JPH10277160A - 圧力検出器を内蔵した止血剤投与装置 - Google Patents

圧力検出器を内蔵した止血剤投与装置

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JPH10277160A
JPH10277160A JP10072990A JP7299098A JPH10277160A JP H10277160 A JPH10277160 A JP H10277160A JP 10072990 A JP10072990 A JP 10072990A JP 7299098 A JP7299098 A JP 7299098A JP H10277160 A JPH10277160 A JP H10277160A
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tubular member
lumen
distal end
track
port
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JP10072990A
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Tassel Robert A Van
エイ.バン タッセル ロバート
Robert S Schwartz
エス.シュワーツ ロバート
David Holmes
ホルムズ デビッド
Mark A Rydell
エイ.ライデル マーク
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TriCardia LLC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 血管の経皮穿刺を封止するための装置を提供
する。 【解決手段】 カテーテル挿入処置の終了時に迅速な止
血を実現するための器械であって、血管への接近に用い
る従来型の導入器のシースと一緒に使うための止血剤注
入装置を有する。注入装置は細長い管状部材を含み、該
管状部材はその遠位端の近くに放出ポートを備えてい
る。ハブ部材が管状部材の近位端にあり、透明なカバー
の付いた細長い溝ないしトラックをその表面に含んでい
る。囲われたトラックは管状部材を通して伸びている内
腔と流体連通している。カテーテル挿入処置の後、器械
が導入器シースの中に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、カテ
ーテル挿入処置において使われる手術装置に関し、特
に、カテーテル挿入処置の終わりに止血剤を注入するた
めに使われる、圧力検出機能付きの装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】血管
形成(angioplasty)または血管造影を行う
場合などの経皮の血管内の処置において、血管の空間へ
の接近は一般に、いわゆるセルディンジャー(Seld
inger)技法を使うことによって得られる。この技
法では、中空の針が用いられ、皮膚を貫いて、その下に
ある筋肉組織および、大腿動脈などの選択された血管の
壁を通して穿刺創を作る。次に、ガイド・ワイヤーが管
状の針を通して、その遠位端が血管内に位置するまで、
挿入される。針はその後にガイド・ワイヤーから取り除
かれ、導入器のシース(sheath)および拡張器に
置き換えられる。導入用のシースは、通常、その近位端
に自己封止性の止血剤用バルブを含む。次いで、ガイド
・ワイヤーが導入器を通して血管の空間へ進められ、血
管系統のあらかじめ選択された領域へ導かれる。ガイド
・ワイヤーが位置決めされると、カテーテル、たとえ
ば、バルーン血管形成手順の場合にはバルーン・カテー
テルなどが、冠状動脈の中の狭窄などの選択された位置
にバルーンが来るまで、ガイド・ワイヤー上を進められ
る。
【0003】処置の終わりに、カテーテル、ガイド・ワ
イヤーおよび導入器のシースが穿刺場所から取り除かれ
ると、特に患者がヘパリン、クマディン(coumad
in)、アスピリン、またはアルファまたはベータ11
栓症阻害剤などの抗凝固療法を受けている場合、おびた
だしい出血、血腫または切開が生じることがある。止血
するには長時間の圧力を加えなければならないことがあ
る。訓練された医療員を不必要に煩わせることがないよ
うに、外用の血管クランプ、サンド・バッグまたは圧力
包帯術を使って穿刺場所に圧力を加え、満足できる永久
的な止血の確保を支援することができる。
【0004】従来技術の方法は、血管造影法または血管
形成などの用途における、皮膚を通して適用された血管
内への導入器の取り除きに続いて止血を行う問題に対処
していた。マコーワ(Makower)氏ほかの米国特
許第5,290,310号は、血管の壁の貫通場所に対
して皮下に止血物質を送り込むための装置を説明してい
る。樽状部分内にドーナッツ形状のコラーゲン・プラグ
を入れた器械が、管状の導入器の外部を包み込むように
作られている。その器械は、穿刺創内へ且つ穿刺場所の
血管外壁に対してコラーゲン・プラグを注入するための
押し出し機構を含んでいる。
