JPH10282816A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

転写装置および画像形成装置

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JPH10282816A
JPH10282816A JP11027797A JP11027797A JPH10282816A JP H10282816 A JPH10282816 A JP H10282816A JP 11027797 A JP11027797 A JP 11027797A JP 11027797 A JP11027797 A JP 11027797A JP H10282816 A JPH10282816 A JP H10282816A
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contact
transfer roller
photosensitive drum
bias
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JP11027797A
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Kazuro Ono
和朗 小野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 転写手段クリーニングバイアスレスにより、
転写手段に印加する転写バイアス電源の低コスト化を実
現する。 【解決手段】 像担持体1に圧接して転写接触部Nを形
成し該転写接触部を通過する記録材Pに該担持体上のト
ナー像を転写する接触転写手段5を備え、前記接触転写
手段上に付着したトナーを前記像担持体に転移させる接
触転写手段クリーニング工程時、前記接触転写手段を接
地に対して浮遊させて該接触帯電手段に印加する直流バ
イアス値を可変するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ー等において電子写真法を利用して像担持体上に形成し
たトナー像を転写材に転写させる転写装置および該転写
装置を適用した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は接触帯電方式および接触転写方式
を用いた従来の反転現像系画像形成装置を示す。図にお
いて、1は接地された金属等の導電性基材1b上に感光
体層1aを有し、矢印A方向に駆動回転する像担持体と
しての感光ドラム、2は給電手段としての帯電バイアス
電源11より交流(AC)バイアス+直流(DC)バイ
アス電圧を印加した芯金2b上に弾性層2aを有する接
触帯電手段としての帯電ローラであり、感光ドラム1の
表面を所定の電位(暗電位)に一様に均一帯電する。3
はレーザー光等の露光光であり、帯電された感光ドラム
1の表面を露光して所定の電位(明電位)とし、感光ド
ラム1上に静電潜像を形成する。この感光ドラム1上の
静電潜像は、現像バイアス電源12より電圧を印加され
た現像スリーブ4aを有する現像装置4のトナーによっ
て可視像化されるもので、上記露光光3と現像装置4に
よりトナー像形成手段を構成している。5は転写バイア
ス電源13より切り換えスイッチ15を介してバイアス
電圧を印加した芯金5b上に弾性体層5aを有する接触
転写手段としての転写ローラである。
【0003】次に動作について説明する。
【0004】ここで、記録材Pが給紙カセット(不図
示)より取り出され、レジストローラ対(不図示)によ
り、所定のタイミングによって搬送され、転写入口ガイ
ド6により導かれて、転写ローラ5(矢印B方向に駆動
回転)と感光ドラム1のニップ部(転写接触部)Nに導
入される。転写ローラ5は感光ドラム1上のトナー像を
記録材P上に転写する。トナー像を担持した記録材P
は、感光ドラム1と分離された後、搬送ガイド8により
導かれて定着装置9に導入され、定着ローラ9aと加圧
ローラ9bにより加熱・加圧されてトナー像は記録材P
上に定着される。
【0005】転写工程を終えた感光ドラム1上の転写残
りトナーは、クリーニングブレード7aにより感光ドラ
