JPH10292309A - 振動板装置 - Google Patents

振動板装置

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JPH10292309A
JPH10292309A JP5120098A JP5120098A JPH10292309A JP H10292309 A JPH10292309 A JP H10292309A JP 5120098 A JP5120098 A JP 5120098A JP 5120098 A JP5120098 A JP 5120098A JP H10292309 A JPH10292309 A JP H10292309A
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console
pulley
diaphragm device
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David J Waldenberger
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の振動板装置においては、安定性及び操
作性が悪い欠点があった。 【解決手段】 本発明の振動板装置は、改良された底
板,コンソール,クラッチおよび/またはケージ組立体
を有する。振動板装置が提供される。底板は、安定性お
よび操作性を改善するために、半球形底面および胴形状
側面を有している。底板は、その上面上に、補強能力を
最大にしかつ残土を底板から排出させるように形成され
たリブもまた有している。重量を軽減し、組立ての複雑
さを低減し、および緩衝材をコンソールのきわめて隅の
部分に結合可能にするために、コンソールは単一鋳造金
属要素から形成されている。クラッチの形状は重量の大
部分をできるだけ外側に分布させるように形成され、し
たがってクラッチはフライホイールとして作動し、これ
により被駆動ベルト上のジャーク運動効果を低減してベ
ルトの摩耗を減少しかつベルトの寿命を増大している。
ケージ組立体の形状は、水タンクのような外部の影響を
受けやすい装置の部分を最大限に保護しかつ装置の持ち
上げを容易にするように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は締固め装置に関し、
さらに詳細には、砂,砂利,破砕骨材および加熱および
常温アスファルトを平滑にし、および/または締め固め
るために使用されるタイプの振動板装置における改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、単に「振動プレート」として知ら
れている振動板装置は、建設および造園産業において粒
状材料の締固めに広く使用されている。この適用は、基
礎、フーチングまたは車道のための砂,砂利または砕石
骨材の締固め、コンクリートスラブ,アスファルト駐車
場等の基盤形成および街路,高速道路,歩道,駐車場等
の手直しまたは補修のときの加熱または常温混合アスフ
ァルトの締固めを含む。典型的な振動板装置は、実際の
締固め作業を行う底板、およびエンジンおよびその付属
機器を支持するように底板上に装着されたコンソールを
含む。通常起振機として知られる偏心軸装置がコンソー
ルの下側に入り込む位置関係をなして底板上に配置さ
れ、かつ底板に振動を伝達するようにエンジンにより駆
動され、これにより装置がその上に乗っている材料を締
め固める。装置の運動はコンソールから上方かつ後方に
伸長するハンドル組立体により制御される。加熱混合ア
スファルトの締固めの適用においては、装置はさらに水
タンクおよび装置の直前の表面上に水を噴霧するための
付属機器が設けられ、これによりアスファルトが底板上
に凝結するのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在市販されている典
型的な振動板装置は幾つかの欠点および不利な点を示し
ている。
【0004】第1に、典型的な振動板装置は、一部その
底面すなわち締固め面のプロフィル形状のために、制御
および操作が多少行いにくくなっている。「プロフィル
形状」の欠点は、従来のたいていの振動板装置の底板が
平らなすなわち平坦な底面を有し、したがって底板の底
面全体が締め固められる表面上に均等な力で載置される
ことにある。これにより得られる摩擦の均等分布が、前
後および左右の操作性を著しく妨害している。さらに、
装置の任意のロッキング(縦揺れ)運動が締め固められ
る表面に隆起またはへこみを形成しやすくしている。ア
スファルトが一旦硬化すると舗装面のへこみは永久に残
るので、隆起またはへこみはとくにアスファルトの締固
め作業においては好ましくない。
【0005】少なくとも1つの会社は、底板の底面に僅
かな角度すなわち僅かなV形状を与えることによりこの
問題を回避することを試みた。Vの頂点は底板上の中心
に配置され、底板の全長にわたり縦方向に伸長してい
る。この適用の譲受人により開発されたこの設計は、操
作性の問題または隆起形成の問題を解決するためには一
部有効であるにすぎなかった。
【0006】典型的な底板の操作性はその一般形状によ
っても妨害されている。とくに、底面図で見たとき、典
型的な底板は完全な矩形である。さらにより精巧なある
底板は前方および後方端部において上方にカールされて
いるが、これらの底板はなお一定の幅を有している。し
たがって、コーナーおよびその他の障害物の周囲で操作
することはむずかしい。
【0007】典型的な底板に付属するその他の問題は補
強リブの形状から発生する。補強リブは強度および耐久
性を増大するために底板の上面上に設けられていること
が多い。しかしながら、これらのリブは補強のための形
状を有し、残土の排除が考慮されていない。締固め作業
中に残土は表面の隣接部分から底板上に落下し、かつ締
固め作業が連続して行われるときにそこに堆積しがちで
ある。従来の底板上の補強リブおよびその他の構造物は
この残土を底板の頂面上に捕集しやすくし、これにより
装置の重量を増加し、装置が横に転倒したりまたは締固
