JPH10285587A - マルチウインドウ画像表示方式とこの方式を使用した遠隔検査システム - Google Patents

マルチウインドウ画像表示方式とこの方式を使用した遠隔検査システム

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JPH10285587A
JPH10285587A JP8163997A JP8163997A JPH10285587A JP H10285587 A JPH10285587 A JP H10285587A JP 8163997 A JP8163997 A JP 8163997A JP 8163997 A JP8163997 A JP 8163997A JP H10285587 A JPH10285587 A JP H10285587A
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terminal device
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Application number
JP8163997A
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Inventor
Kensuke Uehara
堅助 上原
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TSUSHIN HOSO KIKO
Toshiba Corp
Original Assignee
TSUSHIN HOSO KIKO
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像をマルチウインドウ表示する際
に、表示位置の設定操作を何ら行わなくても各画像を常
に適切な位置関係で表示できるようにし、これにより画
像の視認性の向上とユーザの操作性の向上を図る。 【解決手段】 患者側の端末装置100Aにおいて、患
部を撮像した静止画データに対しDCT計算を行ってそ
の計算結果を基に制御部103Aでぼけ領域を検出し、
この検出データを医師側の端末装置300Aに通知して
いる。そして、医師側の端末装置300Aにおいて、制
御部302Aが上記通知されたぼけ領域の検出データを
もとに患者側の端末装置100Aから伝送された静止画
データ中のぼけ領域を認識し、このぼけ領域に患者側の
端末装置100Aから伝送された患者の上半身を撮像し
た動画像を貼り付けて、表示装置305に表示するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は、複数の画像を
共通の画面に重ねて表示するマルチウインドウ画像表示
方式と、この方式を適用した遠隔検査システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、遠隔地同士を通信回線を介して接
続して病気等の診断を行う遠隔検査システムが普及して
きている。この種のシステムは、例えば医師が駐在する
検査センタと、遠隔地にいる患者の自宅あるいはサービ
ス拠点との間を通信回線を介して接続し、医師と患者と
の間で映像および音声を伝送することにより医師が患者
の病気の診断や健康相談を行うものである。
【0003】図19は、この種のシステムの概略構成を
示すものである。同図において、患者側の端末装置10
には患者の全体像または上半身像を撮像する第1のカメ
ラ11と、患者の患部などの特定部位を高精細で撮像す
る第2のカメラ12が設けられている。これらのカメラ
11,12により撮像された画像信号は、それぞれ動画
符号化部13および静止画符号化部14で符号化圧縮さ
れたのち、通信インタフェース(通信I/F)16から
通信網20を介して医師側の端末装置30へ伝送され
る。
【0004】医師側の端末装置30では、上記患者側の
端末装置10から伝送された符号化動画データおよび符
号化静止画データが通信インタフェース(通信I/F)
31で受信されたのち、それぞれ動画復号化部32およ
び静止画復号化部33で復号伸張されて表示装置34に
表示される。図20および図21はその表示例を示すも
ので、図20では患者の上半身の動画像が表示され、ま
た図21では患者の患部である足部を撮像した高精細の
静止画像が表示される。
【0005】また医師側の端末装置30にもカメラ36
が設けられている。このカメラ36により撮像された医
師の上半身画像は、動画符号化部37で符号化圧縮され
たのち上記通信I/F31から通信網20を介して患者
側の端末装置10に伝送される。そして、この患者側の
端末装置10において、動画復号化部17で復号伸張さ
れたのち表示装置18に表示される。
【0006】さらに患者側および医師側の各端末装置1
0,30には、音声入出力部19,38と、スピーカ2
1a,39aおよびマイク21b,39bとからなる通
話装置が設けられており、これらの通話装置を使用する
ことで患者と医師との間で通話が行える。
【0007】このようなシステムを使用することで、医
師は遠隔地にいる患者からテレビ電話により患部の様態
を聞き、かつ高精細の静止画像で患部を詳細に観察する
ことにより、適切な診察を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
システムでは、医師が患者の動画像と患部の静止画像を
それぞれ視認しようとすると、これらの画像を適宜切り
替えて表示装置36に表示する必要があり、大変不便で
ある。そこで、最近では例えば図22に示すように、患
者の動画像と患部の静止画像を表示装置36の表示画面
上にマルチウインドウ表示することが試みられている。
【0009】しかし、この種の従来の表示制御方式は、
患者の動画像の表示位置と患部の静止画像の表示位置を
それぞれ予め固定的に設定している。このため、これら
の表示位置の位置関係によっては、例えば図23のよう
に患部の静止画像の一部が動画像に隠れてしまうといっ
た不具合を生じる。またこのような不具合をなくすため
に、例えば医師が表示画画上でマウス操作を行って患者
の人物画像の映像を図24に示すように移動できるよう
にすることも考えられている。しかしこの方式では、患
部の映像に合わせてその都度手作業で動画像の表示位置
を移動させなければならず、操作が著しく面倒だった。
【0010】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、複数の画像をマルチウ
インドウ表示する際に、表示位置の設定操作を何ら行わ
なくても各画像を常に適切な位置関係で表示できるよう
にし、これにより画像の視認性の向上とユーザの操作性
の向上を図り得るマルチウインドウ画像表示方式とこの
方式を使用した遠隔検査システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は次のような手段を講じたものである。
