JPH10307052A - センダユニット - Google Patents

センダユニット

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JPH10307052A
JPH10307052A JP11573697A JP11573697A JPH10307052A JP H10307052 A JPH10307052 A JP H10307052A JP 11573697 A JP11573697 A JP 11573697A JP 11573697 A JP11573697 A JP 11573697A JP H10307052 A JPH10307052 A JP H10307052A
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JP
Japan
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lead wire
sender unit
fuel tank
connection pipe
tank
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JP11573697A
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English (en)
Inventor
Shinji Narama
伸二 奈良間
Kazuyuki Sasaki
一幸 佐々木
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部内に燃料等が入り込む不都合を防止す
ると共に、収納部に収納部の密閉性を考慮したリード線
の取出部を設ける必要性を排除する。 【解決手段】 燃料タンク3内に位置するように設けら
れる検出素子9が収納された収納部2と、燃料タンク3
の外気との接続を図る管路構成のリード線取出管1とを
接続し、このリード線取出管1を介して収納部2の内気
と燃料タンク3の外気との接続を図る通気構成とする。
そして、このリード線取出管1を介して収納部2内の検
出素子9に接続されたリード線10を燃料タンク3外に
取り出す。これにより、収納部2内に温度変化が生じて
も空気圧は変化しないため、収納部2内に燃料等が入り
込む不都合を防止することができる。また、収納部2に
収納部2の密閉性を考慮したリード線の取出部を設ける
ことなくリード線10を燃料タンク3外に取り出すこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の燃料
タンクやオイルタンク等に設けて好適な油中方式のセン
ダユニットに関し、特に検出素子に接続されたリード線
を取り出し可能としたうえで、検出素子の収納部の密閉
性を高めた構成のセンダユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐油性のない磁気抵抗素子(MR
素子)やホール素子等の検出素子を用いて燃料タンク内
の残燃料を検出するセンダユニットとしては、燃料に触
れることがないように検出素子を燃料タンクの外側に設
けると共に、燃料タンク内に残燃料に応じて位置変動す
るフロートを設け、このフロートの動きを燃料タンクの
外側に設けられた検出素子で検出することで残燃料を検
出する油上方式のセンダユニットが知られている。
【0003】しかし、この油上方式のセンダユニット
は、前記フロートやこのフロートの動きに連動するフロ
ートアーム及びコンタクトアーム等の伝達構造部品が必
要となりコスト高となる。
【0004】このため、燃料に触れることがないように
密封構造とした検出素子を燃料タンク内の燃料内(油
中)に沈めて残燃料を検出する油中方式のセンダユニッ
トが開発された。
【0005】この油中方式のセンダユニットは、図5に
示すように燃料タンク105の当該ユニットの取付口に
設けられる掛止部100と、検出素子101が収納され
た収納部102とで構成されている。
【0006】掛止部100は、中空円筒形状を有してお
り、その外周部には、前記取付口の外径と略々同じ径を
有する掛止用フランジ103が設けられている。この掛
止用フランジ103には、燃料タンク105の内底方向
に沿って伸びた接続アーム110が設けられており、こ
の接続アーム110の反掛止用フランジ側の端部に螺子
111により収納部102が取り付けられている。
【0007】収納部102の上面部(掛止部100と相
対向する面部)には、検出素子101に接続されたリー
ド線107を取り出すための取出部109が設けられて
いる。この取出部109を介して取り出されたリード線
107は、中空円筒形状の掛止部100のリード線取出
