JPH10307627A - 自律走行作業車の作業境界検出装置及び倣い走行制御装置 - Google Patents

自律走行作業車の作業境界検出装置及び倣い走行制御装置

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JPH10307627A
JPH10307627A JP9117267A JP11726797A JPH10307627A JP H10307627 A JPH10307627 A JP H10307627A JP 9117267 A JP9117267 A JP 9117267A JP 11726797 A JP11726797 A JP 11726797A JP H10307627 A JPH10307627 A JP H10307627A
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JP9117267A
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English (en)
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Takeshi Torii
毅 鳥居
Keiji Saneyoshi
敬二 実吉
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業対象領域と非作業対象領域との作業境界
を正確に検出し、平行度を要求される往復直線走行に対
しても平行度を確保して蛇行発生を防止し、正確な倣い
走行を実現する。 【解決手段】 ステレオカメラで撮像した画像から得ら
れる距離画像に対し、2次元多数決処理によって不良距
離データを排除し、2次元移動平均化処理によって距離
画像内のある一定の広さの矩形エリアで平均値を取って
距離データを平滑化すると、横方向にラプラス変換を行
って距離段差部分の情報を得る。そして、このラプラス
変換後の段差情報に基づいて、+,−のピーク値と、そ
の間隔とから段差のある場所をエッジとして検出し、ハ
フ変換によって段差部分の検出点から刈り跡に相関のあ
る直線式を求める。さらに、このハフ変換で求めた直線
近傍の検出点を収集し、その点の集合を用いて最小二乗
法によって最終的な直線式を再計算し、刈り跡の近似直
線式を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両周辺の撮像画
像を処理して既作業領域と未作業領域との作業境界を検
出し、検出した作業境界に沿った倣い走行を制御する自
律走行作業車の境界検出装置及び倣い走行制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフ場、河川敷堤防、公園等の
各種フィールドで行う草刈、芝刈り作業等を無人で行な
うことのできる自律走行車が開発されている。このよう
な自律走行車においては、作業の関係上、所定の領域で
車体の旋回を伴った往復走行を行う場合があり、このよ
うな往復走行を制御するシステムには、往路と復路の方
位を地磁気センサやジャイロ等の方位センサによって検
知し、平行に走行するよう制御するものや、光センサ等
の無接触センサあるいは機械的な接触式センサ等を用い
てフィールド上の既処理部と未処理部との作業境界を検
出し、検出した作業境界に沿った倣い走行を行なうもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平行度
を要求される往復直線走行においては、図19(a)に
示すように往路と復路の進行方向は180度異なること
が要求され、方位検出センサによって走行方位を検出し
て往路及び復路の方向転換を行うと、方位検出センサの
誤差によって往路と復路とが必ずしも完全に平行にはな
らない。このため、長距離の往復走行の間には、往路・
復路で平行度の誤差が大きくなり、図19(b)に示す
ように、進路が開いて刈り残しが生じたり、図19
(c)に示すように、進路が狭くなってオーバーラップ
量が増加する等の問題がある。
【0004】また、光センサ等の無接触センサあるいは
機械的な接触式センサ等を用いて倣い走行を行うもので
は、例えば、草・芝刈り作業を行うためのリールを車体
前方に備える芝刈り機等の自律走行作業車の場合、リー
ルの更に前方に刈り跡を検出するためのセンサを設置し
なければならず、実現性に乏しいばかりでなく、センサ
とリール間の距離が長く取れないため、刈り跡を検出し
てから倣い走行を実施するまでの余裕がなく、制御性が
