JPH10283773A - ルックアサイド方式メモリコントローラとそのdram - Google Patents

ルックアサイド方式メモリコントローラとそのdram

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JPH10283773A
JPH10283773A JP9102454A JP10245497A JPH10283773A JP H10283773 A JPH10283773 A JP H10283773A JP 9102454 A JP9102454 A JP 9102454A JP 10245497 A JP10245497 A JP 10245497A JP H10283773 A JPH10283773 A JP H10283773A
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dram
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稔 古田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUがメモリアクセスしたときのラテンシ
イを短くし、メモリデータバスの実効バンド幅を大きく
するシステムを提供する。 【解決手段】 メモリコントローラをルックアサイド方
式にしてCPUが直接メモリにアクセスできるようにし
てメモリアクセスのラテンシイを短くする。また識別符
号を使いメモリの複数個のバンクの中、データの用意が
できた順番にメモリデータバスを使用するよう制御し
て、従来の方式の早くデータが用意できても順番待ちで
メモリデータバスの空きができるようなことをなくし
て、メモリデータバスの実効バンド幅を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ダイナミックRAM
(以下、DRAMと呼ぶ)のメモリコントローラに関
し、更に詳しくは、DRAMのメモリコントローラをル
ックアサイドにしたシステムと前記システムに使われる
DRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】図11にCPUとメモリを含んだ従来の
システムのブロック図を示す。CPU10とメモリ3
0、31、32、33の間にメモリコントローラ20が
存在する。メモリコントローラ20はCPUからのCP
Uアドレス12とCPUコントロール信号13を受け取
り各メモリ30、31、32、33の内部状態に応じ
て、メモリコントロール信号を、順次生成する。メモリ
コントローラはそのメモリコントロール信号を用いて、
メモリデータバス22とメモリコントロールバス25を
経由してメモリ30、31、32、33にアクセスす
る。
【0003】CPUアドレス12はメモリコントローラ
20で内部のゲートの遅延と、クロックで同期をとるた
めの遅延が加算されてメモリコントロール信号となる。
またメモリ30、31、32、33から読み出したデー
タはメモリデータバス22を経てメモリコントローラ2
0に入り、メモリコントローラ20で内部のゲートの遅
延と、クロックで同期をとるための遅延が加算されて、
CPUデータバス14を経てCPUに取り込まれる。C
PU10のメモリの読み出しがメモリコントローラ20
がCPU10とメモリ30、31、32、33の間に存
在するため遅れる。即ち、CPU10のメモリアクセス
のラテンシイが長くなる。
【0004】更にメモリのバンド幅については、メモリ
としてラムバスDRAM(以下RDRAMと呼ぶ)を使
った場合について述べる。DRAMはその本来の性質か
らアクセス時間が遅くまたプリチャージにも時間がかか
るため実効バンド幅を大きくすることが困難である。実
効バンド幅を大きくするためには複数のバンクを持つメ
モリシステムをパイプライン方式で効率よく動作させる
ことが必要である。
【0005】RDRAMのREQパケットを受けてから
のアクセス時間にはRDRAMの内部状態によって6種
類ある。それらはRASアクセス時間、CASアクセス
時間及びプリチャージを含めたRASアクセス時間であ
る。RDRAMでは読み出しと書き込みのアクセス時間
が異なるため合計6種類のアクセス時間が存在する。R
DRAMのデータバスの制御方法はファーストイン、フ
ァーストアウト方式である。即ち、読み出しまたは書き
込みのREQパケットを受けた順番にデータバスを使用
する。REQパケットにたいするアクセス時間が6種類
あるため、パイプライン方式でデータバスを使用する場
