JPH10275248A - グラフィカル画像生成分析方法 - Google Patents
グラフィカル画像生成分析方法Info
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- JPH10275248A JPH10275248A JP6331098A JP6331098A JPH10275248A JP H10275248 A JPH10275248 A JP H10275248A JP 6331098 A JP6331098 A JP 6331098A JP 6331098 A JP6331098 A JP 6331098A JP H10275248 A JPH10275248 A JP H10275248A
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T15/00—3D [Three Dimensional] image rendering
Abstract
バッグ、チューニングまたは最適化するグラフィックス
ルーチンのライブラリの使用法を分析するための、改善
された方法を提供すること。 【解決手段】 命令シーケンスによって表現されるプリ
ミティブを、これらのプリミティブが表現されるグラフ
ィカル状態と共に識別するステップを含み、さらに、命
令シーケンスの特徴を表す信号、具体的にはその命令シ
ーケンスがプリミティブを表現する合成のグラフィカル
状態を示し、それらの状態でどのプリミティブが表現さ
れるかを示す信号を生成するステップを含む。
Description
ィックスに係り、とりわけグラフィカル画像の生成を分
析する方法に関する。本発明は、例えば3次元グラフィ
ックスソフトウェアのチューニングおよび最適化を容易
にするために適用される。
成するために長い間使用されてきた。初期のコンピュー
タシステムは2次元のみの画像しか生成することができ
なかったが、自動製図や地図作製などではすぐに受け入
れられた。1970年代中頃までに、3次元グラフィッ
クスシステムが市販されるようになった。このシステム
は非常に高価になる傾向があり、専用のハードウェアお
よびカスタムソフトウェアを必要とした。
ログラミングインタフェースおよびライブラリは市場で
容易に手に入れることができるようになった。現在で
は、「OpenGL」仕様に従うものなどの業界標準グ
ラフィックスライブラリに備えられたサブルーチン(ま
たは関数)を呼び出すことにより、アプリケーションプ
ログラムは書込み3次元画像を生成することができる。
比較的容易にグラフィックスを生成できることにより、
例えばビジネス、技術および科学シミュレーション、ユ
ーザインタフェースや、アニメーションなどのグラフィ
ックスアプリケーションが増加した。
ピュータによる生成は、集中的にコンピュータを使用す
るタスクである。物体の縁部のみを描写するワイヤフレ
ーム画像の場合でも、例えば物体の遠近図を与え、見る
人の視点からそれを表示するためには多数の数学的計算
が必要とされる。物体を立体として描写する場合、すな
わち(それらの縁部のみでなく)それらの表面を表現す
る場合には、計算の数は劇的に増加する。これらの例で
は、システムは、物体およびその表面の隠れた表面、
色、陰影、質感、照度、およびその他の属性を考慮に入
れなければならない。
線、三角形、四角形やその他の多角形など、「プリミテ
ィブ」な幾何形状から複雑な表面を構成することによる
ものである。例えば机の画像は、並んで配置され、個別
に質感を出して実際の机に対応する表面を表す数千の小
さな線分および三角形の内、数十または数百を描写する
ことにより表現することができる。
数が非常に多いため、この表現処理のデバッグまたはそ
の他の分析が非常に困難になる可能性がある。ある光景
を表現するのに時間が長くかかりすぎる場合、プログラ
マは基礎となるアプリケーションプログラムがグラフィ
ックスライブラリに対して行った全ての呼出しをトラッ
クすることを試みることができる。あいにく、光景描写
中に行われたグラフィックス呼出しの数はプリミティブ
自体の数の数倍になる可能性がある。このような多くの
呼出しを意味深長にトラックすることは、必要になる場
合もあるが、実質的に不可能となることがある。
の補助手段を提供している。従来のいくつかのグラフィ
