JPH10285299A - パーソナルコンピュータ・インタラクティブ・ホーン(pcip)システム - Google Patents

パーソナルコンピュータ・インタラクティブ・ホーン(pcip)システム

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JPH10285299A
JPH10285299A JP9369917A JP36991797A JPH10285299A JP H10285299 A JPH10285299 A JP H10285299A JP 9369917 A JP9369917 A JP 9369917A JP 36991797 A JP36991797 A JP 36991797A JP H10285299 A JPH10285299 A JP H10285299A
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JP
Japan
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identifier
caller
message
communication device
telephone
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JP9369917A
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Daniel V Peters
ヴイ.ピーターズ ダニエル
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NCR International Inc
Original Assignee
NCR International Inc
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/78Circuit arrangements in which low-frequency speech signals proceed in one direction on the line, while speech signals proceeding in the other direction on the line are modulated on a high-frequency carrier signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/57Arrangements for indicating or recording the number of the calling subscriber at the called subscriber's set
    • H04M1/575Means for retrieving and displaying personal data about calling party
    • H04M1/578Means for retrieving and displaying personal data about calling party associated with a synthesized vocal announcement
    • HELECTRICITY
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    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/66Substation equipment, e.g. for use by subscribers with means for preventing unauthorised or fraudulent calling
    • H04M1/663Preventing unauthorised calls to a telephone set
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/71Substation extension arrangements
    • H04M1/715Substation extension arrangements using two or more extensions per line

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】既存の電話機と電話配線の機能に制御コンピュ
ータを付加して能力を改善する。 【解決手段】パーソナルコンピュータ141、PCアド
インボード142、複数の電話機アダプタ102
A.....102Nおよび複数の電話機104
A.....104Nを備え、各電話機は、電話機アダ
プタを介し、電話線101経由で電話網106に接続さ
れ、高周波音声通信チャネル経由でPCの音声回路に接
続される。アドインボードは、着信電話呼出に付随する
発呼者ID情報の検出回路を備える。予め設定された特
定発呼者に対して、PCはメモリ内の関連エントリを調
べ、ある一意の放送を予め選択されたアダプタボックス
のスピーカに放送させる。システムのユーザは、誰が発
呼者であるかを知り、また、新規発呼者を既知の発呼者
のリストに加えることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的にはテレホンコミュニケ
ーションシステムに関し、特に、既存の電話機器と既存
の電話配線の機能に制御コンピュータを付加して利用す
る構内(小規模事務所)テレホンコミュニケーションシ
ステムに関するものである。一本以上の電話線と先進機
能を備えた新式PCとを有する住居はますます多くなっ
ている。ホームテレホンシステムの性能増強への要求や
期待に伴い、よりインテリジェントで処理性能の高いホ
ームテレホンシステムを購入可能な価格で入手したいと
いう消費者の要求が高まっている。このように、新式の
PC処理能力を用い、先進のホームテレホン機能を備え
たホームテレホンシステムを提供することに販売の可能
性が大きいと出願人は考えた。これら先進のホームテレ
ホン機能には以下のものが含まれる。
【0002】(1)発呼者IDレコードに基づく発呼者
IDアナウンスメント (2)音声起動オートダイアル (3)任意のPCIPを装備した電話からのPCレジデ
ント・メッセージセンタへのアクセス (4)住居内の特定電話機に対する着呼ルート設定 (5)住居内に追加配線不要の構内インターコム (6)任意のPCIPを装備した電話からの入力メッセ
ージの選別 (7)リストメーカおよびスケジューラを含むホーム・
コンビニエントパッケージ (8)PCIPシステムを利用した音声認識
【0003】また出願人は、そのような販売の可能性を
達成するには、コンピュータ・テレホン一体型システム
の有効な設計が不可欠であると考えた。すなわち (1)低コストであること (2)家庭用のある特定テレホンシステムを構成する柔
軟性があること (3)既存のテレコミュニケーション技術に適合可能な
こと (4)消費者の既存の電話機や屋内配線に適合可能なこ
と (5)設置が簡単であること (6)既存のホームテレホンシステムの通常動作を妨げ
ないこと
【0004】本願は、具体的には音声による発呼者識別
子(発呼者ID)放送機能に関するものであり、これは
PCIPシステムの重要な側面と考えられている機能で
あるが、スタンドアロン型の製品であってもよい。本発
明の他の特徴は、同日出願されたNCRの係属出願
[ ]、[ ]および[ ]に記載されている。既存の
技術が消費者の住居で発呼者識別子を視覚的に表示する
ことは知られているが、ユーザがこの機能を利用すべく
表示を見ることができる場合に限って使用されるもので
あり、より柔軟な技術が求められる。
【0005】本発明によれば、着呼に携えられコミュニ
ケーション装置に送られた発呼者識別子に応答する装置
において、メッセージを該識別子と対応づけることので
きるプロセッサ論理と、前記メッセージに応答し前記メ
ッセージを音声化することのできる音声生成機構とから
なる装置が提供される。
【0006】本発明のこの音声による発呼者ID放送機
能は、既存の技術に対して以下のような利点がある。 1.発呼者IDの音声放送は発呼者IDの一般的な表示
よりも優れている。なぜならば、発呼者ID表示エリア
に移動し情報を見ることなく、部屋内のどこにいたとし
てもユーザはその情報を聞くことができるからである。
【0007】2.ただ一つの発呼者ID再生回路がPC
