JPH10303967A - ダイアルアップ回線最適経路選択システム - Google Patents

ダイアルアップ回線最適経路選択システム

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JPH10303967A
JPH10303967A JP10794497A JP10794497A JPH10303967A JP H10303967 A JPH10303967 A JP H10303967A JP 10794497 A JP10794497 A JP 10794497A JP 10794497 A JP10794497 A JP 10794497A JP H10303967 A JPH10303967 A JP H10303967A
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line
dial
router
network
transfer destination
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JP10794497A
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Masanao Sakai
征直 酒井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路情報の記憶容量を削減し、大量の通信デ
ータの伝送効率を向上させて、高速伝送処理を可能にす
る。 【解決手段】 ノード1〜4,LAN5〜8,ルータ9
〜14,ISDN回線15〜20及びISDN回線網2
1からなるダイアルアップ回線最適経路選択システムで
あり、ルータ9〜14が内部バス,CPU,ROM、タ
イマー、RAM、転送先テーブル、イーサネットインタ
フェース及びISDNインタフェースで構成される。転
送先テーブルに、一つの宛先のLAN(5〜8)に対し
て、転送先ルータ(9〜14)と回線接続の確立通知を
行った通知元ルータ(9〜14)との二つの経路情報の
みを記憶して、ダイアルアップ回線のISDN回線15
〜20及びISDN回線網21における最適経路を選択
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN回線及び
ISDN回線網などのダイアルアップ回線及びダイアル
アップ回線網と複数のローカルエリアネットワーク(L
AN)などのネットワークとが接続されてダイアルアッ
プ回線及びダイアルアップ回線網の最適経路を選択する
ダイアルアップ回線最適経路選択システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダイアルアップ回線最適
経路選択通信システムとして、例えば、特開平7−74
772号公報に示されるようなものがある。この従来例
は、複数のコンピュータネットワーク間が複数の経路を
用いて接続される通信システムにあって、その接続経路
を効率的に選択かつ設定して、通信の迅速性の向上及び
システムの維持管理費の低減を図る目的に用いられてい
る。
【0003】このような通信システムにおいては、同一
のLAN上に複数のルータが接続され、同一の宛先に対
する経路を、それぞれのルータがそれぞれに提供してい
る場合、ノードが通信データの送信時にいずれの経路を
選択するかの決定を行う必要がある。そして、すでに目
的のLANに対してダイアルアップ回線及びダイアルア
ップ回線網の接続(以下、単に回線接続と記載する)を
確立している経路がある場合は、その経路を選択する。
また、ダイアルアップ回線及びダイアルアップ回線網の
回線接続の確立に失敗した直後の経路は選択しないよう
にしている。
【0004】このため、従来はメトリックと呼ばれる
「経路の最適性」を表す数値をルータが定期的にLAN
上の他のルータ及びノードに通知し、それぞれの通信装
置(ノード、ルータ)が、記憶装置内に各LAN内に対
する経路のメトリックを記憶して、その最適経路を選択
している。
【0005】図8は、このような従来の通信システムの
構成を示すブロック図である。図8の通信システムは、
ノード41及びルータ49,50,51がLAN45に
接続されている。また、ノード42、ルータ52がLA
N46に接続され、ノード43及びルータ53がLAN
47に接続されるとともにノード44及びルータ54が
