JPH10301892A - バスブリッジ - Google Patents

バスブリッジ

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Publication number
JPH10301892A
JPH10301892A JP10566197A JP10566197A JPH10301892A JP H10301892 A JPH10301892 A JP H10301892A JP 10566197 A JP10566197 A JP 10566197A JP 10566197 A JP10566197 A JP 10566197A JP H10301892 A JPH10301892 A JP H10301892A
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JP
Japan
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bus
access
address
bus bridge
holding unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP10566197A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Kawahara
邦昭 河原
Yasuhiro Hida
庸博 飛田
Ryuichi Hattori
隆一 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1のバスからバスブリッジを介した第2のブ
リッジのアクセス時間を短縮する。 【解決手段】第1のバスのアドレスに対し、前記アドレ
スへのアクセスが第2のバス2へのアクセスであるか否
かを記録するアクセス記憶装置7と、前記アクセス記憶
装置7により、アクセスが第1のバスから第2のバスへ
のアクセスであることが判明した場合には、直ちに第1
のバスへの応答を許可するアクセス制御装置71と、バ
スブリッジが行った第2のバスへのアクセスに対し応答
が無い場合、前記アクセスの記録が前記アクセス記録装
置7に存在した場合、システムに対して割り込みを発生
させる割り込み発生装置8とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション、オフィスコンピュータ等
の情報処理装置に使われるバス接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のバスを有する情報処理装置では、
図6の601(601を本明細書では以下バスブリッジ
と呼ぶ)に示されるような装置を介して二つの異なるバ
スに接続されたデバイスの間のデータのやりとりを行
う。例えば、図6において、第1のバス1に接続されて
いるデバイス11が、第2のバス2に接続されているデ
バイス21へデータを転送する場合、まずバスブリッジ
601が第1のバス1に接続されたデバイスとしてデバ
イス11からデータを受け取り、次にバスブリッジ60
1は第2のバス2に接続されたデバイスとして、デバイ
ス21にデータを送る。例えば、第1のバス1と第2の
バス2として、近年パーソナルコンピュータやワークス
テーションで広く使用されているPCI(Peripheral
ComponentInterconnect)バスを用いた場合のバスブ
リッジには、IBM社発行のIBM27−82351
PCI to PCI Bridge Databook Prelimina
ryRevision:1.1に記載されているIBM27−8
2351 PCI toPCIブリッジがある。
【0003】図6において、デバイス11がデバイス2
1に対して行うアクセスにおいて、バスブリッジ601
に前記IBM社製PCItoPCIブリッジを使用した
場合の動作について説明する。
【0004】前記従来技術のバスブリッジ601は、デ
バイス11が開始したバスアクセス(以下、本明細書で
はバスアクセスを開始したデバイスをマスタと呼び、マ
スタがアクセスする相手のデバイスをターゲットと呼
ぶ)に応答する(第1のバス1に接続された)デバイス
がない場合に、前記従来技術のバスブリッジ601はこ
のアクセスが第2のバス2に接続されているデバイスへ
のアクセスであると判断し、ターゲットとしてデバイス
11のアクセスに応答して、デバイス11からのデータ
を受け取る。さらに、前記従来技術のバスブリッジ60
1は、第2のバス2に接続されたデバイスとして第2の
バスにアクセスを行い、デバイス11から受け取ったデ
ータをデバイス21に出力し、デバイス21から受け取
ったデータは第1のバス1に接続されたデバイスとして
デバイス11に出力する。
【0005】デバイス11のアクセスに対する前記従来
技術のバスブリッジ601の応答のタイミングを図5に
示す。51は第1のバス1のクロックであり、52,5
3,54など第1のバス1の信号はクロック51がロウ
レベルからハイレベルになる瞬間を基準にして動作して
いる。52はマスタが出力する信号で、マスタがアクセ
スを行っている時にロウレベルになる信号である。53
はターゲットが出力する信号で、ターゲットがバスアク
セスに応答する時ロウレベルになる。54は前記従来技
術のバスブリッジが出力した場合の信号53である。ア
クセスにに対する応答を行う時、PCIバスに接続され
ている(バスブリッジなどではない)通常のデバイスは
クロックT3からT5の間に信号53をロウレベルにし
なければならない。クロックT3からT5の間に53を
ロウレベルにせず、クロックT6で53をロウレベルに
して応答する事を、PCIローカル・バス仕様書 製品
版第2.0版では、サブトラクティブデコードと呼び、
以下本明細書でも同様に呼ぶことにする。前記従来技術
のバスブリッジ601は、T3からT5の間信号53を
監視し、T3からT5の間信号53がハイレベルであれ
ば、デバイス11のアクセスは第2のバス2に接続され
たデバイスに対するアクセスであると判断し、信号54
に示すようにT6で信号53をロウレベルにしてサブト
ラクティブデコードを行い、デバイス11に対する応答
を開始する。
【0006】また前記従来技術のバスブリッジ601の
第2のバス2に対するアクセスに、応答するデバイスが
存在しない場合には、前記従来技術のバスブリッジ60
1はデバイス11に対して、データ0FFFF FFF
FH(16進数表現)を返す。
【0007】以上のような動作例については、PCIロ
ーカル・バス仕様書 製品版 第2.0版やIBM27−
82351 PCI to PCI Bridge Databook Pre
liminary Revision:1.1などに記述されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以下図12に従って、
本発明によるバスブリッジ601が解決しようとする課
題を説明する。図12は図5に信号55を加えたもので
あり、信号55は本発明によるバスブリッジ601の出
力する信号53である。
【0009】前述の従来技術のバスブリッジ601は、
デバイス11のアクセスのターゲットが第1のバス1に
存在するか否かを判断するために、図12の信号54に
示すようにT3からT5の3クロックの間52を監視す
る必要がある。本発明者は、第1のバス1から、バスブ
リッジ601を経由し第2のバス2にアクセスするアク
セス先のアドレスを記録し、第1のバスのデバイスのア
クセス先のアドレスが前記記憶装置に記録されていれ
ば、図12の信号55のT3のタイミングに従い、T3
からT5の間の待つこと無く、T3の時点で前記アクセ
スに応答することを可能とするバスブリッジ601を考
案した。また、第1のバスのデバイスのアクセスするア
ドレスに対してそのアドレスへのアクセスがバスブリッ
ジ601を経由する第2のバスへのアクセスであるか否
かを記録し、前記アクセス先のアドレスへのアクセスが
バスブリッジ601を経由した記録が存在すれば、信号
54に示すように、T3の時点で前記アクセスに応答す
ることを可能とするバスブリッジ601を考案した。
【0010】また、前記サブトラクティブデコードによ
り、第1のバス1からのアクセスに応答した従来技術の
バスブリッジ601は、第2のバス2にバス2にアクセ
スを行った際に、前記従来技術のバスブリッジのアクセ
スに応答するデバイスが存在しない場合には、0FFF
F FFFFHを返す仕様となっている。しかし、この
仕様ではアクセスに対して応答するデバイスが存在しな
い事を示すのみであって、単にデバイスの存在しないア
ドレスをアクセスしているために応答が無いのか、今ま
でアクセス可能であったデバイスが現在は応答しないの
か、区別する事が出来ない。本発明者は、第2のバスに
対するバスアクセスを監視し、応答のあったアクセスの
アクセス先のアドレス、あるいは第2のバスへのアクセ
スのアドレスに対してアクセスへの応答の有無を記録
し、アクセスに応答が無い場合に、前記記憶装置にその
アクセスのアクセス先のアドレスが記録されているか、
あるいは前記記憶装置に現在のアクセス先のアドレスへ
のアクセスの応答の存在が記録されていれば、前記アク
セス先のデバイスに異常が発生したとして、システムや
OSに対して割り込みを発生させるなどの処理を行い異
常を報告することを可能とするバスブリッジ601を考
案した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一発明の実施の
形態によれば、第1のバスに接続されているデバイスが
行ったアクセスのアクセス先のアドレスを抽出するアド
レス抽出装置と、第1のバスおよび第2のバスへのアク
セスに対するデバイスの応答の有無を検出するアクセス
レスポンス検出装置と、前記アドレス抽出装置の出力す
るアドレスに対するアクセスの有無を記録するアクセス
記憶装置と、第1のバスに接続されたデバイスが起こし
たアクセスにターゲットとして応答し、前記アクセスを
第2のバスに接続されたデバイスへのアクセスに変換
し、更に第2のバスに接続されたデバイスへの前記変換
されたアクセスを行うアクセス変換装置と、前記アクセ
ス記憶装置にアクセスの記録が存在するアドレスに対す
るアクセスに対し、第1のバス及び第2のバスに前記ア
クセスに応答するデバイスが存在しない場合に、システ
ムに対して割り込みを行う割り込み発生装置と、アクセ
ス記憶装置及びアクセスレスポンス検出装置の出力に基
づいて、アクセス変換装置にバスアクセスの許可を与え
るアクセス制御装置と、アクセス記憶装置及びアクセス
レスポンス検出装置の出力に基づいて、アクセス記憶装
置にアドレスの記憶を許可する記憶制御装置と、システ
ムが本発明の実施の形態のバスブリッジにサブトラクテ
ィブデコードを強制するためのサブトラクティブデコー
ド強制信号を備えたバスブリッジが提供される。
【0012】本発明の一発明の実視の形態によれば、第
1のバスに接続されたデバイスがアクセスを行ったアド
レスを記録し、かつ入力データと一致する前記アドレス
の記録の有無を判定するアクセス記憶装置と、前記記憶
装置に対してアドレスを記録する記憶領域を示す記録領
域指示装置と、第1のバスに接続されているデバイスが
行ったアクセスのアクセス先のアドレスを抽出するアド
レス抽出装置と、第1のバスおよび第2のバスへのアク
セスに対するデバイスの応答の有無を検出するアクセス
レスポンス検出装置と、第1のバスに接続されたデバイ
スが起こしたアクセスにターゲットとして応答し、前記
アクセスを第2のバスに接続されたデバイスへのアクセ
スに変換し、更に第2のバスに接続されたデバイスへの
前記変換されたアクセスを行うアクセス変換装置と、前
記記憶装置にアクセス先のアドレスが記録されているア
クセスに対して、第1のバス及び第2のバスに前記アク
セスに応答するデバイスが存在しない場合に、システム
に対して割り込みを行う割り込み発生装置と、アクセス
記憶装置及びアクセスレスポンス検出装置の出力に基づ
いて、アクセス変換装置にバスアクセスの許可を与える
アクセス制御装置と、アクセス記憶装置及びアクセスレ
スポンス検出装置の出力に基づいて、アクセス記憶装置
にアドレスの記憶を許可する記憶制御装置と、システム
が本発明の実視の形態のバスブリッジのアクセスの全て
の記録を消去するための記憶消去信号を備えたバスブリ
ッジが提供される。
【0013】本発明の一発明の実施の形態によれば、第
1のバスに接続されているデバイスが行ったアクセスの
アクセス先のアドレスを抽出するアドレス抽出装置と、
第1バスおよび第2のバスへのアクセスに対するデバイ
スの応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装置
と、第1のバスに接続されたデバイスがアクセスを行っ
たアドレスの下位15bitを取り除き、残りの上位b
itのみのデータに変換するアドレス変換装置と、前記
アドレス変換装置によって取り出された上位bitと一
致する上位bitを持つ32kbyteのアドレス領域
に対するアクセスの有無を記録するアクセス記憶装置
と、第1のバスに接続されたデバイスが起こしたアクセ
スにターゲットとして応答し、前記アクセスを第2のバ
スに接続されたデバイスへのアクセスに変換し、更に第
2のバスに接続されたデバイスへの前記変換されたアク
セスを行うアクセス変換装置と、前記アクセス記憶装置
に記録されたアドレス領域へのアクセスに対し、第1の
バス及び第2のバスに前記アクセスに応答するデバイス
が存在しない場合に、システムに対して割り込みを行う
割り込み発生装置と、アクセス記憶装置及びアクセスレ
スポンス検出装置の出力に基づいて、アクセス変換装置
