JPH10302603A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

Info

Publication number
JPH10302603A
JPH10302603A JP10917897A JP10917897A JPH10302603A JP H10302603 A JPH10302603 A JP H10302603A JP 10917897 A JP10917897 A JP 10917897A JP 10917897 A JP10917897 A JP 10917897A JP H10302603 A JPH10302603 A JP H10302603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main conductor
movable
circuit breaker
current
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10917897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3399292B2 (ja
Inventor
Yuji Tsuchimoto
雄二 土本
Haruhiko Yamazaki
晴彦 山崎
Shiyuuko Kanetaka
修子 金高
Minoru Sakata
稔 坂田
Mitsuhiro Makimoto
光広 槙本
Masanori Kawamura
昌典 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10917897A priority Critical patent/JP3399292B2/ja
Publication of JPH10302603A publication Critical patent/JPH10302603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399292B2 publication Critical patent/JP3399292B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路遮断器を大型化することなく、かつ、回
路遮断器の相間電圧を検出することができる回路遮断器
を提供する。 【解決手段】この発明に係る回路遮断器10は、可動側
主導体16a,16b,16cの通電電流と基準電流と
の比較に基づいて、回路遮断器10の通電を遮断する過
電流引き外し回路を有し、可動側主導体16a,16
b,16c間に抵抗26a,26b、28a,28bと
直列に挿入され変流素子30a,30b、32a,32
bを介して電圧を検出する電圧検出器30,32を、可
動側主導体16a,16cの一部が略U字状に形成され
た空間116a,116cに配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主導体の電流の
大きさに基づいてこの電流が過電流のとき、主導体の通
電を遮断する回路遮断器に関し、特に、電路の電圧を計
測することがきる回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−211217号公報
に従来の電子式の回路遮断器が示されている。この回路
遮断器は、変流器で回路遮断器の通電電流を検出し、こ
の電流信号に基づいて通電電流を常時監視する。そし
て、過電流状態と電子回路で判断したとき、電子回路
は、その検出電流の大きさに応じて、遅延時間が経過し
たのちに、引き外し信号をトリップコイルに出力し、ト
リップコイルをトリップさせる。また、回路遮断器は、
変流器により検出した通電電流を、電子回路の表示部に
表示することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、回路遮断器の設
定状態及びトレンド状態の監視、特に複数の回路遮断器
の設定状態及びトレンド状態の集中監視の要望が高まっ
ている。上述したように、従来の回路遮断器は、回路遮
断器の通電電流を検出することは可能であったが、回路
遮断器の相間の電圧を検出することはできなかった。そ
して、電路の電圧を検出するときには、回路遮断器外の
電路に設置した変圧器からなる電圧検出器により、電路
の電圧を検出していた。このとき、使用する電圧検出器
は、回路遮断器外部の電路に設けられ、その大きさが回
路遮断器の大きさに比較して無視できないものであっ
た。つまり、回路遮断器に上述の電圧検出器を組み込ん
で一体構造とすることも考えられるが、回路遮断器が大
型化する問題があった。
【0004】この発明は、上述のような問題を解決する
ためになされたものであって、回路遮断器を大型化する
ことなく、かつ、回路遮断器の相間電圧を検出すること
ができる回路遮断器を提供することを目的とする。ま
た、回路遮断器の通電電流と相間電圧との両方を検出で
きる回路遮断器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、固定側端子に接続された固定側主導体と、この固
定側主導体との接触時に、電流を通電する可動主導体
と、この可動主導体に一端が接続され、他端が可動側端
子に接続された可動側主導体と、上記主導体の電流の大
きさに基づいて、上記主導体の通電を遮断する過電流引
き外し回路と、上記主導体間にインピーダンス要素と直
列に挿入された変流素子を介して電圧を検出する電圧検
出器と、上記固定側主導体、可動主導体、可動側主導体
