JPH10302065A - 個体識別方法および個体識別装置 - Google Patents

個体識別方法および個体識別装置

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JPH10302065A
JPH10302065A JP9105908A JP10590897A JPH10302065A JP H10302065 A JPH10302065 A JP H10302065A JP 9105908 A JP9105908 A JP 9105908A JP 10590897 A JP10590897 A JP 10590897A JP H10302065 A JPH10302065 A JP H10302065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horse
animal
eye
eyes
light
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9105908A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Umezawa
義尚 梅澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目の特徴によって動物の個体を識別する技術
において、目を撮影する時に、ライトが動物の視覚に入
り、動物が騒ぎ出していた。そのため、撮影が困難にな
るとともに、良好な目の画像が得られず、識別率が低下
していた。 【解決手段】 目の特徴を用いて個体識別を行う個体識
別方法において、水平方向に視界の指向性を持つ動物に
対して、明かりを動物の目の下方向から照らした状態
で、目を撮影することを特徴とする。また、水平方向に
視界の指向性を持つ動物に対して、カメラによって該動
物の目を撮影し、撮影された目の特徴を用いて該動物の
個体識別を行う個体識別装置において、前記カメラの下
に、照明を前記カメラと一体的に配置したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、馬を初めとする動
物の個体識別技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動物の個体識別は以下の理由により行わ
れている。例えば、競走馬の場合は、公正なレースを実
施するためにレースの出走予定馬を特定する必要があ
る。また、血統によって価値が著しく異なるため、どの
血統の馬であるのかを特定する必要がある。
【0003】それでは、どのようにして動物の個体識別
を行うのかを以下に説明する。例えば、競馬の主催者
は、競馬開催日に、レースの出走予定馬に対して個体識
別を行う。この個体識別は、俗に馬体検査と呼ばれてい
る。馬体検査では、まず馬の性別の確認し、次に所定の
確認要領に基づく毛色および特徴等の確認を行ってい
る。またこの時、疾病の有無や歩様に異常がないか等の
検査も行っている。これらは、熟練技能を持つ検査員に
よって目視で行われている。なお、動物の個体識別は、
馬以外に、犬や猫、牛等においても行われている。
【0004】ところで、動物の個体識別において、目の
特徴を用いる手法がある。目の特徴とは、例えば、網膜
の血管パターンや外膜(白目)の血管パターン、あるい
は虹彩パターン等である。これらのパターンは、各個体
毎に顕著な特徴があり、個体の年齢によらず、生まれて
から死ぬまで、ほぼ不変である。そのため、目の特徴を
用いる手法は個体識別に最適である。以下に、目の特徴
を用いる手法を、馬の場合を例にして説明する。
【0005】図4は個体識別装置の内部構成を示す図で
ある。図4において、1は個体識別装置である。個体識
別装置1は、登録モードと照合モードの2種類の動作モ
ードを持つ。登録モードでは、識別対象となる個体の特
徴をコード化し蓄積する。照合モードでは、登録時に蓄
積された各個体のデータと、実際の個体との間で照合演
算を行い、その結果より各個体が本物であるかどうかを
判定する。
【0006】2はカメラであり、馬の目の画像を取得す
る。カメラ1は、通常、レンズとCCDセンサなどから
構成される。
【0007】3はライトであり、カメラ2によって馬の
目の画像を取得する際に、目の特徴が鮮明になるように
目の周辺に明かりを照らす。ライト3は、状況に応じて
1つあるいは複数設けられる。ライト3は、電球やLE
Dなどで構成されることが多い。
【0008】4は認識部であり、カメラ2によって取得
された目の画像から個体識別に必要な特徴量を抽出し、
その特徴量を登録したり、あるいはその特徴量を用いて
照合を行う。認識部4は、パーソナルコンピュータやワ
ークステーション上のソフトウェア、あるいは専用ハー
ドウェアにて構成されることが多い。
【0009】なお、5〜9は、それぞれ、個体識別の対
象となっている馬の目、瞳孔、虹彩、外膜、睫毛であ
る。
【0010】図5は、個体識別装置1によって目の画像
を取得する際における照明照射方法のバリエーションを
示す図である。
【0011】個体識別装置1は、登録モード、照合モー
ドの両方において目の画像の取得を行う。その際に、眼
球に映り込む周囲の背景を消すために、また、微細なパ
ターンを鮮明に浮き出させるために、ライト3によって
照明を馬の目5にともす必要がある。ライト3の位置
は、図5(a),(b)に示されるように、カメラ2の
周囲に適当に配置されるのが一般的であった。なお、図
5(a)はカメラ2の上方に配置された単一のライト3
でもって馬の目5を照射するようにした型(集中ライト
上方照射型)を示し、図5(b)はカメラ2の上下左右
に配置された複数のライト3でもって馬の目5を照射す
るようにした型(分散ライト上下左右照射型)を示して
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では以下のような欠点があった。すなわち、馬
の目の撮影時に、ライト3が馬の視覚に入る。そのた
め、馬が違和感をもち、落ちつきを無くし、動きが激し
くなってしまう。したがって、馬の目5の撮影が困難に
なり、良好な目の画像が得られなかった。その結果、識
別率が低下していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、目の特徴を用いて個体識別を行う個体識
別方法において、水平方向に視界の指向性を持つ動物に
対して、明かりを動物の目の下方向から照らした状態
で、目を撮影することを特徴とする。また、水平方向に
視界の指向性を持つ動物に対して、カメラによって該動
物の目を撮影し、撮影された目の特徴を用いて該動物の