合、このデータバス制御方法では早くデータが用意でき
てデータバスが空いていても順番待ちのため待たされデ
ータバス上に空きの時間が入ってしまう。
【0006】図12にデータバス上に空きの時間が入る
ことを、RDRAMのタイミングチャートで示す。RD
RAMはバスデータをデータとREQパケットで共有し
ているが、この図12ではREQパケット用のバスを別
に持った仮想のDRAMのタイミングチャートである。
このREQパケット用のバスをコマンドバスと呼ぶ。こ
の仮想のDRAMはREQパケットをいつでも発行する
ことができるため、RDRAMより有利である。
【0007】図12のSTARTはRDRAMの読み出
し、または書き込みの開始をさせるための信号である。
CMDはコマンドバスである。DATAはデータバスで
ある。XRAS0(ロウアドレス・ストローブ0。ここ
で、XRAS0は上バー付きRAS0であることを示
し、符号Xは以下同様に使用する。)およびXRAS1
はメモリのバンク0およびバンク1の内部状態を説明す
るために示してあり、これらの信号はメモリの外部には
現れない。読み出しおよび書き込みのデータの長さはバ
ースト長4である。
【0008】メモリコントローラは、T2でバンク0へ
のページヒットの書き込みのREQパケットを発行して
書き込みのデータをT4からT7までバースト長4のデ
ータをデータバスにのせる。メモリコントローラは、T
4でバンク1へのページミスの読み出しのREQパケッ
トを発行する。バンク1のRDRAMはプリチャージを
してからREQパケットで指定されたアドレスのメモリ
セルから読み出してT19から読み出したデータをデー
タバスにのせる。
【0009】メモリコントローラは、T6でバンク0へ
のページヒットの書き込みのREQパケットを発行す
る。しかしREQパケットを出した順にしかデータバス
を使用できず、T4で発行された読み出しの動作が終了
するまでデータバスを使用することが出来ない。従って
T8からT18までデータバスの空きができる。つまり
実効バンド幅が小さくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式のメモリ
コントローラは、メモリコントローラがCPUとメモリ
の間に入るためCPUのメモリアクセスのラテンシイが
長くなりCPUのパーフォマンスが上がらない。またそ
のデータバス制御方式では、6種類のアクセス時間があ
るためデータバス上に空きができて、データバスの実効
バンド幅を大きくできない。
【0011】CPUがますます高速化し、しかもメモリ
をCPUと他のコントローラが共有するようなシステム
においては、パーフォーマンスの良いシステムをつくる
にはメモリアクセスのラテンシイを短くすることと、デ
ータバスの実効バンド幅を大きくすることのできる方式
が望まれる。
【0012】CPUとメモリコントローラを同一チップ
にすればメモリアクセスのラテンシイを短くできるが、
CPUの汎用性をなくし、またメモリの仕様がかわる度
にCPUを変更せねばならないという不利な点がある。
【0013】本発明は上記に鑑み、メモリコントローラ
を外部に出すことも可能とする方式で、ラテンシイを短
くし、しかもデータバスを効率よく使用するためのメモ
リコントローラとDRAMとを含むシステムを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のDRAMの制御システムは、複数のバンク
を備えるDRAMを共有する第1及び第2のメモリバス
制御部を有するDRAMの制御システムにおいて、前記
第1及び第2のメモリバス制御部の一方が、外部信号
(コマンドバス)に基づいて、前記複数のバンクの何れ
かが現在アクティブであるかを検出するメモリバンクモ
ニタ部と、前記メモリバンクモニタ部でアクティブであ
ると検出されたバンクと、前記外部信号に基づいて、新
しくアクセスされるメモリセルのバンクとを比較するバ
ンク比較部と、前記外部信号を記憶する外部信号記憶部
(REQパケット記憶部)と、前記バンク比較部でバン
ク相互の一致が検出されたときには、所定時間遅延させ
た後、前記外部信号記憶部の内容を出力させるための制
御信号遅延部とを備えることを特徴とするDRAMの制
御システム。
【0015】また本発明のDRAMの制御システムは、
複数のバンクを備えるDRAMの制御システムにおい
て、メモリバス制御部が、識別符号を付加したコマンド
(REQパケット)を出力するコマンド(REQパケッ
ト)出力部と、スタート信号に付加された識別符号と前
