JPH10300877A - 軽水炉用燃料集合体 - Google Patents

軽水炉用燃料集合体

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JPH10300877A
JPH10300877A JP9107417A JP10741797A JPH10300877A JP H10300877 A JPH10300877 A JP H10300877A JP 9107417 A JP9107417 A JP 9107417A JP 10741797 A JP10741797 A JP 10741797A JP H10300877 A JPH10300877 A JP H10300877A
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fuel
fuel assembly
granules
water reactor
light water
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JP9107417A
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Shoichi Watanabe
庄一 渡辺
Yoriaki Yutani
順明 湯谷
Masatoshi Kawashima
正俊 川島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の融通性および経済性に優れた燃料集合
体を得る。 【解決手段】 被覆管15内に、中性子吸収断面積の小
さい非核燃料物質である希釈材顆粒31が顆粒状の核燃
料物質16と混合されて充填された振動充填燃料棒を用
いて軽水炉用燃料集合体を構成する。希釈材顆粒31の
充填体積割合は集合体平均で20%以上とし、核燃料物質
16と希釈材顆粒31との顆粒状混合物に必要に応じて
可燃性毒物が添加混合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉用燃料集合
体に係り、とくに顆粒状の核燃料物質と中性子吸収断面
積の小さい非核燃料物質を混合充填した燃料棒を含む軽
水炉用燃料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉(以下、BWRとい
う。)用燃料集合体は、二酸化ウランやウランとプルト
ニウムの混合酸化物(以下、MOXという。)を直径約
1cmの円柱状の焼結ペレットとしたものをジルカロイ製
の被覆管に封入したものを燃料棒としており、これらを
正方格子状に束ねて集合体状とし、さらにジルカロイ製
のチャンネルボックスで覆って、燃料棒間に沸騰水の流
路を設けた構造となっている。
【0003】従来の燃料棒は、図15に示すように、多
数個の焼結ぺレット1を燃料被覆管2の中に積層装填
し、上部端栓3および下部端栓4で密封した構造として
いる。この場合、最下部ペレットと下部端栓との間にア
ルミナ等の断熱ペレット5が挿入され、最上部ペレット
と上部端栓との間には金属製押さえ板6に点溶接された
コイルスプリング7が設けられている。
【0004】図16は、従来のBWR燃料集合体の縦断
面図であって、とくに高燃焼度化設計の燃料集合体の例
であり、図17は図16のA−A矢視方向断面図であ
る。燃料集合体は74本の燃料棒8と、2 本のウォータロ
ッド9とを、スペーサ10により9行9列の正方格子状
に束ねて、上部タイプレート11および下部タイプレー
ト12により固定して燃料棒束とし、この燃料棒束をチ
ャンネルボックス13で包囲して構成される。
【0005】BWR炉心では燃料集合体間に水ギャップ
が設けられているが、水平断面方向では減速材分布が非
均一となるため、燃料棒のウラン濃縮度あるいはPu富
化度を数種類として局所出力分布の平坦化を図ってい
る。また、一部の燃料棒には、可燃性毒物としてガドリ
ニア(Gd2 3 )のような中性子吸収体を全長に亘っ
て添加して、燃焼初期での余剰の核分裂反応(余剰反応
度)を抑制している。また、BWRでは沸騰水のボイド
率が炉心上方で大きくなる分布となるため、炉心下方で
減速材密度が高く、炉心高さ方向出力分布は下方でピー
クを生ずる特性を示す。
【0006】ところで、近年、燃料経済性向上を図るた
めにウラン燃料集合体の高燃焼度化(高濃縮度化)が進
められている。また、これと並行してPuの有効利用を
図るため、使用済ウラン燃料を再処理して得られたPu
を軽水炉で再利用する、いわゆるプルサーマル計画が進