口108を介して燃料タンク105外に取り出され、燃
料タンク105外に設けられている信号検出系に接続さ
れる。
【0008】取出部109が取り付けられる収納部10
2の取付部は図6(a)に示すように円形状の孔部とな
っており、収納部102の上面及びこの上面と背合する
裏面との間にそれぞれ段差を形成するように、当該取付
部の外周に沿って突起部102aが設けられている。
【0009】取出部109は、耐油性及び伸縮性のある
ゴム部材により、前記取付部と嵌合可能な径となるよう
に形成されており、その上面から下面にかけて貫通した
リード線107の取出孔が設けられている。この取出孔
は、リード線107の径よりも小径となっており、リー
ド線107が貫通した際に、ゴム部材の持つ収縮力によ
りリード線107と圧着し、収納部102内の密閉性を
保持し、この取出孔から収納部102内に燃料等が漏入
する不都合を防止するようになっている。
【0010】また、この取出部109には、その外周に
沿って、収納部102の取付部の突起部102aを挟持
する挟持部120aが設けられており、この挟持部12
0aで前記収納部102の突起部102aを挟持するこ
とで、当該取出部109と収納部102との強固な接続
を図り、収納部102の密閉性を保つようになってい
る。
【0011】或いは、収納部102の取付部は、図6
(b)に示すように円形状の孔部となっており、その外
周に沿って収納部102の裏面から当該の取付部側に突
起するかたちで突起部102aが設けられている。
【0012】取出部109は、耐油性及び伸縮性のある
ゴム部材により、前記取付部と嵌合可能な径となるよう
に形成されているのであるが、その厚さは、収納部10
2の取付部の取り付けられた際に、当該取出部109の
上面と収納部102の上面との間に段差を形成可能な厚
さとなっている。
【0013】また、この取出部109には、その上面か
ら下面にかけて貫通したリード線107の取出孔が設け
られている。この取出孔は、リード線107の径よりも
小径となっており、リード線107が貫通した際に、ゴ
ム部材の持つ収縮力によりリード線107と圧着し、収
納部102内の密閉性を保持し、この取出孔から収納部
102内に燃料等が漏入する不都合を防止するようにな
っている。
【0014】また、この取出部109には、その外周に
沿って、収納部102の取付部の突起部102aを挟持
する挟持部121aが設けられており、この挟持部12
1aで前記収納部102の突起部102aを挟持するこ
とで、当該取出部109と収納部102との強固な接続
を図り、収納部102の密閉性を保つようになってい
る。
【0015】また、この取出部109と収納部102と
の間に形成される段差には、封止剤が流入されるように
なっており、この封止剤が凝固することで収納部102
のさらなる密閉性を保つようになっている。
【0016】或いは、取出部109は、図6(c)に示
すようにリード線107を取り出すための端子122と
して、収納部102の取付部にインサート成形されてお
り、これにより収納部102の密閉性を保つようになっ
ている。
【0017】取出部109の形態は、図6(a)に示す
ゴム部材,同図(b)に示す封止剤、或いは同図(c)
に示すインサート成形の、いずれの形態をとっても収納
部102の高い密閉性を保持できるようになっている。
【0018】このような構成を有するセンダユニットを
燃料タンクに設ける場合は、図5に示すように燃料タン
ク105の取付口を介して収納部102を燃料タンク1
05内に挿入する。これにより、前述のように燃料タン
ク105の取付口と略々同じ径を有する掛止部100の
掛止用フランジ103が、燃料タンク105の取付口に
掛止する。
【0019】この掛止部100の掛止用フランジ103
と、燃料タンク105の取付口との間には、燃料タンク
105内の密閉性を保持するためのゴム部材等で形成さ
れたスペーサ104が設けられる。そして、掛止部10
0の上から(掛止用フランジ103の上から)燃料タン
ク105の蓋部106を嵌合させる。
【0020】これにより、当該センダユニットを、密閉
された燃料タンク105内に位置させることができ、油
中方式による残燃料の検出することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような油
中方式のセンダユニットは、図6(a)〜(c)に示し
たように、取出部109にゴム部材或いは封止剤等を用
いることで収納部102の密閉性を高めることはできる
が、これにも限界があり、収納部102内の温度が上が
ると中の空気が膨脹し、温度が下がると中の空気が収縮
する等のように、収納部102内の温度が変化すること
で中の空気圧が変化して、いわば空気が呼吸をする状態
となり、取出部109を介して収納部102内に燃料等