にバスアクセスの許可を与えるアクセス制御装置と、ア
クセス記憶装置及びアクセスレスポンス検出装置の出力
に基づいて、アクセス記憶装置にアドレスの記憶を許可
する記憶制御装置と、システムが本発明の実施の形態の
バスブリッジにサブトラクティブデコードを強制するた
めのサブトラクティブデコード強制信号を備えたバスブ
リッジが提供される。
【0014】以下、図1を参照し、本発明によるバスブ
リッジの一発明の実施の形態の代表的な作用を説明す
る。
【0015】第1のバスに接続されたデバイス11がア
クセスを開始すると、アドレス抽出6装置がデバイス1
1のアクセス先のアドレスをデバイス11のアクセスか
ら抽出し、アクセス記憶装置7に出力する。同時にアク
セスレスポンス検出装置12がデバイス11のアクセス
に対する第1のバスのデバイスの応答の検出を開始す
る。アクセス記憶装置7はアクセス抽出装置装置6の出
力が示すアドレスへの過去のアクセスの有無を、アクセ
ス制御装置72に出力する。
【0016】サブトラクティブデコード強制信号9によ
るサブトラクティブデコードの強制が行われず、かつア
クセス記憶装置7の出力が前記アドレスに対する過去の
アクセスの存在を示していた場合には、アクセス制御装
置72は直ちにアクセス変換装置5にバスアクセスを許
可し、アクセス変換装置5はサブトラクティブデコード
を行うこと無く、直ちにデバイス11への応答を開始す
る。
【0017】アクセス記憶装置7の出力が前記アドレス
に対する過去のアクセスの存在を示していない場合に
は、アクセス制御装置72はアクセスレスポンス検出装
置12の出力が確定するまで待つ。
【0018】アクセスレスポンス検出装置12により前
記アクセスに応答するデバイスが第1のバス1に存在し
ないことが判明した場合には、アクセス制御装置72は
アクセス変換装置5にアクセスを許可し、アクセス変換
装置5はサブトラクティブデコードを行いデバイス11
に応答し、また第2のバス2へのアクセスを開始する。
【0019】また、サブトラクティブデコード強制信号
9がハイレベルになり、サブトラクティブデコードが強
制され、アクセスレスポンス検出装置12により第1の
バス1においてデバイスの応答が検出された場合には、
記憶制御装置71はアクセス記憶装置7に前記アクセス
のアクセス先のアドレスに対するアクセスの記録の消去
を指示し、アクセス記憶装置7はアドレス抽出装置6の
指定する記憶領域に0を書き込む。デバイスの追加など
により第1のバスの構成が変化した場合には、このよう
にシステムはサブトラクティブデコード強制信号9をハ
イレベルにすることにより、アクセス記憶装置7のアク
セスの記録を修正することが可能である。
【0020】アクセス変換装置5が行った第2のバス2
に対するアクセスに対して、アクセスレスポンス検出装
置22が第2のバス2のデバイスの応答を検出した場
合、記憶制御装置71がアクセス記憶装置7にアクセス
の記憶を指示し、アクセス記憶装置7はアドレス抽出装
置6の指定する記憶領域に1を書き込む。
【0021】また、アクセス変換装置5の第2のバス2
に対するアクセスにおいて、アクセスレスポンス検出装
置22が第2のバス2のデバイスの応答の無いことを検
出し、かつアクセス記憶装置7の出力が前記アドレスに
対する過去のアクセスの存在を示していれば、割り込み
発生回路8がシステムに対して割り込み信号を発生さ
せ、以前アクセス可能であったデバイスに対して、現在
アクセス不可能であることを報告する。
【0022】以下、図7を参照し、本発明によるバスブ
リッジの一発明の実施の形態の代表的な作用を説明す
る。
【0023】まず、記憶消去信号91がハイレベルにな
った場合、記憶領域指示装置73とアクセス記憶装置7
の全内容は消去される。これにより、デバイスの追加な
どで第1のバスの構成が変化した場合には、システム記
憶消去信号91をハイレベルにすることにより、アクセ
ス記憶装置7のアクセスの記録をやり直すことが可能で
ある。
【0024】第1のバスに接続されたデバイス11がア
クセスを開始すると、アドレス抽出装置6がデバイス1
1のアクセス先のアドレスをデバイス11のアクセスか
ら抽出し、アクセス記憶装置7に出力する。同時にアク
セスレスポンス検出装置12がデバイス11のアクセス
に対する第1のバス1のデバイスからの応答の検出を開
始する。アクセス記憶装置7はアドレス抽出装置6の出
力するアドレスが記録されているか調べ、アドレスの記
録の有無を、アクセス制御装置72に出力する。
【0025】アクセス制御装置72はアクセス記憶装置
7の出力がアドレスの記録の存在を示していた場合に
は、直ちにアクセス変換装置5にバスアクセスを許可
し、アクセス変換装置5はサブトラクティブデコードを
行うこと無く、直ちにデバイス11への応答を開始す
る。
【0026】アクセス記憶装置7の出力がアドレスの記
録の存在を示していない場合には、アクセス制御装置7
2はアクセスレスポンス検出装置12の出力が確定する
まで待つ。
【0027】アクセスレスポンス検出装置12により第
1のバス1に応答するデバイスが存在しないことが判明
した場合には、アクセス制御装置72はアクセス変換装
置5にアクセスを許可し、アクセス変換装置5はサブト
ラクティブデコードを行いデバイス11に応答し、また
第2のバス2へのアクセスを開始する。
【0028】更に、アクセス変換装置5が行った第2の
バス2に対するアクセスに対して、アクセスレスポンス
検出装置22が第2のバス2のデバイスの応答を検出
し、かつアクセス記憶装置7の出力がアドレスの記録の
存在を示していなければ、記憶制御装置71がアクセス
記憶装置7にアドレスの記憶を指示し、アクセス記憶装
置7は記憶領域指示装置73の指定する記憶領域にアド
レス変換装置6の出力したアドレスを記録する。
【0029】アドレスの記録と同時に、記憶領域指示装
置73はアクセス記憶装置の次の記憶領域を示すため、
カウントアップし、次の記憶領域を示す。アクセス記憶
装置7にアドレスの記録されていない記憶領域が存在し
ない場合には、記憶領域指示装置73の出力はアクセス
記憶装置7の最初の記録領域を示す信号を出力し、アド
レスの記録は古いアクセスのアドレスから上書きされ
る。このため、アクセス記憶装置の記憶容量は小量でも
良い。
【0030】また、アクセス変換装置5の第2のバス2
に対するアクセスにおいて、アクセスレスポンス検出装
置22が第2のバス2のデバイスの応答の無いことを検
出し、かつアクセス記憶装置7の出力がアドレスの記録
の存在を示していれば、割り込み発生装置8がシステム
に対して割り込み信号を発生させ、以前アクセス可能で
あったデバイスに対して、現在アクセス不可能であるこ
とを報告する。
【0031】以下、図10を参照し、本発明によるバス
ブリッジの一発明の実施の形態の代表的な作用を説明す
る。
【0032】第1のバスに接続されたデバイス11がア
クセスを開始すると、アドレス抽出6装置がデバイス1
1のアクセス先のアドレスをデバイス11のアクセスか
ら抽出し、アドレス変換装置61に出力し、アドレス変
換装置61はアドレス抽出装置6の出力の下位15bi
tを取り除いた上位bitのデータをアクセス記憶装置
7に出力する。同時にアクセスレスポンス検出装置12
がデバイス11のアクセスに応答する第1のバス1のデ
バイスの検出を開始する。
【0033】アドレス変換装置61により、アドレスの
下位15bitが取り除かれているため、アドレスの下
位15bitの違いは無視され、上位bitの一致する
32Kbyteの範囲のアドレスへのアクセスの記録は
一括して扱われる。そのため、アクセス記憶装置7の記
憶領域は2の15乗分の1で済み、かつ連続したアドレ
スを持つデバイスに対して、アドレスをアクセス毎に一
つ一つ記録すること無く、一回のアクセスによりデバイ
スのアドレスを一括して記録することが可能になる。
【0034】アクセス記憶装置7はアドレス変換装置装
置61の出力が示す記憶領域への過去のアクセスの有無
を、アクセス制御装置72に出力する。
【0035】サブトラクティブデコード強制信号9によ
るサブトラクティブデコードの強制が行われず、かつア
クセス記憶装置7の出力が前記アドレスに対する過去の
アクセスの存在を示していた場合には、アクセス制御装
置72は直ちにアクセス変換装置5にバスアクセスを許
可し、アクセス変換装置5はサブトラクティブデコード
を行うこと無く、直ちにデバイス11への応答を開始す
る。
【0036】アクセス記憶装置7の出力が前記アドレス
に対する過去のアクセスの存在を示していない場合に
は、アクセス制御装置72はアクセスレスポンス検出装
置12の出力が確定するまで待つ。
【0037】アクセスレスポンス検出装置12により第
1のバス1に応答するデバイスが存在しないことが判明
した場合には、アクセス制御装置72はアクセス変換装
置5にアクセスを許可し、アクセス変換装置5はサブト
ラクティブデコードを行いデバイス11に応答し、また
第2のバス2へのアクセスを開始する。
【0038】また、サブトラクティブデコード強制信号
9がハイレベルになることによりサブトラクティブデコ
ードが強制され、アクセスレスポンス検出装置12によ
り第1のバス1においてデバイスの応答が検出された場
合には、記憶制御装置71はアクセス記憶装置7に前記
アクセスのアクセス先のアドレスに対するアクセスの記
憶の消去を指示し、アクセス記憶装置7はアドレス変換
装置61の指定する記憶領域に0を書き込む。デバイス
の追加などにより第1のバスの構成が変化した場合に
は、このようにシステムはサブトラクティブデコード強
制信号9をハイレベルにすることにより、アクセス記憶
装置7のアクセスの記録を修正することが可能である。
【0039】アクセス変換装置5が行った第2のバス2
に対するアクセスに対して、アクセスレスポンス検出装
置22が第2のバス2のデバイスの応答を検出した場
合、記憶制御装置71がアクセス記憶装置7にアクセス
の記憶を指示し、アクセス記憶装置7はアドレス変換装
置11の指定する記憶領域に1を書き込む。
【0040】また、アクセス変換装置5の第2のバス2
に対するアクセスにおいて、アクセスレスポンス検出装
置22が第2のバス2のデバイスの応答の無いことを検
出し、かつアクセス記憶装置7の出力が前記アドレスに
対する過去のアクセスの存在を示していれば、割り込み
発生装置8がシステムに対して割り込み信号を発生さ
せ、以前アクセス可能であったデバイスに対して、現在
アクセス不可能であることを報告する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下の本発明の第1の発明の実施
の形態を図1、図2、図4によって説明する。
【0042】図1は本発明によるバスブリッジの例を示
すブロック構成図である。図1において、602は第1
の発明の実施の形態のバスブリッジである。1は本発明
によるバスブリッジに接続される第1のバス、2は本発
明によるバスブリッジに接続される第2のバスである。
11は第1のバス1に接続されているデバイスである。
【0043】9はサブトラクティブデコード強制信号で
あり、システムは第3の発明の実施の形態のバスブリッ
ジに対してサブトラクティブデコードを強制する場合に
はサブトラクティブデコード強制信号9をハイレベルに
する。
【0044】12は第1のバス1に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第1のバス1に接続されたデバイス
の応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装置で
ある。121はアクセスレスポンス検出装置12の出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、第1のバス1
においてアクセスに対する応答の有無が確定した時ハイ
レベルになる。122はアクセスレスポンス検出装置1
2の出力するアクセスレスポンス検知信号であり、アク
セスレスポンス検出装置12が第1のバス1でアクセス
に対する応答を検知した時ハイレベルになる。
【0045】22は第2のバス2に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第2のバス2に接続されたデバイス
からの応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装
置である。221はアクセスレスポンス検出装置が出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、第2のバス2
においてアクセスに対する応答の有無が確定した時ハイ
レベルになる。222はアクセスレスポンス検出装置2
2が出力するアクセスレスポンス検知信号であり、アク
セスレスポンス検出装置22が第2のバス2でアクセス
に対する応答を検知した時ハイレベルになる。
【0046】5はアクセス制御装置72の出力がハイレ
ベルの時に、第1のバス1に接続されたデバイスからの
アクセスに応答し、前記デバイスからのアクセスを第2
のバス2に接続されたデバイスへのアクセスに変換し、
第2のバス2に接続されたデバイスへのアクセスを行う
バスアクセス変換装置である。
【0047】6は第1のバス1に接続されたデバイスが
起こしたアクセスからアクセス先のアドレスを抽出する
アドレス抽出装置である。
【0048】7は第1のバス1のアドレスに対する第2
のバスへのアクセスの有無を記録するアクセス記憶装置
であり、記憶制御装置71にしたがってアクセス抽出装
置6の指示するアドレスにアクセスの有無を記憶し、ま
たアドレス抽出装置6の指示するアドレスのアクセスの