記コマンドの識別符号とを比較する識別符号比較部と、
前記識別符号比較部で識別符号の一致が検出されたとき
には、データバスからのデータを読み込むデータ受信部
を備えることを特徴とするDRAMの制御システム。
【0016】また本発明のDRAMにおいて、コマンド
(REQパケット)に付加された識別符号を記憶する識
別符号記憶部と、スタート信号に付加された識別符号を
検出する識別符号検出部と、前記識別符号記憶部の識別
符号と前記識別符号検出部の識別符号とを比較する識別
符号比較部と、前記識別符号比較部で識別符号の一致が
検出されたときには、前記コマンドで指定されたメモリ
セルアレイからデータを出力するデータ出力部を備える
ことを特徴とするDRAM。
【0017】本発明のDRAMの制御システムは、メモ
リコントローラをルックアサイドに置き、CPUから直
接RDRAMをアクセスできるようにした。本発明のデ
ータバスの制御方法では、データを使用する準備のでき
たバンクからデータバスを使用することができ、データ
バスの効率的な使用が可能となり、実効バンド幅が大き
くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施形態
例について説明する。図1は、本発明の一実施形態例の
ルックアサイド型のメモリコントローラを使用したシス
テムのブロック図である。
【0019】CPU10はメモリ30、31、32、3
3に直接アクセスできる構造になっている。メモリコン
トローラ20はCPU10とメモリ30、31、32、
33を共有する形に置かれている。CPU10とメモリ
コントローラ20は共にメモリバス制御部を持ってい
る。
【0020】メモリバスは、コマンドバス21、メモリ
データバス22、およびスタート信号23からなる。コ
マンドバス21はREQパケット用のバスである。メモ
リ30、31、32、33に対する読み出し、書き込み
等の動作指定、メモリ以外のものに対する動作指定をR
EQパケットを用いて行う。メモリデータバス22はメ
モリ30、31、32、33に対する読み出し、書き込
み等で使用するデータ用のバスである。スタート信号2
3はメモリ30、31、32、33の読み出し、または
書き込みを開始させるための信号であると同時に、CP
U10とメモリコントローラ20に対してもメモリ3
0、31、32、33に合わせてデータをデータバスに
のせたり、データバスからデータを取り込むための信号
である。XGNT(グラント)24はコマンドバス21
の使用権をコントロールする。メモリコントローラ20
はCPU10がコマンドバス21を使用してもいいとき
XGNT24をロウ(アクティブ)にする。図1ではク
ロックおよびこの発明の説明に必要でないコントロール
信号は省略してある。
【0021】メモリコントローラ20は自身もメモリに
アクセスできるが、CPU10がメモリ30、31、3
2、33にアクセスするのを監視してメモリ30、3
1、32、33が動作中で受け付けられなかったREQ
パケットの再送およびスタート信号23を用いてデータ
バス22のコントロールを行う。メモリ30、31、3
2、33は複数個で複数のバンクを持つ場合と、メモリ
30の1個でも複数のバンクを持つ場合とがある。
【0022】図1はCPUが1個であるが、CPUを2
個以上にしたマルチプロセッサにすることもコマンドバ
スのアービトレイションとスヌープの機能を加えれば可
能である。
【0023】図2はメモリコントローラのメモリバス制
御部の中のREQパケット再送部に関するブロック図で
ある。REQパケット再送部は、コマンドバスを通して
すべてのメモリバンクの状態をモニタするメモリバンク
モニタ部52と、新たにREQパケットで指定されたバ
ンクがアクティブであるかどうかを、メモリバンクモニ
タ部52の出力と比較するバンク比較部53と、新たに
REQパケットで指定されたバンクがアクティブでメモ
リに受け付けられなかったことがわかったときには、所
定の時間たってバンクがインアクティブになるまで待つ
制御信号遅延部54と、メモリに受け付けられなかった
REQパケットを記憶するREQパケット記憶部50
と、REQパケットを送信するREQパケット出力部5
1とから構成される。メモリバンクモニタ部52は、メ
モリコントローラから出されたREQパケットと外部の
CPUから出されたREQパケットの両方を監視する。
【0024】図3はCPUのメモリバス制御部である。
メモリバス制御部は、REQパケットに付加する識別符
号を記憶しておく識別符号記憶部60と、REQパケッ