が入り込む問題があった。
【0022】検出素子101が燃料に触れると故障の原
因となるため、検出素子101が燃料に触れることがな
いように収納部102の密閉性を高めたいのであるが、
検出素子101に接続されたリード線107を取り出す
ための取出部109は必要となり、この密閉性と取出部
109の必要性との兼ね合いが問題となる。
【0023】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、収納部の温度変化による空気圧の変化で収納
部内に燃料等が入り込む不都合を防止することができる
うえ、収納部に収納部の密閉性を考慮したリード線の取
出部を設けることなくリード線をタンク外に取り出すこ
とができるような油中方式のセンダユニットの提供を目
的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセンダユニ
ットは、タンク内の測定対象物である例えばガソリンや
エンジンオイル等の油中内に検出素子を位置させ、その
残量を検出する油中方式のセンダユニットであって、上
述の課題を解決するために検出素子がタンク内の測定対
象物に触れないように検出素子を収納する収納部と、検
出素子に接続されたリード線を、タンク内の測定対象物
に触れないように前記収納部からタンク外に取り出すた
めのリード線取出管とを有する構成となっている。
【0025】すなわち、タンクの外気と収納部の内気と
がリード線取出管により接続される、いわば「通気構
造」となっている。
【0026】このため、収納部内に温度変化が生じて
も、収納部内の空気圧が変化することがないため、収納
部内に測定対象物が入り込む不都合を防止することがで
きる。
【0027】また、収納部からリード線取出管を介して
タンク外にリード線を取り出すことができるため、収納
部に収納部の密閉性を考慮したリード線取出部を設ける
必要がなく、このリード線取出部が不要となる分、設計
に掛かる負担を軽減することができるうえ、構成の簡略
化を通じて当該センダユニットのローコスト化を図るこ
とができる。
【0028】また、タンクの外部と収納部の内部との通
気性はあるが、タンク内の測定対象物が、収納部内の検
出素子及びリード線取出管内のリード線に触れることは
ないため、検出素子として低耐油性の安価なものを用い
ることを可能とすることができ、当該センダユニットの
さらなるローコスト化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の係るセンダユニッ
トの好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0030】本発明に係るセンダユニットは、燃料タン
ク内に磁気抵抗素子(MR素子)やホール素子等の検出
素子を位置するように設ける油中方式のセンダユニット
に適用することができる。
【0031】この第1の実施の形態のセンダユニット
は、図1に示すようにリード線取出管1と、検出素子9
を収納する箱状の収納部2とを接続して構成されてい
る。
【0032】リード線取出管1は、中空円筒形状を有し
ており、収納部2との反接続端側には、その外周部に沿
って掛止用フランジ5が設けられている。この掛止用フ
ランジ5の外径は、当該センダユニットが取り付けられ
る燃料タンク3の取付口4の外径と略々同じ径を有して
おり、当該センダユニットを燃料タンク3に取り付けた
際に、この掛止用フランジ5が燃料タンク3の取付口4
に掛止し、当該センダユニットが燃料タンク3内に落ち
込まないようになっている。
【0033】また、このリード線取出管1の収納部2と
の接続端側には、その外周部に沿って螺子止用フランジ
6が設けられている。この螺子止用フランジ6は、リー
ド線取出管1の前記接続端の所定の突出部7を形成する
ように設けられており、後に説明するが、リード線取出
管1と収納部2との接続の際に、リード線取出管1と収
納部2との間に設けられるゴム部材で形成されたスペー
サ16をこの突出部7で押圧して両者を接続することで
当該センダユニットの密閉性を保持するようになってい
る。また、この螺子止用フランジ6には、螺子孔8が設
けられており、螺子19によりこの螺子孔8を介してリ
ード線取出管1と収納部2との接続が図られるようにな
っている。
【0034】次に、収納部2の、リード線取出管1との
接続面側には、内部に収納された検出素子9に接続され
たリード線10を取り出すためのリード線取出孔11が
設けられている。また、この収納部2の前記接続面側に
は、このリード線取出孔11を取り囲むようにして、当
該収納部2とリード線取出管1との接続を図るための接
続部13が設けられている。この接続部13は、前記リ
ード線取出管1の突出部7と嵌合する突出部嵌合溝15
