JPH10291433A - リニアモータ式輸送システムの保護装置 - Google Patents
リニアモータ式輸送システムの保護装置Info
- Publication number
- JPH10291433A JPH10291433A JP10425197A JP10425197A JPH10291433A JP H10291433 A JPH10291433 A JP H10291433A JP 10425197 A JP10425197 A JP 10425197A JP 10425197 A JP10425197 A JP 10425197A JP H10291433 A JPH10291433 A JP H10291433A
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 30
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 8
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】雷のエネルギから軌道上の電気設備を保護す
る。 【解決手段】軌道に沿って支持柱を列設し、支持柱に支
持された電導体線を展張した。更に、支持柱を列車高よ
りも高くし、電導体線の支持点も列車よりも高くし、伝
導体線を列車高よりも高く展張した。
る。 【解決手段】軌道に沿って支持柱を列設し、支持柱に支
持された電導体線を展張した。更に、支持柱を列車高よ
りも高くし、電導体線の支持点も列車よりも高くし、伝
導体線を列車高よりも高く展張した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアモータ式輸送
システムの保護装置に関わる技術分野に関する。
システムの保護装置に関わる技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータ式輸送システムにおいて、
雷から軌道上の電気設備を保護することは、リニアモー
タ式輸送システムを安全に運行する上で重要なことであ
る。
雷から軌道上の電気設備を保護することは、リニアモー
タ式輸送システムを安全に運行する上で重要なことであ
る。
【0003】しかし、リニアモータ式輸送システムにお
いては、落雷から軌道上の電気設備や、軌道上を走行す
る列車を落雷から保護する保護装置は充分には考えられ
ていなかった。
いては、落雷から軌道上の電気設備や、軌道上を走行す
る列車を落雷から保護する保護装置は充分には考えられ
ていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、軌道
上の電気設備および軌道上を走行する列車を落雷から守
るためのリニアモータ式輸送システムの保護装置を提供
することにある。
上の電気設備および軌道上を走行する列車を落雷から守
るためのリニアモータ式輸送システムの保護装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】軌道に沿って支持柱を列
設し、前記支持柱に取り付けられた支持物で支持された
電導体線を張りわたした。更に、前記電導体線に、少な
くとも1カ所で電導体線である接地線の一方の端を接続
し、前記接地線の他の一方の端を大地まで張りわたし電
導体である接地極を接続し前記接地極を大地中に埋設し
た。
設し、前記支持柱に取り付けられた支持物で支持された
電導体線を張りわたした。更に、前記電導体線に、少な
くとも1カ所で電導体線である接地線の一方の端を接続
し、前記接地線の他の一方の端を大地まで張りわたし電
導体である接地極を接続し前記接地極を大地中に埋設し
た。
【0006】更に、列車の車高よりも高い柱で前記支持
柱を構成し、前記支持柱に取り付けられた支持物での電
導体線の支持点を列車よりも高くすることにより、伝導
体線を列車の車高よりも高く張りわたした。
柱を構成し、前記支持柱に取り付けられた支持物での電
導体線の支持点を列車よりも高くすることにより、伝導
体線を列車の車高よりも高く張りわたした。
【0007】更に、前記支持柱および支持物を非磁性体
の部材を含んで構成した。
の部材を含んで構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。電
力変換器は軌道1とは別の場所に設置される変電所に設
置され、本発明の説明には直接関係しないので本図面に
は特には記載していない。電力変換所に設置された電力
変換器より、き電線2およびスイッチ3を介して軌道上
に列設された推進コイル群4に電流が通電される。推進
コイル群4に電流を通電することにより列車5の車上の
界磁極6との間に電磁気力が発生する。車上の界磁極6
は列車5の車体に固定されているので、推進コイル群4
と車上に搭載された界磁極6との間に働く電磁気力の作
用で推進力が発生し走行する。軌道1の上には、き電線
2,スイッチ3および推進コイル群4の様な電気設備が
存在する。更に、列車上にも界磁極6の様な電気設備が
搭載されている。軌道1の上に支持柱7を適当な間隔を
あけて列設する。更に各支持柱7に取り付けた支持物8
を介して電導体線9を取り付けて、電導体線9を軌道上
の上空に張りわたす。電導体線9は適当な箇所で接地線
10に接続されて、接地線10は大地11の地中に引か
れている。接地線10は埋設された接地極12により大
地11に接地される。電導体線は碍子13を介して支持
物8に支持される。また接地線10は、碍子13を介し
て、支持物8,支持柱7及び軌道1のそれぞれ適当な箇
所で支持される。
