JPH10307069A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

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JPH10307069A
JPH10307069A JP9132898A JP13289897A JPH10307069A JP H10307069 A JPH10307069 A JP H10307069A JP 9132898 A JP9132898 A JP 9132898A JP 13289897 A JP13289897 A JP 13289897A JP H10307069 A JPH10307069 A JP H10307069A
Authority
JP
Japan
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housing
switch
tire
pressure
warning device
Prior art date
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Application number
JP9132898A
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English (en)
Inventor
Masashi Tsunetomi
誠志 常富
Takeo Yamada
偉夫 山田
Keiichi Ishikawa
啓一 石川
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Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10307069A publication Critical patent/JPH10307069A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0494Valve stem attachments positioned inside the tyre chamber

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】トラックやバス等の大型車両の車室内にてタイ
ヤの空気圧の状態を監視できるインビークルタイプのタ
イヤ空気圧警報装置の提供。 【解決手段】検知バルブは、バルブステム1と一体的に
設けたハウジング9に検圧要素と送信部28が内蔵され
ると共に、前記ハウジング9の端部にはどのタイヤから
情報が発信されているのかを識別する識別するコード登
録をするための初期化スイッチが設けられ、また、前記
ハウジング9はその上面がタイヤドロップより突出しな
いようにしてタイヤ交換時に送信機28が損傷しないよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックやバス等
の大型車両の車室内にてタイヤの空気圧の状態を監視で
きるインビークルタイプのタイヤ空気圧警報装置に係
り、タイヤに空気を充填するバルブステムに検圧要素お
よび送信機を一体的に設けると共に識別するコード登録
をするための初期化スイッチを設け、ホイールリムへの
装置の取り付けが極めて容易で、且つどのタイヤから情
報が発信されているのかを識別可能にするタイヤ空気圧
警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイヤに空気の注入ができ、
かつタイヤ内圧の適否を無線で運転者に知らせるように
したタイヤ空気圧警報装置が特公昭46−3411号公
報にて提案されている。図5は、上記のタイヤ空気圧警
報装置を示す斜視図であり、この発明におけるタイヤ空
気圧警報装置では、給気用のバルブステム32に筒体の
サポータ33が気密に螺合され、その端部が給気バルブ
31に気密に接続されている。又、前記サポータ33に
は、圧力検出部34と電池35とカバー36と電磁波信
号発信機37とからなる圧力検知器38が固定されると
共に、該圧力検知器38はリテーナー39によってホイ
ールリムにも固定されるようになっている。
【0003】図6は、図5に示すタイヤ空気圧警報装置
の縦断側面図であり、前記給気バルブ31は、従来公知
の構造のバルブコア40が装着され、タイヤへの空気充