められている。最近ではMOX燃料集合体あたりのPu
の装荷量を大きくするため、大部分の燃料棒をMOX燃
料棒とした燃料集合体が設計されている。これらの燃料
集合体において高燃焼度化を図るためには、各燃料棒の
ウラン濃縮度やPu富化度を増す必要があり、これに伴
ってガドリニア入り燃料棒本数を増して余剰反応度を抑
制する必要がある。しかもMOX燃料集合体において
は、Pu−240 の共鳴中性子吸収効果などにより中性子
束スペクトルが硬くなるため、中性子減速効果や制御棒
反応度価値は低下し、ウラン燃料集合体と比較してボイ
ド反応度係数や炉停止余裕などの炉心核特性は劣化する
ことが知られている。また、ガドリニアの中性子吸収効
果も低下するため、余剰反応度を抑制するためにより多
くのガドリニア入り燃料棒本数を必要とする。
【0007】また、燃料製造時に入手するPuの同位体
組成比は一定ではなく、表1に示すように、使用済ウラ
ン燃料の初期濃縮度や取出燃焼度などにより異なること
が知られている。また、これらのPu同位体のうち、表
2に示すように、とくに中性子共鳴吸収が大きいPu−
240 が中性子吸収体として核特性に大きな影響を与える
ことが知られている。
【0008】そのため、設計濃縮度のとおりに製造でき
るウラン燃料の場合とは異なり、設計で仮定したPu同
位体組成仕様による核特性と同等となるよう、製造時に
入手されるPu同意体組成仕様に基づく燃料炉心の核特
性の再評価を行って、場合によっては燃料のPu富化度
を決めなおす必要が生ずる。このため、設計作業や燃料
製造はより繁雑なものとなり、コストアップ要因となっ
ている。
【0009】
【表1】 表中、組成比は%で示している。この表の出典は、"Plu
tonium Fuel/An Assessment", OECD NEA 1989 である。
【0010】
【表2】 この表の出典は、S.F.Mughabghab.et al.,"Neutron Cro
ss Sections,Volume 1,Neutron Resonance Parameters
and Thermal Cross Sections",Achademic Press1981で
ある。
【0011】また、MOX燃料集合体の製造コストを低
減する観点からMOX燃料棒の製造工程が簡素化される
ことが望ましく、例えば特願平1-177020号公報に示され
るように、ガドリニアはウラン燃料棒に添加させて設計
しているが、その本数が増えればMOX燃料棒本数を減
らすことになってPu装荷量を増やすことが困難とな
る。図18は、従来方法によるMOX燃料集合体水平断
面での燃料棒配置例であって、チャンネルボックス13
の内側に74本の燃料棒8および2 本の太径ウォータロッ
ド9が正方格子状に9行9列配置されたMOX燃料集合
体において、ガドリニア入り燃料棒16本を装荷した場合
の燃料棒配置例を示すものである。M1 ないしM4 は、
Pu富化度の相異なるMOX燃料棒であり、母材として
劣化ウランを使用している。Gu はガドリニア入りウラ
ン燃料棒であり、上下方向のガドリニア濃度分布は一様
となっている。
【0012】以上述べたペレット燃料は広く用いられて
いるもので、実績があり信頼性が高いものであるが、製
造工程は図19に例示するようにかなり複雑であり、と
くにMOX燃料の製造コストが高いのが難点となってい
る。
【0013】ところで、金属被覆管内に顆粒状の核燃料
物質を振動充填して密封した、いわゆる振動充填燃料が
知られているが、その製造工程は図20に例示するよう
に、ペレット燃料よりも大幅に簡素化され、しかも工程
の自動化および遠隔操作が容易であり、大幅な製造コス
ト低減が可能である。また、ガドリニアをMOX顆粒と
混合して燃料棒を作ることも容易となる。
【0014】図21は、従来の振動充填燃料棒の例を示
すものであり、燃料被覆管15内に図15に示した燃料
棒のぺレット1の代わりに顆粒状の核燃料物質16を封
入した構造としている。この場合、核燃料物質16の顆
粒が充填されて、燃料棒の有効発熱部分を形成し、その
上下端部には、金属製ウールの緩衝区画17を設けた構
造となっている。上部端栓18、下部端栓19、押え板
20およびコイルスプリング21は、図15に示す燃料
棒と基本的に同じ構造となっている。
【0015】この振動充填燃料棒については、通常充填
密度が大きくなるよう、顆粒の複数種類の粒径の組合わ
せと混合比を最適化しで混合充填することにより、被覆
管内の平均燃料密度 (スメア密度) がぺレット燃料の場