力変換器は軌道1とは別の場所に設置される変電所に設
置され、本発明の説明には直接関係しないので本図面に
は特には記載していない。電力変換所に設置された電力
変換器より、き電線2およびスイッチ3を介して軌道上
に列設された推進コイル群4に電流が通電される。推進
コイル群4に電流を通電することにより列車5の車上の
界磁極6との間に電磁気力が発生する。車上の界磁極6
は列車5の車体に固定されているので、推進コイル群4
と車上に搭載された界磁極6との間に働く電磁気力の作
用で推進力が発生し走行する。軌道1の上には、き電線
2,スイッチ3および推進コイル群4の様な電気設備が
存在する。更に、列車上にも界磁極6の様な電気設備が
搭載されている。軌道1の上に支持柱7を適当な間隔を
あけて列設する。更に各支持柱7に取り付けた支持物8
を介して電導体線9を取り付けて、電導体線9を軌道上
の上空に張りわたす。電導体線9は適当な箇所で接地線
10に接続されて、接地線10は大地11の地中に引か
れている。接地線10は埋設された接地極12により大
地11に接地される。電導体線は碍子13を介して支持
物8に支持される。また接地線10は、碍子13を介し
て、支持物8,支持柱7及び軌道1のそれぞれ適当な箇
所で支持される。
【0009】図2は、図1の実施例に於いて、軌道に対
して、支持柱7,支持物8,電導体線9,接地線10お
よび碍子13の取り付け方の例を示したものである。支
持柱7は軌道1にたてられている。また、支持物8は支
持柱7に取り付けられている。この例では、支持物8
は、軌道1の外側に向かって取り付けられている。電導
体線9は碍子13を介して支持物8により支持される。
また電導体線9には、適当な箇所で接地線10が接続さ
れており、該接地線10は支持物8,支持柱7および軌
道1のそれぞれの適当な箇所で支持されながら大地11
の地中にひかれている。そして、接地線10に接続され
た接地極12により接地される。
して、支持柱7,支持物8,電導体線9,接地線10お
よび碍子13の取り付け方の例を示したものである。支
持柱7は軌道1にたてられている。また、支持物8は支
持柱7に取り付けられている。この例では、支持物8
は、軌道1の外側に向かって取り付けられている。電導
体線9は碍子13を介して支持物8により支持される。
また電導体線9には、適当な箇所で接地線10が接続さ
れており、該接地線10は支持物8,支持柱7および軌
道1のそれぞれの適当な箇所で支持されながら大地11
の地中にひかれている。そして、接地線10に接続され
た接地極12により接地される。
【0010】本実施例によれば、落雷がある場合には、
電導体線に落雷を誘導し雷のエネルギを地中に逃がすこ
とになるので、軌道上の電気設備を落雷から保護するこ
とができる。
電導体線に落雷を誘導し雷のエネルギを地中に逃がすこ
とになるので、軌道上の電気設備を落雷から保護するこ
とができる。
【0011】図3は、本発明の他の実施例を示したもの
である。図3の実施例では、支持柱7を列車5の車高よ
りも充分高く取り、支持物8を軌道の内側に向けて取り
付け、軌道1の内側上空に電導体線9を張りわたす様に
したものである。
である。図3の実施例では、支持柱7を列車5の車高よ
りも充分高く取り、支持物8を軌道の内側に向けて取り
付け、軌道1の内側上空に電導体線9を張りわたす様に
したものである。
【0012】図4は、図3の実施例の詳細を示したもの
である。支持柱7を列車5の車高より充分高くし、支持
物8を軌道1の内側に向かって取り付けたものである。
これによって、軌道内側上空で列車5の上空に電導体線
9が張りわたされる。
である。支持柱7を列車5の車高より充分高くし、支持
物8を軌道1の内側に向かって取り付けたものである。
これによって、軌道内側上空で列車5の上空に電導体線
9が張りわたされる。
【0013】図5は、図3の実施例において、支持柱7
の構造を示したものである。支持柱7は、非磁性体14
だけで作った場合を示した。
の構造を示したものである。支持柱7は、非磁性体14
だけで作った場合を示した。
【0014】図6は、図3の実施例において、支持柱7
の部材として磁性体15の鉄筋等を使うことにより非磁
性体14を補強した場合を示した。
の部材として磁性体15の鉄筋等を使うことにより非磁
性体14を補強した場合を示した。
【0015】図7は、図3の実施例において、支持物8
の構造を示した。支持物8は、非磁性体16だけで作っ
た場合を示した。
の構造を示した。支持物8は、非磁性体16だけで作っ
た場合を示した。
【0016】図8は、図3の実施例において、支持物8
の部材として磁性体17の鉄筋等を使うことにより非磁
性体16を補強した場合を示した。
の部材として磁性体17の鉄筋等を使うことにより非磁
性体16を補強した場合を示した。
【0017】本発明の実施例によれば、落雷がある場合
には、軌道および列車よりも高い位置に張り渡した電導
体線に落雷を誘導し、雷のエネルギを地中に逃がすので
軌道上の電気設備および列車を落雷から保護することが
できる。
には、軌道および列車よりも高い位置に張り渡した電導
体線に落雷を誘導し、雷のエネルギを地中に逃がすので
軌道上の電気設備および列車を落雷から保護することが
できる。
【0018】更に、本発明の実施例によれば、支持物、
および支持柱に非磁性体の部材をも使うことにしたこと
により、支持物および支持柱に磁性体の部材だけを使う
場合に比べて、リニアモータの走行抵抗に関わる磁気的
影響を低減できる。
および支持柱に非磁性体の部材をも使うことにしたこと