LAN48に接続されている。さらに、ルータ49〜5
1はそれぞれがISDN回線55,56,57を通じて
ISDN回線網61と接続され、また、ルータ52〜5
4がISDN回線58,59,60を通じてISDN回
線網61と接続されている。
【0006】図9は前記のノード41内に記憶されてい
るメトリックテーブルを示す図である。図8及び図9に
おいて、この通信システム内のノード41〜44及びル
ータ49〜54は全て同様のメトリックテーブル33を
内部に保持している。また、各ノード41〜44及びル
ータ49〜54は通信時にメトリックテーブル33の情
報に基づいて、メトリック値の小さな経路を優先的に選
択し、かつ、メトリック値が最大値の経路を選択しない
ようにしている。
【0007】ルータ49〜54は、ISDN回線55〜
60及びISDN回線網61を通じて他のルータ(49
〜54のいずれか、以下、括弧内の数字は、そのいずれ
かを示す)と接続した場合は、その経路に対するメトリ
ック値を最小値にする。この接続していた回線接続が切
断された場合はメトリックを最小値から通常値に戻して
いる。また、回線接続に失敗した場合はメトリック値を
最大値に設定している。さらに、メトリック値を最大値
にした場合は一定時間経過後に通常値に戻している。
【0008】さらに、ルータ49〜54は一定時間ごと
に自装置のメトリックテーブル33の情報をLAN45
〜48を通じて接続されている全てのルータ(49〜5
4)及びノード(41〜44)に通知する。また、メト
リック値を変更した場合も同様に通知する。さらに、他
のルータ(49〜54)からメトリックテーブル33の
情報の通知を受信したルータ(49〜54)及びノード
(41〜44)は、受信したメトリックテーブル33の
情報に基づいてそれぞれの内部のメトリックテーブルを
更新している。
【0009】次に、この従来例の動作について説明す
る。図8及び図9においては、メトリック値の最大値と
最小値とをそれぞれ、例えば、16と0に設定し、か
つ、ノード41がノード44に通信データを送信する場
合とする。ノード41は自装置のメトリックテーブル3
3の情報を参照し、LAN48宛の経路中から最もメト
リック値の小さい経路であるルータ50を通じた経路を
選択して、通信データを、このルータ50に送信する。
このとき、既にルータ51がLAN48への回線接続を
終了している場合は、ルータ51がLAN48への経路
のメトリックを0として通知しているので、ノード41
内のメトリックテーブル33においてもルータ51を通
じた経路のメトリックが他と比較して最小となる。
【0010】したがって、この場合は、ノード41はル
ータ51を通じた経路を選択する。なお、ルータ50が
LAN48への回線接続の確立に失敗した場合、メトリ
ック値を最大値16にして通知するため、ノード41内
のメトリックテーブル33の情報もルータ50を通じた
経路のメトリック値が16となる。したがって、これ以
降はノード41はルータ50を通じた経路の選択が回避
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
では、ノード及びルータの記憶すべきメトリックテーブ
ルの規模が大きくなるため、相互接続されているLAN
が増大すると、それぞれの記憶装置の記憶容量を増加す
る必要がある。さらに、テーブルの規模が大きくなる
と、1回の経路検索に要する時間が多大になる。すなわ
ち、大量の通信データを送信する場合には、それぞれの
通信データについて経路検索を行うため、その遅延が積
算される。したがって、相互接続されているLANが増
大すると、特に大量の通信データを送信する場合の能率
が低下する。
【0012】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、経路情報を記憶する記憶装
置の記憶容量を削減できるとともに、大量の通信データ
伝送の効率が向上して、高速伝送が可能になるダイアル
アップ回線最適経路選択システムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ダイアルアップ回線及びダ
イアルアップ回線網と複数のネットワークとがルータの
通信装置を通じて接続され、かつ、ネットワークにノー
ドの通信装置が接続された通信システムでの最適経路を
選択するダイアルアップ回線最適経路選択システムであ
り、転送先テーブルに、一つの宛先のネットワークに対
