JPH10302931A - 内燃機関用の点火プラグ - Google Patents

内燃機関用の点火プラグ

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JPH10302931A
JPH10302931A JP12357097A JP12357097A JPH10302931A JP H10302931 A JPH10302931 A JP H10302931A JP 12357097 A JP12357097 A JP 12357097A JP 12357097 A JP12357097 A JP 12357097A JP H10302931 A JPH10302931 A JP H10302931A
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JP
Japan
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center electrode
cylinder head
insulator
plug
cylinder
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JP12357097A
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Makoto Kimura
誠 木村
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/34Ultra-small engines, e.g. for driving models

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグ自体の縮小化によってミニチュア
化された内燃機関自体を極小化することを可能にし、し
かも鑑賞にも十分に耐えられ、コンパクトな多気筒構造
のものとしても全体が小型に構成できることで実物エン
ジンに近い運転、排気サウンド等をも得ることができる
ようにする。 【解決手段】 先端部外周に形成した取付オネジ部2に
よってシリンダーにおけるシリンダーヘッド11にプラ
グ本体1を取り付ける。一方、ガラス・セラミック製の
絶縁体5によって下部を被覆した中心電極6を、絶縁体
5の上部及び中心電極6の上端を露出させて中心電極6
を被覆した樹脂製の取付体3によって、中心電極6の先
端をプラグ本体1の先端に臨ませた状態でプラグ本体1
に内挿する。中心電極6下端の露出部分とプラグ本体1
先端に形成の接地電極7との間で高圧放電させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば模型飛行機、
模型船舶、模型自動車その他の模型機等における動力源
として使用されるミニチュア化された小排気量の内燃機
関に用いられ、一層の小型化と軽量化とによって模型機
本体への搭載組み込みを容易にし、しかも運転、排気サ
ウンドその他においての実物エンジンに対する写実性に
も富むようにした内燃機関用の点火プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば模型飛行機における動力
源として使用されている小排気量の内燃機関は、構造が
簡単で部品数も少なく、製造も比較的に容易な2サイク
ル・エンジンあるいは実物エンジンに近い運転、排気サ
ウンドが得られ、燃費の良さ、メカニズム的な魅力等が
ある4サイクル・エンジンのものがあり、一般的に前者
は入門用のものとされ、後者はマニアが好むものとされ
ている。またこの種の内燃機関における点火は一般的に
グロー・プラグが用いられており、このグロー・プラグ
を用いたグロー・エンジンでは始動時に電池によって赤
熱させておいて圧縮供給した混合気に点火させて回転を
持続させるものとし、回転が始まれば燃焼熱によってプ
ラグ自体が赤熱化されることで電池が外されても回転を
続行するものである。このグロー・エンジンでは模型飛
行機等の動力源として製作されているためにその出力を
得るにはクランクシャフト、コンロッド、ピストン等の
最小限の部品で構成されている。それ故メチルアルコー
ル、ニトロメタン等を燃料とすることとも相俟ち高アイ
ドリング状態に維持されるから比較的にうるさく、また