有無を出力する。アドレス抽出装置6の出力するアドレ
スに対し、アクセスの記録が存在した場合にはアクセス
記憶装置7の出力はハイレベルになる。また、記憶書き
込み信号711がハイレベルになった時、記憶データ信
号712の出力をアドレス変換装置6の出力する記憶領
域に記録する。
【0049】71は記憶制御装置7の記録の制御を行う
記憶制御装置である。711は記憶書き込み信号であ
り、アクセスレスポンス検知信号221およびアクセス
レスポンス確定信号222がハイレベルである時また
は、アクセスレスポンス確定信号121、アクセスレス
ポンス検知信号およびサブトラクティブデコード強制信
号9の出力がハイレベルである時にハイレベルになる。
712は記憶データ信号であり、アクセスレスポンス検
知信号221およびアクセスレスポンス確定信号222
がハイレベルである時ハイレベルになり、アクセスレス
ポンス確定信号121、アクセスレスポンス検知信号お
よびサブトラクティブデコード強制信号9の出力がハイ
レベルである時にはロウレベルになる。
【0050】72はアクセスレスポンス確定信号121
がハイレベルかつアクセスレスポンス検知信号122が
ロウレベルであるか、またはサブトラクティブデコード
強制信号9がロウレベルかつアクセス記憶装置7の出力
がハイレベルの時にハイレベルになるアクセス制御装置
である。
【0051】8はアクセス記憶装置7の出力がハイレベ
ルであり、アクセスレスポンス検知信号222がロウレ
ベルであり、アクセスレスポンス確定信号221がハイ
レベルである時ロウレベルになる割り込み発生装置であ
る。
【0052】図2は本発明によるバスブリッジの記憶装
置の論理的構造図である。図2において、801はアク
セス記憶装置7の記憶領域である。各記憶領域801の
大きさは1bitであり、記憶領域のデータが1の場合
は対応するアドレスにアクセスが行われたことを示し、
0の場合には対応するアドレスのアクセスが行われたこ
とが無いことを示す。図2の記憶領域の状態によると、
アドレス0,1へは第2のバスへのアクセスが行われて
おり、アドレス2へは第2のバスへのアクセスは行われ
ていないことになる。以下、図2に従って、本発明の一
発明の実施の形態のアドレス1に対するアクセスの記憶
方式を説明する。アドレス抽出装置6はバスアクセス先
のアドレスが1であることを検出し、アクセス記憶装置
7にデータ1を出力する。アクセス記憶装置7はアドレ
ス抽出装置6の出力に従い1版目の記憶領域に1を書き
込み、アクセスを記録する。
【0053】図4は本発明によるバスブリッジの動作を
示すフロー図である。以下図1、図4に従って、デバイ
ス11がアクセスを開始した場合の本発明の第1の発明
の実施の形態の動作を説明する。
【0054】まずSTEP1ではデバイス11が第1の
バス1へのアクセスを開始し、これに応じて、アクセス
レスポンス検出装置12が第1のバス1に接続されたデ
バイスから応答の有無の検出を開始する。また、アドレ
ス抽出装置6はデバイス11のアクセス先のアドレスを
デバイス11のバスアクセスから抽出し、アクセス記憶
装置7に出力する。アクセス記憶装置7はアドレス抽出
装置6の出力の示す記憶領域に記憶されたデータを出力
する。
【0055】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルかつサブトラクティブデコード強制
信号9がロウレベルの場合、アクセス制御装置72はデ
バイス11のアクセスが第2のバス2へのアクセスであ
ると判断し、出力をハイレベルにしてアクセス変換装置
5を起動する。第1の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP31に移る。
【0056】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルであるかサブトラクティブデコード
強制信号9がハイレベルである場合、アクセス制御装置
72は第1のバス1でこのアクセスに応答するデバイス
の有無を調べるため、アクセスレスポンス確定信号12
1がハイレベルになるまで待機する。以後、第1の発明
の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP3に移
る。
【0057】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121及びアクセスレスポンス検知信号122
がハイレベルの場合、アクセス制御装置72は前記アク
セスに対する第1のバス1に接続されたデバイスからの
応答が行われたと判断し、出力はロウレベルに維持し、
アクセス変換装置5はアクセスを行わない。そして第1
の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP4
に移る。
【0058】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号122がロウレベルとなった場合、アクセス制御装
置72は第1のバス1にアクセスに応答するデバイスが
存在しないと判断し、出力をハイレベルにしてアクセス
変換装置5を起動する。第1の発明の実施の形態のバス
ブリッジの動作はSTEP31に移る。
【0059】STEP31において、アクセス変換装置
5はサブトラクティブデコードを行いデバイス11に応
答し、さらに第2のバス2に対しアクセスを開始する。
以後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジの動作は
STEP5に移る。
【0060】STEP4において、サブトラクティブデ
コード強制信号9がハイレベルであった場合、記憶制御
装置71はデバイス11のアクセス先のアドレスに第1
のバスに新たなデバイスが出現したと判断し、STEP
9で記憶書き込み信号711をハイレベル、記憶データ
信号712をロウレベルにし、このアドレスに対するア
クセスの記録をアクセス記憶装置7から消去する。この
ようにシステムは、第1のバスに新たにデバイスを接続
した場合などに、サブトラクティブデコード強制信号9
をハイレベルにすることにより、前記デバイスのアドレ
スに対するアクセス記憶装置7の記憶を修正することが
出来る。以後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP11に移り、動作を終了する。
【0061】STEP4において、サブトラクティブデ
コード強制信号9がロウレベルの場合には、第1の発明
の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP11に移
り、動作を終了する。
【0062】STEP5において、アクセスレスポンス
確定信号221がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号222がロウレベルとなった場合、第1の発明の実
施の形態のバスブリッジの動作はSTEP7に移る。
【0063】STEP5において、アクセスレスポンス
確定信号221及びアクセスレスポンス検知信号222
がハイレベルになった場合、記憶制御装置71はデバイ
ス11の行ったアクセスが第2のバス2に対するアクセ
スであると判断して、STEP6において、記憶書き込
み信号711及び記憶データ信号712をハイレベルに
し、アドレス記憶装置7のアドレス抽出装置6の出力が
示している記憶領域に1を書き込む。以後、第1の発明
の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP10に移
る。
【0064】STEP7において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルであった場合、割り込み発生装置8
は過去にアクセス可能であったデバイスが現在アクセス
不可能であると判断し、STEP8において出力をハイ
レベルにして割り込みを発生させてシステムに異常を報
告する。以後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP10に移る。
【0065】STEP7において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルであった場合、第1の発明の実施の
形態のバスブリッジの動作はSTEP10に移る。
【0066】STEP10において、アクセス変換装置
5は第2のバス2のデバイスから受け取ったデータをデ
バイス11に送る。
【0067】STEP11において、第1の発明の実施
の形態のバスブリッジは動作を終了する。
【0068】以下の本発明の第2の発明の実施の形態を
図3、図7、図8、図9によって説明する。
【0069】図7は本発明によるバスブリッジの例を示
すブロック構成図である。
【0070】図7において、603は第2の発明の実施
の形態のバスブリッジである。1は本発明によるバスブ
リッジに接続される第1のバス、2は本発明のバスブリ
ッジに接続される第2のバスである。11は第1のバス
1に接続されているデバイスである。
【0071】91はアクセス記憶装置7の記憶を全て消
去するための記憶消去信号であり、システムは第3の発
明の実施の形態のバスブリッジの記憶を消去したい場合
には記憶消去信号91をハイレベルにする。
【0072】12は第1のバス1に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第1のバス1に接続されたデバイス
の応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装置で
ある。121はアクセスレスポンス検出装置12の出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、バス1におけ
るアクセスに対する応答の有無が確定した時ハイレベル
になる。122はアクセスレスポンス検出装置12の出
力するアクセスレスポンス検知信号であり、アクセスレ
スポンス検出装置12が第1のバス1でアクセスに対す
る応答を検知した時ハイレベルになる。
【0073】22は第2のバス2に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第2のバス2に接続されたデバイス
からの応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装
置である。221はアクセスレスポンス検出装置が出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、第2のバス2
におけるアクセスに対する応答の有無が確定した時ハイ
レベルになる。222はアクセスレスポンス検出装置2
2が出力するアクセスレスポンス検知信号であり、アク
セスレスポンス検出装置22が第2のバス2でアクセス
に対する応答を検知した時ハイレベルになる。
【0074】5はアクセス制御装置72の出力がハイレ
ベルの時に、第1のバス1に接続されたデバイスからの
アクセスに応答し、前記デバイスからのアクセスを第2
のバス2に接続されたデバイスへのアクセスに変換し、
第2のバス2に接続されたデバイスへのアクセスを行う
バスアクセス変換装置である。
【0075】6は第1のバス1に接続されたデバイスが
起こしたアクセスからアクセス先のアドレスを抽出する
アドレス抽出装置である。
【0076】7は第1のバス1に接続されているデバイ
スが第2のバスにアクセスした時のアクセス先のアドレ
スを記録するアクセス記憶装置であり、記憶書き込み信
号711がハイレベルになった時に、記憶領域指示装置
73の出力が指定する記憶領域にアドレス抽出装置6の
出力するアドレスを記録する。また、アドレス抽出装置
6の出力と同じデータを持つ記憶領域が存在すればアク
セス記憶装置7の出力はハイレベルになる。更に、記憶
消去信号91がハイレベルの場合にはアドレス記憶装置
7の全ての記憶が消去される。
【0077】71は記憶制御装置7の記録の制御を行う
記憶制御装置である。711は記憶制御装置71の出力
する記憶書き込み信号であり、アクセス記憶装置7の出
力がロウレベルであり、アクセスレスポンス検知信号2
21およびアクセスレスポンス確定信号222がハイレ
ベルである時にハイレベルになる。
【0078】72はアクセスレスポンス確定信号121
がハイレベルかつアクセスレスポンス検知信号122が
ロウレベルであるか、またはアクセス記憶装置7の出力
がハイレベルの時にハイレベルになるアクセス制御装置
である。
【0079】8はアクセス記憶装置7の出力がハイレベ
ルであり、アクセスレスポンス検知信号222がロウレ
ベルであり、アクセスレスポンス確定信号221がハイ
レベルである時ロウレベルになる割り込み発生装置であ
る。
【0080】73はアドレス記憶装置7に対し次のアド
レス記憶領域の位置を示す記憶領域指示装置であり、記
憶書き込み信号711がハイレベルになった時、出力が
カウントアップするカウンタである。また記憶消去信号
91がハイレベルの時には出力が0になる。
【0081】図8は本発明によるバスブリッジの記憶方
式を示す図である。図8において、801はアクセス記
憶装置7の記憶領域であり、記憶領域801のそれぞれ
に対して一つのアドレスが記憶される。
【0082】図7、図8に従って、本発明の第2の発明
の実施の形態のアドレス記憶方式を説明する。アクセス
記憶装置7の各記憶領域には、第1のバス1に接続され
たデバイスがアクセスしたアドレスが記録されている。
記憶領域はn個存在するとする。アクセス記憶装置7が
記憶できるアドレスは最大n個までである。新たにアド