め作業に続く作業の間に移動されたときにきれいな表面
を汚す危険性を有し、かつ装置のクリーニングの妨げと
なっている。
【0008】第2に、従来の振動板装置のコンソールは
溶接部材で形成されているので、幾つかの不利な点を示
している。たとえば、組立てにかなりの作業を必要とす
る。コンソールを形成するために、多くの異なる部分板
(典型的には25個以上)が機械加工されかつ溶接され
なければならない。さらに、比較的重い溶接鋼コンソー
ルは装置の全体重量を増加し、これにより安定性および
操作性を低下させていることは好ましくない。コンソー
ルの垂直縁板と主水平板との間の溶接結合はまた、緩衝
材をコンソールのきわめて隅の部分に接続することを不
可能にしている。コンソールを底板上に装着するために
エラストマー緩衝材が使用され、これにより底板からコ
ンソールへの振動の伝達を低減している。安定性および
振動低減のための手段は装置のきわめて隅に設けられた
ときに最も有効である(この原理は自動車設計における
最近の「運転室の前方設置」傾向により示され、これは
自動車のシャシをできるだけそのきわめて隅に近い位置
で支持することにより安定性を改善することを狙いとし
ている)。したがって、緩衝材を装置の中心方向に移動
させて設置することが必要となるので、従来の溶接コン
ソールは、安定性の増加および振動の低減に対する試行
を著しく妨害するものである。
【0009】第3に、たいていの振動板装置は、起振機
上の被駆動プーリおよびクラッチ上の駆動プーリが装置
の別々の部品(すなわち底板およびコンソールのそれぞ
れ)上に装着され、これらの部品は装置の運転中に相互
に相対的に移動する可能性があるので、ベルトの過大摩
耗という定常的な問題を発生している。この相対運動は
ベルトに実質的なジャーク運動を与え、これがベルトを
急速に摩耗させかつ早期に破損させることになる。
【0010】第4に、たいていの振動板装置は、1)エ
ンジンおよび装置内のその他の外部の影響を受けやすい
外部装着部品を外部衝撃による損傷から保護するため
の、および2)現場間で運搬するために装置の持ち上げ
を容易にするための十分な手段を備えていない。
【0011】したがって、上記の欠点の幾つかまたはす
べてを排除した改良振動板装置を提供する必要性が発生
した。
【0012】
【課題を解決するための手段】したがって、装置全体の
安定性および操作性を向上しかつ表面にへこみまたは隆
起を形成することなく平滑な締固め表面を形成するよう
に設計された底板を有する振動板装置を提供することが
本発明の第1の目的である。
【0013】本発明の目的は、底板および起振機を含む
振動板装置を提供することにより達成される。底板は、
材料を締め固めるための下面,上面および上面と下面と
を相互に結合する両側の側面を有している。起振機は底
板上に配置され、振動運動を底板に伝達する。底板の下
面は凸面部分を有し、凸面部分は下面の実質的な部分を
包囲し、かつ平滑化されおよび/または締め固められる
表面上に載置される。凸面部分は安定性および操作性を
向上し、一方、締め固められる表面に隆起またはへこみ
を形成する可能性を低減する。
【0014】底板の下面が平坦部分を有し、この平坦部
分は起振機の中心下側に配置されかつ少なくとも一部凸
面部分により包囲されていることが好ましい。凸面部分
は形状が部分的に球面となるように一定の曲率を有し、
平坦部分の形状は半円形である。
【0015】障害物の周囲での操作性を容易にするため
に、底板の側面は胴形状とされ、したがって、1)側面
は下面から横方向外方および上方に曲線を有し、およ
び、2)下面はその中心部分においてその縦方向両側端
部においてよりも広くなっている。
【0016】底板を補強すると同時に残土を底板上に保
持しないで底板から外に排出させる補強リブを備えた底
板を有する振動板装置を提供することが本発明の他の目
的である。
【0017】本発明の他の目的は少なくとも幾つかのリ
ブの形状を縦方向断面内で見て概して三角形に形成する
ことにより達成される。リブは、底板の縦方向中心部分
の実質的な長さを横切って横方向に伸長する第1のリ
ブ、底板の横方向および縦方向中心部分から縦方向後方
に伸長する第2のリブ、および第2のリブと底板の第1
および第2の側面との間で横方向に配置された第3およ
び第4のリブのそれぞれを含んでいる。第3および第4
のリブの各々は底板の縦方向中心部分上に配置された前
方端部および前方端部の向こう側の横方向に配置された
後方端部を有している。
【0018】比較的軽量であり、製作および組立てが容
易で、かつ緩衝材の最適位置決めを容易にするコンソー
ルを有する振動板装置を提供することが本発明のさらに
他の目的である。
【0019】本発明のさらに他の目的は底板,起振機お
よび特殊形状のコンソールからなる振動板装置を提供す
ることにより達成される。底板は材料を締め固めるため
の下面,上面および上面と下面とを相互に結合する両側
面を有している。起振機は底板上に配置されかつ底板に
振動運動を与える。コンソールは底板の上面上に装着さ
れかつ起振機の上に重なっている。コンソールは一体鋳
造金属要素から形成されている。一体鋳造金属コンソー
ルを使用することにより、緩衝材をコンソールの隅にき
わめて近い位置においてコンソールに装着することが可
能となる。一体鋳造金属コンソールは、エンジンのドレ
ンポートの下側に配置された第1の端部、コンソールの
縁面に終端する第2の端部および上面の他の部分の下側
に配置された床部分を有するように、オイルドレントラ
フをコンソールの上面内に鋳込むことを可能にしてい
る。
【0020】また、駆動ベルトの摩耗を低減するような
形状に形成されたクラッチを有する振動板装置を提供す
ることが本発明のさらに他の目的である。
【0021】本発明のさらに他の目的は、回転出力軸に
固定されたシュー組立体、およびシュー組立体に隣接す
る軸上に回転可能に装着されたドラムおよびプーリ組立
体からなる遠心クラッチを提供することにより達成され
る。ドラムおよびプーリ組立体は、1)第1のプーリ部
分および、2)第2のプーリ部分および単一の鋳造金属
プーリ/ドラム組立体内に組み込まれたドラムを含む。