【0005】ウエルドン(Weldon)氏ほかの米国
特許第5,129,882号も、遠位端がもはや血管内
にないように十分に引き込められた後に導入器シースの
内腔を通して注入装置を進めることによって、刺し傷に
止血剤を注入するための外科器具を開示している。次
に、プランジャーを展開することによって、止血剤が器
械から刺し傷近くの動脈外壁に対して押し出される。
【0006】ケネス・ケンセイ(Kenneth Ke
nsey)氏に発行された特許第4,744,364
号、4,852,974号、4,890,612号、
5,021,059号および5,222,974号はそ
れぞれ止血のための方法および装置を記述している。そ
れは先ず穿刺創を通して血管に据えつけ装置を挿入し、
一方、該据えつけ装置に取り付けたフィラメントを使っ
て、適切な封入剤が傷へ注入される時に装置を保持する
ことによって行われる。据えつけ装置は封止物質が血管
内に入るのを防止し、アンカーとして、また、選択され
た血管に向けるためのガイドとして働く。
【0007】血管処置に続いて穿刺傷に止血剤を注入す
るための他の装置としては、アリアス(Arias)氏
ほかの米国特許第5,281,197号、ハーガ(Ha
aga)氏の米国特許第4,838,280号、ファウ
ラー(Fowler)氏の米国特許第5,192,30
0号、マグロ(Magro)氏ほかの米国特許第4,7
38,658号、そしてバイオプレックス・メデカル社
(Bioplex Medical)、B.V.のヨー
ロッパの公開特許出願0 470 178 A1があ
る。さらに、本発明の発明者の幾人かが共同発明者とし
て名を連ねている係属中の特許出願第08/629,0
22号は、導入器シース、導入器の拡張器および血管処
置に続いて止血を行うための装置の組合せの、自己充足
型の組立体を提供することによってその問題に対処して
いる。
【0008】これらの文献は、大部分が、処置の終わり
に、ガイド・ワイヤー、ガイド・カテーテルまたは作業
カテーテルの引抜きに続いて止血剤を展開させるための
管状の導入器シースと組み合わせて使うことを意図した
装置を記述している。これらの装置は、血管そのものの
内部に止血剤を不用意に入れることによって発生する可
能性のある問題を排除するために、使用にかなりの熟練
を要する。
【0009】導入器のシースに挿入することができ、そ
してその放出ポートが血管内にあるかどうかを示す、血
管処置後の止血を行うための装置に対する必要性があ
る。上に言及した出願に記述している、本願発明者らに
よる以前の設計においては、導入器および止血注入の組
合せ装置上の放出ポートが血管に対して外にあることを
示すために透明な管へ流入する血液の噴出に頼ってい
た。本発明の装置が、放出ポートが血管の外側にあるこ
とを示すと、封止されるべき血管外壁の近くの位置にあ
る装置上の放出ポートへ通じている装置内腔に止血剤を
注入することができる。そのような装置は、止血剤が血
管の中には注入されないことを効果的に保証する。
【0010】ブルックス(Brooks)氏の特許第
4,809,709号、グリフィン(Griffin)
氏ほかの特許第4,878,898号、ミラー(Mil
ler)氏の特許第4,901,731号、フランク
(Frank)氏の特許第4,924,872号および
グーディン(Goodin)氏ほかの特許第4,92
8,693号などの従来の技術は圧力検出装置付きのカ
テーテルを含んでいたが、これらの装置には止血剤を注
入するための備えがなく、また、パルス型のマイクロマ
ノメータを含んでいる圧力インジケータについては記述
していない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、血管の経皮穿
刺を封止するための装置であり、血管壁の経皮穿刺によ
る傷口へ挿入できる遠端を備えた管状の導入器シースと
組み合わせて用いられるものである。装置は細長い管状
部材から成り、この管状部材はその近位端にハブ部材を
有し、その遠端の近くに柔らかい先端およびポートがあ
る。細長い管状部材には該部材を貫いて伸びている内腔
がある。この内腔はその遠端にて閉じられており、その
近位端は該ハブの中の止血シールにて終端している。
【0012】ハブ部材はその外面に形成された細長い溝
付きトラックも含んでいる。透明部材が溝付きトラック
にかぶさっており、その溝と協働して密封された流体の
漏れないトラックを形成している。横方向の孔が溝付き
トラックの第1の端から管状部材の内腔まで伸びてい
る。第2の横方向の孔が溝付きトラックの第2の端から
流体の漏れない空気圧縮室まで伸びている。この室はを
ハブ部材の外面に形成するか、あるいはハブ部材内の管
状部材の外面と内腔との間に形成してもよい。室が外面
上に形成される場合、透明部材がこれにも重なって封止
された流体の漏れない室を形成する。
【0013】管状部材は、該部材が導入器シースの内腔
内に適合して、柔らかい遠端の先端およびポートがシー
スの遠端から血管内へ伸びるような寸法になっている。
複数のポートが、管状部材を貫いて伸びている内腔と流
体連通している。
【0014】装置はカテーテル処置の終了局面に続いて
使われる。そのカテーテルおよびガイド・ワイヤーは、