合と同程度となるようにすることが可能であり、核特性
は従来ペレット燃料と同等となる。したがって、たとえ
ば図16および図17に示した従来ペレット燃料集合体
において、単にペレット燃料棒を振動充填燃料棒に置き
換えた場合でも、燃料集合体核特性はペレット燃料集合
体と同程度になり、いわゆるバックフィットが可能とな
り、燃料集合体寸法諸元を変更することなく使用するこ
とができる。しかも製造コストを大幅に低減することが
できる。
【0016】しかしながら、高燃焼度化(高濃縮度化、
高富化度化)燃料設計に際しては、従来振動充填燃料の
場合においても、前記ペレット燃料設計と同様に核特性
上の問題が発生する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題に鑑み、製造コストを大幅に低減しつつ、振動
充填燃料の利点を活かして設計の融通性および経済性に
すぐれた軽水炉用燃料集合体を提供することを目的とす
る。
【0018】また本発明は、MOX燃料集合体のPu装
荷量が大きい場合にPuの燃焼効率を向上させ、かつ炉
心特性を改善し、さらに十分な集合体あたりのPu装荷
量が得られるような軽水炉用燃料集合体を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明の軽水炉用燃料集合体は、複数の燃料棒が正方格子状
に配列される燃料集合体において、被覆管内に顆粒状の
核燃料物質と顆粒状の中性子吸収断面積の小さい非核燃
料物質が混合充填された振動充填燃料棒を含むことを特
徴とする。
【0020】また請求項2の発明は、上記構成におい
て、前記振動充填燃料棒における非核燃料物質の混合充
填割合が燃料集合体平均で少なくとも体積率で20%であ
ることを特徴とする。
【0021】請求項1および2の発明においては、複数
種類の顆粒状の物質を必要に応じて適宜混合充填できる
という振動充填燃料の利点を活かし、顆粒状の核燃材物
質と中性子の無駄な吸収を避けるための中性子吸収断面
積の小さい非核燃料物質(以下、希釈材という。)を混
合した燃料棒を燃料集合体に配置することにより、Pu
量は保存しつつ親物質であるU-238量を減らし、その結
果としてPuの中性子吸収量を増してPu燃焼効率を高
め、炉心核特性を大幅に改善するものであり、とくにP
u装荷量を増したMOX燃料集合体において効果的であ
る。
【0022】同様な方法はペレット燃料でも考えられ、
例えば中空ペレットとした場合もある程度の効果が期待
できる。しかし、中空ペレットのコストは、従来使用さ
れている中実のものより高価であり、さらにぺレットの
割れに伴う欠落などによる燃料ふるまいの変化は設計範
囲内に収めるという観点から、ペレット内径は外径の1/
3 程度としており、中空部分の体積率は10%程度となっ
ているのが現状である。
【0023】一方、本発明においては、前記中空ぺレッ
トのような燃料ふるまい上の問題や燃料製造コスト上昇
の問題は生じることはなく、希釈材の体積率を20%以上
とするとさらに前記改善効果が増大する。なお、この体
積率の上限については主として核分裂性核燃料物質の装
荷量によって制限され、95%程度となる。
【0024】請求項3の発明は、請求項1の軽水炉用燃
料集合体において、顆粒状の核燃料物質が、二酸化ウラ
ンの顆粒およびウランとプルトニウムの混合酸化物の顆
粒の少なくともいずれかであることを特徴とする。
【0025】請求項4の発明は、請求項1の軽水炉用燃
料集合体において、振動充填燃料棒が核燃料物質として
二酸化ウランの顆粒およびウランとプルトニウムの混合
酸化物の顆粒を含有し、該混合酸化物顆粒のプルトニウ
ム富化度が1種類であることを特徴とする。
【0026】この構成により、Pu富化度が単−種類の
MOX顆粒およびUO2 顆粒を使用した場合、両者の体
積混合比を変えることにより、燃料棒ごとに実効的なP
u富化度(Pu装荷量)を調整することができる。
【0027】請求項5の発明は、請求項1の軽水炉用燃
料集合体において、非核燃料物質が、炭素系耐熱性材料
およびセラミックスから選ばれた少なくとも1種類であ
ることを特徴とする。
【0028】請求項6の発明は、請求項5の軽水炉用燃
料集合体において、炭素系耐熱性材料が高密度黒鉛およ
びシリコンカーバイドであり、セラミックスがジルコニ
アおよびアルミナであることを特徴とする。
【0029】請求項5および6の発明においては、炭素
系耐熱性材料およびセラミックスは中性子の無駄な吸収
を避けるとともに、熱伝導度が大きいため、燃料平均温