著しく悪化する。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、作業対象領域と非作業対象領域との作業境界を正確
に検出し、平行度を要求される往復直線走行に対しても
平行度を確保して蛇行発生を防止し、正確な倣い走行を
実現することのできる自律走行作業車の作業境界検出装
置及び倣い走行制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
既作業領域と未作業領域との作業境界に沿って自律走行
する自律走行作業車の作業境界検出装置であって、車両
搭載のステレオカメラで撮像した画像を処理して得られ
る距離画像に対し、距離データを微分した微分値の変化
に基づいて上記作業境界による距離段差を検出する手段
と、上記距離段差の検出点から上記作業境界を近似する
直線を算出する手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記距離データの微分値に対し、閾値より
上の極大値と閾値より下の極小値とが互いに連続して存
在し、各極値間の距離が設定範囲内の位置を検出し、上
記作業境界による距離段差とすることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、上記距離段差の検出点からハ
フ変換によって上記作業境界を近似する直線を求めた
後、さらに、この直線近傍の上記距離段差の検出点の集
合から最小二乗法によって最終的な直線を求めることを
特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2,3
のいずれか一に記載の発明において、上記距離画像に対
して2次元多数決処理を行って不良距離データを排除し
た後、上記作業境界による距離段差を検出することを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
のいずれか一に記載の発明において、上記距離画像に対
して2次元移動平均化処理を行って距離データを平滑化
した後、上記作業境界による距離段差を検出することを
特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、上記不良距離データの排除後、さらに、2
次元移動平均化処理を行って距離データを平滑化するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、既作業領域と未作
業領域との作業境界に沿った倣い走行を制御する自律走
行作業車の倣い走行制御装置であって、車両搭載のステ
レオカメラで撮像した画像を処理して得られる距離画像
に対し、距離データを微分した微分値の変化に基づいて
上記作業境界による距離段差を検出する手段と、上記距
離段差の検出点から上記作業境界を近似する直線を算出
する手段と、自車両の進行方位を上記作業境界を近似す
る直線のデータに基づいて修正し、上記作業境界に沿っ
て進行するよう操舵系を制御する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0013】すなわち、本発明の自律走行作業車の作業
境界検出装置では、車両にステレオカメラを搭載し、こ
のステレオカメラで撮像した画像を処理して距離画像を
得ると、この距離画像の距離データを微分した微分値の
変化に基づいて、作業境界による距離段差を検出する。
そして、この距離段差の検出点から作業境界を近似する
直線を算出することで作業境界を認識する。
【0014】この場合、距離データの微分値の中で閾値
より上の極大値と閾値より下の極小値とが互いに連続し
て存在し、各極値間の距離が設定範囲内の位置を、作業
境界による距離段差として検出することが望ましく、こ
の距離段差の検出点からハフ変換によって作業境界を近
似する直線を求めた後、さらに、この直線近傍の距離段
差の検出点の集合から最小二乗法によって最終的な直線
を求めることが望ましい。また、距離画像に対しては、
予め、2次元多数決処理を行って不良距離データを排除
しておくことが望ましく、さらに、2次元移動平均化処
理による距離データの平滑化を併用することが望まし
い。
【0015】また、本発明の自律走行作業車の倣い走行
制御装置では、車両に搭載したステレオカメラで撮像し
た画像を処理して距離画像を得ると、この距離画像の距
離データを微分した微分値の変化に基づいて作業境界に
よる距離段差を検出し、この距離段差の検出点から作業
境界を近似する直線を算出して自車両の進行方位を修正
し、作業境界に沿って進行するよう操舵系を制御する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図18は本発明の実施の一