及び電圧検出器を内部に収容する筐体とを備えたもので
ある。
【0006】また、少なくとも1つの可動側主導体の一
部が略U字状に形成され、電圧検出器は上記可動側主導
体の略U字状により形成された空間に配置されたもので
ある。また、主導体は3極であり、両側の可動側主導体
の一部が略U字状に形成され、2つの電圧検出器は各々
上記可動側主導体の略U字状により形成された空間に1
つづつ配置されたものである。
【0007】また、過電流引き外し回路は、主導体の電
流を検出する一次電流検出器を有し、筐体内に設けられ
上記一次電流検出器の電流を検出する二次電流検出器を
備えたものである。
【0008】また、二次電流検出器は、過電流引き外し
回路の動作が所定の精度で動作するように、一次側のイ
ンピーダンスが二次側のインピーダンスよりも小さく形
成されているものである。さらにまた、少なくとも1つ
の可動側主導体が略U字状に形成され、二次電流検出器
は上記可動側主導体の略U字状により形成された空間に
配置されたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明の実施の形態について説明
する。図1はこの発明の実施の形態1に係る回路遮断器
の回路図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回路遮
断器の一部を切り欠いて示す一部断面側面図、図3はこ
の発明の実施の形態1に係る回路遮断器の配置構成図、
図4は図1の電圧検出器の保護回路の一例を示す回路図
である。なお、図1は電流の遮断状態、図2は電流の通
電状態を示しており、図3は一次電流検出器及び電圧検
出器の接続線(引き出し線)は省略している。
【0010】図において、10は回路遮断器、12a,
12b,12cは図示しない電源に接続される固定側端
子(電源端子)、14a,14b,14cは一端が固定
側端子12a,12b,12cに接続され、他端に固定
側接点114a,114b,114cを有する固定側主
導体、15a,15b,15cは過電流引き外し回路2
4からの信号に応じて一端に設けられた可動側接点11
6a,116b,116cを固定側接点114a,11
4b,114cに接離させる可動主導体(可動子)であ
る。
【0011】116a,116b,116cは可動主導
体15a,15b,15cに電気的に接続された可動側
主導体であり、可動側主導体16a,16bは一部が略
U字状に形成され(116a,116c)、2つの電圧
検出器30,32は各々略U字状により形成された空間
116a,116cで下部筐体56Bに固定して設けら
れている。電圧検出器30,32の下部筐体56Bの固
定は、樹脂によるモールドが作業性及び耐振動性の観点
から好ましい。また、作業性及び経済性の観点からは、
下部筐体56Bに凸部を設け、電圧検出器30,32に
凹部を設け、これらの凹凸部の嵌合により固定すること
が好ましい。
【0012】118a,118b,118cは回路遮断
器10の各相を通電する電流を検出するための一次電流
検出器、24は一次電流検出器18a,18b,18c
の検出電流と基準電流との比較に基づいて、主導体の通
電を遮断する過電流引き外し回路である。26a,26
b、28a,28bは電圧検出器30,32と、可動側
主導体16a,16b,16cとの間に設けられたイン
ピーダンス要素である抵抗、30,32は可動側主導体
16a,16b間及び可動側主導体16b,16c間の
電圧を検出する電圧検出器であり、変流素子(巻き線)
30a,30b、32a,32bにより形成される。
【0013】そして、計測及び安全性の観点から、変流
素子30aと変流素子30bとの巻き線比をほぼ1対1
とし、電圧検出器30の出力電流が数mmAとなるよう
に抵抗26a,26bを選択することが好ましい。な
お、電圧検出器32についても同様である。電圧検出器
30,32は、変流素子30a,30b、32a,32
bを、円又は角のリング状、円柱、角柱等の形状にモー
ルドして形成され、各変流素子30a,30b、32
a,32bに対応する接続線(引き出し線)が接続され
ている。
【0014】34,36は電圧検出器30,32の出力
端子側に設けられた保護回路であり、図4に示すように
ツェナーダイオード34a,34bを直列に逆極性で接
続したものである。そして、ツェナーダイオード34
a,34bは、定常の電圧測定のときには、電圧測定に
影響を与えず、コネクタ40aが外されたときには、回
路遮断器10外部の端子間に高電圧を発生させず、感電
させないような特性のものを用いる。38a,38b,
38cは一端が可動側主導体16a,16b,16cに
接続され、他端が図示しない負荷等に接続された固定側
端子、40はコネクタ40aを介して電子回路42及び
電圧検出器34,36に接続され、回路遮断器10の相
間電圧等を表示する表示ユニット、42は回路遮断器1
0の設定情報等を表示ユニット40に出力する電子回路
である。
【0015】50は消弧部、52は可動主導体15a,
15b,15cを駆動させる機構部、54は遮断器レバ
ー、56は上部筐体56Aと下部筐体56Bからなり、
固定側主導体14a,14b,14c、可動主導体15
a,15b,15c、可動側主導体16a,16b,1
6c、電圧検出器30、32等を内部に収容する筐体で
ある。
【0016】次に動作について説明する。通電時には、
電流は、電源側の固定側端子12a,12b,12c、
固定側主導体14a,14b,14c、可動主導体15
a,15b,15c、可動側主導体16a,16b,1
6c、負荷側の可動側端子38a,38b,38cに通