【0012】(1)一つの表示画面に、第1の画像と第
2の画像とをマルチウインドウ表示するマルチウインド
ウ画像表示方式において、前記表示画面に表示される第
1の画像中から精細度が所定レベルに満たない低精細領
域および精細度が所定レベル以上の高精細領域のうちの
少なくとも一方を検出し、その検出結果を基に第2の画
像を表示するに適当なぼけ領域を検出する検出手段と、
この検出手段により検出された前記第1の画像中のぼけ
領域に前記第2の画像を重ねて表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0013】一般に患部等を撮像した場合、その静止画
像は重要部分には焦点が合って高精細の画像となるが、
その他の部位では焦点が外れて画像にぼけが生じる傾向
がある。したがって、上記したように第1の画像中から
ぼけ領域を検出してこの領域に第2の画像を表示すれ
ば、第1の画像の重要部分を常に避けた状態で第2の画
像を表示することができる。
【0014】すなわち、表示位置の設定操作を何ら行わ
なくても自動的に各画像を常に適切な位置関係で表示す
ることが可能となり、これにより画像の視認性の向上と
ユーザの操作性の向上をそれぞれ図ることができる。
【0015】(2)上記検出手段は、第1の画像を直交
変換してこの変換後の多項式の高周波項をもとに精細度
の判定を行い、その判定結果からぼけ領域を検出するこ
とを特徴とする。
【0016】(3)上記直交変換を用いてぼけ領域の検
出を行う際の具体的手法としては、第1の画像全体につ
いて所定の画素ブロックごとに離散コサイン変換を行っ
たのち、この変換により得られた複数の高周波項に重み
係数を乗じてその総和を求め、この総和を各画素ブロッ
クごとの精細度の判定基準とし、この判定基準をもとに
前記第1の画像の各画素ブロックごとにぼけ領域か否か
を判定するものがあげられる。
【0017】(4)また、前記検出手段は、第1の画像
の輝度信号から画像の精細度を調べ、この精細度が所定
レベルに満たない領域をぼけ領域として検出することを
特徴とする。
【0018】(5)さらに、前記検出手段は、第1の画
像がカラー画像である場合に、このカラー画像の特定の
色についてその精細度を調べ、この精細度が所定レベル
に満たない領域をぼけ領域として検出することを特徴と
する。
【0019】(6)前記検出手段は、第1の画像を大き
さの等しい複数の単位領域に分け、これらの単位領域ご
とに精細度の判定を行ってその判定結果からぼけ領域を
検出することを特徴とする。
【0020】(7)前記検出手段は、前記単位領域の大
きさおよび形状をを、第2の画像の大きさおよび第1の
画像中の重要部分の大きさに応じて動的に可変設定する
ことを特徴とする。
【0021】(8)前記検出手段は、第1の画像中の四
隅に相当する領域を選択してこれらの領域について精細
度の判定を行い、その判定結果からぼけ領域を検出する
ことを特徴とする。
【0022】(9)前記表示制御手段は、前記検出手段
により精細度が所定レベル未満のぼけ領域が複数検出さ
れた場合には、これらの検出された領域の中から任意の
領域を選択して、この選択した領域に第2の画像を重ね
て表示することを特徴とする。
【0023】(10)前記表示制御手段は、前記検出手
段により精細度が所定レベル未満のぼけ領域が複数検出
された場合には、これらの領域を操作者に知らせ、操作
者が上記複数の領域の中から一つを選択する操作を行っ
た場合に、この選択操作により指定された領域に第2の
画像を重ねて表示することを特徴とする。
【0024】(11)前記表示制御手段は、前記検出手
段によりぼけ領域が検出されなかった場合には、第2の
画像の表示を行わないことを特徴とする。
【0025】(12)前記検出手段は、ぼけ領域が検出
されなかった場合に、前記表示画面における第1の画像
の表示位置および第1の画像を撮像する際の撮像アング
ルのうちの少なくとも一方を変化させ、この変化後の第
1の画像中からぼけ領域を検出することを特徴とする。
【0026】(13)操作者が第2の画像の表示領域を
指定入力する操作手段をさらに備え、前記表示制御手段
は、前記検出手段によりぼけ領域が検出されなかった場
合にはその旨を操作者に知らせ、これに対し操作者が前
記操作手段により表示領域を指定する操作を行った場合
に、この操作により指定された領域に第2の画像を重ね
て表示することを特徴とする。
【0027】(14)操作者が第1の画像の表示位置お
よび大きさの少なくとも一方を可変する指示を入力する
ための操作手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前
記操作手段により入力された指示内容および前記検出手
段の検出結果に基づいて第2の画像を表示する領域を決
定し、この決定した領域に第2の画像を重ねて表示する
ことを特徴とする。
【0028】(15)第1の端末装置と、この第1の端
末装置に対し通信回線を介して接続される第2の端末装
置とを備え、第1の端末装置で被検体を異なる複数のア
ングルでそれぞれ撮像して第1の画像および第2の画像
を得、これら第1および第2の画像を前記通信回線を介
して第2の端末装置に伝送して表示部にマルチウインド
ウ表示する遠隔検査システムにおいて、前記第1および
第2の画像をそれぞれ符号化圧縮して前記第1の端末装
置から第2の端末装置へ伝送する符号化送信手段と、前
記第1の画像中から精細度が所定レベルに満たないぼけ
領域および精細度が所定レベル以上の高精細領域のうち
の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記第1の端
末装置から伝送された第1および第2の符号化画像を前
記第2の端末装置で復号伸張する受信復号手段と、この
受信復号手段により復号伸張された第1の画像を前記表
示部に表示するとともに、前記検出手段の検出結果をも
とに前記第1の画像中のぼけ領域を認識し、このぼけ領
域に前記受信復号手段により復号伸張された第2の画像
を重ねて表示する表示制御手段とを具備したことを特徴
とするものである。
【0029】(16)前記検出手段は、符号化送信手段
が第1の画像を非可逆圧縮方式により符号化圧縮して伝
送する場合には、第1の端末装置において符号化送信手
段による符号化圧縮前にぼけ領域あるいは高精細領域の
検出を行ってその検出結果を第2の端末装置へ伝送し、
前記表示制御手段は、前記第1の端末装置から伝送され
た検出結果をもとに第1の画像中のぼけ領域を認識し、
このぼけ領域に復号伸張された第2の画像を重ねて表示
することを特徴とする。
【0030】(17)前記検出手段は、符号化送信手段
が第1の画像を可逆圧縮方式により符号化圧縮して伝送
する場合には、第2の端末装置において受信復号手段に
より復号伸張された第1の画像からぼけ領域あるいは高
精細領域の検出を行ってその検出結果を表示制御手段に
