JPH10278148A - 一体成型シート及びその製造方法 - Google Patents
一体成型シート及びその製造方法Info
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- JPH10278148A JPH10278148A JP9059897A JP9059897A JPH10278148A JP H10278148 A JPH10278148 A JP H10278148A JP 9059897 A JP9059897 A JP 9059897A JP 9059897 A JP9059897 A JP 9059897A JP H10278148 A JPH10278148 A JP H10278148A
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Abstract
シートを、一工程で生産できるようにする。 【解決手段】 液状ポリマーの硬化物2と、この液状ポ
リマーの比重と異なる比重の粒子3、4とを含む一体成
型シート1に関する。この一体成型シート1は、粒子
3、4が液状ポリマーの硬化物2により結着されてお
り、粒子3、4が層状に分布している。この一体成型シ
ート1は、一枚のシート内でも層状に物性値を変化させ
ることができ、音や振動を効果的に防止するシートや結
露しにくいシート、透水しないシート、耐衝撃性に優れ
たシート等を、目的に合わせて、一つの製造工程で生産
することができる。
Description
びその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、液
状ポリマーの硬化物と、この液状ポリマーと比重の異な
る粒子とを含み、垂直断面方向に比重勾配を有する一体
成型シート及びその製造方法に関する。
せ、多くの特徴を一枚のシートに担わせることができる
ため、騒音や振動の防止、防水、防湿、補強や防草等の
様々な分野においては、多層構造シートが用いられてい
た。かかる多層構造シートは、種々の機能に限定された
別個のシートを貼り合わせて製造されている。
提とする方法で製造されている。このため、かかるシー
ト類の生産機は、固体ポリマーに基づいて考えられてお
り、特に、充填剤や可塑剤等の配合剤を添加したシート
は、配合剤を均一に分散混合して、シート状に成形され
る。また、プラスチックシートは、押出延伸したシート
を巻き取る方法や、熱溶融したプラスチックをインフレ
ーションする方法で生産される。
シートを貼り合わせた多層構造シートは、層間剥離の危
険性が高い。一方、音や振動の防止に関しては、予め成
形加工した異種のシートの積層品以外では、広範囲の音
や振動を防止することはできない。このため、防音シー
ト等は、複数のシートを積層しないで、広範な機能を発
揮することができるのが望ましい。
来の何れの製造方法でも、積層することなく得ることは
できない。特に、プラスチックシートの製造方法は、熱
可塑性が利用されるため、一般に、得られるシートの歪
等の問題から、肉厚のシートを生産するには不適当であ
る。
スト高である。その一番大きな要因は、必要な全ての層
のシートを一社で生産するのが、通常、不可能に近いこ
とである。多層貼合シートは、多種の機能を組合わせる
目的から、層形成のためのシートは多岐にわたる。この
ため、何種類かの購入シートと自社品を組合わせて使用
せざるを得ない。購入シートには、購入先の商品流通に
伴う利益、運送、梱包等の経費が含まれる。
ことに加え、生産時には多層にするための層間接着を要
する。必要な処理が多くなれば、一工程又は一ライン上
で積層する数には限界が生じ、数工程を要することにな
る。また、かかる多層貼合シートは、製造リードタイム
が長いために、原材料、仕掛品のストックヤードを要す
る等の製造コストもかかる。このため、従来、多層貼合
シートは、コスト高でも使用できる用途にしか使えなか
った。
様々な要望に応じて生産できる体制にある。しかし、か
かる単機能シートでは、複数の機能を十分に満足するこ
とができない。また、かかる単機能シートを種々組み合
わせ、多層に貼合わせた積層シートは、生産するのに多
くの工程を要し、非常にコスト高である。そこで、一枚
のシートで多機能を有する、一体成型シートを、従来よ
りも安価に提供することが、多くの要求を十分満足する
ものとして有益である。
み等を有する一体成型シートを、一工程で生産できるよ
うにすることにある。
の硬化物と、この液状ポリマーの比重と異なる比重の粒
子とを含む一体成型シートであって、かかる粒子が前記