シースの近位端が穿刺の外側に延在し且つその遠位端が
血管壁の穿刺を通して伸びていて血管の中に開口してい
る状態に管状の導入器シースを残して取り除かれる。管
状部材の遠端が、封止装置のハブを管状の導入器シース
の近位端の近くに残して、シースの中に挿入される。
【0015】封止装置の遠端が導入器を出て血管に入る
と、血液が放出ポートへ入り、封止装置の内腔に上昇し
て流れ、そして封止された溝付きトラックにつながる最
初の横方向の孔へ入る。血液の流れは、封止された溝付
きトラックおよび圧縮室中の血液の流れの前にとじ込め
られた空気が血液の圧力と平衡すると、停止する。血液
の圧力が収縮期圧から拡張期圧へ変化する時、血液はト
ラック内で脈動して行き来する。透明の上掛けのため
に、脈動している血液は非常に見やすく、したがって、
マイクロマノメータとして動作する。
【0016】シースおよび封止装置は次いで一体として
ゆっくりと引き抜かれる。溝付きトラックの中に見え
る、振動している血液の動きは、放出ポートが血管から
離れると直ぐに停止する。この時点で、注射器を用い
て、管状部材の内腔の中にハブの弁を通して止血剤が注
入される。次いで、止血剤がポートから出て所定量の止
血剤を穿刺創に与えるが、血管の中には入らない。封止
剤は、導入器のシースおよび封止装置を穿刺創傷から取
り除くとその場所にとどまっている。
【0017】第1の代替実施形態において、管状部材
は、ポートと柔らかい遠位先端との間の壁を成す薄いし
なやかな膜を含んでいる。位置決め用のワイヤーが管状
部材の内腔を通って伸びており、その遠端が柔らかい遠
位先端に留められている。ワイヤーの近位先端は、医師
によって操作されるために管状部材の外へ伸びている。
このワイヤーは薄い膜を2つの位置に動かすために使わ
れる。第1の位置においては、薄い膜の壁が管状部材の
外壁と実質的に一直線に揃っている。第2の位置におい
ては、ワイヤーが近位方向に引っ張られて遠位先端をポ
ートに向かって動かす。この動きによって、薄い膜の壁
が屈曲して折り畳まれ、ポートと遠位先端との間にて管
状部材を取り囲む環状のディスクを形成するようにな
る。この手順の際、薄い膜は最初は第1の位置にある。
ポートが患者の血管の外側に置かれている時に、ワイヤ
ーが引っ張られて、薄い膜によって形成される環状のデ
ィスクを穿刺場所に隣接して位置決めし、一時的なプラ
グを形成する。次に、止血剤が穿刺場所に注入され、一
次的なプラグのために血管に入ることを阻止される。止
血剤が注入された後、ワイヤーは遠端方向に押し込ま
れ、薄い膜をその最初の位置に戻し、そして、止血剤が
穿刺場所で固まる前に、管状部材が取り除かれる。
【0018】第2の代替実施形態においては、複式注射
器組立体が用いられて、血小板を多く含む製品とトロン
ビン製品との混合物から成る止血剤をインジケータの中
に注入する。注射器組立体は、マニホールドに結合され
ている2つの皮下注射器を含んでいる。これら注射器は
注射器組立体の上端においてモールド・プラスティック
・キャップによって結合されており、キャップが押され
た時に両方の注射器が同時に作動されるようになってい
る。大きい方の注射器には患者から採取した血小板を多
く含んだ製品またはフィブリンを多く含んだ製品が入っ
ており、直径の小さい方の注射器にはトロンビンまたは
他の活性剤が入っている。この2つが混ざり合うと、混
合後、約2分内に半固体のプラグ状の物質を形成する。
これは、混合物が穿刺領域にて固まる前に、インジケー
タ装置を通って放出ポートから出るのに十分な時間であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の前述の特徴、目的および
利点は、特に添付図面に関連して考慮すると、次の好適
な実施形態の詳細記述から、当業者にとって明らかとな
る。
【0020】血管の経皮穿刺を封止するための、内蔵圧
力インジケータを備えた装置が図1に示されており、全
体を符号10によって示されている。装置はその近位端
にハブ部材14を備えた細長い管状部材12から構成さ
れている。管状部材12には遠位端16と近位端18が
あり、近位端18はハブ部材14の遠位端24内へ伸び
ている。管状部材12の遠位端16に取り付けられてい
るのは非常に柔軟な柔らかいプラスティックの延長部分
17であり、この延長部分が管状部材12の遠位端18
を封止している。内腔22(図3)が管状部材12の長
さに伸びている。内腔22の近位端16に取り付けられ
ていて、部分的にハブ部材14の近位端26内へ伸びて
いるのは、一体状に成形されるか或いは固定されている
止血封止ハウジング28である。シール30は、典型的
には、1つまたはそれ以上のエラストマー状のディスク
を有し、ディスクはその厚みを通して形成された自己閉
鎖型のスリットを備え、そのスリット内へ挿入されるで
あろう任意の器械、たとえば、皮下注射器の端などと協
働して、内腔22の近位端を通り抜ける血液の流れを阻
止する。
【0021】ハブ14は図1から図3に見られるよう
に、その上面34aの外面に形成された細長い溝付きト
ラック32を含んでいる。溝付きトラック32は第1の
端36と第2の端38とを備え、図に示されているよう