ックスパッケージでは、表現されるプリミティブのタイ
プによってグラフィックスの使用法をカタログすること
ができる。このような分析により、例えば、机を描写す
るグラフィックスプログラムが3万本の線分プリミティ
ブおよび2万5千の三角形プリミティブを表現すること
が分かる。これで十分な場合もあるが、このような分析
は、プログラマがグラフィックスプログラムを質的およ
び量的に分析することを可能にするのに適当ではない。
ピュータグラフィックスアプリケーションの品質および
性能の改善を容易にすることである。さらに具体的な目
的は、このようなアプリケーションプログラムの画像生
成の特徴を決定する方法を提供することである。
バッグ、チューニングまたは最適化するグラフィックス
ルーチンのライブラリの使用法を分析するための、改善
された方法を提供することである。
プログラム、およびソースコードフォーマットのコンピ
ュータプログラムの分析に使用する上記のような方法を
提供することである。
生成するコンピュータプログラムの分析に使用する上記
のような方法を提供することである。
る状態に従いプリミティブをカタログすることによって
グラフィカル画像の生成を分析する方法を提供する本発
明によって達成される。
複数のプリミティブを含むグラフィカル画像を生成する
タイプのコンピュータ命令シーケンス、例えばコンピュ
ータプログラムの特徴を決定する方法を提供する。この
方法は、命令シーケンスによって表現されるプリミティ
ブを、それらのプリミティブが表現されるグラフィカル
状態と共に識別するステップを含む。これに関して、グ
ラフィカル状態とは、プリミティブが表現されるサブス
テート(substates)の集合を指す。いくつかの例で
は、サブステートの照度、陰影、質感などの組み合わせ
を含む。
を表す信号、具体的にはその命令シーケンスがプリミテ
ィブを表現する合成のグラフィカル状態を示し、それら
の状態でどのプリミティブが表現されるかを示す信号を
生成するステップを含む。この信号は、デジタルデータ
プロセッサの、例えばランダムアクセスメモリ(RA
M)やディスクドライブなどの記憶手段に含まれたレコ
ードまたはデータ構造に記憶することができる。これを
使用して、例えばモニタまたはプリンタ上に表示を生成
することもできる。
切り換わる状態の量を定める方法を提供する。本発明の
この形態は、プリミティブが表現される各状態につい
て、異なる状態でプリミティブを表現した後の状態で、
プリミティブが表現される回数をカウントするステップ
をさらに含む上述の方法を提供する。各カウントは、そ
のそれぞれの状態と共に前述の信号中に示すことができ
る。
ル状態を設定する冗長の量を定めるステップを含む方法
を提供する。本発明のこの形態は、現在の状態で既に規
定されたサブステートを設定する試みがなされた回数
を、各グラフィカル状態に対してカウントするステップ
をさらに含む上述の方法を提供する。本発明のこの形態
でも、それらの「冗長」カウントを前述の信号中に含む
ようになっている。
ルプリミティブを表現するプリミティブ描写命令、およ
び(ii)合成のグラフィカル状態を規定するサブステ
ートを設定する状態設定命令を実行することによってグ
ラフィカル画像を生成するタイプのコンピュータ命令シ
ーケンスを分析する方法を提供する。この方法は、状態
設定命令に応答して現在の合成のグラフィカル状態、す
なわち現在の全てのサブステートセットによって規定さ
れる合成状態を識別するステップを含む。これはさら
に、プリミティブ描写命令に応答して、現在の合成のグ
ラフィカル状態およびそのプリミティブ描写命令によっ
て表現されるプリミティブを識別する、例えばデータ構
造などの記憶レコードを生成するステップを含む。プリ
ミティブが既に現在の状態と同様の合成状態で表現され
ている場合には、その状態に関連するレコードにアクセ
スし、現在のプリミティブ描写命令によって表現されて
いるプリミティブの識別を含むように更新する。この方
法によって生成される信号は、プリミティブをそれらが
表現された状態によって識別する。
コードなどの実行可能な形態の命令シーケンスをデジタ
ルデータプロセッサ上で実行する上述の方法を提供す
る。プログラムによる、少なくとも選択されたサブルー
チンおよび関数の呼出しは、プリミティブ設定命令およ
び状態設定命令を識別するために(例えば「シェル」ま
