JPH10301727A - 印刷管理システム及び印刷管理方法並びに印刷管理制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

印刷管理システム及び印刷管理方法並びに印刷管理制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10301727A
JPH10301727A JP9113006A JP11300697A JPH10301727A JP H10301727 A JPH10301727 A JP H10301727A JP 9113006 A JP9113006 A JP 9113006A JP 11300697 A JP11300697 A JP 11300697A JP H10301727 A JPH10301727 A JP H10301727A
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Atsuhiko Kurachi
敦彦 倉知
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ジョブの内容識別の簡易化と情報の秘匿
化を両立できる印刷管理システムを提供すること。 【解決手段】 クライアント装置とプリンタがネットワ
ーク上で接続されたシステムにて、クライアント装置か
ら必要に応じて暗号化されて送信される各印刷ジョブ毎
の印刷データに基づき、概略イメージデータをプリンタ
により作成し、クライアント装置からの印刷ジョブデー
タ送信要求に応じて印刷ジョブ名等の印刷ジョブ管理情
報と概略イメージデータとをクライアント装置に送信す
る。送信の際、印刷データが暗号化されていた場合は、
印刷ジョブデータも暗号化して送信する。クライアント
装置ではこの印刷ジョブ管理情報と概略イメージを復号
化して図6のようにディスプレイ上に表示させる。これ
により、復号化できる各印刷ジョブの内容のみを容易か
つ的確に識別することができ、情報の秘匿化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント装置
からネットワークを経由して印刷の可能なプリンタ装置
を備え、当該プリンタ装置における印刷データの管理を
行う印刷管理システム及び印刷管理方法並びに印刷管理
制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを経由して複数のク
ライアント装置からデータを送信し、ネットワークに対
応したプリンタ装置あるいはプリントサーバー装置によ
り前記データを受信して処理し、プリンタ装置において
プリント出力を行うプリントシステムが実用化されてい
る。
【0003】このようなシステムでは、ネットワークプ
リンタ装置側に、プリントスプール機能が設けられるこ
とが多い。プリントスプール機能とは、各クライアント
装置からのプリントデータを印刷ジョブと呼ばれる管理
単位に分け、各印刷ジョブの出力可否、印刷順序などを
管理し、順次プリント出力部に出力し、プリントさせる
機能である。
【0004】プリントスプール機能で管理される各印刷
ジョブは、各クライアント装置あるいはネットワークプ
リンタ装置で表示され、出力順序の変更、印刷の中止、
あるいは一時停止などが可能となるよう構成される。
【0005】この場合、各印刷ジョブの特定は、各印刷
ジョブを出力したクライアント装置の識別情報、印刷ジ
ョブ名と呼ばれる識別情報、プリント出力されるデータ
容量、あるいは印刷ジョブの受付時間などの情報を表示
することにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシステムにおける印刷ジョブ名は、印字データを出
力するアプリケーションソフトウェアなどによっては曖
昧な名称しか付加されないことがあり、また、使用する
通信プロトコルによっては、各印刷ジョブに対応するク
ライアント装置が識別できないこともある。
【0007】よって、印刷ジョブの内容を確認、変更す
る場合など、どの印刷ジョブがどのような印刷データに
対応するかの判別が困難な場合があった。
【0008】そこで、クライアント装置あるいはネット
ワークプリンタ装置にて、プリント内容を印刷前にイメ
ージとして表示可能な方法が提案され、特開昭62−2
91263号公報、特開平6−110626号公報、あ
るいは特開平7−40608号公報などに開示されてい
る。
【0009】しかし、一律にイメージを表示してしまう
と、他人に見せたくない印刷データまで見られてしまう
恐れがあり、セキュリティ上問題があった。
【0010】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、印刷データの秘匿化と印刷ジョブの内容識別の簡易
化を両立することのできる印刷管理システム、及び印刷
管理方法、並びに印刷管理制御プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを課
題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷管
理システムは、前記課題を解決するために、印刷データ
を作成するクライアント装置と、ネットワークに対応し
たプリンタ装置と、前記クライアント装置とプリンタ装
置を接続するネットワークとを備えた印刷管理システム
であって、前記クライアント装置は、前記プリンタ装置
が印刷可能なデータを作成する印刷データ作成手段と、
前記ネットワークを介して前記プリンタ装置に前記印刷
データを送信する印刷データ送信手段と、他のクライア
ント装置への印刷データの公開可否情報を入力する公開
可否情報入力手段と、該公開可否情報入力手段により公
開を拒否する情報が得られた場合には、前記印刷データ
の送信に際し、前記印刷データを暗号化する印刷データ
暗号化手段と、前記プリンタ装置に対して印刷データの
管理単位である印刷ジョブに関する情報の送信を要求す
る印刷ジョブデータ要求手段と、前記プリンタ装置から
前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブデータ
を受信する印刷ジョブデータ受信手段と、受信した印刷
ジョブデータが暗号化されていた場合には復号化を行う
印刷ジョブデータ復号化手段と、受信した印刷ジョブデ
ータあるいは復号化した印刷ジョブデータを表示する印
刷ジョブデータ表示手段とを備え、前記プリンタ装置
は、前記クライアント装置から前記ネットワークを介し
て送信される印刷データを受信する印刷データ受信手段
と、受信した印刷データを記憶する印刷データ記憶手段
と、受信した印刷データが暗号化されていた場合には復
号化を行う印刷データ復号化手段と、受信した印刷デー
タまたは復号化した印刷データに基づいて概略のイメー
ジデータを作成する概略イメージ作成手段と、作成され
た概略イメージデータを基となった印刷データと対応付
けて記憶する概略イメージデータ記憶手段と、印刷デー
タの処理を印刷ジョブ単位で管理する印刷ジョブ管理手
段と、前記管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と前記
概略イメージデータとからなる印刷ジョブデータを、前
記クライアント装置からの要求に応じて送信する印刷ジ
ョブデータ送信手段と、送信に際し、前記受信した印刷
データが暗号化されていた場合には印刷ジョブデータを
暗号化する印刷ジョブデータ暗号化手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】請求項1に記載の印刷管理システムによれ
ば、クライアント装置の印刷データ作成手段により作成
された印刷データは、印刷データ送信手段によりネット
ワークを介してプリンタ装置に送信される。しかし、公
開可否情報入力手段により、当該印刷データの他のクラ
イアント装置への印刷データの公開を拒否する情報が得
られた場合には、前記印刷データの送信に際し、印刷デ
ータ暗号化手段により前記印刷データが暗号化される。
そして、暗号化された印刷データは、プリンタ装置の印
刷データ受信手段により受信され、受信された印刷デー
タが暗号化されていた場合には、印刷データ復号化手段
により復号化される。復号化された印刷データは、一旦
印刷データ記憶手段に記憶され、概略イメージ作成手段
により印刷データに基づいた概略のイメージデータが作
成される。そして、この概略のイメージデータは、概略
イメージデータ記憶手段により基となった印刷データと
対応付けて記憶される。また、受信された印刷データの
処理は印刷ジョブ管理手段により印刷ジョブ単位で管理
される。一方、クライアント装置においては、プリンタ
装置に対する印刷ジョブに関する情報の送信要求が可能
であり、印刷ジョブデータ要求手段により当該要求が送
信されると、当該要求はプリンタ装置において受信され
る。そして、印刷ジョブデータ送信手段は、当該要求に
応じて、前記印刷ジョブ管理手段の管理に用いられる印
刷ジョブ管理情報と、前記概略イメージデータとからな
る印刷ジョブデータを、クライアント装置に送信する。
しかし、この送信に際して、印刷データが暗号化されて
いた場合には、印刷ジョブデータ暗号化手段により、印
刷ジョブデータを暗号化する。そして、クライアント装
置においては、この暗号化された印刷ジョブデータを印
刷ジョブデータ受信手段により受信し、受信した印刷ジ
ョブデータは、印刷ジョブデータ復号化手段により復号
化される。このとき、自己の印刷データに関する印刷ジ
ョブデータについては、印刷ジョブデータを復号化する
ことができるが、他のクライアント装置にの印刷データ
に関する印刷ジョブデータについては復号化できない。
従って、暗号化されいない印刷ジョブデータ及び自己の
印刷ジョブデータのみが印刷ジョブデータ表示手段によ
り表示されることにより、他のクライアント装置の暗号
化された印刷ジョブデータは表示されない。その結果、
前記印刷ジョブ管理情報だけでなく、概略イメージデー
タも表示されることになり、各印刷ジョブが容易に識別
される。しかも、暗号化によりこの表示を行わせないこ
とも可能なので、情報の秘匿化が図られる。
【0013】請求項2に記載の印刷管理システムは、前
記課題を解決するために、印刷データを作成するクライ
アント装置と、ネットワークに対応したプリンタ装置
と、前記クライアント装置とプリンタ装置を接続するネ
ットワークとを備えた印刷管理システムであって、前記
クライアント装置は、前記プリンタ装置が印刷可能なデ
ータを作成する印刷データ作成手段と、他のクライアン
ト装置への印刷データの公開可否情報を入力する公開可
否情報入力手段と、前記ネットワークを介して前記プリ
ンタ装置に前記印刷データ及び公開可否情報を送信する
印刷データ送信手段と、前記プリンタ装置に対して印刷
データの管理単位である印刷ジョブに関する情報の送信
を要求する印刷ジョブデータ要求手段と、前記プリンタ
装置から前記ネットワークを介して送信される印刷ジョ
ブデータを受信する印刷ジョブデータ受信手段と、受信
した印刷ジョブデータを表示する印刷ジョブデータ表示
手段とを備え、前記プリンタ装置は、前記クライアント
装置から前記ネットワークを介して送信される印刷デー