形態に係わり、図1は刈り跡検出ルーチンのフローチャ
ート、図2は2次元多数決処理ルーチンのフローチャー
ト、図3は2次元平均化処理ルーチンのフローチャー
ト、図4はラプラス変換処理ルーチンのフローチャー
ト、図5はエッジ検出処理ルーチンのフローチャート、
図6はハフ変換処理ルーチンのフローチャート、図7は
最小二乗近似処理ルーチンのフローチャート、図8は走
行制御ルーチンのフローチャート、図9は制御系のブロ
ック図、図10は刈り跡検出部のブロック図、図11は
自動芝刈機の外観図、図12は刈り跡の撮像画像を模式
的に示した説明図、図13は未刈部及び既刈部からカメ
ラまでの距離を示す説明図、図14は小領域での距離値
ヒストグラム、図15は距離画像に対する横方向ラプラ
ス変換の説明図、図16は距離段差が存在したときのラ
プラス変換後のデータを示す説明図、図17は段差検出
点を示す説明図、図18は刈り跡直線を示す説明図であ
る。
【0017】図11において、符号1は無人で自律走行
が可能な自律走行作業車を示し、本実施の形態において
は、ゴルフ場等の草・芝刈り作業を自動的に行う自動芝
刈機である。この自動芝刈機1は、車体2の前部に複数
の芝刈リール3を連設したリール式の芝刈機であり、車
体2の前方を撮像する1組のCCDカメラ4a,4bを
備え、また、推測航法によって自己位置を測位するため
の地磁気センサや車輪エンコーダ等の図示しないセンサ
類を備えている。
【0018】上記自動芝刈機1は、複数のマイクロコン
ピュータからなる分散処理系によって制御され、図9に
示すような機能構成となっている。すなわち、自動芝刈
機1には、上記CCDカメラ4a,4bからの画像信号
を処理する刈り跡検出部20、図示しない地磁気センサ
や車輪エンコーダ等からの信号を処理する推測航法位置
検出部30、図示しない無接触型センサや接触型センサ
からの信号を処理する障害物検出部40、各検出部2
0,30,40からの信号に基づいて自動芝刈機1の自
律走行を制御する走行制御部50、この走行制御部50
によって参照される作業データや地形データマップ等が
格納されている作業データ蓄積部60、上記走行制御部
50からの指示によって車両制御を行なう車両制御部7
0等が備えられ、さらに、この車両制御部70からの出
力に基づいて自動芝刈機1の各機構部を駆動するため、
駆動制御部80、操舵制御部90、刈刃制御部100等
が備えられている。
【0019】上記刈り跡検出部20では、上記CCDカ
メラ4a,4bで撮像した車両周辺の画像を処理して草
・芝刈り作業の刈り跡を、既作業領域と未作業領域との
境界として検出する。上記CCDカメラ4a,4bは、
車外の対象物を異なる位置から撮像するためのステレオ
カメラであり、後述するように、CCDカメラ4a,4
bで撮像した1対の画像における同一物体に対する視差
から三角測量の原理により画像全体に渡る3次元の距離
分布が算出され、この距離分布から刈り跡を検出する。
この刈り跡検出部20についての詳細は後述する。
【0020】また、上記推測航法位置検出部30では、
車輪エンコーダからの出力パルスを積算する等して走行
距離を求め、この走行距離を地磁気センサで検出した走
行方向の変化に対応させて累積することにより、基準地
点からの走行履歴を算出して自車両の現在位置を測定す
る。さらに、上記障害物検出部40では、無接触型セン
サや接触型センサ等によって予測できない障害物を検出
し、その検出信号を上記走行制御部50に出力する。
【0021】上記走行制御部50では、上記刈り跡検出
部20、上記推測航法位置検出部30からの情報に基づ
いて、作業データ蓄積部60のマップ(作業内容及び草
・芝刈り作業を行う作業領域の地形データ等の走行用地
図)を参照して自己の現在位置と目標位置との誤差量を
算出し、この誤差量分を補正すべく走行経路指示や車両
制御指示を決定し、上記車両制御部70に出力する。ま
た、上記障害物検出部40からの信号により、障害物が
検出されたときには、障害物回避あるいは車両停止を指
示する。
【0022】上記車両制御部70では、上記走行制御部
50からの指示を具体的な制御指示量に変換し、この制
御指示量を上記駆動制御部80、操舵制御部90、刈刃
制御部100に出力する。これにより、上記駆動制御部
80で油圧モータ5を介して駆動機構部6を駆動し、上
記操舵制御部90で前輪操舵用油圧制御弁7を介して前
輪操舵機構部8をサーボ制御し、また、上記刈刃制御部
100で刈刃制御用油圧制御弁9を介して刈刃機構部1
0をサーボ制御する。
【0023】以上の自動芝刈機1の作業領域における草