たは「スタブ(stub)」手続きによって)インタセプト
(intercept)される。本発明の代替の形態では、これ
らの命令はソースコード形態の命令シーケンスを解析す
るインタプリタ(interpreter)によって識別される。
および以下の説明において明らかである。図面を参照す
ることによって、本発明をより完全に理解することがで
きる。
使用するタイプのデジタルデータ処理システム5を示す
図である。デジタルデータ処理システム5は、バックプ
レーンまたはバス18により相互接続された中央処理装
置(CPU)12、ランダムアクセスメモリ(RAM)
14、および入出力コントローラ(I/O)16を含む
デジタルデータプロセッサ10を含む。キーボード22
および指示装置24は、データおよび制御情報を入力す
るために、その他の入力装置(図示せず)とともに入出
力コントローラ16を介してデジタルデータプロセッサ
10に結合される。デジタルデータプロセッサ10は、
情報にアクセスし記憶するために、記憶装置であるディ
スクドライブ26およびその他の静的記憶装置(図示せ
ず)にも接続される。モニタ28およびその他の出力装
置(図示せず)もまた、3次元グラフィックスなどの情
報を表示するために入出力コントローラ16に結合され
る。
データ処理システム5は、既知の任意の汎用または専用
コンピュータシステムにすることができる。それらは、
例えば本発明の譲受人が利用できるタイプであり、改善
したグラフィックス生成の分析に関する本発明の技術に
従ってプログラムされ、および/または動作する3次元
グラフィックスが可能なワークステーションであること
が好ましい。
で、図示のデジタルデータ処理システム5が、ユーザか
ら受信した命令に例えば入力装置であるキーボード22
および/または指示装置24を介して応答し、例えば机
の3次元画像を生成するなどの特定のグラフィックスタ
スクを実行するアプリケーションプログラムを実行する
(30)様子が示されている。出力装置であるモニタ2
8でのグラフィックスの生成を容易にするために、アプ
リケーションプログラム30はグラフィックスライブラ
リ32に含まれる手続きに対する呼出しを生成する。こ
れらの呼出しの内少なくとも選択した呼出しは本発明に
よって分析およびカタログするためにインタセプタ(in
terceptor)31により識別され、その他の呼出しは分
析されずに直接グラフィックスライブラリ32に渡され
る。
造を初期化し、表現する物体の状態をトラックし、グラ
フィックスを表示するようハードウェア装置ドライバ3
4にコマンドを発行する。これは、データ構造を維持
し、グラフィックスを表示するコマンド(通常はハード
ウェアとは無関係)を発行する、例えば性質が手続き型
やオブジェクト指向型である手続きおよびデータ構造の
任意のセットである。このライブラリは、OpenGL
アプリケーションプログラムインタフェース(API)
仕様など、任意の業界標準に従って動作することができ
る。また、任意ベンダー特有の標準または特別の標準に
従って動作することもできる。本発明の一実施形態では
グラフィックスライブラリ32が存在する(かつこれを
有利に利用する)ものと想定するが、本発明のその他の
実施形態ではこの要素を必要としない。
のコマンドをハードウェアに特定の命令として解釈およ
び再フォーマットし、これをモニタ28、プリンタまた
はその他の出力装置に送信して所望のグラフィック画像
を表示する。これは、市販またはその他の方法で入手可
能な、ハードウェア固有コマンドを出力装置に駆動する
任意のソフトウェアドライバである。図示の実施形態で
はハードウェア装置ドライバ34を含むが、本発明のそ
の他の実施形態ではこれを含まない。
ジェクトコードまたはその他のデジタルデータプロセッ
サ10上で実行される命令を表す。例えばこれは、机な
ど特定の物体の画像を作成および処理するための専用コ
ンピュータプログラムにすることができる。これはま
た、別の例として、計算機援用設計(CAD)、または
その他のユーザが発行したコマンドに応答して物体の画
像を生成できる汎用グラフィックスプログラムにするこ
ともできる。
は、グラフィックスライブラリ32へのアプリケーショ
ンプログラム30によってなされ、またプリミティブの
描写およびそれらの状態設定を行う関数または手続き呼