に巻かれているか、あるいは他の適切な形状にすること
ができる。溝付きトラック32の第1の端36は第1の
横方向の孔40(図3)に開口し、この横方向の孔は内
腔22と溝付きのトラック32との間に流体流通を提供
する。溝付きトラックの第2の端38は細長い室44に
つながっている。図1および図2に示されているよう
に、この室はハブ14の側壁34bの外面に形成される
ように示されている。しかし、室44は上面34aに形
成することもでき、あるいは内部に形成してハブ14の
外面と内腔22との間に配置することもできる。透明の
カバー部材46は溝付きトラック32と室44の上にか
ぶさって、流体の漏れない封止を形成する。囲まれて封
止された溝付きトラック32をヘパリンで被覆して、血
液がトラック32に入って凝固する傾向を減らすことが
できる。
【0022】管状部材12の遠位端16に配置された柔
かい変形可能な先端17は、硬度が70ショアAより小
さい弾性材料を含むことができる。柔かい先端17の直
ぐ近くに、全体的に50として示されている複数の放出
ポートがある。これらの放出ポート50は、図3のポー
ト52および54によって示されているように、内腔2
2から管状部材の外面へ至る流体通路を提供する。管状
部材12は、この管状部材12が血管導入器へ挿入され
ると用いられる該血管導入器の遠位端から外へ柔かい先
端17およびポート50が伸びるのに十分な長さであ
る。これは、図4から図6によって装置の動作を論ずる
際にさらに説明することになるであろう。
【0023】使用において、カテーテル処置の終了の頃
に、使用中のカテーテル、ガイド・カテーテルおよびガ
イド・ワイヤーが、図4、図5および図6に60で示さ
れる導入器のシースの近位端から取り除かれ、図4に見
られるように導入器のシース60がそこに残っている。
導入器のシース60は近位端ハブ62、遠位端64そし
て近位端ハブと遠位端の間を延在する内腔66を備えて
いる。医師は、柔かい先端17およびポート50が導入
器のシース60の遠位端から血管68の中に伸び出すま
で、導入器60の内腔66に止血剤注入装置10の管状
部材12をすべり込ませる。ハブ14はシース66のハ
ブ62より大きいので、ハブ62はストップとして働
き、装置10の柔かい端部17が血管68へ入ることの
できる範囲を限定している。
【0024】ポート50がシース60および血管68に
入ると、血液が装置10の内腔22へ入り、第1の横方
向の孔40を通って封止された溝付きトラック32内へ
進む。血液が入る時、血液流の前の空気が、封止された
溝付きトラック32および室44内にとじ込められる。
室44は、血液の圧力が、封止された溝付きトラック3
2および室44内の血液流の前に捕らえられた空気を圧
縮して、封止された溝付きトラック32内の血液流を生
ずることを可能にする所定体積を有していることによっ
て、空気圧縮室として動作する。とじ込められた空気の
圧力が血圧と平衡になると、血液は封止されたトラック
32への充満を停止する。血圧は収縮期圧と拡張期圧と
の間で変化するので、血液はトラックの中を行ったり来
たり動いて見える。血液の動きは透明カバー部材46の
お陰で非常に良く見える。図1に示されているように、
符号72は拡張期圧力の際の血液流の先頭縁の場所を指
し、符号74は収縮期圧における血液の先頭縁を指す。
【0025】装置10および導入器シース60はその後
に一体としてゆっくりと引き抜かれ、同時に、医師はト
ラック内の血液の振動している動きを観察する。血液の
動きが停止すると、これは放出ポートが図6に示される
ように、組織76内にあって血液68から外れているこ
とを示している。ここで装置10のハブ14上の止血封
止部材30を通して止血剤を注入することができる。止
血剤は内腔22を通して流され、最終的には管状部材1
4の放出ポート50から滲み出る。シース60および装
置10を取り除いた時に止血剤が血管の中に入るのを防
止するために普通の血圧を利用することができる。
【0026】本発明を実施する際に採用される流体の止
血剤は、スロンビン、フィブリン、フィブリン接着剤、
血小板接着剤またはコラーゲン・オルリーまたはゲルな
どの凝固剤とすることができる。それはまた、メタクリ
ル酸塩またはシアノアクリレートなどの組織接着剤を含
むこともできる。フェニレフリン、ヌルエピネフリン、
エピネフリン、プロスタグランジン F2アルファ・エ
ンドテリン(endothelin)、メテルジン(m
ethergine)、オキシトシンおよびイソプレル
(isoprel)も血液の流れを止めるために使うこ
とができる。塩化鉄、酸化亜鉛、ペルマガネート(pe
rmaganates)またはタンニン酸などの収斂性
物質を着色剤、バインダまたはマトリックス材料でほぼ
調剤し、内腔22を通して導入できる十分低い粘性を持
つようにすることができる。
【0027】第1の代替実施形態の管状部材80が図7
から図9に示されている。この実施形態においては、薄
いしなやかな膜がポート84と遠位先端86との間に壁
82を形成する。位置決めワイヤー88が内腔を通して
伸び、その遠位端90が遠位先端86に留められてい
る。その近位端92は、以下に説明するような医師によ