ヒマシ油、合成潤滑油等が混合された潤滑油の排出等に
より、エンジン自体の運転更にはその排気サウンド等を
楽しむ等の鑑賞的要素に乏しいものであった。
【0003】一方、この種のミニチュアエンジンは基本
的に実物エンジンを具現化したものであって、ほとんど
の部品が実物エンジンのそれらを極小化した部品によっ
て構成されており、エンジン単体を鑑賞趣味の対象物と
してもいるのである。ただエンジンを構成するほとんど
の部品の極小化に困難性はなくてもその点火プラグは燃
料を点火させる機能を備えていなければならないから単
に極小化するのみでは不十分なものである。しかも実物
エンジンにおけると同様な運転、排気サウンド等を楽し
むにはグロー・プラグによるものでは前述したようにそ
れ自体の赤熱によるから高速回転中では点火タイミング
が遅くなって振動が増すのみでパワーが十分に得られな
いものであり、逆に低速回転中では点火タイミングが早
くなってノッキングを生じやすいものである。
【0004】そのため実物エンジンと同様に圧縮された
混合気を爆発させるためのスパークを発生させるイグニ
ッション点火プラグが用いられるものとされ、これを小
形化したものも提供されているのである。この従来の実
用化されている小形化されたイグニッション点火プラグ
はプラグ素材として鉄とセラミックとの組合せによって
構成されており、図8に示すようにシリンダーヘッド1
00にネジ止めされる鉄製のプラグ本体101の中心部
にセラミック製絶縁体102を介して中心電極103を
配装すると共に、プラグ本体101の端部に中心電極1
03端部に近接する接地電極104を形成したものであ
り、プラグ本体101外周に形成したオネジ部105に
よってシリンダーヘッド100にネジ止めされるように
なっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただ上述した従来のイ
グニッション点火プラグにおいて、中心電極103を高
電圧から絶縁するためのセラミック製絶縁体102は圧
縮加熱成型によって製造されており、その製造後に中心
電極103を挿入するものとなっている。ところがこの
絶縁体102のセラミック素材は加熱後に収縮するため
に予め大きめにして圧縮成型しておきその後に加熱して
中心電極103を挿入するから、高硬度であることで機
械工作が困難で割れやすいという強度上の問題の故に自
ずからある程度の外径大きさが必要とされるものであ
る。その結果、この絶縁体102を内挿しているプラグ
本体101自体の外径も大きくなるから、その極小化に
も限界があり、従来の市販品におけるオネジ部105径
はその最小のもので6.35mm程度とされていたので
ある。したがって従来の点火プラグにおける材質、製造
法では極小化が困難であり、ひいては内燃機関自体の極
小化も実現できず、例えば模型飛行機において多気筒と
なる星型配置エンジンとすることで実物エンジンに近い
運転、排気サウンド等を得るにも極めて困難の状況にあ
るものであった。
【0006】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、点火プラグ自体の外径を
縮小化でき、これによって内燃機関自体を極小化するこ
とを可能にし、しかも鑑賞にも十分に対応できるばかり
でなく、コンパクトな多気筒構造のものとしても全体が
小型に構成できることで実物エンジンに近い運転、排気
サウンド等をも得ることができるようにした内燃機関用
の点火プラグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっての第1のものは、先端部外周に形
成されている取付オネジ部2によってシリンダー10に
おけるシリンダーヘッド11に取り付けられるプラグ本
体1に、ガラス・セラミック製の絶縁体5によって被覆
されている中心電極6をこの中心電極6の先端がプラグ
本体1の先端に臨ませられた状態で樹脂製の取付体3を
介して内挿し、中心電極6下端の露出部分とプラグ本体
1先端に形成の接地電極7との間で高圧放電させるもの
としたものである。また第2のものは、シリンダー10
におけるシリンダーヘッド11に、ガラス・セラミック
製の絶縁体15によって被覆されている中心電極16を
この中心電極16の先端がシリンダーヘッド10の内側
面に臨ませられた状態にして樹脂製の取付体13を介し