する転送先ルータと回線接続の確立通知を行った通知元
ルータの二つの経路情報を記憶して、ダイアルアップ回
線及びダイアルアップ回線網の最適経路を選択する経路
選択処理手段を備える構成としてある。
【0014】請求項2記載の発明は、前記経路選択処理
手段として、一つの宛先ネットワークに対して転送先ル
ータと回線接続の確立通知を行った通知元ルータとの二
つの経路情報を格納した転送先テーブルと、自通信装置
に接続されるダイアルアップ回線の状態変化を他の装置
に通知する通知手段と、転送先テーブルにおける二つの
経路情報を更新する更新手段と、ダイアルアップ回線及
びダイアルアップ回線網を通じて接続した他の通信装置
に通信データを送信する送信手段とを備える構成として
ある。
【0015】請求項3記載の発明は、前記複数のネット
ワークが、ローカルエリアネットワークであり、かつ、
ダイアルアップ回線及びダイアルアップ回線網をISD
N回線及びダイアルアップ回線網とした構成としてあ
る。
【0016】請求項4記載の発明は、前記通知手段にお
ける自通信装置に接続されるダイアルアップ回線の状態
変化の通知として、自通信装置に接続されるダイアルア
ップ回線の確立、切断を同一ネットワーク上の通信装置
に通知する構成としてある。
【0017】請求項5記載の発明は、前記ノードが通信
データを送信する場合に、ダイアルアップ回線接続の確
立通知を行った通知元ルータに優先的に通信データを転
送する構成としてある。
【0018】請求項6記載の発明は、前記通信データを
転送されたルータは、接続されるダイアルアップ回線を
利用できない場合に、この通信データを転送先のルータ
に転送する構成としてある。
【0019】このような構成の請求項1,2,3,4記
載の発明では、一つの宛先のネットワーク(LAN)ご
とに転送先ルータと回線接続の確立通知を行った通知元
ルータの二つの情報のみを記憶してダイアルアップ回線
及びダイアルアップ回線網における最適経路を選択して
いるので、記憶装置の記憶容量が削減される。
【0020】また、自通信装置(ルータ)に接続される
ダイアルアップ回線の状態変化を通知し、かつ、通知さ
れた情報に基づいて転送先テーブルを更新しているの
で、それぞれの通信装置では、状態変化がそれぞれの転
送先テーブルに適切に反映される。この結果、経路情報
を記憶する記憶装置の記憶容量が削減されるとともに、
大量の通信データの伝送効率が向上して、高速伝送が可
能になる。
【0021】請求項5,6記載の発明ではノードが通信
データを送信する場合に回線接続の確立通知を行った通
知元ルータに優先的に通信データを転送しているため、
既に回線接続を確立した経路が適切に選択される。ま
た、通信データが転送されたルータは、接続されるダイ
アルアップ回線を利用できない場合に、通信データを転
送先ルータにネットワークを通じて転送することによっ
て他の経路が選択される。この場合も、経路情報を記憶
する記憶装置の記憶容量が削減されるとともに、大量の
通信データの伝送効率が向上して、高速伝送が可能にな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明のダイアルアップ回
線最適経路選択システムにおける実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明のダイアルアップ
回線最適経路選択システムの実施形態における構成を示
すブロック図である。図1の通信システムは、ノード1
及びルータ9,10,11がLAN5に接続されてお
り、かつ、ノード2及びルータ12がLAN6に接続さ
れ、また、ノード3及びルータ13がLAN7に接続さ
れている。さらに、ノード4及びルータ14がLAN8
にそれぞれ接続されている。また、ルータ9〜14はそ
れぞれがISDN回線15,16,17,18,19,
20を通じてISDN回線網21と接続されている。
【0023】図2は図1中のルータ11の構成を示すブ
ロック図である。図2のルータ11は、制御処理を行う
CPU23及びあとで説明する動作を実現する制御プロ
グラムを記憶したROM24が内部バス22に接続され
ている。また、内部バス22に無通信時間などをカウン
トするタイマー25と、各種の情報を一時的に記憶する
ワーキング用のRAM26及び外部インターフェースと
して機能するイーサネットインタフェース29が接続さ
れている。さらに、内部バス22にISDNインタフェ
ース30が接続されている。イーサネットインタフェー