出し(まとめて「手続き呼出し」とする)を識別する。
OpenGLと互換性のあるライブラリとともに使用す
る好ましい実施形態では、プリミティブ描写の呼出しは
関数glBegin、glEnd、glVertexな
どを含み、状態設定呼出しは特に、glCullFac
e、glDepthFunc、glDisable、g
lEnable、glFrustum、glLight
Model、glLight、glLineWidt
h、glPointSize、glPolygonMo
de、glRenderMode、glShadeMo
delなどの関数を含む。glColorやglLoa
dMatrixなどの属性設定呼出しは、状態設定呼出
しと同様に扱うことができることが理解されるであろ
う。
のあるライブラリとともに使用する実施形態では、イン
タセプタ31はプリミティブを描写しそれらの状態を設
定するアナログ呼出しを識別することを当業者は理解す
るであろう。インタセプタ31はまた、グラフィックス
ライブラリ32を利用しない、すなわちアプリケーショ
ンプログラム30が直接ハードウェア装置ドライバ34
または出力装置を呼び出す実施形態では、アナログ呼出
しまたは命令(すなわちプリミティブを描写する、また
は状態を設定する命令)も識別する。
ちアプリケーションプログラム30またはグラフィック
スライブラリ32のソースコードに影響を与えることな
く、ライブラリ呼出し(またはその他の呼出しおよび命
令)を識別することが好ましい。図2の実施形態では、
分析すべき呼出しと同じ名前およびパラメータリストを
有する「シェル」または「スタブ(stub)」手続きとし
てインタセプタ31を実施することにより、このことが
認識される。シェル手続きは、例えばグラフィックスラ
イブラリ32にリンクされる前にアプリケーションプロ
グラム30にリンクされる動的リンクライブラリ(DL
L)として実施することができる。もちろん、当技術分
野で一般に既知の任意数のその他の方法でシェル手続き
をアプリケーションプログラム30にリンクできること
を当業者なら理解するであろう。
30からグラフィックスライブラリ32になされた呼出
しをその他の方法でも識別できることを理解するであろ
う。例えば、図3に示すように、インタプリタ(interp
reter)31'を使用して、例えばアプリケーションプロ
グラム30をソースコードフォーマットで表すソースコ
ード30'のファイルに含まれるソースコード流を解析
する。
明と同時に出願され、同時係属であり共通の譲受人に譲
渡され、その教示が参照により本明細書に組み込まれ
る、発明者John M.Brown、Don W.D
yer、Gautam MehrotraおよびCar
ol L.Langによる米国特許出願に開示のタイプ
の方法を使用して生成されるタイプにすることができ
る。この出願の教示によれば、コンピュータプログラム
を実行することによって発行される呼出しに対応するソ
ースコード命令は、ファイルに記憶される。そのソース
コードファイルはファイルの役目を果たし、その呼出し
をインタプリタ31'によって識別することができる。
別の方法として、そのソースコードファイルをデジタル
データプロセッサ10上でコンパイルおよび実行し、そ
の呼出しをインタセプタ31によって識別することもで
きる。
ンタプリタ31'は、従来の方法でソースコードを解析
し、その中の状態設定およびプリミティブ描写命令を識
別する。従って、インタセプタ31はアプリケーション
プログラム30の実行によって発行された呼出しをイン
タセプトすることを介してそれらの命令を識別するが、
インタプリタ31'は対応するソースコード30'を解析
することを介してそれらの命令を識別する。
態では、各呼出しが行われるごとに識別する出力信号を
生成するプログラミングステートメントを直接アプリケ
ーションプログラム30またはグラフィックスライブラ
リ32に組み込むなど、プリミティブ描写命令および状
態設定命令を識別する侵害性の技術を企図する。
プログラム30からグラフィックスライブラリ32に発
行される全ての手続き呼出しは、インタセプタ31によ
って分析のためにインタセプトされる。代替の実施形態
では、プリミティブの状態または描写に影響を与えない
呼出しはインタセプトおよびトラックされない。これは
例えば、glGetLight(glGetXxxxx