て内挿すると共に止めネジ12によって取付体13をシ
リンダーヘッド11に固定し、中心電極16下端の露出
部分とシリンダーヘッド11あるいはピストン23の一
部との間で高圧放電させるものとしたものである。第3
のものは、シリンダー10におけるシリンダーヘッド1
1に、ガラス・セラミック製の絶縁体15によって被覆
されている中心電極16をこの中心電極16の先端がシ
リンダーヘッド11の内側面に臨ませられた状態にして
内挿すると共に止めネジ12によってシリンダーヘッド
11に固定し、中心電極16下端の露出部分とシリンダ
ーヘッド11あるいはピストン23の一部との間で高圧
放電させるものとしたものである。
【0008】以上のように構成された本発明に係る内燃
機関用の点火プラグにあって、中心電極6,16、この
中心電極6,16を被覆している絶縁体5,15を更に
被覆している取付体3は自身が樹脂製のものであること
で、これに対する各種の機械的加工を容易にさせ、その
小径化、小形化等に大きく役立たせ、これを使用する内
燃機関全体を極小化させる。中心電極6,16を被覆し
ている絶縁体5,15はその素材自体の特性化によって
シリンダー10室内における総熱量が低いこととも相俟
ち、実用に十分に耐えさせる。第1のものにおいてのプ
ラグ本体1に取付体3、絶縁体5を介して内挿した中心
電極6はプラグ本体1によって保護された状態でシリン
ダーヘッド11に取り付けられ、またプラグ本体1の先
端に形成の接地電極7との間で高圧放電させて供給され
た混合気を爆発させる。第2のものにおいてシリンダー
ヘッド11に取付体13、絶縁体15を介して内挿した
中心電極16は止めネジ12によってしっかりと固定支
持され、中心電極16自体は取付体13、絶縁体15に
よって被覆されるのみでシリンダーヘッド11に取り付
けられることで全体の外径はより一層、極めて小径化さ
せられる。またシリンダーヘッド11あるいはピストン
23の一部との間で高圧放電させて供給された混合気を
爆発させる。第3のものにおいてシリンダーヘッド11
に絶縁体15のみを介して内挿した中心電極16は止め
ネジ12によってしっかりと固定支持され、中心電極1
6自体は絶縁体15によって被覆されるのみでシリンダ
ーヘッド11に取り付けられることで全体の外径は更に
より一層、極めて小径化させられる。またシリンダーヘ
ッド11あるいはピストン23の一部との間で高圧放電
させて供給された混合気を爆発させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、第1の実施の形態における図1
において示される符号1は例えば4サイクル・エンジン
あるいは2サイクル・エンジン等として構成されるシリ
ンダー10におけるシリンダーヘッド11に取り付けら
れる筒状に形成されたプラグ本体であり、このプラグ本
体1の先端部外周に形成されている取付オネジ部2のネ
ジ止めによってシリンダーヘッド11に取り付けられる
ようにしてある。
【0010】そしてこのプラグ本体1には、望ましくは
耐熱性のものとした樹脂製の取付体3によって上部が被
覆され、ガラス・セラミック製の絶縁体5によって下部
が被覆されている中心電極6が、この中心電極6の先端
をプラグ本体1の先端に臨ませた状態にしてプラグ本体
1に内挿されるように、取付体3によってプラグ本体1
に固定されている。
【0011】取付体3は耐熱性の樹脂である例えばテフ
ロン樹脂にて形成されており、このテフロン樹脂製とす
ることで一層の耐熱性、耐久性等の増大を図ることがで
きるものとしてある。図示にあって取付体3はプラグ本
体1の内側面に形成の係合段部に嵌まり込む段部を先端
部に有していて、この先端部後方に形成のネジ部4によ
って中心電極6がプラグ本体1の先端に位置されるよう
にプラグ本体1の後部にネジ止めしたり、あるいは図示
を省略したがカシメたり、またその他の適宜手段によっ
て固定されるものとしてある。
【0012】絶縁体5は中心電極6の下端及び上端部分
を露出させた状態で中心電極6の下部を被覆しており、
またこの絶縁体5自体の上部は上端を露出させた状態で
取付体3によって被覆されていることで、中心電極6は
これの下端及び上端が露出された状態でその全長に亙っ
て被覆されているのである。このガラス・セラミック製
の絶縁体5は約800〜1000℃、場合によっては1