個体識別を行う個体識別装置において、前記カメラの下
に、照明を前記カメラと一体的に配置したことを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明は、馬を初めとする動物の目の撮影時に、
ライトが動物の視覚に入らないようにするとともに、動
物の目に適度な照明を照射できるようにするものであ
る。
【0015】以下に、本発明の詳細を図面を用いて説明
する。なお、本発明の実施例において、従来技術と同一
の構成には同一の符号を付す。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す外観図であ
る。また、図2は馬の目の外観図であり、図3は馬の視
界を示す図である。
【0017】本発明は、図1に示すように、カメラ2の
下方に配置されたライト3でもって、馬の目5に対して
明かりを下から照らすようにしたことに特徴がある。こ
のようにする理由を以下に説明する。
【0018】馬のように、陸上で生活する動物は、外敵
から身を守るために、常に周囲の状況に注意を払わなけ
ればならない。馬の場合、敵となるものは、人間を含め
た肉食の動物である。そのため、彼らの敵は、上空や、
下ではなく、水平方向に存在することになる。このよう
な、自然の環境から、馬は、図2に示すように、馬の目
5の瞳孔6や、虹彩7が横に細長い楕円形となってい
る。その結果、馬は、図3に示すように、水平方向の視
界が非常に広くなっており、逆に垂直方向の視界が狭く
なっている。
【0019】上記のような理由から、馬の目5に対し
て、水平方向にある物体は、馬に違和感を与えやすい。
特にライト3などの発光物体は、馬に大きな違和感を与
える。違和感が大きくなると、馬は落ちつきを無くし、
動きが激しくなる。そのため、馬の目5の撮影が非常に
困難かつ不正確になる。したがって、ライト3を馬の目
5に対して水平方向に配置することは、個体識別装置1
にとって適切でない。
【0020】以上の理由により、ライト3を馬の目5に
対して水平方向以外に配置しなければならない。すなわ
ち、ライト3を、垂直方向、つまり馬の目5の上か、下
に配置しなけらばならない。
【0021】ところで、ライト3を馬の目5の上に配置
した場合、馬の睫毛9の影が瞳孔6や虹彩7(等)にか
かってしまう。そのため、個体識別に必要な情報を損な
ってしまう。その結果、識別精度が低下する。
【0022】したがって、ライト3は、馬の目5の下、
それも視覚外の位置に配置することが望ましい。しか
も、カメラ2が目の特徴を鮮明にかつできるだけ多く取
得できるように、ライト3をカメラ2の光軸に近くする
ことが望ましい。これらの要望を満たす個体識別装置1
は、図1に示すように、単一のライト3が、カメラ2の
下方、それも馬の目5の視覚外になる位置に一体的に配
置された構成となる。
【0023】上記構成の個体識別装置1は、ライト3か
らの明かりを馬の目の下方向、それも視界外の位置から
照らすことができ、その状態で馬の目を撮影することが
できる。
【0024】なお、ライト3には電球やLED等を用い
るが、馬に違和感を与えないように馬の可視光線を除去
した赤色系の光を照射することが望ましい。また、ライ
ト3を複数にすることも可能である。ただし、その場合
には、ライト3が馬の視界に入る可能性が高くなる。
【0025】このような本発明は、馬以外にも、馬のよ
うに水平方向に視界の指向性を持つ動物の個体識別に適
用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、馬
を初めとする動物の目を撮影するための照明を、目の下
側から照らすることにより、動物に違和感を与えず、か
つ、睫毛の影が個体識別に必要な目の情報を損なうこと
なく、目の撮影を行うことができる。その結果、個体識
別の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観図である。
【図2】馬の目の外観図である。
【図3】馬の視界を示す図である。
【図4】個体識別装置の内部構成を示す図である。
【図5】従来技術における照明照射方法のバリエーショ
ンを示す図である。
【符号の説明】
1 個体識別装置 2 カメラ 3 ライト 4 認識部 5 馬の目 6 瞳孔 7 虹彩 8 外膜 9 睫毛

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目の特徴を用いて個体識別を行う個体識
    別方法において、 水平方向に視界の指向性を持つ動物に対して、明かりを
    動物の目の下方向から照らした状態で、目を撮影するこ
    とを特徴とする個体識別方法。
  2. 【請求項2】 水平方向に視界の指向性を持つ動物に対
    して、カメラによって該動物の目を撮影し、撮影された
    目の特徴を用いて該動物の個体識別を行う個体識別装置
    において、 前記カメラの下に、照明を前記カメラと一体的に配置し
    たことを特徴とする個体識別装置。
JP9105908A 1997-04-23 1997-04-23 個体識別方法および個体識別装置 Withdrawn JPH10302065A (ja)

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JPH10302065A true JPH10302065A (ja) 1998-11-13

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ID=14419976

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JP9105908A Withdrawn JPH10302065A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 個体識別方法および個体識別装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107028A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Glory Ltd 個人認証装置および個人認証方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006107028A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Glory Ltd 個人認証装置および個人認証方法

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Effective date: 20040706