JPH1028399A - 発電機制御方式 - Google Patents

発電機制御方式

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JPH1028399A
JPH1028399A JP8178365A JP17836596A JPH1028399A JP H1028399 A JPH1028399 A JP H1028399A JP 8178365 A JP8178365 A JP 8178365A JP 17836596 A JP17836596 A JP 17836596A JP H1028399 A JPH1028399 A JP H1028399A
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power
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JP8178365A
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Inventor
Mutsumi Noda
睦 野田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電機・主変圧器の過負荷を確実に防止し
て、過負荷に伴う劣化・損傷を防止する。 【解決手段】 発電機定格皮相電力設定部2で設定した
発電機定格皮相電力値と、有効電力演算部1で求めた発
電機出力電力値により、発電機定格皮相電力からの無効
電力制限値(最大値)を求め、一方、主変圧器定格皮相
容量設定部1で設定した主変圧器定格皮相容量値から、
所内負荷皮相容量演算部4で求めた所内負荷皮相容量を
減じた皮相容量値により、主変圧器定格皮相容量からの
無効電力制限値(最大値)を求め、Lower選択部9
により上記で求めた両無効電力制限値の小さい方の制限
値(機器容量無効電力)に基づいて発電機の無効電力を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電機の出力電
圧、無効電力、皮相出力制御を行う発電機制御方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発電機の出力電圧、無効電力制御
方式としては、発電機出力電圧一定方式、無効電力定値
制御方式、発電機力率制御方式があり、各々図10で示
すAVR(Automatic Voltage Regulator )31、AQ
R(Automatic Q−Power Regulator )32、APFR
(Automatic Power Factor Regulator)34により制御
されてきた。また、AQR32に代わり主変圧器24の
負荷時タップ切替器25で無効電力を制御する方式があ
る。なお、21は発電機、22はPT、23はCT、2
4は主変圧器(主変)、33はAQR設定器、35はA
PFR設定器である。
【0003】次に動作について説明する。発電機出力電
圧をPT(Potential Transformer )22にて検出し、
AVR31、AQR32、APFR34に入力し、ま
た、AQR32、APFR34には発電機出力電流をC
T(Current Transformer )で検出し入力している。
【0004】(1)AVR31は、入力された発電機出
力電圧を基準電圧と比較し、偏差があれば偏差信号に発
電機界磁電流の増減を行い発電機出力電圧を一定値に制
御する。 (2)AQR32は、発電機電圧・電流より無効電力を
検出し、AQR設定器33の基準無効電力と比較し、偏
差があれば電圧設定器(90R)を制御し、無効電力が
一定となるよう発電機出力電圧を制御する。
【0005】(3)APFR34は、発電機電圧・電流
より皮相電力と有効電力を検出し、有効電力/皮相電力
比が一定となるように、 皮相電力=[(有効電力)2 +(無効電力)2 1/2 つまりは無効電力をAQR32と同じく電圧設定器(9
0R)を制御することにより力率を一定とする。
【0006】(4)負荷時タップ切替器25は、主変圧
器24の高圧側母線電圧を中央給電指令により、また
は、手動で、あるいは自動により規定値に設定させ無効
電力をある一定バント内に制御する。
【0007】尚、AQR32,APFR34,負荷時タ
ップ切替器25の制御は各々相反する電圧制御方式のた
めいずれか一方式しか適用できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の発電機出力電圧
制御方式では、発電所定格有効出力範囲内で運転するこ
とを前提に、あらかじめ定められた無効電力範囲内とな
るよう出力電圧変化範囲を設定し運用してきた。電気事
業法改正に伴い発電所有効出力を従来の定格値より若干
オーバして運用することが認められ、冬場における海水
(淡水)温度低下による復水器能率up分の有効出力を
利用することが可能となり、海水(淡水)温度により発
電所有効出力が変動する運用方式が可能となった。
【0009】従来の発電機無効電力制御装置(=出力電
圧制御方式)ではあらかじめ決められた季節毎、時間区
分毎系統構成による系統側要求値となるよう無効電力値
が決められていたため、海水(淡水)温度変化による有
効出力変動(特に定格を上廻る有効出力up)に対し的
確に制御出来ず、皮相出力が主変圧器、発電機定格容量
を上廻る可能性が生じるなどの問題点があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、有効出力変動(特に定格を上