と、螺子19と螺合する螺子孔14とを有している。
【0035】次に、このようなリード線取出管1と収納
部2とを接続して当該センダユニットを組み立てる場
合、まず、収納部2内に検出素子9を収納し、リード線
取出孔11から検出素子9に接続されているリード線1
0を取り出す。次に。この取り出したリード線10をリ
ード線取出管1の内部を介してリード線取出管1のリー
ド線取出孔12から取り出す。
【0036】次に、収納部2の接続部13に設けられて
いる突出部嵌合溝15にゴム部材等で形成されたスペー
サ16を嵌め込み、このスペーサ16をリード線取出管
1の突出部7で押圧しながら、突出部7と突出部嵌合溝
15との嵌合を図る。そして、リード線取出管1の螺子
止用フランジ6に設けられた螺子孔8と、収納部2の接
続部13に設けられた螺子孔14を介して螺子19によ
り、リード線取出管1と収納部2との接続を図る。これ
により、当該センダユニットが組み立てられる。
【0037】次に、このように組み立てたセンダユニッ
トを燃料タンク3に取り付ける場合、燃料タンク3の取
付口4に、この取付口4の外径及び内径と略々同じ外径
及び内径を有するゴム部材等で形成されたスペーサ17
を取り付け、燃料タンク3の取付口4を介して、当該セ
ンダユニットを収納部2側から燃料タンク3内に挿入す
る。
【0038】前述のように、リード線取出管1に掛止用
フランジ5は、燃料タンク3の取付口4の外径と略々同
じ径を有している。このため、当該センダユニットを収
納部2側から燃料タンク3内に挿入すると、この掛止用
フランジ5が、前記スペーサ17を介して燃料タンク3
の取付口4と当接し、掛止用フランジ5が燃料タンク3
の取付口4に掛止することとなる。
【0039】次に、この状態で、燃料タンク3の取付口
4に対応する蓋部18を嵌合させる。蓋部18は、取付
口4と嵌合した際に、リード線取出管1のリード線取出
孔12を塞ぐことがないように、リード線取出管1の外
径よりも若干大きめの径の孔部20を有しており、この
孔部20を介してリード線取出管1により貫通されるか
たちで燃料タンク3の取付口4と嵌合するようになって
いる。
【0040】これにより、蓋部18が、掛止用フランジ
5及びスペーサ17を押圧しながら燃料タンク3の取付
口4に嵌合することとなり、当該センダユニットを、密
閉された燃料タンク3内に固定して位置させることがで
き、油中方式による残燃料の検出を可能とすることがで
きる。
【0041】当該センダユニットは、収納部2に収納さ
れた検出素子9からのリード線10を、収納部2に接続
されたリード線取出管1の内部を介して掛止用フランジ
5側の一端から取り出すようになっている。このため、
収納部2に収納部2の密閉性を考慮したリード線取出部
を設けることなく、燃料タンク3外にリード線10を取
り出すことができる。従って、収納部2に収納部2の密
閉性を考慮したリード線取出部を設ける必要がなく、こ
のリード線取出部が不要となる分、設計に掛かる負担を
軽減することができるうえ、構成の簡略化を通じて当該
センダユニットのローコスト化を図ることができる。
【0042】収納部2の内気がリード線取出管1を介し
て外気と接続される、いわば「通気構造」となっている
ため、当該センダユニットを燃料タンク3の取付口4に
取り付けた際に、収納部2の内気がリード線取出管1を
介して燃料タンク3外の外気と接続されることとなる。
このため、収納部2内に温度変化が生じても、収納部2
内の空気圧が変化することがないため、収納部2内に燃
料が入り込む不都合を防止することができる。
【0043】また、収納部2内の空気圧が変化すること
がないため、リード線取出管1と収納部2との接続部1
3の気密設計も容易となり、当該設計に掛かる負担を軽
減することができる。
【0044】また、燃料タンク3の外気と収納部2の内
気との接続はされているが、燃料タンク3内の燃料が、
収納部2内の検出素子9及びリード線取出管1内のリー
ド線10に触れることはないため、検出素子9として低
耐油性の安価なものを用いることを可能とすることがで
き、当該センダユニットのさらなるローコスト化を図る
ことができる。
【0045】次に、本発明に係る第2の実施の形態のセ
ンダユニットの説明をする。
【0046】上述の第1の実施の形態のセンダユニット
は、リード線取出管1と収納部2とを別々に形成し、こ
れらを螺子19により接続するものであったが、当該第
2の実施の形態のセンダユニットは、図2に示すように
リード線取出管1と収納部2とを例えばブロー成形によ
り一体的に構成したものである。
【0047】これにより、当該センダユニットを組み立
てる際に、リード線取出管1と収納部2とを前記螺子1
9により接続する工程を省略することができる他、上述
