JPH10295707A - 審美的咬合平面の決定装置 - Google Patents
審美的咬合平面の決定装置Info
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- JPH10295707A JPH10295707A JP11865697A JP11865697A JPH10295707A JP H10295707 A JPH10295707 A JP H10295707A JP 11865697 A JP11865697 A JP 11865697A JP 11865697 A JP11865697 A JP 11865697A JP H10295707 A JPH10295707 A JP H10295707A
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Abstract
ェイスボウトランスファをすることにより前もって知る
ことができるのでそのズレを考慮して咬合器上の模型を
見て判断することにより臨床上の作業も単純化し歯科技
工士とのトラブルも少なくした審美的咬合平面の決定装
置を提供することにある。 【解決手段】 本発明に係る審美的咬合平面の決定装置
は、咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自在に装着
し、該フェイスボウのイヤーピース附近の位置に、後方
基準点位置が上下に調節可能な弓形形状の審美的咬合平
面決定用ワイヤを設けたものである。
Description
審美的にも機能的にも満足する補綴装置を出来るだけ早
く正確に製作することを目的とする審美的咬合平面の決
定装置に関する。
り、新しく咬合平面を設定しなければならないときに今
までの一般的なフェイスボウトランスファ(Face
BowTransfer)では上顎歯列の頭蓋に対する
位置づけは判定できるが、その位置に対して患者の審美
的要素をも予測することは不可能であった。
症や全身的な不定愁訴が認められなければ、患者が求め
るリップラインまたはスマイルラインに合った審美的な
咬合平面を決定することが必要であると考えられる。例
えば、上顎歯列と両瞳孔間線と口唇線との関係を図7
(a)(b)(c)に示すように、両瞳孔間線と左右外
耳道を結ぶラインが平行でない場合(図7(a)参
照)、咬合器の上顎弓と上顎歯列が平行になっていて
も、その上顎歯列が患者の顔面のなかでズレが生じ、審
美的にバランスがとれなくなる。また両瞳孔間線と左右
外耳道を結ぶラインが平行であっても上顎歯列が患者の
顔面のなかでバランスがとれていない場合がある(図7
(b)参照)。さらに両瞳孔間線と左右外耳道を結ぶラ
インと顔貌とのバランスがとれていない場合(図7
(c)参照)は、正中線を決定し、適切な咬合平面を設
定しなければならない。このような場合には顔貌要素を
加味してフェイスボウトランスファをとることにより審
美的咬合平面の分析をすることができる。なお、図16
にはCamper(カンペル)平面とFrankfor
t(フランクフルト)平面と咬合平面との関係を示す。
みてなされたもので、従来のフェイスボウトランスファ
の操作の中に新たに正中線両瞳孔間線審美的咬合
平面あるいは必要に応じてリップラインの顔貌要素を
加味してフェイスボウトランスファを行うようにしたも
のである。このような顔貌要素を加味することにより、
従来のフェイスボウトランスファでしばしば生じる上顎
模型の付着の際の咬合器の正中からのズレを修正するこ
とが出来る。このズレは一般臨床においては何度かの口
腔内で試適することにより術者が修正し最終補綴装置を
製作しているので、これに対しては問題がないが、本発
明では上記顔貌要素を考慮に入れてフェイスボウトラン
スファをすることにより前もって知ることができるので
そのズレを考慮して咬合器上の模型を見て判断すること
により臨床上の作業も単純化し歯科技工士とのトラブル
も少なくした審美的咬合平面の決定装置を提供すること
にある。
平面の決定装置は、咬合器の上顎弓にフェイスボウを着