の形態のその他の呼出しを含む)などの状態検索呼出し
を含むことができる。
1')によって識別された状態設定呼出しおよびプリミ
ティブ描写呼出しの、識別およびパラメータが分析器3
3に供給され、分析器33は、アプリケーションプログ
ラム30(またはソースコード30'に相当するもの)
を、それが描写するプリミティブとプリミティブが描写
される状態とを共にカタログすることによって特徴付け
る。その特徴を反映する中間および最後の状態レコード
39またはその他のデータ構造は、デジタルデータプロ
セッサ10の例えばRAM14などの動的または静的メ
モリ、および/またはディスクドライブ26上に存在す
る可能性があるメモリ38に含まれる。
図である。この図面を参照すると、この方法はステップ
42で、アプリケーションプログラム30からグラフィ
ックスライブラリ32に対して行われる呼出しのタイプ
を決定する。プリミティブを描写する呼出しはステップ
44以下で処理される。状態を設定する呼出しはステッ
プ58以下で処理される。
グラフィカル状態に対する状態レコード39が前もって
生成されているかどうかを決定する。生成されている場
合、そのレコードを検索し(ステップ46)、現在のプ
リミティブがその状態で描写されていることを示すよう
に修正する(ステップ48)。ステップ50でこの方法
は、現在の合成状態を最も最近表現された最後のプリミ
ティブを描写した状態と比較する。これら2つの合成状
態が異なる場合、現在のプリミティブが最も最近表現さ
れたプリミティブとは異なる合成状態で描写されている
ことを反映するように現在のレコード中の「切換え」カ
ウンタを増分する(ステップ50)。
現することに関する状態レコード39が前もって生成さ
れていない場合、この方法はステップ52で現在の合成
状態に関する新しいレコードを作成する(ステップ5
2)。その後この方法は、呼出し中で識別されたプリミ
ティブの識別をそのレコードに記録し(ステップ5
4)、「切換え」カウンタを1に初期化する(ステップ
56)。
し中で要求されたサブステートが最後のプリミティブが
描写された合成状態に含まれるかどうかを決定する(ス
テップ58)(例えばそのサブステートが現在の合成状
態の一部である場合でも、その呼出しがカル(cullin
g)の設定を要求する)。含まれる場合、この方法はそ
のプリミティブの描写が記録されたレコードを検索し
(ステップ60)、その「冗長」カウンタを増分し(ス
テップ62)、現在の状態設定呼出しが冗長であること
を示す。要求されたサブステートが冗長でない場合、こ
の方法は別のプリミティブに備えて合成状態を更新する
(ステップ64)。
は、上記に概説した処理ステップに続いて、ステップ6
6でこの方法は、インタセプタ31中の対応するシェル
手続きの引き起こした呼出しと同じ手続き呼出し(およ
びパラメータ)でグラフィックスライブラリ32を呼び
出すことができる(ステップ66)。
ョンプログラム30に含まれるグラフィックス呼出し
(例えば状態設定およびプリミティブ描写命令)によっ
てメモリ38中の状態レコード39を作成および更新す
る。以下の表1を参照すれば、よりよく理解することが
できる。
ーションプログラム30はイネーブルサブステート1に
対する呼出しを行う。これは例えば、特定のライティン
グ(lighting)構成、またはプリミティブの表現に対し
てグラフィックスライブラリ32が許す多くのサブステ
ートの内の任意の1つにすることができる。分析器33
は、合成状態のデータ構造(図示せず)を0−0−0
(デフォルト初期状態)から1−0−0に更新して呼出
しに応答する。
ログラム30はイネーブルサブステート2に対する呼出
しを発行する。この場合も、これはライティング条件、
またはグラフィックスライブラリ32が許すその他の任
意の描写状態にすることができる。分析器33は合成状
態を1−1−0に更新して呼出しに応答する。
ログラム30は描写プリミティブA、例えば点、直線、
三角形、多角形、またはグラフィックスライブラリ32
が表現できるその他の任意のプリミティブに対する呼出
しを発行する。分析器33は状態1−1−0に対する状
態レコード39を作成して呼出しに応答する。図示の実
施形態では、このレコードは現在の合成状態および描写
すべきプリミティブを識別する。このレコードはまた、