度が低下して核分裂生成物ガス(FPガス)圧が抑制さ
れて燃料健全性が向上する。また、使用済燃料の乾式再
処理法においては、黒鉛(C)やシリコンカーバイド
(SiC)のような炭素系耐熱性材料は使用済燃料溶解
時の処理効率を向上させ、かつ電解槽(溶解槽)の長寿
命化に寄与するという大きな利点がある。
【0030】請求項7の発明は、請求項1の軽水炉用燃
料集合体において、前記核燃料物質と非核燃料物質の混
合物に可燃性毒物の顆粒が添加された振動充填燃料棒を
含むことを特徴とする。
【0031】この構成により、ペレット燃料の場合より
も容易にガドリニア含有率を調整することができ、しか
もMOX燃料に添加することによって燃料集合体のPu
装荷量を増すことができ、かつ燃焼初期での余剰反応度
を制御することができる。
【0032】請求項8の発明は、請求項7の構成におい
て、可燃性毒物の顆粒は、ガドリニアの顆粒または二酸
化ウランとガドリニアの固溶体から選ばれた少なくとも
1種類であることを特徴とする。
【0033】二酸化ウランとガドリニアの固溶体を可燃
性毒物顆粒として混合することにより、ガドリニアを含
む顆粒の比重が、MOX燃料顆粒などのそれとほぼ等し
くなるため、より容易にガドリニアを燃料棒中に均一に
分散させることができ、より好適な余剰反応度の制御が
できる。
【0034】請求項9の発明は、請求項1の軽水炉用燃
料集合体において、非核燃料物質の含有量が、燃料集合
体水平断面方向において中央部で大きく、隅部で小さく
なるよう分布していることを特徴とする。
【0035】請求項10の発明は、請求項9の構成にお
いて、隅部の燃料棒は非核燃料物質を含有しないことを
特徴とする。
【0036】請求項9および10の発明においては、中
性子束の高い隅部燃料棒でU-238の中性子吸収を増し、
中性子束の小さい中央部燃料棒でU-238の中性子吸収を
減らして、相対的に周辺部燃料棒でのPuの転換比を増
し、特に燃焼後半での周辺部燃料棒での出力を増すこと
により、局所出力分布を平坦化することができる。
【0037】請求項11の発明は、請求項1の軽水炉用
燃料集合体において、非核燃料物質の含有量が、燃料集
合体高さ方向において下部で小さく、上部で大きくなる
よう分布していることを特徴とする。
【0038】請求項12の発明は、請求項11の構成に
おいて、振動充填燃料棒中の非核燃料物質の混合充填割
合が、燃料棒下半分で小さく、燃料棒上半分で大きく、
かつその上下差が燃料集合体平均で体積率で20〜40%で
あることを特徴とする。
【0039】請求項11および12の発明においては、
炉心高さ方向の出力分布を平坦化することができる。
【0040】請求項13の発明は、請求項1の軽水炉用
燃料集合体において、核燃料物質として二酸化ウランの
顆粒およびウランとプルトニウムの混合酸化物の顆粒を
含有する振動充填燃料棒において、混合酸化物の原料と
して入手したプルトニウムの同位体組成を設計仕様と比
較してPu-240の含有量が増加しているとき、二酸化ウ
ラン顆粒の混合量を設計時よりも減少させ、Pu-240の
含有量が減少しているとき、二酸化ウラン顆粒の混合量
を増加させることを特徴とする。
【0041】請求項14の発明は、請求項13の構成に
おいて、二酸化ウラン顆粒が劣化ウランからなるとき、
Pu-240の含有量の設計時と入手時との変化割合に対し
て、劣化ウラン含有量の変化割合を40〜65倍とすること
を特徴とする。
【0042】請求項13および14の発明においては、
設計時のPu装荷量を変更することなく、設計どおりの
核特性が維持されるMOX燃料集合体を作ることができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0044】図1は、本発明の一実施の形態の燃料集合
体を構成する振動充填燃料棒を示す縦断面図である。こ
の振動充填燃料棒の被覆管15内には、図21に示す従
来の振動充填燃料棒と比較して、中性子吸収断面積の小
さい非核燃料物質である希釈材顆粒31が顆粒状の核燃
料物質16と混合されて充填されている。希釈材顆粒3
1および核燃料物質16の粒径はそれぞれ複数種類とし
ている。また、この顆粒状混合物に必要に応じて可燃性
毒物が添加混合される。
【0045】図2〜図5は、それぞれ図1に示す燃料棒
のA−A矢視方向断面図であり、ケース別に混合物の充
填の様子を模式的に示したものである。図2および図4
は、核燃料物質としてMOX顆粒32のみを使用したケ
ースを示している。図3および図5のケースでは、MO