填ならびにタイヤ空気圧力を保持するようになってい
る。前記給気用のバルブステム32は、内部に流通孔4
1が設けられ、端部のラバーベース部42がタイヤ43
に取り付けられ、他端部にはおねじが設けられている。
筒体のサポータ33は、前記気用のバルブステム32と
給気バルブ31とを気密に接続し、且つ、圧力検知器3
8を取り付けるためのものであり、該サポータ33は、
中間部分に軸心と直交する接続部44が設けられると共
に該接続部44には前記給気用のバルブステム32の流
通孔41につながる圧力導入孔45が設けられている。
【0004】前記圧力検出部34は、導電性のボディ4
6の端部に前記サポータ33の接続部44と螺着される
接続部47が設けられ、該接続部47の内面には銅など
の導電性材料によるコンタクト48がそのおねじによっ
て上下方向の位置が任意に調整できるように設けられて
いる。
【0005】また、ダイヤフラム49は、導電性のスプ
リング受板50が前記コンタクト48と離接する接点鋲
51によりかしめ固定され、該ダイヤフラム49は、電
気絶縁性の材料からなるインシュレータ52によって前
記ボディ46と挟持されるようになっている。なお、ダ
イヤフラム49は、可撓性を有するもので後述する圧力
室53の圧力加重とスプリング56の応力加重の平衡を
失すると上下に伸縮するようになっている。また、ダイ
ヤフラム49の右側を圧力室53とし、左側をスプリン
グ室54としている。そして、スプリング室54には、
前記スプリング受板50と後述するスプリング座55に
挟着されたスプリング56が配置されている。
【0006】また、前記インシュレータ52は、その頂
部に電気端子57を備え、その内孔めねじに導電性材料
よりなる虫状ねじ58が螺合されており、その端部が前
記スプリング座55に接している。
【0007】カバー36は、導電性の材料からなり前記
ボディ46の端面と接して着脱可能に取り付けられるも
のてであり、該カバー36は、前記インシュレータ52
の外面を覆うと共に、カバー36の内面には電池35と
電磁波信号発信機37が収容され、電池の極である端子
59は圧力検出部34の電気端子57に接続し、電池の
他の極60は電磁波信号発信機37に接し、該発信機か
ら端子61にてカバー36に接し、ボディ46につなが
り、コンタクト48に電気的に接続がなされる。
【0008】図5〜図6に示す従来のタイヤ空気圧警報
装置においては、仮にタイヤ43の内圧が正常状態では
圧力検出部34により電池35が開路しており、電磁波
信号発信機37に通電せず、したがって電磁波信号が発
信されないが、あらかじめ圧力検出部34で走行状態、
タイヤ状態を考慮して調整設定された危険状態のタイヤ
内圧になると電池35が閉路状態となって、電磁波信号
発信機37に通電され電磁波信号の発信を始める。そし
て、車体側のアンテナ(図示せず)を通し運転席の近く
に設けられた信号受信機(図示せず)によって運転者に
警告信号を発するようになっている。
【0009】また、従来の他の例として、車両タイヤの
空気圧が低下したことを検出し、これを運転者に報知す
るようにしたタイヤ空気圧警報装置がWO94/203
17号公報に開示されている。この従来のタイヤ空気圧
警報装置は、図7に示すように、ホイールリム71内部
に配置される送信部77と、タイヤに空気を注入するた
めのバルブステム80とで構成されている。
【0010】前記送信部77は、ケース72の内部に、
タイヤ空気圧を検出する圧力検知部73と、この検出圧
力を電波で車体側の受信機に信号を送信させるための信
号処理回路74と、マイコンを作動させるための電池7
5とが内蔵されている。また、前記信号処理回路74と
ベース83との間を給電線76にて接続し、タイヤバル
ブのバルブステム80自体をアンテナとして用いるもの
であった。
【0011】また、前記バルブステム80は、インサー
ト成形によりケース72と一体的に設けられているもの
であり、ケース72の上面に位置する部分にベース83
が一体的に設けられている。そして、ベース83の上部
にはリング状の溝84が設けられ、該溝84にOリング
85を装着することによってバルブステム80を座金7
8とナット79で締め付けたときにホイールリム71と
の間の気密を保つようになっている。
【0012】また、前記信号処理回路74の給電線76
の一端部を前記バルブステム80の下端部にはんだ付け
することにより、バルブステム80自体にアンテナの機
能をもたせるようにしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5〜6に
示す従来のタイヤ空気圧警報装置は、タイヤの空気圧を
検知する圧力検出部34が、ホイールリムの内側でなく
外側、即ちバルブステムの中間部分にサポータ33を設
けて取り付けるものであるから、ホイールリム内への出
っ張りがないため、ホイールリムからタイヤを取り外し
て交換する際にはタイヤビードによってタイヤ空気圧警
報装置の圧力スイッチ部が損傷するという問題は起きな
い。しかし、筒体のサポータ33を介し圧力検知器38
が横方向に向けて突出して設けられているため、タイヤ
空気圧警報装置全体が大きくなり実用化が困難となって
いた。また、圧力検知器38の構成部品であるダイフダ
イアフラムと接点の取り付け姿勢が、ホイール回転時に
遠心力の影響を受ける取り付け姿勢になっているため、
タイヤ空気圧の検出精度が低いという問題点があった。
【0014】また、図7に示すタイヤ空気圧警報装置に
おいては、かなり嵩ばる送信部77がホイールリム71
の内部にあるため、タイヤの交換時にタイヤビード並び
にタイヤ交換治具と接触して送信部77を損傷する恐れ
があった。また、バルブステム80をアンテナとするも
のでは、バルブステム80が金属製のホイールリム71
と導通状態にて接触しているため、送信電波は空中を伝
播するだけでなく筐体伝播、すなわち、バルブステム8
0からホイールリム71へと車体側に電波が伝わり、図
示しないが、車室内に設けられた受信機に電波が到達し
にくいという問題点があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたものであり、バルブステムの
ホイールリム取付部近傍にハウジングを形成してこれに
検圧要素と送信部を一体的に設けると共に識別するコー
ド登録をするための初期化スイッチを設け、ホイールリ
ムへの装置の取り付けが極めて容易で、且つどのタイヤ
から情報が発信されているのかを識別可能にするタイヤ
空気圧警報装置の提供を目的とするものである。
【0016】つまり、第1の発明に係るタイヤ空気圧警
報装置は、弁口部3にバルブコア2を装着し、内面にタ
イヤに繋がる通孔4を設けると共に下端部におねじ8を
設けたバルブステム1と、前記バルブステム1のホイー
ルリム取付部近傍にステムの外形を膨らませてハウジン
グ9を形成し、該ハウジング9内には前記通孔4に連通
するチャンバー10を設けてこの中に気密的に収納され
る検圧素子17と、前記ハウジング9と一体的に形成さ
れ、前記検圧要素17により検出した圧力信号を電波で
車体側の受信機に送信させるための信号処理回路25
と、電池26等からなる送信部28と、前記送信部28
の信号処理回路25に電気的に接続され、バルブステム
1の外周部に絶縁材を介して固着した送信アンテナ29
と、前記送信部28を内蔵するハウジング9の端部にス
イッチポート93を設け、該スイッチポート93にバル
ブコア2を内蔵させた初期化スイッチ90とにより構成
し、前記送信部28と送信アンテナ29とにより構成さ
れる送信機30より車室内に設けられた受信機にタイヤ
空気圧情報を伝達できるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0017】また、第2の発明に係るタイヤ空気圧警報
装置は、前記検圧要素17は、底部にコンタクト13を
備えたベローズ14をハウジング9の奥部に固着すると
共に、ハウジング9の中心部には外周のおねじにより出
入り寸法を調整可能とした絶縁スリーブ15内に導通端
子16を一体的に設けてなる圧力スイッチ17aとする
と共に、前記ハウジング9のめねじ11には、気密的に
固着した封止栓20をねじ止めにより固定したことを特
徴とする請求項1記載のものである。
【0018】また、第3の発明に係るタイヤ空気圧警報
装置は、初期化スイッチ90は、スイッチポート93に
バルブコア2が装着されると共にスイッチポート93の
下端部には、スイッチサポート96を介してダイアフラ
ムスイッチ95が固着され、前記バルブコア2の頂部は
リップシール92で気密的にシールされ、且つ、スイッ
チポート93の頂部をスイッチキャップ91で気密的に
シールしたことを特徴とする請求項1、および請求項2
記載のものである。
【0019】さらに、第4の発明に係るタイヤ空気圧警