与え、前記表示制御手段は、前記検出手段から与えられ
た検出結果をもとに第1の画像中のぼけ領域を認識し、
このぼけ領域に復号伸張された第2の画像を重ねて表示
することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、この発明に係わる画像表
示方式を使用した遠隔検査システムの第1の実施形態を
示す回路ブロック図である。このシステムは、患者側の
端末装置100Aと医師側の端末装置300AとをIS
DN網からなる通信網200を介して接続したものであ
る。
【0032】まず患者側の端末装置100Aは、患者の
全体像あるいは上半身像を撮像する第1のカメラ101
と、患者の患部などの特定部位を高精細で撮像する第2
のカメラ105とを備えている。これらのカメラ10
1,105は、ともに例えばCCDカメラまたはCMO
Sカメラからなる。
【0033】このうち第1のカメラ101により撮像さ
れた患者の全体像あるいは上半身像の撮像信号は、カメ
ラ101内でデジタル化されたのち動画符号化部102
に入力される。この動画符号化部102は、上記ディジ
タル撮像信号を動画として符号化圧縮する。動画圧縮方
式としては、例えばテレビ電話システムの符号化方式と
して多く使用されているH.261方式が使用される。
【0034】これに対し第2のカメラ105は、患者の
患部を撮像してその静止画信号をディジタル化して出力
する。RCB/YIQ変換部107は、上記第2のカメ
ラ105から出力されたディジタル静止画信号を、RG
B表示系から輝度信号を抽出するためにYIQ表示系に
変換する。そして、この変換後の静止画信号をJPEG
圧縮部110に入力する。
【0035】JPEG圧縮部110は、上記YIQの各
信号に対応して3個の画素ブロック化部111,11
3,114と、3個のDCT計算部112,115,1
16とを有している。このうち画素ブロック化部11
1,113,114はそれぞれ、上記静止画信号のうち
の輝度信号(Y)、色差信号(I),(Q)を所定の画
素単位でブロック化する。DCT計算部112,11
5,116はそれぞれ、上記画素ブ口ック化部111,
113,114から出力された信号に対し、画素ブロッ
クごとに離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine
Transform )のための演算を行う。そして、これらのD
CT計算部112,115,116により得られた輝度
信号(Y)、色差信号(I),(Q)のDCT計算結果
は、静止画符号化部117にそれぞれ入力され、ここで
符号化圧縮処理が行われる。圧縮方式としてはJPEG
方式が使われる。
【0036】制御部103Aは、患者側の端末装置10
0A全体を制御する制御するもので、特に本発明に係わ
る静止画データのぼけ領域検出機能およびその検出デー
タを後述する医師側の端末装置300Aへ通知する機能
を有している。
【0037】通信インタフェース(通信I/F)104
は、制御部103Aの指示に従って通信網200に対す
るアクセスを行うとともに、このアクセスにより医師側
の端末装置300Aとの間に形成された通信チャネルを
介して符号化画像データおよび音声データ等の送受信を
行う。
【0038】一方、医師側の端末装置300Aは次のよ
うに構成される。すなわち、上記患者側の端末装置10
0Aから伝送された符号化動画データおよび符号化静止
画データを通信インタフェース(通信I/F)301で
受信する。そして、これらの符号化動画データおよび符
号化静止画データをそれぞれ動画復号化部303および
静止画復号化部304に入力する。動画復号化部303
は、上記符号化動画データをH.261方式により復号
伸張する。静止画復号化部304は、上記符号化静止画
データをJPEG方式により復号伸張する。表示装置3
05は、上記各復号化部303,304で復号伸張され
た動画データおよび静止画データを表示する。
【0039】制御部113は、医師側の端末装置300
A全体を統括的に制御するもので、既存の制御機能に加
えてこの発明に係わる画像配置制御機能を有している。
この画像配置制御機能は、上記動画データと静止画デー
タを上記表示装置305にマルチウインドウ表示する際
に、患者側の端末装置100Aからの通知データに基づ
いて静止画データ中のぼけ領域を認識し、このぼけ領域
に動画データを重ねて表示するようにウインドウの配置
を決定する。
【0040】なお、図1には示さなかったが、患者側お
よび医師側の各端末装置100A,300Aには、前記
図19と同様に音声通話のための装置および医師の上半
身像を動画伝送して患者側の表示装置に表示する装置が
設けられている。
【0041】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。まず、患者側の端末装置100Aでは
各カメラ101,105のアングル調整が行われる。す
なわち、カメラ101は患者の人物画像を動画として撮
像するものであるため、アングルを細かく制御せず固定
的に患者に向ける。但し、医師側から見て患者の上半身
のアングルが適切でない場合には、医師側から音声通話
により患者あるいは家人に指示して、カメラ101のレ
ンズの方向等を変えて、最良な状態に固定させる。
【0042】一方、患部はカメラ105で撮像される。
ここで、患者の家族あるいは患者本人は、カメラ105
の位置を患部近くで最適なアングルになるように予め設
定しておく。医師は、表示装置305に表示された患部
の静止画像を見ながら、端末装置300Aに設けられて
いる遠隔調整装置を操作することにより、患者側の端末
装置100Aへ操作制御データを送り、これによりカメ
ラ駆動部106を遠隔制御して、カメラ105の向きが
最良のアングルとなるように調整する。なお、カメラ駆
動部106ではカメラ105のズーミング、パンニン
グ、チルティングおよびフォーカシング等が制御でき
る。
【0043】さて、以上のように各カメラ101,10
5のアングル調整が終了すると、医師は遠隔操作により
診断のための患部の静止画撮影を開始する。この静止画
撮影は診断に最適な静止画像が得られるまで試行錯誤的
に複数回行われる。
【0044】そうすると、撮影毎にカメラ105から出
力された患部のRGB信号は、RGB/YIQ変換部1
07でYIQ信号に変換され、これにより輝度信号が抽
出される。そして、上記RGB/YIQ変換部107か
ら出力された輝度信号(Y)および各色差信号(I),
(Q)は、それぞれ画素ブロック化部111,113,
114で所定の画素単位にブロック化されたのち、DC
T計算部112,115,116に入力されてここでD
CT計算される。
【0045】これらの輝度信号に関するDCT計算値お
よび色差信号に関するDCT計算値はともに静止画符号
化部117に入力され、ここで静止画用のJPEG圧縮
処理が行われる。そして、この圧縮された符号化静止画
データは、通信I/F104から通信網200を介して