X顆粒32およぴUO2 顆粒33の二種類の核燃料物質
を使用しており、両者の体積混合比を変えることによ
り、燃料棒の実効的なPu富化度を容易に調整すること
ができる。UO2 として、適宜劣化ウラン、天然ウラン
または低濃縮ウランの酸化物を使用することができる。
【0046】なお、図4および図5は、図2および図3
においてさらに可燃性毒物顆粒34を混合充填した例を
示している。可燃性毒物顆粒34としては、ガドリニア
の粉末あるいは顆粒の他、二酸化ウランとガドリニアの
固溶体の顆粒が考えられる。この方法によれば、この顆
粒はMOX顆粒などと比重がほぼ等しいため、より容易
にガドリニアを燃料中に均一に分散させることができ
る。
【0047】ここで、希釈材として用いられる中性子吸
収断面積の小さい非核燃料物質としては、高密度黒鉛が
好適である。高密度黒鉛は、中性子吸収断面積が数mバ
ーンと小さく、一方では熱伝導度が100kcal/m/sec/℃と
大きく、希釈材として添加されることによって燃料平均
温度が低下して核分裂生成物ガス(FPガス)内圧が低
減されるため、燃料健全性を向上させることができる。
【0048】また、希釈材はこれに限定されず、例えば
耐酸化性に優れたシリコンカーバイド(SiC)などの
炭素系耐熱材料やジルコニア(ZrO2 )、アルミナ
(Al2 3 )のようなセラミックスが考えられる。な
お、特願平8-265813号公報(使用済燃料の再処理方法)
に述べられる乾式再処理法においては、黒鉛の他にシリ
コンカーバイド(SiC)のような炭素系材料は使用済
燃料溶解時の処理効率を向上させ、しかも電解槽(溶解
槽)の長寿命化へ寄与するという大きな利点がある。
【0049】図6に、各燃料棒のPu装荷重量を、図1
8に示す従来MOX燃料集合体と同じとして、希釈材と
して高密度黒鉛を用い、その希釈材の体積割合を00%、
30%、50%、70%と変えた場合の燃料集合体の無限増倍
率の燃焼変化(積算発生熟量に対する変化)をそれぞれ
実線a、b、c、dで示す。ここで、振動充填燃料棒の
MOX顆粒の母材は劣化ウランであり、被覆管内スメア
密度は埋論密度の85%としている。また、比較例として
破線で示すペレット燃料を用いた従来燃料棒の被覆管内
スメア密度は理論密度の91%としている。
【0050】図6に示すように、振動充填燃料棒からな
るMOX燃料集合体においては、希釈材の体積割合の増
加とともに、親物質であるU-238量を減らし、その結果
としてPuの中性子吸収量が増してPu燃焼効率が改善
され、反応度の利得が増している。
【0051】また図7に、希釈材体積割合による燃料集
合体の取出時での積算発生熱量の変化を示す。この図か
ら明らかなように、希釈材の体積割合の増加とともに燃
料集合体の取出時での積算発生熱量が増大する。この図
において、希釈材の体積率20%程度で前記積算発生熱量
の利得効果は有意な値(数%)となり、さらにこれ以上
の値とすると利得効果が顕著となる。なお、この体積率
の上限については主として核分裂性核燃料物質の装荷量
によって制限され、95%程度となる。
【0052】次に、本発明の燃料集合体の実施の形態1
として、図2に示す振動充填燃料棒を配置したMOX燃
料集合体を図8に示す。この実施の形態の燃料集合体
は、図18に示すペレット燃料からなる従来燃料集合体
と比較して、MOX燃料棒が図2に示す振動充填燃料棒
で置換されたものである。ここでは、反応度寿命(ある
いは取出時までの積算発生熟量)が相等しくなるよう核
分裂性物質量が調整されている。m1 〜m4 は、MOX
顆粒32と希釈材顆粒31が混合充填された、Pu装荷
量の相異なるMOX燃料棒であり、MOX顆粒の母材に
は劣化ウランを、希釈材には高密度黒鉛を用い、希釈材
の体積率は集合体平均で50%としている。また、充填密
度は顆粒が隙間なく充填された理想的な密度(理論密
度)の85%としている。なお、Gu は、図18に示す従
来燃料集合体の場合と同様に、ガドリニア入り濃縮ウラ
ンペレット燃料棒である。
【0053】さらに、本発明の燃料集合体の実施の形態
2として、実施の形態1におけるガドリニア入り燃料棒
を、図4に示すガドリニア入りMOX燃料棒に置き換え
たMOX燃料集合体を図9に示す。この実施の形態は、
全数をMOX燃料棒として燃料集合体のPu装荷量を増
した例を示している。ここでも、反応度寿命は、実施の
形態1と同様に、図18に示す従来MOX燃料集合体と
相等しくなるよう核分裂性物質量を調整している。図9
において、m1 ないしm4 はPu装荷量の相異なるMO