廻る有効出力up)に対しても最適制御を可能とするこ
とを目的とする。また、皮相出力が主変圧器の定格皮相
容量、および発電機の定格皮相出力を上廻らないよう制
御することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る発電機制御方式は、発電機出力を
主変圧器を介して系統へ送電する発電システムにあっ
て、発電機定格皮相電力値と発電機出力電力値から無効
電力制限値を求める第1の演算手段と、主変圧器定格皮
相容量値と上記発電機出力電力値から無効電力制限値を
求める第2の演算手段と、上記両無効電力制限値の内、
小さい方の制限値に基づいて発電機の無効電力を制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0012】(2)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、主変圧器定格皮相容量値と上記発
電機出力電力値から無効電力制限値を求める第2の演算
手段と、上記両無効電力制限値と、指令値として設定さ
れた無効電力設定値との3者の内、最小の値に基づいて
発電機の無効電力を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0013】(3)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、主変圧器定格皮相容量値と主変圧
器の出力電力値から無効電力制限値を求める第3の演算
手段と、上記両無効電力制限値の内、小さい方の制限値
に基づいて発電機の無効電力を制御する制御手段とを備
えたものである。
【0014】(4)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、主変圧器定格皮相容量値と主変圧
器の出力電力値から無効電力制限値を求める第3の演算
手段と、上記両無効電力制限値と、指令値として設定さ
れた無効電力設定値との3者の内、最小の値に基づいて
発電機の無効電力を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0015】(5)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効
電力制限値に基づいて発電機の無効電力を制御する制御
手段と主変圧器定格皮相容量値と主変圧器の出力電力値
から無効電力制限値を求める第3の演算手段と、上記第
3の演算手段で求めた無効電力制限値に基づいて上記主
変圧器の電圧を調整する調整手段とを備えたものであ
る。
【0016】(6)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効
電力制限値と、指令値として設定された無効電力設定値
との両者の内、小さい方の値に基づいて発電機の無効電
力を制御する制御手段と、主変圧器定格皮相容量値と主
変圧器の出力電力値から無効電力制限値を求める第3の
演算手段と、上記第3の演算手段で求めた無効電力制限
値に基づいて上記主変圧器の電圧を調整する調整手段と
を備えたものである。
【0017】(7)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効
電力制限値に基づいて発電機の無効電力を制御する制御
手段と、主変圧器定格皮相容量値と上記発電機出力電力
値から無効電力制限値を求める第2の演算手段と、上記
第2の演算手段で求めた無効電力制限値に基づいて上記
主変圧器の電圧を調整する調整手段とを備えたものであ
る。
【0018】(8)また、発電機出力を主変圧器を介し
て系統へ送電する発電システムにあって、発電機定格皮
相電力値と発電機出力電力値から無効電力制限値を求め
る第1の演算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効
電力制限値と、指令値として設定された無効電力設定値
との両者の内、小さい方の値に基づいて発電機の無効電
力を制御する制御手段と、主変圧器定格皮相容量値と上
記発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第2の
演算手段と、上記第2の演算手段で求めた無効電力制限
値に基づいて上記主変圧器の電圧を調整する調整手段と
を備えたものである。
【0019】(9)また、上記(1)(2)(7)
(8)のいずれか1項において、主変圧器定格皮相容量
値は、所内負荷皮相容量値を補正した主変圧器定格皮相
容量値としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図に基
づいて説明する。図1は実施の形態1の発電制御装置の
ブロック図であり、図において従来の図10と同一記号
は、同一または相当のものを表し説明を省略する。
【0021】1は発電機出力電流と電圧とを検出して有
効電力を求める有効電力演算部、2は発電機定格皮相出
力設定部、3は主変圧器定格皮相容量設定部、4は所内
負荷へ流れる所内負荷皮相容量を求める所内負荷皮相容
量演算部、5、7は入力値を2乗する演算部、6、8は
平方根を求める演算部である。
【0022】9はLower選択部で、発電機定格皮相
出力からの無効電力制限値(演算部8の演算結果)と主
変圧器から皮相出力制限による無効電力制限値(演算部
6の演算結果)とを比較し、低値選択するものである。