脱自在に装着し、該フェイスボウのイヤーピース附近の
位置に、後方基準点位置が上下に調節可能な弓形形状の
審美的咬合平面決定用ワイヤを設けたものである。
置は、咬合器の上顎板にフェイスボウを着脱自在に装着
し、該フェイスボウの前方側に取付具を介して瞳孔線バ
ーを角度調節自在に設けるとともに該瞳孔線バーの水平
に対する傾きに応じて咬合器の傾き角度を調節する咬合
器傾き調節脚を設けたものである。
装置は、咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自在に装
着し、該フェイスボウのイヤーピース附近の位置に、後
方基準点位置が上下に調節可能な審美的咬合平面決定用
ワイヤを設けるとともに前記フェイスボウの前方側に取
付具を介して両瞳孔線バーを角度調節自在に設け、該両
瞳孔線バーの水平に対する傾きに応じて咬合器の傾き角
度を調節する咬合器傾き調節脚を設け、かつ前記フェイ
スボウの前方側に取付具を介して角度の微調整が可能な
正中線棒を装着するものである。
装置は、上顎模型の歯列のトリミングは、上記審美的咬
合平面決定用ワイヤによる審美的咬合平面に合せるよう
に三次元的調整が可能で、かつ上下動可能にスライドす
る審美的球面板を咬合器の下顎弓に取付けるものであ
る。
決定装置は、前記審美的球面板がモンソン球面曲率に形
成するか又は該モンソン球面曲率の他に患者に合せてモ
ンソン球面曲率と異なる一種もしくは複数種の球面曲率
の審美的球面板に形成したものである。
咬合平面を決定する場合について説明する。 顔貌にシール等を使用して正中線を描記する(図8
(a)参照)。 通法によりフェイスボウを眼窩下縁に合わせて装着す
る(フランクフルト平面)(図8(b)参照)。 両瞳孔線バーを顔貌に合わせて装着する(図9(a)
参照)。両瞳孔線バーはフェイスボウの傾きに関係なく
両瞳孔あるいは両外眼角に合わせる。 正中線棒を顔貌に合わせて装着する(図9(b)参
照)。正中線棒はできる限り正中に近い位置に装着す
る。正中線棒は微調整した位置で固定する。通常は正中
線棒と両瞳孔線バーは直交状態または直角となる。 審美的咬合平面の位置付け(図10(a)(b)参
照)。審美的咬合平面の始点はフェイスボウ上の眼窩下
縁の高さにしてカンペル平面を設定するが、左右の始点
の部分を調節して両瞳孔線と正中線に調和した位置に微
調整する。すなわち審美的咬合平面決定用ワイヤの後方
基準点位置の右側は眼窩下縁より下げた場合(図10
(a)参照)を示し、左側は眼窩下縁の高さに決定した
場合(図10(b)参照)を示した。こうして両瞳孔線
と正中線に調和した審美的咬合平面を決定する。従って
従来のカンペル平面とは必ずしも一致しない場合があ
り、あくまでも患者の顔貌を考慮して決定されることと
なる。
参照)。 下顎模型を咬頭嵌合位にて咬合器に付着させる(図1
2参照)。 (3)咬合器の傾き(垂直と水平)の調節 正中線と両眼孔線に対しての傾きの修正 咬合器の高さを合わせる。 水平板に対しての咬合器の位置を確認する(図13
(a)参照)。 患者の正中線が垂直になるようにレベリングによって
調節する。すなわち、咬合器の正中線棒とは別個に設け
た患者の正中線棒が垂直になるように咬合器を傾斜させ
る(図13(b)参照)。 必然的に両瞳孔線(両瞳孔線バー)も合ってくる。
と咬合器脚を咬合器に装着する。 顔面上の審美的咬合平面を咬合器にトランスファす
る。 患者の右側は外耳道位置よりも下がっている(図10
(a)参照)。咬合器上での位置はそれに符合して下げ
る。 患者の左側は外耳道位置と同じである(図10(b)
参照)。咬合器上での位置もそれと同じ位置とする。 審美的咬合平面決定用ワイヤにより決められた審美的
咬合平面に対して咬合器の下顎弓に取付けた審美的球面
板を前記審美的咬合平面に合せるように三次元的に調整
して、一致させる(図14参照)。審美的球面板を前記
審美的咬合平面に一致させた状態(図14の想像線参
照)から審美的球面板を垂直に下げる(図14の実線参
照)。審美的球面板の曲率は通常、モンソン球面曲率に