レスをアクセス記憶装置7に記録する場合には、記憶領
域指示装置73の出力が示す記憶領域801にアドレス
抽出装置6が出力しているデータを書き込む。記録を行
うと同時に、記憶領域指示装置73の出力は一つ増加
し、次の記憶領域を示す。記憶領域指示装置73の出力
がn−1であった場合には、記憶領域指示装置73の次
の出力は0になり、以後1,2,3とカウントアップ
し、古い記憶から上書きが行われる。
【0083】図8ではアドレス0FFFFH(16進表
記)が、記憶領域1に記録される様子を示している。記
憶領域指示装置73の出力は1であるから、アクセス記
憶装置7はアドレス抽出装置6の出力0FFFFHを記
憶領域1に書き込む。アクセス記憶装置7への記録と同
時に、記憶領域指示装置73の出力は一つ増加して2に
なり、次の記憶領域2を指す。第1のバス1の全アドレ
スを記録すると、アクセス記憶装置7の容量は巨大な物
になるが、このように記憶領域を再利用することで、ア
クセス記憶装置7の容量を小量に押えることが可能にな
る。
【0084】図9は本発明によるバスブリッジの記憶装
置の記憶の有無の判定装置を示す図である。図9におい
て、801はアクセス記憶装置7の記憶領域であり、記
憶領域801のそれぞれに対して一つのアドレスが記憶
される。901はアドレス比較装置であり、各記憶領域
801に一つずつ接続されている。アドレス抽出装置6
の出力とアドレス比較装置901が接続されている記憶
領域801の記録が等しければ、出力がハイレベルにな
る。902は比較結果合成装置であり、各アドレス比較
装置901の出力の内、一つがハイレベルになっていれ
ば、比較結果合成装置902の出力がハイレベルにな
る。比較結果合成装置902の出力がアクセス記憶装置
7の出力になる。
【0085】図7、図9に従って、本発明の第2の発明
の実施の形態のアドレス検索方式を説明する。アドレス
抽出装置6がアドレスを出力すると、各アドレス比較装
置901はそれぞれが接続されている記憶領域801の
記憶とアドレス抽出装置6の出力を比較し、一致した場
合には出力をハイレベルにする。比較結果合成装置90
2はアドレス比較装置901全ての出力の論理和を計算
し、少なくとも一つのアドレス比較装置901の出力が
ハイレベルであれば、比較結果合成装置902の出力は
ハイレベルとなり、アクセス記憶装置7の出力もハイレ
ベルになる。このように、各記憶領域801にアドレス
比較装置901を接続することにより、記憶領域801
を順番に検索すること無く、一瞬でアドレスの記憶の有
無が判定可能である。
【0086】図3は本発明によるバスブリッジの動作を
示すフロー図である。以下図3、図7に従って、デバイ
ス11がアクセスを開始した場合の本発明の動作を説明
する。
【0087】STEP1ではデバイス11が第1のバス
1へのアクセスを開始し、これに応じて、アクセスレス
ポンス検出装置12が第1のバス1に接続されたデバイ
スから応答の有無の検出を開始する。また、アドレス抽
出装置6はデバイス11のアクセス先のアドレスをデバ
イス11のバスアクセスから抽出し、アクセス記憶装置
7に出力する。アクセス記憶装置7はアドレス抽出装置
6の出力の示すアドレスを記憶した記憶領域の有無を判
定しアドレスが記憶されていれば出力をハイレベルにす
る。
【0088】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルの場合、アクセス制御装置72はデ
バイス11のアクセスが第2のバス2へのアクセスであ
ると判断し、出力をハイレベルにしてアクセス変換装置
5を起動する。第2の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP31に移る。
【0089】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルである場合、アクセス制御装置72
は第1のバス1でこのアクセスに応答するデバイスの有
無を調べるため、アクセスレスポンス確定信号121が
ハイレベルになるまで待機する。第1の発明の実施の形
態のバスブリッジの動作はSTEP3に移る。
【0090】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121及びアクセスレスポンス検知信号122
がハイレベルの場合、アクセス制御装置72は前記アク
セスに対する第1のバス1に接続されたデバイスからの
応答が行われたと判断し、出力はロウレベルに維持し、
アクセス変換装置5はアクセスを行わない。そして第1
の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP1
0に移り、実行を終了する。
【0091】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号122がロウレベルとなった場合、アクセス制御装
置72は第1のバス1に応答するデバイスが存在しない
と判断し、出力をハイレベルにしてアクセス変換装置5
を起動する。第2の発明の実施の形態のバスブリッジの
動作はSTEP31に移る。
【0092】STEP31においてアクセス変換装置5
はサブトラクティブデコードを行いデバイス11に応答
し、さらに第2のバス2に対しアクセスを開始する。以
後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はS
TEP4に移る。
【0093】STEP4において、アクセスレスポンス
確定信号221がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号222がロウレベルと成った場合、第1の発明の実
施の形態のバスブリッジの動作はSTEP5に移る。
【0094】STEP4において、アクセスレスポンス
確定信号221及びアクセスレスポンス検知信号222
がハイレベルになった場合、第1の発明の実施の形態の
バスブリッジの動作はSTEP6に移る。
【0095】STEP6において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルである場合、記憶制御装置71は現
在のアクセスがアドレス記憶装置7に記憶されていない
と判断医して、STEP8において、記憶書き込み信号
711をハイレベルにする。アドレス記憶装置7は、記
憶領域指示装置73の示している記憶領域にアドレス抽
出装置6の出力を書き込む。同時に、記憶領域指示装置
73は次の記憶領域を指すためカウントアップする。以
後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はS
TEP10に移る。
【0096】STEP5において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルであった場合、割り込み発生装置8
は過去にアクセス可能であったデバイスが現在アクセス
不可能であると判断し、STEP7において出力をハイ
レベルにして割り込みを発生させてシステムに異常を報
告する。以後、第1の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP9に移る。
【0097】STEP5において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルであった場合、第1の発明の実施の
形態のバスブリッジの動作はSTEP9に移る。
【0098】STEP9において、アクセス変換装置5
は第2のバス2のデバイスから受け取ったデータをデバ
イス11に送る。
【0099】STEP10において、第1の発明の実施
の形態のバスブリッジの動作を終了する。
【0100】以下の本発明の第3の発明の実施の形態を
図4、図10、図11によって説明する。
【0101】図10は本発明によるバスブリッジの例を
示すブロック構成図である。図10において、604は
第3のバスブリッジの発明の実施の形態である。1は本
発明によるバスブリッジに接続される第1のバス、2は
本発明によるバスブリッジに接続される第2のバスであ
る。11は第1のバス1に接続されているデバイスであ
る。
【0102】9はサブトラクティブデコード強制信号で
あり、システムは第3の発明の実施の形態のバスブリッ
ジに対してサブトラクティブデコードを強制する場合に
はサブトラクティブコード強制信号9をハイレベルにす
る。
【0103】12は第1のバス1に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第1のバス1に接続されたデバイス
の応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装置で
ある。121はアクセスレスポンス検出装置12の出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、第1の理バス
1におけるアクセスに対する応答の有無が確定した時ハ
イレベルになる。122はアクセスレスポンス検出装置
12の出力するアクセスレスポンス検知信号であり、ア
クセスレスポンス検出装置12が第1のバス1でアクセ
スに対する応答を検知した時ハイレベルになる。
【0104】22は第2のバス2に接続されたデバイス
のアクセスに対し、第2のバス2に接続されたデバイス
からの応答の有無を検出するアクセスレスポンス検出装
置である。221はアクセスレスポンス検出装置が出力
するアクセスレスポンス確定信号であり、第2のバス2
におけるアクセスに対する応答の有無が確定した時ハイ
レベルになる。222はアクセスレスポンス検出装置2
2が出力するアクセスレスポンス検知信号であり、アク
セスレスポンス検出装置22が第2のバス2でアクセス
に対する応答を検知した時ハイレベルになる。
【0105】5はアクセス制御装置72の出力がハイレ
ベルの時に、第1のバス1に接続されたデバイスからの
アクセスに応答し、前記デバイスからのアクセスを第2
のバス2に接続されたデバイスへのアクセスに変換し、
第2のバス2に接続されたデバイスへのアクセスを行う
バスアクセス変換装置である。
【0106】6は第1のバス1に接続されたデバイスが
起こしたアクセスからアクセス先のアドレスを抽出する
アドレス抽出装置である。
【0107】61はアドレス抽出装置6が抽出したアド
レスの下位15bitを取り除き上位bitのみのデー
タとするアドレス変換装置である。変換によりアドレス
抽出装置6の出力したアドレスは2の15乗分の1にな
る。
【0108】7は第1のバス1のアドレスに対する第2
のバスへのアクセスの有無を記録するアクセス記憶装置
であり、記憶制御装置71にしたがって、アドレス変換
装置61の出力と上位bitが一致する32Kbyte
のアドレス領域に対するアクセスの有無を1bitのデ
ータ領域に記録し、またアドレス変換装置61の出力と
上位bitが一致する32Kbyteのアドレス領域に
対するアクセスの有無を出力する。アドレス変換装置6
1の出力と上位bitが一致するアドレス領域に対する
アクセスの記録が存在した場合にはアクセス記憶装置7
の出力はハイレベルになる。また、記憶書き込み信号7
11がハイレベルになった時、記憶データ信号712の
出力をアドレス変換装置6の出力する記憶領域に記録す
る。
【0109】71は記憶制御装置7の記録の制御を行う
記憶制御装置である。711は記憶書き込み信号であ
り、アクセスレスポンス検知信号221およびアクセス
レスポンス確定信号222がハイレベルである時また
は、アクセスレスポンス確定信号121、アクセスレス
ポンス検知信号およびサブトラクティブデコード強制信
号9の出力がハイレベルである時にハイレベルになる。
712は記憶データ信号であり、アクセスレスポンス検
知信号221およびアクセスレスポンス確定信号222
がハイレベルである時ハイレベルになり、アクセスレス
ポンス確定信号121、アクセスレスポンス検知信号お
よびサブトラクティブデコード強制信号9の出力がハイ
レベルである時にはロウレベルになる。
【0110】72はアクセスレスポンス確定信号121
がハイレベルかつアクセスレスポンス検知信号122が
ロウレベルであるか、またはサブトラクティブデコード
強制信号9がロウレベルかつアクセス記憶装置7の出力
がハイレベルの時にハイレベルになるアクセス制御装置
である。
【0111】8はアクセス記憶装置7の出力がハイレベ
ルであり、アクセスレスポンス検知信号222がロウレ
ベルであり、アクセスレスポンス確定信号221がハイ
レベルである時ロウレベルになる割り込み発生装置であ
る。
【0112】図11は本発明によるバスブリッジのアク
セスの記録方式の図である。
【0113】図11において、データ111はデバイス
11が出力するバスアドレスである。データ112はデ
ータ111の下位15bitを取り除いた、データ11
1の上位bitである。801はアクセス記憶装置13
の記憶領域である。
【0114】図11に従って、本発明の一発明の実施の
形態のアドレス記憶方式を説明する。アドレス変換装置
61はアドレス抽出装置6の出力(データ111)から
下位15bitを取り除いたデータ112を作り、アク
セス記憶装置7に出力する。そして、アクセス記憶装置
はアドレス抽出装置6の抽出したアドレス(データ11
1)へのアクセスの有無をアクセス記憶装置7のデータ
112の示す記憶領域に記録する。アクセスが行われた
場合には記憶領域には1が、行われていない場合には0
が記録される。
【0115】例として、図11において、アドレス10
009H(16進表記)に対するアクセスの記録の手順