の第1の実施の形態のセンダユニットと同じ効果を得る
ことができる。
【0048】なお、この第2の実施の形態のセンダユニ
ットと上述の第1の実施の形態のセンダユニットとは、
リード線取出管1と収納部2とを一体的に形成した点の
み異なる。このため、この他の部分の説明は、図2中、
上述の第1の実施の形態のセンダユニットと同じ符号を
付すことで重複説明を省略することとする。
【0049】次に、本発明に係る第3の実施の形態のセ
ンダユニットの説明をする。
【0050】この第3の実施の形態のセンダユニット
は、図3に示すように燃料タンク3に取り付けられる中
空円筒形状の第1の接続管31と、収納部2の取り付け
られる中空円筒形状の第2の接続管32と、この第1,
第2の接続管31,32を接続する中空円筒形状のゴム
部材等で形成された第3の接続管33とで構成されてい
る。
【0051】第1の接続管31の外周部には、一端部か
ら他端部にかけて螺旋状の螺子切り加工が施されてお
り、その外周部の略中間には、第1の接続管31と同軸
となるように円板状のストッパ34が当該第1の接続管
31と一体的に設けられている。
【0052】第2の接続管32も第1の接続管31と同
様の構成を有しており、その外周部には、一端部から他
端部にかけて螺旋状の螺子切り加工が施されている。ま
た、外周部の略中間には、第2の接続管32と同軸とな
るように円板状のストッパ38が当該第2の接続管32
と一体的に設けられている。
【0053】第3の接続管33は、第1,第2の接続管
31,32よりも若干小さめの内径を有しており、一端
が第1の接続管31の一端からストッパ34までの間を
上から覆うように接続され、他端が第2の接続管32の
一端からストッパ38までの間を上から覆うように接続
されるようになっている。
【0054】収納部2には、その上面部に第2の接続管
32との螺合を図るための螺子孔が設けられており、こ
の上面部と背合する上面部の裏面部に、この螺子孔と同
径の螺子孔を有するナット40が溶接されている。ま
た、その一方の側面部には、接続アーム44を取り付け
るための螺子孔が設けられている。
【0055】接続アーム44は、第1の接続管31の設
けられる掛止用フランジ46に溶接されており、収納部
2に設けられた前記螺子孔に対応する位置に螺子孔が設
けられている。この掛止用フランジ46には、第1の接
続管31を設けた際に、第1の接続管31と第2の接続
管32とが同軸上に位置するように螺子孔が設けられて
いる。
【0056】このような構成を有する当該センダユニッ
トを組み立てる場合、まず、収納部2に検出素子9を収
納し、そのリード線10を、上面部に設けられた第2の
接続管32との螺合を図るための螺子孔から取り出す。
【0057】次に、この螺子孔から取り出したリード線
10を、第2の接続管42のリード線取出孔42を介し
て取り出すと共に、例えばゴム部材で形成されたスペー
サ39を挟むようにして第2の接続管32と収納部2と
の螺合を図る。これにより、第2の接続管32のストッ
パ38でスペーサ39を押圧するようにして第2の接続
管32と収納部2との螺合を図ることができるため、前
記螺子孔を介して燃料が収納部2の漏れ込む不都合を防
止することができる。
【0058】次に、燃料タンク3の取付口4に掛止する
掛止用フランジ46に溶接された接続アーム44と収納
部2とを螺子45により接続する。
【0059】次に、例えばゴム部材で形成されたスペー
サ35をストッパ34で押圧するようにして掛止用フラ
ンジ46の螺子孔を介して、掛止用フランジ46と第1
の接続管31との螺合を図ると共に、第1の接続管31
と螺合するナット36により、掛止用フランジ46の上
から締め付けを行う。これにより、ストッパ34でスペ
ーサ35を押圧するようにして第1の接続管31と掛止
用フランジ46との螺合を図ることができるため、掛止
用フランジ46の螺子孔を介して燃料タンク3外に燃料
が漏れ出す不都合を防止することができる。
【0060】次に、第2の接続管32のリード線取出孔
42から取り出されたリード線10を、第1,第2の係
止リング37,41を通した第3の接続管33内を通し
て取り出すと共に、この第3の接続管33内を通して取
り出したリード線10を、掛止用フランジ46に取り付
けられた第1の接続管31のリード線取出孔43を介し
て取り出す。
【0061】次に、第3の接続管33の一端が第1の接
続管31のストッパ34に当接するまで、第3の接続管
33の一端に第1の接続管31の一端を挿入すると共
に、第3の接続管33の他端が第2の接続管32のスト
ッパ38に当接するまで、第3の接続管33の他端に第
2の接続管32の一端を挿入する。そして、図4(a)
に示すように第3の接続管33に予め通しておいた第1
の係止リング37を、第1の接続管31のストッパ34