形成したものを使用するが、患者によってはモンソン球
面とは合わない場合があるので、その場合は患者に合せ
た曲率の審美的球面板を予め用意しておいて使用する。
いるか確認する。審美的球面板を前記審美的咬合平面に
合せるように三次元的に調整した後、該審美的球面板を
下方にスライドさせる(図14参照)。咬合器には上顎
模型が取り付けられており、その模型に近付けるように
審美的球面板をスライドさせて上方に持ち上げ、模型に
接するようにする。その結果、図15に示すように、右
側臼歯が挺出している前歯部においては咬耗により短く
なっている。従って、審美的咬合平面に対して調和のと
れるように右側臼歯を調整する。審美的球面板の使用に
より審美的咬合平面に対して調和のとれた平面を作りあ
げる。 審美的咬合平面と調和のとれた上顎平面に対して不調
和な下顎臼歯の確認を行う。下顎咬合平面の調整を行
う。 予想ワックスアップを行う。調整された上下歯列模型
の上でダイアグノースティック・ワックスアップを行
う。
装置の製作はほとんど、歯科医師と歯科技工士との連携
によって作り上げられている。特に、TMクラウン・シ
ステムにおいては、歯科技工士に依存する部分が多く、
そのため患者の情報を、より多くまた正しく伝える必要
がある。歯科医師は半調節性の咬合器を使用し、上顎模
型の位置付けと同時に、顔貌のイメージが出てくるよう
な情報をフェイスボウトランスファに入力し、歯科技工
士にもっと作り易いデータを供給することが必要であ
る。このようなフェイスボウトランスファをすることに
より今まで以上に重要性が増してくる。
より説明する。1はフェイスボウ(顔弓)である。2は
フェイスボウ1の一端部に設けたイヤーピースで患者の
外耳道に挿入して平均的顆頭点(後方基準点)を定め、
水平基準面の決定を行う。フェイスボウ1は上顎歯列、
または顎堤と下顎頭(顆頭)との位置関係を生体上で記
録し、これを咬合器の上顎弓と、顆頭球との位置関係と
して再現するために用いる装置である。
に着脱自在に装着される。5はフェイスボウ1のイヤー
ピース2の附近の位置に一端部側5aを取り付けた弓形
形状の審美的平面決定用ワイヤである。審美的咬合平面
決定用ワイヤ5の後方基準点位置は外耳道位置を中心に
上下に調節可能にレベル調節板6にワイヤ係止穴7を設
けている。審美的咬合平面決定用ワイヤ5の弓状に湾曲
した湾曲部先端部5bは取付具9を介して審美的咬合平
面位置決め棒8により支持される。審美的咬合平面は生
体で外耳道下縁と鼻翼下点を含む平面であるCampe
r平面(カンペル平面)と一致する場合もあるが、患者
によってはカンペル平面とは必ずしも一致しないでずれ
た平面となることがあることを考慮し、いわゆる患者中
心の審美性を重視して命名したものである。
1を介して角度調節自在に設けた両瞳孔線バーであり、
帯板状または棒状の何れであってもよいが、水平面を正
確に出すには帯板状のものがよい。本例では帯板状の場
合を示す。この両瞳孔線バー10は角度調節が自在とな
るようにするためにその角度調節部が球と該球が嵌合す
る球状穴部とにより接続されている。両瞳孔線バー10
はフェイスボウ1の傾きに関係なく患者の両瞳孔あるい
は両外眼角に合わせる。また両瞳孔線バー10を咬合器
3に装着する場合は、傾いている両瞳孔線バー10を咬
合器3上で水平にするために、咬合器3の下部に傾き角
度を調節する咬合器傾き調節脚12を設ける。
4を介して角度の微調整が可能となるように装着した正
中線棒である。患者の顔貌にシール等を用いて正中線を
描記しその正中線に角度調整しながら正中線棒13を合
わせる。通常は両瞳孔線バー10と正中線棒13は直交
するかまたは直角になる。
面板で、咬合器3の下顎弓16に上下動可能に取付けら
れる。審美的球面板15は審美的咬合平面決定用ワイヤ
5による審美的咬合平面に合せるように三次元的調整が
できるようにその支持部が球とその球を嵌合する球状穴
部とで支持されている。上顎模型17を咬合器3に装着
し、かつ咬合器3の下顎弓16に審美的球面板15を装
着するに際しては咬合器3の下部の足にさらに咬合器脚