ム1上から取り除かれてクリーニング装置7に回収され
る。クリーニングされた感光ドラム1は、再び画像形成
プロセス(帯電→露光→現像→転写)を繰り返して、画
像形成に用いられる。
【0006】帯電ローラ2による接触帯電を使用するこ
とにより、コロナ帯電等の非接触帯電と比較して電源の
低電圧化や、オゾンやコロナ成生物の低減化を実現でき
る安全で、かつオゾンフィルター不要の安価な構成とす
ることができる。
【0007】転写ローラ5は、一例として、直径20m
m(芯金8mm、弾性層肉厚6mm)、ローラ弾性体長
220mm、ローラ硬度約30度(アスカーC硬度計)
とし、直径30mmの感光ドラム1への転写ローラ総加
圧1.5Kgfとすると、転写ローラ5と感光ドラム1
で形成されるニップ部Nの幅は約3mm程度となる。こ
の時、転写ローラ芯金5bとニップ部Nとの間の抵抗
は、2KV印加時に1×106 Ω〜1×1010 Ω程度
(約1×107 〜1×1011 Ω・cm程度)の中抵抗
の転写ローラを用いることで、良好にトナー像を記録材
上に転写することができる。弾性体層は、導電カーボン
粒子を分散したEPDM(発泡ゴム)やソリッドゴム
(NBR、ウレタンゴム等)を使用する。
【0008】転写ローラ5への印加バイアスは、反転現
像系では、記録材P上に感光ドラム1上のトナー像を転
写する場合(転写工程)には、転写ローラバイアス電源
13によりトナー(マイナス)と逆極性の+2〜+3K
V程度の転写バイアス電圧が印加され、転写工程前・後
(転写ローラクリーニング工程)には、転写ローラクリ
ーニングバイアス電源14よりトナーと同極性の−50
0〜−1KV程度のクリーニングバイアスが印加され、
転写ローラ5に付着したトナーを感光ドラム1に転移さ
せて該転写ローラをクリーニングする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の転写装置は以上
のように構成されているので、転写ローラクリーニング
バイアスレスにより、転写バイアス電源の低コスト化を
実現し、かつ転写ローラに付着したトナーを感光ドラム
に転移させるようにして、近年、パーソナルコンピュー
タの低価格化に伴い、プリンター等の出力装置の低価格
化を図り、転写ローラに印加する転写バイアス電源の低
コスト化を実現する課題があった。
【0010】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、転写ローラバイアス電源の低コスト
化を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る転写装置は、移動可能な像担持体に圧接する接触帯電
手段と、この接触帯電手段に電圧を印加する給電手段
と、前記像担持体に圧接して転写接触部を形成し、該転
写接触部を通過する記録材に該像担持体上に形成された
トナー像を転写する接触転写手段とを備え、前記接触転
写手段上に付着したトナーを前記像担持体に転移させる
接触転写手段クリーニング工程時、前記接触転写手段を
接地に対してフロートにして該接触帯電手段に印加する
直流バイアス値を可変するものである。
【0012】請求項2記載の発明に係る転写装置は、接
触転写手段上に付着したトナーを像担持体に転移させる
接触転写手段クリーニング工程時、前記接触転写手段を
接地に対して浮遊させて接触帯電手段に印加する交流バ
イアスの周波数を可変するものである。
【0013】請求項3記載の発明に係る転写装置は、接
触帯電手段に印加する交流バイアスの周波数とピーク間
電圧を可変するものである。
【0014】請求項4記載の発明に係る転写装置は、接
触帯電手段に印加する交流バイアスの周波数を所定時間
ごとに可変するものである。
【0015】請求項5記載の発明に係る転写装置は、接
触帯電手段に印加する交流バイアスの周期対パルス幅比
を可変するものである。
【0016】請求項6記載の発明に係る転写装置は、像
担持体に当接させて該像担持体表面に帯電処理を施こす
帯電装置を含む作像プロセス機器を適用して、前記像担
持体表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前