医師側の端末装置300Aに送られる。そうすると医師
側の端末装置300Aでは、上記符号化静止画データが
通信I/F01で受信されたのち静止画復号化部304
に入力され、ここでJPEG伸張されて表示装置305
に供給され静止画として表示される。
【0046】ところで、上記静止画伝送のための処理と
並行して、患者側の端末装置100Aの制御部103A
では、上記静止画データ中のぼけ領域を検出するための
処理が行われる。ここで、静止画データには上記したよ
うに色差信号と輝度信号が含まれているが、画面のぼけ
具合を検出するには輝度信号があれば十分である。そこ
で、制御部103Aにはぼけ領域検出用として上記輝度
信号のDCT計算値が入力される。
【0047】以下、このぼけ領域検出に係わる処理を詳
しく説明する。すなわち、画素ブロック化部111で
は、輝度データ(Y)について画面全体にわたり例えば
図2に示すように8×8ビットの画素ブロックに分割さ
れる。そして、DCT計算部112ではこの画素ブロッ
ク単位でDCT計算が行われる。このDCTの計算式を
以下にに示す。
【数1】
【0048】同式において、axyは図8に示すように
一つの画素ブロックにおける各画素の輝度を示してい
る。DCTブロックの各点のDCT値はbxyで表さ
れ、このDCT値bxyは図8のようになる。ここで、
bxyにおいて、xyが小さい領域は画像成分の低周波
項を示し、またxyが大きい領域は高周波項を示してい
る。
【0049】ところで、静止画中のぼけの情報は特に高
周波項に現れる。そこで、図8では、網掛けで示したb
56〜b64のどの項が画面の精細度に影響するかを評
価するために次式を定義している。
【数2】
【0050】同式のβ1は、b64からb56までの各
項の絶対値に、貢献度としての重みα1〜α9を乗じた
のち総和をとった値で、該当するブロックの高周波項の
大きさを示す評価値である。なお、α1〜α9の値は、
実際に現場で種々の静止画面をサンプル収集してb64
からb56の各値を計測することにより、最適な係数に
なるように決定される。また、複数個の画素ブロックで
構成された領域全体の高周波項の評価値は、
【数3】
【0051】に示すように各画素ブロックのβ1をその
領域のブロック数で総和した値φ1で表される。図3
は、各ブロックの評価値φ1,φ2,…を図示したもの
である。そして、指定された領域のぼけ具合を検査する
場合には、
【数4】
【0052】に示すようにφの値が予め決められたしき
い値Φ以下であるか否かを判定する。そして、φの値が
しきい値Φ以下であれば、その領域は他の領域よりぼけ
ているとみなされる。
【0053】また、JPEG圧縮の場合、輝度信号と色
差信号についてDCT計算を行い、画質に大きな影響を
与えない高周波項を荒く量子化することにより、結果と
して圧縮の効果を上げている。このため、医師側の端末
装置300Aの静止画復号化部304で伸長した静止画
は、DCT計算の際に高周波分が縮小あるいは削除され
ている。したがって、静止画のぼけ具合を検査するに
は、送信側の端末装置100AにおいてDCT計算を行
ったのち量子化する前で行う必要がある。
【0054】そこで、本実施形態では、送信側の端末装
置100AのDCT計算部112において得られた計算
結果からぼけ領域を認識し、その領域情報を医師側の端
末装置300Aに通知する。そして、医師側の端末装置
300Aにおいて、通知された領域情報をもとに静止画
像中の該当する領域を特定して、この領域に患者側の端
末装置100Aから伝送された患者の動画像を張り付け
るようにしている。
【0055】ちなみに、医師側の端末装置300Aにお
いて伝送された静止画データからぼけ領域を検出しよう
とすると、この伝送された静止画データの高周波成分は
先に述べたように患者側の端末装置100AのDCT計
算により縮小または削除されているため、再度DCT計
算を行っても高周波成分が小さくなり正確な検査を行え
ない。
【0056】以上のようにこの実施形態では、患者側の
端末装置100Aにおいて、患部を撮像した静止画デー
タに対しDCT計算を行ってその計算結果を基に制御部
103Aでぼけ領域を検出し、この検出データを医師側
の端末装置300Aに通知している。そして、医師側の
端末装置300Aにおいて、制御部302Aが上記通知
されたぼけ領域の検出データをもとに患者側の端末装置
100Aから伝送された静止画データ中のぼけ領域を認
識し、このぼけ領域に患者側の端末装置100Aから伝
送された患者の上半身を撮像した動画像を貼り付けて、
表示装置305に表示するようにしている。
【0057】したがって、患者の動画像を患部の静止画
像に重ねてマルチウインドウ表示する際に、動画像の表
示位置が静止画像の重要領域を除いた余白位置となるよ
うに自動的に最適位置に設定される。このため、医師は
動画像の表示位置を手操作で設定するといった面倒な操
作に煩わされることなく、常に最適な状態で静止画像と
動画像とをそれぞれ視認することができ、これにより患
者の顔の表情などを見ながら患部について正確な診断を
下すことができる。
【0058】また、静止画データ中のぼけ領域の検出を
患者側の端末装置100AのJPEG圧縮前に行ってい
るので、JPEG圧縮方式として非可逆圧縮方式を使用
している場合でも、医師側の端末装置300Aにおいて
伝送後の静止画データから検出する場合に比べて、高精
度の検出を行うことができる。
【0059】(他の実施形態)この発明の他の実施形態
としては、以下のような種々形態が考えられる。
【0060】(1)静止画像中のぼけ領域を検出する場
合に、例えば図4に示すごとく画面を大きさの等しい複
数の単位領域に分け、これらの単位領域ごとにぼけ判定
を行ってぼけ領域か否かを決定するようにしてもよい。
【0061】さらに、静止画像中の左上、右上、左下及
び右下の四隅に限定してこの4カ所についてぼけ判定を
行う。そして、これらの領域のうちで最もφの値が小さ
い領域を一つ選択して、この領域を表すデータを医師側
の端末装置300Aに通知し、医師側の端末装置300
Aで上記通知された領域に患者の動画像を貼り付けるよ
うにしてもよい。このようにすると、静止画像の全領域
についてぼけ検出を行う場合に比べて、少ない演算量で
短時間に検出を行うことができる。
【0062】なお、上記四隅の各領域がいずれもぼけ領
域ではないと判定された場合には、静止画像の上記四隅
を除いた全領域についてぼけ判定を行い、その結果から
ぼけ領域を検出すればよい。
【0063】(2)また、φの値がしきい値Φ以下とな
るぼけ領域を複数箇所検出できた場合には、これらの領
域を表すデータを医師側の端末装置300Aに通知し、
医師側の端末装置300Aにおいてこれらの領域を表示
装置305に表示して医師が任意に選択できるようにし
てもよい。
【0064】(3)また、φの値がしきい値Φ以下とな
る条件の元で、できるだけ領域の面積を大きく確保でき