18を取付けて審美的球面板15の上下動操作の邪魔に
ならないようにする。
るか又は該モンソン球面曲率の他に患者に合せてモンソ
ン球面曲率と異なる一種もしくは複数種の球面曲率の審
美的球面板を設ける。このように患者の顔貌に合わせて
作られた審美的球面板15の使用により上顎模型の歯列
のトリミングや咬合器の正中からのズレの修正が容易に
行われ、患者の審美的要素を考慮に入れた補綴物の製作
が可能となる。
は、上記の説明からわかるように、咬合器の上顎弓にフ
ェイスボウを着脱自在に装着し、該フェイスボウのイヤ
ーピース附近の位置に、後方基準点位置が上下に調節可
能な弓形形状の審美的咬合平面決定用ワイヤを設けたの
で、患者の審美的要素を考慮した審美的咬合平面が容易
に決定できるという画期的な装置である。
装置は、咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自在に装
着し、該フェイスボウの前方側に取付具を介して両瞳孔
線バーを角度調節自在に設けるとともに該両瞳孔線バー
の水平に対する傾きに応じて咬合器の傾き角度を調節す
る咬合器傾き調節脚を設けたので、患者の瞳孔間線が水
平でなくても、患者の瞳孔間線に瞳孔線バーを合わせ、
かつ咬合器もそれに対応して傾斜させることができ、こ
の面からも患者の審美的要素を考慮した審美的咬合平面
が容易に決定できる。
定装置は、咬合器の上顎板にフェイスボウを着脱自在に
装着し、該フェイスボウのイヤーピース附近の位置に、
後方基準点位置が上下に調節可能な審美的咬合平面決定
用ワイヤを設けるとともに前記フェイスボウの前方側に
取付具を介して両瞳孔線バーを角度調節自在に設け、該
両瞳孔線バーの水平に対する傾きに応じて咬合器の傾き
角度を調節する咬合器傾き調節脚を設け、かつ前記フェ
イスボウの前方側に取付具を介して角度の微調整が可能
な正中線棒を装着することことにより、より総合的に審
美的咬合平面を決定することができる。
の決定装置は、上顎模型の歯列のトリミングは、上記審
美的咬合平面決定用ワイヤによる審美的咬合平面に合せ
るように三次元的調整が可能で、かつ上下動可能にスラ
イドする審美的球面板を咬合器の下顎弓に取付けること
としたので、咬合器上で審美的咬合平面に合せた審美的
球面板を上顎模型に当接させることにより模型歯列の修
正箇所が迅速に把握でき、患者に対して総合的に審美的
咬合平面を決定することができる。
曲率に形成するか又は該モンソン球面曲率の他に患者に
合せてモンソン球面曲率と異なる一種もしくは複数種の
球面曲率の審美的球面板に形成したので、さらに一層、
患者の顔貌に適した補綴物を作成することができる。
ァの操作の中に新たに正中線両瞳孔間線審美的咬
合平面あるいは必要に応じてリップラインの顔貌要素
を加味してフェイスボウトランスファを行うようにした
ものであるから、従来のフェイスボウトランスファでし
ばしば生じる上顎模型の付着の際の咬合器の正中からの
ズレを修正することが出来る。また本発明では上記顔貌
要素を考慮に入れてフェイスボウトランスファをするこ
とにより前もって知ることができるのでそのズレを考慮
して咬合器上の模型を見て判断することにより臨床上の
作業も単純化し歯科技工士とのトラブルも少なくなり、
審美的咬合平面の決定も容易となる。
ェイスボウに装着した斜視図である。
瞳孔線バーをそれぞれ咬合器に装着した斜視図である。
角度調節自在に取付けた状態を示す概略斜視図である。
瞳孔線バー及び正中線棒をそれぞれ咬合器に装着した斜
視図である。
斜視図である。
の説明図である。
口唇線との関係を示す説明図である。
する場合の説明図で、(a)は顔貌に正中線を描記する
場合を示し、(b)はフェイスボウを眼窩下縁に合わせ
て装着する場合を示す。
する場合の説明図で、(a)はフェイスボウの傾きに関
係なく両瞳孔あるいは両外眼角に合わせて両瞳孔線バー
を顔貌に合わせて装着する場合を示し、(b)は正中線
棒を顔貌に合わせて装着する場合を示す。
をする場合の説明図で、(a)は審美的咬合平面決定用
ワイヤの後方基準点位置の右側は眼窩下縁より下げた場