タ及び公開可否情報を受信する印刷データ受信手段と、
受信した印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、
受信した印刷データに基づいて概略のイメージデータを
作成する概略イメージ作成手段と、作成された概略イメ
ージデータを基となった印刷データと対応付けて記憶す
る概略イメージデータ記憶手段と、印刷データの処理を
印刷ジョブ単位で管理する印刷ジョブ管理手段と、前記
管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と前記概略イメー
ジデータとからなる印刷ジョブデータを、前記クライア
ント装置からの要求に応じて送信する印刷ジョブデータ
送信手段と、前記受信した公開可否情報に基づいて印刷
ジョブデータの送信の可否を判定する印刷ジョブデータ
送信判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の印刷管理システムによれ
ば、クライアント装置の印刷データ作成手段により作成
された印刷データと、公開可否情報入力手段により入力
された公開可否情報は、印刷データ送信手段によりネッ
トワークを介してプリンタ装置に送信される。そして、
この印刷データと公開可否情報は、プリンタ装置の印刷
データ受信手段により受信され、一旦印刷データ記憶手
段に記憶される。更に、概略イメージ作成手段により印
刷データに基づいた概略のイメージデータが作成され、
この概略のイメージデータは、概略イメージデータ記憶
手段により基となった印刷データと対応付けて記憶され
る。また、受信された印刷データの処理は印刷ジョブ管
理手段により印刷ジョブ単位で管理される。一方、クラ
イアント装置においては、プリンタ装置に対する印刷ジ
ョブに関する情報の送信要求が可能であり、印刷ジョブ
データ要求手段により当該要求が送信されると、当該要
求はプリンタ装置において受信される。そして、印刷ジ
ョブデータ送信手段は、当該要求に応じて、前記印刷ジ
ョブ管理手段の管理に用いられる印刷ジョブ管理情報
と、前記概略イメージデータとからなる印刷ジョブデー
タを、クライアント装置に送信する。しかし、この送信
に際して、印刷ジョブデータ送信判定手段により、先に
受信して記憶した公開可否情報に基づき、公開を可とす
る印刷データについて送信を可とする判定が行われ、非
公開とすべき印刷データについては送信を不可とする判
定が行われる。従って、クライアント装置においては、
公開可の印刷データについての印刷ジョブデータのみが
印刷ジョブデータ受信手段により受信され、受信された
印刷ジョブデータが印刷ジョブデータ表示手段により表
示される。しかし、非公開とすべき印刷データについて
の印刷ジョブデータは送信されないので、クライアント
装置における表示も行われない。このように、印刷ジョ
ブデータの表示が行われた場合には、前記印刷ジョブ管
理情報だけでなく、概略イメージデータも表示されるこ
とになり、各印刷ジョブが容易に識別される。一方、印
刷ジョブデータの表示が行われない場合には、情報の秘
匿化が図られることになる。
【0015】請求項3に記載の印刷管理方法は、前記課
題を解決するために、クライアント装置により作成した
印刷データをネットワークを介してプリンタ装置に送信
し、該プリンタ装置において印刷データを管理すると共
に、前記クライアント装置からの要求に応じて印刷デー
タに関する情報をネットワークを介して送信し、前記ク
ライアント装置において前記情報を表示する印刷管理方
法であって、前記プリンタ装置が印刷可能なデータを印
刷データ作成手段により作成する工程と、印刷データ送
信手段により前記ネットワークを介して前記プリンタ装
置に前記データを送信する工程と、公開可否情報入力手
段により他のクライアント装置への印刷データの公開可
否情報を入力する工程と、前記工程により公開を拒否す
る情報が得られた場合には、前記印刷データの送信に際
し、印刷データ暗号化手段により前記印刷データを暗号
化する工程と、印刷ジョブデータ要求手段により前記プ
リンタ装置に対して印刷データの管理単位である印刷ジ
ョブに関する情報の送信を要求する工程と、印刷ジョブ
データ受信手段により前記プリンタ装置から前記ネット
ワークを介して送信される印刷ジョブデータを受信する
工程と、受信した印刷ジョブデータが暗号化されていた
場合には印刷ジョブデータ復号化手段により復号化を行
う工程と、前記受信した印刷ジョブデータあるいは復号
化した印刷データを印刷ジョブデータ表示手段により表
示する工程とを備え、印刷データ受信手段により前記ク
ライアント装置から前記ネットワークを介して送信され
る印刷データを受信する工程と、前記工程により受信し
た印刷データを印刷データ記憶手段により記憶する工程
と、受信した印刷データが暗号化されていた場合には印
刷データ復号化手段により復号化を行う工程と、前記受
信した印刷データあるいは復号化した印刷データに基づ
いて概略イメージ作成手段により概略のイメージデータ
を作成する工程と、前記工程により作成された概略イメ
ージデータを基となった印刷データと対応付けて概略イ
メージデータ記憶手段により記憶する工程と、印刷ジョ
ブ管理手段により印刷データの処理を印刷ジョブ単位で
管理する工程と、前記管理に用いられる印刷ジョブ管理
情報と前記概略イメージデータとからなる印刷ジョブデ
ータを、印刷ジョブデータ送信手段により前記クライア
ント装置からの要求に応じて送信する工程と、送信に際
し、前記受信した印刷データが暗号化されていた場合に
は印刷ジョブデータ暗号化手段により印刷ジョブデータ
を暗号化する工程とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の印刷管理方法によれば、
クライアント装置の印刷データ作成手段により作成され
た印刷データは、印刷データ送信手段によりネットワー
クを介してプリンタ装置に送信される。しかし、公開可
否情報入力手段により、当該印刷データの他のクライア
ント装置への印刷データの公開を拒否する情報が得られ
た場合には、前記印刷データの送信に際し、印刷データ
暗号化手段により前記印刷データが暗号化される。そし
て、暗号化された印刷データは、プリンタ装置の印刷デ
ータ受信手段により受信され、受信された印刷データが
暗号化されていた場合には、印刷データ復号化手段によ
り復号化される。復号化された印刷データは、一旦印刷
データ記憶手段に記憶され、概略イメージ作成手段によ
り印刷データに基づいた概略のイメージデータが作成さ
れる。そして、この概略のイメージデータは、概略イメ
ージデータ記憶手段により基となった印刷データと対応
付けて記憶される。また、受信された印刷データの処理
は印刷ジョブ管理手段により印刷ジョブ単位で管理され
る。一方、クライアント装置においては、プリンタ装置
に対する印刷ジョブに関する情報の送信要求が可能であ
り、印刷ジョブデータ要求手段により当該要求が送信さ
れると、当該要求はプリンタ装置において受信される。
そして、印刷ジョブデータ送信手段は、当該要求に応じ
て、前記印刷ジョブ管理手段の管理に用いられる印刷ジ
ョブ管理情報と、前記概略イメージデータとからなる印
刷ジョブデータを、クライアント装置に送信する。しか
し、この送信に際して、印刷データが暗号化されていた
場合には、印刷ジョブデータ暗号化手段により、印刷ジ
ョブデータを暗号化する。そして、クライアント装置に
おいては、この暗号化された印刷ジョブデータを印刷ジ
ョブデータ受信手段により受信し、受信した印刷ジョブ
データは、印刷ジョブデータ復号化手段により復号化さ
れる。このとき、自己の印刷データに関する印刷ジョブ
データについては、印刷ジョブデータを復号化すること
ができるが、他のクライアント装置にの印刷データに関
する印刷ジョブデータについては復号化できない。従っ
て、暗号化されいない印刷ジョブデータ及び自己の印刷
ジョブデータのみが印刷ジョブデータ表示手段により表
示されることにより、他のクライアント装置の暗号化さ
れた印刷ジョブデータは表示されない。その結果、前記
印刷ジョブ管理情報だけでなく、概略イメージデータも
表示されることになり、各印刷ジョブが容易に識別され
る。しかも、暗号化によりこの表示を行わせないことも
可能なので、情報の秘匿化が図られる。
【0017】請求項4に記載の印刷管理方法は、前記課
題を解決するために、クライアント装置により作成した
印刷データをネットワークを介してプリンタ装置に送信
し、該プリンタ装置において印刷データを管理すると共
に、前記クライアント装置からの要求に応じて印刷デー
タに関する情報をネットワークを介して送信し、前記ク
ライアント装置において前記情報を表示する印刷管理方
法であって、前記プリンタ装置が印刷可能なデータを印
刷データ作成手段により作成する工程と、公開可否情報
入力手段により他のクライアント装置への印刷データの
公開の可否を入力する工程と、印刷データ送信手段によ
り前記ネットワークを介して前記プリンタ装置に前記印
刷データ及び公開可否情報を送信する工程と、印刷ジョ
ブデータ要求手段により前記プリンタ装置に対して印刷
データの管理単位である印刷ジョブに関する情報の送信
を要求する工程と、印刷ジョブデータ受信手段により前
記プリンタ装置から前記ネットワークを介して送信され
る印刷ジョブデータを受信する工程と、受信した印刷ジ
ョブデータを印刷ジョブデータ表示手段により表示する
工程とを備え、印刷データ受信手段により前記クライア
ント装置から前記ネットワークを介して送信される印刷
データ及び公開可否情報を受信する工程と、前記工程に
より受信した印刷データを印刷データ記憶手段により記
憶する工程と、受信した印刷データに基づいて概略イメ
ージ作成手段により概略のイメージデータを作成する工
程と、前記工程により作成された概略イメージデータを
基となった印刷データと対応付けて概略イメージデータ
記憶手段により記憶する工程と、印刷ジョブ管理手段に
より印刷データの処理を印刷ジョブ単位で管理する工程
と、前記管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と前記概
略イメージデータとからなる印刷ジョブデータの送信の
可否を、前記受信した公開可否情報に基づいて印刷ジョ
ブデータ送信判定手段により判定する工程と、印刷ジョ
ブデータ送信手段により前記クライアント装置からの要
求及び前記判定結果に応じて送信する工程とを備えたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の印刷管理方法によれば、
クライアント装置の印刷データ作成手段により作成され
た印刷データと、公開可否情報入力手段により入力され
た公開可否情報は、印刷データ送信手段によりネットワ
ークを介してプリンタ装置に送信される。そして、この
印刷データと公開可否情報は、プリンタ装置の印刷デー
タ受信手段により受信され、一旦印刷データ記憶手段に
記憶される。更に、概略イメージ作成手段により印刷デ
ータに基づいた概略のイメージデータが作成され、この
概略のイメージデータは、概略イメージデータ記憶手段
により基となった印刷データと対応付けて記憶される。
また、受信された印刷データの処理は印刷ジョブ管理手