る操作のために、ループまたは他の従来型の形状を成し
ている。
【0028】ワイヤー88は薄い膜の壁82を2つの位
置に位置決めするために使われる。第1の位置、すなわ
ち、弛緩した位置においては、図8に示されているよう
に、薄い膜の壁82は管状部材80の外部壁面94およ
び遠位先端の外面96と実質的に一直線に揃っていて、
ほぼ滑らかな外面を成している。第2の位置において
は、ワイヤー88は近位方向に引かれ、遠位先端86も
近位方向に動かしている。これによって薄い膜82が屈
曲して畳み込まれ、図8に示されるように、管状部材8
0の周りに環状部材98を形成する。
【0029】第1の代替実施形態を用いる手順は図4か
ら図6に関して説明した手順と同様である。管状部材8
0は穿刺場所97に導入される時には第1の位置にあ
り、図9に見られるようにポート84が血管99の外側
に位置決めされるまでゆっくりと引き出される。ポート
84が血管99の外側に位置決めされると、ワイヤー8
8が近位方向に引っ張られて、薄い膜82を収縮させて
環状部材98を形成させる。環状部材98は図9に見ら
れるように穿刺場所97に近い血管99内に位置決めさ
れて、穿刺場所をふさいでいる。次に、止血剤がポート
84を通して導入され、環状部材98が血管99内への
止血剤の侵入を防止する。止血剤が導入された後、ワイ
ヤー88は近位方向に動かされ、薄い膜82をその第1
の位置に戻し、止血剤が穿刺場所97を塞ぐ前に管状部
材80が引き出される。
【0030】インジケータ注入管および導入器のシース
の第2の代替実施形態が図10および図11に示されて
いる。血小板を多く含む製品とスロンビンとの混合物を
放出して止血を行うために、インジケータ注入管102
と一緒に注射器組立体100が使われる。組立体100
は、一方の端部に単一のプランジ・キャップ106が付
いていて、他端に指輪の方の端部に指リング組立体10
8が付いているプランジャー組立体104を含む。注射
器クリップ110および112が、注射器プランジャー
118および120をプランジャー・キャップ106に
据えつけた状態で、注射器110,120を固定するの
に役立っている。指リング組立体108はマニホールド
として動作し、注射器114の遠位端を受けるためのポ
ート122および注射器116の遠位端を受けるための
ポート124を含む。ポート122は、指リング組立体
108内にある混合室128に通じている通路126へ
の入口である。ポート124は、混合室128に通じて
いる通路130への入口である。混合室128は次いで
出口ポート132へつながる。
【0031】注射器114は注射器116より大きく、
血小板を多く含む製品を入れるようになっている。血小
板を多く含む製品は、皮下注射針を用いて患者から血液
を取り、次いで、その血液を注射器の中で遠心分離し
て、血小板が分離して注射器114の出口端114aに
濃縮されるようにして、準備される。AIDSや他の血
液性の(blood−borne)病原体を患者に移す
問題がないように、患者自身の血液を使うことが望まし
い。注射器116にはスロンビン/アクティベータが入
っている。注射器114および116の寸法は、血小板
を多く含む製品とスロンビンとが所望の比率で混合され
た製品を構成するように、たとえば、スロンビン/アク
ティベータが1に対して血小板を多く含む製品が10の
割合になるように調整される。当業者に理解されるよう
に、通路126、130と混合室128は、渦または擾
乱を生成して、血小板リッチ製品とスロンビン/スロン
ビンとを均一に混合した後に、混合物がポート132を
出るように設計されている。
【0032】代替実施形態のインジケータ102は図1
から図3および図5と図6のインジケータ10に類似し
ている。円形のハブ134が止血封止ハウジング136
と細長い管状部材138に対して取り付けられるか、あ
るいは一体状に成形される。細長い管状部材138は、
その遠位端142に柔かくて変形可能な先端140を備
えている。144として示されている複数のポートが遠
位端142近くに位置決めされている。内腔(図示せ
ず)が入口ハウジング136からポート144へ伸びて
いる。
【0033】ハブ134は円形の囲われたトラック14
6を含み、該トラックにはヘパリンを被覆することが好
ましい。トラック146の端148は管138の内腔
(図示せず)と流体連通している。トラック146の端
150は、図11に見られるように、細長い室152と
流体連通している。トラック146は透明のカバー15
4によって密封されており、トラック内を動く流体を観
測することができ、流体の漏れない封止を形成してい
る。
【0034】インジケータ102は、図4から図6の第
1の実施形態について前に説明したのと同じ態様で、導
入器シース156と一緒に使われる。血液がトラック1
46内で脈動を停止したことが観察されると、医師は注
射器組立体100の出口132を止血封止ハウジング1
36の中に挿入する。次に、医師はプランジャー・キャ
ップ106を押し、注射器114および116双方の内
容物を同時に放出する。血小板リッチ製品は注射器11
4から通路126を通って混合室128に入り、注射器
116からのスロンビンは通路130を通って混合室1
28に入る。次に、その混合物が出口ポート132を出
てインジケータ102の内腔に入り、次いでポート14
4を通って、血管の穿刺近くの組織に入る。混合物は混
合されてから約2分後に、半固体のプラグ状の物質を生
成し、固まる前にインジケータ102を通って放出ポー
ト144から出て行くまでに十分な時間を提供する。
【0035】本文では特許法律に従うため、そしてこの
新しい原理を適用し、求められている特殊なコンポーネ
ントを作って使うために心要な情報を当業者に提供する
ために、本発明をかなり詳細に記述した。しかし、本発
明は明らかに異なった機器や装置によって実行できるこ
と、そして機器の詳細および操作手順の双方に関して各
種の変更が、本発明そのものの範囲から逸脱することな
しに実現されることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図である。
【図4】カテーテル挿入処置の終了間際に患者の中に残
っている時の、本発明で使われる導入器のシースの側面
図である。
【図5】図4の導入器シースの中に完全に挿入された本
発明の側面図である。
【図6】患者から部分的に取り除かれている本発明およ
び導入器シースの側面図である。
【図7】第1の弛緩した位置にある第1の代替実施形態
の管状部材の断面図である。
【図8】第2の収縮された位置にある第1の代替実施形
態の管状部材の断面図である。
【図9】血管から部分的に取り除かれて第2の収縮位置
にある第1の代替実施形態の管状部材の側面図である。
【図10】本発明の代替実施形態の注射器組立体、イン
ジケータ注入管および導入器シースの展開された正面図
である。
【図11】図10の線A−Aに沿った断面図である。
【符号の説明】 10 装置 12 管状部材 14 ハブ部材 16 (管状部材の)遠位端 17 先端 18 (管状部材の)近位端 22 内腔 30 シール(止血封止部材) 32 トラック 44 室(圧縮室) 46 透明カバー部材 50 ポート 60 導入器のシース 68 血管 80 管状部材 82 壁(薄い膜) 84 ポート 86 先端 88 位置決めワイヤー 97 穿刺場所 98 環状部材 99 血管 100 注射器組立体 102 インジケータ注入管 114,116 注射器 138 管状部材 140 先端 144 ポート 146 トラック 154 透明カバー 156 導入器のシース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド ホルムズ アメリカ合衆国 ミネソタ州ロチエスタ ー,トウェンティファースト ストリート エヌイー 1122 (72)発明者 マーク エイ.ライデル アメリカ合衆国 ミネソタ州ゴールデン バレイ,ターンパイク サークル 516

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓周期の収縮および拡張期による圧力
    の変動を表示するための装置であって、 (a)近位端、遠位端およびその間に延在する内腔を有
    し、該遠位端の近くで内腔にまで伸びているポートを含
    む細長い管状部材と (b)前記管状部材の近位端に取り付けられているイン
    ジケータ装置とを備え、 前記インジケータ装置が、該装置内に形成された細長い
    回旋状のトラックを含み、透明の流体の漏れない封止部
    材が前記トラックを覆っており、該トラックが、前記管
    状部材の内腔と流体連通し、該トラック内に或る量の液
    体を収容するようになっていて、それによって、前記ポ
    ートが穿刺創を通して血管内に挿入されると、収縮期圧
    および拡張期圧の影響下で前記トラック内を前記液体が
    往復状に移動するようになっている装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記細
    長い回旋状のトラックが所定の体積の拡張室内で終端し
    ている表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記管
    状部材の遠位端が閉じられていて、前記ポートが該管状
    部材の閉じられた遠位端の近くの所定距離にある表示装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記管
    状部材が柔かい変形可能な弾性先端を含んでいる表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記管
    状部材は前記ポートと前記閉じられた遠位端との間にあ
    る可撓性壁部分を含み、これによって該可撓性壁部分が
    前記管状部材の外側面と実質的に一直線をなす第1の位
    置と、該可撓性壁が前記管状部材の外部面に対して実質
    的に横切る方向に置かれる第2の位置との間で動くこと
    ができるようになっている表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、前記可
    撓壁部分をその第1の位置とその第2の位置との間で動