合を示し、(b)は審美的咬合平面決定用ワイヤの後方
基準点位置の左側は眼窩下縁の高さに決定した場合を示
す。
明図で、通法により、上顎模型を咬合器に付着させる場
合を示す。
明図で、下顎模型を咬頭嵌合位にて咬合器に付着させる
場合を示す。
の調節についての説明図で、(a)は水平板に対しての
咬合器の位置を確認する場合を示し、(b)は咬合器の
正中線棒とは別個に設けた患者の正中線棒が垂直になる
ように咬合器を傾斜させる場合を示す。
た審美的咬合平面に対して咬合器の下顎弓に取付けた審
美的球面板を前記審美的咬合平面に合せるように三次元
的に調整して、一致させる説明図で、審美的球面板を前
記審美的咬合平面に一致させた状態(想像線)から審美
的球面板を垂直に下げる(実線)場合を示す。
で、咬合平面が審美的咬合平面に対して、どのようにな
っているか確認する場合を示し、上顎模型に近付けるよ
うに審美的球面板をスライドさせて上方に持ち上げ、模
型に接するようにして歯列の調整を行う場合を示す説明
図である。
fort(フランクフルト)平面と咬合平面との関係を
示す説明図である。
ース 3 咬合器 4 上顎弓 5 審美的咬合平面決定用ワイヤ 6 レベル調
節板 7 ワイヤ係止穴 8 位置決め
棒 9 取付具 10 両瞳孔
線バー 11 取付具 12 咬合器
傾き調節脚 13 正中線棒 14 取付具 15 審美的球面板 16 下顎弓 17 上顎模型 18 咬合器
脚
Claims (5)
- 【請求項1】 咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自
在に装着し、該フェイスボウのイヤーピース附近の位置
に、後方基準点位置が上下に調節可能な弓形形状の審美
的咬合平面決定用ワイヤを設けたことを特徴とする審美
的咬合平面の決定装置。 - 【請求項2】 咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自
在に装着し、該フェイスボウの前方側に取付具を介して
両瞳孔線バーを角度調節自在に設けるとともに該両瞳孔
線バーの水平に対する傾きに応じて咬合器の傾き角度を
調節する咬合器傾き調節脚を設けたことを特徴とする審
美的咬合平面の決定装置。 - 【請求項3】 咬合器の上顎弓にフェイスボウを着脱自
在に装着し、該フェイスボウのイヤーピース附近の位置
に、後方基準点位置が上下に調節可能な審美的咬合平面
決定用ワイヤを設けるとともに前記フェイスボウの前方
側に取付具を介して両瞳孔線バーを角度調節自在に設
け、該両瞳孔線バーの水平に対する傾きに応じて咬合器
の傾き角度を調節する咬合器傾き調節脚を設け、かつ前
記フェイスボウの前方側に取付具を介して角度の微調整
が可能な正中線棒を装着することを特徴とする審美的咬
合平面の決定装置。 - 【請求項4】 上顎模型の歯列のトリミングは、上記審
美的咬合平面決定用ワイヤによる審美的咬合平面に合せ
るように三次元的調整が可能で、かつ上下動可能にスラ
イドする審美的球面板を咬合器の下顎弓に取付けること
を特徴とする請求項1、2又は3記載の審美的咬合平面
の決定装置。 - 【請求項5】 前記審美的球面板はモンソン球面曲率に
形成するか又は該モンソン球面曲率の他に患者に合せて
モンソン球面曲率と異なる一種もしくは複数種の球面曲
率の審美的球面板に形成したことを特徴とする請求項3
又は4記載の審美的咬合平面の決定装置。
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JP11865697A JP3903228B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 審美的咬合平面の決定装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10295707A true JPH10295707A (ja) | 1998-11-10 |
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