その低値選択により機器定格範囲となる発電機の無効電
力出力を決めるものである。26は所内負荷電流を検出
するCTである。
【0023】次に動作について説明する。 P1:発電機出力 Sg:発電機定格皮相出力 St:主変圧器定格皮相容量 S2:所内負荷皮相容量 Qg:発電機定格皮相出力からの無効電力最大値(制限
値) Qt:主変圧器定格皮相容量からの無効電力最大値(制
限値) Q1:無効電力設定値(中央給電所からの指令値) とする。
【0024】発電機出力P1は、有効電力演算部1で算
出される。一方、主変圧器定格皮相容量設定部3と、所
内負荷皮相容量演算部4から、発電機出力P1が主変圧
器24を経由し系統と所内負荷に分流する為、所内負荷
分の皮相容量を補正し「主変圧器定格皮相容量St+所
内負荷容量S2」を求める。このことにより発電機21
への皮相出力制御値(St+S2)を求める。
【0025】海水温度変化による復水器効率変動に伴
い、発電機有効出力P1が変動(定格有効出力オーバ
ー)するが、演算部6、7はその時々の発電機出力変動
に応じ、発電機定格皮相出力Sg及び主変圧器定格皮相
出力Stの範囲内となる無効電力値を求める。
【0026】即ち、演算部1の発電機有効電力P1と発
電機定格皮相出力設定部2の発電機定格皮相出力Sg、
及び演算部1の発電機有効出力P1と、主変圧器からの
皮相出力制限値(St+S2)とを各々2乗した後、加
減算後平方根により、上記範囲内となる無効電力値を求
めるものである。
【0027】これを演算式で説明すると、演算部6の入
力は、 (St+S2)2 −P2 となり、演算部6の出力は、主変圧器定格皮相容量から
の無効電力最大値Qtとなり、 Qt=[(St+S2)2 −P2 1/2 となる。
【0028】一方、演算部7の入力は、 (Sg2 −P12 ) となり、演算部7の出力は、発電機定格皮相出力からの
無効電力最大値Qgとなり、 Qg=(Sg2 −P12 1/2 となる。
【0029】上記QtとQgの小さい方の無効電力値を
Lower選択部9で選択し、この値を機器容量無効電
力としてAQR32へ入力して発電機を制御する。この
ようにして機器許容無効電力まで無効電力が制御でき
る。
【0030】以上のように、この実施の形態では、主変
圧器・発電機の各々の許容無効電力を明確にして発電機
の無効電力を制御する方式であるので、海水温度変化に
よる5%程度の発電機定格有効出力オーバ時でも確実に
主変圧器、発電機定格皮相容量内で運転でき、従来、系
統側要求(季節毎、時間毎、系統構成毎に変化させてい
た)に基づき制御していた方式に比べ、発電機・主変圧
器の過負荷を確実に防止でき、過負荷に伴う劣化・損傷
を防止できる。
【0031】実施の形態2.この実施の形態のブロック
図を図2に示す。図2において、11は中央給電所から
の無効電力設定指示を行う無効電力設定部、10は無効
電力設定部11からの無効電力設定値Q1と機器容量無
効電力(QtまたはQg)との小さい方の値を選択する
Lower選択部である。
【0032】無効電力設定部11での無効電力設定値
(Q1)である系統側要求値(中央給電所からの無効電
力設定指示)との適応を図るために、機器許容無効電力
(QtまたはQg)との比較演算を、Lower選択部
10にて実施して、その結果としてQt,Qg,Q1の
最小値を選択し、その選択した無効電力値で発電機を制
御する。
【0033】通常、中央給電所からの指示による無効電
力設定値(Q1)は、機器許容無効電力(QtまたはQ
g)より小さいので、発電所の無効電力は無効電力設定
値(Q1)で定値制御されるが、系統側の電圧が負荷の
増減により変化することにより無効電力が変化すると、
この無効電力の変動が機器許容無効電力(QtまたはQ
g)になるよう制限する。
【0034】以上のように、機器許容無効電力範囲内で
系統要求無効電力を満足するように発電機出力電圧を制
御することができる。
【0035】実施の形態3.この実施の形態のブロック
図を図3に示す。図3において、41は主変通過有効電
力演算部である。図3に示すように主変圧器系統側電流
をCT27で、その電圧をPT28で直接検出すること
により、所内負荷皮相容量を演算することなく、発電機
定格からの無効電力最大値と同じ演算を行わせることに
より主変圧器無効電力最大値を求めるようにしたもので
ある。
【0036】従って、制御方式の簡素化ができ、経済性
に優れた方式を得ることができる。
【0037】実施の形態4.この実施の形態のブロック
図を図4に示す。図4において、実施の形態3の図3と
異なる箇所は、中央給電所からの無効電力設定指示を行
う無効電力設定部11と、無効電力設定部11からの無
効電力設定値Q1と機器容量無効電力との小さい方の値
を選択するLower選択部を設けたものである。
【0038】このようにすると実施の形態2と同様、機
器許容無効電力範囲内で系統要求無効電力を満足するよ
うに発電機出力電圧を制御することができ、また、実施
の形態3と同様に制御方式の簡素化ができ、経済性に優
れた方式を得ることができる。
【0039】実施の形態5.この実施の形態のブロック
図を図5に示す。図5において、12はタップ位置検出
部で、負荷時タップ切替器25の切替状態を検出する。
13は系統との許容電圧差演算部、14はタップ限界値
出力部で、この出力は負荷時タップ切替器25のタップ
を切り替える。
【0040】上記実施の形態1〜3では、発電機の出力
電圧を制御する方式について述べたが、図5に示すよう