るように、画面全体にわたって領域の大きさを変えなが
らφの値を計算しながら探索するようにしてもよい。例
えば、図4ではぼけを検出するための単位領域を一定の
大きさに固定した場合を示したが、このようにせず単位
領域を動的に変化させることで、例えば図6および図7
に示すように動画像の貼り付け位置の大きさを動的に変
化させるようにしてもよい。
【0065】(4)さらに、動画像の表示領域の形状は
長方形または正方形に固定せずに可変するようにしても
よい。例えば、動画像の表示領域の角が患部に触れてし
まう場合には、図6に示したように動画像の表示領域を
小さくせざるを得ない。しかし、例えば図8に示すよう
に動画像の表示領域の形状を方形としないで自由な形状
にすると、静止画像の患部部位を避けてできる限り大き
な動画像表示領域を確保できる。
【0066】(5)また、動画像の表示領域の形状を方
形に固定する場合には、動画像表示領域を貼り付ける位
置に静止画の患部領域があっても、この患部領域の精細
度が所定レベル以下であれば、当該患部領域はそれほど
重要な部位ではないと判断して、この患部領域に上記動
画表示領域を重ねて表示するようにしてもよい。図9は
その表示例を示すものである。
【0067】(6)さらに、静止画像の全領域を探索し
ても評価値φの値がしきい値Φ以下となる条件を満たす
領域が見つからなかった場合には、静止画像の全領域が
重要領域とみなして、動画像を貼り付けないようにする
とよい。
【0068】なお、このように動画像表示領域を貼り付
けるための領域が見つからなかった場合には、その旨を
患者側の端末装置100Aから医師側の端末装置300
Aに伝送して医師に通知し、医師が表示画面を見ながら
手操作により任意の位置に動画像表示領域を設定できる
ようにしてもよい。
【0069】(7)また、例えば図10に示すように動
画像表示領域の貼り付け位置が静止画像の患部に接触す
る場合には、図11に示すように医師が手操作で静止画
像の表示位置を移動させる。これによっても動画像表示
領域が静止画像の患部部位に接触しないようにできる。
【0070】なお、静止画の表示位置を移動させる手法
としては、表示装置305における静止画像の表示位置
を移動させるもの以外に、医師の遠隔操作により患者側
の端末装置100Aのカメラ駆動部106を駆動させ、
これによりカメラ101の向きを変えて図11に示した
アングルになるようにしてもよい。
【0071】(8)また、図1に示した構成では、カメ
ラ101から出力されたRGB信号をRGB/YIQ変
換部107で輝度信号と色差信号に変換していたが、図
12に示すようにRGB信号を直接利用してもよい。R
GB信号を直接利用することにより、特定の色について
画像の精細具合を調べることができる。例えば、患者の
患部を検査する場合には肌色を対象として、肌色の精細
具合を調べることにより、患部近傍を容易に探索するこ
とができる。
【0072】すなわち、RGBの各信号はそれぞれ画素
ブ口ック化部121,122,123にそのまま入力さ
れ、ここで各々所定画素ずつにブロック化されたのちD
CT計算部124,125,126でDCT計算され
る。そして、そのDCT計算値は静止画符号化部127
に入力されて、ここでJPEG圧縮される。
【0073】またそれとともに上記各DCT計算部12
4,125,126により得られたDCT計算値は、ぼ
け領域の検出のために制御部103Bに入力される。制
御部103Bでは、R信号、B信号およびG信号の各画
素ブロックにおける精細度(ぼけ具合)をそれぞれ以下
に示す評価式により求める。
【数5】
【0074】
【数6】
【0075】
【数7】
【0076】なお、上記各式における重み付け値α1〜
α9は、特定の色(例えば肌色)に対するRGB成分の
貢献具合を加味して、実験により最適な値が選ばれる。
【0077】そして、
【数8】
【0078】より、特定の色における対象調査領域の高
周波成分の評価値φが計算される。そして、この評価値
φが予め決められたしきい値Φを超えているか否かが
【数9】
【0079】で表される判定式により判定され、超えて
いる場合にこの領域は肌色成分が多いと判定される。
【0080】例えば、図13において判定領域のうち、
斜線で表した領域が肌色について上記条件式を満足して
いる場合には、この領域が全画面において肌色について
ぼけの度合いが最も少なく、焦点が合っていることを示
している。
【0081】そして、この領域をさらに見やすくするた
めに、上記判定領域を画面の端部から中央部に移動させ
る。この場合、移動方法には医師側の端末装置300B
において表示装置305の表示画面上で画面全体を斜め
右上に移動する方法と、医師の操作により患者側の端末
装置100Bのカメラ駆動部106を遠隔制御してカメ
ラ105のアングルを調整することで、患部が中央部に
位置するように表示位置を移動させる方法がある。
【0082】(9)また、前記判定式による判定で一旦
選択領域が決まった後、この領域についてある特定の色
についての評価値φが最も大きくなるようにカメラ駆動
部106の焦点機構を調整し、この状態で患部をカメラ
105で撮像してその撮像画像データを評価するという
手順を繰り返すことにより、評価値φを最大にすること
ができる。すなわち、ある特定の色に関して該当する領
域内で最も鮮明な状態に追い込むことができる。(1
0)上記(8)および(9)では、患部の特定の色を対
象としてRGB信号の貢献度合いを評価の基準としてい
る。しかし、輝度信号により患部における精細度の評価
を行うことにより、精細領域またはそれ以外のぼけ領域
を検出してもよい。
【0083】(11)一般的に、JPEG圧縮は非可逆
圧縮で使用することが多く、画像を10分の1、あるい
は20分の1程度に圧縮することが可能である。しか
し、JPEG圧縮として可逆圧縮方式を使用してもよ
い。圧縮比率は2分の1あるいは3分の1程度で小さい
が、医師側の端末装置で画像を元の状態に完全に再現で
きる利点がある。
【0084】図15は、前述の可逆圧縮方式を本発明に
応用した場合のシステム構成を示すものである。患者側
の端末装置100Cにおいて、カメラ105から出力さ
れたRGB信号は、RGB/YIQ変換部107で輝度
信号と色差信号に変換されたのち、静止画符号化部13
0に入力されてここでJPEG可逆圧縮される。そし
て、この符号化画像データは、通信I/F104から通
信網200を介して医師側の端末装置300Cに伝送さ
れる。
【0085】医師側の端末装置300Cでは、上記符号
化画像データが通信I/F301で受信されたのち静止
画復号化部304でJPEG伸長され、これにより元の
画像に再現される。そして、この再現された輝度信号と
色差償号は、YIQ/RGB変換部309でRGB信号
に変換され、このRGB信号は表示装置305に入力さ
れて表示される。
【0086】一方、上記静止画復号化部304から出力