トを送信するREQパケット出力部61と、スタート信
号から識別符号を検出する識別符号検出部62と、検出
した識別符号が送信した識別符号と同じかどうか比較す
る識別符号比較部63と、識別符号が一致したときは、
データバスからデータを読み出しまたはデータバスにデ
ータを書き込むデータ送受信部64とから構成される。
【0025】図4は前記ルックアサイドにおかれたメモ
リコントローラと一緒に使うと効果を発揮できる、本発
明の一実施形態例のDRAMのブロック図である。この
ブロック図は、バンク1個の例である。本発明の一実施
形態例のDRAMには、まず、従来のDRAMと基本的
に同じ機能を有するロウアドレス・バッファ100、カ
ラムアドレス・バッファ110、ロウアドレス・デコーダ
101、メモリセルアレイ102、センスアンプ10
3、カラムアドレス・デコーダ111、ビット・スイッチ
104、データラッチ105、セレクタ106、リード
バッファ107、ライトバッファ112、ドライバ10
8およびレシーバ113がある。
【0026】本発明の一実施形態例のDRAMには更
に、本発明に必要な、コマンドバスにのってくる識別符
号を記憶する識別符号記憶部120と、スタート信号に
のってくる識別符号を検出する識別符号検出部121
と、識別符号記憶部の識別符号と識別符号検出部で検出
された識別符号の識別符号比較部122と、また前記識
別符号比較部122からの出力と外部からの制御信号を
受け取って内部制御信号を生成する制御信号生成部13
0がある。
【0027】前記識別符号比較部122で識別符号の一
致がとれたとき、読み出しの動作の場合、制御信号生成
部はドライバ108をアクティブにしてデータバス上に
データをのせる制御をし、また書き込み動作の場合、制
御信号生成部はレシーバ113をとおしてデータバス上
のデータをライトバッファ112に取り込む制御をす
る。
【0028】図5はメモリの読み出しのタイミングチャ
ートである。CMDはコマンドバスを表わし、IDは識
別符号を表わす。OWNERはREQパケットの発行者
であり、XGNTで制御される。XRAS0およびXR
AS1はメモリのバンク0およびバンク1の内部状態を
説明するために示してあり、これらの信号はメモリの外
部には現れない。STARTはスタート信号である。読
み出しのデータの長さはバースト長4である。
【0029】T1でXGNTをインアクティブにして、
T2でCPUがREQパケットを発行するのを禁止す
る。そしてT2でメモリコントローラが既にXRAS0
がロウでアクティブになっているバンク0へ読み出しの
REQパケットを識別符号#0をつけて発行する。識別
符号は任意につけてよくシーケンシャルである必要はな
い。T4に識別符号#0のスタート信号を出すとメモリ
のバンク0のコントローラはT9からT12まで連続に
識別符号#0用の読み出しのデータをデータバスにのせ
る。
【0030】CPUはT3でXGNTがアクティブであ
るのを確認して、T4でバンク1へ読み出しのREQパ
ケットを識別符号#Aをつけて発行する。メモリコント
ローラはCPUからのREQパケットを監視し、このR
EQパケットがインアクティブのバンクへのアクセスで
あることを知り、またデータバスの空いている時を調べ
てT12に識別符号#Aのスタート信号を出す。メモリ
のバンク1のコントローラはT17からT20まで連続
に識別符号#A用の読み出しのデータをデータバスにの
せる。CPUはそのデータバス上のデータを取り込む。
【0031】メモリコントローラはT6でバンク0への
ページヒットの読み出しのREQパケットを識別符号#
1をつけて発行する。この識別符号#1のREQパケッ
トは、識別符号#AのREQパケットより後から発行し
たにもかかわらずメモリコントローラはT8で識別符号
#1のスタート信号を出す。メモリのバンク0のコント
ローラはT13からT16まで連続に識別符号#1の読
み出しのデータをデータバスにのせる。
【0032】CPUはT7でXGNTがアクティブであ
るのを確認して、T8でバンク1へ読み出しのREQパ
ケットを識別符号#Bをつけて発行する。メモリコント
ローラはCPUからのREQパケットを監視し、メモリ
のバンク1のコントローラが前のREQパケットを処理
中でまだ次のREQパケットを受け付けられる状態でな
く、このREQパケットが無効となったことを、メモリ
コントローラの中のメモリバンクモニタ部とバンク比較
部で知る。今度はメモリコントローラがCPUのかわり
に、T8で発行されたREQパケットをT12でバンク
1へ読み出しのREQパケットを識別符号#Bをつけて