硬化物により結着されており、前記粒子が層状に分布し
ている一体成型シートである。
た単機能の層を多層に貼合わせないため、層間剥離する
ことがない。しかも、本発明のシートは、高比重の層、
粘弾性層、低比重層、粘着層等の有無、性状、厚み等を
任意に設定することができるため、一枚のシートで制
振、防振、吸音、遮音、動吸振等の諸機能を担わせるこ
とが可能となる。また、本発明のシートは、一工程内で
加工成形できるため、簡単な設備で容易に製造でき、コ
スト面でも有利である。
ーをマトリックスとして用い、この液状ポリマーの比重
と異なる比重の粒子を、マトリックス中の所定の位置に
層状に分布させることにより、一体成型シートでありな
がら、複数の機能を有するシートが得られることを見出
した。
をコントロールし、配合する粒子の沈降速度又は浮上速
度を調節することにより、一枚のシートで制振、防振等
の多機能を担わせることが可能なことを確認した。ま
た、本発明者等は、かかる一体成型シートが、一つの成
形工程で、容易に製造できることを突き止め、本発明に
到達した。
重と異なる比重の粒子には、液状ポリマーの比重より高
い比重の沈降性粒子又は液状ポリマーの比重より低い比
重の浮上性粒子を用いることができる。本発明では、か
かる沈降性粒子及び浮上性粒子の少なくとも一方を、液
状ポリマーと混合し、この液状ポリマーを反応硬化させ
る。液状ポリマーが硬化するまでに、添加した沈降性粒
子又は浮上性粒子は、それぞれが沈降し、浮上して、液
状ポリマー中を層状に移動する。かかる粒子は、最終的
に液状ポリマーの硬化物により結着される。所定の物性
の粒子を利用すれば、シートの上面に浮上性粒子を固定
し、シートの下面に沈降性粒子を固定することができ
る。
リマーの比重との差を利用して、各種成分を層状に移動
させ、予め成形された単一層を複数貼合わせた多層シー
トと同等以上の多機能な一体成型シートを得ることがで
きる。沈降性粒子の比重は、液状ポリマーの比重より、
比重差で1.0以上高いのが好ましい。また、浮上性粒
子は、液状ポリマーの比重より、比重差で0.3以上低
いのが好ましい。更に、沈降性粒子又は浮上性粒子の粒
子径は、0.1〜100μの範囲内でコントロールする
のが好ましい。
ることにより、種々の機能を強化することができる。液
状ポリマーの硬化物は、沈降性粒子の含有量が多い場合
と少ない場合とでは、硬度、強度、伸び率が大きく異な
り、同一成分とは思えない程の性状の差が生じる。ま
た、浮上性粒子の含有量によっても、沈降性粒子の場合
と同様に、硬化物の性状の差は大きくなる。
トの表面に、粘着層を形成することができる。また、本
発明では、液状ポリマー成分が反応硬化する前に、液状
ポリマー成分を各種基材と接触させて、基材と粒子とを
接着させたり、液状ポリマー成分を基材に含浸させるこ
とができる。このようにすれば、片面若しくは両面に基
材を設けた一体成型シートを製造することができ、シー
ト単体の場合には得られない制振性や強度の向上を図る
ことができる。基材としては、フィルム、網状物、不織
布、織布等が用いられる。
振動の防止以外の分野での展開も可能である。例えば、
本発明のシートは、防水、防湿、補強、防草等の分野に
も幅広く利用することができる。つまり、防水、防湿分
野においては、シートの設置面側に粘性を付与し、肉厚
のシートを提供することができる。かかるシートは、躯
体の動きに追従し易く、屋根下地に用いれば、釘穴のシ
ール効果を向上させることができる。
含有したシートを提供することができる。かかるシート
は、高強度化が容易で、衝撃や草によるつき破りを防止
することができる。また、かかるシートは、特に、シー
トの設置面側に粘性を付与すれば、著しい応力緩和機能
を発揮し、衝撃吸収や防草効果を向上させることができ
る。このように、本発明の一体成型シートでは、種々の
目的に合う機能を選択的に付与することができるため、
上記以外の利用分野も多数存在する。
は、主鎖骨格をポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポ
リブタジエン、スチレンブタジエン共重合体、アクリロ
ニトリルブタジエン共重合体とし、少なくとも2個以上
の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、アルキルザンセ
ート基等の反応基を分子末端に設けるか、若しくは分子
内にある二重結合を反応基とするもの、又はウレタン、
エポキシ、多硫化液状ゴム、液状シリコンゴム、液状変