ス29はLAN5に接続されており、ISDNインタフ
ェース30がISDN回線網21にISDN回線17を
通じて接続されている。
【0024】なお、図2に示すルータ11以外のルータ
9,10,12〜14も同様の構成となっている。ま
た、ノード1〜4もルータ9〜14と同様の構成である
が、ISDN回線15〜20に直接接続されていないた
めISDNインタフェース30に相当する部分は設けら
れていない。また、ROM24に記憶されている制御プ
ログラムの内容も異なる。また、ルータ9〜14、ノー
ド1〜4のそれぞれのROM24には以下の動作説明に
おける制御プログラムが記憶されている。
【0025】図3は転送先テーブル27の内容を示す図
である。図3の転送先テーブル27は、RAM26内に
送受信する通信データを一時的に保存するデータバッフ
ァ28とともに設けられている。転送先テーブル27に
は経路選択情報として一つの宛先のLAN(5〜8)に
対して、一つの転送先ルータ(9〜14)と一つの回線
接続の確立通知を行った通知元ルータ(9〜14)との
情報が記憶されている。転送先ルータ(9〜14)は、
その宛先のLAN(5〜8)に対して、あとで詳細に説
明するように、ルータ11が回線接続を確立できなかっ
た場合に通信データを転送すべき対象のルータ(9〜1
4)であり、これは通信システムの設計時に適切に設定
する。
【0026】回線接続の確立通知を行った通知元ルータ
(9〜14)は、回線接続の確立通知を受け取った際
に、その送信元ルータ(9〜14)が自動的に設定され
る。図3に示す転送先テーブル27では、n個のLAN
(n)に対する経路選択情報を記憶できるが、図1の例
ではルータ11が扱う宛先ネットワーク(LAN)は3
個である。したがって、3個のLANのそれぞれに関す
る経路選択情報のみを設定する。また、イーサネットイ
ンタフェース29及びISDNインタフェース30は外
部から受信した経路選択情報情報を内部バス22を通じ
てデータバッファ28に記憶している。
【0027】次に、この実施形態の動作について説明す
る。まず、ノード1〜4の動作について説明する。図4
は、実施形態のノード1〜4の動作の処理手順を示すフ
ローチャートである。ノード1〜4におけるCPU23
はデータバファ28を参照して、送信すべき通信データ
が記憶されているか否かを調べる(ステップS10
1)。ここで通信データを記憶している場合、転送先テ
ーブル27を参照して通信データの宛先に対応する経路
選択情報を検索する(ステップS106)。
【0028】続いて、検索した情報に回線接続の確立通
知を行った通知元ルータ(9〜14)が設定されている
か否かを調べる(ステップS107)。ここで回線接続
の確立通知を行った通知元ルータ(9〜14)が設定さ
れていれば、そのルータ(9〜14)に通信データを転
送する(ステップS109)。また、回線接続の確立通
知を行った通知元ルータ(9〜14)が設定されていな
ければ転送先ルータとして設定されているルータ(9〜
14)に通信データを転送する(ステップS108)。
これによって既に回線接続を確立しているルータ(9〜
14)が存在する場合に適切に、そのルータ(9〜1
4)へ通信データを転送することが出来るようになる。
【0029】通信データの処理が終了した後にCPU2
3がデータバッファ28を参照し、他のルータ(9〜1
4)からの回線接続の確立通知の有無を調べる(ステッ
プS102)。回線接続の確立通知があった場合は、自
装置内の転送先テーブル27におけるネットワーク(L
AN5〜8)経路情報に回線接続の確立通知を行った通
知元ルータ(9〜14)を登録する(ステップS10
4)。続いて、CPU23はデータバッファ28を参照
し、他のルータ(9〜14)からの回線切断通知の有無
を調べる(ステップS103)。
【0030】このステップS103で回線切断通知があ
った場合は、自装置内の転送先テーブル27の回線接続
の確立通知ルータ(9〜14)の情報を削除する(ステ
ップS105)。最後に、さらに、データバッファ28
を参照し、ルータ(9〜14)からのパケット廃棄の通
知の有無を調べる(ステップS110)。ここでパケッ
ト廃棄の通知があった場合は、廃棄されたパケットの生
成元にその旨を通知する(ステップS111)。
【0031】このように、パケットの生成元に送信失敗
を通知することによって、パケットの生成元が必要であ
れば再度、送信を試みることになる。以上の処理が終了