に要求されるだけで、発呼者ID情報が宅内の至るとこ
ろで入手可能となる。ただし、住居全体にPCIPシス
テムが配備されていることを想定した場合である。この
場合、顧客は、発呼者ID再生回路を有する個別ボック
スを部屋毎に購入する必要がない。 3.PCIPシステムは、選択したPCIPA装備の電
話機にのみに着呼を送るか、全てのPCIPA装備の電
話機に送るか、あるいはPCIPAを装備していない電
話機に送るか、その発呼者ID情報およびユーザプリフ
ァランスを有するデータベースに応じてその送出経路を
決めることができる。例えば、通常子供に宛てて電話を
する発呼者に対して両親の部屋にある電話機を鳴らす必
要はない。
【0008】4.PCIPシステムは、発呼者ID情報
およびユーザプリファランスを有するデータベースに応
じて、それぞれ独自の呼出音を生成することができる。
例えば、上司からの着呼を区別し、音量をあげて三回鳴
らすようにしてもよい。 以上の結果として、実行可能で柔軟性があり低コストの
音声発呼者ID放送機能を提供するコンピュータ・テレ
ホン一体型システムが必要となる。
【0009】また、消費者の既存のホームテレホン装置
および配線に適合可能な音声発呼者ID放送機能を提供
するコンピュータ・テレホン一体型システムも必要とな
る。さらに、既存のテレホンシステムの通常動作を妨げ
ることなく音声発呼者ID放送機能を提供するコンピュ
ータ・テレホン一体型システムも必要となる。PCIP
システムは、PCIP接続の電話機と従来通り接続され
た電話機とが混在していても使用可能である。
【0010】本発明の他の様態においては、着呼に携え
られる発呼者識別子に対してメッセージを生成し該メッ
セージを固有の装置識別子が割り当てられたコミュニケ
ーション装置に送出する発呼者識別装置であって、該着
呼に携えられた発呼者識別子を検出する検出器回路と、
該発呼者識別子のためにメッセージを選択すると共に該
コミュニケーション装置に付随する装置識別子を生成す
るプロセッサ論理と、前記選択メッセージを前記装置識
別子と共に該コミュニケーション装置に送出する送信機
回路とからなる発呼者識別装置が提供される。
【0011】本発明のさらに他の様態においては、着呼
に携えられた識別子による発呼者識別装置であって、固
有の装置識別子が割り当てられたコミュニケーション装
置接続時に該コミュニケーション装置にメッセージを音
声で伝えると共に、装置識別子を含むメッセージを受信
可能にする受信機回路と、受信した装置識別子がこのコ
ミュニケーション装置に割り当てられた装置識別子と一
致するかどうかを判断可能にするプロセッサ論理と、受
信した装置識別子がこのコミュニケーション装置に割り
当てられた装置識別子と一致する場合にメッセージを音
声化することのできる音声生成装置とを備える発呼者識
別装置が提供される。また、本発明は上記様態に対応す
るそれぞれの方法およびシステムも提供する。
【0012】図1に関して、本発明に係わるPCインタ
ラクティブ・ホーン(PCIP)システムのブロック図
が示されている。このPCインタラクティブ・ホーンシ
ステムは、屋内電話線101、PC141、複数の電話
機(104A,104B...104N)および複数の
PCIPアダプタ(102A,102B...102
N)を備える。各電話機はそれぞれのPCIPアダプタ
(PCIPA)に接続されている。これら電話機は先進
機能を搭載していない標準のものでもよい。各電話機1
04A,104B...104Nは、電話網106経由
で電話機110A,110B...または110Nとコ
ミュニケーションすることができる。
【0013】図1に示すように、PC141はPCマザ
ーボード198とアドインPCIPリンク(PCIP
L)ボード142とを備える。一般的なPCの他の詳細
については、当業者に公知なことなので、ここではそれ
らの説明を省くこととする。PCIPLボード142は
PCシステムバス196経由でPCマザーボード198
に接続されている。昨今のシステムバスの例にはPCI
ローカルバスがある。そして、PCIPLボードと複数
のPCIPアダプタが屋内電話線101に接続されてい
る。
【0014】図2に関して、本発明に係わる図1のPC
インタラクティブ・ホーン(PCIP)システム用の電
話線101の屋内配線と設置概要が示されている。図2
に示すように、PC141はスロット204を有し、通
常、種々雑多なPCアドインボードのアクセスを可能に
している。ここで、該スロット204にはPCIPLボ
ード142が挿入されている。電話線101は部屋1〜
Nに配線され、各部屋にはそれぞれ電話ジャック20
3,201A,201B,...,201Nが設置され
ている。
【0015】PCIPLボード142は、コネクタ20
9およびコネクタ接続の電話配線208経由で電話ジャ
ック203に接続される。複数のアダプタボックス(2
02A,202B,...,202N)は電話ジャック
201A,201B,...,201Nにそれぞれ接続
される。電話機(104A,104B,...,104
N)はアダプタボックス202A,202B,...,
202Nにそれぞれ接続される。アダプタボックス20
2A,202B,...,202N内には、それぞれP
CIPアダプタ102A,102B,...,102N
が設置されている。各アダプタボックスには、図4でよ
り詳細に表すユーザパネルが備えられる。ユーザに対し
て、該システムはほんの数点の構成要素からなり、その
内のいくつかは既に備えられているものである。図2は
これら構成要素を簡単に相互接続する方法を示してい
る。
【0016】図3に関して、本発明に係わる図1のPC
インタラクティブ・ホーン(PCIP)システムの一実
施例がより詳細に示されている。図3には、複数のPC
IPアダプタ(102A,102B,...,102
N)の一例としてPCIPアダプタ102Aが表されて
おり、該PCIPアダプタ102Aは、増幅器306、
スピーカ308、ヒューマンインタフェース回路30
9、リレー310、加入者ループインタフェース(SL
IC)312、コントローラ314、コミュニケーショ
ンチャネル回路316、制御チャネル回路318および
高周波インタフェース回路320を備える。ヒューマン
インタフェース回路309にはユーザパネル329が接
続される。
【0017】スピーカ308は増幅器106経由でコミ
ュニケーションチャネル回路316に接続され、PCI
Pシステムが必要とする場合に宅内のPCIPアダプタ
所在地に音声を伝えることができる。SLIC312
は、リレー310内にあるK1スイッチ経由でコミュニ
ケーションチャネル回路316と電話104Aとの間に
接続され、電話機104Aに電力を供給し電話機104
Aのオフフック状態を検出し、適宜バイアスおよび振幅
を調節して電話機104Aと音声信号の送受信を行うと
共に、適宜バイアスおよび振幅を調節してコミュニケー
ションチャネル回路316と音声信号の送受信を行い、
また、コミュニケーションチャネル側の4線送受信信号
機構を電話機に適する2線送受信信号機構に変換するこ
とができる。SLIC内のオフフック検出機能はPCI
Pシステムによって使用され、電話機の送受話器が取り
上げられるたびに「リスン」応答を開始する。昨今のS
LIC回路は高集積装置であり、多くのサプライヤーか
ら購入することができる。
【0018】リレー310は、PCIPA回路、もしく
はバイパスアダプタ102Aを経由する電話線のいずれ
かに電話104Aを接続することができる。ヒューマン
インタフェース回路309はコントローラ314に接続
され、コントローラ314からの制御信号に応じて電流
を生成しユーザパネル329上のLEDを点灯させると
共に、ユーザパネル329上の機能ボタンの実行に応じ
てコントローラ314に対してサービス要請信号を生成
することができる。
【0019】アダプタ102Aにおいては、一実施形態
として、 SLIC312に接続されたコミュニケーシ
ョンチャネル回路316が二つの高周波コミュニケーシ
ョンチャネル、すなわち高周波送信機と高周波受信機と
を備える。高周波送信機は、SLIC312からの低周
波音声を、高周波インタフェース回路320を用いて妨
害なしに屋内電話線につなぐことのできる高周波搬送波
と結合する。高周波受信機は、屋内電話線にのせた高周
波搬送波から低周波音声を再生し、コントローラ314
を介して伝えられた制御信号に応じて、SLIC31
2、またはスピーカ306および増幅器308のいずれ
かにその再生音声を送信する。二つの高周波コミュニケ
ーションチャネルは、主に、他のアダプタ、またはPC