段により印刷ジョブ単位で管理される。一方、クライア
ント装置においては、プリンタ装置に対する印刷ジョブ
に関する情報の送信要求が可能であり、印刷ジョブデー
タ要求手段により当該要求が送信されると、当該要求は
プリンタ装置において受信される。そして、印刷ジョブ
データ送信手段は、当該要求に応じて、前記印刷ジョブ
管理手段の管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と、前
記概略イメージデータとからなる印刷ジョブデータを、
クライアント装置に送信する。しかし、この送信に際し
て、印刷ジョブデータ送信判定手段により、先に受信し
て記憶した公開可否情報に基づき、公開を可とする印刷
データについて送信を可とする判定が行われ、非公開と
すべき印刷データについては送信を不可とする判定が行
われる。従って、クライアント装置においては、公開可
の印刷データについての印刷ジョブデータのみが印刷ジ
ョブデータ受信手段により受信され、受信された印刷ジ
ョブデータが印刷ジョブデータ表示手段により表示され
る。しかし、非公開とすべき印刷データについての印刷
ジョブデータは送信されないので、クライアント装置に
おける表示も行われない。このように、印刷ジョブデー
タの表示が行われた場合には、前記印刷ジョブ管理情報
だけでなく、概略イメージデータも表示されることにな
り、各印刷ジョブが容易に識別される。一方、印刷ジョ
ブデータの表示が行われない場合には、情報の秘匿化が
図られることになる。
【0019】請求項5に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前
記課題を解決するために、コンピュータに、プリンタ装
置からネットワークを介して送信される印刷データに関
する情報を表示させる印刷管理制御プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記
印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、前記プリ
ンタ装置が印刷可能なデータを作成させ、前記ネットワ
ークを介して前記プリンタ装置に対して前記データを送
信させ、他のクライアント装置への印刷データの公開可
否情報を入力させ、公開を拒否する情報が入力された場
合には、前記印刷データの送信に際し、前記印刷データ
を暗号化させ、印刷データの管理単位である印刷ジョブ
に関する情報の前記プリンタ装置からの送信を前記プリ
ンタ装置に対して要求させ、前記プリンタ装置にて前記
印刷データを印刷ジョブ単位で管理するための印刷ジョ
ブ管理データと、前記プリンタ装置にて前記印刷データ
に基づいて作成される概略イメージデータとを含み、前
記ネットワークを介して送信される印刷ジョブデータを
受信させ、受信させた印刷ジョブデータが暗号化されて
いた場合には復号化させ、受信させた印刷ジョブデータ
あるいは復号化させた印刷ジョブデータを表示させるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、印刷データが作
成され、他のクライアント装置への印刷データの公開可
否情報を入力の結果、公開を拒否する情報が入力された
場合には、前記印刷データの送信に際し、前記印刷デー
タを暗号化させ、暗号化させた印刷データをネットワー
クを介してプリンタ装置に送信させる。更に、プリンタ
装置に対する印刷ジョブに関する情報の送信要求を行わ
せ、この要求に対してプリンタ装置から印刷ジョブデー
タが送信されると、この印刷ジョブデータを受信させ
る。そして、受信させた印刷ジョブデータが暗号化され
ていた場合には復号化させて表示させる。この印刷ジョ
ブデータは、プリンタ装置において印刷ジョブ管理に用
いられる印刷ジョブ管理情報と、印刷データに基づいて
作成される概略イメージデータとを含むものであるた
め、各印刷ジョブは容易に識別されることとなる。しか
し、当該印刷ジョブデータが他のクライアント装置につ
いてのデータであり、復号化を行うことができなかった
場合には、当該印刷ジョブデータは表示されないので、
情報の秘匿化が図られることになる。
【0021】請求項6に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前
記課題を解決すめために、コンピュータに、プリンタ装
置からネットワークを介して送信される印刷データに関
する情報を表示させる印刷管理制御プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記
印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、前記プリ
ンタ装置が印刷可能なデータを作成させ、他のクライア
ント装置への印刷データの公開可否情報を入力させ、前
記ネットワークを介して前記プリンタ装置に対して前記
印刷データ及び公開可否情報を送信させ、印刷データの
管理単位である印刷ジョブに関する情報の前記プリンタ
装置からの送信を前記プリンタ装置に対して要求させ、
前記プリンタ装置にて前記印刷データを印刷ジョブ単位
で管理するための印刷ジョブ管理データと、前記プリン
タ装置にて前記印刷データに基づいて作成される概略イ
メージデータとを含み、前記ネットワークを介して送信
される印刷ジョブデータを受信させ、受信させた印刷ジ
ョブデータを表示させることを特徴とする。
【0022】請求項6に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、印刷データが作
成され、他のクライアント装置への印刷データの公開可
否情報が入力されると、この印刷データと公開可否情報
をネットワークを介してプリンタ装置に送信させる。更
に、プリンタ装置に対する印刷ジョブに関する情報の送
信要求を行わせ、この要求に対してプリンタ装置から印
刷ジョブデータが送信されると、この印刷ジョブデータ
を受信させ、表示させる。この印刷ジョブデータは、プ
リンタ装置において印刷ジョブ管理に用いられる印刷ジ
ョブ管理情報と、印刷データに基づいて作成される概略
イメージデータとを含むものであるため、各印刷ジョブ
は容易に識別されることとなる。しかし、前記公開可否
情報が、印刷データの公開を拒否する情報である場合に
は、プリンタ装置からの印刷ジョブデータの送信は行わ
れない。従って、当該印刷ジョブデータが他のクライア
ント装置についてのデータであり、公開が拒否されてい
る場合には、当該印刷ジョブデータは表示されないの
で、情報の秘匿化が図られることになる。
【0023】請求項7に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前
記課題を解決するために、コンピュータに、クライアン
ト装置からの要求に応じて印刷データに関する情報をネ
ットワークを介して送信させる印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、
前記クライアント装置から前記ネットワークを介して送
信される印刷データを受信させ、受信させた印刷データ
を記憶させ、受信させた印刷データが暗号化されていた
場合には復号化させ、受信させた印刷データあるいは復
号化させた印刷データに基づいて概略イメージデータを
作成させ、作成させた概略イメージデータを基となった
印刷データと対応付けて記憶させ、印刷データの処理を
印刷ジョブ単位で管理させ、前記管理に用いられる印刷
ジョブ管理情報と前記概略イメージデータとからなる印
刷ジョブデータを、前記クライアント装置からの要求に
応じて送信させ、送信に際し、前記受信させた印刷デー
タが暗号化されていた場合には印刷ジョブデータを暗号
化させることを特徴とする。
【0024】請求項7に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、ネットワークを
介して送信された印刷データを受信させ、受信させた印
刷データが暗号化されていた場合には復号化させて、一
旦記憶させる。そして、印刷データに基づいた概略のイ
メージデータが作成させ、この概略のイメージデータ
を、基となった印刷データと対応付けて記憶させる。ま
た、受信された印刷データの処理は印刷ジョブ単位で管
理させる。そして、クライアント装置から、印刷ジョブ
に関する情報の送信要求が行われると、当該要求に応じ
て、印刷ジョブの管理に用いられる印刷ジョブ管理情報
と、前記概略イメージデータとからなる印刷ジョブデー
タを、クライアント装置に送信させる。この送信の際、
印刷データが暗号化されていた場合には、印刷ジョブデ
ータを暗号化させて送信を行わせる。その結果、クライ
アント装置には、前記印刷ジョブ管理情報だけでなく、
概略イメージデータも伝達されることになり、各印刷ジ
ョブは容易に識別されることとなる。また、印刷データ
を暗号化した場合には、当該クライアント装置で復号化
できる印刷ジョブデータのみを表示するので、情報の秘
匿化が図られることになる。
【0025】請求項8に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前
記課題を解決するために、コンピュータに、クライアン
ト装置からの要求に応じて印刷データに関する情報をネ
ットワークを介して送信させる印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、
前記クライアント装置から前記ネットワークを介して送
信される印刷データ及び公開可否情報を受信させ、受信
させた印刷データを記憶させ、受信させた印刷データに
基づいて概略イメージデータを作成させ、作成させた概
略イメージデータを基となった印刷データと対応付けて
記憶させ、印刷データの処理を印刷ジョブ単位で管理さ
せ、前記受信した公開可否情報に基づいて印刷ジョブデ
ータの送信の可否を判定させ、前記管理に用いられる印
刷ジョブ管理情報と前記概略イメージデータとからなる
印刷ジョブデータを、前記クライアント装置からの要求
及び前記判定結果に応じて送信させることを特徴とす
る。
【0026】請求項8に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、ネットワークを
介して送信された印刷データと公開可否情報を受信さ
せ、受信させた印刷データと公開可否情報を、一旦記憶
させる。そして、印刷データに基づいた概略のイメージ
データが作成させ、この概略のイメージデータを、基と
なった印刷データと対応付けて記憶させる。また、受信
された印刷データの処理は印刷ジョブ単位で管理させ
る。そして、クライアント装置から、印刷ジョブに関す
る情報の送信要求が行われると、当該要求に応じて、印
刷ジョブの管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と、前
記概略イメージデータとからなる印刷ジョブデータを、
クライアント装置に送信させる。この送信の際、前記記
憶させた公開可否情報が、公開を拒否する情報であった
場合には、送信させず、公開を許可する情報であった場
合には、送信を行わせる。その結果、クライアント装置
には、その印刷ジョブデータが公開を許可されたもので