    かすための手段をさらに含んでいる表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、前記内
    腔と流体連通している前記インジケータ装置上の注入場
    所をさらに含んでいる表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、前記注
    入場所を通して止血剤を注入するための手段をさらに含
    んでいる表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、前記注
    入するための手段が血小板を多く含有する製品とスロン
    ビンとの混合物を注入するための複式注射器組立体を含
    んでいる表示装置。
  10. 【請求項10】 心臓の収縮および拡張期による圧力変
    動を表示するための装置であって、 (a)近位端と、閉じられた遠位端と、その間に延在す
    る内腔とを有する管状部材と、 (b)前記管状部材の閉じられた遠位端の近くの所定距
    離にあるポートにして、前記環状部材の内腔から該管状
    部材の外側への流体通路を提供するポートと、 (c)前記管状部材の近位端に取り付けられている所定
    の長さの、流体の漏れないトラックを含んでいる圧力指
    示手段とを備え、 前記流体の漏れないトラックが透明のカバーを含み、該
    流体の漏れないトラックは前記管状部材の内腔と流体連
    通し、これによって該管状部材は血管の壁の穿刺創に挿
    入されるようになっていて、血液が前記流体の漏れない
    トラックに入るようになる装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、前
    記流体の漏れないトラックは所定体積の拡張室につなが
    っている封止装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の装置において、前
    記管状部材は、該部材の遠位端に弾性材料で作られた柔
    かい変形可能な先端を含んでいる装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の装置において、前
    記管状部材は、該管状部材が血管導入器の中に完全に挿
    入されると前記ポートが前記血管導入器の遠位端から外
    れた位置となり、前記流体の漏れないトラックが前記血
    管導入器の近位端から外れた位置となる長さである装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の装置において、前
    記管状部材が前記ポートと前記遠位端との間に位置して
    いるしなやかな壁部分と、このしなやかな壁部分を、該
    しなやかな壁が前記管状部材の外部面と実質的に同一平
    面となる第1の位置と、該しなやかな壁が前記管状部材
    の外部面に対して実質的に横切る方向になり、それによ
    って該管状部材を取り囲んでいる環状部材を形成する第
    2の位置との間で動かすための手段とを含む装置。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の装置において、止
    血封止具を通して止血剤を前記管状の内腔の中に注入
    し、それによって止血剤が前記ポートから出るようにす
    るための手段をさらに含んでいる装置。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の装置において、血
    小板を多く含有する製品とスロンビンとの混合物を注入
    するための複式注射器組立体をさらに含んでいる装置。
  17. 【請求項17】 カテーテル挿入処置の後で血管壁中の
    皮膚穿刺を封止するための装置であって、該装置はシー
    スを備えた形式の管状の導入器と共に用いるようになっ
    ていて、該シースの遠位端が前記血管壁の皮膚穿刺によ
    る創傷に挿入することができ、この封止装置が、 (a)閉じられた遠位端、近位端およびそれらの間に延
    在する内腔とを有する管状部材であって、前記管状の導
    入器の中に滑り入るような寸法に定められ、そして該管
    状の導入器内へ完全に挿入された時にその遠位端が該管
    状の導入器のシースの遠位端から外へ伸びて出るような
    長さである管状部材と、 (b)前記管状部材の遠位端の近くに位置しているポー
    トであって、前記管状部材の内腔から該管状部材の外面
    への流体通路を提供しているポートと、 (c)前記管状部材に取り付けられたハブ部材であっ
    て、該ハブ部材の表面に形成されて第1の端および第2
    の端を備えた所定長さの溝、前記内腔と前記溝の第1の
    端との間に延在する第1の流体通路、そして前記溝にか
    ぶさっていて、該溝と協調して封止されたトラックを生
    成する透明部材を備えるハブ部材と、 (d) 前記内腔の近位端にある止血封止とを含んでい
    る装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、前