記像担持体表面の画像を記録材に転写するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1は前記図7に示す画像形成装置の構
成において、像担持体としての感光ドラム1の電荷によ
って転写ローラ5が帯電される様子を示す実施の形態1
の原理図であり、図中実線は感光ドラムの表面電位、点
線は転写ローラの表面電位、斜線部はクリーニング電位
差を示す。
【0018】感光ドラム1は直径30mm、転写ローラ
5は直径20mmの中抵抗転写ローラ、転写ローラ5と
感光ドラム1は略従動回転、感光ドラム1の回転スピー
ド25mm/sec、帯電ローラ2には、感光ドラム1
を一様に均一帯電するために、直流(DC)バイアス−
700Vに重畳して、交流(AC)バイアスのピーク間
電圧(以下、Vppと略称する)=1900V、周波数
260Hzが印加され、感光ドラム1の表面電位が約−
700Vに帯電される。
【0019】図1に示すように、転写ローラクリーニン
グ時には、転写ローラを接地に対して浮遊(フロート)
状態として、帯電ローラ2に直流(DC)バイアス値を
転写ローラ1周分に対して、「−700V→±0V→−
700V」と交互に変動させることで、感光ドラム表面
電位を「−700V→±0V→−700V」と変動させ
る。転写ローラ5の表面電位は感光ドラム1の表面電位
に追従するが、このとき転写ローラの時定数による感光
ドラム表面電位の変動に対し差を生じ、このとき生じる
転写ローラ表面電位の差Vd(クリーニング電位差)に
より、転写ローラ5上に付着したトナーを感光ドラム1
上に転移させて該転写ローラのクリーニングを行う。
【0020】この場合、帯電ローラ2に印加する直流
(DC)バイアス値変化の周期は、転写ローラ材質の時
定数、すなわち感光ドラム表面電位に転写ローラ表面電
位が追従する速度によって決定する。図1は、発泡ゴム
の場合であり、この場合には、転写ローラ周長の約1/
3(約20mm)が、感光ドラム1と転写ローラ5のニ
ップ部Nを通過する時間で転写ローラ表面電位が感光ド
ラム電位に収束するために、図1に示すように感光ドラ
ム表面電位が変化するように、帯電印加直流(DC)バ
イアス値を変動させている。この時には、転写ローラ5
の約1/3(約20mm)以下で、感光ドラム電位を変
動させるように、帯電ローラ印加直流(DC)バイアス
値の変動周期を設定してよく、この条件下で、転写ロー
ラクリーニングを行うのが好適である。
【0021】例えば、転写ローラ材質にソリッドゴムを
使用した場合には、転写ローラ5の時定数が短く、転写
ローラ表面電位が感光ドラム表面電位に収束する時間
は、転写ローラ周長の約1/6(約10mm)が感光ド
ラム1と転写ローラ5のニップ部Nを通過する時間なの
で、帯電ローラ2に印加する直流(DC)バイアス値変
動は、転写ローラ周長の約1/6以下となるように設定
するのが好適である。
【0022】さらに、実施の形態1では、帯電ローラ印
加直流(DC)バイアス値を−700Vから0Vで変動
させているが、変動幅は大きいほど転写ローラクリーニ
ング効果が大きいので、転写ローラクリーニング工程で
の帯電印加直流(DC)バイアス値は任意に設定してよ
い。
【0023】上述したように、DC+AC帯電系におけ
る帯電ローラ直流(DC)バイアス値可変による実施の
形態1の転写ローラクリーニングバイアスレス方式を転
写ローラ5の8回転分行うことにより、転写ローラ5上
のトナーは感光ドラム1上にほぼ全て転移させることが
できる。
【0024】実施の形態1の帯電直流(DC)バイアス
可変のクリーニングバイアスレスにより転写ローラバイ
アス電源の低コスト化を実現し、かつクリーニングバイ
アス印加系と同様のクリーニング効果を実現することが
可能となった。
【0025】また、転写ローラ5の接地に対するフロー
ト方法は、機械的手段によりフロート状態としても、バ
リスタ・ダイオード・サイリスタ等を組み合わせて転写
ローラ5と転写ローラバイアス電源13間に接続し、転
写バイアスのプラス電圧は通常通りに印加し、転写バイ
アスOFF時には電気的にフロート状態となるような構
成としてもよい。
【0026】転写ローラ材質は、発泡ゴム(EPD
M)、ソリッドゴムでも同様の効果があり、さらに実施
の形態1は帯電ローラ2・転写ローラ5に関して述べた