・芝刈り作業に伴う往復自律走行においては、基本的に
は地磁気センサ等の方位センサで検出した走行方位によ
って往路及び復路の方向転換を行うようにしているが、
例えば、直線の往復走行で、ある走行方位に対して18
0度シフトした走行方位を地磁気センサによって検出
し、自動芝刈機1を移動させても、地磁気センサのキャ
リブレーションのずれや誤差により必ずしも完全に平行
にはならず、長距離の往復走行の間には、往路と復路の
平行度に誤差が大きくなり、刈り残しやオーバーラップ
量が増加する虞がある。
【0024】従って、上記刈り跡検出部20で実際の刈
り跡を検出し、この刈り跡検出データに基づいて往路・
復路の進行方位を補正するようにしており、平行度を要
求される往復直線走行に対しても平行度を確保して蛇行
発生を防止し、さらに、曲率の大きな任意刈り跡に対し
ても正確な追従走行を実現することができる。
【0025】ここで、上記刈り跡検出部20による刈り
跡検出について説明する。図10に示すように、上記刈
り跡検出部20には、ステレオ画像処理回路21、距離
画像メモリ22、CPU23、ワークメモリ24、通信
回路25が備えられており、上記ステレオ画像処理回路
21では、2台のCCDカメラ4a,4bからの撮像画
像を処理して画像のような形態をした距離分布データ
(距離画像)を出力し、距離画像メモリ22に記憶す
る。上記CPU23では、上記距離画像メモリ22から
データを読み込み、上記ワークメモリ24を介してワー
クデータの記憶、データ参照を行いながら刈り跡検出処
理を行い、その処理結果である刈り跡検出データを上記
通信回路25を介して上記走行制御部50へ送信する。
【0026】尚、上記距離画像の生成については、本出
願人によって先に提出された特開平5−114099号
に詳述されている。
【0027】すなわち、自動芝刈機1の車体前方に設置
したステレオカメラである2台のCCDカメラ4a,4
bで撮像した刈り跡の画像は、図12に模式的に示すよ
うに、芝高さの低い既刈り部と、芝高さの高い未刈り部
とで境界を形成しており、図13に示すように、CCD
カメラ4a,4bから未刈り部までの距離よりも、既刈
り部までの距離の方が長くなっている。
【0028】上記CPU23では、図1に示す刈り跡検
出処理のプログラムを実行して上記ステレオ画像処理回
路21から出力される距離画像から未刈り部と既刈り部
との距離の違いを検出して段差部分の直線式を求め、こ
の直線式のデータを刈り跡データとして上記走行制御部
50へ送る。
【0029】以下、上記CPUで実行される刈り跡検出
ルーチンについて、図1のフローチャートに従って説明
する。
【0030】このルーチンでは、まず、ステップS200
で、図2の2次元多数決処理ルーチンを実行し、距離画
像内のある一定の広さの矩形エリア(小領域)内での多
数決処理によって不良距離データを排除する。
【0031】すなわち、図2のステップS201で、指定さ
れた小領域で距離分布のヒストグラムを作成すると、ス
テップS202で、指定された小領域からデータを1つ取り
出し、図14に示すように、その距離値を中心として指
定された幅のエリアにある分布数を求める。
【0032】次いで、ステップS203へ進み、上記ステッ
プS202で求めた分布数が指定されたスレッシュ値を越え
ているか否かを調べ、分布数がスレッシュ値を越えてい
るとき、ステップS204へ進んで、取り出した距離値は有
効と判定してステップS206へ進み、分布数がスレッシュ
値以下のとき、ステップS205へ進んで、取り出した距離
値は無効と判定してステップS206へ進む。
【0033】ステップS206では、小領域の全ての距離値
のチェックが終了したか否かを調べ、チェックが残って
いるときには、上記ステップS202へ戻ってチェックを続
け、全ての距離値のチェックが終了したとき、ステップ
S207へ進んで全画面に対して処理が終了したか否かを調
べる。
【0034】そして、全画面の処理が終了していないと
きには、上記ステップS201へ戻って小領域の位置をずら
しながら以上の処理を繰り返し、全画面に対する処理が
終了したとき、ルーチンを抜けて刈り跡検出ルーチンへ
戻る。
【0035】以上の2次元多数決処理によって不良距離
データを排除すると、刈り跡検出ルーチンのステップS3
00へ戻り、図3の2次元移動平均化処理ルーチンを実行
する。この2次元移動平均化処理ルーチンでは、距離画
像内のある一定の広さの矩形エリアで平均値を取り、距
離データの平滑化を行う。
【0036】すなわち、図3のステップS301で指定され
た小領域内の距離値を平均し、ステップS302で、この平