    記溝の第2の端に形成されていて、前記封止されたトラ
    ックと流体連通している圧縮室をさらに含み、該圧縮室
    が所定体積である装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の装置において、前
    記管状部材はその遠位端に、弾性材料で作られた柔らか
    い変形可能な先端を含んでいる装置。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の装置において、前
    記管状部材が前記ポートと前記遠位端との間に位置する
    しなやかな壁部分と、該しなやかな壁が前記管状部材の
    外部面と実質的に同一平面となる第1の位置と、該壁が
    前記管状部材の外部面に対して実質的に横切る方向にな
    り、それによって前記管状部材を取り囲んでいる環状の
    部材を形成する第2の位置との間で前記しなやかな壁部
    分を動かすための手段とを含む装置。
  21. 【請求項21】 請求項17に記載の装置において、前
    記内腔へ止血封止を通して止血剤を注入するための手段
    をさらに含んでいる装置。
  22. 【請求項22】 請求項17に記載の装置において、注
    入のための手段が、血小板を多く含有する製品とスロン
    ビンとの混合物を注入するための複式注射器組立体を含
    んでいる装置。
  23. 【請求項23】 カテーテル挿入位置に続いて患者の血
    管の皮膚穿刺を封止する方法であって、シースを備えた
    形式の血管導入器と共に用いるようになっていて、該シ
    ースの遠位端が皮膚穿刺による創傷に挿入され、当該方
    法が、 (a) 閉じられた遠位端、近位端およびそれらの間に
    延在する内腔を備えた管状部材にして、その閉じられた
    遠位端の近くの所定距離にあって、前記管状部材の内腔
    と外面との間に伸びているポートと、前記管状部材の前
    記近位端の近くに位置している観測可能な、血液を受け
    入れる、流体の漏れないトラックであって、前記内腔と
    流体連通している流体の漏れないトラックとを備えた管
    状部材を用意する段階と、 (b) 前記流体の漏れないトラックの中に血液の動き
    が観察されるまで、前記管状の導入器のシースの中に前
    記管状部材を挿入する段階と、 (c) 前記流体の漏れないトラックの中の血液の動き
    が止むまで、前記穿刺創から前記管状部材と前記管状の
    導入器のシースを一体として引き抜く段階と、 (d) 止血剤を前記管状部材の内腔に注入し、それに
    よって前記止血剤が前記血管壁に隣接した前記ポートか
    ら出るようにする段階とを含む方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、前
    記止血剤を注入する前に、前記穿刺の近くの前記血管内
    部の位置にて、環状の部材を形成して前記管状部材を取
    り囲む段階をさらに含んでいる方法。
  25. 【請求項25】 請求項19に記載の方法において、前
    記止血剤を注入した後、前記穿刺創から前記管状部材と
    前記管状の導入器のシースとを完全に取り除く段階をさ
    らに含んでいる方法。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の方法において、前
    記管状部材を取り除く前に、前記管状部材を取り囲んで
    いる環状の部材を取り除く段階をさらに含んでいる方
    法。
  27. 【請求項27】 請求項23に記載の方法において、ス
    ロンビン、フィブリン、フィブリン・グルー、メタアク
    リレート、シアノアクリレート、コラーゲン、血小板、
    作用薬、血管収縮薬剤から成るクラスから止血剤を選択
    する段階をさらに含んでいる方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法において、フ
    ェニールエフリン、ノルエピネフリン、エピネフリン、
    プロスタグランジンF2 アルファ、エンドーテリン、
    メテルジン、オキシトシンおよびイソプレルから成るグ
    ループから血管収縮剤を選択する段階をさらに含んでい
    る方法。
  29. 【請求項29】 請求項23に記載の方法において、患
    者から血小板を多く含有する製品を得て、該血小板を多
    く含有する製品をスロンビンと混合することによって止
    血剤を得る段階をさらに含んでいる方法。
JP10072990A 1997-02-14 1998-02-16 圧力検出器を内蔵した止血剤投与装置 Pending JPH10277160A (ja)

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US80084797A 1997-02-14 1997-02-14
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