141に対する(PCIPLボード142内にあるコミ
ュニケーションチャネル経由の)全二重音声(例えば、
同時音声送受信)チャネルとして使用される。PCIP
システムの各種動作モードによっては、PCIPAコン
トローラ314の制御下、これら二つの周波数が送信機
機能か受信機機能のいずれかに対して再構成可能なもの
となる。
【0020】制御チャネル回路318は、(前段で説明
した二つのコミュニケーションチャネルとは異なる)第
三の高周波搬送波を用いて二項列を符号化および複号化
することができる。制御チャネル回路はコントローラ3
14に接続され、単一の搬送波周波数を用いてマルチポ
イントネットワークを容易にする。コントローラ314
は、マンチェスター符号化ディジタル情報を送受信可能
にするネットワーキングポートを有し、独立したクロッ
ク信号の必要性をなくす。また、コントローラ314
は、ネットワークの競合を解消する衝突感知・逃がしア
ルゴリズムを用いる。制御チャネル周波数は、高周波イ
ンタフェース回路320を用いて妨害なしに屋内電話線
につなげられる。ここで、制御チャネル回路318の符
号化側が、コントローラ314からの二値「1」および
「0」の列を「搬送波オン」および「搬送波オフ」の列
に変換する。制御チャネル回路318の複号化側では
「搬送波オン」および「搬送波オフ」の列が二値「1」
および「0」の列に変換され、コントローラ314に送
られる。
【0021】高周波インタフェース回路320は、コミ
ュニケーションチャネル回路316および制御チャネル
回路318を電話線に接続し、電話線上の通常の音声帯
域信号伝送を妨害することなく、該回路316および3
18からの高周波搬送波を電話線101に連結すること
ができる。また、高周波インタフェース回路320は、
電話線から高周波信号を受信することもできる。
【0022】コントローラ314は、分散型感知・制御
ネットワークの実働化用に特殊化されており、ネットワ
ーキングポート、構成可能な入出力ポート、感知、制御
および交信プロトコル用の簡単なプログラムの実行を可
能にするハードウェアおよびファームウェアを備えてい
る。入出力ポートはヒューマンインタフェース回路30
9へのアクセスを提供し、PCIPA回路内で様々なコ
ミュニケーションパスオプションを制御する。例えば、
入出力ポートはリレー310の状態(通電または不通
電)を制御し、ユーザパネル329上のLEDを点灯さ
せる信号を生成し、ユーザパネル329上のボタン起動
を検出し、SLICからのオフフック検出信号を監視
し、コミュニケーションチャネル受信機出力をスピーカ
増幅器306およびSLIC312間で切り替えること
ができる。コントローラ314に組み込まれたネットワ
ーキングポートは、PC141からの制御コマンドの送
受信を可能するものである。例えば、ユーザパネル32
9上のある特定ボタンが起動されると、PC141にサ
ービス要請を送る。特に、コントローラは、制御チャネ
ルを横切るデータパケットを用いてPCおよびその他の
PCIPAコントローラとネットワークを作る。また、
「1」および「0」ビットを生成、感知するマンチェス
ター符号化・複号化回路もコントローラに組み込まれ
る。さらに、コントローラ314は、競合を解消し搬送
波への多ノードアクセスを可能にする衝突感知・逃がし
アルゴリズムを有している。
【0023】本願に適する現行装置としては、モトロー
ラ社および東芝から市販されているLon Works
Neuronチップ、MC143120があげられ
る。図3に示すように、PCIPLボード142は、P
Cシステムバスインタフェース回路343、CODEC
(符号器/複号器)プロセッサ344、コントローラ3
46、コミュニケーションチャネル回路348、制御チ
ャネル回路350、高周波インタフェース回路352、
ベル音検出回路362、発呼者ID検出回路364、オ
フフック検出回路366およびトーン生成器368を備
える。
【0024】PCシステムバスインタフェース回路34
3はPCシステムバス196に接続され、PCシステム
バス196とPCIPLボード142上のその他回路の
間で信号送信を行うことができる。CODECプロセッ
サ344はPCシステムバスインタフェース回路343
に接続され、ディジタル式に符号化されたPCシステム
バス196からの音声をアナログ音声に変換し、該変換
ディジタル音声をコミュニケーションチャネル回路34
8に送ることができる。また、コミュニケーションチャ
ネル回路348からのアナログ音声をディジタル音声に
変換し、該変換アナログ音声をPC141に送ることも
できる。
【0025】コントローラ346は、PCIPアダプタ
102Aに対して上述したコントローラ314と同様の
構成および機能を有している。すなわち、分散型感知・
制御ネットワークの実働化用に特殊化されている。該コ
ントローラ346は、ネットワーキングポート、構成可
能な入出力ポート、感知、制御および交信プロトコル用
の簡単なプログラムの実行を可能にするハードウェアお
よびファームウェアを備えている。この場合、入出力ポ
ートはPCシステムバスインタフェース回路343につ
ながり、PC回路との交信用パラレルポートを備える。
コントローラ346はPCシステムバスインタフェース
回路343および制御チャネル回路350間に連結され
るので、アダプタ(102A,102B,...,10
2N)に対して制御コマンドを生成すると共に該アダプ
タからのサービス要請および動作リポートを解読するP
Cのネットワークアクセスを提供することができる。
【0026】PCIPLボード142上、コミュニケー
ションチャネル回路348は二つの高周波コミュニケー
ションチャネルを有している。これら二つの高周波コミ
ュニケーションチャネルは、主に、CODECプロセッ
サ344およびPCIPアダプタ(102A,102
B,...,102N)間に全二重音声チャネルを臨機
応変に確立するために使用される。そして、PCIP制
御プログラム602によって制御される時はいつでも、
一つのPCIPアダプタのみが二つのコミュニケーショ
ンチャネルの内いずれかのチャネルでの送信を許され
る。コミュニケーションチャネル回路348の機能およ
び構成は、上記PCIPアダプタ102Aのコミュニケ
ーションチャネル316のものと同様である。
【0027】制御チャネル回路350は一つのチャネル
を有し、主に、アダプタ(102A,102
B,...,102N)に制御コマンドを送信したり該
アダプタからサービス要請や動作リポートを受信するの
に用いられる。制御チャネル回路350の機能および構
成は、上記PCIPアダプタ102Aの制御チャネル回
路318のものと同様である。
【0028】高周波インタフェース回路352は、コミ
ュニケーションチャネル回路348および制御チャネル
回路350を電話線101に接続し、電話線上の通常の
音声帯域信号伝送を妨害することなく、該回路348お
よび350からの高周波搬送波を電話線に連結すること
ができる。また、高周波インタフェース回路352は、
電話線から高周波信号を受信することもできる。
【0029】ベル音検出回路362は電話線上のベル音
電流を検出することができる。発呼者ID検出回路36
4は発呼者の識別情報(最低限、発呼者の電話番号)を
検出することができる。発呼者IDサービスが地元の電
話会社から購入された場合、この情報は着呼の第一およ
び第二のベル音電流間に携えられている。オフフック検
出回路366は、オフフック状態に伴う回線インピーダ
ンスの変化を検出することができる。オフフック状態の
三つの例を以下に示す。
【0030】1.電話線に接続され、かつPCIPを装
備していない電話機の内で、送受話器が持ち上げられた
ものがある。 2.PCIP装備の電話機の内で送受話器が持ち上げら
れたものがあり、リレー310がその電話機を屋内電話
線に接続させている。 3.FAXや留守番電話等、電話線上の他の機器の内で
コールを「傍受」したものがある。
【0031】トーン生成器368は、二進数等、コンピ
ュータ表現によりダイアルされる電話番号をDTMF
(デュアルトーンマルチフリーケンシー)トーンに変換
することができる。該DTMFトーンは電話線上に重ね
られ自動呼出しを可能にするものである。この回路は放
送用発呼者ID以外のPCIP機能に関するものである
から、ここでその説明は省くこととする。
【0032】また、ベル音検出回路362、発呼者ID
検出回路364およびオフフック検出回路366は当業
者には公知であるので、その詳細説明も省くこととす
る。CODECプロセッサ344およびトーン生成器3