が、帯電部材として帯電ブラシ・磁気ブラシ・帯電ブレ
ード等の接触帯電部材と、転写部材として転写ベルト・
転写ブラシ・転写ブレード等の接触転写部材であれば、
実施の形態1と同様の効果を得ることが可能である。
【0027】接触転写部材クリーニング工程時は、感光
ドラム表面電位が変動するため、非接触現像系(ジャン
ピング現像)や、特に接触現像系では、現像装置よりト
ナーが感光ドラム1に飛翔または付着しないように、現
像バイアスOFF(現像スリーブ電位0V)、またはト
ナーと逆極性で感光ドラム表面電位より大きい電位を現
像スリーブに印加する等の、現像防止対策が必要とな
る。 実施の形態2.実施の形態1では、帯電ローラ印加バイ
アスがAC+DC帯電系について述べたが、実施の形態
2ではDC帯電系について、図1により説明する。感光
ドラム1は直径30mm、転写ローラ5は直径20mm
の中抵抗転写ローラ、転写ローラ5と感光ドラム1は略
従動回転、感光ドラムの回転スピード25mm/se
c、帯電ローラ2には、感光ドラム1を一様に均一帯電
するために、直流(DC)バイアス−1300Vが印加
され、感光ドラム1の表面電位が約−700Vに帯電さ
れる(DC帯電)。
【0028】図1に示すように、転写ローラクリーニン
グ時には、転写ローラ5をフロートとして、帯電ローラ
直流(DC)バイアスを転写ローラ1周分に対して、
「−1300V→±0V→−1300V」と交互に変動
させることで、感光ドラム表面電位を略「−700V→
±0V→−700V」と変動させ、転写ローラ表面電位
が感光ドラム表面電位に追従するときの転写ローラの時
定数により生ずる感光ドラム表面電位と転写ローラ表面
電位のクリーニング電位差Vdにより、転写ローラ5上
に付着したトナーを感光ドラム上に転移させて転写ロー
ラクリーニングを行う。
【0029】DC帯電系における帯電ローラ直流(D
C)バイアス可変による転写ローラクリーニングバイア
スレス方式を転写ローラの8回転分行うことにより、転
写ローラ5上のトナーは感光ドラム1上にほぼ全て転移
させることができる。
【0030】また、DC帯電系は、AC+DC帯電系に
比べて、感光ドラム1の帯電能力が小さいので、感光ド
ラム1の回転速度等に応じて、転写ローラクリーニング
工程時に、帯電ローラ印加直流(DC)バイアス値を
「−1300V→+500V→−1300V」と変動さ
せることにより、感光ドラム電位を「−700V→±0
V→−700V」に、より正確に制御することが可能で
ある。 実施の形態3.図2は実施の形態3による時間に対する
帯電バイアス値(図2a)および感光ドラムと転写ロー
ラの表面電位(図2b)の変化状態図であり、図中実線
は感光ドラムの表面電位、点線は転写ローラの表面電
位、斜線部はクリーニング電位差を示す。
【0031】感光ドラム1は直径30mm、転写ローラ
5は直径20mmの中抵抗転写ローラ、転写ローラ5と
感光ドラム1は略従動回転、、感光ドラム回転スピード
25mm/sec、帯電ローラ2には、感光ドラム1を
一様に均一帯電するために、直流(DC)バイアス−7
00Vに重畳して、交流(AC)バイアスVpp=19
00V、周波数260Hzが印加され、感光ドラム表面
電位が約−700Vに帯電される。
【0032】転写ローラクリーニング時には、転写ロー
ラを接地に対してフロート状態として、帯電ローラ交流
(AC)バイアスの周波数を小さくして、図2(a)に
示すように約0.63Hzに制御することにより、感光
ドラム表面電位を約「−1000V→±0V→−100
0V」に変動させ、図2(b)で示すように、転写ロー
ラ表面電位が感光ドラムの表面電位に追従するときの転
写ローラの時定数による感光ドラム表面電位と転写ロー
ラ表面電位の差(クリーニング電位差Vd)により、転
写ローラ上に付着したトナーを感光ドラム上に転移させ
て転写ローラのクリーニングを行う。
【0033】このときは、感光ドラム表面電位は、DC
帯電と同様の挙動を示すため、例えば帯電ローラ印加電
圧がマイナス側では、−1650Vのとき、感光ドラム
の表面電位は約−1000Vとなり、プラス側では+2
50Vのとき、感光ドラムはマイナス帯電ドラムのた
め、約±0Vとなる。