プーリ/ドラム組立体は第1のプーリ部分に結合されて
いる。
【0022】第1のプーリ部分とプーリ/ドラム組立体
との間にシムが配置されていてもよく、シムの数はベル
ト長さの変化を吸収するように選択される。
【0023】本発明のさらに他の目的は、1)エンジン
および水タンクのような外部の影響を受けやすい装置の
部分を外部から加えられる衝撃から保護し、および/ま
たは、2)装置の持ち上げを容易にする改良されたケー
ジ組立体を備えた振動板装置を提供することである。
【0024】本発明のさらに他の面によれば、この目的
は、コンソール上に装着されかつ装置のエンジンの上方
に伸長するケージ組立体を提供することにより達成され
る。ケージ組立体は各々概してn形状のプロフィル形状
に曲げられた第1および第2の両側のサイドブレース、
エンジンの後方に配置されかつ第1および第2のサイド
ブレースを相互に結合する後方下部クロスバー、および
各々エンジンの上方に配置されかつ第1および第2のサ
イドブレースを相互に結合する前方および後方上部クロ
スバーを含む。
【0025】本発明の他の目的、特徴および利点は以下
の詳細な説明および添付図面から当業者に明らかであ
る。しかしながら、本発明の好ましい実施態様に関する
詳細な説明およびその特殊な実施例は単なる例として与
えられ、決してこれに限定されるものではないことを理
解すべきである。本発明の精神から逸脱することなく本
発明の精神の範囲内で多くの変更態様および修正態様が
可能であり、本発明はこれらの修正態様をすべて含むも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】
(1.レジメ)
【0027】本発明により、改良された底板,コンソー
ル,クラッチおよび/またはケージ組立体を有する振動
板装置が提供される。底板は、安定性および操作性を改
善するために、半球形底面および胴形状側面を有してい
る。底板は、その上面上に、補強能力を最大にしかつ残
土を底板から排出させるように形成されたリブもまた有
している。重量を軽減し、組立ての複雑さを低減し、お
よび緩衝材をコンソールのきわめて隅の部分に結合可能
にするために、コンソールは単一鋳造金属要素から形成
されている。クラッチの形状は重量の大部分をできるだ
け外側に分布させるように形成され、したがってクラッ
チはフライホイールとして作動し、これにより被駆動ベ
ルト上のジャーク運動効果を低減してベルトの摩耗を減
少しかつベルトの寿命を増大している。ケージ組立体の
形状は、水タンクのような外部の影響を受けやすい装置
の部分を最大限に保護しかつ装置の持ち上げを容易にす
るように形成されている。
【0028】(2.装置の概要)
【0029】ここで図面とくに図1−5を参照して、
砂,砂利,骨材等のようなほとんどの任意の粒状材料を
平滑化しおよび/または締め固める(以後簡単に「締め
固める」という)のに適した振動板装置20を説明す
る。この振動板装置20はアスファルトが装置上で凝固
するのを防止するための手段を含むので、加熱混合アス
ファルトを締め固めるのにとくに適している。しかしな
がら、他の材料を締め固めるのにも同様に適している。
装置20は、概念的に、3つの組立体、すなわちコンソ
ール/底板/起振機組立体22(その個々の部分は図6
−8からよくわかる)、トルク発生組立体24(個々の
部分は図11−13からよくわかる)、およびケージ組
立体26(個々の部分は図1−4,8,14および15
からよくわかる)に分割することができる。装置20
は、オペレータが装置20の後側を歩きかつコンソール
/底板/起振機組立体22のコンソール52に接続され
たハンドル組立体28を用いて装置を案内しかつ推進す
る比較的小規模の工事作業用に設計されている。最後
に、装置20はアスファルトを締め固めるように設計さ
れているので、装置20はアスファルトが装置20上で
凝固するのを防止するために給水装置30を含んでい
る。
【0030】ハンドル組立体28および給水装置30
は、装置20のその他の発明特徴と相互作用をすること
を除き、それ自身本発明の一部を形成するものではな
い。したがって、これらは簡単に説明するにとどめる。
【0031】ハンドル組立体28は、第1および第2の
比較的長いサイドレグ32および34、およびサイドレ
グ32および34の上端部を相互に結合する中央ハンド
ル36を形成するように、単一のU形状の管状金属部材
から形成されている。図1−4からよくわかるように、
サイドレグ32および34の各々の底部はピボット組立
体によりコンソール52にピボット装着されている。各
ピボット組立体はサイドレグ32または34の底端部に
溶接されたスリーブ38、スリーブ38内に同軸に受け
入れられている(図示されていない)1つまたは複数の
ブッシング、およびブッシング内を貫通して伸長しかつ
コンソール52の中間側壁内にねじ込まれているピボッ
トピン40を含んでいる。サイドレグ32および34は
それらの上端部において金属板42により架橋結合さ
れ、金属板42は指針および他の指示事項のための貼付
面として使用され、かつ通常オペレータの手に伝達され
る振動を減衰させるように働く。
【0032】給水装置30(図1−4)は装置20の直
前において締め固められるアスファルト表面上に水を噴
霧するように設計され、したがって、コンソール/底板
/起振機組立体22の底板50上にアスファルトが凝固
することはない。給水装置30は,1)コンソール/底
板/起振機組立体22のコンソール52上でトルク発生
組立体24の直前に配置された貯水タンク44,および
2)底板50上に装着された噴霧バー46を含む。噴霧
バーは水を装置20の直前のアスファルト表面上に向け
るように配置された(図示されていない)複数の間隔配
置オリフィスを含む。水は、重力により直接的に、また
はたとえば起振機により駆動してもよい中間ポンプを介
して間接的にタンク44から噴霧バー46に供給しても
よい。ポンプ給水装置は1997年1月28日に出願番
号第08/789757号で出願された「振動板装置の
ための給水装置」に示されている。
【0033】振動板装置20が材料を締め固めるために