すると、再び最初の処理(ステップS101)に戻る。
このようにしてノード(1〜4)は通信データをルータ
(9〜14)に転送し、また、各ルータ(9〜14)か
らの回線接続の状態に関する情報を自装置内の転送先テ
ーブル27に反映させる。
【0032】次に、ルータ11の動作について説明す
る。なお、他の(9,10,12〜14)も同様に動作
する。図5は、実施形態でのルータ11の動作の処理手
順を示すフローチャートである。ルータ11のCPU2
3はデータバッファ28を参照し、通信データを有して
いるか否かを調べる(ステップS201)、通信データ
を有している場合はあとで説明する送信処理に移行す
る。続いて、CPU23はデータバッファ28を参照
し、他のルータ(9,10,12〜14)からの回線接
続の確立又は回線切断の通知があるか否かを調べる(ス
テップS202,S203)。通知があった場合は、そ
れぞれ転送先テーブル27におけるネットワーク(LA
N5〜8)経路情報をノード(1〜4)の動作と同様に
更新する(ステップS206,S207)。
【0033】続いて、CPU23はISDNインタフェ
ース30を参照し、ISDN回線17と接続中か否かを
調べ(ステップS204)、接続中の場合は、さらに、
一定時間で無通信状態であったか否かをタイマー25を
参照して確認する(ステップS205)。一定時間以
上、通信が無い場合は、ISDN回線17との接続を切
断し、さらに、回線切断通知をイーサネットインタフェ
ース29を通じてLAN5上に接続されているノード
1、ルータ(9,10,12〜14)に回線切断を通知
する(ステップS208)。ここまでの処理を実行した
ら再び最初の処理(ステップS201)に戻る。このよ
うにして、ルータ(9,10,12〜14)はISDN
回線17の切断を同一のLAN(5〜8)に通知し、他
のルータ(9,10,12〜14)からの通知情報を自
装置内の転送先テーブル27に反映させる。
【0034】次に、ルータ11の送信処理について説明
する。CPU23は通信データを確認したら、まず、I
SDNインタフェース30を参照し、自装置(ルータ1
1)に接続されるISDN回線17がISDN回線網2
1を通じて既に目的のLAN(5〜8)に接続されてい
るか否かを調べる(ステップS209)。ここで接続さ
れていた場合は、通信データをISDNインタフェース
30を通じて対向先のルータ(9,10,12〜14)
へ転送し(ステップS215)、さらに、タイマー25
をリセットして(ステップS220)、その送信処理が
終了する。
【0035】ISDN回線17との回線接続が確立され
ていなかった場合は、転送先テーブル27を参照し、通
信データの宛先のLAN(5〜8)に関する経路情報を
検索する(ステップS210)。このとき、該当する経
路情報に他ルータ(9,10,12〜14)の回線接続
の確立通知があった場合(ステップS211)、通信デ
ータを回線接続の確立通知を行った通知元ルータ(9〜
14)に転送して(ステップS216)、送信処理を終
了する。このようにして、既に回線接続を確立している
ルータ(9,10,12〜14)が存在する場合は、そ
のルータ(9,10,12〜14)に通信データを転送
し、自装置が新たに回線接続の確立を行うことを回避し
ている。
【0036】他のルータ(9,10,12〜14)から
の通知がなかった場合は、ISDN回線17との接続の
確立を試みる(ステップS212)。ISDN回線17
との接続が正常に確立された場合は、回線接続の確立通
知をイーサネットインタフェース29を通じてLAN5
上に送出した後(ステップS214)、通信データをI
SDNインタフェース30を通じて対向先のルータ
(9,10,12〜14)に転送し(ステップS21
5)、さらに、タイマー25をリセットして(ステップ
S220)、その送信処理が終了する。
【0037】ISDN回線17が使用中又は故障などで
回線接続の確立が出来なかった場合は、再び転送先テー
ブル27を参照し、転送先のルータ(9,10,12〜
14)の有無を調べる(ステップS217)。転送先の
ルータ(9,10,12〜14)が設定されていれば、
その転送先のルータ(9,10,12〜14)に転送し
て(ステップS218)、その送信処理を終了する。転
送先ルータ(9,10,12〜14)が設定されていな
かった場合は、通信データを廃棄し、通信データの発信
元のノードに通信データの廃棄の旨を通知して(ステッ
プS219)、この送信処理を終了する。
【0038】以下、転送先テーブルを用いた詳細な動作
について説明する。図6は図1中のノード1内の転送先
テーブルの内容例を示す図であり、図7は図1中のルー
タ11内の転送先テーブルの内容例を示す図である。こ
こでは、ノード1がノード4に通信データを送信する場
合について説明する。ノード1は、図6に示す転送先テ
ーブル31を参照し、ノード4が接続されるLAN8の
経路情報を検索する(ステップS106)。続いて、回
線接続の確立通知の有無を調べるが(ステップS10
7)、転送先テーブル31ではLAN8の経路に対する
回線接続の確立通知がないため、転送先のルータ11に
通信データを転送する(ステップS109)。
【0039】続いて、ノード1からノード4宛ての通信
データを受信したルータ11の動作について説明する。
ノード4の属するLAN8に対して回線接続が確立して
いないことを確認し(ステップS209)、図7に示す
転送先テーブル32からLAN8の経路情報を検索する
(ステップS210)。ここで、検索した経路情報に他
のルータ(9,10,12〜14)からの回線接続の確
立通知がないことを確認して(ステップS211)、回
線接続の確立を試みる(ステップS212)。
【0040】ここで回線の故障等で回線接続の確立に失
敗した場合、ルータ11は再び転送先テーブル32を参
照し、転送先のルータ(9,10,12〜14)の有無
を調べる(ステップS217)。ここでは転送先のルー
タ9が設定されているため、ルータ11は通信データを
ルータ9に転送して(ステップS218)、この送信処
理を終了する。
【0041】続いて、ルータ11からノード4宛の通信
データを受信したルータ9の動作について説明する。こ
こではルータ11と同様の手順で回線接続の確立までの
処理を実行し、今回は回線接続の確立に成功したとす
る。ルータ9は回線接続の確立の通知をLAN5上に送
信する(ステップS214)。この通知をノード1が受
信することによって、これ以降はノード1が回線接続切
断の通知を受けるまで経路の選択時に最初からルータ9
を選択できるようになる。ルータ9は、確立した回線
(ISDN回線15,ISDN回線網21,ISDN回
線20)を経由して通信データを対向先のルータ14に
送信し(ステップS215)、その送信処理を終了す
る。
【0042】このように、この実施形態では、転送先テ
ーブルに記憶すべき経路情報は、一つの宛先のLAN
(5〜8)について転送先ルータ(9〜14)と回線接
続の確立通知を行った通知元ルータ(9〜14)の二つ
のみで良くなるため、転送先テーブル27の記憶容量を
削減できるようになる。また、検索速度も向上する。
【0043】なお、図1の通信システムの構成における
ノード1〜4、ルータ9〜14、及びLAN5〜8の数
に制限されない。すなわち、これ以上の数を配置した場
合も前記同様に動作する。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜4記載の発明によれば、一つの宛先のネットワーク
ごとに転送先ルータと回線接続の確立通知を行った通知
元ルータの二つの情報のみを記憶して最適経路を選択し
ている。また、自通信装置に接続される回線接続の状態
変化を通知し、かつ、通知された情報に基づいて転送先
テーブルを更新しているため、それぞれの通信装置で
は、状態変化がそれぞれの転送先テーブルに適切に反映
される。
【0045】この結果、経路情報を記憶する記憶装置の
記憶容量を削減できるとともに、大量の通信データ伝送
の効率が向上して、高速伝送処理が可能になる。
【0046】請求項5,6記載の発明では、ノードが通
信データを送信する場合に回線接続の確立通知を行った
通知元ルータに優先的に通信データを転送して、既に回
線接続の確立済みの経路を適切に選択し、かつ、通信デ
ータを転送したルータが自通信装置に接続されるダイア
ルアップ回線を利用できない場合は通信データをネット
ワークを通じて転送先ルータに転送して他の経路を選択
している。
【0047】この場合も経路情報を記憶する記憶装置の
記憶容量を削減できるとともに、大量の通信データ伝送
の効率が向上して、高速伝送処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイアルアップ回線最適経路選択シス