それぞれに1および0に初期化される「切換え」および
「冗長」の2つのカウンタも含む。カウンタ「切換え」
は、別の状態でプリミティブを表現した後でプリミティ
ブを表現するために、関連する状態(ここでは1−1−
0)が何回使用されたかをトラックする。カウンタ「冗
長」は、状態設定呼出しがその合成状態に既に存在する
状態を何回要求したかをトラックする。
ログラム30はイネーブルサブステート3に対する呼出
しを発行する。グラフィック使用情報収集セクション3
6は合成状態を1−1−1に更新して応答する。
ログラム30は使用不能サブステート1に対する呼出し
を発行する。グラフィック使用情報収集セクション36
は合成状態を0−1−1に更新して応答する。
ログラム30は描写プリミティブBに対する呼出しを発
行する。分析器33は状態0−1−1に対するレコード
を作成して応答する。このレコードはその合成状態およ
び描写すべきプリミティブを識別する。前記の場合と同
様に、2つのカウンタ「切換え」および「冗長」はそれ
ぞれ1および0に初期化される。
ケーションプログラム30はイネーブルサブステート
1、使用不能サブステート3、および描写プリミティブ
Bに対する呼出しを発行する。分析器33は、上記のよ
うに合成状態を1−1−0に設定して応答する。その後
対応するレコードをメモリ38から獲得し、そのレコー
ドをプリミティブBの描写を反映するように更新し、そ
れをメモリ38に戻す。そのレコードへのアクセスおよ
びその更新を、例として図2の分析器33およびメモリ
38を接続する矢印で図示する。重要なことは、そのレ
コードのエントリを識別するプリミティブが、プリミテ
ィブAおよびBを表現するためにこの状態が使用されて
いることを反映することである。
プリケーションプログラム30はイネーブルサブステー
ト3、使用不能サブステート3、および描写プリミティ
ブAに対する呼出しを発行する。分析器33は上記の表
1に示すように応答する。重要なことは、1−1−0レ
コードの「切換え」カウンタが、描写プリミティブAに
対する呼出しを受信したときに増分されないことであ
る。これは、描写すべき最後のプリミティブ(プリミテ
ィブB)が現在のプリミティブ(A)と同じ状態(1−
1−0)で表現されたためである。本発明の代替の実施
形態では、分析器33はレコードの追加フィールドでの
サブステート3の余分なイネーブル化および使用不能化
をトラックする。
プリケーションプログラム30は使用不能サブステート
1、イネーブルサブステート3、および描写プリミティ
ブAに対する呼出しを発行する。分析器33は上記の表
1に示すように応答する。
プログラム30は描写プリミティブCに対する呼出しを
発行する。このプリミティブは最後のプリミティブと同
じ状態で描写されるので、対応する状態レコードは現在
のプリミティブの識別を含むことによってのみ更新され
る。
プログラム30はイネーブルサブステート3に対する呼
出しを発行する。このサブステートは既に合成状態で規
定されているので、分析器33は、冗長状態設定呼出し
が発行されたことを反映するように対応する状態レコー
ドを更新する。
プリケーションプログラム30を特徴付ける状態レコー
ド39を含む。具体的に言うと、これらの状態レコード
39は、アプリケーションプログラム30によって描写
されたプリミティブをそれらのプリミティブが描写され
た状態と共にカタログする。以前は当技術分野で知られ
ていなかったこの特徴付けにより、アプリケーションプ
ログラム30の動作とこれのグラフィックスライブラリ
32との相互作用に対するはるかに大きな洞察を、グラ
フィックスのプログラマに与えることができる。したが
って、これによりプログラマは、例えばデバッグ、チュ
ーニング、および/または最適化に関するプログラムの
動作をより容易に理解することができる。
に含まれる特徴付けを反映する信号は、例えばバイナリ
データ構造(例えばレコード)やテキストなどの従来の
任意の形態で出力することができる。好ましい実施形態
では、出力セクション40がモニタ28、プロッタ、ま
たはプリンタなどの出力装置にこれらの信号を駆動して
オペレータに表示する。このような1つの表示は、描写
された状態でカタログされたプログラムによって描写さ
れるプリミティブを識別する、文字によるレポートにす
ることができる。