された各信号のうちの輝度信号は、画素ブロック化部3
06で所定画素単位で画素ブロック化されたのちDCT
計算部307でDCT計算され、その計算値が制御部3
02Cに入力される。制御部302Cでは、上記DCT
計算値をもとに評価値φが求められ、さらにこの評価値
φがしきい値Φ以下となるか否かが判定される。そし
て、この判定によりφ<Φとなる領域が見つかった場合
に、この領域に動画像表示領域を設定してここに別途患
者側の端末装置100Cから伝送された患者の動画像を
表示させる。
【0087】この方式はJPEG圧縮できる比率が小さ
いため、非可逆圧縮に比較すると通信量が大きくなる欠
点がある。このため、通信回線の伝送速度が大きい通信
網に適している。しかし、その反面患者側の端末装置1
00CにおいてDCT計算を行わないため、その計算量
を少なくすることができ、これによって患者側の端末装
置100Cのハードウェアの小型化を図り、安価なシス
テムを提供することができる。この効果は、患者の負担
を軽減して、システムの普及を促進する上で極めて有効
である。
【0088】(12)上記図15に示したシステムで
は、JPEG可逆圧縮方式を採用することで医師側の端
末装置300Cで原画像を完全に再現し、この原画像に
ついてDCT計算を行ってその計算値から患者の動画像
を貼り付ける位置を決定するようにしていたが、図16
に示すように静止画像を圧縮せずに患者側の端末装置1
00Dから医師側の端末装置300Dへそのまま伝送す
る方式にしてもよい。この方式は、通信網200が高速
回線からなり、静止画像を特に圧縮して伝送量を少なく
する必要がない場合に適用できる。
【0089】すなわち、カメラ105から出力されたR
GB信号は、RGB/YIQ変換部107で輝度償号と
色差信号に変換されたのち、そのまま通信I/F104
から通信網200を介して医師側の端末装置300Dへ
伝送される。
【0090】これに対し医師側の端末装置300Dで
は、上記患者側の端末装置100Dから伝送された輝度
信号および色差信号が、通信I/F301で受信された
のちYIQ/RGB変換部309でRGB信号に変換さ
れ、そのまま表示装置305に入力されて表示される。
【0091】また、上記受信された輝度信号は、画素ブ
ロック化部306で所定画素単位で画素ブロック化され
たのちDCT計算部307でDCT計算され、その計算
値が制御部302Dに入力される。制御部302Dで
は、上記DCT計算値をもとに評価値が求められ、さら
にこの評価値φがしきい値Φ以下となるか否かが判定さ
れる。そして、この判定によりφ<Φとなる領域が見つ
かった場合に、この領域に動画像表示領域を設定してこ
こに別途患者側の端末装置100Dから伝送された患者
の動画像を表示させる。
【0092】(13)以上述べてきた各実施形態では、
患者の全体像または上半身の像をカメラ101で撮像し
て、これを動画として医師側の端末装置へ伝送すること
により、表示装置305において患部の静止画に重ね合
わせて表示していた。
【0093】しかし、例えば図17のように患者の人物
画像をカメラ101で撮像してこれを静止画符号化部1
08で静止画として符号化したのち医師側の端末装置3
00Eに伝送し、医師側の端末装置300Eにおいて上
記静止画として伝送された患者の人物像を患部の静止画
像のぼけた領域に重ね合わせて表示するようにしてもよ
い。
【0094】人物画像に対する静止画符号化は、患部の
静止画符号化と同様にJPEG圧縮を使用すればよい。
しかし、患者の人物像を符号化する場合には、患部の静
止画符号化のように高精細な符号化の必要はなく、人物
画像の概略が把握できる程度の低解像度の画像圧縮でよ
い。
【0095】また、患者の人物画像と患部の画像をとも
に静止画像として患者側の端末装置100Eから医師側
の端末装置300Eへ伝送した後は、静止画の送り直し
などが行われない限り通信回線では大容量のデータ伝送
が行われない。このため、このほとんど空き状態となっ
ている通信回線を使用して、高品質の音声データなどを
伝送するとよい。
【0096】(14)さらに、以上述べた各実施形態で
は、カメラ105で撮像する対象はカメラ101で撮像
された人物の患部に限定されていたが、カメラ105の
撮像対象はカメラ101で撮像される患者とは別の人の
患部でもよい。例えば、カメラ105により患者の患部
を撮像し、カメラ101により患者を介護する介護士ま
たは家族を撮像する。この場合、介護士または家族は、
医師とテレビ電話で通話を行いながら、カメラ105を
最適なアングルで患者の患部を撮像できるように調節す
る。
【0097】また、カメラ105の撮像対象は患者の患
部に限定する必要はなく、患者の顔であってもよい。こ
のようにすることで、医師は患者の表情や顔色などから
様態を診断することができる。
【0098】さらに、患者の病状を測定した計測器(例
えば体温計や血圧計等)の表示値をカメラ105で接写
して撮像し、医師に静止画として伝送してもよく、遠隔
検査に係わり、撮影して医師に精細な画像を送る用途に
使用してもよい。
【0099】(15)さらに、以上述べた各実施形態で
は、患者側の端末装置に2台のカメラ101,195を
設け、これらのカメラ101,105によりそれぞれ患
者の人物像と患部の静止画像を撮像していた。しかし、
1台のカメラにより患者の人物像と患部の静止画像をそ
れぞれ撮像するようにしてもよい。
【0100】図18はその構成を示す回路ブロック図で
ある。このシステムを動作させる場合には、医師が遠隔
操作によりカメラ駆動部106を駆動して、これにより
まずカメラ105を患者の患部に向けて撮像する。そう
するとこの場合には、カメラ105から出力されたRG
B信号がRGB/YIQ変換部107で輝度信号と色差
信号とに変換され、しかるのち画素ブロック化部11
1,113,114でブロック化されたのちDCT計算
部112,115,116でDCTが施される。そし
て、これらのDCT計算部112,115,116によ
り得られたDCT計算値は、静止画符号化部117でJ
PEG圧縮されて符号化静止画データとなったのち、通
信I/F104から医師側のの端末装置300Fに向け
送出される。また、このとき制御部103Fでは、上記
輝度信号のDCT計算値を用いて静止画像中のぼけ領域
が検出され、その検出データも医師側の端末装置300
Fへ送出される。
【0101】次に、同じくカメラ駆動部106を制御し
てカメラ105を患者の上半身に向けることで患者の人
物像を撮像させる。このときのカメラ105のアングル
は以後固定される。そうするとこの場合には、カメラ1
05から出力されたRGB信号が解像度変換部109に
入力され、ここで動画伝送用の低解像度の信号に変換さ
れる。例えば、動画符号化方式としてH.261方式を
採用している場合には、画像の共通フォーマットは32
5画素×288ライン×30フィールドに変換される。
そして、この変換後の信号は動画符号化部102でH.