000℃以上で中心電極6に対する被覆加工が行なわ
れ、これに対する機械的な加工が困難ではあっては絶縁
体5の上部を被覆している取付体3に対する機械加工は
比較的に容易であるからプラグ本体1に対する取付構造
の形成には困難性がないのであり、これらの取付体3、
絶縁体5等の組合せによって全体の極小化を図るものと
しているのである。
【0013】なおこの絶縁体5の素材は耐熱性ではない
ガラスであっても、本発明に係る点火プラグは内燃機関
にセットされて使用されても内燃機関における総熱量が
低いために高温にならず、十分に実用に耐え得るもので
ある。
【0014】またプラグ本体1における先端縁には、中
心電極6との間で高圧放電させる接地電極7が突片状に
形成されており、プラグ本体1を介在させることで所定
の電源に接続されている。
【0015】この第1の実施の形態にあっては、ガラス
・セラミック製の絶縁体5によって被覆されている中心
電極6をこの中心電極6の先端がプラグ本体1の先端に
臨ませられた状態で樹脂製の取付体3を介してプラグ本
体1に内挿固定したのであり、その具体的な構造例は図
1に示されたものに限らず、種々な他の構造例のものと
することができる。すなわち図2に示されるように、中
心電極6をその上下端を露出した状態で絶縁体5にて被
覆すると共にこの絶縁体5周囲を凹凸部5Aを介在させ
て取付体3にて被覆するものとしたり(図2(A)参
照)、中心電極6をその上下端を露出した状態で絶縁体
5にて被覆すると共に、この絶縁体5のほぼ中央部に形
成した係合膨出部5Bの下部周囲を取付体3にて被覆す
るものとしたりする(図2(B)参照)。また中心電極
6をその上下端を露出した状態で絶縁体5にて被覆する
と共に、この絶縁体5のほぼ中央部に形成した係合膨出
部5Bの上部周囲を取付体3にて被覆し、係合膨出部5
Bの下側面にワッシャ8を配装させるものとしたり(図
2(C)参照)、中心電極6をその上下端を露出した状
態で絶縁体5にて被覆すると共に、この絶縁体5の上部
に形成した係合膨出部5Bの上部及び外周を取付体3に
て被覆し、係合膨出部5Bの下側面にワッシャ8を配装
させるものとしたりする(図2(D)参照)。更には中
心電極6をその上下端を露出した状態で絶縁体5にて被
覆すると共に、この絶縁体5の上部に形成した係合膨出
部5Bの上部、外周、下部の全体を取付体3にて被覆す
るものとしたり(図2(E)参照)、中心電極6をその
上下端を露出した状態で絶縁体5にて被覆すると共に、
この絶縁体5の上部に形成した係合膨出部5Bの上部、
外周、下部の全体更には絶縁体5の下部を取付体3にて
被覆したりする(図2(F)参照)。そしてまた中心電
極6をその上下端を露出した状態で場合によっては上下
端部夫々が先細状になっている絶縁体5にて被覆すると
共に、この絶縁体5のほぼ中央部に形成した係合膨出部
5Bの上部、下部夫々を取付体3にて被覆するものとし
たり(図2(G)参照)、中心電極6をその上下端を露
出した状態で上下端部夫々が先細状になっている絶縁体
5にて被覆すると共に、この絶縁体5のほぼ中央部に形
成した係合膨出部5Bの上部面、下部面に取付体3を被
覆配装したりするのである(図2(H)参照)。
【0016】図3においては第2の実施の形態が示され
ており、図1、図2に示された第1の実施の形態のもの
に比し一層の極小化を可能にしたものである。すなわち
シリンダー10におけるシリンダーヘッド11に、望ま
しくは耐熱性のものとした樹脂製の取付体13によって
上部が被覆され、ガラス・セラミック製の絶縁体15に
よって下部が被覆されている中心電極16を、この中心
電極16の先端がシリンダーヘッド11の内側面に臨ま
せられた状態にして内挿すると共に止めネジ12によっ
て取付体13をシリンダーヘッド11に固定したもので
ある。そして中心電極16下端の露出部分とシリンダー
ヘッド11あるいはピストン23の一部、例えばシリン
ダーヘッド11における取付孔19の孔縁あるいはピス
トン23の頂面との間で高圧放電させるものとしてあ
る。
【0017】この第2の実施の形態における取付体1
3、絶縁体15夫々は第1の実施の形態における取付体
3、絶縁体5夫々とほぼ同様なものであるためにその詳
細な説明は省略される。
【0018】また取付体13のほぼ中央部に形成した係
止フランジ部17によってシリンダヘッド11における