成シリコンゴム、不飽和ポリエステル、フェノール等が
含まれる。これらの液状ポリマーの反応基と硬化剤の反
応基との組合わせ例を表1に示す。本発明では、これら
の組合せを単独若しくは併用することができる。
いが、本発明の一体成型シートを製造する場合、液状ポ
リマーと粒子との比重差を利用する点と製造サイクルを
効率化する点から、必要に応じて加温し、低粘度、高活
性とすることが好ましい。また、ポリマーを併用する場
合、予め複数のポリマーを混合して用いてもよく、ポリ
マーの塗布タイミングをずらして、同一塗布工程内で複
数のポリマー塗布を行う方法であってもよい。また、発
泡性ポリマーを用いて、硬化後の軽量化を図ることもで
きる。更に、ゴムやプラスチック業界で一般的に用いら
れる老化防止剤や酸化防止剤、難燃剤、その他の添加剤
も液状ポリマー中に添加することができる。
粒子としては、鉄、鉛、銅、アルミニウムの金属粉粒体
や、黄銅、ジュラルミン、ステンレス等の合金粉粒体
や、酸化鉄、フェライト、亜鉛華、リトポン、酸化アル
ミニウム等の金属酸化物の粉粒体、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム、ケイ砂、ホウ砂、ガラス等の粉粒体を例示
することができる。これらの粉粒体は、単体で又は併用
して使用できるが、一体成型シートに多機能を付与する
観点からは、併用した方が好ましい。
層状に移動する必要がある。液状ポリマー中の粒子の移
動は、比重差と粒径に大きく左右される。比重差が大き
ければ、重力や遠心力等の影響が著しく異なることとな
り、各粒子の明確な層状の分布が得易くなる。粒径が大
きいと、沈降性粒子の場合は、粒子自体の重量が大きく
なり、重力や遠心力を受け易いため、早く層状分布を行
う。逆に浮上性粒子の場合は、粒径が大きいと、液状ポ
リマーの方が重くなり、浮上性粒子より下に移るため、
粒子が層状に分布し易い。このような粒子の粒径による
移動度の違いは、液状ポリマーの粘性に大きな影響を受
けるので、温度や粒径分布や配合物の粘度により最適条
件を設定する必要がある。また、粒子の粒度分布によ
り、得られるシートの機械的物性値に大きな差が生じ
る。このため、配合する粒子は、用途に応じ、粒径や粒
度分布を調整する必要がある。
着性を向上させたり、粒子添加後の液状ポリマーの粘度
上昇を低減するため、又は粒子と高比重充填剤や低比重
充填剤との接着性向上を狙い、シランカップリング剤、
チタネートカップリング剤、界面活性剤等を用いること
もできる。
粒子としては、ゴム発泡体やポリマー発泡体の粉砕品、
有機質バルーン、パーライト、ガラスバルーン、中空短
繊維等の中空体、コルク粉等の多孔質体、合成又は天然
の繊維、古紙粉砕品等が例示される。
れも、完全に液状ポリマーの硬化物から分離させてはな
らない。本発明では、かかる粒子が液状ポリマーの硬化
物により結着されており、沈降性粒子が主として存在す
る層、浮上性粒子が主として存在する層が複数設けられ
るのが好ましい。また、本発明は、液状ポリマーの硬化
物からなる単体層を中間層として必ず要求するものでは
ない。
大別して2通りの方法が含まれる。その1つは、沈降性
粒子及び浮上性粒子の少なくとも一方を液状ポリマー中
で硬化剤と混合し、この混合物を円筒の内側に流し込
み、円筒を回転させながら、混合物を反応硬化させて成
形する方法である。
成型機の側面図である。この回転成型機53は、円筒5
4、受けロール55及びモーター56を含む。円筒54
の内面には、一体成型シート1が形成されている。
た環境下に、沈降性粒子等を液状ポリマーに投入した
り、設定した温度で硬化剤を添加したり、或いはこれら
の混合物の粘度を調整したりすることができる。また、
かかる方法では、沈降性粒子や浮上性粒子を別々にして
おき、これらの粒子を硬化剤の添加時に混ぜることがで
きる。更に、かかる方法では、回転成型を行いながら、
沈降性粒子や浮上性粒子を別々に、全面に均一に吹き付
けることもできる。また、かかる方法では、円筒内に複
数のノズルを設け、性状の異なる反応性液体を同時又は
時間差により、層状に塗布することもできる。
切にコントロールするのが最も大切である。粒子が沈降
するか、又は浮上して、層が形成されるまで、混合物の
粘度をできる限り低く保ち、層形成後は、混合物を急激
に硬化させるのが好ましい。硬化速度を速めれば、脱型
までの時間を短縮することができ、コストの低減が図れ
るからである。また、使用する円筒の回転数を調整する
ことにより、沈降、浮上の効率を上げることもできる。
型シートを製造する方法である。かかる方法では、液状