68の機能は、業界で入手可能な各種ディジタルシグナ
ルプロセッサ(DSP)に自在にプログラムすることが
できる。それらプロセッサの一例として、AT&T社製
のDSP1634プロセッサがあげられる。
【0033】図3に示す実施形態において、PCIPシ
ステムのコミュニケーション・制御チャネルの実働化に
使用される三つの周波数は可聴周波数の音声帯域の範囲
外にあり、かつFCC規定に従い、PCIPおよび標準
電話機の作業が同時に進行している時でさえ、これら三
つのチャネル信号が通常の交信および電話網の信号と結
びつかないようになっている。
【0034】図3に示す実施形態においては、二つのコ
ミュニケーションチャネルに対して312.5KHzと
357.1KHzを用い、一つの制御チャネルには41
6.7KHzを用いるのが好ましい。これら三つの特定
周波数は、540KHz(AM放送帯域の底域)と27
0KHz(部門68連邦通信委員会の規定に従うものの
内で最低周波数)との間にあるものとして選ばれたもの
である。また、これら三つの周波数は10MHzの倍数
なので、RCまたはL可同調なしに容易に生成され得
る。
【0035】図3に示す実施形態では、アダプタ102
AおよびPCIPLボード142間のコミュニケーショ
ンチャネルが以下のように構成される。すなわち、PC
IPAコミュニケーションチャネル回路316、PCI
PA高周波インタフェース回路320、屋内電話線10
1、PCIPL高周波インタフェース回路352および
PCIPLコミュニケーションチャネル回路348によ
って形成される。また、アダプタ102AおよびPCI
PLボード142間の制御チャネルは以下のように構成
される。すなわち、PCIPA制御チャネル回路31
8、PCIPA高周波インタフェース回路320、屋内
電話線101,PCIPL高周波インタフェース回路3
52およびPCIPL制御チャネル回路350によって
形成される。
【0036】従来のテレホンコミュニケーションシステ
ムとは異なり、本発明は二つのコミュニケーションチャ
ネルを用いて全二重音声を獲得するものである。従来の
テレホンコミュニケーションでは、電話機が行う送信と
受信とを分離するハイブリット変圧器を用いることによ
り、一セットの電線で全二重音声を獲得する。しかしな
がら、従来のテレホンコミュニケーションに使用される
方法では、音声が音声帯域範囲外の搬送波に変調される
と実行できなくなってしまう。なぜならば、コミュニケ
ーションチャネルの両端に同一搬送波を使用したとする
と、結果はスクランブルがかけられて再生不能の搬送波
となってしまうためである。
【0037】さらに、電話局が通常音声伝送モードか制
御モード(オンフックまたはオフフック信号方式等)の
いずれかにある従来のテレホンコミュニケーションシス
テムとは違って、アダプタおよびPCIPLボード34
2によって提供される機能では、電話線に接続された多
数の電話機が同時に使用される場合、音声送信と制御信
号とを同時に処理しなければならない事態が間々起こ
る。それゆえ、アダプタ102AおよびPCIPLボー
ド142では、コミュニケーションチャネルが制御チャ
ネルから分離されている。図3に示す実施形態において
は、既存の屋内電話配線がアダプタ102AおよびPC
IPLボード142間の三つの高周波チャネルの伝送媒
体として使用される。しかしながら、無線や電力線搬送
波等、他の伝送媒体もこれら三つのチャネルを実働化す
るのに使用することができる。
【0038】図4に関して、本発明に係わる図1のPC
インタラクティブ・ホーン(PCIP)システムの他の
実施例がより詳細に示されている。図4は図3に示すの
と同様の構成を有しているが、図3の高周波インタフェ
ース回路320が、図4では、アンテナ397を備えた
無線コミュニケーションインタフェース回路396に交
換されている点が異なる。また、図3の高周波インタフ
ェース回路352が、図4では、アンテナ399を備え
た無線コミュニケーションインタフェース回路398に
交換されている点が異なる。それゆえ、図4では、PC
IPA無線コミュニケーションインタフェース回路39
6およびPCIPL無線コミュニケーションインタフェ
ース回路398のみを説明する。
【0039】無線コミュニケーションインタフェース回
路396(あるいは398)は、二つのPCIPA間、
あるいは一つのPCIPAとPCIPLの間に二つの周
波数を用いて二重コミュニケーションリンクを実働可能
にすると共に、三番目の周波数でマルチポイント制御チ
ャネルを実働化させることができる。コミュニケーショ
ンリンク技術は業界ではコードレスホーン技術の場合と
同様一般的なものである。しかしながら、二つ以上の送
信機が一度に一つの周波数にのらないようするには特別
な制御を加える必要がある。マルチポイント制御リンク
は、PCIPLまたはPCIPA回路のいずれかによっ
てマンチェスター符号化信号方式用に「オン」または
「オフ」変調された単一周波数として実行される。すな
わち、有線の場合と同様、各PCIPLおよびPCIP
A回路が衝突検出・逃がしアルゴリズムを実行するか
ら、マルチポイントネットワーキングが可能となる。
【0040】図4に示した実施形態では、アダプタ10
2AおよびPCIPLボード142間のコミュニケーシ
ョンが、屋内電話線101の代わりに、無線搬送波を通
して行われる。図4では、アダプタ102AおよびPC
IPLボード142間のコミュニケーションチャネルが
以下のように構成される。すなわち、PCIPAコミュ
ニケーションチャネル回路316、PCIPA無線コミ
ュニケーションインタフェース回路396、PCIPL
無線コミュニケーションインタフェース回路398およ
びPCIPLコミュニケーションチャネル回路348に
よって形成される。また、アダプタ102AおよびPC
IPLボード142間の制御チャネルは以下のように構
成される。すなわち、PCIPA制御チャネル回路31
8、PCIPA無線コミュニケーションインタフェース
回路396、PCIPL無線コミュニケーションインタ
フェース回路398およびPCIPL制御チャネル回路
350によって形成される。PCIPアダプタ102A
の場合と同様、他のPCIPアダプタ(102
B,...,102N)の各々もPCIPLボード14
2に対してコミュニケーションチャネルおよび制御チャ
ネルを備えている。
【0041】図5に関して、本発明に係わる(アダプタ
ボックス202Aの前面に取り付けられた)ユーザパネ
ル329がより詳細に示されている。図5に示すよう
に、ユーザパネル329は、スピーカ開口部402、二
つのLED(404,406)および二つのボタン(4
08,410)を備えている。「PC」とラベルが貼ら
れボタン408に付随するLED404は、ボタン40
8が押された後通常の場合、取り付けられた電話機とP
C141におけるPCIP音声認識ソフトウェア604
(図7参照)の間にコミュニケーションリンクが確立さ
れたかどうかを示すものである。また、「ライン」とラ
ベルが貼られボタン410に付随するLED406は、
ボタン410が押された後通常の場合、電話機104A
が電話線101に直接接続されているかどうかを示すも
のである。
【0042】非動作状態では、PCがオンであり、PC
IPLボード142がアクティブであり、リレー310
が電話機104AをSLIC312に接続するので、電
話機104Aの送受話器を取り上げると、通常LED4
04が点灯し、ユーザは発信音を待って話すことなく直
ちにPC141にサービス要請を伝えることができる。
そして、ボタン410を押すことにより、ユーザはデフ
ォルト状態をくつがえすことができる。このデフォルト
状態は、リレー310が電話機104Aを電話線101
に直接接続させ、ユーザが手動で電話番号をダイヤルで
きるようにするものである。リレー310はPCIP制
御プログラム602(図7参照)およびコントローラ3
14のファームウェアによって制御され、ボタンプッシ
ュ、オフフック条件、システム状態、および音声コミュ
ニケーションチャネルの可用性等のリソース稼働率に反
応する。
【0043】PCIP制御プログラム602の機能の内
で、いくつかの制御が各種PCIPアダプタ(例えば1
02A〜N)で行われるように分配されているものがあ
る。PC141がオフにされているか、さもなければ応
答していない場合、コントローラ314がリレー310
を制御し、電話機104Aを直接電話線101に接続さ
せる。
【0044】図6に関して、本発明に係わる図1のPC
コンピュータ141がより詳細に示されている。図6に