均値を小領域内の代表とする。そして、ステップS303で
全画面に対する処理が終了したか否かを調べ、全画面に
対する処理が終了していないときには、上記ステップS3
01へ戻って小領域の位置をずらしながら平均化処理を続
け、全画面に対する処理が終了したとき、ルーチンを抜
けて刈り跡検出ルーチンへ戻る。
【0037】刈り跡検出ルーチンでは、次にステップS4
00へ進み、図4のラプラス変換処理ルーチンを実行して
距離画像に対して横方向にラプラス変換を行い、距離段
差部分の情報を得る。
【0038】このラプラス変換処理では、まず、ステッ
プS401で、図15に示すように、画像横方向の隣接した
距離値D0,D1,D2を取得し、ステップS402で横方向
2次微分値Rを計算し、その場所のラプラス変換値とす
る。この横方向2次微分値は、隣接データ間の差分の差
分として、R=(D2−D1)−(D1−D0)=D2−2
×D1+D0によって計算することができ、距離変化が存
在するとき、ラプラス変換によって図16に示すような
段差情報が得られる。
【0039】次いで、ステップS403へ進み、1ラインの
処理が終了したか否かを調べ、1ラインの処理が終了し
ていないときには、上記ステップS401へ戻って処理対象
を横に1カラムずらして横方向のラプラス変換値を求め
る処理を繰り返し、1ラインの処理が終了すると、上記
ステップS403からステップS404へ進んで全画面の処理が
終了したか否かを調べる。
【0040】そして、全画面の処理が終了していない段
階では、上記ステップS404から最初のステップS401へ戻
って処理対象を縦に1ラインずらして上述の処理を繰り
返し、全画面の処理を終了したとき、刈り跡検出ルーチ
ンへ戻り、ステップS500へ進む。
【0041】ステップS500では、図5のエッジ検出処理
ルーチンを実行し、ラプラス変換後の段差情報に基づい
て、+,−のピーク値と、その間隔とから段差のある場
所をエッジとして検出する。すなわち、このエッジ検出
処理ルーチンでは、まず、ステップS501で、ラプラス変
換後のデータを横方向にチェックし、その値が局所的な
最小値あるいは最大値となる極値か否かを調べる。
【0042】その結果、上記ステップS501で極値でない
ときには、ステップS506へ進んで1ラインの処理終了を
調べ、1ラインの処理が終了していないとき、上記ステ
ップS501へ戻って横方向にラプラス変換値を再検索す
る。そして、ラプラス変換後のデータが極値であると
き、上記ステップS501からステップS502へ進んで、その
極値の値と指定されたスレッシュ値とを比較し、極値が
極大値のときには、スレッシュ値を越えている条件、極
値が極小値のときには、スレッシュ値を下回っている条
件を満足するか否かを調べる。
【0043】上記ステップS502において、極値が極大値
でスレッシュ値以下のとき、あるいは、極値が極小値で
スレッシュ値を下回っていないときには、エッジでない
と判断して上記ステップS502から1ラインの処理終了を
調べる前述のステップS506へ分岐し、極値が極大値でス
レッシュ値を越えているとき、あるいは、極値が極小値
でスレッシュ値を下回っているときには、エッジの可能
性があるため、上記ステップS502からステップS503へ進
む。
【0044】ステップS503では、上記ステップS501,S50
2の条件を満足する極値の位置を調べ、極大値の次に極
小値が来ている条件、あるいは、極小値の次に極大値が
来ている条件を満足するか否かを調べ、条件を満足しな
いとき、同様に、前述のステップS506へ分岐し、条件を
満足するとき、ステップS504へ進んで極値間の距離が指
定された範囲内に収まっているか否かを調べる。
【0045】そして、上記ステップS504で極値間の距離
が指定された範囲内に収まっているときには、ステップ
S505でエッジがあると判断し、次のエッジを検出すべく
ステップS506へ進む。すなわち、ラプラス変換後のデー
タ列の中で、指定スレッシュ値より上の+のピーク値
と、指定スレッシュ値より下の−のピーク値とが連続し
て存在し、且つ、+,−のピーク値の間が指定間隔内で
あるときには、そこが刈り跡段差のエッジであると判断
するのである。
【0046】以上の処理を繰り返し、1ラインの処理が
終了すると、ステップS506からステップS507へ進んで全
画面の処理が終了したか否かを調べ、全画面の処理が終
了していないとき、ステップS507から最初のステップS5
01へ戻って処理対象を縦に1ラインずらして上述の処理
を繰り返し、全画面の処理を終了したとき、刈り跡検出
ルーチンへ戻る。
【0047】以上のエッジ検出処理により、図17に示
すような段差検出点(エッジ検出点)を取得すると、刈
り跡検出ルーチンのステップのステップS600へ進み、図
6のハフ変換処理ルーチンを実行して段差部分の検出点
から刈り跡に相関のある直線式を求める。
【0048】このハフ変換処理ルーチンでは、ステップ
S601で、2つのエッジ検出点を選び、両点を結ぶ直線方
程式を求めてワークメモリ24に記憶すると、ステップ
S602へ進んで全てのエッジ検出点の組み合わせが終了し
たか否かを調べ、NOのとき、ステップS601へ戻って処
理を継続する。
【0049】やがて、全てのエッジ検出点の組み合わせ
について直線方程式を求めると、上記ステップS602から
ステップS603へ進み、得られた全ての直線式のパラメー
タ(傾きa’、切片b’)についての分布ヒストグラム
を作成する。そして、ステップS604で、分布数が最大の
パラメータを検索し、このパラメータの直線をハフ変換
直線として刈り跡検出ルーチンへ戻る。
【0050】次に、刈り跡検出ルーチンでは、ステップ
S700で、図7の最小二乗近似処理ルーチンを実行し、ハ
フ変換で求めた直線近傍の検出点を収集し、その点の集
合を用いて最小二乗法によって最終的な直線式を再計算
する。
【0051】この最小二乗近似処理ルーチンでは、ステ
ップS701で、図18に示すように、上記ハフ変換によっ
て得られた直線の近傍の全てのエッジ検出点を検索し、
ステップS702で、全てのエッジ検出点(n個)につい
て、x座標値の総和Σx、y座標値の総和Σy、x座標
値の二乗の総和Σ(x・x)、x座標値とy座標値の積の
総和Σ(x・y)を計算する。
【0052】次いで、ステップS703へ進み、上記ステッ
プS702で計算した各総和を用い、a=(n・Σ(x・y)
−Σx・Σy)/(n・Σ(x・x)−Σx・Σx)によって
計算した値aを近似直線の傾きとし、ステップS704で、
b=(Σy−a・Σx)/nによって計算した値bを近
似直線の切片として刈り跡検出ルーチンに戻る。
【0053】以上により、刈り跡の近似直線式を決定す
ると、刈り跡検出ルーチンのステップS800では、この近
似直線式の傾きa,切片bを刈り跡データとして通信回
路25を介して走行制御部50へ送信し、ルーチンを抜
ける。
【0054】このように、草・芝刈り作業済みの領域と
未作業領域との境界等の草・芝の葉の高さの異なる境界
が刈り跡検出部20で検出されると、走行制御部50で
は、刈り跡を検出したことを確認して図8の走行制御ル
ーチンを実行し、刈り跡に沿った自動芝刈機1の倣い走
行を制御する。
【0055】この走行制御ルーチンは、本形態では、1
行程毎に往復しながら芝刈り作業を行なう形式で、地磁
気センサ等の方位検出センサによる車両進行方向を刈り
跡データによって補正しながら走行を行なう場合に、1
レーン毎に実行されるルーチンであり、まず、ステップ
S101で、推測航法位置検出部30で測位した現在の車両
位置データと刈り跡検出部20で検出した刈り跡直線デ
ータとから、現在の車両横位置Gaと刈り跡位置との誤
差Epを求める。
【0056】次いで、ステップS102へ進み、現在の車両
進行方位Gpと刈り跡方位との誤差Eaを求めると、ス
テップS103で、現在の車両進行方位Gpを刈り跡方位と
の誤差Epで補正するととともに、現在の車両横位置G
aを刈り跡位置との誤差Eaで補正し、車両進行方位修
正角Oaを求め(Oa=Gp・Ep+Ga・Ea)、ス
テップS104ヘ進む。
【0057】ステップS104では、現在方位角Aに上記車
両進行方位修正角Oaを加算して車両目標方位角Raと
し(Ra=A+Oa)、ステップS105で、車両方位角が
車両目標方位角Raとなるよう操舵制御部90へ操舵指
令を出力し、前輪操舵用油圧制御弁7を介して前輪操舵
機構部8をサーボ制御する。
【0058】その後、ステップS106へ進んで1レーンの
芝刈り作業が終了したか否かを調べ、1レーン未終了の
とき、上記ステップS101へ戻って以上の処理を繰り返
し、1レーンの芝刈り作業が終了すると、ルーチンを終
了する。そして、車両転回を行った後、再度、この走行
制御ルーチンが実行される。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
業対象領域と非作業対象領域との作業境界をステレオ画
像による距離情報に基づいて正確に検出することがで
き、平行度を要求される往復直線走行に対しても平行度
を確保して蛇行発生を防止することができ、さらに、曲
率の大きな任意刈り跡に対しても正確な追従走行を実現
することができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わり、刈り跡検出ル
ーチンのフローチャート
【図2】同上、2次元多数決処理ルーチンのフローチャ
ート
【図3】同上、2次元平均化処理ルーチンのフローチャ
ート
【図4】同上、横方向ラプラス変換処理ルーチンのフロ
ーチャート
【図5】同上、エッジ検出処理ルーチンのフローチャー
【図6】同上、ハフ変換処理ルーチンのフローチャート
【図7】同上、最小二乗近似処理ルーチンルーチンのフ
ローチャート
【図8】同上、走行制御ルーチンのフローチャート
【図9】同上、制御系のブロック図
【図10】同上、刈り跡検出部のブロック図
【図11】同上、自動芝刈機の外観図
【図12】同上、刈り跡の撮像画像を模式的に示した説
明図
【図13】同上、未刈部及び既刈部からカメラまでの距
離を示す説明図
【図14】同上、小領域での距離値ヒストグラム
【図15】同上、距離画像に対する横方向ラプラス変換
の説明図
【図16】同上、距離段差が存在したときのラプラス変
換後のデータを示す説明図
【図17】同上、段差検出点を示す説明図
【図18】同上、刈り跡直線を示す説明図
【図19】従来の往復作業走行における走行軌跡を示す
説明図
【符号の説明】
1 …自動芝刈機 4a,4b…CCDカメラ 20 …刈り跡検出部 21 …ステレオ画像処理回路 23 …CPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既作業領域と未作業領域との作業境界に
    沿って自律走行する自律走行作業車の作業境界検出装置
    であって、 車両搭載のステレオカメラで撮像した画像を処理して得
    られる距離画像に対し、距離データを微分した微分値の
    変化に基づいて上記作業境界による距離段差を検出する
    手段と、 上記距離段差の検出点に基づいて上記作業境界を近似す
    る直線を算出する手段とを備えたことを特徴とする自律
    走行作業車の作業境界検出装置。
  2. 【請求項2】 上記距離データの微分値に対し、閾値よ
    り上の極大値と閾値より下の極小値とが互いに連続して
    存在し、各極値間の距離が設定範囲内の位置を検出し、
    上記作業境界による距離段差とすることを特徴とする請
    求項1記載の自律走行作業車の作業境界検出装置。
  3. 【請求項3】 上記距離段差の検出点からハフ変換によ
    って上記作業境界を近似する直線を求めた後、さらに、
    この直線近傍の上記距離段差の検出点の集合から最小二
    乗法によって最終的な直線を求めることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の自律走行作業車の作業境界検
    出装置。
  4. 【請求項4】 上記距離画像に対して2次元多数決処理
    を行って不良距離データを排除した後、上記作業境界に
    よる距離段差を検出することを特徴とする請求項1,
    2,3のいずれか一に記載の自律走行作業車の作業境界
    検出装置。
  5. 【請求項5】 上記距離画像に対して2次元移動平均化
    処理を行って距離データを平滑化した後、上記作業境界
    による距離段差を検出することを特徴とする請求項1,
    2,3のいずれか一に記載の自律走行作業車の作業境界
    検出装置。
  6. 【請求項6】 上記不良距離データの排除後、さらに、
    2次元移動平均化処理を行って距離データを平滑化する
    ことを特徴とする請求項4記載の自律走行作業車の作業
    境界検出装置。
  7. 【請求項7】 既作業領域と未作業領域との作業境界に
    沿った倣い走行を制御する自律走行作業車の倣い走行制
    御装置であって、 車両搭載のステレオカメラで撮像した画像を処理して得
    られる距離画像に対し、距離データを微分した微分値の
    変化に基づいて上記作業境界による距離段差を検出する
    手段と、 上記距離段差の検出点から上記作業境界を近似する直線
    を算出する手段と、 自車両の進行方位を上記作業境界を近似する直線のデー
    タに基づいて修正し、上記作業境界に沿って進行するよ
    う操舵系を制御する手段とを備えたことを特徴とする自
    律走行作業車の倣い走行制御装置。
JP9117267A 1997-05-07 1997-05-07 自律走行作業車の作業境界検出装置及び倣い走行制御装置 Withdrawn JPH10307627A (ja)

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