X燃料棒であり、gm はガドリニア入りMOX燃料棒で
ある。この実施例でも、MOX顆粒の母材は劣化ウラン
とし、希釈材は高密度黒鉛を用いて体積率50%とし、充
填密度は理論密度の85%としている。
【0054】以上に述べた本発明の燃料集合体の実施の
形態1および2について、従来MOX燃料集合体と比較
して、集合体あたり所要核分裂性Pu重量とU-235重量
を表3に示す。
【0055】
【表3】 表3に示すように、本発明の効果として、実施の形態1
および2のいずれも集合体あたり核分裂性物質の装荷重
量は従来例よりも 8〜 9%低減され、燃焼効率が改善さ
れていることが分かる。また、実施の形態2では従来例
よりもPu装荷量を20%増とすることができる。また、
燃料集合体核特性の例として、制御棒価値および出力運
転時に対する低温時反応度上昇は、図10に示すよう
に、実施の形態1および2のいずれも改善され、炉停止
余裕が向上する。
【0056】次に、本発明の燃料集合体の実施の形態3
として、振動充填燃料棒における希釈材の混合割合を集
合体水平断面方向において、中央部の燃料棒で大きくな
り、隅部の燃料棒で最小となるよう分布させた燃料集合
体を図11に示す。図11において、隅部のMOX燃料
棒m3 ′、m4 ′は、希釈材を含有しない振動充填燃料
棒である。この実施の形態の他の燃料棒は、図9に示す
実施の形態2の場合と同じである。
【0057】この実施の形態では、中性子束の高い隅部
燃料棒においてPu装荷量を変えずに母材量を増してU
-238の中性子吸収を増すことにより、相対的に周辺部燃
料棒でのPuの転換比を増し、特に燃焼後半での周辺部
燃料棒での出力を増すことにより、局所出力分布を平坦
化することができる。図12は、実施の形態3について
局所出力ピーキング係数の燃焼変化を実施の形態2と比
較して示すもので、低減効果が示されている。
【0058】次に、本発明の燃料集合体の実施の形態4
として、図9に示す実施の形態2の燃料棒配列におい
て、集合体下半分での希釈材体積割合を各燃料棒で一律
20%とし、上半分で50%となるようにして、その上下差
を30%にする。ここでは、集合体下半分において、Pu
装荷量は上半分と同じとしつつ、MOX燃料の母材量を
増してU-238の中性子吸収を増すことにより、熱中性子
束を低減して炉心下部の出力ピーキングを抑制してい
る。これにより、燃焼期間における炉心高さ方向出力分
布をより平坦にすることができる。
【0059】図13は、実施の形態4の燃料集合体を平
衡サイクル炉心に装荷したときの炉心高さ方向出力分布
を従来燃料集合体を装荷した炉心の場合と比較して示す
ものである。同図(a)、(b)、(c)の各グラフ
は、縦軸に炉心高さを、横軸に出力分布を1.0 に規格化
して示している。また、(a)〜(c)はそれぞれ運転
サイクル初期(BOC)、中期(MOC)、末期(EOC)の場合を
示している。なお、運転サイクル末期においてはすべて
の制御棒は全引抜きされる。
【0060】この図から明らかなように、本実施の形態
の燃料集合体を装荷した原子炉において、従来と比べて
炉心の下半分での出力が抑えられ、反対に上半分での出
力は押し上げられ、高さ方向の出力分布が平坦化され
る。なお、ここで述べた希釈材体積割合の上下差につい
ては30%に限定されるものではなく20〜40%の範囲で効
果が得られるものである。
【0061】なお、以上述べた実施の形態1〜4の燃料
集合体において、核燃料物質がUO2 顆粒とMOX顆粒
の二種類で構成される図3および図5に示すMOX燃料
棒を用いることができるのはいうまでもなく、PuとU
の装荷量を実施の形態1〜4と同じに保てば、核特性は
同等となる。この場合はMOX顆粒のPu富化度を一種
類とすることができるため、製造コストを低減すること
ができる。
【0062】また、本発明のMOX燃料集合体の設計に
おいては、製造時に入手するPuの同位体組成が設計仕
様と異なる場合、とくに共鳴中性子吸収断面積が大きい
Pu-240の含有量の増加(または減少)に対応して、燃
料棒中のU-238量を減少(または増加)させることによ
り、Pu装荷量を変更することなく、容易に反応度を補
償して当初の設計どおりのMOX燃料集合体を作ること
ができる。
【0063】実施の形態1および2において、希釈材体
積率を50%とした場合の単位重量あたりU-238の反応度
価値に対する同Pu-240の反応度価値の倍率は、図14
のようになる。すなわち、前記Pu-240含有量変化割合
に対する、調整すべきU-238量の増減割合は図18に示