示すように、PC141は、システムバス196、プロ
セッサ部502、メモリ記憶装置504、ディスク記憶
装置506、高速インタフェース508、ディスプレイ
モニタ510、ディスプレイインタフェース512、キ
ーボード514、キーボードインタフェース516、プ
リンタ515およびプリンタインタフェース517を備
える。
【0045】メモリ記憶装置504はシステムバスに接
続され、インストラクションおよびデータからなるプロ
グラムを格納することができる。ディスク記憶装置50
6は高速インタフェース508経由でシステムバスに接
続され、プログラムを格納することができる。ディスク
記憶装置506はメモリ記憶装置504より大きな記憶
容量を有しているが、メモリ記憶装置504はディスク
記憶装置506よりアクセススピードが速い。したがっ
て、ディスク記憶装置506に格納されたプログラムを
メモリ記憶装置504にダウンロードするようにすると
よい。
【0046】プロセッサ部502はシステムバスに接続
され、メモリ記憶装置504およびディスク記憶装置5
06双方へのアクセスを持つ。ある特定タスクを実行す
るために、プロセッサ部はメモリ記憶装置504に格納
されたプログラムを実行することができる。また、プロ
セッサ部はPCコンピュータの全動作を制御することも
できる。
【0047】ディスプレイモニタ510はディスプレイ
インタフェース512経由でバスに接続され、ユーザお
よびPCコンピュータ間に視覚的なインタフェースを提
供することができる。キーボード514はキーボードイ
ンタフェース516経由でシステムバスに接続され、P
Cコンピュータシステムに対してアルファベットおよび
数字を入力可能にする。プリンタ515はプリンタイン
タフェース517経由でシステムバスに接続され、結果
をプリント出力することができる。
【0048】図7に関して、実行時にメモリ記憶装置5
04に格納されている実行可能なプログラムとディスク
記憶装置506に維持されたデータファイルとが示され
ている。図7に示すように、メモリ記憶装置504に格
納された実行可能なプログラムには、PCIP制御プロ
グラム602、ユーザインタフェースプログラム603
および音声認識ソフトウェア604が含まれる。また、
ディスク記憶装置506に格納されたデータベースファ
イルには、音声認識(SR)ボキャブラリデータベース
612と発呼者IDデータベース614とが含まれる。
【0049】PCIP制御プログラム612は、システ
ムの状態情報を維持すると共に、各種入力パターンに対
する応答統制を可能にする。入力パターンには、ボタン
プッシュ、オフフック、ベルオン検出等が含まれる。ま
た、応答には、データベースルックアップの開始やコミ
ュニケーション接続を確立するための制御コマンド送出
等が含まれる。例えば、電話に接続されたPCIPアダ
プタがオフフック状態にある場合、制御プログラム60
2はその事の通知を受け、制御チャネルを通じてコマン
ドを送りコミュニケーションチャネルを確立する。さら
に、制御プログラムは音声認識ソフトウェア604を起
動し、適当なコミュニケーションチャネルを「リスン
(傾聴)」する。これら動作については、以下のフロー
チャートで特定例をあげて説明する。
【0050】音声認識ソフトウェア604は広範に利用
可能なものであるが、本発明のPCIPシステムでは特
別高度な機能を要求されることはない。ASRアプリケ
ーションの一例としと、WILDFIRE(デモおよび
追加情報は800.WILDFIRに電話のこと)があ
る。このシステムにおける音声認識ソフトウェア604
の使われ方は、以下のフローチャートで例をあげて説明
する。
【0051】SRボキャブラリデータベース612に
は、音声認識ソフトウェア604によって解読可能なデ
ィジタル式表現による音声クリップ(この場合は、コマ
ンドおよび名前に関する話し言葉)が含まれている。こ
れらディジタル表現はウェブファイルと称されることが
多い。そして、ウェブファイルフォーマットを使用する
ことは業界ではごく一般的なことである。
【0052】ユーザインタフェースプログラム603
は、PCのディスプレイモニタ510、キーボード51
4およびマウス515によってヒューマンインタフェー
スを提供する。すなわち、ユーザが自身のPCIPシス
テムを設置、構成およびカスタマイズするのを可能にす
る。これは、PCアドインソフトウェアおよびハードウ
ェアの典型的な機能である。
【0053】発呼者IDデータベース624には、アナ
ウンスメント用ウェブファイル、呼出経路設定オプショ
ンおよびベル音パターンオプションと共に、発呼者ID
情報から再生された発呼者の「署名」パターンが記憶さ
れる。アナウンスメント用ウェブファイルはユーザによ
って予め記録され(図9の発呼者ID保存フローチャー
トを参照)、ディジタルフォーマットで記憶されてい
る。呼出経路設定オプションおよびベル音パターンオプ
ションは、(本実施形態では)ユーザインタフェースソ
フトウェアによって入力される。ディスク記憶装置50
6内のデータベースおよびデータは、メモリ記憶装置5
04に読み出し、メモリ記憶装置504で更新してディ
スク記憶装置506に書き込むことができる。
【0054】図8に関して、本発明に係わる発呼者ID
ブロードキャスト動作の実行ステップを説明するフロー
チャートが示されている。ここでは一つの簡単な例をと
って本発明の一実施形態を説明するが、当業者にとって
はその他バリエーションの実行も可能である。図8に示
すように、ステップ702では、初めにPCIPシステ
ム100が非動作・準備状態にある。これは、アダプタ
ボックス202A〜N上のPC用LED404がオンで
ある(点灯している)ことを意味し、PC141がオン
でありアダプタ102Aに接続され、PCIPLボード
142がアクティブであり、アダプタ102A〜N上の
リレー310がSLIC312に切り替えられているこ
とを示す。この例では、最初にリレー310をSLIC
312に接続するのが好ましい。それは以下に示す二つ
の理由による。(1)ユーザ起動のPCIP機能のため
には、発信音を待って話すのでなく、電話104Aの送
受話器を取り上げた直後にユーザはPCに対してコマン
ドを話すことができなければならない。 (2)着呼の経路設定のためには、電話が呼出信号電流
を受信しない方がよい。ラインボタン410を押すこと
により、リレー310のデフォルトセッティングをくつ
がえすオプションをユーザは常に持っている。ここで、
デフォルトセッティングのままだと通常の発信音状態と
なる。
【0055】ステップ704では、PCIPLボード1
42が着信電話呼出を電話線101から受信する。従来
では、着信電話呼出が起こると有線電話のベルが鳴る。
しかしながら、PCIPA装備の電話器は鳴らない。各
アダプタ(102A,102B,...,102N)上
のリレー310がその各々のSLIC312に切り替え
られるためである。PCIPシステムでは、従来の有線
電話とPCIPA装備の電話とが混在していてもよい。
呼出経路設定では、電話通信協定による第一および第二
のベル音の間に電話線101から発呼者ID情報がまず
解読されなければならないので、PCIPA装備の電話
がすぐに鳴らない方がよい。すると、その情報を抽出し
た後、住居内の電話機(104A,104B,...,
104N)の内選択された電話だけを鳴らす(あるいは
全ての電話を鳴らす、またはどの電話も鳴らさない)よ
うに経路設定を実行することができる。
【0056】ステップ706では、PCIPLボード1
42上の発呼者ID検出回路364が、第一および第二
のベル音の間に符号化される発呼者IDデータを抽出す
る。(このPCIP機能を活用するには、ユーザは発呼
者ID機能を地元の電話会社から購入しなければならな
い。)このデータは、PC141によって読み出し可能
となるレジスタで利用される。そして、割り込みがPC
IP制御プログラム602に送られ、PCIPLボード
142からPCメモリ記憶装置504へのこのデータの
転送が開始される。
【0057】ステップ708では、PCIP制御プログ
ラム602が発呼者IDデータを用いて発呼者IDデー
タベース614にインデックスを付ける。この計画案で
は三つの可能性が存在する。すなわち、エントリなし、
「ベル音なし」に対応するエントリ、またはある一意の
エントリのいずれかが存在する。エントリなしの場合、
デフォルトの経路設定が選択され、PCIP制御プログ
ラム602が全てのPCIP電話(104A,104
B,...,104N)にベル音を送出する。そして、