運転される方法を、この本発明による種々の付属組立体
の説明順に詳細に説明する。
【0034】(3.コンソール/底板/起振機組立体の
説明)
【0035】ここで図1−10を参照すると、コンソー
ル/底板/起振機組立体22は、底板50,底板50上
に装着されたコンソール52、およびコンソール52の
下側で底板50上に装着された起振機54を含む。これ
らの部品は相互に作用しおよび装置20の他の部分と作
用して装置20の安定性および操作性を改善し、一方、
1)起振機54および底板50によるコンソール52上
への振動の伝達を低減し、2)装置20の耐久性を増大
し、3)装置20の重量を低減し、および、4)コンソ
ール52と底板50との間の残土の堆積を防止する。
【0036】底板50は、1)底面または締固め面5
6,および2)複数の補強リブ,起振機装着フレーム、
および他の装着ボスが装着されている上面58を有する
単一の球状黒鉛鋳鉄板から形成されている。底板50の
前方,後方,左側および右側の縁または面60,62,
64および66はすべて上方に曲げられまたはカールさ
れ、これにより1)強度を増大し、2)操作性および安
定性を向上し、および3)締め固められる面の隆起また
はくぼみの形成を低減する。底板50の新規な態様は、
底面56の形状、底部の平坦なプロフィル形状、および
上面58上のリブにある。これらの特徴の各々を以下に
詳細に説明する。
【0037】底板50の底面または締固め面56の形状
は、安定性および操作性を向上しかつ装置20の運転中
の隆起および他のへこみの形成効果を低減するように設
計されている。とくに、図5からよくわかるように、表
面は、底板50の縁60,62,64および66から平
面部分または平坦部分70の方向に、下方および内方に
曲面を有する好ましくは半球形の凸面部分68を含む。
平面部分70は起振機54の下側に配置され、起振機5
4の中心下側に芯出しされていることが好ましい。半球
形部分68の曲率はきわめてゆるやかであり、曲率半径
は200インチ以上であることが好ましく、約550イ
ンチであることがさらに好ましい。平面部分70の形状
は半円形であり、約270゜の円弧を包囲している(底
板50の上方にカールされた前方縁面60を別にすれ
ば、平面部分70は360゜の全円弧を包囲することに
なる)。(側部,前方および後方の縁面上の曲率開始部
を除く)底面56の寸法が約17インチ平方である図示
の実施態様においては、平面領域70は約15インチの
直径を有している。前方縁面60は底面から約5インチ
の半径で上方および前方にカールされ、後方縁面62は
底面から約2.5インチの半径で上方および後方にカー
ルされている。側部縁面64および66は、コーナーお
よび他の障害物の周囲における操作を容易にしかつ安定
性を向上するために、底面図で見たとき胴形状に形成さ
れている。すなわち、側部縁面64および66は上方お
よび外方にカールしかつ横方向内方にも曲線を形成し、
したがって底板50の底面56は中心においてその縦方
向両端部においてよりも実質的に広くなっている。
【0038】ここで図6−9を参照すると、底板50の
上面58は、起振機装着フレーム72、4つの緩衝材ボ
ス74、および複数の補強リブ76,78,80,8
2,84および86を受け入れている。起振機装着フレ
ーム72および緩衝材ボス74は、コンソール52に関
して以下により詳細に説明するように緩衝材ボス74が
通常の緩衝材ボス装着位置から横方向外方に配置されて
いることを除けば、通常のものである。リブは必要最小
限度の重量の増加で最大剛性を与えるようにその寸法が
決定され、かつその形状が形成されている。リブはま
た、底板50の上面58上に堆積した残土を底板から排
出可能なようにも形成されている。リブは起振機装着フ
レーム72の前方縁から前方に伸長する第1のリブ76
を含む。第2および第3のリブ78および80は相互に
概して同一線上に配置されかつ底板50の縦方向中心領
域内に位置決めされ、したがって起振機装着フレーム7
2の後方部分から底板50の側部縁面64および66の
方向に横方向外方に伸長している。第4,第5および第
6のリブ82,84および86はすべて起振機装着フレ
ーム72の後壁から縦方向後方に伸長しかつ個々におよ
び相互に底板50から残土を排出可能なように形成され
ている。これらの端部の方向に、これらのリブは各々長
手プロフィル形状において概して三角形をなし、したが
って、これらのリブはそれらの前方端部においてそれら
の後方端部においてよりも高さが高くなっている。これ
らのリブは横断面プロフィルにおいても概して三角形を
なし、したがって、これらのリブはその頂部においてそ
れらの底部においてよりも薄くなっている。第4のリブ
82は起振機装着フレーム72の後壁の中心から縦方向
に伸長している。第5および第6のリブ84および86
は起振機装着フレーム72のそれぞれの角から底板50
のそれぞれの後方隅の方向に鋭角に伸長している。使用
中、起振機装着フレーム72の後壁および第2および第
3のリブ78および80は、組み合わされて、底板50
上に堆積した材料がそれらの位置から前方に移動するの
を防止する堰として働く。第4,第5および第6のリブ
82,84および86は、起振機54が作動中底板50
が振動したとき、これらの材料を底板50から排出させ
る。
【0039】起振機54そのものは通常のものであり、
したがってここでは簡単に説明するにとどめる。とくに
図6を参照すると、起振機54はハウジング88を含
み、ハウジング88は起振機装着フレーム72上に装着
され、かつハウジング88内に偏心金属軸90が配置さ
れている。軸90は軸受92,94内に回転可能に支持
され、一方軸受92,94はハウジング88の端部キャ
ップ96,98内に支持されている。軸90の一方の端
部はその対応する端部キャップ96内を貫通して伸長
し、被駆動プーリ100を受け入れている。以下に詳細
に説明するように、ベルト134の作動によりプーリ1
00が回転すると軸90を回転させ、これによりそれ自
身既知のように振動を底板50に与える。
【0040】ここで図6−8を参照すると、コンソール