261方式により動画として符号化され、しかるのち通
信I/F104から医師側の端末装置300Fに向け送
出される。
【0102】(16)なお、以上述べた各実施形態で
は、患者の遠隔診断システムを例にとり説明したが、病
理検体や細菌、植物の組織、鉱物の組成等の検査対象物
の顕微鏡画像を撮像してこれを静止画像として伝送し、
かつこれと並行して上記検査対象物の全体像を撮像して
これを符号化して伝送するシステムに本発明を適用して
もよい。また容疑者の指紋を撮像してこれを静止画像と
して伝送するとともに、容疑者の顔を撮像してこれを符
号化して伝送し、これらを照合センタで表示装置にマル
チウインドウ表示するシステムに本発明を適用してもよ
い。
【0103】さらに、本発明の画像表示制御方式は、複
数の撮像画像を通信回線を介して伝送するシステム以外
に適用することもできる。例えば、検査対象物について
異なるアングルから撮像した複数の画像や、異なる対象
物をそれぞれ撮像した複数の画像を、その場で表示装置
にマルチウインドウ表示する装置に適用できる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、一つ
の表示画面に、第1の画像と第2の画像とをマルチウイ
ンドウ表示する画像表示制御方式において、上記表示画
面に表示される第1の画像中から精細度が所定レベルに
満たない低精細領域および精細度が所定レベル以上の高
精細領域のうちの少なくとも一方を検出し、その検出結
果をもとに第2の画像を表示する上で適当なぼけ領域を
検出する検出手段と、この検出手段で検出された第1の
画像中のぼけ領域に上記第2の画像を重ねて表示する制
御手段とを備えたものである。
【0105】したがってこの発明によれば、複数の画像
をマルチウインドウ表示する際に、表示位置の設定操作
を何ら行わなくても各画像を常に適切な位置関係で表示
することができ、これにより画像の視認性の向上とユー
ザの操作性の向上を図り得るマルチウインドウ画像表示
方式とこの方式を使用した遠隔検査システムをを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示制御方式を採用した遠隔
検査シスデムの第1の実施形態を示す回路構成図。
【図2】静止画像中のぼけ領域を検出するための処理を
説明するための図。
【図3】ぼけ領域の検出単位を画面全体にわたって等分
に分割した場合を示す図。
【図4】ぼけ領域の検出単位を画面全体にわたって不均
等に分割した場合を示す図。
【図5】ぼけ領域を画面の四隅の領域のみを選択的に設
定する場合を示す図。
【図6】患部が大きく人物画像が小さく表示される場合
の例を示す図。
【図7】患部が小さく人物画像が大きく表示される場合
を示す図。
【図8】動画表示領域の形状を自由に設定した場合の例
を示す図。
【図9】患部の表示部位に動画表示領域の一部を重ねて
表示した場合の例を示す図。
【図10】患部の表示部位に動画表示領域の一部が重な
って表示される場合の例を示す図。
【図11】患部の表示位置を移動させた場合の表示例を
示す図。
【図12】この発明に係わる画像表示制御方式を採用し
た遠隔検査システムの他の実施形態の第1の例を示す回
路ブロック図。
【図13】静止画中の患部領域を画面下部から中央部へ
移動させる際の動作を説明するための図。
【図14】図13による移動の結果を示す図。
【図15】この発明に係わる画像表示制御方式を採用し
た遠隔検査システムの他の実施形態の第2の例を示す回
路ブロック図。
【図16】この発明に係わる画像表示制御方式を採用し
た遠隔検査システムの他の実施形態の第3の例を示す回
路ブロック図。
【図17】この発明に係わる画像表示制御方式を採用し
た遠隔検査システムの他の実施形態の第4の例を示す回
路ブロック図。
【図18】この発明に係わる画像表示制御方式を採用し
た遠隔検査システムの他の実施形態の第5の例を示す回
路ブロック図。
【図19】従来の遠隔検査システムの構成の一例を示す
回路ブロック図。
【図20】従来のシステムにおける患者の動画像の表示
結果を示す図。
【図21】従来のシステムにおける患部の静止画像の表
示結果を示す図。
【図22】従来のシステムにおける患者の動画像および
患部の静止画像をマルチウインドウ表示した例を示す
図。
【図23】従来のシステムにおける画像表示方式の問題
点を説明するための図。
【図24】従来のシステムにおける画像表示方式の他の
問題点を説明するための図。
【符号の説明】
100A,100B,100C,100D,100E,
100F…患者側の端末装置 101…動画撮像用のカメラ 102…動画符号化部 103A,103B,103C,103D,103E,
103F…患者側端末装置の制御部 104…通信インタフェース(通信I/F) 105…静止画撮像用のカメラ 106…カメラ駆動部 107…RGB/YIQ変換部 108,130…静止画符号化部 109…解像度変換部 110,120…JPEG圧縮部 111,113,114,121,122,123…画
素ブロック化部 112,115,116,124,125,126…D
CT計算部 117,127…静止画符号化部 200…通信網 300A,300B,300C,300D,300E,
300F…医師側の端末装置 301…通信インタフェース(通信I/F) 302A,302B,302C,302D,302E,
302F…医師側端末装置の制御部 303…動画復号化部 304…静止画復号化部 305…表示装置 306…画素ブロック化部 307…DCT計算部 309…YIQ/RGB変換部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの表示画面に、第1の画像と第2の
    画像とをマルチウインドウ表示するマルチウインドウ画
    像表示方式において、 前記表示画面に表示される第1の画像中から精細度が所
    定レベルに満たない低精細領域および精細度が所定レベ
    ル以上の高精細領域のうちの少なくとも一方を検出し、
    その検出結果を基に第2の画像を表示するに適当なぼけ
    領域を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記第1の画像中のぼけ
    領域に前記第2の画像を重ねて表示する表示制御手段と
    を具備したことを特徴とするマルチウインドウ画像表示
    方式。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、第1の画像を直交変換
    してこの変換後の多項式の高周波項をもとに精細度の判
    定を行い、その判定結果からぼけ領域を検出することを
    特徴とする請求項1記載のマルチウインドウ画像表示方
    式。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、第1の画像全体につい
    て所定の画素ブロックごとに離散コサイン変換を行った
    のち、この変換により得られた複数の高周波項に重み係
    数を乗じてその総和を求め、この総和を各画素ブロック
    ごとの精細度の判定基準とし、この判定基準をもとに前
    記第1の画像の各画素ブロックごとにぼけ領域か否かを
    判定することを特徴とする請求項1記載のマルチウイン
