JPH10305107A - 災害時等用のマスクセット - Google Patents

災害時等用のマスクセット

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JPH10305107A
JPH10305107A JP9117037A JP11703797A JPH10305107A JP H10305107 A JPH10305107 A JP H10305107A JP 9117037 A JP9117037 A JP 9117037A JP 11703797 A JP11703797 A JP 11703797A JP H10305107 A JPH10305107 A JP H10305107A
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JP
Japan
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mask
water
disaster
bag
disaster prevention
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Pending
Application number
JP9117037A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Morikawa
隆一 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORIKAWA KAKO KK
Original Assignee
MORIKAWA KAKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害による避難時にマスクを着用するときに
濡れた状態でのマスクの着用を可能にする。 【解決手段】 家屋内に常備されて避難時に使用するマ
スクセットAである。外袋体1内には、適数枚の高密度
不織布とガ−ゼとを重ね合わせて形成されたマスク本体
5に伸縮性で包帯機能を兼有する着用紐6が取りつけら
れた防災マスク2と、衝打作用が加えられたときに破裂
する水入れ13内に水が封入された水袋3とを重ね合わ
せて装入する。防災マスク2を着用する前に外袋体1の
上から水袋3を衝打して水入れ13を叩き割ると、水入
れ13内から洩出した水がマスク本体5に含浸してマス
ク本体5が濡れた状態となり、防災マスク2の防煙効
果、防塵効果、防臭効果が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば地震や
火災等の災害時に使用するに適したマスクセットに関
し、鼻や口を被うマスクが水入り容器と共に袋入された
マスクセット(体)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では災害に際し、風邪等に対処する
一般的なフイルタ機能を有するマスクが煙、熱風、ほこ
り等を防ぐ目的で着用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】災害時にマスクに水を
含浸させた状態でマスクを着用すると、災害時に発生す
る煙、ほこり等の有害物を効果的に捕集、遮断する優れ
た防煙性能,防塵性能をマスクに付与してマスクのフイ
ルタ機能を大幅に高めることができる。しかし、災害
時、とくに緊急時には清浄な水の入手が困難で水の含浸
によるマスクのフイルタ機能の向上が困難となる問題点
がある。また、ほこりの出る作業現場では防塵のためマ
スクが使用されているが、マスク本体を水でぬらして使
用することは面倒である。そこで、本発明は災害時やほ
こりの出る作業現場等において濡れた状態での着用が可
能で煙,熱風,ほこり等を防ぐフイルタ機能の向上が可
能なマスクとなし得るマスクセットを提供することを課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のマスクセット
は、鼻又は口を被うマスクと、一部を破損することによ
り封入した水が洩出る水入り容器とを、前記マスクのマ
スク本体と前記水入り容器とを重ね合わせた状態で外袋
内に収容したことを特徴とする。
【0005】請求項1の発明では、マスクを着用する前
に外袋に外力を加えて水入り容器を破損させると、封入
した水が洩出し、水入り容器に重ね合わされたマスクの
マスク本体に水が含浸してマスク本体が濡れた状態とな
り、マスクのフイルタ機能が向上する。水入り容器を破
損させない状態で保持すると、外袋内でマスクを乾いた
状態で保存することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1のマスクセッ
トにおいて、前記マスクのマスク本体を、適数枚の高密
度不織布と適数枚のガ−ゼとを重ね合わせて形成したこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、高密度不織布と適数
枚のガ−ゼとを積層した構造を有するマスク本体によっ
て防煙効果、防塵効果、防臭効果、防熱防寒効果等の向
上をはかることができる。
【0008】請求項3の発明は請求項1の発明におい
て、前記マスクのマスク本体には包帯機能を兼有する伸
縮性の着用紐を取りつけたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明では、マスクを顔面に着用
するためにマスク本体に取りつけられた着用紐が伸縮性
で包帯機能を兼有し着用紐を災害時の必要時に応急用の
包帯としての使用が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図4にしたがって説明する。この災害用のマス
クセットAは地震、火災等の災害による避難時に持出す