テムの実施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のルータの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】実施形態にあって転送先テーブルの内容を示す
図である。
【図4】実施形態のノードの動作の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】実施形態でのルータの動作の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】図1中のノード内の転送先テーブルの内容例を
示す図である。
【図7】図1中のルータ内の転送先テーブルの内容例を
示す図である。
【図8】従来のダイアルアップ回線最適経路選択システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示すノード内に記憶されているメトリッ
クテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1〜4 ノード 5〜8 LAN 9〜14 ルータ 15〜20 ISDN回線 21 ISDN回線網 22 内部バス 23 CPU 24 ROM 25 タイマー 26 RAM 27,31 転送先テーブル 28 データバッファ 29 イーサネットインタフェース 30 ISDNインタフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアルアップ回線及びダイアルアップ
    回線網と複数のネットワークとがルータの通信装置を通
    じて接続され、かつ、前記ネットワークにノードの通信
    装置が接続された通信システムでの最適経路を選択する
    ダイアルアップ回線最適経路選択システムにおいて、 転送先テーブルに、一つの宛先の前記ネットワークに対
    する転送先ルータと回線接続の確立通知を行った通知元
    ルータの二つの経路情報を記憶して、ダイアルアップ回
    線及びダイアルアップ回線網の最適経路を選択する経路
    選択処理手段を備えることを特徴とするダイアルアップ
    回線最適経路選択システム。
  2. 【請求項2】 前記経路選択処理手段として、 一つの宛先ネットワークに対して転送先ルータと回線接
    続の確立通知を行った通知元ルータとの二つの経路情報
    を格納した転送先テーブルと、 自通信装置に接続されるダイアルアップ回線の状態変化
    を他の装置に通知する通知手段と、 前記転送先テーブルにおける二つの経路情報を更新する
    更新手段と、 ダイアルアップ回線及びダイアルアップ回線網を通じて
    接続した他の通信装置に通信データを送信する送信手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のダイアルアッ
    プ回線最適経路選択システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のネットワークが、ローカルエ
    リアネットワークであり、かつ、ダイアルアップ回線及
    びダイアルアップ回線網がISDN回線及びダイアルア
    ップ回線網であることを特徴とする請求項1記載ダイア
    ルアップ回線最適経路選択システム。
  4. 【請求項4】 前記通知手段における自通信装置に接続
    されるダイアルアップ回線の状態変化の通知として、自
    通信装置に接続されるダイアルアップ回線の確立、切断
    を同一ネットワーク上の通信装置に通知することを特徴
    とする請求項3記載のダイアルアップ回線最適経路選択
    システム。
  5. 【請求項5】 前記ノードが通信データを送信する場合
    に、ダイアルアップ回線接続の確立通知を行った通知元
    ルータに優先的に通信データを転送することを特徴とす
    る請求項1記載のダイアルアップ回線最適経路選択シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記通信データを転送されたルータは、
    接続されるダイアルアップ回線を利用できない場合に、
    この通信データを転送先のルータに転送することを特徴
    とする請求項1記載のダイアルアップ回線最適経路選択
    システム。
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