取付孔19における係止段部に係合支持させるものと
し、取付孔19の後部内側面に形成のメネジ部に止めネ
ジ12外周のオネジ部を捩じ込むことで止めネジ12が
係止フランジ部17上側面を圧接することで、取付孔1
9内に中心電極16を配装固定するものである。
【0019】図4には第3の実施の形態が示されてお
り、これはシリンダー10におけるシリンダーヘッド1
1に、ガラス・セラミック製の絶縁体15によって被覆
されている中心電極16をこの中心電極16の先端がシ
リンダーヘッド11の内側面に臨ませられた状態にして
内挿すると共に止めネジ12によってシリンダーヘッド
10に固定し、中心電極16下端の露出部分とシリンダ
ーヘッド11あるいはピストン23の一部との間で高圧
放電させるものとしたものである。すなわち中心電極1
6をこの中心電極16の上下端のみを露出させた状態で
絶縁体15にて被覆し、この絶縁体15の中央部に形成
した係止フランジ部18によってシリンダヘッド11に
おける取付孔19における係止段部に係合支持させるも
のとし、取付孔19の後部内側面に形成のメネジ部に止
めネジ12外周のオネジ部を捩じ込むことで止めネジ1
2が係止フランジ部18上側面を圧接することで、取付
孔19内に中心電極16を配装固定するものである。
【0020】なおこの第3の実施の形態における絶縁体
15及びその係止フランジ部18は第2の実施の形態に
おける絶縁体15及びその係止フランジ部17夫々とほ
ぼ同様なものであるためにその詳細な説明は省略され
る。
【0021】次に以上のように実施される本発明に係る
点火プラグを使用した内燃機関、例えば模型飛行機にお
ける動力源として使用される4サイクル・エンジンとし
てのミニチュアエンジンの一例を説明すると図5乃至図
7に示されるように、クランクシャフト21が支承され
ているクランクケース20に、クランクシャフト21に
コネクタロッド22を介して連繋されるピストン23を
昇降自在に収納しているシリンダー10を一体状に構成
し、クランクシャフト21はその前部をフロント軸受2
4によって後部をリアー軸受25によって夫々支持す
る。シリンダー10のシリンダーヘッド11には、吸気
バルブ26によって開閉される吸気口27、排気バルブ
28によって開閉される排気口29夫々を左右で対称的
に開穿形成し、また本発明に係る点火プラグが挿入ネジ
止めされるプラグ挿入口30をほぼ中央に開穿形成す
る。またクランクケース20の後部にはバルブギアケー
ス31を連設し、このバルブギアケース31には、リア
クランクシャフト32に固着したカムシャフトドライブ
ギア33に噛み合うカムドライブギア34が固着されて
いるカムシャフト35を支承し、このカムシャフト35
に固着した一対のバルブカム36夫々にバルブギアケー
ス31自体の側壁にスライド自在に貫挿した一対のタペ
ット37を当接する。そしてこのタペット37夫々に
は、前記吸気バルブ26、排気バルブ28夫々を弾撥力
に抗して押圧開放するよう揺動されるロッカーアーム3
8夫々を押圧するプッシュロッド39を連繋する。一
方、バルブギアケース31後方にはコンタクト機構40
が配装されており、このコンタクト機構40はシリンダ
ー10内に混合気が供給圧縮されたときにプラグにおけ
る中心電極6、接地電極7相互間あるいは中心電極1
6、シリンダーヘッド11あるいはピストン23相互間
の放電部で高圧放電を行なわせるもので、クランクシャ
フト21に固着したコンタクトカム41によって揺振さ
れるコンタクトアーム42端に、電源に接続される通電
端子を兼用するコンタクトスプリング止めネジ43によ
って支持されたコンタクトスプリング44と放電部に接
続される接触端子45とが接離自在となるコンタクトポ
イント46を形成したものである。
【0022】また本発明に係る点火プラグのシリンダー
ヘッド11への取り付けは、第1の実施の形態によるも
のであればプラグ本体1外周に形成してある取付オネジ
部2によってプラグ挿入口30にネジ止めすることで、
また第2、第3の実施の形態によるものであればプラグ
挿入口30に挿入後で止めネジ12によってネジ止めす
ることで夫々固定されるのである。
【0023】したがって図示例のミニチュアエンジンで
は、吸気バルブ26の開放によって供給された混合気が
圧縮されると、本発明点火プラグによって点火爆発さ
れ、その後に排気バルブ28の開放によって爆発ガスが