に当接するまで押し上げて第1の接続管31の一端が挿
入された第3の接続管33の一端を締め付けて両者の強
固な接続を図る。また、同じく第3の接続管33に予め
通しておいた第2の係止リング41を、第2の接続管3
2のストッパ38に当接するまで押し下げて第2の接続
管32の一端が挿入された第3の接続管33の他端を締
め付けて両者の強固な接続を図る。これにより、当該第
3の実施の形態のセンダユニットの組み立てが完了す
る。
【0062】このようなセンダユニットは、図1を用い
て説明したように収納部2側から燃料タンク3内に挿入
されると、第1の接続管31に設けられた掛止用フラン
ジ46が、燃料タンク3の取付口4に係止するようにな
っている。このため、各接続管31〜33の内部を介し
て収納部2の内気と燃料タンク3の外気との接続が図ら
れ、収納部2内の温度変化により生ずる燃料の漏れ込み
を防止することができる等、上述の第1の実施の形態の
センダユニットと同じ効果を得ることができる。
【0063】なお、この第3の実施の形態の説明では、
第3の接続管33と、第1,第2の接続管31,32と
の接続を図る際に、第1,第2の係止リング31,41
を用いることとしたが、これは、図4(b)に示すよう
に第3の接続管33と、第1,第2の接続管31,32
との接続部の上からバンド状の部材50を巻き付け、こ
の巻き付けた部材50が緩まないように端部を針金等の
部材51で締め付けるバンドリング等を用いるようにし
てもよい。
【0064】最後に、本発明は一例として説明した上述
の各実施の形態に限定されることはなく、この他、本発
明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】本発明に係るセンダユニットは、収納部
の温度変化による空気圧の変化で収納部内に燃料等が入
り込む不都合を防止することができる。
【0066】また、収納部に収納部の密閉性を考慮した
リード線の取出部を設けることなくリード線をタンク外
に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の油中方式のセ
ンダユニットの断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態の油中方式のセ
ンダユニットの断面図である。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態の油中方式のセ
ンダユニットの断面図である。
【図4】前記第3の実施の形態のセンダユニットの第
1,第2の接続管とゴムチューブを接続する際に用いら
れる係止リング及びバンドリングを示す図である。
【図5】従来の油中方式のセンダユニットの断面図であ
る。
【図6】従来の油中方式のセンダユニットの取出口の構
造を説明するための図である。
【符号の説明】
1 リード線取出管 2 収納部 3 燃料タンク 4 燃料タンクのセンダユニットの取付口 5 掛止用フランジ 6 螺子止用フランジ 9 検出素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の測定対象物内に検出素子を位
    置させ、該タンク内の測定対象物の残量を検出する油中
    方式のセンダユニットにおいて、 前記検出素子がタンク内の測定対象物に触れないように
    検出素子を収納する収納部と、 前記検出素子に接続されたリード線を、タンク内の測定
    対象物に触れないように前記収納部からタンク外に取り
    出すためのリード線取出管とを有することを特徴とする
    センダユニット。
  2. 【請求項2】 前記リード線取出管は、前記収納部と一
    体的に構成されたことを特徴とする請求項1記載のセン
    ダユニット。
  3. 【請求項3】 前記リード線取出管は前記収納部と分離
    的に構成されており、このリード線取出管と収納部と
    を、タンク内の測定対象物の漏れ込みを防止する漏込防
    止手段により接続したことを特徴とする請求項1記載の
    センダユニット。
  4. 【請求項4】 前記リード線取出管は、 前記タンクに接続されるの第1の接続管と、 前記収納部内へのタンク内の測定対象物の漏れ込みを防
    止する漏込防止手段により該収納部に接続される第2の
    接続管と、 前記第1の接続管と第2の接続管とを接続する第3の接
    続管とを有することを特徴とする請求項1記載のセンダ
    ユニット。
JP11573697A 1997-05-06 1997-05-06 センダユニット Pending JPH10307052A (ja)

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