電する。そして、一次電流検出器18a,18b,18
cで可動側主導体16a,16b,16c(主導体)の
通電電流を検出し、過電流引き外し回路24はこの電流
信号に基づいて通電電流を常時監視する。そして、過電
流引き外し回路24は、通電電流と基準電流とを比較
し、過電流状態と判断したとき、その検出電流の大きさ
に応じた遅延時間が経過したのちに、引き外し信号をト
リップコイル(機構部52の一部)に出力し、トリップ
コイルをトリップさせ、可動主導体15a,15b,1
5cを固定側主導体14a,14b,14cから離間さ
せ、電流が遮断される。
【0017】電圧検出器30,32は、可動側主導体1
6a,16b,16c間の電圧に応じた信号を出力す
る。実施の形態1のときには、抵抗26a,26b、2
8a,28bを設けているので、数mmAの電流が出力
される。表示ユニット40は、電圧検出器30,32の
出力を入力し、回路遮断器の相間電圧を表示する。
【0018】以上のように構成したので、回路遮断器1
0を大型化することなく、かつ、回路遮断器10の相間
電圧を検出することができる。また、電圧検出器30,
32を各々略U字状により形成された空間116a,1
16cに設けたので、回路遮断器10をよりコンパクト
に構成できる。
【0019】また、電圧検出器30,32は、可動側主
導体16a,16b,16cが設けられた下部筐体56
Bに固定して設けられているので、図示しない配線が容
易にでき、上部筐体56Aと下部筐体56Bとの組み立
てを容易にできる。また、2つの電圧検出器30,32
は各々略U字状により形成された空間116a,116
cに設ける場合について説明したが、可動側主導体16
a,16b,16cを図3と同様に形成し、2つの電圧
検出器30,32を略U字状により形成された空間11
6aに設けるものであってもよい。
【0020】なお、可動側主導体16a,16bは一部
が略U字状に形成され、2つの電圧検出器30,32は
各々略U字状により形成された空間116a,116c
で下部筐体56Bに固定して設けられているので、3本
の可動側主導体16a,16b,16cを囲む零相変流
器(図示せず)を取付けることが可能である。したがっ
て、零相変流器の有無に拘わらず、同一形状の可動側主
導体16a,16b,16cを用いることができるの
で、漏電遮断器にも適用できるとともに、部品の共用が
できるという効果がある。
【0021】また、電圧検出器30,32の端子間と並
列に過電圧を防止するためのダイオードを配置したの
で、コネクタ40aが外されたとき、回路遮断器10外
部の端子間に高電圧が発生せず、安全である。また、抵
抗26a,26b、28a,28bが変流素子30a,
30bの両端に設けられているので、絶縁劣化に対して
変流素子30a,30bを保護する効果がある。また、
抵抗26a,26b、28a,28bの抵抗値を等しく
すれば、変流素子30a,32aに対して均等に電圧が
印可されるので、変流素子30a,32aの寿命を長く
することが可能となる。
【0022】また、上述の説明では、過電流引き外し回
路24が一次電流検出器18a,18b,18cを有す
る電子式の回路遮断器の場合について説明したが、例え
ば、過電流引き外し回路24がバイメタルにより動作す
る電子式以外の回路遮断器であってもよい。さらにま
た、主導体の通電を検出する例として、可動側主導体1
6a,16b,16cの通電を検出する場合について説
明したが、固定側主導体14a,14b,14c又は可
動主導体15a,15b,15cの通電を検出するもの
であってもよい。
【0023】実施の形態2.以下この発明の実施の形態
2について説明する。実施の形態1では、相間の電圧を
検出する場合について説明したが、実施の形態2ではさ
らに、各相の電流を検出する場合について説明する。図
5はこの発明の実施の形態2に係る回路遮断器の回路
図、図6はこの発明の実施の形態2に係る回路遮断器の
配置構成図である。
【0024】図において、20a,20b,20cは一
次電流検出器18a,18b,18cの電流を検出する
二次電流検出器、22a,22b,22cは保護回路3
4と同様の構成の保護回路である。また、電圧検出器3
0,32を各々略U字状により形成された空間116
a,116cに設け、二次電流検出器20aを略U字状
により形成された空間116aに設け、二次電流検出器
20b,cを略U字状により形成された空間116bに
設けた。その他の構成は実施の形態1又は2と同様であ
るのでその説明を省略する。但し、図5において電子回
路42は図示していない。なお、二次電流検出器20
a,20b,20cは、実施の形態1で説明した電圧検
出器30,32と同様に構成されている。
【0025】次に動作について説明する。引き外し回路
24の動作は実施の形態1と同様であるのでその説明は
省略する。二次電流検出器20a,20b,20cは、
一次電流検出器16a,16b,16cの電流に応じた
信号を出力する。表示ユニット40は、二次電流検出器
20a,20b,20cの出力、電圧検出器30,32
の出力等を入力し、回路遮断器の通電電流及び相間電圧
を表示する。
【0026】以上のように構成したので、回路遮断器1
0を大型化することなく、かつ、回路遮断器10の通電
電流及び相間電圧を検出することができる。また、電圧
及び電流信号を検出できるので、電力量との検出及び表
示も可能となる。また、電圧検出器30,32を各々略
U字状により形成された空間116a,116cに設
け、二次電流検出器20aを略U字状により形成された
空間116aに設け、二次電流検出器20b,cを略U