排気されることでピストン23が2往復する昇降によっ
てクランクシャフト21が回転されるのであり、このク
ランクシャフト21の回転で吸気、圧縮、爆発、排気更
にはコンタクト機構40を介しての点火等の作動が制御
されるのである。
【0024】なおこの図5乃至図7に示されたミニチュ
アエンジンは単気筒形式のものとして構成された場合の
ものであるも、図示を省略したが多気筒形式等のものと
して構成するのも同様に可能であり、更にはまた星型配
列形式等のものとして構成することも勿論可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
中心電極6,16の支持構造部分を極めて小さく小径化
できることで点火プラグ自体の外径を縮小化でき、これ
によって内燃機関自体を極小化した実物エンジンに極め
て近似したミニチュアエンジンを構成できるものであ
る。しかも内燃機関自体を極小化できることで実物エン
ジンのリアリティを忠実に再現可能であることとも相俟
ち鑑賞にも十分に対応できるばかりでなく、コンパクト
な多気筒構造のものとしても全体が小型に構成できるこ
とで実物エンジンに近い運転、排気サウンド等をも得る
ことができるのである。
【0026】すなわちこれは本発明において、高圧放電
部を構成する中心電極6,16をガラス・セラミックの
絶縁体5,15によって被覆し、この絶縁体5,15に
よって直接にあるいはこの絶縁体5,15を被覆する樹
脂製の取付体3,13によってシリンダー10、シリン
ダーヘッド11に取り付けるものとしたからであり、こ
れによって、樹脂製の取付体3,13に対する機械的加
工の容易性で精度が高い加工によっての中心電極6,1
6の位置決め固定支持を可能にし、またガラス・セラミ
ックの絶縁体5,15による耐熱性によっての耐久性の
向上が図れるものである。
【0027】また取付体3は自身が樹脂製のものである
ことで、これに対する各種の機械的加工が容易に行なえ
るものとなっているから、その小径化、小形化等に大き
く役立つものであり、ひいてはこれを使用する内燃機関
であるミニチュアエンジン全体を極小化でき、実際上の
飛行機、船舶、自動車等の実物の極小化モデルの製作に
際し一層のリアリティを実現させることが可能となる。
【0028】また中心電極6,16を被覆しているガラ
ス・セラミック製の絶縁体5,15はその素材自体の特
性化によって、ミニチュアエンジンにおける混合気が燃
焼、爆発されるシリンダー10室内での総熱量が低いこ
ととも相俟ち、実用に十分に耐えさせるのであり、耐熱
性が期待できない取付体3,13を十分に保護して中心
電極6,16の支持状態を安定させるものである。
【0029】更には2サイクル・エンジン仕様、4サイ
クル・エンジン仕様のいずれのものとしても第1のもの
における中心電極6はプラグ本体1の先端に形成の接地
電極7との間で、また第2、第3のものにおける中心電
極16はシリンダーヘッド11あるいはピストン23の
一部との間で、供給される混合気の圧縮後で夫々高圧放
電して混合気を爆発、燃焼させることで実物エンジンに
おける運転、排気サウンドと何等変わりがないものとす
ることができる。特に極小化されることで多気筒形式、
星型配置形式等とすることが比較的に容易に、しかも大
型化を伴なわずに可能とするから実物エンジン等の運
転、形態、排気サウンド等の点においてのリアリティを
簡単に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における正断面図で
ある。
【図2】(A)乃至(H)は同じく他の構造例における
正断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における正断面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態における正断面図で
ある。
【図5】同じく本発明に係るプラグを使用した内燃機関
の側断面図である。
【図6】同じく内燃機関の正断面図である。
【図7】同じく内燃機関におけるコンタクト機構の正面
図である。
【図8】従来例の正断面図である。
【符号の説明】
1…プラグ本体 2…取付オネジ
部 3…取付体 4…ネジ部 5…絶縁体 5A…凹凸部 5B…係合膨出部 6…中心電極 7…接地電極 8…ワッシャ 10…シリンダー 11…シリンダ