ポリマー中に沈降性粒子等を含有するシート形成用材料
を基材上に塗布し、この材料中の粒子を自然に沈降又は
浮上させることができる。かかる方法も回転成型法と同
様に、液状ポリマーや、液状ポリマーと硬化剤との混合
物を予備加熱したり、ライン内に加熱部を設けたり、沈
降性粒子や浮上性粒子を後から散布、吹付することもで
きる。
面図である。このライン57には、加熱炉58、コンベ
ア59及び巻き取り機60が含まれる。基材23を塗布
ラインに送り出し、シート形成用材料61を基材23上
に塗布する。次いで、シート形成用材料61を、基材2
3と共に加熱炉58に通して、硬化させる。所望によ
り、基材23と同様の基材27を、加熱炉58の出口付
近で、シートの表面に載せて、1つのラインで基材23
と基材27とを有する一体成型シート22を製造するこ
とができる。
物や柔らかい一体成型シート、又は粘着力を強くした一
体成型シートを比較的容易に製造することができる。か
かる方法は、基布を含む一体成型シートを、一工程で製
造することができるため、回転成型よりも有利である。
り説明する。実施例1 この例の一体成型シートの成形には、図11に示す回転
成型機を用いた。表2に示す配合処方Aの主剤と、硬化
剤とを、混合比100/4.3(主剤/硬化剤、重量
%)で混合し、得られた混合物を円筒内に投入し、円筒
を回転して、均一な厚みのシートを成形した。この例の
一体成型シートでは、液状ポリマーとしての液状ポリブ
タジエンゴム(比重0.90)と、沈降性粒子としての
沈降性硫酸バリウム(比重4.5)とケイ砂(NSP、
比重2.6)とを用いた。
向に切断した断面図である。この一体成型シート1で
は、液状ポリブタジエンゴムの硬化物2中に、ケイ砂
(NSP)3と沈降性硫酸バリウム4とが含まれてい
る。ケイ砂(NSP)3は、主として、沈降性硫酸バリ
ウム4よりも粒径が大きく、一体成型シート1の最下部
で層状に分布している。沈降性硫酸バリウム4は、主と
して、ケイ砂(NSP)3より粒径が小さく、ケイ砂
(NSP)3の上部で層状に分布している。液状ポリブ
タジエンゴムの硬化物2は、沈降性硫酸バリウム4とケ
イ砂(NSP)3をそれぞれ結着しており、一体成型シ
ート1の上部で、単独の層を形成している。
比重の沈降性粒子の比率が、厚さ方向の下部にいくほど
高くなり、厚みの上下方向に比重勾配が形成されてい
る。
従い、1〜7の試験項目について試験した。結果を表7
に示す。 試験方法 1.引張強度、切断時伸び JIS−K−6251に準じ、ダンベル状1号形の試料
を4個作成した。これらの試料のそれぞれについて、厚
み及び幅を測定し、引っ張る前の長さを決める標線を設
定し、標線間距離を測定した。次いで、試料を引張速度
500mm/分にて長さ方向に引っ張り、最大引張力及
び切断時の標線間距離を測定した。各測定値を基に、下
式に従って各々の試料の引張強度及び切断時伸びを求
め、中央値を計算した。 TB =FB /A 式中、TB :引張強度(MPa)、FB :最大引張力
(N)、A:試験片の断面積(mm2 )を示す。 EB =(L1 −L0 )/L0 ×100 式中、EB :切断時伸び(%)、L0 :標線間距離(m
m)、L1 :切断時の標線間距離(mm)を示す。
ル形の試料を5個作成し、各試料の厚みを測定した。そ
の後、引張速度500mm/分にて、各試料の最大引裂
力を測定し、下式に従って各々の試料の引裂強さを求
め、中央値を計算した。 TR=F/t 式中、TR:引裂強さ(N/mm)、F:最大引裂力
(N)、t:試験片の厚さ(mm)を示す。
面図である。この装置62では、30cm×20cm、
1.2mm厚の鉄板63の片面に試料64を貼り付け、
上隅2個所に穴を設けて、つり糸65で吊るす。ひもで
結んだ鉄球66を90゜方向に引っ張り、自然落下させ
1/4の円運動をさせ、鉄板63の中央を加振する。試
料側の1m離れた場所で、1.2mの高さにマイク67
を置き、精密騒音計68と周波数分析器69とを用い
て、発音量と最大発音量から20dB減衰する時間とを
測定した。それぞれの測定値と鉄板63単体で得られた
値との差を、改善量として、表7に示した。
1.2mm厚×15mm幅×200mm長さの鉄板に、
22mmのつかみ代を残して試料を貼り付け、供試体7
2を作成した。損失係数の測定装置70内の複素弾性率
測定装置71に供試体72を取り付け、非接触型電磁型
変換子73で試料を加振し、その応答を非接触型容量型
変換子74で拾った。その振動の応答信号を、プリアン
プ75を介して、FFTアナライザー76に入力し、2