に、タップ位置を負荷時タップ切替器25より入力する
と共に、系統との許容電圧差演算部13にて、無効電力
最大値より系統との許容電圧差に換算する演算を行い、
現状タップ位置からの許容タップ限界値を負荷時タップ
切替器25にリミット値として出力するようにする。
【0041】許容電圧差演算部13での無効電力最大値
より系統との許容電圧差に換算する演算手段を説明す
る。図6の等価回路で、 VG :発電所出力電圧(主変圧器高圧側) VL :系統側電圧 XG :発電機リアクタンス XM :主変圧器リアクタンス XL :系統〜主変圧器間ケーブルリアクタンス
【0042】無効電力Qは下式で求められる。 Q=(|VG |−|VL |)/(XG +XM +XL ) −−−(1) (1)式より、 |VG |−|VL |=Q/(XG +XM +XL ) −−−(2) となり、(2)式より許容電圧差演算部13での系統と
の許容電圧差(|VG |−|VL |)が求められる。
【0043】例えば、現状のタップが100kVで、系
統との許容電圧差が10kVであれば、許容タップ限界
値は10kVとなり、この限界値10kVまでの電圧上
昇(100+10=110kV)が許容される。このよ
うにしてタップ限界値出力部14が出力する許容タップ
限界値までタップを変更することができる。
【0044】図5に示すように、タップチェンジによる
無効電力の調整と、発電機定格からの無効電力の調整と
の両者があるが、主変圧器の負荷時タップ切替器にて無
効電力調整を行っているプラントでは、通常、タップチ
ェンジによる無効電力調整を優先している。そしてタッ
プチェンジが上限に達した場合は、発電機側で無効電力
制御を行う。
【0045】以上のように、主変圧器の負荷時タップ切
替器にて無効電力調整を行っているプラントにも適用す
ることができる。
【0046】なお、タップ切り替えで電圧を段階的に切
り替えする代わりに、電圧を連続的に可変する手段を設
けて調整してもよい。
【0047】実施の形態6.この実施の形態のブロック
図を図7に示す。図7において、実施の形態5の図5と
異なる箇所は、中央給電所からの無効電力設定指示を行
う無効電力設定部11と、無効電力設定部11からの無
効電力設定値Q1と機器容量無効電力との小さい方の値
を選択するLower選択部を設けたものである。
【0048】このようにすると実施の形態2と同様、機
器許容無効電力範囲内で系統要求無効電力を満足するよ
うに発電機出力電圧を制御することができ、また、実施
の形態5と同様に、主変圧器の負荷時タップ切替器にて
無効電力調整を行っているプラントにも適用することが
できる。
【0049】実施の形態7.この実施の形態のブロック
図を図8に示す。図8に示すように、実施の形態1では
主変圧器定格皮相容量からの無効電力最大値(制限値)
を求める場合に、所内負荷皮相容量を補正した主変圧器
定格皮相容量と有効電力演算部1で求めた発電機出力か
ら無効電力最大値(制限値)を求めたが、この求めた無
効電力最大値(制限値)に基づいて、実施の形態5に示
すように負荷時タップ切替器での主変圧器の電圧調整を
するようにしたものである。
【0050】このようにすると実実施の形態5と同様
に、主変圧器の負荷時タップ切替器にて無効電力調整を
行っているプラントにも適用することができる。
【0051】実施の形態8.この実施の形態のブロック
図を図9に示す。図9に示すように、実施の形態7の図
8と異なる箇所は、無効電力設定部11とLower選
択部10とを設け、発電機定格皮相出力からの無効電力
最大値(制限値)と、無効電力設定部11の無効電力設
定値との両者の無効電力値の内、小さい方の無効電力値
で発電機の制御をするようにしたものである。
【0052】このようにすると実施の形態2と同様、機
器許容無効電力範囲内で系統要求無効電力を満足するよ
うに発電機出力電圧を制御することができ、また、実施
の形態5と同様に、主変圧器の負荷時タップ切替器にて
無効電力調整を行っているプラントにも適用することが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、主変
圧器・発電機の各々の許容無効電力を求めて、その範囲
内で発電機の無効電力を制御する方式としたので、発電
機・主変圧器の過負荷を確実に防止でき、過負荷に伴う
劣化・損傷を防止できる。
【0054】(2)また、主変圧器・発電機の各々の許
容無効電力を求めて、その範囲内で発電機の無効電力を
制御すると共に、主変圧器の電圧を調整する方式とした
ので、発電機・主変圧器の過負荷を確実に防止でき、過
負荷に伴う劣化・損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図2】 この発明の実施の形態2による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図3】 この発明の実施の形態3による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図4】 この発明の実施の形態4による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図5】 この発明の実施の形態5による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図6】 この発明の実施の形態5による発電系統の等
価回路の図を示す。