ある場合には、前記印刷ジョブ管理情報だけでなく、概
略イメージデータも伝達されることになり、各印刷ジョ
ブは容易に識別されることとなる。しかし、公開が拒否
されたものである場合には、表示されないので、情報の
秘匿化が図られることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面の図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本実
施形態における印刷管理システムの概略構成を説明する
図、図2(a)は本実施形態の印刷システムにおけるク
ライアント装置の概略構成を示すブロック図、図2
(b)は本実施形態の印刷システムにおけるプリンタ装
置の概略構成を示すブロック図である。
【0028】図1に示すように、本実施形態の印刷管理
システムは、印刷データを作成するパーソナルコンピュ
ータ等のクライアント装置1,2と、ネットワークに対
応したプリンタ装置であるネットワークプリンタ3と、
それらを接続するネットワーク4とを備えている。
【0029】この印刷管理システムにおいては、クライ
アント装置1,2から出力される印刷データはネットワ
ークを経由してネットワークプリンタ3へ送信され、ネ
ットワークプリンタ3において印刷ジョブと呼ばれる単
位で管理される。そして、クライアント装置1,2から
ネットワークプリンタ2に対して印刷ジョブに関する情
報の送信要求があった場合には、印刷ジョブ情報と共に
概略イメージデータがプリンタ3からネットワークを介
してクライアント装置1,2に送信される。
【0030】クライアント装置1,2は、このような印
刷データの作成及び各種データの送受信を行うために、
図2(a)に示すような構成となっている。なお、クラ
イアント装置1とクライアント装置2は同じ構成の装置
であり、クライアント装置2については説明を省略す
る。
【0031】クライアント装置1は、図2(a)に示す
ように、CPU10と、クライアント装置1における処
理に必要なデータを入力するための入力部11と、ネッ
トワーク接続部12と、ROM13と、RAM14と、
表示手段としてのディスプレイ15と、これらの各構成
要素を接続するバス16とを備えている。
【0032】前記ネットワーク接続部12は、クライア
ント装置1から出力するデータ及びクライアント装置1
に入力するデータに対してプロトコルの変換等を行い、
ネットワークを経由したクライアント装置1によるデー
タの送受信を可能としている。
【0033】前記入力部11は、キーボード、マウス等
よりなり、クライアント装置1の使用者の操作により入
力されたデータを、バス16を介してCPU10等に出
力する。
【0034】ROM13は、CPU10における処理に
必要な制御用のプログラムを記憶している読み出し専用
のメモリであり、所定のタイミングで必要なプログラム
を読み出して、バス16に出力する。
【0035】また、RAM14は、実際には、ハードデ
ィスク装置等の記憶装置等により構成され、CPU10
における以下に説明するような印刷管理制御プログラム
がインストールされている。また、CPU10における
処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じて
バス16に出力する。
【0036】更に、ディスプレイ15は、CPU10に
おける処理に必要な表示を行うと共に、後述の表示デー
タに対応する画像を表示する。
【0037】そして、CPU10は、RAM14に記憶
されているアプリケーションプログラム及びプリンタド
ライバプログラムに基いて、自ら演算処理等を行い、あ
るいは上述した各構成要素を制御し、クライアント装置
1を後述する各手段として機能させる。
【0038】次に、プリンタ3の構成を図2(b)を用
いて説明する。図2(b)に示すように、プリンタ3
は、CPU16と、ネットワーク接続部17と、ROM
18と、RAM19と、出力エンジン20と、バス21
とを備えている。
【0039】ネットワーク接続部17は、プリンタ3か
ら出力するデータ及びプリンタ3に入力するデータに対
してプロトコルの変換等を行い、ネットワークを経由し
たプリンタ3とクライアント装置1,2とのデータ通信
を可能としている。
【0040】ROM18は、プリンタ制御用のプログラ
ムを記憶しているメモリであり、所定のタイミングで必
要なプログラムを読み出してバス21に出力する。
【0041】更に、RAM14は、CPU16における
処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じて
バス21に出力する。
【0042】出力エンジン20は、インクジェット方式
あるいはレーザービーム方式等の印刷部を備えており、
CPU16の制御により、印刷出力処理を行う。
【0043】そして、CPU16は、ROM18に記憶
された制御プログラムに基づいて、自ら演算処理を行
い、あるいは上述した各手段を制御して、ネットワーク
プリンタ3を後述する各手段として機能させる。
【0044】以上のように、クライアント装置1,2及
びプリンタ3は、共にCPUを備えており、インストー
ルされた、あるいは予め記憶されたプログラムに基づい
て、本実施形態における印刷管理システムを実現するた
めの手段として機能するように構成されている。
【0045】図3は、クライアント装置1及びプリンタ
3をこの機能の面から捉えて説明するためのブロック図
である。なお、図3においても、クライアント装置2の
構成はクライアント装置1と同様であるため、説明を省
略する。
【0046】図3に示すように、クライアント装置1
は、インストールされたアプリケーションプログラム及
びプリンタドライバプログラムが実行されることによ
り、印刷データ作成手段1a、印刷データ暗号化手段1
b、印刷データ送信手段1c、印刷ジョブデータ要求手
段1d、印刷ジョブデータ受信手段1e、印刷ジョブデ
ータ復号化手段1f、印刷ジョブデータ表示手段1g、
及び印刷ジョブ操作指示手段1hとして機能する。以
下、これらの手段について詳しく説明する。
【0047】印刷データ作成手段1aは、クライアント
装置1の使用者がアプリケーションプログラム上で作成
した画像データを、ページ記述言語等のプリンタ3にお
いて解析可能な印刷データとして作成する手段である。
【0048】印刷データ暗号化手段1bは、必要に応じ
て前記印刷データを暗号化する手段であり、RSA方式
などの広く実用化されている公開鍵暗号方式を用いて暗
号化を行う。
【0049】ここで、公開鍵暗号方式とは、受信側から
送信側に対して公開鍵と呼ばれる暗号化のための鍵を受
け渡し、受信側は当該公開鍵により送信情報の暗号化を
行い、この暗号化された情報を受信した受信側は前記公
開鍵と対応した秘密鍵を用いて復号化を行う方式であ
る。
【0050】この方式では、受信側の秘密鍵のみを秘密
にしておけば、公開鍵を公開しても暗号の安全性を確保
することができる。また、公開鍵暗号方式を用いること
により、事前に暗号情報を管理することなく、自動的に
公開鍵の取得などが可能となり、管理が容易となる。
【0051】図4に示す例では、秘密に送る平文をm
(0≦m≦n−1の整数)とする時、送信側は、受信側
から受け渡された公開鍵e,nを用いて、平文mの暗号
化を行う。具体的には、mをe乗してnで割った余りc
(c=memodn)を暗号文として、受信側に送信する。
これを受けた受信側は、公開鍵e,nから生成した秘密
鍵dを用いて、cをd乗してnで割った余り(m=cdm
odn)を求めることにより、平文mを得ることができ
る。このように、公開鍵e,nは公開されているため、
誰でも受信側に対してメッセージを送信することがで
き、一方、秘密鍵dを知っている受信側だけが暗号文を
復号化することができる。
【0052】本実施形態では、プリンタ3から所定のタ
イミングで公開鍵がクライアント装置1,2に対して送
信され、クライアント装置1,2は、この公開鍵を用い
て、印刷データ暗号化手段1bにより印刷データの暗号
化を行う。なお、公開鍵は、プリンタ3から送信する実
施形態に限られず、例えば電話帳のようなもので公開し
ておき、クライアント装置1,2の使用者が公開鍵の入
力を行うようにしても良い。
【0053】また、この暗号化は、クライアント装置の
使用者が、他人に見せたくない印刷データに対してのみ
実行することができ、図示しない公開可否情報入力手段
により、この暗号化を実行するか否かの選択が可能とな
っている。例えば、ディスプレイ15上にスイッチボッ
クス等の指示画面を表示させ、使用者がマウス等により
選択を行う。
【0054】次に、印刷データ送信手段1cは、前記印
刷データ作成手段1aにより作成された印刷データを、
ネットワークを経由してネットワークプリンタ3へ送信
する手段である。
【0055】印刷ジョブデータ要求手段1dは、使用者
がマウス等を用いて印刷ジョブ要求を選択すると、当該
要求信号をネットワーク接続部12を介してネットワー
クプリンタ3に送信する手段である。
【0056】印刷ジョブデータ受信手段1eは、ネット
ワークを経由して送信されてきた印刷ジョブデータを受
信して、後述の印刷ジョブデータ表示手段1gに出力す
る手段である。なお、この印刷ジョブデータの詳細につ
いては後述する。
【0057】印刷ジョブデータ復号化手段1fは、プリ
ンタ3から送信される概略イメージデータを復号化する
手段であり、この概略イメージデータが上述した公開鍵
暗号方式により暗号化されていた場合には、復号化が行
われることになる。但し、この復号化に用いられる公開
鍵は、クライアント装置1からプリンタ3に対して送信
したものであり、印刷ジョブデータ復号化手段1fは、
この公開鍵と対応した秘密鍵により復号化を行う。従っ
て、仮にクライアント装置2の概略イメージデータが暗
号化された状態で印刷ジョブデータとしてクライアント
装置1において受信されたとしても、クライアント装置
1はクライアント装置2の秘密鍵を知らないので、当該
概略イメージデータをクライアント装置1において復号
化することができず、クライアント装置2の概略イメー
ジはクライアント装置1において表示されないことにな
る。
【0058】印刷ジョブデータ表示手段1gは、前記印
刷ジョブデータ受信手段1dから送信された印刷ジョブ
データをディスプレイ15上に表示させる手段である。
【0059】印刷ジョブ操作指示手段1hは、ディスプ
レイ15上に表示させた印刷ジョブデータの処理を指示
する手段であり、例えば、ディスプレイ15上にスイッ
チボックス等の指示画面を表示させ、使用者がマウス等
により所定の印刷ジョブを選択することにより、当該印
刷ジョブに対する削除、一時停止等の操作指示情報をネ
ットワークプリンタ3に送信する手段である。
【0060】次に、ネットワークプリンタ3は、ROM
18に記憶された制御プログラムが実行されることよ
り、印刷データ受信手段3a、印刷データ復号化手段3
b、印刷データ記憶手段3c、印刷ジョブ管理手段3
d、印刷データ作成手段3e、印刷手段3f、概略イメ
ージ作成手段3g、概略イメージ記憶手段3h、印刷ジ
ョブ情報暗号化手段3i、印刷ジョブ情報暗号化要否判
定手段3j、印刷ジョブデータ送信手段3k、印刷ジョ