チャンネルFFT画面に出して、共振周波数f0 とその
ピークから−3dBの各々の周波数f1 、f2 を測定
し、下式から損失係数を求めた。 η=(f1 −f2 )/f0 式中、η:損失係数、f0 :共振周波数、f1 :共振の
ピークから−3dBの周波数、f2 :共振のピークから
−3dBの周波数を示す。
貼った。100φの硬質塩化ビニルVU管を150mm
の長さに切り、この管の外周全面に試料を貼った。この
VU管を防水シート上に立てて、防水シートとVU管の
接する円周の内側にコーキング剤で漏水防止処理を行っ
た。コーキング剤が硬化した後、VU管の中に1リット
ルの氷水を入れた。このようにして作成した測定装置
を、恒温槽(40℃、70%RH)の中に入れ、VU管
にグラスウールの蓋をして、結露の始まる時間を測っ
た。
mm厚の合板77の上に、試料78と防水シート79を
この順に貼り、その上から木ネジ80で止めることによ
り、防水シート79、試料78共に木ネジ80で貫通穴
81を開けた。次に、直径10cmのロート82を逆さ
まにして、防水シート79上に被せて、コーキング材8
3でロート82の周囲の漏れ止めを行った。最後に、ロ
ート83の先端をゴムパイプ84でメスピペット85と
接続し、メスピペット85を支持具86に固定した。ロ
ート82及びメスピペット85内に水を入れた。24時
間経過後に水の減量値をメスピペット85の目盛り87
で測定した。
いた。3mm厚の合板に貼り付けた試料を、半径6.3
5mmの撃ち型を受け台に取り付け、500gのおもり
を落下して、試料に穴が空いた落下高さを調べた。
ートは、引張強度が低く、切断時の伸びの大きな粘弾性
体として得られた。このシートは、厚さ方向で下方に沈
降性粒子が層状に局在した比重勾配を有する。このシー
トの発音量は、鉄板単体と比べ、14dB(A)低減し
た。また、このシートの減衰時間は、鉄板単体より、
0.40秒早くなった。損失係数は、0.17であり、
通常制振性があるとされる0.05より著しく高いた
め、非常に良好であることがわかる。透水性も0ccと
なり、屋根下地等への応用も可能である。
に、図11に示す回転成型機を用いた。表3に示す配合
処方Bの主剤と、硬化剤とを、混合比2/1(主剤/硬
化剤、重量%)で混合し、得られた混合物を円筒内に投
入し、円筒を回転して、均一な厚みのシートを成形し
た。この例の一体成型シートでは、液状ポリマーとして
のポリオール(比重0.96)と、浮上性粒子としての
ガラスバルーン(比重0.26)とコルク粉末(比重
0.16)とを用いた。
向に切断した断面図である。この一体成型シート5で
は、ポリオールの硬化物6中に、ガラスバルーン7とコ
ルク粉末8とが含まれている。コルク粉末8は、主とし
て、ガラスバルーン7よりも粒径が大きく、一体成型シ
ート5の最上部で層状に分布している。一方、ガラスバ
ルーン7は、主として、コルク粉末8より粒径が小さ
く、コルク粉末8の下部で層状に分布している。ポリオ
ールの硬化物6は、コルク粉末8とガラスバルーン7を
それぞれ結着しており、一体成型シート5の下部では、
単独で層を形成している。
比重の浮上性粒子の比率が、厚さ方向の上部にいくほど
高くなり、厚みの上下方向に比重勾配が形成されてい
る。
様に試験した。結果を表7に示す。
く、切断時の伸びの大きな粘弾性体であり、その断面方
向は、片方に浮上性粒子が層状に局在した比重勾配を有
するシートとなっている。このシートの発音量は、鉄板
単体と比べ11dB(A) 低減し、音がピーク値から2
0dB(A) 減衰する時間も鉄板単体より0.29秒早く
なった。また、損失係数も0.08を示し、制振性も十
分であった。結露までには40分を要しており、断熱性
にも優れていた。
に、図11に示す回転成型機を用いた。表4に示す配合
処方Cの主剤と、硬化剤入りの配合剤とを、混合比1/
1(主剤/硬化剤、重量%)で、混合するが、この例で
は、混合時に、主剤100重量部に対し、配合剤とは別
に10重量部のガラスバルーン(実施例2で用いたもの
と同じ)を添加する。得られた混合物を円筒内に投入
し、円筒を回転して、均一な厚みのシートを成形した。
この例の一体成型シートでは、液状ポリマーとして、エ
ポキシ樹脂A(比重1.17)とエポキシ樹脂B(比重
1.18)を用い、沈降性粒子として、実施例1で用い
たものと同じ沈降性硫酸バリウムとケイ砂とを用いた。
浮上性粒子としては、微粉シリカ(比重1.19、粒径
16mμ)を用いた。
向に切断した断面図である。この一体成型シート9で