52は円筒エラストマー緩衝材102により底板50上
に装着されている。とくに、ボルト106がコンソール
52の各隅において穴104内を貫通して伸長し、付属
の緩衝材102の軸方向上端部内にねじ込まれている。
スタッド107は各緩衝材102の軸方向底端部から内
方および下方に伸長し、かつ底板50上の1つの緩衝材
ボス74内にねじ込まれている。
【0041】コンソール52は、主として、それが溶接
により多くの(過去において典型的には25個以上の)
鋼板片から製作されないで、鋳造により金属好ましくは
アルミニウムの単一片から製作されていることにおいて
新規である。図6−10からわかるように、複数の補強
リブ108が補強のためにコンソール52の底面から下
方に伸長している。エンジン133、ケージ組立体26
等のための装着ねじを受け入れるために、上面上の平面
内に複数のねじ穴110がタップ立てされている。以下
に詳細に説明するように、持ち上げを容易にするため
に、コンソール52の上面の後方端部の両側に持ち上げ
ハンドル112および114が固定されている。ハンド
ル組立体28のサイドレグ32および34に対する当接
点を提供するために、コンソール52の両側に前方およ
び後方ストッパ116および118もまた鋳造されてい
る。装置20が使用されていないとき、レグ32および
34は通常後方ストッパ118に当接し、装置20が運
転されているとき、やや上方にピボット回転される。し
かしながら、高さの低い障害物の下側を通して装置20
を押し出すことが望ましい場合、ハンドル組立体28を
前方ストッパ116まで前方にピボット回転させること
ができ、このときハンドル組立体28の最大高さは装置
20の他の部分の高さより低くなり、したがって障害物
の下側を通して装置を押したりまたは引いたりすること
ができる。
【0042】コンソール52を溶接物ではなく鋳造金属
から形成することにより幾つかの利点が得られる。第1
に、コンソールの隅に溶接物またはブレースが存在しな
いので、緩衝材102を受け入れるための穴104をコ
ンソール52のきわめて隅に配置することができ、した
がって、緩衝材102は底板/起振機/コンソール組立
体22のさらに隅の方向に配置される。第2に、エンジ
ンのオイルドレンポート122(図3)の下側に配置さ
れた第1の端部とコンソール52の後方縁面に終端する
第2の端部とを有するように、オイルドレントラフ12
0をコンソールの上面の後方部分内に鋳造することがで
きる。トラフ120の床面はコンソール上面の他の部分
に対してへこみを有しているので、エンジン130から
トラフ120内にドレン抜きされたオイルはコンソール
52から外へ直接流出するので、拡がってプールを形成
することはない。第3に、鋳造により形成された一体コ
ンソールを使用するので、従来の溶接構造コンソールに
比較して装置の組立てに必要な手間は約25%低減され
る。第4に、鋳造アルミニウムコンソール52は溶接鋼
コンソールに比較して重量がかなり軽くなる。
【0043】(4.トルク発生組立体の構造)
【0044】ここで図1−4および11−13を参照す
ると、トルク発生組立体24は、エンジン130、クラ
ッチ132およびクラッチ132を起振機54の被駆動
プーリ100に結合するVベルト134の形のトルク伝
達部材を含む。エンジン130は通常の小型の(6馬力
程度の)ガソリン動力エンジンであり、図11および1
3からよくわかるように、エンジンはコンソール52の
上面にボルト結合されかつ水平出力軸136を有してい
る。Vベルト134はクラッチ132の駆動プーリ14
6から起振機54の被駆動プーリ100まで伸長し、こ
れにより起振機54にトルクを伝達する。ベルトガード
138がクラッチ132を包囲し、かつクラッチ132
の前方に配置されている装着板140に結合されてい
る。装着板140は、図11および13からよくわかる
ように、エンジン130およびコンソール52にボルト
結合されている。
【0045】クラッチ132は慣性の大きい受動結合タ
イプであり、このタイプにおいてはエンジンの出力軸の
加速に応答して少ないジャーク運動で自動的に結合が行
われる。クラッチ132はとくにフライホイールとして
作用することによりベルトの寿命を増大するように設計
され、フライホイールはこのような設計がなされていな
い場合に(エンジン130およびクラッチ132が装着
されている)コンソール52と(起振機54が装着され
ている)底板50との間の相対運動によりベルト134
に与えられるジャーク運動を抑制するものである。この
ために、クラッチ132は本発明のような適用に典型的
に使用される標準クラッチより重くし、かつこの重量を
クラッチの外側方向に分布させるように設計されてい
る。クラッチ132はシュー組立体142、ドラム14
4および駆動プーリ146を含む。
【0046】シュー組立体142はキー148によりエ
ンジン出力軸136に固定されている。シュー組立体1
42は外方に拡がるばね付勢された3つのシュー150
を示し、回転するシュー136により与えられる遠心力
がクラッチを結合させるのに十分な大きさとなったとき
にシュー150はドラム144と結合する。
【0047】ドラム144は軸受152により軸136
上に回転可能に装着されかつシュー150の周りに配置
され、クラッチが結合したときにシュー150と結合さ
れる。ドラム144は駆動プーリ146に固定結合さ
れ、したがってドラム144が回転したときにプーリ1
46が回転する。従来、ドラムおよび駆動プーリは比較
的重量の軽い打抜き金属部品から製作されてきた。本発
明においては、ドラム144および駆動プーリ146の
内方部分154は比較的重い鋳造金属片から一体に形成
されている。ドラム144もまた標準のドラム/プーリ
装置よりも著しく大きい直径を有している(標準の3・
3/4インチのドラムに比較して約4・3/4インチの
直径を有している)。駆動プーリ146の外方部分15
6はスタッド158により内方部分154に装着されて
いる。外方部分156は打抜き金属または別の鋳造金属
片から形成することができる。
【0048】プーリ146の有効幅は、2つのプーリ部
分154および156の間に必要に応じて1つまたは複