ブ操作指示受信手段3lとして機能する。以下、これら
の手段について詳述する。
【0061】印刷データ受信手段3aは、クライアント
装置1,2からネットワークを経由して送信される印刷
データを受信し、後述する印刷データ記憶手段3c及び
概略イメージ作成手段3gに受信した印刷データを出力
する手段である。
【0062】印刷データ復号化手段3bは、上述したク
ライアント装置1の印刷データ暗号化手段1bによって
暗号化された印刷データを復号化する手段であり、プリ
ンタ3からクライアント装置1,2に送信した公開鍵と
対応した秘密鍵により、復号化を行う。
【0063】印刷データ記憶手段3cは、前記印刷デー
タ受信手段3aから出力された印刷データを記憶する手
段であり、複数の印刷ジョブの印刷データを記憶可能で
ある。
【0064】印刷ジョブ管理手段3dは、印刷データ記
憶手段3cに記憶された印刷データを印刷ジョブごとに
管理する手段であり、各印刷データに付随して送信され
てきた印刷ジョブ名、データサイズ、所有者名、総ペー
ジ、更には印刷ジョブを受信した受付時間等の印刷ジョ
ブ管理情報を用いて、印刷ジョブの実行順序、実行状況
等を管理している。
【0065】印刷データ作成手段3eは、前記印刷ジョ
ブ管理手段3dにより管理され、出力される印刷データ
を、ビットマップデータ等の描画データに変換し、ペー
ジメモリ等に展開する手段である。
【0066】印刷手段3fは、前記印刷データ作成手段
3eにより作成された描画データに基づいて、印刷を実
行する手段である。
【0067】以上のような各手段により実現される機能
は、従来のネットワークプリンタと共通であり、クライ
アント装置から送信される印刷データの印刷は、印刷ジ
ョブごとに順次実行され、また、クライアント装置から
の印刷ジョブ管理情報の送信要求については、当該要求
に応じた各印刷ジョブの実行状態等の送信が行われる。
【0068】しかしながら、従来のシステムにおいて
は、プリンタからクライアント装置に送信される情報
は、印刷ジョブ管理情報のみであるため、クライアント
装置の使用者は印刷ジョブ名等により印刷ジョブの内容
を把握するしかなかった。また、通信プロトコルによっ
ては、印刷ジョブ名をクライアント装置側で識別できな
いこともあった。
【0069】そこで、本実施形態では、各印刷ジョブの
印刷データに基づいて概略イメージを作成し、前記印刷
ジョブ管理情報と共に概略イメージデータをクライアン
ト装置に送信することにより、印刷ジョブの内容の識別
を容易に行えるようにした。
【0070】更に、印刷データの中には、他人に見せた
くないものも存在するため、必要な場合には、上述した
暗号化手段、復号化手段により印刷データ及び概略イメ
ージデータの暗号化及び復号化を図ることとした。
【0071】概略イメージデータは、例えば、ビットマ
ップデータとして展開される描画データを所定のサイズ
に縮小することにより作成されるものであり、本実施形
態においては、概略イメージ作成手段3gにより作成さ
れる。
【0072】概略イメージ作成手段3gは、印刷データ
受信手段3aから出力される印刷データに基づいて、ビ
ットマップデータへの展開及び縮小を行う手段であり、
複数ページにわたる印刷データについては、全ページに
ついて概略イメージデータを作成する。
【0073】このようにして作成された概略イメージデ
ータは、概略イメージデータ記憶手段3hに記憶され
る。概略イメージデータ記憶手段3hは、前記概略イメ
ージ作成手段3gによって作成された概略イメージデー
タを、基となった印刷データと対応付けて記憶すると共
に、印刷ジョブデータ送信手段3kからの要求に応じて
各印刷データに対応する概略イメージデータを印刷ジョ
ブ情報暗号化手段3iを介して印刷ジョブデータ送信手
段3kに出力する。
【0074】印刷ジョブ情報暗号化手段3iは、クライ
アント装置1,2から送信される公開鍵を用いて概略イ
メージデータを暗号化する手段であり、暗号化を実行す
るか否かは印刷ジョブ情報暗号化要否判定手段3iの指
示に従っている。
【0075】印刷ジョブ情報暗号化要否判定手段3i
は、印刷データ受信手段3aにより受信された印刷デー
タが、暗号化されていた時には、その印刷データに対す
る概略イメージデータの暗号化を行うことを判定する手
段であり、印刷データが暗号化されていなかった場合に
は、概略イメージデータの暗号化は行わないと判定す
る。
【0076】印刷ジョブデータ送信手段3kは、クライ
アント装置1,2の印刷ジョブデータ要求手段1cによ
り送信される要求に応じて、印刷ジョブ管理手段3dか
らは上述した印刷ジョブ管理情報を、また、概略イメー
ジ記憶手段3hからは前記印刷ジョブ情報暗号化手段を
介して上述した概略イメージデータを受け取り、印刷ジ
ョブデータとしてクライアント装置1,2の印刷ジョブ
データ受信手段1eに送信する。
【0077】本実施形態における印刷管理システムは、
以上のような機能を有しているため、印刷ジョブデータ
表示手段1eには、印刷ジョブ名あるいは印刷受付時間
等の印刷ジョブ管理情報と共に、各印刷ジョブの印刷デ
ータに基づいて作成された概略イメージデータが表示さ
れるので、クライアント装置の使用者は、各印刷ジョブ
の内容を容易に識別することができる。
【0078】また、印刷データ送信手段1cから送信さ
れる印刷データは、必要に応じて印刷データ暗号化手段
1bによって暗号化することができ、この暗号化はプリ
ンタ3から送信された公開鍵によって行われているの
で、この公開鍵に対する秘密鍵を有するプリンタの印刷
データ復号化手段3bのみによって復号化される。従っ
て、暗号化された印刷データがプリンタ3以外の装置で
復号化されることはない。
【0079】また、このように印刷データが暗号化され
ていた場合には、印刷ジョブ情報暗号化要否判定手段3
jにより暗号化が必要であると判定され、印刷ジョブ情
報暗号化手段3iにより概略イメージデータの暗号化が
行われる。クライアント装置別にそれぞれのクライアン
ト装置から送信された公開鍵を用いて行われる。
【0080】そして、この暗号化されたされたデータか
印刷ジョブデータとしてクライアント装置に受信される
と、印刷ジョブデータ復号化手段1fにより復号化さ
れ、当該概略イメージデータが当該クライアント装置の
送信した印刷データに基づいて作成されたものである場
合には、当該クライアント装置から送信した公開鍵によ
り暗号化されているので、この公開鍵に対する秘密鍵を
有する当該クライアント装置の印刷ジョブデータ復号化
手段1fにより復号化され、ディスプレイ15上に概略
イメージが表示されることになる。しかし、他のクライ
アント装置の送信した印刷データに基づいて作成された
概略イメージデータである場合には、他のクライアント
装置が送信した公開鍵により暗号化されているので、当
該クライアント装置においては復号化できず、他のクラ
イアント装置の概略イメージは表示されないことにな
る。
【0081】このように、他人に見せたくない印刷デー
タについては、概略イメージの表示が行われないので、
安全性を確保することができる。
【0082】なお、上述したように、印刷ジョブデータ
の表示と共に、印刷ジョブ操作指示手段1hによる操作
指示項目も表示されるようになっており、使用者がいず
れかの項目を選択すると、印刷ジョブ操作指示手段1h
から当該操作指示が送信され、プリンタ3における印刷
ジョブ操作指示受信手段3lにて受信される。
【0083】印刷ジョブ操作指示受信手段3lは、受信
した指示内容を解析し、印刷ジョブ管理手段3dに伝達
する。これにより、印刷ジョブの削除、優先実行等の処
理が行われることになる。
【0084】次に、図5のフローチャートに基づいて本
実施形態における印刷管理システムの動作について説明
する。なお、以下の説明においては、随時図3に示す各
手段を用いることとする。
【0085】まず、クライアント装置1,2において、
印刷コマンドが入力されると、印刷データ作成手段1a
によりページ記述言語形式の印刷データが作成される
(ステップS1)。次に、この印刷データの暗号化が必
要か否かが判定され(ステップS2)、使用者の操作に
より暗号化が指示された場合には(ステップS2;YE
S)、印刷データ暗号化手段1bにより印刷データを暗
号化する(ステップS3)。しかし、暗号化が指示され
なかった場合には(ステップS2;NO)、暗号化は行
われない。
【0086】次に、印刷データは印刷データ送信手段1
cによりプリンタ3に送信され(ステップS4)、プリ
ンタ3の印刷データ受信手段3aにより受信される(ス
テップS10)。ここで、印刷データの復号化を行うか
否かを判定し(ステップS11)、印刷データが暗号化
されていた場合には(ステップS11;YES)、印刷
データ復号化手段3bにより復号化され(ステップS1
2)、また、印刷データが暗号化されていなかった場合
には(ステップS11;NO)、復号化されずに、印刷
データ記憶手段3bによりスプール領域に保存される
(ステップS13)。そして、概略イメージ作成手段3
gにより、受信された印刷データに基づく概略イメージ
データが作成され(ステップS14)、当該概略イメー
ジデータは、基となった印刷データに対応付けて概略イ
メージ記憶手段3hにより保存される(ステップS1
5)。そして、印刷データは印刷ジョブ管理手段3dに
より印刷ジョブごとに管理され順次印刷処理される。
【0087】一方、クライアント装置1,2において、
印刷ジョブ情報の要求コマンドが入力されると、印刷ジ
ョブデータ要求手段1dにより、印刷ジョブデータの送
信要求がプリンタ3に対して行われる(ステップS
5)。この要求がプリンタ3の印刷ジョブデータ送信手
段3kにおいて受信されると(ステップS16)、印刷
ジョブデータ送信手段3kは、スプール領域に保存され
ている印刷データに関する印刷ジョブ管理情報を印刷ジ
ョブ管理手段3dから受け取ると共に、それぞれの印刷
データに対応して記憶された概略イメージデータを概略
イメージ記憶手段3hから受け取る。但し、この際、印
刷ジョブ情報暗号化要否判定手段3jにより、概略イメ
ージデータを含む印刷ジョブ情報の暗号化を行うか否か
の判定が行われ(ステップS17)、基となる印刷イメ
ージが暗号化されていた場合には暗号化要と判定されて
(ステップS17;YES)、印刷ジョブ情報暗号化手
段3iにより、概略イメージデータを含む印刷ジョブ情
報の暗号化が行われる。また、基となる印刷データが暗
号化されていない場合には、暗号化不要と判定され(ス
テップS17;NO)、暗号化されずに印刷ジョブデー
タが印刷ジョブデータ送信手段3kに出力される。
【0088】そして、印刷ジョブデータ送信手段3k
は、上述した印刷ジョブ管理情報と概略イメージデータ
とを印刷ジョブデータとしてクライアント装置1,2に
送信する(ステップS19)。
【0089】この印刷ジョブデータは、クライアント装
置1,2の印刷ジョブデータ受信手段1eにより受信さ
れ(ステップS6)、概略イメージデータが暗号化され
ており復号化の必要があるか否かの判定が行われる(ス
テップS7)。その結果、復号化が必要である場合には
(ステップS7;YES)、印刷ジョブデータ復号化手
段1fにより印刷ジョブデータが復号化される(ステッ
プS8)。しかし、他のクライアント装置の印刷ジョブ