字状により形成された空間116bに設けたので、回路
遮断器10をよりコンパクトに構成できる。
【0027】また、二次電流検出器20a,20b,2
0cを各相に設けることが好ましい。電流の検出に関し
ては、3相全ての電流を必ずしも検出する必要はない
が、過電流引き外し回路24の一次電流検出器16a,
16b,16cを検出することに起因する。つまり、過
電流引き外しのための電流検出は、一般的に電流検出精
度がラフ(粗い)からである。したがって、2相の電流
を検出し、残りの1相を補完により求めることは、精度
の点から好ましくない。さらにまた、二次電流検出器2
0a,20b,20cの端子間と並列に過電圧を防止す
るためのダイオード22a,22b,22cを配置した
ので、コネクタ40aが外されたとき、回路遮断器10
外部の端子間に高電圧が発生せず、安全である。
【0028】なお、二次電流検出器20a,20b,2
0cは、一次側のインピーダンスが二次側のインピーダ
ンスよりも充分小さく(例えば変流比50対1)形成さ
れていることが好ましい。このときには、過電流引き外
し回路24は、二次電流検出器20a,20b,20c
の有無に拘わらず所定の精度で動作する。したがって、
過電流引き外し回路24を従来と同様のものが使用でき
る。また、二次電流検出器20a,20b,20cの出
力電流が数mmAとなる変流比を選択することが好まし
い。このときは、表示ユニット40で、処理する電流信
号及び電圧信号が同程度の電圧レベルとなるので、処理
が容易となる。
【0029】実施の形態3.以下この発明の実施の形態
3について説明する。実施の形態1、2では、可動側主
導体16a,16cがU字形状に形成された場合につい
て説明したが、実施の形態3ではそれ以外の形状につい
て説明する。図7、8はこの発明の実施の形態3に係る
回路遮断器の配置構成図である。図において、216
b,216cは可動側主導体16b,16cにより略U
字状に形成された空間である。その他の構成は実施の形
態1又は2と同様であるのでその説明を省略する。
【0030】以上のように構成したので、回路遮断器1
0を大型化することなく、かつ、回路遮断器10の相間
電圧を検出することができる。また、図7のように構成
したときには、可動側主導体16a,16b,16cの
一部が近傍に配置されるので、零相変流器の配置も可能
であり、漏電遮断器にも適用することができる。さらに
また、図8のように構成したときには、可動側主導体1
6a,16b,16cが直線状であるので、容易に構成
できる。
【0031】上述の実施の形態1〜3においては、3相
の回路遮断器の場合について説明したが、4相の回路遮
断器であってもよい。また、固定側端子12a,12
b,12cが電源側で、可動側端子38a,38b,3
8cが負荷側の例について説明したが、反対であっても
よい。
【0032】
【発明の効果】この発明に係る回路遮断器は、固定側端
子に接続された固定側主導体と、この固定側主導体との
接触時に、電流を通電する可動主導体と、この可動主導
体に一端が接続され、他端が可動側端子に接続された可
動側主導体と、上記主導体の電流の大きさに基づいて、
上記主導体の通電を遮断する過電流引き外し回路と、上
記主導体間にインピーダンス要素と直列に挿入された変
流素子を介して電圧を検出する電圧検出器と、上記固定
側主導体、可動主導体、可動側主導体及び電圧検出器を
内部に収容する筐体とを備えたので、回路遮断器を大型
化することなく、かつ、回路遮断器の相間電圧を検出す
ることができる。
【0033】また、少なくとも1つの可動側主導体の一
部が略U字状に形成され、電圧検出器は上記可動側主導
体の略U字状により形成された空間に配置されたので、
さらに回路遮断器を小型化することができる。
【0034】また、主導体は3極であり、両側の可動側
主導体の一部が略U字状に形成され、2つの電圧検出器
は各々上記可動側主導体の略U字状により形成された空
間に1つづつ配置されたので、電圧検出器の組み立てが
容易である。
【0035】また、過電流引き外し回路は、主導体の電
流を検出する一次電流検出器を有し、筐体内に設けられ
上記一次電流検出器の電流を検出する二次電流検出器を
備えたので、回路遮断器を大型化することなく、かつ、
回路遮断器の通電電流及び相間電圧を検出することがで
きる。
【0036】また、二次電流検出器は、過電流引き外し
回路の動作が所定の精度で動作するように、一次側のイ
ンピーダンスが二次側のインピーダンスよりも小さく形
成されているので、二次電流検出器が引き外し回路に影
響を与えることがない。
【0037】さらにまた、少なくとも1つの可動側主導
体が略U字状に形成され、二次電流検出器は上記可動側
主導体の略U字状により形成された空間に配置されたの
で、さらに回路遮断器を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る回路遮断器の
回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る回路遮断器の
一部を切り欠いて示す一部断面側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る回路遮断器の
配置構成図である。
【図4】 図1の電圧検出器の保護回路の一例を示す回
路図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る回路遮断器の
回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る回路遮断器の