を示す。アドレス10009Hはアドレス変換装置61
により下位15bitを取り除かれ、アドレス変換装置
61の出力(データ112)は2になる。アクセス記憶
装置7は、アドレス変換装置61の出力が2であるから
2番目の記憶領域にアクセスの記録として1を記録す
る。
【0116】このようにアクセス記憶装置7はアドレス
の下位15bitを無視してアクセスの有無を記録する
ため、32Kbyteのアドレス領域毎にアクセスの有
無が一括して記録される。例えば、アドレス10009
Hに対するアクセスはアドレス10000H〜17ff
fH(16進表記)の範囲で一括して扱われる。アドレ
ス10009Hに対するアクセスの記録後は、一度もア
クセスが行われていないアドレスに対してするアクセス
でも、この領域含まれている限り、アクセス記憶装置7
の記録は1になり、過去に第2のバス2へのアクセスが
行われたことを示す。
【0117】このような記憶方式を用いることにより、
アクセス記憶装置7の記憶領域は2の15乗分の1で済
む。また連続したアドレスをもつデバイスに対するアク
セスの際、アクセス毎に一つ一つアドレスを記録するこ
と無く、一回のアクセスによりデバイスの持つ連続した
アドレスを一括して記録することが可能になる。さら
に、第3の発明の実施の形態では32Kbyte単位で
第1のバスから第2のバスへのアクセスの有無を記録し
ているが、実際には一括してアクセスの記憶を行うアド
レス領域の大きさは自由であり、第2のバスに接続され
た各デバイスが持つアドレス領域の大きさに最適な値に
設定すればよい。
【0118】図4は本発明によるバスブリッジの動作を
示すフロー図である。以下図4、図10に従って、デバ
イス11がアクセスを開始した場合の本発明の第3の発
明の実施の形態の動作を説明する。
【0119】まずSTEP1ではデバイス11が第1の
バス1へのアクセスを開始し、これに応じて、アクセス
レスポンス検出装置12が第1のバス1に接続されたデ
バイスから応答の検出を開始する。また、アドレス抽出
装置6はデバイス11のアクセス先のアドレスをデバイ
ス11のバスアクセスから抽出し、アドレス変換装置6
1に出力する。アドレス変換装置61はアドレス抽出装
置6の出力の下位15bitを取り除いたデータをアク
セス記憶装置7に出力し、アクセス記憶装置7はアドレ
ス変換装置61の出力の示す記憶領域に記憶されたデー
タを出力する。
【0120】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルかつサブトラクティブデコード強制
信号9がロウレベルの場合、アクセス制御装置72はデ
バイス11のアクセスが第2のバス2へのアクセスであ
ると判断し、出力をハイレベルにしてアクセス変換装置
5を起動する。第3の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP31に移る。
【0121】STEP2において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルであるかサブトラクティブデコード
強制信号9がハイレベルである場合、アクセス制御装置
72は第1のバス1でこのアクセスに応答するデバイス
の有無を調べるため、アクセスレスポンス確定信号12
1がハイレベルになるまで待機する。第3の発明の実施
の形態のバスブリッジの動作はSTEP3に移る。
【0122】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121及びアクセスレスポンス検知信号122
がハイレベルの場合、アクセス制御装置72は前記アク
セスに対し、第1のバス1に接続されたデバイスから応
答が行われたと判断し、出力をロウレベルに維持するた
め、アクセス変換装置5はバスアクセスを行わない。第
3の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP
4に移る。
【0123】STEP3において、アクセスレスポンス
確定信号121がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号122がロウレベルとなった場合、アクセス制御装
置72は第1のバス1に応答するデバイスが存在しない
と判断し、出力をハイレベルにしてアクセス変換装置5
を起動する。第3の発明の実施の形態のバスブリッジの
動作はSTEP31に移る。
【0124】STEP31において、アクセス変換装置
5はサブトラクティブデコードを行いデバイス11に応
答し、さらに第2のバス2に対しアクセスを開始する。
第3の発明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTE
P5に移る。
【0125】STEP4において、サブトラクティブデ
コード強制信号9がハイレベルであった場合、記憶制御
装置71はデバイス11のアクセス先のアドレスに第1
のバスに新たなデバイスが出現したと判断し、STEP
9で記憶書き込み信号711をハイレベル、記憶データ
信号712をロウレベルにし、このアドレスに対するア
クセスの記録をアクセス記憶装置7から消去する。この
ようにシステムは、第1のバスに新たにデバイスを接続
した場合などに、サブトラクティブデコード強制信号9
をハイレベルにすることにより、前記デバイスのアドレ
スに対する、アクセス記憶装置7の記憶を修正すること
が出来る。以後、第3の発明の実施の形態のバスブリッ
ジの動作はSTEP11に移り、動作を終了する。
【0126】STEP4において、サブトラクティブデ
コード強制信号9がロウレベルの場合には、第3の発明
の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP11に移
り、動作を終了する。
【0127】STEP5において、アクセスレスポンス
確定信号221がハイレベル、アクセスレスポンス検知
信号222がロウレベルとなった場合、第3の発明の実
施の形態のバスブリッジの動作はSTEP7に移る。
【0128】STEP5において、アクセスレスポンス
確定信号221及びアクセスレスポンス検知信号222
がハイレベルになった場合、記憶制御装置71はデバイ
ス11の行ったアクセスが第2のバス2に対するアクセ
スであると判断して、STEP6において、記憶書き込
み信号711及び記憶データ信号712をハイレベルに
し、アドレス記憶装置7はアドレス変換装置61の出力
が示している記憶領域に1を書き込む。以後、第3の発
明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTEP10に
移る。
【0129】STEP7において、アクセス記憶装置7
の出力がハイレベルであった場合、割り込み発生装置8
は過去にアクセス可能であったデバイスが現在アクセス
不可能であると判断し、STEP8において出力をハイ
レベルにして割り込みを発生させてシステムに異常を報
告する。以後、第3の発明の実施の形態のバスブリッジ
の動作はSTEP10に移る。
【0130】STEP7において、アクセス記憶装置7
の出力がロウレベルであった場合、第1の発明の実施の
形態のバスブリッジの動作はSTEP10に移る。
【0131】STEP10において、アクセス変換装置
5は第2のバス2のデバイスから受け取ったデータをデ
バイス11に送る。
【0132】STEP11において、第3の発明の実施
の形態のバスブリッジは動作を終了する。
【0133】以下の本発明の第4の発明の実施の形態を
図12、図13を用いて説明する。
【0134】図12は本発明による第4の発明の実施の
形態のバスブリッジのブロック構成図である。
【0135】図12において、605は第4の発明の実
施の形態のバスブリッジである。第4の発明の実施の形
態のバスブリッジ605は、第1のバスのアクセスを第
2のバスへのアクセスに変換する際、一旦第1のバス1
のアクセスを中断して、第1のバス1を他のデバイスに
開放する(この機能を本明細書ではディレイドアクセス
し呼ぶ。ディレイドアクセスは、PCIバスではディレ
イドトランザクション、Pentium Proプロセッサバス
ではディファードリプライとしてサポートされている機
能である。PCIバスについては、PCI LOCAL
BUS SPECIFICATION REVISION
2.1に記述されている。またPentium Proプロセッ
サバスについてはIntel社のPintium Pro Family D
eveloper's Manual Volume 1:Specificationsに記
述されている)。第1のバス1の解放後も、第4の発明
の実施の形態のバスブリッジ605は第2のバスへのア
クセスを継続して行う。
【0136】1は本発明によるバスブリッジに接続され
る第1のバス、2は本発明によるバスブリッジに接続さ
れる第2のバスである。11は第1のバス1に接続され
ているデバイスである。
【0137】15は、アクセス記憶装置7に現在のアク
セスに要した時間を知らせるタイマーである(以下、本
明細書ではアクセスが一定時間内に終了しなかった場
合、アクセスがタイムアウトしたと呼ぶ)。アクセス制
御装置72が、タイマー15の初期化、カウントの開始
と停止を制御する。タイマー15は一定数カウントする
と、アクセスがタイムアウトしたと判断し、アクセス記
憶装置7に現在のアクセスのタイムアウトを知らせる。
【0138】6は第1のバスのアクセスから、アクセス
先のアドレスを抽出し、アクセス記憶装置7に知らせる
アドレス抽出装置である。
【0139】7は、第1のバスから第2のバスへのアク
セスがタイムアウトしたか否かを記憶するアクセス記憶
装置である。アクセス記憶装置7は、アドレス抽出装置
6から現在のアクセスのアクセス先のアドレスを受け取
り、タイマー15の指示に従い、前記アドレスへのアク
セスに要した時間の情報を記録する。また、アクセス記
憶装置7は、アクセス開始時に、アドレス抽出装置6か
ら受け取ったアドレスをアクセス記憶装置7が持つ記憶
と比較し、前記アドレスへのアクセスが過去にタイムア
ウトしていればアクセス制御装置72に現在のアクセス
の中断を指示する。キャッシュ記憶やバッファとは異な
り、アクセス記憶装置7の記憶は本バスブリッジ内部の
みで利用され、第1のバス1や第2のバス2へ転送され
ることはない。
【0140】5は、アクセス制御装置72の命令によ
り、第1バス1のアクセスを第2のバス2のアクセスに
変換するアクセス変換装置である。さらに、アクセス変
換装置5は、アクセス制御装置72の命令により、第1
のバスへのアクセスを中断し、第1のバスを開放する。
前記アクセスを中断している間も、アクセス変換装置5
は第2のバス2へのアクセスは継続して行う。また、ア
クセス変換装置5は、アクセス制御装置72の命令によ
り、前記中断したアクセスを再開し、中断の間行った第
2のバス2に対するアクセスの結果を第1のバス1に転
送する。
【0141】72はバスブリッジ605を制御するアク
セス制御装置である。アクセス制御装置72は第1のバ
スに起こったアクセスを監視し、前記アクセスが第2の
バスへのアクセスである場合に、アクセス変換装置5に
アクセスの変換を指示し、タイマー15にカウント開始
を指示する。また、アクセス制御装置72は、アクセス
記憶装置7の出力に従い、アクセス変換装置5にアクセ
スの中断を行うか指示する。また、第1のバス1がPC
Iバスの場合には、アクセス制御装置72は、第1のバ
スへのアクセスを中断する場合に、前記アクセスのアク
セス先を記憶する。そして、前記アクセスの中断中は第
1のバス1を監視し、前記記録したアクセス先へのアク
セスが再開された場合に、前記アクセスの再開をアクセ
ス変換装置5に指示する。アクセス制御装置72が記憶
したアクセス先の情報は第1のバス1及び第2のバス2
へは出力されない。第1のバス1がPentium Proプロ
セッサバスの場合、アクセス制御装置72は、前記アク
セスの中断後、第2のバス2を監視する。そして、アク
セス変換装置5が継続して行っている第2のバス2への
アクセスが終了した時点で、前記中断した第1のバス1
へのアクセスの再開をアクセス変換装置5に指示する。
【0142】図13は本発明によるバスブリッジの動作
のフロー図である。以下、図13に従い第1のバスのデ
バイス11が第2のバスにアクセスを行う場合の本バス
ブリッジの動作を説明する。
【0143】STEP1において、デバイス11が第2
のバス2のデバイスにアクセスを行うため、第1のバス
1にアクセスを開始する。アドレス抽出装置6は第1の
バス1を監視し、前記アクセス先のアドレスをアクセス
記憶装置7に知らせる。以後本バスブリッジの動作はS
TEP2に移る。
【0144】STEP2において、アクセス制御装置7
2は前記アクセスが第2のバス2へのアクセスであるか
調べる。前記アクセスが第2のバス2へのアクセスであ
る場合、アクセス制御装置72はアクセス変換装置5に
前記アクセスを第2のバスへのアクセスに変換するよう
指示し、タイマー15にカウントを開始を指示する。以
後本バスブリッジの動作はSTEP3に移る。前記アク
セスが第2のバスへのアクセスではない場合、本バスブ
リッジの動作はSTEP8に移る。
【0145】STEP3において、アクセス記憶装置7
は、アドレス抽出装置6が抽出したアドレスを受け取
り、前記アドレスへの過去のアクセスがタイムアウトし
たか調べる。タイムアウトしていれば、アクセス記憶装
置7はアクセス制御装置72に第1のバス1でのアクセ
スの中断を指示し、本バスブリッジの動作はSTEP4
に移る。前記アドレスへの過去のアクセスがタイムアウ
トしていない場合、本バスブリッジの動作はSTEP6