データについては復号化に失敗することになる。
【0090】そして、このように復号化を行い、あるい
は受信したそのまま印刷ジョブデータを、印刷ジョブデ
ータ表示手段1gにより例えば図5に示すような画面で
表示する(ステップS9)。
【0091】図6に示すように、各印刷ジョブの表示欄
5には、印刷ジョブ名、印刷受付時間、データサイズ、
所有者、総ページ数等の表示領域と共に、概略イメージ
の表示領域6が設けられ、当該表示領域6に概略イメー
ジが表示される。従って、使用者は、これらのデータに
より容易に印刷ジョブの識別が可能となる。
【0092】しかし、暗号化された他のクライアント装
置の印刷ジョブ情報は復号化できないため、表示され
ず、他人に知られることはない。
【0093】なお、このように印刷ジョブデータの送信
処理と並行して、印刷処理は継続して行われており、印
刷が終了した印刷ジョブの印刷データに対応した概略イ
メージデータについては印刷ジョブ管理手段3dにより
随時削除される(ステップS20)。
【0094】また、本実施形態においては、印刷データ
が複数ページにわたる場合には、全ページについて概略
イメージデータが作成され、全ての概略イメージを画面
に表示させることができる。
【0095】これにより、複数の印刷ジョブにおいて共
通の印刷データを有している場合でも、各印刷ジョブの
識別を確実に行うことができる。
【0096】更に、本実施形態においては、複数ページ
の内、指定したページのみについて、概略イメージを表
示できるように構成されている。つまり、クライアント
装置1,2から印刷ジョブデータ要求情報と共に、概略
イメージの指定情報をプリンタ3に送信し、プリンタ3
は指定されたページの概略イメージをクライアント装置
1,2に送信する。
【0097】このように、表示ページ数を少なく指定し
た場合は、必要最小限の概略イメージのみクライアント
装置に送信されるため、印刷ジョブ情報の表示を高速に
行うことができる。
【0098】また、本実施形態においては、図6に示す
ように、印刷ジョブ操作指示手段1hとして、削除、一
時停止、優先等のボタン7を表示するように構成されて
おり、使用者は、図6に点線で示されたいずれかの印刷
ジョブの表示欄5をクリックすることにより印刷ジョブ
を指定した後、いずれかのボタン7をクリックすること
により、当該印刷ジョブの処理を指定することができ
る。
【0099】以上のように、本実施形態によれば、各印
刷ジョブについて、印刷データの概略イメージを作成
し、クライアント装置に送信し、クライアント装置では
印刷ジョブの一覧表示などにおいて、概略イメージを表
示するため、各印刷ジョブの内容が容易に識別可能とな
り、例えば、誤って必要な印刷ジョブを削除してしまう
などの誤操作の可能性が減少する。
【0100】また、概略イメージにて印刷ジョブの識別
が可能となるため、自動的には印刷ジョブ名が付加され
ないような印刷ジョブに対しても、概略イメージにより
当該印刷ジョブの識別が可能となるため、クライアント
装置にて印刷ジョブ名を入力する等の必要がなくなる。
【0101】更に、守秘したい印刷データであれば、所
定のクライアント装置以外で見ることはできなくなり、
セキュリティも確保することができる。また、概略イメ
ージデータの暗号化を行う場合には、送信者、印刷デー
タのサイズ、出力時間などの印刷ジョブそのものの情報
も暗号化されるので、より一層情報の流失を防ぐことが
できる。
【0102】(変形例)次に、図7に基づいて本実施形
態の変形例について説明する。上述した実施形態では、
ネットワークプリンタ3上で、印刷データの受信、記
憶、印刷ジョブの管理、描画データへの展開、概略イメ
ージデータの作成等を行うように構成したが、本発明は
これに限られるものではなく、図7に示すように、ネッ
トワーク4に接続されたプリントサーバー装置8に上述
した各機能を持たせ、プリントサーバー装置8に接続さ
れたプリンタ9a,9bによって実際の印刷を行わせる
ように構成しても良い。
【0103】また、このようなプリントサーバー装置8
と、上述した実施形態のネットワークプリンタ3とを同
一のネットワーク4上に接続して用いることも勿論可能
である。
【0104】更に、印刷ジョブデータの表示は、クライ
アント装置1,2だけでなく、プリントサーバー装置8
のディスプレイによっても行うようにし、また、プリン
トサーバー装置8において上述したような印刷ジョブ操
作指示を行うようにしても良い。
【0105】また、上述したネットワークプリンタ3あ
るいはプリントサーバー装置8においては、作成される
概略イメージを、各印刷ジョブで指定されている用紙サ
イズに対応させて変化させるようにしても良い。
【0106】変化させる態様としては、例えば、概略イ
メージの輪郭の形状を用紙サイズにより変化させるも
の、あるいは概略イメージの大きさ自体を用紙サイズに
応じて変化させるものが挙げられる。
【0107】これにより、各印刷ジョブの出力する用紙
サイズが直感的に理解でき、識別が更に容易となる。
【0108】また、暗号化と復号化の方式に関し、本実
施形態では、公開鍵暗号方式を用いるとしたが、公開鍵
暗号方式ではなく、DES方式などの秘密鍵暗号方式を
用いても良い。秘密鍵暗号方式を用いる場合は、暗号化
と復号化の処理を行うに際し、1つの秘密鍵を用いる。
情報を秘匿したいクライアント装置と、ネットワークプ
リンタとに予め秘密鍵を記憶させておくことで、他のク
ライアント装置に対して情報を秘匿することが可能とな
る。
【0109】更に、公開鍵暗号方式と、秘密鍵暗号方式
とを組み合わせた暗号方式を用いてもよい。これは、秘
密鍵暗号方式で用いられる秘密鍵を、一時的な使用を目
的として自動的に生成する。そしてその自動的に生成さ
れた秘密鍵を、公開鍵暗号方式を用いてネットワークプ
リンタ装置とクライアント装置とで送受信する。印刷デ
ータの暗号化と復号化、印刷ジョブデータの暗号化と復
号化の各処理は、秘密鍵暗号方式の秘密鍵を用いて行
う。秘密鍵暗号方式の方が、公開鍵暗号方式よりも高速
に暗号化、復号化が可能なため、公開鍵暗号方式の利便
性と秘密鍵暗号方式の高速性を兼ね備えることができ
る。
【0110】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、第1の実施形態との
共通箇所の説明は省略する。
【0111】本実施形態は、守秘したい印刷データを暗
号化するのではなく、データの送信を選択的に行うこと
で、セキュリティを確保するものである。
【0112】具体的には、クライアント装置のCPU1
0に制御プログラムを実行させることにより、クライア
ント装置を印刷データセキュリティ設定手段として機能
させ、印刷データ作成手段1aにより作成された印刷デ
ータが公開可能なものか、非公開とすべきかの情報であ
る公開可否情報の設定を例えば守秘フラグ等により行
う。そして、印刷データ送信手段1cにより、印刷デー
タと共に前記公開可否情報を送信する。
【0113】一方、プリンタ3のCPU16にも制御プ
ログラムを実行させることにより、プリンタ3を印刷ジ
ョブデータ送信判定手段として機能させる。そして、印
刷データ受信手段3aにより印刷データと公開可否情報
を受信し、クライアント装置から印刷ジョブ情報の送信
要求があった場合には、印刷ジョブデータ送信判定手段
により印刷データと対応した公開可否情報を判定し、そ
の印刷データに対応する印刷ジョブ情報の送信の可否を
判定する。その結果、公開可能なデータの場合には、印
刷ジョブデータ送信手段3kにより印刷ジョブデータを
送信するが、非公開とすべきデータの場合には、印刷ジ
ョブデータの送信は行わない。
【0114】従って、非公開とすべき印刷ジョブ情報
は、他のクライアント装置において表示されないので、
セキュリティを確保することができる。
【0115】本実施形態によれば、暗号化及び復号化を
行う必要がないので、セキュリティを確保しつつ、高速
な印刷ジョブ表示が可能となる。
【0116】なお、公開可否情報としては、守秘フラグ
の他にも、パスワードを用いても良い。
【0117】また、守秘フラグやパスワードが設定され
ていた時に、概略イメージデータ自体を作成しないよう
にしても良い。このようにすれば、処理の簡易化を図る
ことができる。
【0118】更に、概略イメージデータを送信あるいは
作成しない場合には、送信者、印刷データのサイズ、出
力時間などの印刷ジョブそのものの情報も送信あるいは
作成しないようにすれば、より一層情報の流失を防ぐこ
とができる。
【0119】また、上述した本発明の印刷管理システム
を実現する印刷管理制御プログラムは、クライアント装
置及びプリンタのそれぞれにおいて読み取り可能なCD
−ROM、フロッピィディスク等の記録媒体に記録させ
ることが可能である。そして、当該CD−ROM等を用
いてクライアント装置及びプリンタのそれぞれにおいて
印刷管理制御プログラムをインストールし、実行するこ
とにより、本発明の印刷管理システムが実現される。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
印刷管理システムによれば、印刷データに基づいて概略
のイメージデータを作成し、印刷ジョブ管理情報と共に
概略イメージを表示させるようにし、更に必要に応じて
印刷ジョブデータの暗号化と復号化を行うようにしたの
で、各印刷ジョブを容易かつ確実に識別することができ
る。従って、誤って必要な印刷ジョブを削除してしまう
等の誤操作を防止することができる。また、自動的には
印刷ジョブ名が付加されてないような印刷ジョブについ
ても、概略イメージにより容易にその印刷ジョブの識別
が可能となるので、使用者が当該印刷ジョブに対して印
刷ジョブ名を入力する必要がなくなる。更に、他人に見
せたくない印刷データについては、印刷ジョブデータの
表示を行わないので、情報の秘匿化を図ることができ
る。
【0121】請求項2に記載の印刷管理システムによれ
ば、印刷データに基づいて概略のイメージデータを作成
し、印刷ジョブ管理情報と共に概略イメージを表示させ
るようにし、更に必要に応じて印刷ジョブデータの送信
の可否を判定するようにしたので、各印刷ジョブを容易
かつ確実に識別することができる。従って、誤って必要
な印刷ジョブを削除してしまう等の誤操作を防止するこ
とができる。また、自動的には印刷ジョブ名が付加され
てないような印刷ジョブについても、概略イメージによ
り容易にその印刷ジョブの識別が可能となるので、使用
者が当該印刷ジョブに対して印刷ジョブ名を入力する必
要がなくなる。更に、他人に見せたくない印刷データに
ついては、印刷ジョブデータを送信せず、表示を行わな
いので、情報の秘匿化を図ることができる。
【0122】請求項3に記載の印刷管理方法によれば、
印刷データに基づいて概略のイメージデータを作成し、
印刷ジョブ管理情報と共に概略イメージを表示させるよ
うにし、更に必要に応じて印刷ジョブデータの暗号化と
復号化を行うようにしたので、各印刷ジョブを容易かつ
確実に識別することができる。従って、誤って必要な印
刷ジョブを削除してしまう等の誤操作を防止することが
できる。また、自動的には印刷ジョブ名が付加されてな
いような印刷ジョブについても、概略イメージにより容