配置構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る回路遮断器の
配置構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る回路遮断器の
配置構成図である。
【符号の説明】
10 回路遮断器、 12a,12b,12c 固定
側端子、 14a,14b,14c 固定側主導体、
15a,15b,15c 可動主導体、16a,1
6b,16c 可動側主導体、 18a,18b,1
8c 一次電流検出器、 20a,20b,20c
二次電流検出器、26a,26b,28a,28b 抵
抗(インピーダンス要素)、 30,32 電圧検出
器、30a,30b,32a,32b 変流素子、
38a,38b,38c 可動側端子、 56 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 槙本 光広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河村 昌典 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側端子に接続された固定側主導体
    と、 この固定側主導体との接触時に、電流を通電する可動主
    導体と、 この可動主導体に一端が接続され、他端が可動側端子に
    接続された可動側主導体と、 上記主導体の電流の大きさに基づいて、上記主導体の通
    電を遮断する過電流引き外し回路と、 上記主導体間にインピーダンス要素と直列に挿入された
    変流素子を介して電圧を検出する電圧検出器と、 上記固定側主導体、可動主導体、可動側主導体及び電圧
    検出器を内部に収容する筐体とを備えたことを特徴とす
    る回路遮断器。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの可動側主導体の一部が
    略U字状に形成され、 電圧検出器は上記可動側主導体の略U字状により形成さ
    れた空間に配置されたことを特徴とする請求項1記載の
    回路遮断器。
  3. 【請求項3】 主導体は3極であり、両側の可動側主導
    体の一部が略U字状に形成され、 2つの電圧検出器は各々上記可動側主導体の略U字状に
    より形成された空間に1つづつ配置されたことを特徴と
    する請求項2記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 過電流引き外し回路は、主導体の電流を
    検出する一次電流検出器を有し、 筐体内に設けられ上記一次電流検出器の電流を検出する
    二次電流検出器を備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一項記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 二次電流検出器は、過電流引き外し回路
    の動作が所定の精度で動作するように、一次側のインピ
    ーダンスが二次側のインピーダンスよりも小さく形成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの可動側主導体が略U字
    状に形成され、 二次電流検出器は上記可動側主導体の略U字状により形
    成された空間に配置されたことを特徴とする請求項4又
    は5記載の回路遮断器。
JP10917897A 1997-04-25 1997-04-25 回路遮断器 Expired - Fee Related JP3399292B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10917897A JP3399292B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 回路遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10917897A JP3399292B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 回路遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10302603A true JPH10302603A (ja) 1998-11-13
JP3399292B2 JP3399292B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=14503643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10917897A Expired - Fee Related JP3399292B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 回路遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399292B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524591A (ja) * 2008-06-17 2011-09-01 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ インテリジェント電子装置の保守を予測するためのシステムおよび方法