は、エポキシ樹脂Aの硬化物とエポキシ樹脂Bの硬化物
とを含む硬化物10中に、ケイ砂(NSP)11と沈降
性硫酸バリウム12、微粉シリカ13とガラスバルーン
14が含まれている。エポキシ樹脂Aの硬化物とエポキ
シ樹脂Bの硬化物との比重差はあまりないため、これら
の液状ポリマーは、ほぼ混合均一化された硬化物10を
形成する。実施例1のシートと同様に、ケイ砂(NS
P)11は、主として、一体成型シート9の最下部で層
状に分布しており、沈降性硫酸バリウム12は、主とし
て、ケイ砂(NSP)11の上部で層状に分布してい
る。
施例2のシートと同様に、ガラスバルーン14は、主と
して、微粉シリカ13よりも粒径が大きく、一体成型シ
ート9の最上部で層状に分布している。一方、微粉シリ
カ13は、主として、ガラスバルーン14より粒径が小
さく、ガラスバルーン14の下部で層状に分布してい
る。エポキシ樹脂Aとエポキシ樹脂Bの硬化物10は、
沈降性硫酸バリウム12、ケイ砂(NSP)11、微粉
シリカ13及びガラスバルーン14をそれぞれ結着して
おり、一体成型シート9の中間部では、単独の層を形成
している。
比重の沈降性粒子の比率が、厚さ方向の下部にいくほど
高くなり、粒径の大きな低比重の浮上性粒子の比率が、
厚さ方向の上部にいくほど高くなり、実施例1のシート
と実施例2のシートを重ね合わせた構造を有している。
かかる一体成型シートは、厚みの上下方向に著しく大き
な比重勾配が形成される。
様にして試験した。結果を表7に示す。
きくなり、切断時の伸びが少なくなった。発音の改善量
も13dB(A)で、かなり静かである。減衰時間も
0.34秒早くなった。損失係数は0.15で非常にす
ぐれた制振性を示した。
成型機を用いた。表5に示す配合処方Dの主剤と、硬化
剤とを、混合比4/1(主剤/硬化剤、重量%)で混合
し、得られた混合物を円筒内に投入し、円筒を回転し
て、均一な厚みのシートを成形した。この例の一体成型
シートでは、液状ポリマーとしての液状ポリブタジエン
ゴム(実施例1で用いたものと同じ)と、沈降性粒子と
しての沈降性硫酸バリウム(実施例1で用いたものと同
じ)とを用いた。60/80ストレートアスファルト
(比重0.92)は、一体成型シート内で均一に分散し
ている。
向に切断した断面図である。この一体成型シート15で
は、液状ポリブタジエンゴムは、発泡硬化して、その硬
化物16中に、沈降性硫酸バリウム17と沈降性硫酸バ
リウム18とが含まれている。沈降性硫酸バリウム17
は、沈降性硫酸バリウム18よりも粒径が大きく、一体
成型シート15の最下部で層状に分布している。沈降性
硫酸バリウム18は、沈降性硫酸バリウム17より粒径
が小さく、沈降性硫酸バリウム17の上部で層状に分布
している。液状ポリブタジエンゴムの発泡硬化物16
は、沈降性硫酸バリウム18、沈降性硫酸バリウム17
をそれぞれ結着しており、一体成型シート15の上部で
は、単独の層を形成している。
比重の沈降性粒子の比率が、厚さ方向の下部にいくほど
高くなり、厚みの上下方向に比重勾配が形成されてい
る。
様にして試験した。結果を表7に示す。
降性粒子とポリマーの発泡層とにより、断面方向にはよ
り大きな比重勾配を有する。発音改善量は9dB(A)
と大きく、減衰時間も0.26秒改善した。損失係数も
0.13であり、十分な制振性を示した。更に、結露性
も65分と良好な断熱効果があることがわかった。
断面図である。この一体成型シート19は、実施例3と
全く同じ方法でポリマーを反応硬化させ、回転成型しな
がら、アクリル系粘着剤20をスプレーし、シート表面
に剥離紙21を貼合わせたものである。
様にして試験した。結果を表7に示す。
ートに粘着層を設けた例である。このシートは、性能面
では実施例4と同じであるが、試験する迄もなくワンタ
ッチで貼着できる点で有利である。
6は、この例の一体成型シートを厚さ方向に切断した断
面図である。この一体成型シート22は、実施例1で用
いた配合処方Aの配合物を、コンベアライン上のポリエ
ステルフィルム23上に塗工し、加熱炉を出た所で、反
応硬化途中のシート表面に、同じポリエステルフィルム
27を貼合わせたものである。
液状ポリブタジエンゴムの硬化物により、沈降性硫酸バ
リウム26とケイ砂25が結着されている。実施例1と
同様の比重勾配が形成されている。得られた一体成型シ
ートを、実施例1と同様にして試験した。結果を表8に
示す。
方Aを使っていながら、シート両面にポリエステルフィ
ルムを設けたため、引張強度は非常に大きく、引裂強さ
も大きくなった。発音量や減衰時間の改善量も実施例1