再発行する。メモリコントローラはページヒットの読み
出しであることを知ってT16に識別符号#Bのスター
ト信号を出す。
【0033】メモリコントローラはT14でバンク0へ
のページミスの読み出しREQパケットを識別符号#2
をつけて発行する。メモリのバンク0はT17でプリチ
ャージ動作を開始する。所定のプリチャージ時間経過後
T21で識別符号#2のアドレスのメモリへのアクセス
を開始する。この状態をXRAS0で示す。
【0034】図6はメモリの書き込みのタイミングチャ
ートである。T1でXGNTをインアクティブにして、
T2でCPUがREQパケットを発行するのを禁止す
る。そしてT2でメモリコントローラが既にXRAS0
がロウでアクティブになっているバンク0へ書き込みの
REQパケットを識別符号#0をつけて発行する。メモ
リコントローラはT4で識別符号#0のスタート信号を
出し、T9からT12まで連続に識別符号#0用の書き
込みのデータをデータバスにのせる。メモリのバンク0
のコントローラはそのデータをメモリセルに書き込む。
【0035】CPUはT3でXGNTがアクティブであ
るのを確認して、T4でバンク1へ書き込みのREQパ
ケットを識別符号#Aをつけて発行する。メモリコント
ローラはCPUからのREQパケットを監視し、このR
EQパケットがインアクティブのバンクへのアクセスで
あることを知り、またデータバスの空いている時を調べ
てT12に識別符号#Aのスタート信号を出す。CPU
はT17からT20まで連続に識別符号#A用の書き込
みのデータをデータバスにのせる。そのデータをメモリ
のバンク1のコントローラはメモリセルに書き込む。
【0036】メモリコントローラはT6でバンク0への
ページヒットの書き込みのREQパケットを識別符号#
1をつけて発行する。この識別符号#1のREQパケッ
トは、識別符号#AのREQパケットより後から発行し
たにもかかわらずメモリコントローラはT8で識別符号
#1のスタート信号を出し、T13からT16まで連続
に識別符号#1用の書き込みのデータをデータバスにの
せる。メモリのバンク0のコントローラはそのデータを
メモリセルに書き込む。
【0037】CPUはT7でXGNTがアクティブであ
るのを確認して、T8でバンク1へページヒットの書き
込みのREQパケットを識別符号#Bをつけて発行す
る。メモリコントローラはCPUからのREQパケット
を監視し、ページヒットの書き込みであることを知り、
T16に識別符号#Bのスタート信号を出す。
【0038】メモリコントローラはT15でバンク0へ
のページミスの書き込みのREQパケットを識別符号#
2をつけて発行する。メモリのバンク0は書き込みのデ
ータがメモリセルに書き込まれてからT18でプリチャ
ージ動作を開始する。所定のプリチャージ時間経過後T
22で識別符号#2のアドレスのメモリへのアクセスを
開始する。この状態をXRAS0で示す。
【0039】メモリの各バンクのコントローラは自分に
アドレスされたREQパケットを受けても、まだ前に受
け付けたREQパケットの処理が終了していないとき
は、新しいREQパケットを無視する。これは、CPU
がメモリの各バンクの内部状態を知らずにREQパケッ
トを発行しても誤動作をしないようにするためである。
【0040】図7のタイミングチャートでメモリのバン
クのコントローラの動作を示す。RDYRD0はメモリ
のバンクのコントローラの制御信号生成部130にあ
り、読み出しのREQパケットを受け付けられる状態を
示す。
【0041】T1でCPUがバンク0へ読み出しのRE
Qパケットを識別符号#Aをつけて発行する。バンク0
のメモリセルアレイはT4でアクティブとなり、XRA
S0でアクティブの状態を示す。所定の時間経過後カラ
ムアドレスを選択してメモリセルからデータの読み出し
をする。RDYRD0はT4で バンク0のメモリセル
アレイがアクティブになると同時にインアクティブとな
る。T11で読み出しのデータがデータラッチ105に
ラッチされると次のREQパケットを受け付けられる状
態になって、RDYRD0はアクティブとなる。
【0042】T5で発行されたバンク0へのページヒッ
トの識別符号#BをつけたREQパケットは、RDYR
D0がインアクティブのため無視される。T9で再発行
されたバンク0への識別符号#BをつけたREQパケッ
トは、RDYRD0がT11でアクティブとなってT1
2で受け付けられる。バンク0のメモリセルアレイはT
12で動作状態となるためRDYRD0をインアクティ
ブにする。
【0043】T14で発行されたバンク0へのページミ