数のシム160を追加することにより、異なるベルト長
さを受け入れるように調節することができる。最適プー
リ配置のために必要な場合、クラッチ132の外方端部
に追加のスペーサ162が設けられる。
【0049】(5.ケージ組立体の構造)
【0050】ケージ組立体26はエンジン130および
水タンク44を効果的に包囲して、装置20が横転した
りまたは外部の衝撃を受けたりした場合に、これらを損
傷から保護するように設計されている。ケージ組立体2
6はまた現場間の運搬のために装置20の持ち上げを容
易にするようにも設計されている。これらのために、ケ
ージ組立体26はエンジン130および水タンク44を
包囲する複数の相互連結金属管から形成されている。
【0051】ケージ組立体26は複数のクロスバー17
4,176,178および180により相互に結合され
た第1および第2のサイドブレース170および172
を含む。サイドブレース170および172は概してn
形状のプロフィル形状に曲げられ、これにより、図1−
4および8からよくわかるように、エンジン130およ
び水タンク44を包囲している。クロスバーは、図3か
らよくわかるようにエンジン130の上端部に隣接して
配置された後方クロスバー174、図1および4からよ
くわかるようにエンジン130の上方を横断して伸長す
る第1および第2の上部クロスバー176および17
8、および図1からよくわかるように水タンク44の底
端部に隣接して配置された前方クロスバー180を含
む。ケージ組立体26は、サイドブレース170および
172の底端部に装着された後方ブラケット182およ
び184により、および前方クロスバー180の中央部
分に装着された前方ブラケット186によりコンソール
52上に装着されている。
【0052】上部クロスバー176および178は、装
置20の持ち上げを容易にし、同時に効果的に機器を保
護しかつ形の良い外観を与えるようにその形状が形成さ
れかつ配置されている。このために、両方のクロスバー
176および178は、側面図で見たときに浅い反転V
形状を有している。上部前方クロスバー178は装置2
0の重心付近に配置され、これにより、装置20を現場
間で運搬するために、この上部前方クロスバー178を
唯一の持ち上げ点として使用することが可能である。下
部前方バー180および持ち上げハンドル112および
114は、相互に組み合わせて、代わりの持ち上げ装置
として使用することができる。
【0053】(6.振動板装置の運転)
【0054】振動板装置20はエンジン180を起動し
かつクラッチ結合を可能にするのに十分な燃料を供給す
ることにより運転され、この時点においてVベルト13
4によりクラッチ132から起振機54にトルクが伝達
される。起振機54の偏心回転軸90の回転により底板
50に振動が与えられ、これにより材料を締め固めるこ
とができる。このときオペレータはハンドル組立体28
を用いて装置20を所定の締固め路に沿って案内しかつ
移動させる。装置20がアスファルトを締め固めるよう
に設計された図示の実施態様においては、給水装置30
が装置20の直前のアスファルト表面上に水を噴霧し、
これによりアスファルトが底板50上に凝固するのを防
止している。
【0055】装置20の安定性および操作性は底板50
の底面56上の半球形凸面部分68により向上され、こ
の部分はまた、装置20の運転により締め固められる表
面に隆起または逆にくぼみが形成される可能性を低減す
る。底板50の胴形状の側部縁面64および66は障害
物の周囲における装置20の操作を容易にする。装置の
運転中に底板50の上面58上にたまたま残土が堆積し
た場合、残土はリブ78,80,82,84および86
により底板50から外に排出される。
【0056】底板50と装置20のその他の部分との間
の関係は、装置20の他の部分への不利な影響を幾つか
の方法で制限している。
【0057】第1に、緩衝材102が装置20のきわめ
て隅に配置されているので、緩衝材102の防振効果お
よび安定性向上効果が最大となり、これによりコンソー
ル52およびオペレータへの振動の伝達を最小にする。
【0058】第2に、比較的大きくかつ重い、慣性の大
きいクラッチ132がフライホイールとして作用するの
で、フライホイール作用がない場合にベルト134に与
えられるジャーク運動が最小になり、これによりベルト
の寿命を著しく増大させる。実際に、予備試験は、本発
明による慣性の大きいクラッチ132を使用することに
より、ベルトの平均寿命が、約100時間の平均値から
150−170時間に、少なくとも50%増大されるこ
とを示している。
【0059】最後に、ケージ組立体28もまた装置の持
ち上げを容易にし、エンジン130および水タンク44
を外部の衝撃から保護している。
【0060】本発明の精神から逸脱することなく、本発
明の範囲内で、多くの変更態様および修正態様が可能で
ある。これらの変更態様の範囲は、付属の特許請求の範
囲から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例を示す振動板装置の斜
視図である。
【図2】図1に示す振動板装置の右側面図である。
【図3】図1に示す振動板装置の背面図である。
【図4】図1に示す振動板装置の平面図である。
【図5】図1に示す振動板装置の底面図である。
【図6】コンソールと、底板と、及び起振手段とを有す
る振動板アセンブリの中心部分を断面とした正面図であ
る。
【図7】図6のアセンブリの前端部を断面とした正面図
である。
【図8】底板と、コンソールと、ケージ組立体とを含む
振動板装置の分解斜視図である。
【図9】底板の平面図である。
【図10】コンソール/底板/励震アセンブリの平面図
である。
【図11】図1の振動板装置における駆動力発生アセン
ブリの分解斜視図である。
【図12】図11の駆動力発生アセンブリにおけるクラ
ッチの分解斜視図である。
【図13】図12のクラッチと、駆動力発生アセンブリ
の部分的側面図である。
【符号の説明】