    ドウ画像表示方式。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、第1の画像の輝度信号
    から画像の精細度を調べ、この精細度が所定レベルに満
    たない領域をぼけ領域として検出することを特徴とする
    請求項1記載のマルチウインドウ画像表示方式。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、第1の画像がカラー画
    像である場合に、このカラー画像の特定の色についてそ
    の精細度を調べ、この精細度が所定レベルに満たない領
    域をぼけ領域として検出することを特徴とする請求項1
    記載のマルチウインドウ画像表示方式。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、第1の画像を大きさの
    等しい複数の単位領域に分け、これらの単位領域ごとに
    精細度の判定を行ってその判定結果からぼけ領域を検出
    することを特徴とする請求項1記載のマルチウインドウ
    画像表示方式。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記単位領域の大きさ
    および形状をを、第2の画像の大きさおよび第1の画像
    中の重要部分の大きさに応じて動的に可変設定すること
    を特徴とする請求項6記載のマルチウインドウ画像表示
    方式。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、第1の画像中の四隅に
    相当する領域を選択してこれらの領域について精細度の
    判定を行い、その判定結果からぼけ領域を検出すること
    を特徴とする請求項1記載のマルチウインドウ画像表示
    方式。
  9. 【請求項9】 前記表示制御手段は、前記検出手段によ
    り精細度が所定レベル未満のぼけ領域が複数検出された
    場合には、これらの検出された領域の中から任意の領域
    を選択して、この選択した領域に第2の画像を重ねて表
    示することを特徴とする請求項1記載のマルチウインド
    ウ画像表示方式。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、前記検出手段に
    より精細度が所定レベル未満のぼけ領域が複数検出され
    た場合には、これらの領域を操作者に知らせ、操作者が
    上記複数の領域の中から一つを選択する操作を行った場
    合に、この選択操作により指定された領域に第2の画像
    を重ねて表示することを特徴とする請求項1記載のマル
    チウインドウ画像表示方式。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記検出手段に
    よりぼけ領域が検出されなかった場合には、第2の画像
    の表示を行わないことを特徴とする請求項1記載のマル
    チウインドウ画像表示方式。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、ぼけ領域が検出され
    なかった場合に、前記表示画面における第1の画像の表
    示位置および第1の画像を撮像する際の撮像アングルの
    うちの少なくとも一方を変化させ、この変化後の第1の
    画像中からぼけ領域を検出することを特徴とする請求項
    1記載のマルチウインドウ画像表示方式。
  13. 【請求項13】 操作者が第2の画像の表示領域を指定
    入力する操作手段をさらに備え、 前記表示制御手段は、前記検出手段によりぼけ領域が検
    出されなかった場合にはその旨を操作者に知らせ、これ
    に対し操作者が前記操作手段により表示領域を指定する
    操作を行った場合に、この操作により指定された領域に
    第2の画像を重ねて表示することを特徴とする請求項1
    記載のマルチウインドウ画像表示方式。
  14. 【請求項14】 操作者が第1の画像の表示位置および
    大きさの少なくとも一方を可変する指示を入力するため
    の操作手段をさらに備え、 前記表示制御手段は、前記操作手段により入力された指
    示内容および前記検出手段の検出結果に基づいて第2の
    画像を表示する領域を決定し、この決定した領域に第2
    の画像を重ねて表示することを特徴とする請求項1記載
    のマルチウインドウ画像表示方式。
  15. 【請求項15】 第1の端末装置と、この第1の端末装
    置に対し通信回線を介して接続される第2の端末装置と
    を備え、第1の端末装置で被検体を異なる複数のアング
    ルでそれぞれ撮像して第1の画像および第2の画像を
    得、これら第1および第2の画像を前記通信回線を介し
    て第2の端末装置に伝送して表示部にマルチウインドウ
    表示する遠隔検査システムにおいて、 前記第1および第2の画像をそれぞれ符号化圧縮して前
    記第1の端末装置から第2の端末装置へ伝送する符号化
    送信手段と、 前記第1の画像中から精細度が所定レベルに満たないぼ
    け領域および精細度が所定レベル以上の高精細領域のう
    ちの少なくとも一方を検出する検出手段と、 前記第1の端末装置から伝送された第1および第2の符
    号化画像を前記第2の端末装置で復号伸張する受信復号
    手段と、 この受信復号手段により復号伸張された第1の画像を前
    記表示部に表示するとともに、前記検出手段の検出結果
    をもとに前記第1の画像中のぼけ領域を認識し、このぼ
    け領域に前記受信復号手段により復号伸張された第2の
    画像を重ねて表示する表示制御手段とを具備したことを
    特徴とする遠隔検査システム。
  16. 【請求項16】 前記検出手段は、符号化送信手段が第
    1の画像を非可逆圧縮方式により符号化圧縮して伝送す
    る場合には、第1の端末装置において符号化送信手段に
    よる符号化圧縮前にぼけ領域あるいは高精細領域の検出
    を行ってその検出結果を第2の端末装置へ伝送し、 前記表示制御手段は、前記第1の端末装置から伝送され
    た検出結果をもとに第1の画像中のぼけ領域を認識し、
    このぼけ領域に復号伸張された第2の画像を重ねて表示
    することを特徴とする請求項15記載の遠隔検査システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記検出手段は、符号化送信手段が第
    1の画像を可逆圧縮方式により符号化圧縮して伝送する
    場合には、第2の端末装置において受信復号手段により
    復号伸張された第1の画像からぼけ領域あるいは高精細
    領域の検出を行ってその検出結果を表示制御手段に与
    え、 前記表示制御手段は、前記検出手段から与えられた検出
    結果をもとに第1の画像中のぼけ領域を認識し、このぼ
    け領域に復号伸張された第2の画像を重ねて表示するこ
    とを特徴とする請求項15記載の遠隔検査システム。
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