す従来例(M0X燃料棒58本で本数割合は約80%)で約
67倍、実施の形態1(同58本で約80%)で約60倍、実施
の形態2(同74本で100 %)で約45倍である。また、図
中には希釈材体積割合を20%および95%とした場合につ
いても示す。したがって、本発明ではMOX燃料棒の本
数割合(80ないし100 %)および希釈材体積割合(20な
いし95%の範囲)に応じてU-238の倍率を約40ないし約
65倍とすることにより、Pu装荷量を変更することな
く、設計時の燃料集合体の反応度特性を維持することが
できる。具体的には、図3および図5に示す燃料棒のよ
うな核燃料物質がUO2 顆粒とMOX顆粒の二種類で構
成される燃料棒を用いた場合、UO2 顆粒の含有量を増
減させることにより、MOX顆粒の含有量を増減させる
ことなく目的を達成することができる。とくに、当該ウ
ランが劣化ウランの場合は、調整すべき増減割合として
前記の約40ないし約65倍の値を用いることにより目的を
達成することができる。
【0064】なお、中性子吸収断面積の大きいAmやN
pのようなアクチナイドが燃料中に含まれる場合も同様
な方法により反応度を補償できることはいうまでもな
い。
【0065】以上に述べた本発明の実施の形態は、BW
R用燃料集合体に限定されず、加圧水型原子炉用の燃料
集合体にも適用できるのはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
顆粒状の核燃料物質に中性子吸収断面積の小さい非核燃
料物質を混合充填した燃料棒を用い、かつ前記非核燃料
物質の充填割合を集合体平均で体積率2O%以上とするこ
とにより、製造コストを低減するとともに、核分裂性物
質の燃焼効率を増して炉心特性を改善し、さらに十分な
集合体あたりのPu装荷量を得ることができる、設計の
融通性および経済性にすぐれた燃料集合体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の燃料集合体を構成する
振動充填燃料棒を示す縦断面図である。
【図2】本発明にかかるMOX燃料棒の一例を示す図1
のA−A矢視方向断面図である。
【図3】本発明にかかるMOX燃料棒の他の例を示す図
1のA−A矢視方向断面図である。
【図4】本発明にかかる可燃性毒物入りのMOX燃料棒
の一例を示す図1のA−A矢視方向断面図である。
【図5】本発明にかかる可燃性毒物入りのMOX燃料棒
の他の例を示す図1のA−A矢視方向断面図である。
【図6】燃料集合体において、希釈材の体積割合を変え
た場合の無限増倍率の燃焼変化を示す図である。
【図7】燃料集合体において、希釈材の体積割合を変え
た場合の取出時の積算発生熱量を示す図である。
【図8】本発明の燃料集合体の実施の形態1を示す横断
面図である。
【図9】本発明の燃料集合体の実施の形態2を示す横断
面図である。
【図10】実施の形態1および2における制御棒価値お
よび出力運転時に対する冷温時反応度上昇を示す図であ
る。
【図11】本発明の燃料集合体の実施の形態3を示す横
断面図である。
【図12】実施の形態2と実施の形態3の局所出力ピー
キング係数の燃焼変化を示す図である。
【図13】実施の形態4の燃料集合体を平衡サイクル炉
心に装荷したときの炉心高さ方向出力分布を示す図であ
る。
【図14】実施の形態1、2における単位重量あたりU
-238に対するPu-240の反応度価値の比を示す図であ
る。
【図15】従来の燃料ペレットを充填した燃料棒を示す
縦断面図である。
【図16】BWR燃料集合体を示す縦断面図である。
【図17】図16のA−A矢視方向断面図である。
【図18】従来のMOX燃料集合体の燃料棒配置例を示
す横断面図である
【図19】図15に示すペレット燃料棒の製造工程を示
す図である。
【図20】振動充填燃料棒の製造工程を示す図である。
【図21】振動充填燃料棒の従来例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2、15………燃料被覆管 16………核燃料物質顆粒 31………希釈材顆粒 32………MOX顆粒 33………UO2 顆粒 34………可燃性毒物顆粒

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃料棒が正方格子状に配列される
    燃料集合体において、被覆管内に顆粒状の核燃料物質と
    顆粒状の中性子吸収断面積の小さい非核燃料物質が混合
    充填された振動充填燃料棒を含むことを特徴とする軽水