易にその印刷ジョブの識別が可能となるので、使用者が
当該印刷ジョブに対して印刷ジョブ名を入力する必要が
なくなる。更に、他人に見せたくない印刷データについ
ては、印刷ジョブデータの表示を行わないので、情報の
秘匿化を図ることができる。
【0123】請求項4に記載の印刷管理方法によれば、
印刷データに基づいて概略のイメージデータを作成し、
印刷ジョブ管理情報と共に概略イメージを表示させるよ
うにし、更に必要に応じて印刷ジョブデータの送信の可
否を判定するようにしたので、各印刷ジョブを容易かつ
確実に識別することができる。従って、誤って必要な印
刷ジョブを削除してしまう等の誤操作を防止することが
できる。また、自動的には印刷ジョブ名が付加されてな
いような印刷ジョブについても、概略イメージにより容
易にその印刷ジョブの識別が可能となるので、使用者が
当該印刷ジョブに対して印刷ジョブ名を入力する必要が
なくなる。更に、他人に見せたくない印刷データについ
ては、印刷ジョブデータを送信せず、表示を行わないの
で、情報の秘匿化を図ることができる。
【0124】請求項5に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、印刷データの送
信に際し、必要に応じて印刷データが暗号化され、更
に、受信させた印刷ジョブデータが暗号化されていた場
合には復号化されて表示されるので、復号化の可能な各
印刷ジョブについては、容易かつ確実に識別することが
できる。従って、誤って必要な印刷ジョブを削除してし
まう等の誤操作を防止することができる。また、自動的
には印刷ジョブ名が付加されてないような印刷ジョブに
ついても、概略イメージにより容易にその印刷ジョブの
識別が可能となるので、使用者が当該印刷ジョブに対し
て印刷ジョブ名を入力する必要がなくなる。更に、他の
クライアント装置の印刷データについては復号化ができ
ないので、表示が行われず、情報の秘匿化を図ることが
できる。
【0125】請求項6に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、印刷データと公
開可否情報とを送信させ、更に、送信されてきた印刷ジ
ョブデータを受信させて表示されるので、公開を許可さ
れた印刷データについての印刷ジョブについては、容易
かつ確実に識別することができる。従って、誤って必要
な印刷ジョブを削除してしまう等の誤操作を防止するこ
とができる。また、自動的には印刷ジョブ名が付加され
てないような印刷ジョブについても、概略イメージによ
り容易にその印刷ジョブの識別が可能となるので、使用
者が当該印刷ジョブに対して印刷ジョブ名を入力する必
要がなくなる。しかし、公開を拒否された印刷データに
ついての印刷ジョブについてはプリンタ装置からの送信
が行われず、表示されないので、情報の秘匿化を図るこ
とができる。
【0126】請求項7に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、受信させた印刷
データが暗号化されていた場合には復号化させ、印刷デ
ータに基づいて作成させた概略のイメージデータを送信
させる際、印刷データが暗号化されていた場合には、印
刷ジョブデータを暗号化させて送信を行わせる。その結
果、クライアント装置には、前記印刷ジョブ管理情報だ
けでなく、概略イメージデータも伝達されることにな
り、各印刷ジョブを容易に識別することができる。従っ
て、誤って必要な印刷ジョブを削除してしまう等の誤操
作を防止することができる。また、自動的には印刷ジョ
ブ名が付加されてないような印刷ジョブについても、概
略イメージにより容易にその印刷ジョブの識別が可能と
なるので、使用者が当該印刷ジョブに対して印刷ジョブ
名を入力する必要がなくなる。また、印刷データを暗号
化した場合には、当該クライアント装置で復号化できる
印刷ジョブデータのみを表示するので、情報の秘匿化を
図ることができる。
【0127】請求項8に記載の印刷管理制御プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コ
ンピュータに読み取らせることにより、受信させた印刷
データに基づいて作成させた概略のイメージデータを送
信させる際、公開可否情報に基づいて当該送信の可否を
判定するようにしたので、公開の許可された印刷データ
についての印刷ジョブについては、クライアント装置に
おいて、前記印刷ジョブ管理情報だけでなく、概略イメ
ージデータも伝達されることになり、各印刷ジョブを容
易に識別することができる。従って、誤って必要な印刷
ジョブを削除してしまう等の誤操作を防止することがで
きる。また、自動的には印刷ジョブ名が付加されてない
ような印刷ジョブについても、概略イメージにより容易
にその印刷ジョブの識別が可能となるので、使用者が当
該印刷ジョブに対して印刷ジョブ名を入力する必要がな
くなる。一方、公開が拒否されている印刷データの印刷
ジョブについては、送信を行わせないので、クライアン
ト装置においても表示されず、情報の秘匿化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における印刷管理システム
の概略構成を説明する図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態の印刷システ
ムにおけるクライアント装置の概略構成を示すブロック
図、(b)は本発明の一実施形態の印刷システムにおけ
るプリンタ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における印刷管理シス
テムのクライアント装置及びプリンタ装置を機能の面か
ら捉えて説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における公開鍵暗号方
式を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における印刷管理シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態における印刷管理シス
テムの印刷ジョブ一覧表示の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における変形例を説明
するための図である。
【符号の説明】
1,2…クライアント装置 1a…印刷データ作成手段 1b…印刷データ暗号化手段 1c…印刷データ送信手段 1d…印刷ジョブデータ要求手段 1e…印刷ジョブデータ受信手段 1f…印刷ジョブデータ復号化手段 1g…印刷ジョブデータ表示手段 1h…印刷ジョブ操作指示手段 3…ネットワークプリンタ 3a…印刷データ受信手段 3b…印刷データ復号化手段 3c…印刷データ記憶手段 3d…印刷ジョブ管理手段 3e…印刷データ作成手段 3f…印刷手段 3g…概略イメージ作成手段 3h…概略イメージ記憶手段 3i…印刷ジョブ情報暗号化手段 3j…印刷ジョブ情報暗号化要否判定手段 3k…印刷ジョブデータ送信手段 3l…印刷ジョブ操作指示受信手段 4…ネットワーク 5…印刷ジョブ表示欄 6…概略イメージ表示欄 7…ボタン 8…プリントサーバー装置 9a,9b…プリンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを作成するクライアント装置
    と、ネットワークに対応したプリンタ装置と、前記クラ
    イアント装置とプリンタ装置を接続するネットワークと
    を備えた印刷管理システムであって、 前記クライアント装置は、前記プリンタ装置が印刷可能
    なデータを作成する印刷データ作成手段と、前記ネット
    ワークを介して前記プリンタ装置に前記印刷データを送
    信する印刷データ送信手段と、他のクライアント装置へ
    の印刷データの公開可否情報を入力する公開可否情報入
    力手段と、該公開可否情報入力手段により公開を拒否す
    る情報が得られた場合には、前記印刷データの送信に際
    し、前記印刷データを暗号化する印刷データ暗号化手段
    と、前記プリンタ装置に対して印刷データの管理単位で
    ある印刷ジョブに関する情報の送信を要求する印刷ジョ
    ブデータ要求手段と、前記プリンタ装置から前記ネット
    ワークを介して送信される印刷ジョブデータを受信する
    印刷ジョブデータ受信手段と、受信した印刷ジョブデー
    タが暗号化されていた場合には復号化を行う印刷ジョブ
    データ復号化手段と、受信した印刷ジョブデータあるい
    は復号化した印刷ジョブデータを表示する印刷ジョブデ
    ータ表示手段とを備え、 前記プリンタ装置は、前記クライアント装置から前記ネ
    ットワークを介して送信される印刷データを受信する印
    刷データ受信手段と、受信した印刷データを記憶する印
    刷データ記憶手段と、受信した印刷データが暗号化され
    ていた場合には復号化を行う印刷データ復号化手段と、
    受信した印刷データまたは復号化した印刷データに基づ
    いて概略のイメージデータを作成する概略イメージ作成
    手段と、作成された概略イメージデータを基となった印
    刷データと対応付けて記憶する概略イメージデータ記憶
    手段と、印刷データの処理を印刷ジョブ単位で管理する
    印刷ジョブ管理手段と、前記管理に用いられる印刷ジョ
    ブ管理情報と前記概略イメージデータとからなる印刷ジ
    ョブデータを、前記クライアント装置からの要求に応じ
    て送信する印刷ジョブデータ送信手段と、送信に際し、
    前記受信した印刷データが暗号化されていた場合には印
    刷ジョブデータを暗号化する印刷ジョブデータ暗号化手
    段とを備えた、 ことを特徴とする印刷管理システム。
  2. 【請求項2】 印刷データを作成するクライアント装置
    と、ネットワークに対応したプリンタ装置と、前記クラ
    イアント装置とプリンタ装置を接続するネットワークと
    を備えた印刷管理システムであって、 前記クライアント装置は、前記プリンタ装置が印刷可能
    なデータを作成する印刷データ作成手段と、他のクライ
    アント装置への印刷データの公開可否情報を入力する公
    開可否情報入力手段と、前記ネットワークを介して前記
    プリンタ装置に前記印刷データ及び公開可否情報を送信
    する印刷データ送信手段と、前記プリンタ装置に対して
    印刷データの管理単位である印刷ジョブに関する情報の
    送信を要求する印刷ジョブデータ要求手段と、前記プリ
    ンタ装置から前記ネットワークを介して送信される印刷
    ジョブデータを受信する印刷ジョブデータ受信手段と、
    受信した印刷ジョブデータを表示する印刷ジョブデータ
    表示手段とを備え、 前記プリンタ装置は、前記クライアント装置から前記ネ
    ットワークを介して送信される印刷データ及び公開可否
    情報を受信する印刷データ受信手段と、受信した印刷デ
    ータを記憶する印刷データ記憶手段と、受信した印刷デ
    ータに基づいて概略のイメージデータを作成する概略イ
    メージ作成手段と、作成された概略イメージデータを基