に移る。
【0146】STEP4において、アクセス制御装置7
2はアクセス変換装置5に第1のバスに対するバスアク
セスの中断を指示する。第1のバス1がPCIバスの場
合、アクセス制御装置72が前記アクセス先のアドレス
を記憶する。アクセス変換装置5は第1のバスへのアク
セスを中断した後も、第2のバスへのアクセスは継続し
て行う。以後本バスブリッジの動作はSTEP4Aに移
る。
【0147】STEP4Aにおいて、第1のバス1がP
CIバスの場合、アクセス制御装置72は第1のバス1
を監視し、前記アクセス制御装置72が記憶したアドレ
スへのアクセスが再開されるまで待つ。前記アクセスの
再開を待つ間も、アクセス変換装置5は第2のバス2に
対するアクセスを行う。前記アクセスが再開された場
合、STEP5に移る。第1のバス1がPentium Pro
プロセッサバスの場合、アクセス制御装置72は第2の
バス2を監視し、アクセス変換装置5が行っている第2
のバス2へのアクセスが終了するまで待つ。前記第2の
バス2へのアクセスが終了した場合、バスブリッジの動
作はSTEP5に移る。
【0148】STEP5において、アクセス制御装置7
2はアクセス変換装置5に第1のバスへのアクセスの再
開を指示する。アクセス変換装置5は第1のバスへのア
クセスを再開し、STEP4Aでの第2のバスへのアク
セスの結果を第1のバスへのアクセスに変換する。前記
アクセス終了後、本バスブリッジの動作はSTEP7に
移る。
【0149】STEP6において、アクセス変換装置5
は第1のバス1のアクセスを継続して行い、第1のバス
1のアクセスを第2のバス2のアクセスに変換する。前
記アクセス終了後、本バスブリッジの動作はSTEP7
に移る。
【0150】STEP7において、タイマー15は前記
アクセスのタイムアウトの情報を、アクセス記憶装置7
に知らせる。アクセス記憶装置7は、タイマー15の出
力に従い、アドレス抽出装置6の指示するアドレスへの
アクセスに要した時間の情報を記憶する。本バスブリッ
ジの動作はSTEP8に移る。
【0151】STEP8において、本バスブリッジの動
作は終了する。
【0152】本バスブリッジは、第1のバスから第2の
バスへのアクセスを行う時、タイマー15によりアクセ
スに要する時間を測定し、アクセス先のアドレスに対
し、アクセスのタイムアウトの情報を記憶する。そし
て、前記アクセスと同じアドレスへのアクセスが起こっ
た場合、前回のアクセスに要した時間に応じ、バス1に
対するアクセスを一旦中断するか否かを決定する。これ
により、本バスブリッジは時間を要するアクセスに対し
てのみ、第1のバス1へのアクセスの中断による第1の
バス1の開放を行う。そして、短時間で終了するアクセ
スに対しては、第1のバス1へのアクセスを継続する。
この構成の目的はデバイス11から見たバスアクセスの
スループットを向上させ、レイテンシを削減することで
ある。短時間で終了するアクセスに対しては、本発明の
バスブリッジはディレイドアクセスアクセスを行わな
い。このため、デバイス11のアクセスは、バスアクセ
スの中断、バス権の取得およびバスアクセスの再開がな
くなるため、全てのアクセスに対してディレイドアクセ
スを行うより、アクセスが高速化される。
【0153】以下の本発明の第5の発明の実施の形態を
図12、図13、図14によって説明する。第5の発明
の実施の形態は第4の発明の実施の形態と構成図とフロ
ー図は同一であるため、アクセス記憶装置7の構成と動
作について説明する。
【0154】図14は第5の発明の実施の形態のアクセ
ス記憶装置7の構成図である。
【0155】80Tはアクセスに要する時間を記憶する
タイムアウト記憶装置である。80Tは、第1のバス1
の各アドレスの数だけ存在する。各80Tは第1のバス
1の一つのアドレスと対応し、前記アドレスに対するア
クセスに要した時間を記録する。アクセス開始時、記憶
装置選択装置80CSが選択したタイムアウト記憶装置
80Tは、前記アドレス領域への前回のアクセスに要し
た時間を調べ、一定の時間以上である場合には、アクセ
スのタイムアウトを記憶出力装置80Rに知らせる。ま
た、前記選択された80Tはアクセスの終了時、タイマ
ー15の出力を調べ、前記アクセスに要した時間を記録
する。
【0156】80CSはアドレス抽出装置6からアドレ
スを受け取り、前記アドレスに対するアクセスの時間の
情報を記録するタイムアウト記憶装置80Tを選択する
記憶装置選択装置である。80CSが選択したタイムア
ウト記憶装置80Tのみが、記憶出力装置80Rに対す
る出力と、タイマー15からの入力を行う。
【0157】80Rは全タイムアウト記憶装置装置80
Tの出力を受け取り、現在のアクセスと同アドレスへの
前回のアクセスのタイムアウトの有無をアクセス制御装
置72に知らせる記憶出力装置である。
【0158】以下、図13に従いアクセス記憶装置7の
動作を説明する。
【0159】STEP1,2において、アドレス抽出装
置6が記憶装置選択装置80CSに、第1のバス1での
アクセスのアドレスを知らせる。そして、記憶装置選択
装置80CSは前記アドレスへのアクセスに要した時間
を記録するタイムアウト記憶装置80Tを選択する。
【0160】STEP3において、前記選択されたタイ
ムアウト記憶装置80Tは、前記アドレスへの前回のア
クセスに要した時間を調べ、タイムアウトの有無を記憶
出力装置80Rに知らせる。記憶出力装置80Rはタイ
ムアウト記憶装置80Tの出力を受け取り、前記アクセ
スを中断するか否かをアクセス制御装置72に知らせ
る。記憶出力装置80Rの出力により、本発明の実施の
形態のバスブリッジの動作はSTEP4かSTEP6に
移る。以後アクセス記憶装置7はSTEP7まで待機す
る。
【0161】STEP7において、前記アクセスが終了
し、タイマー15は前記アクセスに要した時間を、タイ
ムアウト記憶装置80Tに知らせる。記憶装置選択装置
80CSが選択したタイムアウト記憶装置80Tのみ
が、タイマー15の出力するタイムアウトの情報を記録
する。STEP7において、アクセス記憶装置7の動作
は終了する。
【0162】タイムアウト記憶装置80Tが記録する情
報として、アクセスに要した時間ではなく、単にタイム
アウトの有無のみを使用することも可能である。タイム
アウトしたか否かのみを記録する場合、各タイムアウト
記憶装置80Tが持つ記憶領域は1bitで済む。
【0163】以下の本発明の第6の発明の実施の形態を
図12、図13、図15によって説明する。第6の発明
の実施の形態は第4の発明の実施の形態と構成図とフロ
ー図は同一であるため、アクセス記憶装置7の構成と動
作について説明する。
【0164】図15は第6の発明の実施の形態のアクセ
ス記憶装置7の構成図である。
【0165】61はアドレス抽出装置61から受け取っ
たアドレスを2の15乗分の1することにより、下位1
5bitを取り除くアドレス変換装置である。第1のバ
ス1のアドレスを2の15乗バイトの連続したアドレス
領域(本発明の実施の形態ではアドレス領域はN個存在
するとする。Nは1以上の整数とする)毎に分割した場
合、アドレス変換装置61は、入力されたアドレスを含
むような前記アドレス領域の番号を出力する。
【0166】80Tはアクセスのタイムアウトの有無を
記憶するタイムアウト記憶装置である。80TはN個存
在し、それぞれが各前記アドレス領域と対応する。80
Tは、前記アドレス領域内のアドレスに対してアクセス
があった場合に、前記アクセスのタイムアウトの有無を
記録する。これにより、80Tは一つの前記アドレス領
域内の全てのアドレスに対するアクセスのタイムアウト
の有無を一括して記録する。記憶装置選択装置80CS
が選択したタイムアウト記憶装置80Tは、記憶出力装
置80Rに前記アドレス領域への前回のアクセスのタイ
ムアウトの有無を出力する。また、前記選択された80
Tがアクセスの終了時、タイマー15の出力を調べ、前
記アクセスのタイムアウトの有無を記録する。
【0167】80CSはアドレス変換装置61からアド
レス領域の番号を受け取り、前記アドレス領域に対する
アクセスのタイムアウトの有無を記録するタイムアウト
記憶装置80Tを選択する記憶装置選択装置である。8
0CSはアドレス変換装置61から値m(mは0以上N
−1以下の任意の整数とする)を受け取った場合、m番
目のタイムアウト記憶装置80Tを選択する。80CS
が選択したタイムアウト記憶装置80Tのみが、記憶出
力装置80Rに対する出力と、タイマー15からの入力
を行う。
【0168】80Rは全タイムアウト記憶装置装置80
Tの出力を受け取り、現在のアクセスと同アドレス領域
内への前回のアクセスのタイムアウトの有無をアクセス
制御装置72に知らせる記憶出力装置である。
【0169】以下、図12,13,15に従いアドレス
10009H(16進表記)に対するアクセスを例に取
り、アクセス記憶装置7の動作を説明する。
【0170】STEP1,2において、アドレス変換装
置61が、アドレス抽出装置6から受け取ったアドレス
10009Hを2の15乗分の1にし、記憶装置選択装
置80CSに値2を出力する。記憶装置選択装置80C
Sは前記アドレス領域内のアドレスへのアクセスのタイ
ムアウトの有無を記録するタイムアウト記憶装置80T
を選択する。
【0171】STEP3において、記憶装置選択装置8
0CSがアドレス変換装置61から受け取った値は02
Hであるため、2番目のタイムアウト記憶装置80Tが
選択される。前記2番目のタイムアウト記憶装置80T
は、前記アドレス領域内への前回のアクセスのタイムア
ウトの有無を記憶出力装置80Rに知らせる。記憶出力
装置80Rは前記タイムアウト記憶装置80Tの出力を
受け取り、前記アクセスを中断するか否かをアクセス制
御装置72に知らせる。記憶出力装置80Rの出力によ
り、本発明の実施の形態のバスブリッジの動作はSTE
P4かSTEP6に移る。以後アクセス記憶装置7はS
TEP7まで待機する。
【0172】STEP7において、前記アクセスが終了
し、タイマー15が前記アクセスがタイムアウトしたか
否かを、タイムアウト記憶装置80Tに知らせる。記憶
装置選択装置80CSが選択した2番目のタイムアウト
記憶装置80Tのみが、タイマー15の出力するタイム
アウトの有無を記憶する。STEP7において、アクセ
ス記憶装置7の動作は終了する。
【0173】このように、アドレス領域毎にタイムアウ
トの有無を記録することにより、タイムアウト記憶装置
80Tは2の15乗分の1個(N個)で済む。また、連
続したアドレスを持つデバイスに対するアクセスの際、
アクセス毎に一つ一つのアドレスに対してタイムアウト
の有無を記録することなく、一回のアクセスにより、デ
バイスの持つ連続したアドレスを一括して記録すること
が可能になる。さらに、本発明の実施の形態ではアドレ
ス領域の大きさを2の15乗バイトとしているが、実際
には前記アドレス領域の大きさは第2のバス2に接続さ
れたデバイスの有するアドレス領域の大きさに対応し
て、最適な値に設定すれば良い。
【0174】以下の本発明の第7の発明の実施の形態を
図12、図13、図16によって説明する。第7の発明
の実施の形態は第4の発明の実施の形態と構成図とフロ
ー図は同一であるため、アクセス記憶装置7の構成と動
作について説明する。
【0175】図16は第7の発明の実施の形態のアクセ
ス記憶装置7の構成図である。
【0176】800はアドレス記憶装置である。アクセ
ス記憶装置7はN個(Nは1以上の整数とする)のアド
レス記憶装置800を持つ。一つのアドレス記憶記憶装
置800はアドレス下限記憶装置80S、アドレス上限
記憶装置80E、タイムアウト記憶装置80T、アドレ
ス領域比較装置80Cから構成される。アドレス記憶装
置800は任意の大きさのアドレス領域内へのアクセス
のタイムアウトの有無を記録する。
【0177】80S,80Eは、それぞれアドレス記憶
装置がタイムアウトの情報を記憶する記憶領域の最下位
アドレスと最上位アドレスの記憶装置である。80Eは
80Sより常に大きいアドレスを記憶する。80S,8
0Eはそれぞれが記憶しているアドレスをアドレス領域
比較装置80Cに出力する。一つのアドレス記憶記憶装
置800は、内蔵するアドレス下限記憶装置80S以上
アドレス上限記憶装置80E以下のアドレス領域(以
下、本明細書では、このアドレス領域をアドレス記憶装
置800が管理するアドレス領域と呼ぶ)に対するアク
セスのタイムアウトの有無を記録する。80S,80E
の値は本発明のバスブリッジを初期化する時などに設定
する。
【0178】80Cはアドレス抽出装置6が出力するア
ドレスがアドレス下限記憶装置80以上アドレス上限記
憶装置80E以下である場合に、出力をハイレベルにす
るアドレス領域比較装置である。
【0179】80Tは、前記80Tを含むアドレス記憶
装置800が管理するアドレス領域に対するアクセスの
タイムアウトの有無を記憶するタイムアウト記憶装置で
ある。80Tはアクセス開始時、アドレス領域比較装置
80Cの出力がハイレベルならば、記憶出力装置80R
に前記アドレス領域への前回のアクセスのタイムアウト
の有無を出力する。また、80Tはアクセスの終了時、
アドレス領域比較装置80Cの出力がハイレベルなら
ば、タイマー15の出力を調べ、前記アクセスのタイム
アウトの有無を記録する。
【0180】80Rは全アドレス記憶装置800内のタ
イムアウト記憶装置装置80Tの出力を受け取りね現在
のアクセスと同アドレス領域内への前回のアクセスのタ
イムアウトの有無をアクセス制御装置72に知らせる記
憶出力装置である。
【0181】以下、図12、13、16に従いアクセス
記憶装置7の動作を説明する。