報装置は、ハウジング9の全高が、ホイールリム5のド
ロップ面5aより突出しないように取り付けられること
を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項3記載
のものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタイヤ空気圧警報
装置の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1
は、本発明のタイヤ空気圧警報装置を示す外観斜視図で
あり、図2は、図1のA−A断面図である。また図3
は、圧力スイッチの断面を示すもので、図1のC−C断
面図、図4は、初期化スイッチの断面を示すもので、図
1のC−C断面図である。本発明のタイヤ空気圧警報装
置は、図1〜図4に示すように、バルブステム1と、該
バルブステムのホイールリム取付部近傍に形成したハウ
ジング9と、該ハウジング9に収容される検圧素子17
および送信部28と、送信アンテナ29と、初期化スイ
ッチ90とにより構成されている。
【0021】バルブステム1は、図1に示すように、内
面にバルブコア2の装着可能な弁口部3およびタイヤに
つながる通孔4が設けられると共に、バルブステム1の
ホイールリム取付近傍には、ステムの外形を膨らませて
ハウジング9が形成され、さらにステムの下端部にはホ
イールリム5の内側よりナット7にてねじ止めするおね
じ8が設けられている。なお、図中6は、タイヤとホイ
ールリム間の気密を保持するためのOリングである。ま
た、バルブステムの弁口部3を含む上方の部分は従来よ
り用いられているタイヤバルブと全く同じ構造になって
いる。
【0022】前記ハウジング9は、後述する検圧要素1
7および送信部28を収納するためのものであり、検圧
要素17は、ハウジング9の側部に設けられためねじ1
1の奥部の前記通孔4に連通するチャンバー10内に収
納されるようになっている。また、前記圧力スイッチ1
7aにより検出したタイヤ空気圧を電波で車体側の受信
機に信号を送信させるための送信部28もこのハウジン
グ9内に密封されている。
【0023】検圧要素17は、特にその種類を限定する
ものでなく、例えば図示しないが、ベローズスイッチと
かダイヤフラムスイッチあるいは圧力センサ等がある。
図3は、検圧要素として圧力スイッチ17aを用いた例
を示している。この圧力スイッチ17aは、ハウジング
9の奥部に、底部にコンタクト13を備えたベローズ1
4が固着されると共に、ハウジング9の中心部には外周
のおねじにより出入り寸法を調整可能とした絶縁スリー
ブ15が設けられ、該絶縁スリーブ15内には導通端子
16が一体的に設けられている。そして、この圧力スイ
ッチ17aは、止め輪18にて前記チャンバー10に固
定されている。
【0024】封止栓20は、前記圧力スイッチ17aを
前記チャンバー10に気密的に封止するためのものであ
り、ハウジングのめねじ11に気密的に固定されてい
る。
【0025】送信機30は、図1に示すように、ハウジ
ング9内に気密的に設けられた送信部28と、バルブス
テム1の外周部に絶縁材を介して固着した送信アンテナ
29とにより構成されており、該送信機30は、車室内
に設けられた受信機にタイヤ空気圧情報を伝達するよう
になっている。
【0026】前記送信部28は、図3に示すように、圧
力スイッチ17aにより検出したタイヤ空気圧を電波で
車体側の受信機に信号を送信させるための信号処理回路
25と、マイコンを作動させるための電池26とが金属
製のハウジング9に一体的に内蔵されたものであり、前
記信号処理回路に導通端子16と送信アンテナ29の一
端部とが電気的に接続されている。
【0027】初期化スイッチ90は、どのタイヤから情
報が発信されているのかを識別するコード登録をするた
めのものであり、図1及び図4に示すように、前記送信
部28を内蔵するハウジング9の端部にスイッチポート
93を設け、該スイッチポート93にバルブコア2を内
蔵させたものである。
【0028】さらに、前記初期化スイッチ90の具体的
な構成を説明すると、該初期化スイッチ90は、スイッ
チポート93にバルブコア2が装着されると共にスイッ
チポート93の下端部には、スイッチサポート96を介
してダイアフラムスイッチ95が固着され、前記バルブ
コア2の頂部はリップシール92で気密的にシールさ