20 振動板装置 22 コンソール/底板/起振機組立体 24 トルク発生組立体 26 ケージ組立体 28 ハンドル組立体 30 給水装置 31 サイドレグ 32 サイドレグ 33 サイドレグ 34 サイドレグ 36 中央ハンドル 38 スリーブ 40 ピボットピン 42 金属板 44 貯水タンク 46 噴霧バー 50 底板 52 コンソール 54 起振機 56 底面 58 上面 60 縁面 62 縁面 64 縁面 66 縁面 68 半球形部分 70 平坦部分 72 起振機装着フレーム 74 緩衝材ボス 76 補強リブ 78 補強リブ 80 補強リブ 82 補強リブ 84 補強リブ 86 補強リブ 88 ハウジング 90 偏心金属軸 92 軸受 94 軸受 96 キャップ 98 キャップ 100 被駆動プーリ 102 円筒エラストマー緩衝材 104 穴 106 ボルト 108 補強リブ 110 ねじ穴 112 ハンドル 114 ハンドル 130 エンジン 132 クラッチ 133 エンジン 134 Vベルト 136 水平出力軸 138 ベルトガード 140 装着板 142 シュー組立体 144 ドラム 146 駆動プーリ 148 キー 150 シュー 152 軸受 154 内方部分 156 外方部分 158 スタッド 160 シム 162 スペーサ 170 サイドブレース 172 サイドブレース 174 複数のクロスバー 176 複数のクロスバー 178 複数のクロスバー 180 前方のクロスバー 182 後方ブラケット 184 後方ブラケット 186 前方ブラケット

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)材料を締め固めるための下面,上
    面および上面と下面とを相互に結合する両側の側面を有
    している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段とよりなり、 上記底板の下面は凸面部分を有し、この凸面部分は下面
    の実質的な部分を包囲する振動板装置。
  2. 【請求項2】 上記底板の下面が平坦部分を有し、この
    平坦部分は起振機の中心下側に配置され、かつ少なくと
    も一部凸面部分により包囲されていることを特徴とする
    請求項1記載の振動板装置。
  3. 【請求項3】 上記凸面部分の形状が部分的に球面とな
    るように一定の曲率を有することを特徴とする請求項2
    記載の振動板装置。
  4. 【請求項4】 上記平坦部分の形状が半円形であること
    を特徴とする請求項3記載の振動板装置。
  5. 【請求項5】 上記底板の側面は胴形状とされ、したが
    って、1)側面が下面から横方向外方および上方に湾曲
    し、および2)下面がその中心部分においてその縦方向
    両側端部よりも広くなっていることを特徴とする請求項
    1記載の振動板装置。
  6. 【請求項6】 上記底板が、底板を補強すると同時に残
    土を底板上に保持しないで底板から外に排出させる形状
    の複数の補強リブを備えた底板を有することを特徴とす
    る請求項1記載の振動板装置。
  7. 【請求項7】 上記幾つかのリブの形状が縦方向断面内
    で見て概して三角形であることを特徴とする請求項6記
    載の振動板装置。
  8. 【請求項8】 上記リブが、1)上記底板の縦方向中心
    部分の実質的な長さを横切って横方向に伸長する第1の
    リブ、2)底板の横方向および縦方向中心部分から縦方
    向後方に伸長する第2のリブ、3)上記第2のリブと底
    板の第1および第2の側面との間で横方向に配置され
    た、各々底板の縦方向中心部分上に配置された前方端部
    および前方端部の向こう側の横方向に配置された後方端
    部を有している第3および第4のリブとを有することを
    特徴とする請求項6記載の振動板装置。
  9. 【請求項9】 上記底板の上面上に装着され、かつ起振
    機の上に重なっている一体鋳造金属要素から形成されて
    いるコンソールと、及び上記コンソールの隅にきわめて
    近い位置においてコンソールに装着された複数の弾性
    体,緩衝体とを更に有することを特徴とする請求項1記
    載の振動板装置。
  10. 【請求項10】 上記底板上に設けたコンソールと、 上記コンソールに設けた、駆動力を上記起振装置に伝達
    するためのエンジンと、及び上記コンソール上に装着さ
    れ、かつ上記エンジンの上方に伸長するケージ組立体
    と、 を更に有し、上記ケージ組立体は各々n形に曲げられた
    第1および第2の両側のサイドブレースと、 上記エンジンの後方に配置され、かつ第1および第2の
    サイドブレースを相互に結合する後方下部クロスバー
    と、および各々エンジンの上方に配置され、かつ第1お
    よび第2のサイドブレースを相互に結合する前方および
    後方上部クロスバーとを有することを特徴とする請求項
    1記載の振動板装置。
  11. 【請求項11】 出力軸を有するエンジンと、この出力
    軸から駆動力を受け取るクラッチと、及びこのクラッチ
    から上記起振手段に駆動力を伝達するベルとを更に有
    し、上記クラッチが、1)第1のプーリ部分および、
    2)および単一の鋳造金属プーリ/ドラム組立体内に組
    み込まれたドラムと第2プーリー部分とより成り、上記
    プーリ/ドラム組立体が上記第1のプーリ部分に結合さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の振動板装置。
  12. 【請求項12】 (A)アスファルトを滑らかにする下
    面と、下面,上面および上面と下面とを相互に結合する
    両側の側面を有している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段とよりなり、 上記底板の下面は凸面部分を有し、この凸面部分は下面
    の実質的な部分を包囲し、上記下面が起振機の中心下側
    の平坦部を少くとも部分的に取り巻く200インチ以上
    の曲率半径の半球状部分を有し、底板の側面は胴形状と