スの識別符号#CをつけたREQパケットは、RDYR
D0がアクティブであるので受け付けられ、T17でバ
ンク0のプリチャージ動作に入る。この状態をXRAS
0で示す。プリチャージ中も次のREQパケットを受け
付けられないので、RDYRD0をT17でインアクテ
ィブにする。
【0044】図8のタイミングチャートは書き込みのと
きのメモリのバンクのコントローラの動作を示す。RD
YHIT0とRDYWRT0はメモリのバンクのコント
ローラの制御信号生成部130にあり、RDYHIT0
はページヒットの書き込みのREQパケットを受け付け
られる状態を示し、RDYWRT0はページミスの書き
込みのREQパケットを受け付けられる状態を示す。
【0045】T1でCPUがバンク0へ書き込みのRE
Qパケットを識別符号#Aをつけて発行する。バンク0
のメモリセルアレイはT4でアクティブとなり、XRA
S0でアクティブの状態を示す。所定の時間経過後カラ
ムアドレスを選択してメモリセルのデータの読み出しを
する。RDYWRT0はT4で バンク0のメモリセル
アレイがアクティブになると同時にインアクティブとな
る。T5で発行されたバンク0へのページヒットの識別
符号#BをつけたREQパケットは、RDYHIT0が
アクティブとなっているので受け付けられる。連続にペ
ージヒットの書き込みをさせるために、カラムアドレス
・バッファ110を2段にする必要である。2段のカラ
ムアドレス・バッファ110が一杯になったT8でRD
YHIT0をインアクティブにする。
【0046】T12で発行されたバンク0へのページミ
スの識別符号#CをつけたREQパケットは、RDYW
RT0がインアクティブであるので無視される。RDY
WRT0は、書き込みのデータがメモリセルアレイに蓄
えられるまでアクティブとならない。T16で再発行さ
れたバンク0への識別符号#CをつけたREQパケット
は、RDYWRT0がT18でアクティブとなってT1
9で受け付けられ、バンク0のプリチャージ動作に入
る。この状態をXRAS0で示す。プリチャージ中も次
のページミスのREQパケットを受け付けられないの
で、RDYWRT0をT19でインアクティブにする。
【0047】図9にREQパケットの一実施形態例の構
成を示す。CLKの立ち上がりと立ち下がりを使用して
C0からC7の8本の信号でREQパケットを構成す
る。OP0からOP4の5ビットを使用して読み出し、
書き込みなどの動作の指定をする。A3からA35でア
ドレスの指定をする。ID0からID3の4ビットを識
別符号に使用する。RはReservedの意味であ
る。Xはコマンドバスの切り替えのための時間にとられ
て使用できないことを示している。
【0048】図10にスタート信号の一実施形態例の構
成を示す。CLKの立ち上がりと立ち下がりを使用して
1本の信号線でスタート信号を構成する。SYNは同期
用に使われ、SYNの次のSRBが1のとき、スタート
信号がアクティブで、つづいてくる4ビットがIDであ
ることを示す。ID0からID3の4ビットは識別符号
である。Rはリザーブの意味である。この実施形態例で
は、SYN,SRB,ID3,ID2,ID1,ID
0,R,Rの8ビットでスタート信号を形成する。
【0049】REQパケットもスタート信号も信号線の
数をふやせば、時間を短縮できる。
【0050】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のルックアサイド型のメモリ
コントローラを使用したシステムおよび前記システムに
使用するのに必要なDRAMは、上記実施形態例の構成
にのみ限定されるものでなく、上記実施形態例の構成か
ら種々の修正及び変更を施したメモリコントローラを使
用したシステムおよびDRAMも、本発明の範囲に含ま
れる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDRAM
を使用した本発明のルックアサイド型のメモリコントロ
ーラを使用したシステムは、メモリのアクセスのラテン
シイを短くし、しかもデータバスの実効バンド幅を大き
くすることが出来、システムのパーフォーマンスを著し
く向上させるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例のDRAM制御システム
のブロック図。
【図2】本発明の一実施形態例のメモリコントローラの
メモリバス制御部の中のREQパケット再送部のブロッ
ク図。
【図3】本発明の一実施形態例のCPUのメモリバス制
御部のブロック図。