れ、且つ、スイッチポート93の頂部をスイッチキャッ
プ91で気密的にシールされたものである。また、前記
初期化スイッチ90のダイアフラムスイッチ95の背面
よりスイッチの信号線が取り出され、信号処理回路28
に直接電気的に接続されているる。なお、前記スイッチ
キャップ91、リップシール92、バルブコア2、ダイ
アフラムスイッチ95などの構成部品はゴムを使用して
いるので防水性が優れている。
【0029】また、前記の初期化スイッチ90は、車両
に送信機が取り付けられた時、車室内にある受信機の登
録モードスイッチを入れることにより、各車輪に取り付
けられた送信機のもつ、固有IDコードを登録できる状
態になる。
【0030】次に、各送信機の初期化スイッチのスイッ
チキャップを押すことにより、一定時間IDコードを発
信し、受信機に登録される。なお、登録完了結果は受信
機側の表示でおこなう。完了できない場合は、再登録と
なる。
【0031】次に、本発明のタイヤ空気圧警報装置が取
り付けられたタイヤの交換の作業について説明する。図
8は、ブレーキドラムとホイールディスクの位置関係を
示す部分断面図である。ディスクホイール100は、ト
ラック・バス等の大型車両に用いられるものであり、デ
ィスク101とホイールリム5とで構成され、本発明の
バルブステム1は、その下端部がナット7にてホイール
リム5に固着されている。なお、図中、102はタイ
ヤ、103はブレーキドラムである。また、前記バルブ
ステム1と一体的に設けられたハウジング9は上面が扁
平になっており、この扁平部分はホイールリム5のタイ
ヤドロップ5aの面より突出しないようになっている。
【0032】このような大型車両のタイヤ交換では、タ
イヤの重量が極めて重たいために、ホイールを車軸から
取り外す際には、一旦ブレーキドラム上に乗せてホイー
ルを揺り動かせながら取り外している。このような場合
においても、送信部28を内蔵する本発明のハウジング
9は、その上面が前述の如くホイールリム5のタイヤド
ロップ5aの面より突出しないようになっているため、
交換時にホイールの荷重は前記のタイヤドロップ5aで
支えられようになっている。従って、仮にハウジング9
がタイヤドロップ5aより突出していたとするとハウジ
ングに大きな荷重が加わり内蔵された送信機28の損傷
という事態を招くが、本発明では送信機28の損傷の恐
れは全く生じないようになっている。
【0033】次に、本発明のタイヤ空気圧警報装置とし
ての作用について説明する。タイヤ空気圧が所定の値よ
り低くなると、圧力スイッチ17aのベローズ14が伸
び、ベローズ先端に固定したコンタクト13が導通端子
16から離れ、圧力スイッチ17aの接点が“開”の状
態になる。この時マイコンによってタイヤ空気圧が所定
の値より低くなったことを認識する。したがって、前記
送信機30よりタイヤ空気圧が所定値より低くなったと
いう情報を車室内に設けられた受信機(図示せず)に伝
達できるようになっている。
【0034】
【発明の効果】本発明のタイヤ空気圧警報装置は、バル
ブステム1のホイールリム取付部近傍の外形を膨らませ
たハウジング9内に検圧要素17を収納させると共に、
ハウジング9と一体的に送信機30を設けたものである
から、ホイールリムへの装置の取り付けが極めて容易で
ある。
【0035】また、図7に示す従来のホイールリム内に
送信部を設けたものに比べると、タイヤの交換時にタイ
ヤビード並びにタイヤ交換治具と接触して送信部を損傷
する恐れが全くない。また、送信アンテナ29は絶縁材
(アンテナケース)によりホイールリムと絶縁されてい
るため、筐体伝播、すなわち、送信アンテナからホイー
ルリムへと車体側に電波が伝わり、車室内に設けられた
受信機に電波が到達しにくくなるという問題も全く起き
ない。
【0036】図6に示す従来のタイヤ空気圧警報装置に
比べて、本発明ではハウジング9内に圧力スイッチ17
aを収納させているため、タイヤ空気圧警報装置全体が
コンパクトにまとまり実用化が極めて容易である。ま
た、圧力スイッチ17aのベローズ14の取り付け姿勢
は、ホイール回転時に遠心力の影響を受けることがない
ため、タイヤ空気圧の検出精度を高いものにすることが
できる。
【0037】また、初期化スイッチ90を設けたことに
より、どのタイヤから情報が発信されているのかを運転
席で容易に認識することができる。また、この初期化ス
イッチ90の操作は、特殊工具や備品(マグネットな