PCIP制御プログラム602は、発呼者IDデータを
メモリ記憶装置504の専用記憶エリアにセーブ(保
存)する。該記憶エリアはLastCIDと称される。
これは、ユーザが後になって発呼者ID保存機能を使用
すると決定した場合に利用されるもので、図9のフロー
チャートで説明される。
【0058】エントリが「ベル音なし」に相当するもの
ならば、いずれの電話も鳴らされない。これは、ユーザ
が従来の留守番電話機やファクシミリ機に着呼をとらせ
たい場合等であることが考えられる。エントリに「ベル
音なし」をセットアップするため、PCIP電話システ
ムのオーナは、いずれの発呼者の場合にPCIP電話を
鳴らさないようにするかを決めることができる。図9の
最終ステップを参照のこと。
【0059】また、ある一意のエントリが存在し発呼者
IDデータに対応する場合には、PCIP制御プログラ
ム602が関連ウェブファイル、弁別的呼出プリファラ
ンスおよび経路設定情報を発呼者IDデータベース61
4から検索する。ウェブファイルはディジタル式表現の
音声クリップからなる。この音声クリップは、着呼源を
「アナウンスする(告げる)」ためにユーザによって予
め記録されたものである。また、弁別的呼出情報は、そ
れぞれ異なる呼出音ウェブファイルのいずれがPCIP
Aスピーカで再生されるかを選択するためのものであ
る。続くステップでは、これら呼出ウェブファイルが発
呼者IDアナウンスメント用ウェブファイルと交互に再
生される。経路設定情報は、住居内のいずれの電話が発
呼者IDアナウンスメントと呼出音声を受信するかを示
すリストである。発呼者IDデータベース614にエン
トリし、ユーザプリファランスを追加する手順は、図9
の発呼者ID保存フローチャートで次に説明される。
【0060】ステップ710で、PCIP制御プログラ
ム602は、PCIPLのCODECプロセッサ344
から、経路設定リストで選択された全てのアダプタ(1
02A,102B,...,102N)へのブロードキ
ャストチャネルを確立する。このブロードキャストチャ
ネルを確立するため、PCIP制御プログラム602
は、経路設定リストによって選択されたアダプタのPC
IPAコントローラ全てに制御情報を送る。そこで、各
選択アダプタに向けてれぞれのコミュニケーションチャ
ネルが確立され、これら選択されたPCIPAは、CO
DEC344に由来する放送音声の受信を許可される。
【0061】詳細なレベルでは、PCIPLコントロー
ラ346が、経路設定リストで選択されたアダプタのP
CIPAコントローラ全てに対して情報データパケット
を形成し、二つのコミュニケーションチャネルの内いず
れが音声を運び、いずれのPCIPアダプタがその音声
をそれぞれのスピーカに送るべきかを特定する。アダプ
タ102Aが経路設定リストによって選択されると仮定
すると、図3に示される本実施形態に関しては、このパ
ケットが以下に示す経路を通ってPCIPAコントロー
ラ314に送られる。すなわち、PCIPL制御チャネ
ル回路350、PCIPL高周波インタフェース回路3
52、屋内電話線101、PCIPA高周波インタフェ
ース回路320およびPCIPA制御チャネル回路31
8を通り抜ける。また、図4に示す実施形態に関して
は、このパケットが以下に示す経路を通ってPCIPA
コントローラ314に送られる。すなわち、PCIPL
制御チャネル回路350、PCIPL無線送信機・受信
機398、PCIPA無線送信機・受信機396および
PCIPA制御チャネル回路318を通り抜ける。
【0062】ステップ712では、PCIPLのCOD
ECプロセッサ344が発呼者IDアナウンスメント用
ウェブファイルおよび呼出ウェブファイルを音声周波数
に変換し、それらを交互にPCIPLコミュニケーショ
ンチャネル回路348に送出する。ステップ714で
は、発呼者IDアナウンスメント用ウェブファイルおよ
び呼出ウェブファイルがPCIPLボード142から送
られ、選択されたPCIPアダプタ全てによって受信さ
れ、それぞれのスピーカで再生される。アダプタ102
Aが選択されたと仮定すると、図3に示す実施形態に関
しては、これら二つのウェブファイルが以下に示す経路
を通ってスピーカ308に送られる。すなわち、PCI
PLコミュニケーションチャネル回路348、PCIP
L高周波インタフェース回路352、屋内電話線10
1、PCIPA高周波インタフェース回路320、PC
IPAコミュニケーションチャネル回路316および増
幅器306を通り抜ける。また、図4に示す実施形態に
関しては、これら二つのウェブファイルが以下に示す経
路を通ってスピーカ308に送られる。すなわち、PC
IPLコミュニケーションチャネル回路348、PCI
PL無線送信機・受信機398、PCIPA無線送信機
・受信機396、PCIPAコミュニケーションチャネ
ル回路316および増幅器306を通り抜ける。
【0063】ステップ716で、(選択されたアダプタ
に接続された)スピーカからの出力は、経路設定リスト
に載っている各選択PCIPAボックス近辺全てで聞き
取ることができる。そこで、選択されたPCIPAボッ
クス付近にいるユーザは、呼出音と交互に発呼者IDア
ナウンスメントを聞き、誰が発呼者であるかを識別する
ことができる。そしてユーザが望むなら、その通話に応
じることができる。
【0064】ステップ718では、ユーザが電話機10
4Aの送受話器を持ち上げる(ユーザが電話機104A
の付近にいると仮定して)。オフフックはPCIPアダ
プタ102AのSLIC312によって検出される。そ
して、PCIPAコントローラ314がオフフック状態
を感知し、リレー310に電話機104Aを屋内電話線
101に切り替えさせる。また、PCIPAコントロー
ラ314は、制御チャネル経由でPCIP制御プログラ
ム602にオフフック状態を通知する。その後、ユーザ
は通常の方法で通話を続行することができる。
【0065】ステップ720で、PCIP制御プログラ
ム602は全てのウェブファイルの放送を行ってから以
下に示すものの内いずれかに基づき終了する。 1.この計画案と同様、あるPCIP電話機が関連SL
ICによって検出されるオフフック状態に移行する。 2.PCIPを装備していない電話機がPCIPLボー
ド142のオフフック検出回路366によって検出され
るオフフック状態に移行する。 3.いずれの電話機も取りあげられておらず、最終的に
呼出しが止まってPCIPLボード142のベル音検出
回路366によって検出される。
【0066】ステップ722で、通話は終了し両者とも
電話を切る。PCIPLのオフフック検出回路362
は、その結果として起こる屋内電話線101上のインピ
ーダンスの変化を感知し、この状態変化をPCIP制御
プログラム602に信号送信する。ステップ724で
は、通話終了を通知されたPCIP制御プログラム60
2がPCIPシステムを非動作・準備状態に戻す。
【0067】図9に関して、本発明に係わる発呼者ID
保存動作の実行ステップを説明するフローチャートが示
されている。この機能は、電話機およびPCIPの機能
を用いて発呼者IDデータベース614にエントリを形
成するための素早く便利な機構を提供する。一つのエン
トリは最終発呼者に関連して一どきに作られる。PCI
Pシステムは、常に、最終発呼者の固有発呼者IDを最
終発呼者IDと称される記憶場所に保存する。
【0068】本発明の一実施形態は、発呼者IDデータ
ベース614形成のために提案されたものであるが、当
業者にとってはその他バリエーションの実行も可能であ
る。特に、PCIPユーザインタフェースソフトウェア
603を用いた変形例では、ユーザはPC141に向か
って着座し、多数のエントリを同時に発呼者IDデータ
ベース614に形成すると共に、エントリ毎の経路設定
テーブルを設定することもできる。この変形例では、ユ
ーザは予定された発呼者の電話番号パターンを手動で入
力すると共に、これら電話番号パターンに付随するアナ
ウンスメント用ウェブファイルをマイクロフォンで記録
することができる。
【0069】図9に示す動作を説明するにあたり、アダ
プタ102Aを備えた電話機104Aでユーザが操作を
開始するものと仮定する。しかし、その他の電話機(1
04B,...,104N)を使用しても、発呼者記録
動作を実行することができる。ステップ802では、P
CIPシステム100がまず非動作・準備状態にある。
これは、アダプタボックス202A上のPC用LED4
04がオンである(点灯している)ことを意味し、PC
141がオンでありアダプタ102Aに接続され、PC
IPLボード142がアクティブであり、アダプタ10