【0182】STEP1,2において、アドレス抽出装
置が各アドレス記憶装置800内部のアドレス領域比較
装置80Cに、第1のバス1でのアクセスのアドレスを
知らせる。アドレス領域比較装置80Cは前記アドレス
を、アドレス下限記憶装置80Sとアドレス上限記憶装
置80Eの記憶と比較し、前記アドレスが、前記アドレ
ス領域比較装置80Cの属するアドレス記憶装置800
の管理するアドレス領域内に入るか調べ、タイムアウト
記憶装置80Tに知らせる。
【0183】STEP3において、前記アドレスがアド
レス記憶装置800の管理するアドレス領域内であった
場合、タイムアウト記憶装置80Tは、前記アドレス領
域内への前回のアクセスのタイムアウトの有無を記憶出
力装置80Rに知らせる。記憶出力装置80Rは各アド
レス記憶装置800内のタイムアウト記憶装置80Tの
出力を受け取り、前記アクセスを中断するか否かをアク
セス制御装置72に知らせる。記憶出力装置80Rの出
力により、本発明の実施の形態のバスブリッジの動作は
STEP4かSTEP6に移る。以後アクセス記憶装置
7はSTEP7まで待機する。
【0184】STEP7において、前記アクセスが終了
し、タイマー15が前記アクセスがタイムアウトしたか
否かを、各アドレス記憶装置800内のタイムアウト記
憶装置80Tに知らせる。タイムアウト記憶装置80T
は、アドレス領域比較装置80Cの出力を調べ、前記ア
クセスのアドレスがタイムアウト記憶装置80Tが属す
るアドレス記憶装置800の管理するアドレス領域内で
あるならば、タイマー15の出力するタイムアウトの情
報を記憶する。STEP7において、アクセス記憶装置
7の動作は終了する。
【0185】このようにして、アドレス領域毎に一括し
てタイムアウトの有無を記録することにより、タイムア
ウト記憶装置80Tは数個で済む。また、連続したアド
レスを持つデバイスに対するアクセスの際、アクセス毎
に一つ一つのアドレスに対してタイムアウトの有無を記
録することなく、一回のアクセスにより、デバイスの持
つ連続したアドレスを一括して記録することが可能にな
る。アドレス記憶装置800には任意の大きさのアドレ
ス領域を設定することが可能であるため、第2のバス2
に接続されたデバイスが有するそれぞれのアドレス領域
に対し、個別にアドレス記憶装置800のアドレス領域
を設定することが出来る。
【0186】
【発明の効果】本発明によれば、第1のバスから第2の
バスへのアクセスのアドレスあるいは、アドレスに対す
る第1のバスから第2のバスへのアクセスの有無を記録
することにより、第2のバスへのアクセスを判定するた
めに一定時間バスを監視する処理を省き、前記記録を参
照して直ちに第2のバスへのアクセスを判定し、図12
の信号55に示すように、従来技術より3クロック早く
マスタデバイスに対する応答を開始できるため、第1の
バスから第2のバスへのアクセスの時間を短縮すること
が可能である。
【0187】更に、本発明によれば、第1のバスから第
2のバスへのアクセスのアドレスあるいは、アドレスに
対する第1のバスから第2のバスへのアクセスの有無を
記録することにより、第2のバスのデバイスから応答が
ない場合には、前記記録を参照し以前アクセス可能であ
ったデバイスに現在アクセス不可能であるか、デバイス
が存在しないアドレスに対してアクセスを行っているの
かを判別することが可能である。
【0188】更に、図7に示すように、本発明によれ
ば、前記記録の記憶領域に空き領域が存在しなくなった
場合には、最も古いデータに新しい記録を上書きし、前
記記憶領域を再利用することにより、前記記憶領域の大
きさを小さくすることが可能である。
【0189】更に、図10に示すように、本発明によれ
ば、アクセスの記憶をある大きさのアドレス領域毎に一
括して記録することにより、前記アクセスの記録装置の
容量を小量に押え、更に連続したアドレスを持つデバイ
スに対するアクセスの際には、アドレス毎に前記記録を
行うこと無く、前記連続したアドレスの中の一つのアド
レスにアクセスするのみで、デバイスの持つ全アドレス
へのアクセスが記録可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバスブリッジの第1の発明の実施
の形態の概略ブロック図である。
【図2】本発明によるバスブリッジの第1の発明の実施
の形態のアクセス記憶方式の図である。
【図3】本発明によるバスブリッジの第2の発明の実施
の形態の処理フロー図である。
【図4】本発明によるバスブリッジの第1及び第3の発
明の実施の形態の処理フロー図である。
【図5】PCIバスの応答のタイミングの図である。
【図6】バスブリッジの動作の概略図である。
【図7】本発明によるバスブリッジの第2の発明の実施
の形態の概略ブロック図である。
【図8】本発明によるバスブリッジの第2の発明の実施
の形態のアドレス記憶方式の図である。
【図9】本発明によるバスブリッジの第2の発明の実施
の形態のアドレス記憶装置の記憶検索装置の概略図であ
る。
【図10】本発明によるバスブリッジの第3の発明の実
施の形態の概略ブロック図である。
【図11】本発明によるバスブリッジの第3の発明の実
施の形態のアクセス記憶方式の図である。
【図12】本発明によるバスブリッジの第4の発明の実
施の形態の概略ブロック図である。
【図13】本発明によるバスブリッジの第4の発明の実
施の形態の処理フロー図である。
【図14】本発明によるバスブリッジの第5の発明の実
施の形態の記憶装置の構成図である。
【図15】本発明によるバスブリッジの第6の発明の実
施の形態の記憶装置の構成図である。
【図16】本発明によるバスブリッジの第7の発明の実
施の形態の記憶装置の構成図である。
【符号の説明】
1…バス、11…バス1に接続されたデバイス、111
…アドレス抽出装置6が出力したアドレス、112…ア
ドレス変換装置61が出力した変換データ、12…アク
セスレスポンス検出装置、121…アクセスレスポンス
確定信号、122…アクセスレスポンス検知信号、2…
バス、201…デバイス11の出力、 202…
記憶領域、21…バス2に接続されたデバイス、 22
…アクセスレスポンス検出装置、221…アクセスレス
ポンス確定信号、222…アクセスレスポンス検知信
号、5…アクセス変換装置、51…PCIバスのCL
K、 52…PCIバスの信号FRAME、5
3…PCIバスの信号DEVSEL、54…PCIバス
の信号DEVSEL、55…PCIバスの信号DEVS
EL、6…アドレス抽出装置、601…バスブリッジ、
602…第1の発明の実施の形態のバスブリッジ、60
3…第2の発明の実施の形態のバスブリッジ、604…
第2の発明の実施の形態のバスブリッジ、61…アドレ
ス変換装置、7…アクセス記憶装置、 71…記憶制御
装置、711…記憶書き込み信号、712…記憶データ
信号、72…アクセス制御装置、73…記憶領域指示装
置、8…割り込み発生装置、801…記憶装置7の記憶
領域、9…サブトラクティブデコード強制信号、901
…アドレス比較装置、 902…比較結果合成装置、
91…記憶消去信号、 605…第4の発明の実施の
形態のバスブリッジ、15…タイマ、800…アドレス
記憶装置、80S…アドレス上限記憶装置、80E…ア
ドレス下限記憶装置、80T…タイムアウト記憶装置、
80C…アドレス領域比較装置、80R…記憶出力装
置、80CS…記憶装置選択装置。

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの異なるバスを接続し、前記二つのバ
    スの間のデータの変換を行う装置(以下これをバスブリ
    ッジと呼ぶ)であって、 第1のバスから前記バスブリッジを経由して第2のバス
    へアクセスが実施される際にそのアクセス先のアドレス
    に関する情報を記録する手段を有し、前記第1のバスで
    バスアクセスが生成された際に前記アドレス情報を元に
    前記バスアクセスを第2のバスに対するアクセスに変換
    するか否かを決定することを特徴とするバスブリッジ。
  2. 【請求項2】第1のバスで生成されたバスアクセスに応
    答するデバイスの存在を検出する手段(以下これを第1
    バスアクセス応答検出手段と呼ぶ)を有する請求項1記
    載のバスブリッジであって、第1のバス上でバスアクセ
    スが生成された際に、請求項1記載のアドレス情報記録
    手段が前記バスアクセスのアドレスと同一の情報を有す
    る場合には前記バスアクセスを第2のバスに変換し、一
    方前記アドレス情報記録手段が前記バスアクセスのアド
    レスと同一の情報を有しない場合には、前記第1バスア
    クセス応答検出手段により前記バスアクセスに応答する
    デバイスが無いと判断した場合に前記バスアクセスを第
    二のバスに変換することを特徴とする請求項1記載のバ
    スブリッジ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のアドレス情報記録手段は、
    第1のバス上の任意のアドレスに対応するデータ保持部
    を有し、各々のアドレスに対し第1のバスから前記バス
    ブリッジを経由して第2のバスへアクセスが実施された
    か否かを示す情報を前記データ保持部に記録する構成で
    あることを特徴とする請求項1記載のバスブリッジ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のアドレス情報記録手段は、
    N個(Nは任意の正の整数)のアドレス保持部を有し、
    前記バスブリッジを経由する第1のバスから第2のバス
    へのアクセスに対し、前記第1のバスへのアクセスにお
    いて出力されたアドレスを前記アドレス保持部に登録す
    る構成であることを特徴とする請求項1記載のバスブリ
    ッジ。
  5. 【請求項5】請求項1記載のアドレス情報記録手段は、
    第1のバス上の一定の大きさの任意のアドレス領域に対
    応するデータ保持部を有し、各々のアドレス領域に属す
    るアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジを経
    由して第2のバスへアクセスが実施されたか否かを示す
    情報を前記データ保持部に記録する構成であることを特
    徴とする請求項1記載のバスブリッジ。
  6. 【請求項6】請求項1記載のバスブリッジであって、請
    求項1記載のアドレス情報記録手段から請求項1記載の
    アドレス情報を削除する手段を有する請求項1記載のバ
    スブリッジ。
  7. 【請求項7】第2のバスに対するバスアクセスに応答す
    るデバイスの存在を検出する手段(以下これを第2バス
    アクセス応答検出手段と呼ぶ)を有する請求項6記載の
    バスブリッジであって、請求項6記載のアドレス情報削
    除手段は、請求項6記載のバスブリッジを経由する第1
    のバスから第2のバスへのアクセスにおいて、第1のバ
    ス上で前記バスアクセスが生成された際に、請求項1,
    6記載のアドレス情報記録手段が前記バスアクセスのア
    ドレスと同一の情報を有し、かつ前記バスブリッジを経
    由した第2のバスへのアクセスに対し、前記第2バスア
    クセス応答検出手段が第2のバスに前記バスアクセスに
    応答するデバイスが無いと判断した場合には、前記アド
    レス情報記録手段から前記バスアクセスのアドレスの情
    報を消去する構成であることを特徴とする請求項6記載
    のバスブリッジ。
  8. 【請求項8】請求項6記載のバスブリッジであって、請
    求項6記載のアドレス情報削除手段は、前記バスブリッ
    ジに接続された情報処理システムからの信号により、請
    求項6記載のアドレス情報の削除を行う構成であること
    を特徴とする請求項6記載のバスブリッジ。
  9. 【請求項9】請求項4記載のアドレス情報が記録されて
    いない請求項4記載のアドレス保持部を検出し、アドレ
    ス情報が記録されていないアドレス保持部が存在しない
    場合は請求項4記載のアドレス情報記録手段の保持する
    最も古いアドレス情報を持つアドレス保持部を検出する
    手段を有する請求項4のバスブリッジであって、請求項
    4記載のアドレス情報記録手段にアドレスを記録する際
    には、前記空きアドレス保持部検出手段の検出するアド
    レス保持部に記録することを特徴とする請求項4のバス
    ブリッジ。
  10. 【請求項10】第1のバスで生成されたバスアクセスの
    アドレスから上位bitのみを抽出する手段を有する請
    求項5記載のバスブリッジであって、前記上位bit抽
    出手段の出力と上位bitが一致するアドレスの集まり
    を請求項5に記載のアドレス領域とすることを特徴とす
    る請求項5記載のバスブリッジ。
  11. 【請求項11】請求項4記載の各アドレス保持部に接続
    され、それぞれが接続されたアドレス保持部の保持する
    情報と第1のバスで生成されたバスアクセスのアクセス
    するアドレスとを比較する手段と、前記比較手段の出力
    の論理和を計算する手段を有する請求項4のバスブリッ
    ジであって、前記論理和計算手段の出力により、請求項
    4記載のバスアクセスを第2のバスに対するアクセスに
    変換するか否かを決定することを特徴とする請求項4の
    バスブリッジ。
  12. 【請求項12】請求項2記載のバスブリッジであって、