【図7】 この発明の実施の形態6による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図8】 この発明の実施の形態7による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図9】 この発明の実施の形態8による発電機制御装
置のブロック図を示す。
【図10】 従来の発電機制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 有効電力演算部、2 発電機定格皮相出力設定器、 3 主変圧器定格皮相容量設定器、4 所内負荷皮相容
量演算部、 5,6,7,8 演算部、9,10 Lower選択
部、 11 無効電力設定部、12 タップ位置検出部、 13 系統との許容電圧差演算部、14 タップ限界値
出力部、 21 発電機、22,28 PT、23,26,27
CT、24 主変圧器、 25 負荷時タップ切替器、31 AVR、32 AQ
R、 41 主変通過有効電力演算部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、主変圧器定格皮相容量値と上記発電機出力電
    力値から無効電力制限値を求める第2の演算手段と、上
    記両無効電力制限値の内、小さい方の制限値に基づいて
    発電機の無効電力を制御する制御手段とを備えた発電機
    制御方式。
  2. 【請求項2】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、主変圧器定格皮相容量値と上記発電機出力電
    力値から無効電力制限値を求める第2の演算手段と、上
    記両無効電力制限値と、指令値として設定された無効電
    力設定値との3者の内、最小の値に基づいて発電機の無
    効電力を制御する制御手段とを備えた発電機制御方式。
  3. 【請求項3】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、主変圧器定格皮相容量値と主変圧器の出力電
    力値から無効電力制限値を求める第3の演算手段と、上
    記両無効電力制限値の内、小さい方の制限値に基づいて
    発電機の無効電力を制御する制御手段とを備えた発電機
    制御方式。
  4. 【請求項4】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、主変圧器定格皮相容量値と主変圧器の出力電
    力値から無効電力制限値を求める第3の演算手段と、上
    記両無効電力制限値と、指令値として設定された無効電
    力設定値との3者の内、最小の値に基づいて発電機の無
    効電力を制御する制御手段とを備えた発電機制御方式。
  5. 【請求項5】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効電力制限値
    に基づいて発電機の無効電力を制御する制御手段と主変
    圧器定格皮相容量値と主変圧器の出力電力値から無効電
    力制限値を求める第3の演算手段と、上記第3の演算手
    段で求めた無効電力制限値に基づいて上記主変圧器の電
    圧を調整する調整手段とを備えた発電機制御方式。
  6. 【請求項6】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効電力制限値
    と、指令値として設定された無効電力設定値との両者の
    内、小さい方の値に基づいて発電機の無効電力を制御す
    る制御手段と、主変圧器定格皮相容量値と主変圧器の出
    力電力値から無効電力制限値を求める第3の演算手段
    と、上記第3の演算手段で求めた無効電力制限値に基づ
    いて上記主変圧器の電圧を調整する調整手段とを備えた
    発電機制御方式。
  7. 【請求項7】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効電力制限値
    に基づいて発電機の無効電力を制御する制御手段と、主
    変圧器定格皮相容量値と上記発電機出力電力値から無効
    電力制限値を求める第2の演算手段と、上記第2の演算
    手段で求めた無効電力制限値に基づいて上記主変圧器の
    電圧を調整する調整手段とを備えた発電機制御方式。
  8. 【請求項8】 発電機出力を主変圧器を介して系統へ送
    電する発電システムにあって、発電機定格皮相電力値と
    発電機出力電力値から無効電力制限値を求める第1の演
    算手段と、上記第1の演算手段で求めた無効電力制限値
    と、指令値として設定された無効電力設定値との両者の
    内、小さい方の値に基づいて発電機の無効電力を制御す
    る制御手段と、主変圧器定格皮相容量値と上記発電機出
    力電力値から無効電力制限値を求める第2の演算手段
    と、上記第2の演算手段で求めた無効電力制限値に基づ
    いて上記主変圧器の電圧を調整する調整手段とを備えた
    発電機制御方式。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,7,8のいずれか1項の
    発電機制御方式において、主変圧器定格皮相容量値は、
    所内負荷皮相容量値を補正した主変圧器定格皮相容量値
    としたことを特徴とする発電機制御方式。
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