KR20190095026A (ko) * 2018-02-06 2019-08-14 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 전자식 트립 장치
JP2021078290A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 回路遮断器用の取付端子台

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524591A (ja) * 2008-06-17 2011-09-01 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ インテリジェント電子装置の保守を予測するためのシステムおよび方法
KR20190095026A (ko) * 2018-02-06 2019-08-14 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 전자식 트립 장치
WO2019156328A1 (ko) * 2018-02-06 2019-08-15 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 전자식 트립 장치
CN111566773A (zh) * 2018-02-06 2020-08-21 Ls电气株式会社 配线用断路器的电子式跳闸装置
US11257648B2 (en) 2018-02-06 2022-02-22 Ls Electric Co., Ltd. Electronic trip device for molded case circuit breaker
CN111566773B (zh) * 2018-02-06 2022-08-05 Ls电气株式会社 配线用断路器的电子式跳闸装置
JP2021078290A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 回路遮断器用の取付端子台

Also Published As

Publication number Publication date
JP3399292B2 (ja) 2003-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009214807B2 (en) A Residual-Current Circuit Breaker
JP2000048703A (ja) 回路遮断器
US11695269B2 (en) Electrical AC/DC conversion arrangement
JP2005158559A (ja) 漏電遮断器
US11374391B2 (en) Electrical AC/DC converter arrangement with an AC circuit breaker, and a method for disconnecting an AC/DC converter arrangement
JP5116582B2 (ja) 漏電遮断器
US20070132531A1 (en) Two pole circuit interrupter employing a single arc fault or ground fault trip circuit
EP0993008A1 (en) A combination apparatus of distribution transformer and switch
CN111834170A (zh) 紧凑型保护开关设备
JPH10302603A (ja) 回路遮断器
EP1050059B1 (en) Instantaneous trip power transformer
CA2267490A1 (en) Single pole arc fault circuit interrupter with miswire detection
US6714396B2 (en) Undervoltage tripping device
US5689397A (en) Arrangement for disconnecting branches of a low voltage supply network under short circuit conditions
KR200266485Y1 (ko) 가정용 소형 차단기
JP4562160B2 (ja) 感震装置
KR100596357B1 (ko) 누설전류 검출장치
EP1816720A2 (en) Electrical switching apparatus, power distribution system, and method employing breakpoint trip
JP2004311195A (ja) トラッキング短絡検出機能を備えた3極回路遮断器及び分電盤
JP4395009B2 (ja) 漏電遮断器
KR100295181B1 (ko) 기중 차단기의 지락 오동작 방지 장치
WO2007125410A2 (en) Arc fault circuit interrupter with plug-on neutral contact clip spring
KR100358197B1 (ko) 보호 계전기 시험보조장비
RU2630422C1 (ru) Устройство для защиты трехфазного электродвигателя
KR200234477Y1 (ko) 영상 변류기가 내장된 배선용 차단기

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees