JPH10282316A - 光学シート及びバックライト装置 - Google Patents

光学シート及びバックライト装置

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JPH10282316A
JPH10282316A JP9090422A JP9042297A JPH10282316A JP H10282316 A JPH10282316 A JP H10282316A JP 9090422 A JP9090422 A JP 9090422A JP 9042297 A JP9042297 A JP 9042297A JP H10282316 A JPH10282316 A JP H10282316A
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JP
Japan
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optical sheet
thermoplastic resin
light
guide plate
polypropylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP9090422A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Sarutani
信弘 猿谷
Tatsuya Izawa
龍也 伊沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な光学シート及びバックライト装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 光学シートをオレフィン系熱可塑性樹脂
で製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学シート及びこ
の光学シートを用いたバックライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを照明するバックライト装置
は、光源と、光源から出射した光を導いて、1つの面よ
り出射する導光板と、導光板から出射した光を観察者の
方向に向ける光学シートとを有している。
【0003】このようなバックライト装置の光学シート
は、ポリカーボネイト(PC)、アクリル樹脂(PMMA)等のフ
ィルムをロール成形して製造したり、ポリエステル(PE
T)等のベース上にUV(紫外線)硬化性樹脂を塗布し、この
UV硬化性樹脂を半硬化させた後に、ロール成形を施し、
完全に硬化させることで製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成製造
方法で製造された光学シートは、何度か試行した後に、
ロールの形状が決定され、多品種、少ロットの生産に
は、コストがかかるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、安価な光学シート及びバックライト
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、オレフィン系熱可塑性樹脂で作られたことを
特徴とする光学シートである。
【0007】安価なオレフィン系熱可塑性樹脂を金型を
用いる射出圧縮成形法で製造すれば、多品種、少ロット
の生産時に安価な光学シートを実現できる。第2の発明
は、第1の発明において、前記オレフィン系熱可塑性樹
脂は、ポリプロピレンであることを特徴とする光学シー
トである。
【0008】延伸性及び転写性が良好で、安価なポリプ
ロピレンを用いることにより、厚さが薄く、成形性が良
好で、安価な光学シートを実現できる第3の発明は、第
1又は第2の発明において、厚さが、1mm以下であるこ
とを特徴とする光学シートである。
【0009】厚さを1mm以下にすることにより、光学特
性の悪いオレフィン系熱可塑性樹脂でも、光透過率が悪
くならない。第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの
発明において、少なくとも一方の面に光制御パターンが
形成されたことを特徴とする光学シートである。
【0010】光制御パターンの形状を及び配置を適宜に
設定することにより、導光板より出射した光を所望の方
向へ導くことができる。第5の発明は、第1乃至第3の
いずれかの発明において、両面に光制御パターンが形成
されたことを特徴とする光学シートである。
【0011】光制御パターンの形状を及び配置を適宜に
設定することにより、導光板より出射した光を所望の方
向へ導くことができる。第6の発明は、オレフィン系熱
可塑性樹脂で作られた光学シートを有することを特徴と
するバックライト装置である。
【0012】光学シートをオレフィン系熱可塑性樹脂を
射出圧縮成形法で製造すれば、多品種、少ロットの生産
時に安価なバックライト装置を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態例のバッ
クライト装置の構成図である。
【0014】図において、1は線状光源2からの光を液
晶パネル9に向かわせる導光板で、液晶パネル9と対向
し液晶パネルに近い面が発光面4、遠い面が反射面3と
なっている。
【0015】導光板1の発光面4上には、光出射機能部
として、線状光源2と略平行に延出し、線状光源2と直
交する方向の断面形状が略プリズム形状の突起5が複数
設けられている。この突起5は、線状光源2から遠ざか
るにつれてピッチを漸次小さくすることにより、発光面
4に対する突起5の割合を増加させ、線状光源2からの
距離に関わらず発光面4から出射する光量が一定となる
ように設定されている。
【0016】更に、液晶パネル9と導光板1との間に
は、導光板1の突起5から出射した光を液晶パネル9の
観察者方向に向けるオレフィン系熱可塑性樹脂であるポ
リプロピレンを射出圧縮成形法で製造した光学シート1
0が配設されている。この光学シート10の導光板1側
の面上、又は反対側の面上には、光制御パターンが形成
されている。本実施の形態例では、光制御パターンとし
て、線状光源2と略平行に延出し、線状光源2と直交す
る方向の断面形状がプリズム形状の突起11を略等間隔
で複数形成した。尚、光学シート10の厚さ(T)は1mm以
下、本実施の形態例では0.4mm、突起の頂角は、68°と
した。
【0017】上記構成の動作を説明すると、線状光源2
から出射した光は、導光板1内に入射し、導光板1内で
全反射しながら進む。そして、突起5の反光源側の斜面
5aより出射する。導光板1から出射した光は、光学シ
ート10で進行方向が観察者側に向けられ、液晶パネル
9を照明する。
【0018】次に、上記構成の光学シート10の製造方
法について、本実施の形態例の光学シート10を射出圧
縮成形法で製造した工程を説明する図2を用いて説明す
る。図において、21は上型、22は下型である。上型
21には、射出成形機23からの材料が型内に注入され
るゲート21aが設けられている。ゲート21aからの
樹脂の射出方向は、光学シート10の突起11と交差す
る方向とした。
【0019】最初に、(a)図に示すように、上型21と
下型22とがわずかに開いた状態で、ゲート21aを介
して射出成型機23から材料であるポリプロピレンを低
圧で型内へ注入する。
【0020】次に、(b)図に示すように、上型21と下
型22とが所定の間隔になるまで閉じて、圧縮する。こ
の圧縮は、ポリプロピレンが冷却される期間中行われ
る。冷却が完了すると、(c)図に示すように、上型21
と下型22とを開き、成形された光学シート10を取り
出す。
【0021】このように、光学シート10を射出圧縮成
形法を用いて製造することにより、ロールに比べて製造
費が安価な金型を用いて、製造できるので、多品種、少
ロットの生産時に、安価となる。
【0022】又、延伸性、及び転写性が良好なオレフィ
ン形熱可塑性樹脂であるポリプロピレンを用いることに
より、光学シート10の厚さを薄く、且つ、良好な成形
が可能である。
【0023】光学シート10の厚さを1mm以下としたこ
とにより、従来光学特性が悪く、光学シートの材料とし
ては不向きとされていたオレフィン系熱可塑性樹脂であ
るポリプロピレンでも、光透過率が悪くならず、十分光
学シートとして使用できる。
【0024】更に又、ゲート21aからの樹脂の射出方
向を光学シート10の突起11と交差する方向としたこ
とにより、形成される光学シート10の分子の配向が、
応力集中が生じやすい突起5の方向と交差する方向とな
るので、割れにくくなる尚、本発明は、上記実施の形態
例に限定するものではない。上記実施の形態例では、光
学シート10に片面に光制御パターンとしてプリズム形
状の突起11を形成したが、両面に光制御パターンを形
成することも可能である。
【0025】両面に光制御パターンが形成された光学シ
ートは、種々知られているが、例えば、一方の面に断面
形状がプリズム形状の突起、他方の面に断面形状がR形
状,かまぼこ形状のレンチキュラーレンズや波形の形状
を形成するものがある。
【0026】このように両面に光制御パターンを形成す
れば、従来片面のみに光制御パターンを形成した光学シ
ートを二枚重ねて使用していたものを一枚の光学シート
とすることができ、部品点数の削減やバックライト装置
の薄型化を実現できる。
【0027】更に、両面に光制御パターンを形成する場
合、一方の面のパターン(例えば、プリズム突起)が延び
る方向と、他方の面のパターンの延びる方向とのなす角
を0°〜40°とすれば、光学シートが割れやすくなるこ
とがない。
【0028】又さらに、10°〜30°の範囲とすれば、光
学シートの厚みのばらつきによる輝度ムラが緩和され
る。
【0029】
【実施例】本願発明者は、本願発明の効果を確認するべ
く、下記のような実験を行った。 (1) ポリオレフィン系熱可塑性樹脂であるポリプロピレ
ン(PP)、メチルペンテンポリマー(TPX)と、従来光学部
品で使用されるアクリル樹脂(PMMA)との三つの材料を用
いて厚さ4mmの光学シート10を図2に示す方法で製造
した。
【0030】これら三つの光学シート10の突起11の
高さ(h)を計測し、金型の突起の深さ(H)との比(h/H)を
求め下記の結果を得た。 ポリプロピレン …… 98% メチルペンテンポリマー …… 90% アクリル樹脂 …… 60% 従って、ポリプロピレンが一番良い転写性を有している
ことが確認できた。 (2) ポリプロピレンを用い、厚さ2,1,0.3mmの光学シー
ト10を製造し、可視光域での平均透過率を計測し、下
記のような結果を得た。
【0031】 2mm厚 …… 65% 1mm厚 …… 75% 0.3mm厚 …… 84% 現在用いられている拡散シート(光学シート)の透過率
は、70〜80%であるので、1mm厚以下であれば、問題が
無いことが確認できた。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
安価なオレフィン系熱可塑性樹脂を射出圧縮成形法で製
造すれば、多品種、少ロットの生産時に安価な光学シー
トを実現できる。
【0033】第2の発明によれば、延伸性及び転写性が
良好で、安価なポリプロピレンを用いることにより、厚
さが薄く、成形性が良好で、安価な光学シートを実現で
きる第3の発明によれば、光学シートの厚さを1mm以下
にすることにより、光学特性の悪いオレフィン系熱可塑
性樹脂でも、光透過率が悪くならない。
【0034】第4の発明によれば、第1乃至第3のいず
れかの発明において、少なくとも一方の面に光制御パタ
ーンを形成し、この光制御パターンの形状を及び配置を
適宜に設定することにより、導光板より出射した光を所
望の方向へ導くことができる。
【0035】第5の発明によれば、第1乃至第3のいず
れかの発明において、両面に光制御パターンが形成し、
この光制御パターンの形状を及び配置を適宜に設定する
ことにより、導光板より出射した光を所望の方向へ導く
ことができる。
【0036】第6の発明によれば、光学シートをオレフ
ィン系熱可塑性樹脂を射出圧縮成形法で製造すれば、多
品種、少ロットの生産時に安価なバックライト装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例のバックライト装置の
構成図である。
【図2】図1における光学シートを射出圧縮成形法で製
造した工程を説明する図である。
【符号の説明】
10 光学シート 21 上型 21a ゲート 22 下型 23 射出形成機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系熱可塑性樹脂で作られたこ
    とを特徴とする光学シート。
  2. 【請求項2】 前記オレフィン系熱可塑性樹脂は、ポリ
    プロピレンであることを特徴とする請求項1記載の光学
    シート。
  3. 【請求項3】 厚さが、1mm以下であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の光学シート。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の面に光制御パターンが
    形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の光学シート。
  5. 【請求項5】 両面に光制御パターンが形成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学シ
    ート。
  6. 【請求項6】 オレフィン系熱可塑性樹脂で作られた光
    学シートを有することを特徴とするバックライト装置。
JP9090422A 1997-04-09 1997-04-09 光学シート及びバックライト装置 Pending JPH10282316A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731314B1 (ko) * 2001-02-19 2007-06-21 삼성전자주식회사 코아금형을 이용한 도광판의 제작방법
US20120225241A1 (en) * 2009-10-20 2012-09-06 Keiichi Kashima Process of manufacturing a curved member having a high-grade design surface and member manufactured by the process

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