【0034】転写ローラクリーニング工程時の帯電ロー
ラ2に印加する交流(AC)バイアス周波数は、転写ロ
ーラ材質の時定数、すなわち感光ドラム表面電位に転写
ローラ表面電位が追従する速度によって決定する。
【0035】図2は、発泡ゴムの場合であり、この場合
には、転写ローラ周長の約1/3(約20mm)が、感
光ドラム1と転写ローラ5のニップ部Nを通過する時間
で転写ローラ表面電位が感光ドラム表面電位に収束する
ために、図2(a)のように感光ドラム表面電位が変化
するように、帯電印加交流(AC)バイアス周波数を
0.63Hzに設定した。この時には、転写ローラの約
1/3(約20mm)以下で、感光ドラム電位を変動さ
せるように、帯電ローラ印加交流(AC)バイアス値の
周波数を任意に設定してよく、この条件下で、転写ロー
ラクリーニングを行うのが好適である。
【0036】例えば、転写ローラ材質にソリッドゴムを
使用した場合には、転写ローラ5の時定数が短く、転写
ローラ表面電位が感光ドラム表面電位に収束する時間
は、転写ローラ周長の約1/6(約10mm)が感光ド
ラム1と転写ローラ5のニップ部Nを通過する時間なの
で、帯電ローラ2に印加する交流(AC)バイアス周波
数は、約1.25Hzとして、転写ローラ周長の約1/
6以下で感光ドラム表面電位が変動するように設定する
のが好適である。
【0037】さらに、実施の形態3では、帯電ローラ印
加交流(AC)バイアスを通常使用されている正弦波と
したが、図3(a)、図3(b)に示すように矩形波と
することにより、クリーニング効果を向上することがで
きる。なお、図中実線は感光ドラムの表面電位、点線は
転写ローラの表面電位、斜線部はクリーニング電位差を
示す。
【0038】また、実施の形態3では、帯電ローラ印加
交流(AC)バイアスのVppは、画像形成時と同様の
Vpp=1900Vを使用したが、感光ドラム材質によ
っては、高温・高湿環境等で、リークによるハーフトー
ン画像に白筋等が発生する場合もあるので、転写ローラ
クリーニング工程時に周波数とともにVpp値を、例え
ばVpp=1200Vに変化させ、ドラム表面電位を画
像形成時と同程度の−700Vとしても、効果は同様で
ある。
【0039】上述したように、DC+AC帯電系におけ
る帯電ローラ交流(AC)バイアス周波数可変による実
施の形態3の転写ローラクリーニングバイアスレス方式
を転写ローラ5の8回転分行うことにより、転写ローラ
上のトナーは感光ドラム上にほぼ全て転移させることが
できる。
【0040】この結果、実施の形態3の帯電交流(A
C)バイアス周波数可変のクリーニングバイアスレスに
より転写ローラバイアス電源の低コスト化を実現し、か
つクリーニングバイアス印加系と同様のクリーニング効
果を実現することが可能となった。
【0041】また、転写ローラ5の接地に対するフロー
トの仕方は、機械的手段によりフロート状態としても、
バリスタ・ダイオード・サイリスタ等を組み合わせて転
写ローラ5と転写ローラバイアス電源13間に接続し、
電気的手段によりフロート状態としてよい。
【0042】転写ローラ材質は、発泡ゴム(EPD
M)、ソリッドゴムでも同様の効果があり、さらに実施
の形態3は帯電ローラ2・転写ローラ5に関して述べた
が、帯電部材として帯電ブラシ・磁気ブラシ・帯電ブレ
ード等の接地帯電部材と、転写部材として転写ベルト・
転写ブラシ・転写ブレード等の接触転写部材であれば、
実施の形態2と同様の効果を得ることが可能である。
【0043】転写部材クリーニング工程中は、感光ドラ
ム表面電位が変動するため、非接触現像系(ジャンピン
グ現像)や、特に接触現像系では、現像装置よりトナー
が感光ドラムに飛翔または付着しないように、現像バイ
アスOFF(現像スリーブ電位0V)、またはトナーと
逆極性で感光ドラム表面電位より大きい電位を現像スリ
ーブに印加する等の、現像防止対策が必要となる。 実施の形態4.図4は実施の形態4による時間に対する
帯電バイアス値(図4a)および感光ドラムと転写ロー
ラの表面電位(図4b)の変化状態図であり、図中実線
は感光ドラムの表面電位、点線は転写ローラの表面電
位、斜線部はクリーニング電位差を示す。
【0044】感光ドラム1は直径30mm、転写ローラ
5は直径20mmの中抵抗転写ローラ、転写ローラ5と