2A上のリレー310がSLIC312に切り替えられ
ていることを示す。この例では、最初にリレー310を
SLIC312に接続するのが好ましい。なぜならば、
ユーザは発信音を待って話すのではなく、電話機104
Aの送受話器を取り上げた直後にPCに対してコマンド
を話すことができなければならないからだ。リレー31
0に接続されるSLIC312は、電話機104Aの送
受話器が持ち上げられたことを判断する能力を供え、最
終的に音声認識ソフトウェア604をコミュニケーショ
ンチャネル上で起動させる。そしてユーザは、ラインボ
タン410を押すことにより、リレー310のデフォル
トセッティングをくつがえすオプションを常に持ってい
る。ここで、デフォルトセッティングのままだと通常の
発信音状態となる。
【0070】ステップ804では、最終発呼者関連のア
ナウンスメント用ウェブファイルを供給するために、ユ
ーザは電話機104Aの送受話器を持ち上げる。そし
て、適切な使用状況を確認するために、ユーザはアダプ
タボックス202A上のパネル329を見て、PC用の
LEDがオンになっていることを確かめ、PCIP関連
の機能を使うためにPC141と口頭でコミュニケーシ
ョン可能なことを見分ける。(ユーザがPCIP関連の
機能を使うつもりがないならば、ユーザはラインボタン
410を押し、ラインLED406がオンになるのを
見、通常の発信音を聞き、手動で番号をダイアルするだ
ろう。)PCIPアダプタ回路レベルでは、送受話器が
持ち上げられると、SLIC312がオフフック状態を
検出しこの状態をコントローラ314に信号送信する。
【0071】ステップ806では、PCIPAコントロ
ーラ314がこの新規生成オフフック状態に対応する情
報データパケットを形成しPCIPコントローラ346
に送る。図3に示される本実施形態に関しては、このパ
ケットが以下に示す経路を通ってPCIPAコントロー
ラ314からPCIPLコントローラ346に送られ
る。すなわち、PCIPA制御チャネル回路318、P
CIPA高周波インタフェース回路320、屋内電話線
101、PCIPL高周波インタフェース回路352お
よびPCIPL制御チャネル回路350を通り抜ける。
また、図4に示す実施形態に関しては、このパケットが
以下に示す経路を通ってPCIPAコントローラ314
からPCIPLコントローラ346に送られる。すなわ
ち、PCIPA制御チャネル回路318、PCIPA無
線送信機・受信機396、PCIPL無線送信機・受信
機398およびPCIPL制御チャネル回路350を通
り抜ける。そして、PCIPLコントローラ346は、
状態がオフフックに変わったPC141上のPCIP制
御プログラム602に変更を加える。
【0072】ステップ808では、PCIPアダプタ1
02A関連の情報データパケットを受信後、PCIP制
御プログラム602が制御チャネルを使ってPCIPア
ダプタ全てと交信し、単一の双方向コミュニケーション
チャネルをPCIPアダプタ102AおよびPCIPL
ボード142間に確立する(システム中の他のPCIP
アダプタ、例えば102B,...,102Nでは、こ
の情報データパケットに応じて、それぞれのコミュニケ
ーションチャネル送信機がオフされるはずである)。P
CIP制御プログラム602は音声認識ソフトウェア6
04を呼び出し、コミュニケーションチャネルの監視を
開始し、音声を解読し既知の音声パターンを識別する。
【0073】ステップ810で、電話機104Aの送受
話器を取りあげた後、ユーザは「発呼者ID保存」等の
機能要請を送受話器に向かって話す。(この例は、直前
のセットアップ作業が十分早く行われ、ユーザに助力す
る必要がない場合を想定している。)図3に示す実施形
態に関しては、この音声クリップが以下の経路を通って
音声認識ソフトウェア604に送られ処理される。すな
わち、SLIC312、PCIPAコミュニケーション
チャネル回路316、PCIPA高周波回路320、屋
内電話線101、PCIPL高周波インタフェース回路
352、PCIPLコミュニケーションチャネル回路3
48およびCODECプロセッサ344を通り抜ける。
図4に示す実施形態に関しては、この音声クリップが以
下の経路を通って音声認識ソフトウェア604に送られ
処理される。すなわち、SLIC312、PCIPAコ
ミュニケーションチャネル回路316、PCIPA無線
送信機・受信機396、PCIPL無線送信機・受信機
398、PCIPLコミュニケーションチャネル回路3
48およびCODECプロセッサ344を通り抜ける。
【0074】特に、PCIPアダプタ回路レベルでは、
SLIC312が「発呼者ID保存」の電話機104A
からの2線式受信音声を適当にバイアスのかけられた音
声に変換し、コミュニケーションチャネル回路316に
送信する。コミュニケーションチャネル回路316はこ
のアナログ音声「発呼者ID保存」を高周波で変調され
た信号に変換し、この変調信号を屋内電話線101もし
くは無線搬送波を用いるコミュニケーションチャネルに
のせて住居中に送信する。
【0075】そして、PCIPLボード142上のコミ
ュニケーションチャネル回路348が、「発呼者ID保
存」という会話体のコマンドを再生し、アナログ信号に
変換し、このアナログ信号をCODECプロセッサ34
4に送信する。CODECプロセッサはこのアナログ信
号をデジタル化し、該ウェブファイルをPCシステムバ
ス(またはPC内部バス)を通じてPC141に回し音
声認識処理に供する。
【0076】ステップ812では、ウェブファイル「発
呼者ID保存」の受信後、PC141上の音声認識ソフ
トウェア604がアルゴリズムを使ってその音声を認識
する。この場合、音声認識ソフトウェアはSRボキャブ
ラリデータベース612の中を見てコマンド「発呼者I
D保存」を機能呼出として認識する。そして、PCIP
制御プログラム602が発呼者IDデータベース614
にエントリし、「最終発呼者ID」記憶場所の内容をそ
のエントリの一部として挿入する。その後、PCIP制
御プログラム602は、ユーザがアナウンスメント用ウ
ェブファイルを与えこのエントリを完了するのを待つ。
【0077】ステップ814では、ある即発音が電話機
104Aの送受話器に送られ、最終発呼者ID関連のア
ナウンスメントフレーズを話すようユーザを促す。この
即発音を送るには、PCIP制御プログラム602がP
CIPLボード142上のCODECプロセッサ344
にそれぞれ異なる音声トーンを生成させる。図3に示す
実施形態では、このトーンが以下に示す経路を通って電
話機104Aの送受話器に送られる。すなわち、PCI
PLコミュニケーションチャネル回路348、PCIP
L高周波インタフェース回路352、屋内電話線10
1、PCIPA高周波インタフェース回路320、PC
IPAコミュニケーションチャネル回路316およびS
LIC312を通り抜ける。また、図4に示す実施形態
では、このトーンが以下に示す経路を通って電話機10
4Aの送受話器に送られる。すなわち、PCIPLコミ
ュニケーションチャネル回路348、PCIPL無線送
信機・受信機398、PCIPA無線送信機・受信機3
98、PCIPAコミュニケーションチャネル回路31
6およびSLIC312を通り抜ける。
【0078】ステップ816で、即発音を聞いた後、ユ
ーザは最終発呼者に関連させるべきアナウンスメントフ
レーズを話し始める。例えば、その最終発呼者によって
は、「スーザン・ジョーンズ」とか「ACME芝生サー
ビス」とユーザが話すかもしれないし、あるいは「市外
通話」と言うかもしれない。このフレーズは、コマンド
「発呼者ID保存」の場合と同じように、コミュニケー
ションチャネル経由でPCに送信される。
【0079】ステップ818で、ユーザは電話機104
Aの送受話器を元に戻す。するとSLIC312は、オ
フフック状態の場合と同じようにオンフック状態を検
出、報告する。ステップ820で、オンフック信号が受
信されると、PCIP制御プログラム602が制御し、
CODECプロセッサ344によってディジタルに符号
化されウェブファイルになったフレーズを最終発呼者I
Dと共に発呼者IDデータベース614に格納する。将
来、この発呼者IDパターンを有する発呼者が再び電話
をかけると、このウェブファイルが検索され、選択され
るPCIPAボックスで再生され、この発呼者が誰であ
るかのアナウンスが行われる。
【0080】ステップ822では、PCIPシステム1
00が非動作・準備状態に戻る。後になって、ユーザは
PCIPユーザインタフェースプログラム603を呼び
出し、経路設定および呼出プリファランスを入力するか
もしれない。または、デフォルトをそのまま使用するか
もしれない。ここでデフォルトを使用するということ
は、ある特定の発呼者IDでPCIP装備の電話全てを
鳴らし、通常のベル音パターンと発呼者IDアナウンス
メントとを交互に発することを通常は意味する。もしユ
ーザがこのデフォルトの変更を望むなら、PCのモニタ
・キーボード・マウス・ヒューマンインタフェースに向
かって座り、PCIPユーザインタフェースプログラム
603を呼び出すことになる。そして、変更する発呼者
IDデータベースエントリ上でユーザは通常ポイント・
アンド・クリックし、放送先としてその経路を設定する
電話上でポイント・アンド・クリックし、再生する呼出
パターン上でポイント・アンド・クリックする。
【0081】ここで、本発明の実施形態は住居に据え付
ける場合に関して説明されているが、本発明の範囲内で
あれば、例えば小規模事務所への据え付け等、他の設置
条件にも容易に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるPCインタラクティブ・ホーン
(PCIP)システムのブロック図である。
【図2】本発明に係わる図1のPCインタラクティブ・
ホーン(PCIP)システムの電話線の屋内配線と設置
概要を示す。
【図3】本発明に係わる図1のPCインタラクティブ・
ホーン(PCIP)システムをさらに詳細に示す。
【図4】本発明に係わる図1のPCインタラクティブ・
ホーン(PCIP)システムをさらに詳細に示す。
【図5】図3および図4のユーザパネルをさらに詳細に
示す。
【図6】本発明に係わる図1のPCIPシステムの動作
制御に利用可能なPCコンピュータを示す。
【図7】図6のメモリ記憶装置とディスク記憶装置に格
納されたプログラムを示す。
【図8】本発明に係わり、PCおよびPCIP機器を用
いて発呼者IDアナウンスメント情報を獲得し、その送
出経路を設定して放送を行う発呼者IDブロードキャス
ト動作の実行ステップを説明するフローチャートを示
す。
【図9】本発明に係わり、ユーザが新規エントリを発呼
者IDデータベースに記憶する簡便なステップを説明す
るフローチャートを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着呼に携えられコミュニケーション装置
    に送られた発呼者識別子に応答する装置において、メッ
    セージ(614)を該識別子と対応づけることのできる
    プロセッサ論理(602)と、前記メッセージに応答し
    (344)前記メッセージを音声化することのできる音
    声生成機構とからなることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 着呼に携えられ複数のコミュニケーシ
    ョン装置(104A...104N)に送られる発呼者
    識別子を提供するシステムにおいて、該識別子は音声メ
    ッセージであり、コミュニケーション装置毎にそれぞれ
    独自の装置識別子が割り当てられており、 (a)コントローラを備え、該コントローラは (1)該発呼者識別子を検出可能にする検出器回路(3
    64)と、 (2)メッセージ(614)を該発呼者識別子と対応づ
    けると共に一特定コミュニケーション装置に付随する装
    置識別子を生成することのできるプロセッサ論理(60
    2)と、 (3)該メッセージおよび前記装置識別子をコミュニケ
    ーション装置に送出可能にする送信機回路(348)と
    を有すると共に、 (b)各自がそれぞれのコミュニケーション装置に接続
    される複数のインタフェース回路(102A...10
    2N)を備え、該インターフェース回路の典型的な構成
    として(1)前記メッセージおよび装置識別子を受信可
    能にする受信機回路(316)と、(2)受信した前記
    装置識別子がこのインタフェース回路に接続したコミュ
    ニケーション装置に割り当てられた装置識別子と一致す
    るかどうかを判断可能にするプロセッサ論理(314)
    と、(3)受信した前記装置識別子がこのインタフェー
    ス回路に接続したコミュニケーション装置に割り当てら
    れた装置識別子と一致する場合にメッセージを音声化す
    ることのできる音声生成装置(306)とを有すること
    を特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 コミュニケーション装置からの口頭指示
    に応じ、着呼に携えられるであろう発呼者識別子のメッ
    セージ(614)をデータベース(506)に記憶する
    発呼者識別装置であって、 (a)該コミュニケーション装置に接続されたインタフ
    ェース回路(102A...102N)を備え、該イン
    タフェース回路は (1)該コミュニケーション装置からの口頭指示に応じ
    て発呼者識別子と前記発呼者識別子に付随するメッセー
    ジとを生成する手段と、 (2)前記発呼者識別子と関連メッセージとを送出可能
    にする送信機回路(316)とを有すると共に、 (b)コントローラを備え、該コントローラは (1)前記発呼者識別子と関連メッセージとを受信可能
    にする受信機回路(348)と、 (2)前記発呼者識別子と関連メッセージとを前記デー
    タベースに記憶することのできるプロセッサ論理(34
    8)とを有することを特徴とする発呼者識別装置。
  4. 【請求項4】 着呼に携えられる発呼者識別子に対して
    メッセージを生成し該メッセージを固有の装置識別子が
    割り当てられたコミュニケーション装置に送出する発呼
    者識別装置であって、 該着呼に携えられた発呼者識別子を検出する検出器回路
    (364)と、 該発呼者識別子のためにメッセージを選択すると共に該
    コミュニケーション装置に付随する装置識別子を生成す
    るプロセッサ論理(602)と、 前記選択メッセージを前記装置識別子と共にコミュニケ
    ーション装置に送出する送信機回路(348)とからな
    る発呼者識別装置。
  5. 【請求項5】 着呼に携えられた識別子による発呼者識
    別装置であって、固有の装置識別子が割り当てられたコ
    ミュニケーション装置接続時に該コミュニケーション装
    置にメッセージを音声で伝えると共に、 装置識別子を含むメッセージを受信可能にする受信機回
    路と、 受信した前記装置識別子がこのコミュニケーション装置
    に割り当てられた装置識別子と一致するかどうかを判断
    可能にするプロセッサ論理(314)と、 受信した前記装置識別子がこのコミュニケーション装置
    に割り当てられた装置識別子と一致する場合にメッセー
    ジを音声化することのできる音声生成装置とを備えるこ
    とを特徴とする発呼者識別装置。
  6. 【請求項6】 着呼に携えられた情報による発呼者識別
    装置で使用され、着呼に携えられた前記発呼者識別子に
    対してメッセージを生成すると共に、固有の装置識別子
    が割り当てられたコミュニケーション装置(104
    A...104N)に該メッセージを送出する方法であ
    って、 着呼に携えられた前記発呼者識別子を検出するステップ
    と、 前記発呼者識別子のためにメッセージを選択し(60
    2)該コミュニケーション装置に付随する装置識別子を
    生成するステップと、 前記選択メッセージを前記装置識別子と共に該コミュニ
    ケーション装置に送出するステップとからなる方法。
  7. 【請求項7】 コミュニケーション装置に接続され、着
    呼に携えられた情報により発呼者を識別する発呼者識別
    装置で使用され、固有の装置識別子が割り当てられたコ
    ミュニケーション装置(104A...104N)に前
    記発呼者識別子に対するメッセージを音声で伝える方法
    であって、 装置識別子を含むメッセージを受信するステップと、 受信した前記装置識別子がこのコミュニケーション装置
    に割り当てられた装置識別子と一致するかどうかを判断
    するステップと、 受信した前記装置識別子がこのコミュニケーション装置
    に割り当てられた装置識別子と一致する場合にメッセー
    ジ(614)を音声で伝える(306)ステップとから
    なる方法。
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