【図4】本発明の一実施形態例のDRAMのブロック
図。
【図5】本発明のDRAM制御システムのDRAM読み
出しのタイミングチャート。
【図6】本発明のDRAM制御システムのDRAM書き
込みのタイミングチャート。
【図7】本発明のDRAMのバンクコントロールのメモ
リセル読み出しのタイミングチャート。
【図8】本発明のDRAMのバンクコントロールのメモ
リセル書き込みのタイミングチャート。
【図9】本発明の一実施形態例のREQパケットの構
成。
【図10】本発明の一実施形態例のスタート信号の構
成。
【図11】従来技術のDRAM制御システムのブロック
図。
【図12】従来技術のDRAM制御システムのタイミン
グチャート。
【符号の説明】
10 CPU 12 CPUアドレス 13 CPUコントロール信号 14 CPUデータバス 20 メモリコントローラ 21 コマンドバス 22 メモリデータバス 23 スタート信号 24 XGNT 25 メモリコントロールバス 30、31、32、33 メモリ 50 REQパケット記憶部 51 REQパケット出力部 52 メモリバンクモニタ部 53 バンク比較部 54 制御信号遅延部 60 識別符号記憶部 61 REQパケット出力部 62 識別符号検出部 63 識別符号比較部 64 データ送受信部 100 ロウアドレス・バッファ 101 ロウアドレス・デコーダ 102 メモリセルアレイ 103 センスアンプ 104 ビット・スイッチ 105 データラッチ 106 セレクタ 107 リードバッファ 108 ドライバ 110 カラムアドレス・バッファ 111 カラムアドレス・デコーダ 112 ライトバッファ 113 レシーバ 120 識別符号記憶部 121 識別符号検出部 122 識別符号比較部 130 制御信号生成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のバンクを備えるDRAMを共有する
    第1及び第2のメモリバス制御部を有するDRAMの制
    御システムにおいて、前記第1及び第2のメモリバス制
    御部の一方が、 外部信号に基づいて、前記複数のバンクの何れかが現在
    アクティブであるかを検出するメモリバンクモニタ部
    と、 前記メモリバンクモニタ部でアクティブであると検出さ
    れたバンクと、前記外部信号に基づいて、新しくアクセ
    スされるメモリセルのバンクとを比較するバンク比較部
    と、 前記外部信号を記憶する外部信号記憶部と、 前記バンク比較部でバンク相互の一致が検出されたとき
    には、所定時間遅延させた後、前記外部信号記憶部の内
    容を出力させるための制御信号遅延部とを備えることを
    特徴とするDRAMの制御システム。
  2. 【請求項2】複数のバンクを備えるDRAMの制御シス
    テムにおいて、メモリバス制御部が、識別符号を付加し
    たコマンドを出力するコマンド出力部と、 スタート信号に付加された識別符号と前記コマンドの識
    別符号とを比較する識別符号比較部と、 前記識別符号比較部で識別符号の一致が検出されたとき
    には、データバスからのデータを読み込むデータ受信部
    を備えることを特徴とするDRAMの制御システム。
  3. 【請求項3】DRAMにおいて、コマンドに付加された
    識別符号を記憶する識別符号記憶部と、 スタート信号に付加された識別符号を検出する識別符号
    検出部と、 前記識別符号記憶部の識別符号と前記識別符号検出部の
    識別符号とを比較する識別符号比較部と、 前記識別符号比較部で識別符号の一致が検出されたとき
    には、前記コマンドで指定されたメモリセルアレイから
    データを出力するデータ出力部を備えることを特徴とす
    るDRAM。
JP9102454A 1997-04-07 1997-04-07 ルックアサイド方式メモリコントローラとそのdram Pending JPH10283773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6982892B2 (en) * 2003-05-08 2006-01-03 Micron Technology, Inc. Apparatus and methods for a physical layout of simultaneously sub-accessible memory modules

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