感光ドラム1は略従動回転、感光ドラム1の回転スピー
ド25mm/sec、帯電ローラ2には、感光ドラム1
を一様に均一帯電するために、直流(DC)バイアス−
700Vに重畳して、交流(AC)バイアスVpp=1
900V、周波数260Hzが印加され、感光ドラム表
面電位が約−700Vに帯電される。
【0045】実施の形態3では、図2および図3に示す
ように、転写ローラクリーニング時には、転写ローラ5
をフロート状態として、帯電ローラ交流(AC)バイア
スの周波数を小さくして、約0.63Hzに制御するこ
とにより、転写ローラ5上に付着したトナーを感光ドラ
ム1上に転移させて該転写ローラのクリーニングを行っ
たが、実施の形態4では、図4(a)に示すように、転
写ローラクリーニング工程内の時間毎に帯電ローラ交流
(AC)バイアス周波数を可変とすることにより、図4
(b)で示すような感光ドラム1および転写ローラ5の
表面電位の変動により、転写ローラクリーニング性能を
向上することが可能である。
【0046】図4(a)では、転写ローラクリーニング
工程において、転写ローラ1周毎に周波数を、1周目約
0.63Hz、2周目約0.95Hz、3周目約1.9
Hz、・・・というように変化させることにより、1周
目で粒径の大きいトナーをクリーニングし、周回を重ね
るごとの振動電界により、トナー粒径の小さいものをク
リーニングすることにより、転写ローラクリーニング性
能を向上させることが可能となる。
【0047】転写ローラクリーニング工程時の帯電ロー
ラに印加する交流(AC)バイアス周波数変化の時間お
よび周波数値は、転写ローラ材質の時定数、トナーの性
質、例えばトナー粒径、トナー帯電量(トリボ)、マグ
トナーおよびノンマグトナー等の諸条件により、任意に
設定してよい。
【0048】さらに、本実施の形態4では、帯電ローラ
印加交流(AC)バイアスを矩形波で説明したが、通常
使用されている正弦波としても効果は同様である。
【0049】上述したように、DC+AC帯電系におけ
る帯電ローラ交流(AC)バイアスの転写ローラクリー
ニング工程内での時間に対する周波数可変による実施の
形態4の転写ローラクリーニングバイアスレス方式によ
り、実施の形態3よりもクリーニング性能が向上するた
め、転写ローラ5の6回転分を行うことにより、転写ロ
ーラ上のトナーは感光ドラム上にほぼ全て転移させるこ
とができる。
【0050】この実施の形態4の時間に対する帯電交流
(AC)バイアス周波数可変のクリーニングバイアスレ
スにより、転写ローラバイアス電源の低コスト化を実現
し、かつクリーニングバイアス印加系と同様のクリーニ
ング効果を実現することが可能となった。 実施の形態5.図5および図6は実施の形態5による時
間に対する帯電バイアス値(図5a、図6a)および感
光ドラムと転写ローラの表面電位(図5b、図6b)の
変化状態図であり、図中実線は感光ドラムの表面電位、
点線は転写ローラの表面電位、斜線部はクリーニング電
位差、点々部は反転トナークリーニング電位差を示す。
感光ドラム1は直径30mm、転写ローラは直径20m
mの中抵抗転写ローラ、転写ローラ5と感光ドラム1は
略従動回転、感光ドラム1は回転スピード25mm/s
ec、帯電ローラ2には、感光ドラム1を一様に均一帯
電するために、直流(DC)バイアス−700Vに重畳
して、交流(AC)バイアスVpp=1900V、周波
数260Hzが印加され、感光ドラム表面電位が約−7
00Vに帯電される。
【0051】実施の形態3では、図3および図4に示す
ように、転写ローラクリーニング時には、転写ローラ5
をフロート状態として、帯電ローラ交流(AC)バイア
スの周波数を小さくして、約0.63Hzに制御するこ
とにより、転写ローラ上に付着したトナーを感光ドラム
1上に転移させて転写ローラ5のクリーニングを行った
が、実施の形態5では、図5(a)に示すように、転写
ローラクリーニング工程において、周波数だけでなく、
帯電ローラ交流(AC)バイアスDuty比(周期対パ
ルス幅比)を可変とすることにより、図5(b)で示す
ような感光ドラム表面電位および転写ローラ表面電位の
変動により、転写ローラクリーニング性能を向上するこ
とが可能である。
【0052】図5(a)で示すように、転写ローラクリ
ーニング工程において、実施の形態3と同様に周波数を
小さくし、かつVppは等しく、Duty比を可変する
ことにより、マイナス側:プラス側=1:2の割合の交
流(AC)バイアスを帯電ローラ2に印加することによ
り、クリーニング電位差が発生する時間を増加させるこ
とで、転写ローラクリーニング性能を向上させることが
可能となる。
【0053】転写ローラクリーニング工程時の帯電ロー
ラ2に印加する交流(AC)バイアスDuty比変化の
割合は、転写ローラ材質の時定数、トナーの性質、例え
ばトナー粒径、トナー帯電量(トリポ)マグトナーおよ
びノンマグトナー等の諸条件により、任意に設定してよ
い。
【0054】さらに、実施の形態5では、帯電ローラ印
加交流(AC)バイアスを矩形波で説明したが、通常使
用されている正弦波としても効果は同様である。
【0055】上述したように、DC+AC帯電系におけ
る帯電ローラ交流(AC)バイアスの転写ローラクリー
ニング工程での周波数可変とさらに、Duty比可変に
よる実施の形態5の転写ローラクリーニングバイアスレ
ス方式により、実施の形態3よりもクリーニング性能が
向上するため、転写ローラ5の6回転分を行うことによ
り、転写ローラ上のトナーは感光ドラム上にほぼ全て転
移させることができる。
【0056】また、トナーによっては、反転トナー(プ
ラス帯電トナー)が多い場合等には、転写ローラクリー
ニング工程において、図6(a)に示すように、図5と
は逆にDuty比をマイナス側:プラス側=2:1の割
合の交流(AC)バイアスを帯電ローラ2に印加して、
図6(b)で示すような感光ドラム表面電位と転写ロー
ラ表面電位にすることにより、反転トナークリーニング
電位差が発生する時間を増加させることで、転写ローラ
クリーニング性能を向上させるようにしてもよい。
【0057】実施の形態5の帯電交流(AC)バイアス
周波数可変+Duty比可変クリーニングバイアスレス
により転写ローラバイアス電源の低コスト化を実現し、
かつクリーニングバイアス印加系と同様のクリーニング
効果を実現することが可能となる。
【0058】なお、実施の形態1〜5について説明した
が、各実施の形態1〜5を任意に組み合わせて実施して
も良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、転写
ローラ上に付着したトナーを感光ドラムに転移させる転
写ローラクリーニング工程において、前記転写ローラを
接地に対してフロート状態にして帯電ローラに印加する
直流バイアス値を可変とするように構成したので、転写
ローラの時定数のため該転写ローラ表面電位が感光ドラ
ム表面電位より低下するのが遅れ、転写ローラ表面電位
と感光ドラム表面電位との電位差により、トナー(マイ
ナス)を転写ローラ上から感光ドラム上に転移させ、転
写ローラをクリーニングすることが可能となる転写ロー
ラクリーニングバイアスレス方式実現することができ
る。
【0060】帯電部材印加バイアスを制御し、感光ドラ
ム電位を制御する転写ローラクリーニングバイアスレス
方式により、転写バイアス電源の低コスト化を実現し、
かつ転写ローラクリーニングをクリーニングバイアス印
加系と同等のクリーニング効果を発揮することが可能と
なる。
【0061】しかも、転写ローラのクリーニングをクリ
ーニングバイアスレス方式で確実に行うことによりこの
転写装置を適用して汚れのない高品質を得ることのでき
る画像形成装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1、および実施の形態2
の説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態3の説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態4の説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態4の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態5の説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態5の説明図である。