により、支持物および支持柱に磁性体の部材だけを使う
場合に比べて、リニアモータの走行抵抗に関わる磁気的
影響を低減できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、落雷がある場合には、
軌道上に張りわたした電導体線に雷を誘導して雷のエネ
ルギを大地に逃がすことになるので、軌道への落雷を防
ぐことができ、軌道上の電気設備を落雷から守ることが
でき、安全なリニアモータ式輸送システム構成すること
ができる。
軌道上に張りわたした電導体線に雷を誘導して雷のエネ
ルギを大地に逃がすことになるので、軌道への落雷を防
ぐことができ、軌道上の電気設備を落雷から守ることが
でき、安全なリニアモータ式輸送システム構成すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例の説明図。
【図2】支持柱,支持物等の取り付け例の説明図。
【図3】本発明の他の実施例の説明図。
【図4】支持柱,支持物等の取り付け例の説明図。
【図5】支持柱を非磁性体で作った場合の例の説明図。
【図6】非磁性体で作った支持柱を磁性体の鉄筋等で補
強した場合の例の説明図。
強した場合の例の説明図。
【図7】支持物を非磁性体で作った場合の例の説明図。
【図8】非磁性体で作った支持物を磁性体の鉄筋等で補
強した場合の例の説明図。
強した場合の例の説明図。
1…軌道、2…き電線、3…スイッチ、4…推進コイ
ル、5…列車、6…界磁極、7…支持柱、8…支持物、
9…電導体線、10…接地線、11…大地、12…接地
極、13…碍子。
ル、5…列車、6…界磁極、7…支持柱、8…支持物、
9…電導体線、10…接地線、11…大地、12…接地
極、13…碍子。
Claims (3)
- 【請求項1】軌道に沿って列設された複数の推進コイル
からなる推進コイル群を複数群備え、前記推進コイル群
に電流を通電する電力変換器を備え、前記推進コイル群
と電力変換器とを接続するき電線とスイッチとを備え、
前記軌道上を走行する列車は車上に搭載された界磁極を
備え、前記電力変換器により前記推進コイル群に電流を
通電して前記推進コイルと列車に搭載された前記界磁極
との間に電磁気力を発生させて列車を推進させるリニア
モータ式輸送システムにおいて、少なくとも前記軌道の
明かり区間に沿って複数の支持柱を列設し、前記支持柱
に取り付けられた支持物を備え、前記支持柱に取り付け
られた支持物に支持されて軌道に沿って支持柱間にわた
って張りわたされ少なくとも1カ所で同じく電導体線で
ある接地線の一方の端に接続された電導体線を備え、前
記電導体線に一方の端が接続されてなり他の一方の端は
電導体である接地極に接続されてなる電導体である接地
線を備え、前記接地極は大地中に接地されることを特徴
とするリニアモータ式輸送システムの保護装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記軌道に沿って列設
された列車の車高よりも高い支持柱を備え、前記支持柱
に列車の車高よりも高い位置に取り付けられ軌道の内側
上空で列車の車高よりも高い位置に前記電導体の支持点
がくる様に取り付けられた前記支持物を備え、前記支持
物に軌道内上空で支持されてなり列車の車高よりも高い
位置に軌道に沿って張り渡され少なくとも1カ所で接地
線に接続される電導体線を備え、前記電導体線に一方の
端が接続され他の一方の端が電導体である接地極に接続
される前記接地線を備え、前記接地極は地中に接地され
るリニアモータ式輸送システムの保護装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記支持物および支持
柱は少なくとも非磁性体の部材を含むリニアモータ式輸
送システムの保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10425197A JPH10291433A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | リニアモータ式輸送システムの保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10425197A JPH10291433A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | リニアモータ式輸送システムの保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10291433A true JPH10291433A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14375725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10425197A Pending JPH10291433A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | リニアモータ式輸送システムの保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10291433A (ja) |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP10425197A patent/JPH10291433A/ja active Pending
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