目的で家屋内に常備される。
【0011】マスクセットAは家屋の柱などに吊下げら
れる外袋体1と、この外袋体1内に取出し可能に収容さ
れた防災マスク2と、この防災マスク2のマスク本体5
に重ね合わされた状態で外袋体1内に収容された水入り
袋3とによって構成されている。
【0012】外袋体1は防燃性素材によって開閉可能な
袋状に形成され、この外袋体1の表面には内容物を表示
する文字、例えば「避難用マスク」等の文字が蛍光塗料
あるいは夜光塗料によって明記されている。
【0013】外袋体1の一端にはこの外袋体1を吊下げ
るときに釘やフック等が挿通される挿通孔4が貫設され
ている。
【0014】防災マスク2は、図3,図4に示すよう
に、抗菌性で防臭効果を有する高密度不織布(ミクロフ
イルタ)7と、適数枚のガ−ゼ(紗織物)8とをサンド
イッチ状に重ね合わせて周縁部をバイヤステ−プ9等に
よって縫い合わせたサンドイッチ構造を有するマスク本
体5と、このマスク本体5に取付けられ、マスク本体5
によって顔面の口および鼻の回りを覆うときに後頭部に
回し掛けされる伸縮性の着用紐6とを主体として形成さ
れている。
【0015】防災マスク2のマスク本体5の内部には、
このマスク本体5のうち顔面例えば鼻に押し当てられた
部位が鼻の形状に合わせた形態に塑性変形するようにア
ルミニウム片などの金属片によって塑性変形可能に形成
された芯材10がマスク本体と顔面との密着性を良化す
る目的で設置されている。
【0016】防災マスク2の着用紐6は、この着用紐6
が包帯機能を兼有するように包帯に適した幅を有し、一
般の包帯を構成する伸縮性衛生素材と同じ素材によって
伸縮可能な帯布状に形成されている。
【0017】図3に示すように、着用紐6はその一端部
がマスク本体5の一端に縫いつけられた状態でマスク本
体5に取つけられ、着用紐6の一端部および他端部には
この両端部を結合および分離させる平面結着具(マジッ
クテ−プ)11がそれぞれ縫いつけられている。
【0018】防災マスク2は、図2に示すように、着用
紐6をマスク本体5の他端に縫いつけられた挿通紐12
とマスク本体5との間に挿通して挿通紐12の位置で2
つ折り状に折り返し、着用紐6の両端部を平面結着具1
1によって結合した状態で保持されている。
【0019】この状態で、平面結着具11を引きはがし
て着用紐6の両端部を分離させ、着用紐6の他端部を挿
通紐12から抜き取ると、一端側にマスク本体5が付い
たまま、着用紐6を包帯として使用することができる。
【0020】水袋3は、衝打作用が加えられたときに破
裂する水入れ13内に水が封入された構造を有し、封入
される水としては水道水の外に殺菌水、滅菌水等の保存
性が良い水が適用される。
【0021】水袋3の水入れ13は、破裂可能な軟質合
成樹脂フイルムの袋体や衝打作用によって裂け目が形成
し易い切り込み溝が形成された薄肉の合成樹脂製容器等
によって形成される。また、水袋3は水を封入した合成
樹脂の容器とし、一部に設けた肉薄部にて折り曲げるこ
とにより破損して水が出る構造の容器としてもよい。
【0022】災害による避難時に防災マスク2を使用す
るに際し、防災マスク2のマスク本体5を濡らす必要が
ある場合には外袋体1の上から水袋3を衝打して水入れ
13を叩き割ると、水入れ13内に封入された水が洩出
してマスク本体5に浸透し、防水マスク2をマスク本体
5が濡れた状態で着用することができる。
【0023】また、水袋3の水入れ13を叩き割らない
場合には防災マスク2を乾いた状態で着用することがで
きる。
【0024】上記実施の形態によれば、災害に際し、外
袋体1を必要時に衝打して水袋3の水入れ13を叩き破
ると、水袋3の水が防災マスク2のマスク本体5に含浸
してマスク本体5が濡れた状態となるので、煙の粒子、
ほこり、臭いの粒子等を捕集するマスク本体5のフイル
タ機能を大幅に高めて防災マスク2の防煙効果、防塵効
果、防臭効果等を著しく向上させることができる。
【0025】また、防寒効果が必要な場合には水袋3に
衝打作用を加えずに防災マスク2を乾いた状態のままで
も着用することができ、防災マスク2を乾湿何れの状態
で使用するかの選択が可能となる。
【0026】また、防災マスク2のマスク本体5を高密
度不織布とガ−ゼとのサンドイッチ構造にしてあるの
で、防災マスク2自体のフイルタ機能を良化して臭い、
煙、ほこり等をマスク本体によって効果的に防ぐことが
できる。
【0027】さらに、防災マスク2の着用紐6に包帯機
能を兼有させてあるので、着用紐6を災害によって生じ
た傷口等を保護する包帯として有効に活用することがで
きる。
【0028】次に、図5に示す本発明の第2の実施の形
態について説明すると、この実施の形態では防災マスク
2Aの着用紐6Aの両端部がマスク本体5Aに縫いつけ
られた状態で着用紐6Aがマスク本体5Aに取りつけら
れ、平面結着具11がマスク本体5Aから取り除かれて
いる外は第1の実施形態と同様に構成されている。
【0029】本実施形態によれば、防災マスク2Aの製
作を簡易化してそのコストを節減することができる。
【0030】次に、図6に示す第3の実施の形態につい
て説明すると、この実施の形態では適数枚のガ−ゼを縫
い合わせて形成されたマスク本体5Bと、ゴム紐によっ
て形成された1対の耳掛け用の着用紐6Bとを有する一
般的な防災マスク2Bを外袋体内に封入してある外は第
1の実施形態と同様に構成されている。
【0031】本実施形態によれば、防災マスク2Bのコ
ストを大幅に低減することができる。
【0032】第2の実施の形態の防災マスク2Aおよび
第3の実施の形態の防災マスク2Bも前記した第1の実
施の形態の防災マスク2と同様に水袋3と共に外袋体1
内に納めたマスクセットとしておき、必要時には水袋3
の水をマスク本体に浸み入ませて使用することができ
る。