    炉用燃料集合体。
  2. 【請求項2】 前記振動充填燃料棒における前記非核燃
    料物質の混合充填割合が、燃料集合体平均で体積率で20
    〜95%であることを特徴とする請求項1記載の軽水炉用
    燃料集合体。
  3. 【請求項3】 前記顆粒状の核燃料物質は、二酸化ウラ
    ンの顆粒およびウランとプルトニウムの混合酸化物の顆
    粒の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項
    1記載の軽水炉用燃料集合体。
  4. 【請求項4】 前記振動充填燃料棒が、核燃料物質とし
    て二酸化ウランの顆粒およびウランとプルトニウムの混
    合酸化物の顆粒を含有し、該混合酸化物顆粒のプルトニ
    ウム富化度が1種類であることを特徴とする請求項1記
    載の軽水炉用燃料集合体。
  5. 【請求項5】 前記非核燃料物質は、炭素系耐熱性材料
    およびセラミックスから選ばれた少なくとも1種類であ
    ることを特徴とする請求項1記載の軽水炉用燃料集合
    体。
  6. 【請求項6】 前記炭素系耐熱性材料が高密度黒鉛およ
    びシリコンカーバイドであり、前記セラミックスがジル
    コニアおよびアルミナであることを特徴とする請求項5
    記載の軽水炉用燃料集合体。
  7. 【請求項7】 前記核燃料物質と前記非核燃料物質の混
    合物に可燃性毒物の顆粒が添加された振動充填燃料棒を
    含むことを特徴とする請求項1記載の軽水炉用燃料集合
    体。
  8. 【請求項8】 前記可燃性毒物の顆粒は、ガドリニアの
    顆粒または二酸化ウランとガドリニアの固溶体から選ば
    れた少なくとも1種類であることを特徴とする請求項7
    記載の燃料集合体。
  9. 【請求項9】 前記非核燃料物質の含有量が、燃料集合
    体水平断面方向において中央部で大きく、隅部で小さく
    なるよう分布していることを特徴とする請求頂1記載の
    軽水炉用燃料集合体。
  10. 【請求項10】 前記隅部の燃料棒は前記非核燃料物質
    を含有しないことを特徴とする請求項9記載の軽水炉用
    燃料集合体。
  11. 【請求項11】 前記非核燃料物質の含有量が、燃料集
    合体高さ方向において下部で小さく、上部で大きくなる
    よう分布していることを特徴とする請求項1記載の軽水
    炉用燃料集合体。
  12. 【請求項12】 前記振動充填燃料棒中の前記非核燃料
    物質の混合充填割合が、燃料棒下半分で小さく、燃料棒
    上半分で大きく、かつその上下差が燃料集合体平均で体
    積率で20〜40%であることを特徴とする請求項11記載
    の軽水炉用燃料集合体。
  13. 【請求項13】 前記核燃料物質として二酸化ウランの
    顆粒およびウランとプルトニウムの混合酸化物の顆粒を
    含有する前記振動充填燃料棒において、前記混合酸化物
    の原料として入手したプルトニウムの同位体組成を設計
    仕様と比較してPu-240の含有量が増加しているとき、
    前記二酸化ウラン顆粒の混合量を設計時よりも減少さ
    せ、Pu-240の含有量が減少しているとき、前記二酸化
    ウラン顆粒の混合量を増加させることを特徴とする請求
    項1記載の軽水炉用燃料集合体。
  14. 【請求項14】 前記二酸化ウラン顆粒が劣化ウランか
    らなるとき、前記Pu-240の含有量の設計時と入手時と
    の変化割合に対して、劣化ウラン含有量の変化割合を40
    〜65倍とすることを特徴とする請求項13記載の軽水炉
    用燃料集合体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510312A (ja) * 2009-11-06 2013-03-21 シーレイト リミテッド ライアビリティー カンパニー 核分裂原子炉における反応度を制御するためのシステムおよび方法

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JP2013510312A (ja) * 2009-11-06 2013-03-21 シーレイト リミテッド ライアビリティー カンパニー 核分裂原子炉における反応度を制御するためのシステムおよび方法

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