ど)を必要とせず、手軽に手で操作することができる。
【0038】さらに、ハウジング9がタイヤドロップ5
aより突出していないため、タイヤ交換時にハウジング
に大きな荷重が加わることなく、送信機28の損傷の恐
れが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 図1のC−C断面図。
【図4】 図1のB−B断面図。
【図5】 従来のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図1】 本発明のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 図1のC−C断面図。
【図4】 図1のB−B断面図。
【図5】 従来のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図6】 図5に示す従来のタイヤ空気圧警報装置の縦
断面図。
【図7】 従来の他の実施例を示すタイヤ空気圧警報装
置の縦断面図。
【図8】 ブレーキドラムと本発明に係るタイヤ空気圧
警報装置が取り付けられたホイールディスクの位置関係
を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 バルブステム、 2 バルブコア、
3 弁口部、4 通孔、 5 ホイール
リム、5a タイヤドロップ 6 Oリング、
7 ナット、8 おねじ、 9
ハウジング、 10 チャンバー、11 めねじ、
12 ベース、 13 コンタク
ト、14 ベローズ、 15 絶縁スリーブ、
16 導通端子、17 検圧要素、 17
a 圧力スイッチ、 18 止め輪、20 封止栓、
24 圧力検知部、 25 信号処理回
路、26 電池、 28 送信部、
29 送信アンテナ、31 給気バルブ、
32 バルブステム、 33 サポータ、34 圧力
検出部、 35 電池、 36 カバ
ー、37 電磁波信号発信機、 38 圧力検知器、
39 リテーナー、40 バルブコア、 4
1 流通孔、 42 ラバーベース部、43
タイヤ、 44 接続部、 45
圧力導入孔、46 ボディ、 47 接続
部、 48 コンタクト、49 ダイヤフラ
ム、 50 スプリング受板、 51 接点鋲、5
2 インシュレータ、 53 圧力室、 5
4 スプリング室、55 スプリング座、 56
スプリング、 57 電気端子、58 虫状ねじ、
59 端子、 60 他の極、6
1 端子、 71 ホイールリム、 7
2 ケース、73 圧力検知部、 74 信号処
理回路、 75 電池、76 給電線、
77 送信部、 78 座金、79 ナット、
80 バルブステム、 83 ベース、
84 リング状の溝、 85 Oリング、
90 初期化スイッチ、93 スイッチポート、 9
5 ダイアフラムスイッチ、96 スイッチサポート、
101 ディスク、 102 タイヤ、103 ブ
レーキドラム。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 図1のC−C断面図。
【図4】 図1のB−B断面図。
【図5】 従来のタイヤ空気圧警報装置の斜視図。
【図6】 図5に示す従来のタイヤ空気圧警報装置の縦
断面図。
【図7】 従来の他の実施例を示すタイヤ空気圧警報装
置の縦断面図。
【図8】 ブレーキドラムと本発明に係るタイヤ空気圧
警報装置が取り付けられたホイールディスクの位置関係
を示す部分断面図。
【符号の説明】 1 バルブステム、 2 バルブコア、 3
弁口部、4 通孔、 5 ホイールリ
ム、5a タイヤドロップ 6 Oリング、
7 ナット、8 おねじ、 9 ハウ
ジング、 10 チャンバー、11 めねじ、
12 ベース、 13 コンタクト、14
ベローズ、 15 絶縁スリーブ、 16
導通端子、17 検圧要素、 17a 圧力ス
イッチ、18 止め輪、20 封止栓、 2
4 圧力検知部、 25 信号処理回路、26 電
池、 28 送信部、 29 送信
アンテナ、31 給気バルブ、 32 バルブス
テム、 33 サポータ、34 圧力検出部、
35 電池、 36 カバー、37 電磁波信
号発信機、 38 圧力検知器、 39 リテーナ
ー、40 バルブコア、 41 流通孔、
42 ラバーベース部、43 タイヤ、
44 接続部、 45 圧力導入孔、46 ボデ
ィ、 47 接続部、 48 コンタ
クト、49 ダイヤフラム、 50 スプリング受