【図7】 従来の反転現像系画像形成装置の一例の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)、2 帯電ローラ(接触帯
電手段)、3 露光光、(トナー像形成手段)、4 現
像装置(トナー像形成手段)、5 転写ローラ(接触転
写手段)、11 帯電バイアス電源(給電手段)、P
記録材、N ニップ部(転写接触部)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な像担持体に圧接する接触帯電
    手段と、この接触帯電手段に電圧を印加する給電手段
    と、前記像担持体に圧接して転写接触部を形成し該転写
    接触部を通過する記録材に該像担持体上に形成されたト
    ナー像を転写する接触転写手段とを備え、前記接触転写
    手段上に付着したトナーを前記像担持体に転移させる接
    触転写手段クリーニング工程時、前記接触転写手段を接
    地に対して浮遊させて該接触帯電手段に印加する直流バ
    イアス値を可変することを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 移動可能な像担持体に圧接する接触帯電
    手段と、この接触帯電手段に電圧を印加する給電手段
    と、前記像担持体に圧接して転写接触部を形成し該転写
    接触部を通過する記録材に該像担持体上に形成されたト
    ナー像を転写する接触転写手段とを備え、接触転写手段
    上に付着したトナーを前記像担持体に転移させる接触転
    写手段クリーニング工程時、前記接触転写手段を接地に
    対して浮遊させて接触帯電手段に印加する交流バイアス
    の周波数を可変することを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】 接触帯電手段に印加する交流バイアスの
    周波数とピーク間電圧を可変することを特徴とする請求
    項2記載の転写装置。
  4. 【請求項4】 接触帯電手段に印加する交流バイアスの
    周波数を所定時間ごとに可変することを特徴とする請求
    項2記載の転写装置。
  5. 【請求項5】 接触帯電手段に印加する交流バイアスの
    周期対パルス比を可変することを特徴とする請求項2記
    載の転写装置。
  6. 【請求項6】 像担持体に当接させて該像担持体表面に
    帯電処理を施こす帯電装置を含む作像プロセス機器を適
    用して、前記像担持体表面にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、前記像担持体表面のトナー像を記録材に
    転写する請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記
    載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941085B2 (en) 2002-06-26 2005-09-06 Sharp Kabushiki Kaisha Transfer member cleaning method and image forming apparatus
JP2008102216A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Canon Inc 画像形成装置

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US6941085B2 (en) 2002-06-26 2005-09-06 Sharp Kabushiki Kaisha Transfer member cleaning method and image forming apparatus
JP2008102216A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Canon Inc 画像形成装置

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