    され、したがって、1)側面が下面から横方向外方およ
    び上方に湾曲し、および、2)下面がその中心部分にお
    いてその縦方向両側端部よりも広くなっていることを特
    徴とする振動アスファルト板装置。
  13. 【請求項13】 (A)材料を締め固めるための下面,
    上面および上面と下面とを相互に結合する両側の側面を
    有している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段とより成り、上記底板が、底板を補強すると
    同時に残土を底板上に保持しないで底板から外に排出さ
    せる形状の複数の補強リブを備えた底板を有することを
    特徴とする振動板装置。
  14. 【請求項14】 上記幾つかのリブの形状が縦方向断面
    内で見て概して三角形であることを特徴とする請求項1
    3記載の振動板装置。
  15. 【請求項15】 上記リブが、1)上記底板の縦方向中
    心部分の実質的な長さを横切って横方向に伸長する第1
    のリブ、2)底板の横方向および縦方向中心部分から縦
    方向後方に伸長する第2のリブ、3)上記第2のリブと
    底板の第1および第2の側面との間で横方向に配置され
    た、各々底板の縦方向中心部分上に配置された前方端部
    および前方端部の向こう側の横方向に配置された後方端
    部を有している第3および第4のリブとを有することを
    特徴とする請求項14記載の振動板装置。
  16. 【請求項16】 (A)材料を締め固めるための下面,
    上面および上面と下面とを相互に結合する両側の側面を
    有している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段と (C)上記底板の上面上に装着されかつ起振機の上に重
    なっている一体鋳造金属要素から形成されているコンソ
    ールと、より成ることを特徴とする振動板装置。
  17. 【請求項17】 上記コンソールの隅にきわめて近い位
    置においてコンソールに装着された複数の弾性体,緩衝
    体を更に有することを特徴とする請求項16記載の振動
    板装置。
  18. 【請求項18】 上記コンソールに設けられたエンジン
    を更に有し、上記コンソールの上面にオイルドレンとい
    が固定されており、このオイルドレンといが上記エンジ
    ンのオイルドレン口の下側に位置する第1端と、上記コ
    ンソールの端面で終る第2端と、及び上記上面の残りの
    部分の下側に位置する床とを有することを特徴とする請
    求項17記載の振動板装置。
  19. 【請求項19】 (A)材料を締め固めるための下面,
    上面および上面と下面とを相互に結合する両側の側面を
    有している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段と、 (C)上記底板の上面上に装着されかつ起振機の上に重
    なっている一体鋳造金属要素から形成されているコンソ
    ールと、 (D)上記コンソールに設けられた、出力軸を有するエ
    ンジンと、 (E)上記出力軸から駆動力を受け取るクラッチと、及
    び (F)上記クラッチから上記励震手段に、駆動力を伝達
    するベルルとを有し、 上記クラッチが、1)第1のプーリ部分および、2)お
    よび単一の鋳造金属プーリ/ドラム組立体内に組み込ま
    れたドラムと第2プーリー部分とより成り、上記プーリ
    /ドラム組立体が上記第1のプーリ部分に結合されてい
    ることを特徴とする振動板装置。
  20. 【請求項20】 上記クラッチが、上記第1プーリ区域
    とプーリ/ドラムアセンブリ間に配置されたシムを更に
    有し、このシムの数をベルトの長さ変化に対応して可変
    とすることを特徴とする請求項19記載の振動板装置。
  21. 【請求項21】 上記クラッチがネガチブエンジン型遠
    心力クラッチであることを特徴とする請求項19記載の
    振動板装置。
  22. 【請求項22】 (A)アスファルトを平滑にする下
    面,上面および上面と下面とを相互に結合する両側の側
    面を有している底板と、 (B)上記底板上に配置され、振動運動を底板に伝達す
    る起振手段と (C)上記底板の上面上に装着され、かつ起振装置の上
    に重なっているコンソールと、 (D)上記コンソールに設けられた、駆動力を上記起振
    装置に伝達するためのエンジンと、 (E)上記エンジンの前側で上記コンソールに設けた水
    タンクと、 (F)(1)n形に曲げられた第1,第2の両側ブレー
    スと、 (2)上記エンジンの背部に位置された、上記第1,第
    2の両側ブレースを互に接続する後方下部クロスバー
    と、 (3)夫々、上記エンジンの上部に位置された、上記第
    1,第2の両側ブレースを互に接続する前方及び後方上
    部クロスバーと、及び (4)上記水タンクの前部に位置された、上記第1,第
    2の両側ブレースを互に接続する前方下部クロスバーと
    を有する、上記コンソールに設けられた、上記エンジン
    と水タンクを越えて延びるかごアセンブリとより成る振
    動アスファルト板装置。
  23. 【請求項23】 (A)回転出力軸に固定したシューア
    センブリと、 (B)上記出力軸に固定された、 (1)第1プーリ部分、および(2)第1プーリ部分に
    連結された単一鋳造金属プーリ/ドラム組立体に組み込
    まれたドラム及び第2プーリ部分とを含むドラムとプー
    リアセンブリとより成る遠心力クラッチ。
  24. 【請求項24】 上記第1プーリ区域とプーリ/ドラム
    アセンブリ間に配置されたシムを更に有し、このシムの
    数をベルトの長さ変化に対応して可変とすることを特徴
    とする請求項23記載の遠心力クラッチ。
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