    となった印刷データと対応付けて記憶する概略イメージ
    データ記憶手段と、印刷データの処理を印刷ジョブ単位
    で管理する印刷ジョブ管理手段と、前記管理に用いられ
    る印刷ジョブ管理情報と前記概略イメージデータとから
    なる印刷ジョブデータを、前記クライアント装置からの
    要求に応じて送信する印刷ジョブデータ送信手段と、前
    記受信した公開可否情報に基づいて印刷ジョブデータの
    送信の可否を判定する印刷ジョブデータ送信判定手段と
    を備えた、 ことを特徴とする印刷管理システム。
  3. 【請求項3】 クライアント装置により作成した印刷デ
    ータをネットワークを介してプリンタ装置に送信し、該
    プリンタ装置において印刷データを管理すると共に、前
    記クライアント装置からの要求に応じて印刷データに関
    する情報をネットワークを介して送信し、前記クライア
    ント装置において前記情報を表示する印刷管理方法であ
    って、 前記プリンタ装置が印刷可能なデータを印刷データ作成
    手段により作成する工程と、印刷データ送信手段により
    前記ネットワークを介して前記プリンタ装置に前記デー
    タを送信する工程と、公開可否情報入力手段により他の
    クライアント装置への印刷データの公開可否情報を入力
    する工程と、前記工程により公開を拒否する情報が得ら
    れた場合には、前記印刷データの送信に際し、印刷デー
    タ暗号化手段により前記印刷データを暗号化する工程
    と、印刷ジョブデータ要求手段により前記プリンタ装置
    に対して印刷データの管理単位である印刷ジョブに関す
    る情報の送信を要求する工程と、印刷ジョブデータ受信
    手段により前記プリンタ装置から前記ネットワークを介
    して送信される印刷ジョブデータを受信する工程と、受
    信した印刷ジョブデータが暗号化されていた場合には印
    刷ジョブデータ復号化手段により復号化を行う工程と、
    前記受信した印刷ジョブデータあるいは復号化した印刷
    データを印刷ジョブデータ表示手段により表示する工程
    とを備え、 印刷データ受信手段により前記クライアント装置から前
    記ネットワークを介して送信される印刷データを受信す
    る工程と、前記工程により受信した印刷データを印刷デ
    ータ記憶手段により記憶する工程と、受信した印刷デー
    タが暗号化されていた場合には印刷データ復号化手段に
    より復号化を行う工程と、前記受信した印刷データある
    いは復号化した印刷データに基づいて概略イメージ作成
    手段により概略のイメージデータを作成する工程と、前
    記工程により作成された概略イメージデータを基となっ
    た印刷データと対応付けて概略イメージデータ記憶手段
    により記憶する工程と、印刷ジョブ管理手段により印刷
    データの処理を印刷ジョブ単位で管理する工程と、前記
    管理に用いられる印刷ジョブ管理情報と前記概略イメー
    ジデータとからなる印刷ジョブデータを、印刷ジョブデ
    ータ送信手段により前記クライアント装置からの要求に
    応じて送信する工程と、送信に際し、前記受信した印刷
    データが暗号化されていた場合には印刷ジョブデータ暗
    号化手段により印刷ジョブデータを暗号化する工程とを
    備えた、 ことを特徴とする印刷管理方法。
  4. 【請求項4】 クライアント装置により作成した印刷デ
    ータをネットワークを介してプリンタ装置に送信し、該
    プリンタ装置において印刷データを管理すると共に、前
    記クライアント装置からの要求に応じて印刷データに関
    する情報をネットワークを介して送信し、前記クライア
    ント装置において前記情報を表示する印刷管理方法であ
    って、 前記プリンタ装置が印刷可能なデータを印刷データ作成
    手段により作成する工程と、公開可否情報入力手段によ
    り他のクライアント装置への印刷データの公開の可否を
    入力する工程と、印刷データ送信手段により前記ネット
    ワークを介して前記プリンタ装置に前記印刷データ及び
    公開可否情報を送信する工程と、印刷ジョブデータ要求
    手段により前記プリンタ装置に対して印刷データの管理
    単位である印刷ジョブに関する情報の送信を要求する工
    程と、印刷ジョブデータ受信手段により前記プリンタ装
    置から前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブ
    データを受信する工程と、受信した印刷ジョブデータを
    印刷ジョブデータ表示手段により表示する工程とを備
    え、 印刷データ受信手段により前記クライアント装置から前
    記ネットワークを介して送信される印刷データ及び公開
    可否情報を受信する工程と、前記工程により受信した印
    刷データを印刷データ記憶手段により記憶する工程と、
    受信した印刷データに基づいて概略イメージ作成手段に
    より概略のイメージデータを作成する工程と、前記工程
    により作成された概略イメージデータを基となった印刷
    データと対応付けて概略イメージデータ記憶手段により
    記憶する工程と、印刷ジョブ管理手段により印刷データ
    の処理を印刷ジョブ単位で管理する工程と、前記管理に
    用いられる印刷ジョブ管理情報と前記概略イメージデー
    タとからなる印刷ジョブデータの送信の可否を、前記受
    信した公開可否情報に基づいて印刷ジョブデータ送信判
    定手段により判定する工程と、印刷ジョブデータ送信手
    段により前記クライアント装置からの要求及び前記判定
    結果に応じて送信する工程とを備えた、 ことを特徴とする印刷管理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、プリンタ装置からネッ
    トワークを介して送信される印刷データに関する情報を
    表示させる印刷管理制御プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、 前記プリンタ装置が印刷可能なデータを作成させ、前記
    ネットワークを介して前記プリンタ装置に対して前記デ
    ータを送信させ、他のクライアント装置への印刷データ
    の公開可否情報を入力させ、公開を拒否する情報が入力
    された場合には、前記印刷データの送信に際し、前記印
    刷データを暗号化させ、印刷データの管理単位である印
    刷ジョブに関する情報の前記プリンタ装置からの送信を
    前記プリンタ装置に対して要求させ、前記プリンタ装置
    にて前記印刷データを印刷ジョブ単位で管理するための
    印刷ジョブ管理データと、前記プリンタ装置にて前記印
    刷データに基づいて作成される概略イメージデータとを
    含み、前記ネットワークを介して送信される印刷ジョブ
    データを受信させ、受信させた印刷ジョブデータが暗号
    化されていた場合には復号化させ、受信させた印刷ジョ
    ブデータあるいは復号化させた印刷ジョブデータを表示
    させることを特徴とする印刷管理制御プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、プリンタ装置からネッ
    トワークを介して送信される印刷データに関する情報を
    表示させる印刷管理制御プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、 前記プリンタ装置が印刷可能なデータを作成させ、他の
    クライアント装置への印刷データの公開可否情報を入力
    させ、前記ネットワークを介して前記プリンタ装置に対
    して前記印刷データ及び公開可否情報を送信させ、印刷
    データの管理単位である印刷ジョブに関する情報の前記
    プリンタ装置からの送信を前記プリンタ装置に対して要
    求させ、前記プリンタ装置にて前記印刷データを印刷ジ
    ョブ単位で管理するための印刷ジョブ管理データと、前
    記プリンタ装置にて前記印刷データに基づいて作成され
    る概略イメージデータとを含み、前記ネットワークを介
    して送信される印刷ジョブデータを受信させ、受信させ
    た印刷ジョブデータを表示させることを特徴とする印刷
    管理制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、クライアント装置から
    の要求に応じて印刷データに関する情報をネットワーク
    を介して送信させる印刷管理制御プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、 前記クライアント装置から前記ネットワークを介して送
    信される印刷データを受信させ、受信させた印刷データ
    を記憶させ、受信させた印刷データが暗号化されていた
    場合には復号化させ、受信させた印刷データあるいは復
    号化させた印刷データに基づいて概略イメージデータを
    作成させ、作成させた概略イメージデータを基となった
    印刷データと対応付けて記憶させ、印刷データの処理を
    印刷ジョブ単位で管理させ、前記管理に用いられる印刷
    ジョブ管理情報と前記概略イメージデータとからなる印
    刷ジョブデータを、前記クライアント装置からの要求に
    応じて送信させ、送信に際し、前記受信させた印刷デー
    タが暗号化されていた場合には印刷ジョブデータを暗号
    化させることを特徴とする印刷管理制御プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、クライアント装置から
    の要求に応じて印刷データに関する情報をネットワーク
    を介して送信させる印刷管理制御プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記印刷管理制御プログラムは、コンピュータに、 前記クライアント装置から前記ネットワークを介して送
    信される印刷データ及び公開可否情報を受信させ、受信
    させた印刷データを記憶させ、受信させた印刷データに
    基づいて概略イメージデータを作成させ、作成させた概
    略イメージデータを基となった印刷データと対応付けて
    記憶させ、印刷データの処理を印刷ジョブ単位で管理さ
    せ、前記受信した公開可否情報に基づいて印刷ジョブデ
    ータの送信の可否を判定させ、前記管理に用いられる印
    刷ジョブ管理情報と前記概略イメージデータとからなる
    印刷ジョブデータを、前記クライアント装置からの要求
    及び前記判定結果に応じて送信させることを特徴とする
    印刷管理制御プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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