の例を以下の表2に示す。これは上述の、各状態で描写
されるプリミティブの数およびそれらのタイプ、ならび
に「切換え」および「冗長」呼出しの数を示す。
当に簡略化したものであることを、当業者なら理解する
であろう。従来の3Dグラフィックスのアプリケーショ
ンプログラム30およびグラフィックスライブラリ32
の場合は、数千乃至数百万のプリミティブをそれぞれに
記録する百を越える状態レコードが生成される可能性が
ある。好ましい実施形態では、本発明により、オペレー
タはトラックするサブステートを選択することができ
る。例えばプログラマは、照度に関係する状態の変化の
みをトラックしようとする可能性がある。これによりグ
ラフィックスの使用法のより集中した分析が容易になる
ことが当業者には理解されるであろう。
って作成および維持される状態レコード39内に、より
多くの情報を含むことを企図するものであることも当業
者なら理解するであろう。好ましい実施形態では、例え
ば各レコードは、各プリミティブの表現中に描写された
直線および/または小面の数についての情報を追加的に
含む。この情報もまた出力セクション40から出力され
ることが好ましい。これらのレコードおよびレポートも
また、プリミティブが表現される詳細な属性(例えば
色、法線、材質など)に関する情報を記憶および提供す
ることができる。
ーマット以外のレポートを適当な出力装置に駆動できる
ことを、当業者ならさらに理解するであろう。これは、
図表、グラフ、アニメーションなどを含む。
をカタログおよびレポートせず、描写されるプリミティ
ブの数と、おそらくはこれらを構成する直線および小面
の数とをトラックするだけの従来技術のシステムとは大
幅に異なる。本発明によるシステムおよび方法を使用す
ることにより、プログラムの動作およびそれのライブラ
リとの相互作用に対するはるかに大きな洞察が、グラフ
ィックスのプログラマに与えられる。したがって、プロ
グラマは、例えばデバッグ、チューニングおよび/また
は最適化に関するプログラムの動作をより容易に理解す
ることができる。
ス、具体的に言うと上記に述べた物体と一致するグラフ
ィカル画像の生成を分析するための改善した方法に関す
るものである。図面に示し上記に説明した実施形態は単
に例として与えたものであること、および修正形態がそ
の中に組み込まれるその他の実施形態が本発明の範囲内
にあることは理解されるであろう。したがって例えば、
3次元画像と同様に、2次元画像およびアニメーション
画像の分析にも本発明を適用できることが理解されるで
あろう。さらに別の例として、状態(照度、陰影、質感
など)に加えて属性(色や変換行列など)をトラックす
るために、本発明を利用可能であることが理解されるで
あろう。さらに別の例として、手続き指向プログラムと
同様にオブジェクト指向プログラムにも本発明を適用で
きることが理解されるであろう。また、本発明は、グラ
フィックスの手続きおよびライブラリと同様に、非グラ
フィックの手続きおよびライブラリに対して行われた呼
出しの解釈にも適用することができる。
複数のプリミティブからグラフィカル画像を生成するコ
ンピュータの命令シーケンス(30)の特徴を決定する
グラフィカル画像生成分析方法であって、 A.前記命令シーケンスによって表現される少なくとも
1つのプリミティブを識別するステップ(44)と、 B.該プリミティブが表現される合成グラフィカル状態
を識別するステップ(58)と、 C.段階Bで識別した少なくとも1つの前記合成グラフ
ィカル状態を示し、該合成グラフィカル状態のそれぞれ
に対して前記合成グラフィカル状態の前記命令シーケン
スによって表現される少なくとも1つの前記プリミティ
ブを示す、前記命令シーケンスのグラフィカル画像生成
特徴を表す信号を生成するステップ(39)と、を含む
グラフィカル画像生成分析方法。
タ処理システム(5)上で実行するステップと、前記命
令シーケンスによって表現される前記プリミティブを識
別するために段階Aにおける実行を監視するステップ
(31)と、該プリミティブが表現される前記合成グラ
フィカル状態を識別するために段階Bにおける実行を監
視するステップ(31)と、を含む上記1に記載のグラ
フィカル画像生成分析方法。
を含み、少なくとも前記命令シーケンス中のグラフィカ
ル画像生成呼出しを識別するソースコードインタプリタ