    第1のバスのバスアクセスの第2のバスへの変換の判断
    の際、一時的に請求項2記載のアドレス情報記録手段の
    保持するアドレス情報を無視し、第1バスアクセス応答
    検出手段のみから請求項2記載のアクセスの第2のバス
    への変換の決定を行うことを強制する手段を有すること
    を特徴とする請求項2記載のバスブリッジ。
  13. 【請求項13】二つの異なるバスを接続し、前記二つの
    バスの間のデータの変換を行うバスブリッジであって、
    第1のバスから前記バスブリッジを経由して第2のバス
    へアクセスが実施される際にそのアクセス先のアドレス
    に関する情報を記録する手段を有し、前記バスアクセス
    に対する第2のバスからの応答が無い場合には、前記第
    2アクセス応答手段を元に第2のバスのデバイスの異常
    を検出することを特徴とするバスブリッジ。
  14. 【請求項14】第2のバスで生成されたバスアクセスに
    応答するデバイスの存在を検出する手段(以下これを第
    2バスアクセス応答検出手段と呼ぶ)を有し、前記バス
    ブリッジを経由する第1のバスから第2のバスへのアク
    セスの際、前記第2バスアクセス応答検出手段により前
    記第2のバスアクセスに応答するデバイスが無いと判断
    し、更に第1のバス上でバスアクセスが生成された際
    に、請求項13記載のアドレス情報記録手段が前記バス
    アクセスのアドレスと同一の情報を有する場合には、第
    2のバスのデバイスに異常が発生したと判断することを
    特徴とする請求項13記載のバスブリッジ。
  15. 【請求項15】請求項13記載のバスブリッジで、前記
    バスブリッジが第2のバスのデバイスの異常を検出した
    場合に、前記バスブリッジの接続されているシステムに
    対して、前記異常を報告する手段を有することを特徴と
    する請求項13記載のバスブリッジ。
  16. 【請求項16】請求項13記載のアドレス情報記録手段
    は、第1のバス上の任意のアドレスに対応するデータ保
    持部を有し、各々のアドレスに対し第1のバスから前記
    バスブリッジを経由して第2のバスへアクセスが実施さ
    れたか否かを示す情報を前記データ保持部に記録する構
    成であることを特徴とする請求項13記載のバスブリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】請求項13記載のアドレス情報記録手段
    は、N個(Nは任意の正の整数)のアドレス保持部を有
    し、前記バスブリッジを経由する第1のバスから第2の
    バスへのアクセスに対し、前記第1のバスへのアクセス
    において出力されたアドレスを前記アドレス保持部に記
    録する構成であることを特徴とする請求項13記載のバ
    スブリッジ。
  18. 【請求項18】請求項13記載のアドレス情報記録手段
    は、第1のバス上の一定の大きさの任意のアドレス領域
    に対応するデータ保持部を有し、各々のアドレス領域に
    属するアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジ
    を経由して第2のバスへアクセスが実施されたか否かを
    示す情報を前記データ保持部に記録する構成であること
    を特徴とする請求項13記載のバスブリッジ。
  19. 【請求項19】請求項13記載のバスブリッジであっ
    て、請求項13記載のアドレス情報記録手段から請求項
    13記載のアドレス情報を削除する手段を有する、請求
    項13記載のバスブリッジ。
  20. 【請求項20】請求項19記載のバスブリッジであっ
    て、請求項19記載のアドレス情報削除手段は、前記バ
    スブリッジを経由する第1のバスから第2のバスへのア
    クセスの際、請求項19記載のバスブリッジが第2のバ
    スのデバイスの異常を検出した場合、請求項19記載の
    アドレス情報記録手段に記録された前記バスアクセスの
    アドレスの情報を削除する構成であることを特徴とする
    請求項19のバスブリッジ。
  21. 【請求項21】請求項17記載のアドレス情報が記録さ
    れていない請求項17記載のアドレス保持部を検出し、
    アドレス情報が記録されていないアドレス保持部が存在
    しない場合は請求項17記載のアドレス情報記録手段の
    保持する最も古いアドレス情報を持つアドレス保持部を
    検出する手段を有する請求項17のバスブリッジであっ
    て、請求項17記載のアドレス情報記録手段にアドレス
    を記録する際には、前記空きアドレス保持部検出手段の
    検出するアドレス保持部に記録することを特徴とする請
    求項17のバスブリッジ。
  22. 【請求項22】第1のバスで生成されたバスアクセスの
    アドレスから上位bitのみを抽出する手段を有する請
    求項18記載のバスブリッジであって、前記上位bit
    抽出手段の出力と上位bitが一致するアドレスの集ま
    りを請求項18に記載のアドレス領域とすることを特徴
    とする請求項18記載のバスブリッジ。
  23. 【請求項23】請求項17記載の各アドレス保持部に接
    続され、それぞれが接続されたアドレス保持部の保持す
    る情報と第1のバスで生成されたバスアクセスのアクセ
    スするアドレスとを比較する手段と、前記比較手段の出
    力の論理和を計算する手段を有する請求項17のバスブ
    リッジであって、前記論理和計算手段の出力により、前
    記バスアクセスを第2のバスに対するアクセスに変換す
    るか否かを決定することを特徴とする請求項17のバス
    ブリッジ。
  24. 【請求項24】請求項15記載の異常報告手段は、前記
    請求項15記載のバスブリッジの接続されているシステ
    ムに対して、割り込みを発させて第2のバスのデバイス
    の異常を報告することを特徴とする請求項15記載のバ
    スブリッジ。
  25. 【請求項25】請求項1記載のアドレス情報記録手段が
    保持する情報は第1のバスおよび第2のバスに出力され
    ないことを特徴とする請求項1のバスブリッジ。
  26. 【請求項26】請求項25記載のバスブリッジであっ
    て、第1のバス上でバスアクセスが生成された際に、請
    求項25記載のアドレス情報記録手段が前記バスアクセ
    スのアドレスと同一の情報を有する場合には前記バスア
    クセスの第2のバスへの変換を中断し、一方前記アドレ
    ス情報記録手段が前記バスアクセスのアドレスと同一の
    情報を有しない場合には、前記バスアクセスの第二のバ
    スへの変換を継続することを特徴とする請求項25記載
    のバスブリッジ。
  27. 【請求項27】バスアクセスの開始から終了までの時間
    を検出する手段(以下これをバスアクセス時間検出手段
    と呼ぶ)を有する請求項26のバスブリッジであって、
    請求項26記載のアドレス情報記録手段は、第1のバス
    上の任意のアドレスに対応するデータ保持部を有し、各
    々のアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジを
    経由して第2のバスへ行ったアクセスに要した時間を前
    記バスアクセス時間検出手段により調べ、前記バスアク
    セスに要した時間を前記データ保持部に記録する構成で
    あることを特徴とする請求項26記載のバスブリッジ。
  28. 【請求項28】バスアクセス時間検出手段を有する請求
    項26のバスブリッジであって、請求項26記載のアド
    レス情報記録手段は、第1のバス上の任意のアドレスに
    対応するデータ保持部を有し、各々のアドレスに対し第
    1のバスから前記バスブリッジを経由して第2のバスへ
    行ったアクセスに要した時間を前記バスアクセス時間検
    出手段により調べ、前記バスアクセスが一定時間内に終
    了したか否かを示す情報を前記データ保持部に記録する
    構成であることを特徴とする請求項26記載のバスブリ
    ッジ。
  29. 【請求項29】バスアクセス時間検出手段を有する請求
    項26のバスブリッジであって、請求項26記載のアド
    レス情報記録手段は、第1のバス上の任意の大きさのア
    ドレス領域に対応するデータ保持部を有し、各々のアド
    レス領域に対し第1のバスから前記バスブリッジを経由
    して第2のバスへ行ったアクセスに要する時間を前記バ
    スアクセス時間検出手段により調べ、前記バスアクセス
    が一定時間内に終了したか否かを示す情報を前記データ
    保持部に記録する構成であることを特徴とする請求項2
    6記載のバスブリッジ。
  30. 【請求項30】請求項29記載のアドレス情報記録手段
    は、N個(Nは任意の正の整数)のアドレス領域保持部
    を有し、前記アドレス領域保持部は2つのアドレス保持
    部(以下、1つを下限アドレス保持部、1つを上限アド
    レス保持部と呼ぶ)と1つのアクセス時間保持部を有
    し、前記下限アドレス保持部以上かつ前記上限アドレス
    保持部以下のアドレスに対する前記第1のアクセスに要
    した時間の情報を、前記アドレス時間保持部に記録する
    構成であることを特徴とする請求項29記載のバスブリ
    ッジ。
  31. 【請求項31】請求項26記載のアドレス情報記録手段
    は、第1のバス上の一定の大きさの任意のアドレス領域
    に対応するデータ保持部を有し、各々のアドレス領域に
    属するアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジ
    を経由して第2のバスへ行ったアクセスが一定時間内に
    終了したか否かを示す情報を前記データ保持部に記録す
    る構成であることを特徴とする請求項26記載のバスブ
    リッジ。
  32. 【請求項32】請求項30記載の各アドレス領域保持部
    に接続され、それぞれが接続されたアドレス保持部を構
    成する下限アドレス保持部の保持する情報と上限アドレ
    ス保持部の保持する情報を、第1のバスで生成されたバ
    スアクセスのアクセスするアドレスと比較する手段と、
    前記比較手段の出力の論理和を計算する手段を有する請
    求項30のバスブリッジであって、前記論理和計算手段
    の出力により、第1のバスアクセスに対するアクセスの
    中断を決定することを特徴とする請求項30のバスブリ
    ッジ。
  33. 【請求項33】第1のバスで生成されたバスアクセスの
    アドレスから上位bitのみを抽出する手段を有する請
    求項31記載のバスブリッジであって、前記上位bit
    抽出手段の出力と上位bitが一致するアドレスの集ま
    りを請求項31に記載のアドレス領域とすることを特徴
    とする請求項31記載のバスブリッジ。
  34. 【請求項34】請求項32のバスブリッジであって、請
    求項32記載のアドレス情報記録手段は、第1のバス上
    の任意の大きさのアドレス領域に対応するデータ保持部
    を有し、各々のアドレス領域に対し、第1のバスから前
    記バスブリッジを経由して第2のバスに行ったアクセス
    に要する時間を前記バスアクセス時間検出手段により調
    べ、前記バスアクセスに要した時間を前記データ保持部
    に記録する構成であることを特徴とする請求項32記載
    のバスブリッジ。
  35. 【請求項35】請求項32のバスブリッジであって、請
    求項32記載のアドレス情報記録手段は、第1のバス上
    の任意の大きさのアドレス領域に対応するデータ保持部
    を有し、各々のアドレス領域に対し、第1のバスから前
    記バスブリッジを経由して第2のバスに行ったアクセス
    に要する時間を前記バスアクセス時間検出手段により調
    べ、前記バスアクセスが一定時間内に終了したか否かを
    前記データ保持部に記録する構成であることを特徴とす
    る請求項32記載のバスブリッジ。
  36. 【請求項36】請求項33記載のアドレス情報記録手段
    は、第1のバス上の一定の大きさの任意のアドレス領域
    に対応するデータ保持部を有し、各々のアドレス領域に
    属するアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジ
    を経由して第2のバスに行ったアクセスに要した時間を
    前記データ保持部に記録する構成であることを特徴とす
    る請求項33記載のバスブリッジ。
  37. 【請求項37】請求項33記載のアドレス情報記録手段
    は、第1のバス上の一定の大きさの任意のアドレス領域
    に対応するデータ保持部を有し、各々のアドレス領域に
    属するアドレスに対し第1のバスから前記バスブリッジ
    を経由して第2のバスに行ったアクセスが一定時間内に
    終了したか否かを前記データ保持部に記録する構成であ
    ることを特徴とする請求項33記載のバスブリッジ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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