よりも更に良くなった。また、透水性も損なうことな
く、耐衝撃性は2倍に改善された。
た。図7は、この例の一体成型シートを厚さ方向に切断
した断面図である。この一体成型シート28は、コンベ
アライン上に離型紙29を流し、その上に網状物30を
流して、更にその上から表3に示す配合処方Bの混合物
を塗工したものである。網状物30の周囲はポリオール
の硬化物31で被われ、その上部はガラスバルーン32
とコルク粉末33とを含み、実施例2と同様な断面構成
となっている。
様にして試験した。結果を表8に示す。
方Bを使っていながら、シートの片面に網状物を設けた
ため、基布が拘束効果を発揮した。結果として、実施例
2のシートよりも補強効果に優れ、引張強度、引裂強さ
及び耐衝撃性がいずれも向上し、振動減衰効果も大きく
なった。
断面図である。この一体成型シート34では、不織布3
5の上から実施例1に用いた配合物を塗布硬化させた。
不織布35は、液状ポリブタジエンゴムの硬化物36を
一部含浸しており、部分的には沈降性粒子であるケイ砂
37も入り込んで硬化している。この一体成型シート3
4の上部は、沈降性硫酸バリウム38が層状に分布して
おり、実施例1のシートと同様な構成となっている。
様にして試験した。結果を表8に示す。
を使い、片面に不織布を設け、不織布に液状ポリマーや
沈降性粒子の一部が含浸した例である。実施例7のシー
トよりも更に補強効果が増し、耐衝撃性や引張強度、引
裂強さが大きくなった。含浸不織布の拘束効果で、音、
振動に対する結果も良好であった。また、不織布層の断
熱性で結露時間も長くなった。
断面図である。この一体成型シート39では、不織布4
0の上に割布41を重ねてライン上を流し、その上から
実施例1に用いた配合処方Aの混合物を塗布硬化したも
のであり、割布41の隙間を通った液状ポリマーにより
不織布40の全面にわたって、液状ポリブタジエンゴム
の硬化物42が薄く含浸している。割布41上にケイ砂
43が集まり、ケイ砂43の上には、実施例1と同様
に、沈降性硫酸バリウム44が層状に分布した構成とな
っている。
様にして試験した。結果を表8に示す。
の硬化物を僅かにしか含浸していないため、実施例8と
比べ補強、拘束効果はやや劣るが、良好な結果を示し
た。一方、不織布への硬化物の含浸が割布により抑えら
たため、結露すま迄の時間は実施例8よりも長くなっ
た。
た断面図である。この一体成型シート45では、配合処
方Dと、表6に示す配合処方E、混合比100/3.3
(主剤/硬化剤、重量%)との2種のポリマーの混合物
を、回転成型により硬化させた。厚さ方向の下部では、
配合処方Eの液状ポリクロロプレンの硬化物46が、最
下層で沈降性硫酸バリウム47を結着し、沈降性硫酸バ
リウム47の上部で沈降性硫酸バリウム48及び重質炭
酸カルシウム(比重2.7)49を結着して、それぞれ
を層状に分布させている。また、この一体成型シート4
5の上部では、配合処方Dの液状ポリブタジエンゴムの
発泡硬化物50が、コルク粉末52(実施例2で用いた
ものと同じ)を結着している。液状ポリブタジエンゴム
の発泡硬化物50中には、気泡51が形成されている。
この一体成型シート45の中間部では、2種の硬化物4
6、50が、それぞれ境界を形成している。
様にして試験した。結果を表8に示す。
物からなる。シートの厚さ方向の断面では、液状クロロ
プレンの硬化物と沈降性粒子が主な層、液状クロロプレ
ンの硬化物が主な層、発泡硬化物が主な層、発泡硬化物
と浮上性粒子が主な層へと連続した層であり、比重勾配
が著しく大きなシートである。音、振動に関する項目
は、いずれも良好であった。発泡層、浮上性粒子により
結露に要する時間も長くなった。
れも、特に損失係数に優れ、制振効果が高いことが判明
した。また、基布を設けることにより、同一の液状ポリ
マーの処方でも、特に高い補強、拘束効果が得られる。
これらの一体成型シートは、制振性や耐衝撃性の向上に
適していた。透水性は、配合処方A又はEが特に優れて
いた。結露性は、発泡タイプを使うことで改良され、配
合処方の異なる材料同士を混合することや、粘着層を設
けることも、一製造工程内で可能であった。
ーの硬化物と、この液状ポリマーの比重と異なる比重の
粒子とを含む一体成型シートである。この一体成型シー
ト内では、粒子は硬化物により結着されて、層状に分布
している。このため、本発明の一体成型シートは、一枚
のシート内でも層状に物性値を変化させることができ、
音や振動を効果的に防止するシートや結露しにくいシー
ト、透水しないシート、耐衝撃性に優れたシート等を、
目的に合わせて、一つの製造工程で生産することができ
る。
面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
た断面図である。
図である。
である。
5 一体成型シート 2、24、36、42 液状ポリブタジエンゴムの硬化
物 3、11、25、37、43 ケイ砂NSP 4、12、17、18、26、38、44、47、48
沈降性硫酸バリウム 6、31 ポリオールの硬化物 7、14、32 ガラスバルーン 8、33、52 コルク粉末 10 エポキシ樹脂Aの硬化物とエポキシ樹脂Bの硬化
物 13 微粉シリカ 16、50 液状ポリブタジエンゴムの発泡硬化物 20 アクリル系粘着剤 21、29 剥離紙 23、27 ポリエステルフィルム 30 網状物 35、40 不織布 41 割布 46 液状ポリクロロプレンの硬化物 49 重質炭酸カルシウム 51 気泡 53 回転成型機 54 回転成型機の円筒 55 受けロール 56 モーター 57 塗布製造ライン 58 加熱炉 59 コンベア 60 巻き取り機 61 シート成型材料 62 発音量及び減衰時間の測定装置 63 鉄板 64 試料 65 つり糸 66 鉄球 67 マイク 68 精密騒音計 69 周波数分析器 70 損失係数の測定装置 71 複素弾性率測定装置 72 供試体 73 非接触型電磁型変換子 74 非接触型容量型変換子 75 プリアンプ 76 FFTアナライザー 77 合板 78 試料 79 防水シート 80 木ネジ 81 貫通穴 82 ロート 83 コーキング材 84 ゴムパイプ 85 メスピペット 86 支持具 87 目盛り
Claims (7)
- 【請求項1】 液状ポリマーの硬化物と、前記液状ポリ
マーの比重と異なる比重の粒子とを含む一体成型シート
であって、 前記粒子が前記硬化物により結着されており、前記粒子
が層状に分布していることを特徴とする、一体成型シー
ト。 - 【請求項2】 前記粒子が、前記液状ポリマーの比重よ
り高い比重の沈降性粒子と、前記液状ポリマーの比重よ
り低い比重の浮上性粒子とを含んでおり、前記沈降性粒
子が層状に分布しており、前記浮上性粒子が層状に分布
しており、前記一体成型シートが、前記浮上性粒子と前
記硬化物とを含む層、前記硬化物の層及び前記沈降性粒
子と前記硬化物とを含む層の順で、厚み方向に比重勾配
を形成していることを特徴とする、請求項1記載の一体
成型シート。 - 【請求項3】 前記硬化物が、発泡していることを特徴
とする、請求項1又は2記載の一体成型シート。 - 【請求項4】 前記一体成型シートが、比重の異なる2
種以上の液状ポリマーの硬化物を含んでおり、前記各硬
化物が、それぞれ、前記一体成型シート内で層を形成し
ていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項
記載の一体成型シート。 - 【請求項5】 液状ポリマーの硬化物と、前記液状ポリ
マーの比重と異なる比重の粒子とを含む一体成型シート
を製造するにあたり、 前記粒子と硬化剤とを前記液状ポリマー中に添加して、
前記粒子と前記硬化剤と前記液状ポリマーとを含む混合
物を調製し、前記混合物中の前記液状ポリマーを反応硬
化させて、前記粒子を、前記粒子の比重と前記液状ポリ
マーの比重との差により決定される前記一体成型シート
中の位置で、層状に分布させることを特徴とする、一体
成型シートの製造方法。 - 【請求項6】 前記混合物を回転成型機内で調製し、前
記回転成型機を回転させながら前記液状ポリマーを反応
硬化させることにより、前記粒子を、前記粒子の比重と
前記液状ポリマーの比重との差及び遠心力に基づいて決
定される前記一体成型シート中の位置で、層状に分布さ
せることを特徴とする、請求項5記載の一体成型シート
の製造方法。 - 【請求項7】 前記混合物をコンベアライン上の基材に
塗布し、前記液状ポリマーを反応硬化させることを特徴
とする、請求項5記載の一体成型シートの製造方法。
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-
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- 1997-04-09 JP JP09059897A patent/JP3329687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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