ーヘッド 12…止めネジ 13…取付体 15…絶縁体 16…中心電極 17…係止フランジ部 18…係止フラ
ンジ部 19…取付孔 20…クランクケース 21…クランク
シャフト 22…コネクタロッド 23…ピストン 24…フロント軸受 25…リアー軸
受 26…排気バルブ 27…排気口 28…吸気バルブ 29…吸気口 30…プラグ挿入口 31…バルブギ
アケース 32…リアクランクシャフト 33…カムシャ
フトドライドギア 34…カムドライブギア 35…カムシャ
フト 36…バルブカム 37…タペット 38…ロッカーアーム 39…プッシュ
ロッド 40…コンタクト機構 41…コンタク
トカム 42…コンタクトアーム 43…コンタク
トスプリング止めネジ 44…コンタクトスプリング 45…接触端子 46…コンタクトポイント 100…シリンダーヘッド 101…プラグ
本体 102…絶縁体 103…中心電
極 104…接地電極 105…オネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01T 13/20 H01T 13/20 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部外周に形成されている取付オネジ
    部によってシリンダーにおけるシリンダーヘッドに取り
    付けられるプラグ本体に、ガラス・セラミック製の絶縁
    体によって被覆されている中心電極をこの中心電極の先
    端がプラグ本体の先端に臨ませられた状態で樹脂製の取
    付体を介して内挿し、中心電極下端の露出部分とプラグ
    本体先端に形成の接地電極との間で高圧放電させるもの
    としたことを特徴とする内燃機関用の点火プラグ。
  2. 【請求項2】 シリンダーにおけるシリンダーヘッド
    に、ガラス・セラミック製の絶縁体によって被覆されて
    いる中心電極をこの中心電極の先端がシリンダーヘッド
    の内側面に臨ませられた状態にして樹脂製の取付体を介
    して内挿すると共に止めネジによって取付体をシリンダ
    ーヘッドに固定し、中心電極下端の露出部分とシリンダ
    ーヘッドあるいはピストンの一部との間で高圧放電させ
    るものとしたことを特徴とする内燃機関用の点火プラ
    グ。
  3. 【請求項3】 シリンダーにおけるシリンダーヘッド
    に、ガラス・セラミック製の絶縁体によって被覆されて
    いる中心電極をこの中心電極の先端がシリンダーヘッド
    の内側面に臨ませられた状態にして内挿すると共に止め
    ネジによってシリンダーヘッドに固定し、中心電極下端
    の露出部分とシリンダーヘッドあるいはピストンの一部
    との間で高圧放電させるものとしたことを特徴とする内
    燃機関用の点火プラグ。
JP12357097A 1997-04-25 1997-04-25 内燃機関用の点火プラグ Pending JPH10302931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057293A2 (fr) * 2002-12-20 2004-07-08 Siemens Vdo Automotive Appareil de detection de la pression dans la chambre de combustion d’un moteur
WO2008152468A1 (en) * 2007-06-14 2008-12-18 Grp Gandini Racing Production Srl Glow plug for internal combustion micro-engines for modelling

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WO2004057293A3 (fr) * 2002-12-20 2005-05-12 Siemens Vdo Automotive Appareil de detection de la pression dans la chambre de combustion d’un moteur
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