【0033】本発明のマスクセットは防災用のみに限ら
ず、ほこりや煙の出る作業現場のマスクとしても使用す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、災害に際し、
外袋に外力を加えて水入り容器を破損させると、水入り
容器内の水が防災マスクのマスク本体に含浸してマスク
本体が濡れた状態となるので、煙の粒子、ほこり、臭い
の粒子等を捕集するマスク本体のフイルタ機能を大幅に
高めて防災マスクの防煙効果、防塵効果、防臭効果を向
上させることができる。
【0035】また、防寒効果が必要な場合には水入り容
器に外力を加えずにマスクを乾いた状態のままでも着用
することができ、マスクを乾湿何れの状態で使用するか
の選択が可能となる。
【0036】請求項2の発明によれば、マスクのマスク
本体を高密度不織布とガ−ゼとのサンドイッチ構造にし
てあるので、防災マスク自体のフイルタ機能を良化して
臭い、煙、ほこり等をマスク本体によって効果的に防ぐ
ことができる。
【0037】請求項3の発明によれば、防災マスクの着
用紐に包帯機能を兼有させてあるので、着用紐を災害に
よって生じた傷口等を保護する包帯として有効に活用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すマスクセット
の平面図である。
【図2】防災マスクおよび水入り袋を外袋体内から取出
した状態を示すマスクセットの平面図である。
【図3】着用紐を展開した状態を示す防災マスクの平面
図である。
【図4】図3のX−X線拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す防災マスクの
平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す防災マスクの
平面図である。
【符号の説明】
1 外袋体 2,2A,2B 防災マスク 3 水袋 5,5A,5B マスク本体 6,6A,6B 着用紐 7 高密度不織布 8 ガ−ゼ 13 水入れ A マスクセット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻又は口を被うマスクと、一部を破損す
    ることにより封入した水が洩出る水入り容器とを、前記
    マスクのマスク本体と前記水入り容器とを重ね合わせた
    状態で外袋内に収容したことを特徴とするマスクセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記マスクのマスク本体を、適数枚の高
    密度不織布と適数枚のガ−ゼとを重ね合わせて形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のマスクセット。
  3. 【請求項3】 前記マスクのマスク本体には包帯機能を
    兼有する伸縮性の着用紐を取りつけたことを特徴とする
    請求項1のマスクセット。
JP9117037A 1997-05-07 1997-05-07 災害時等用のマスクセット Pending JPH10305107A (ja)

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JP9117037A JPH10305107A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 災害時等用のマスクセット

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JP9117037A JPH10305107A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 災害時等用のマスクセット

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JPH10305107A true JPH10305107A (ja) 1998-11-17

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JP9117037A Pending JPH10305107A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 災害時等用のマスクセット

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080223372A1 (en) * 2004-07-14 2008-09-18 Tsung-Yuan Ku Modified eye and mouth mask structure for escape from dense smoke of fire accident
KR101872258B1 (ko) * 2017-01-26 2018-06-28 이준호 마스크 보관함
JP2021520287A (ja) * 2018-04-30 2021-08-19 ピノストーリー カンパニー リミテッドPinostory Co., Ltd. 非常用防毒キット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080223372A1 (en) * 2004-07-14 2008-09-18 Tsung-Yuan Ku Modified eye and mouth mask structure for escape from dense smoke of fire accident
KR101872258B1 (ko) * 2017-01-26 2018-06-28 이준호 마스크 보관함
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