間について、流量値(D)と濃度値
    (X)とに依存して、nに等しいか又はそれよりも少な
    いm個の制御される変数(ξ)を定め、この区間の各極
    限点においてその液体相の中のそれぞれの濃度を測定
    し、そしてm個の上記の比(Rk )か、又は(n−m)
    個のパラメータを含むm個の上記の比の組み合わせかを
    決定する、請求項1又は3の方法。
  6. 【請求項6】 その操作用変数が、流量及びそのシミュ
    レートされるべき床の吸着置換を許容する弁切換え周期
    (T)である、先行の各請求項のいずれか1つの方法。
  7. 【請求項7】 分離用ループが4つの主帯域を含んでい
    る場合に、このループの収率及びその混合物の少なくと
    も1つの成分の純度のような制御される変数(ξ)が種
    々の濃度のインライン測定から同時に制御される、先行
    の各請求項のいずれか1つの方法。
  8. 【請求項8】 ラマン型のインライン分析又はクロマト
    グラフィー分析或いは近赤外線分析(NIR)による濃
    度測定を含む、先行の各請求項のいずれか1つの方法。
  9. 【請求項9】 4つの帯域を含む分離系の場合に、制御
    される変数として下記の4つの量、すなわちそのループ
    から抜出される流体の中の第1の成分の純度と、或る成
    分についてのその分離系の収率と、その流体の流れ方向
    についてそれら4つの帯域の最初のものの後縁における
    上記第1成分の残留濃度値と、及びその流体の流れ方向
    について上記4つの帯域の最後のものの前縁における上
    記第1成分を除く全ての成分の残留濃度値と、のうちの
    少なくとも1つが上記制御される変数として選ばれる、
    先行の各請求項のいずれか1つの方法。
  10. 【請求項10】 その分離系のシミュレーションのため
    に2閾値選択率の値又は一般化されたラングミュア・フ
    ロイントリッヒ等温式のような組み合わせられた、及び
    非線形の等温式のような知識工学モデルを用いる、先行
    の各請求項のいずれか1つの方法。
  11. 【請求項11】 或る数p個の帯域の含まれる分離用ル
    ープにおけるそれぞれの比(Rk )の値が知られている
    場合に、この分離用ループの中の少なくとも1つの追加
    的な注入点の導入よりもたらされる追加的な各比の対応
    する値が隣接の1つの帯域におけるその比の既知の値及
    び上記追加的な注入点における注入流量の値の関数とし
    て決定される、先行の各請求項のいずれか1つの方法。
  12. 【請求項12】 或る数p個の帯域の含まれる分離用ル
    ープにおけるそれぞれの比(Rk )の値が知られている
    場合に、この分離用ループの中の少なくとも1つの追加
    的な抜出し点の導入によりもたらされる追加的な各比の
    対応する値が隣接の1つの帯域におけるその比の既知の
    値と、及び上記追加的な抜出し点における抜出し流量の
    値との関数として決定される、先行の各請求項のいずれ
    か1つの方法。
  13. 【請求項13】 或る抜出された流体の中のそれぞれの
    成分の濃度の間の比がその制御される変数として選ばれ
    る、請求項8の方法。
  14. 【請求項14】 或る最適化アルゴリズムが、それら達
    成されるべき制御される変数の固定された順序を守るこ
    とを許容するように選ばれる、先行の各請求項のいずれ
    か1つの方法。
  15. 【請求項15】 8個の炭素原子を含む芳香族炭化水素
    の分離に先行の各請求項のいずれか1つの方法を利用す
    る方法。
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