板、51 接点鋲、52 インシュレータ、 53
圧力室、 54 スプリング室、55 スプリン
グ座、 56 スプリング、 57 電気端子、
58 虫状ねじ、 59 端子、 6
0 他の極、61 端子、 71 ホイー
ルリム、 72 ケース、73 圧力検知部、
74 信号処理回路、 75 電池、76 給電線、
77 送信部、 78 座金、79
ナット、 80 バルブステム、 83 ベ
ース、84 リング状の溝、 85 Oリング、
90 初期化スイッチ、93 スイッチポート、
95 ダイアフラムスイッチ、96 スイッチサポー
ト、101 ディスク、 102 タイヤ、103
ブレーキドラム。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁口部3にバルブコア2を装着し、内面に
    タイヤに繋がる通孔4を設けると共に下端部におねじ8
    を設けたバルブステム1と、 前記バルブステム1のホイールリム取付部近傍にステム
    の外形を膨らませてハウジング9を形成し、該ハウジン
    グ9内には前記通孔4に連通するチャンバー10を設け
    てこの中に気密的に収納される検圧素子17と、 前記ハウジング9と一体的に形成され、前記検圧要素1
    7により検出した圧力信号を電波で車体側の受信機に送
    信させるための信号処理回路25と、電池26等からな
    る送信部28と、 前記送信部28の信号処理回路25に電気的に接続さ
    れ、バルブステム1の外周部に絶縁材を介して固着した
    送信アンテナ29と、 前記送信部28を内蔵するハウジング9の端部にスイッ
    チポート93を設け、該スイッチポート93にバルブコ
    ア2を内蔵させた初期化スイッチ90とにより構成し、 前記送信部28と送信アンテナ29とにより構成される
    送信機30より車室内に設けられた受信機にタイヤ空気
    圧情報を伝達できるようにしたことを特徴とするタイヤ
    空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】前記検圧要素17は、底部にコンタクト1
    3を備えたベローズ14をハウジング9の奥部に固着す
    ると共に、ハウジング9の中心部には外周のおねじによ
    り出入り寸法を調整可能とした絶縁スリーブ15内に導
    通端子16を一体的に設けてなる圧力スイッチ17aと
    すると共に、前記ハウジング9のめねじ11には、気密
    的に固着した封止栓20をねじ止めにより固定したこと
    を特徴とする請求項1記載のタイヤ空気圧警報装置。
  3. 【請求項3】初期化スイッチ90は、スイッチポート9
    3にバルブコア2が装着されると共にスイッチポート9
    3の下端部には、スイッチサポート96を介してダイア
    フラムスイッチ95が固着され、前記バルブコア2の頂
    部はリップシール92で気密的にシールされ、且つ、ス
    イッチポート93の頂部をスイッチキャップ91で気密
    的にシールしたことを特徴とする請求項1、および請求
    項2記載のタイヤ空気圧警報装置。
  4. 【請求項4】ハウジング9の全高が、ホイールリム5の
    ドロップ面5aより突出しないように取り付けられるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、および請求項3記
    載のタイヤ空気圧警報装置。
JP9132898A 1997-05-07 1997-05-07 タイヤ空気圧警報装置 Pending JPH10307069A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251635A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Pacific Ind Co Ltd タイヤバルブユニット
CN104325847A (zh) * 2014-10-28 2015-02-04 芜湖赛德交通设备有限公司 一种可循环使用的胎压监测装置
CN107953730A (zh) * 2017-12-19 2018-04-24 铁将军汽车电子股份有限公司 外置式胎压传感装置及车辆

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