(31')で前記命令シーケンスを解釈するステップ
と、前記命令シーケンスによって表現される前記プリミ
ティブを識別するために段階Aにおける解釈を監視する
ステップ(31)と、該プリミティブが表現される前記
合成グラフィカル状態を識別するために段階Bにおける
解釈を監視するステップ(31)と、を含む上記1に記
載のグラフィカル画像生成分析方法。
8)で段階Cにより生成された前記特徴を表す信号を記
憶するステップ、および/または段階Bで識別された少
なくとも1つの前記合成グラフィカル状態を示し、該合
成グラフィカル状態のそれぞれに対して前記合成グラフ
ィカル状態の前記命令シーケンスによって表現される少
なくとも1つの前記プリミティブを示す、段階Cで生成
された前記特徴を表す信号に基づいて表示信号を生成す
るステップ(40)、の内の少なくとも1つを段階Cが
含む上記1に記載のグラフィカル画像生成分析方法。
に対して、異なる合成状態でプリミティブを表現した後
の合成状態でプリミティブが表現された回数をカウント
するステップ(50)を含み、段階Cが、前記特徴を表
す信号を生成して、前記合成グラフィカル状態のそれぞ
れに対して、異なる合成状態でプリミティブを前記表現
した後の合成状態でプリミティブが表現された回数を示
すステップを含む上記1に記載のグラフィカル画像生成
分析方法。
とも1つのサブステートを含み、各合成グラフィカル状
態に対して、前記命令シーケンスの実行中に現在の合成
グラフィカル状態で既に規定されたサブステートを設定
する試みがなされた回数をカウントするステップ(6
2)を含み、段階Cが、前記特徴を表す信号を生成し
て、各合成グラフィカル状態に対して、前記命令シーケ
ンスの実行中に前記現在の合成グラフィカル状態で既に
規定されたサブステートを設定する試みがなされた前記
回数を示すステップを含む上記1に記載のグラフィカル
画像生成分析方法。
れる合成のグラフィカル状態でそれぞれに表現される複
数のプリミティブから形成されたグラフィカル画像を生
成し、(i)グラフィカルプリミティブを表現するプリ
ミティブ描写命令と、(ii)合成グラフィカル状態を
規定するサブステートを設定する状態設定命令と、を含
むコンピュータの命令シーケンス(30)の特徴を決定
するグラフィカル画像生成分析方法であって、 A.前記命令シーケンス中の状態設定命令に応答して現
在の合成グラフィカル状態を決定するステップ(58)
と、 B.前記命令シーケンス中のプリミティブ描写命令に応
答して、デジタルデータ処理システム(5)の記憶手段
(38)中で、(i)前記現在の合成グラフィカル状態
と、(ii)前記プリミティブ描写命令によって表現さ
れるプリミティブと、の識別を記憶するレコード(3
9)の生成および更新の少なくとも一方を行うステップ
(44〜56)と、 C.前記デジタルデータ処理システム(5)の前記記憶
手段(38)にアクセスして、少なくとも1つの前記レ
コード(39)から、プリミティブが表現される少なく
とも1つの合成グラフィカル状態を示し、このような各
合成グラフィカル状態に対して、当該合成グラフィカル
状態で表現される少なくとも1つの前記プリミティブを
示す、前記命令シーケンスのグラフィカル画像生成特徴
を表す信号を生成するステップとを含むグラフィカル画
像生成分析方法。
(31)、および(ii)ソースコード形態の前記命令
シーケンスの解釈(31')のいずれかによって、前記
命令シーケンス中の状態設定命令およびプリミティブ描
写命令を識別するステップを含む上記7に記載のグラフ
ィカル画像生成分析方法。
の合成グラフィカル状態で前もって表現されているかど
うかを決定するステップ(44)と、該決定に否定応答
し、前述の前記識別を記憶する新しいレコードを生成す
るステップ(52)と、該決定に肯定応答し、前記現在
の合成グラフィカル状態の識別を記憶するレコードにア
クセスし、前記プリミティブ描写命令によって表現され
る前記プリミティブの識別を記憶するように前記レコー
ドを更新するステップ(46)と、を含む上記7に記載
のグラフィカル画像生成分析方法。
別されたサブステートが既に前記現在の合成グラフィカ
ル状態に含まれるかどうかを決定するステップ(58)
と、該決定に肯定応答し、含まれる場合には前記現在の
合成グラフィカル状態の識別を記憶し、前記現在の合成
グラフィカル状態で既に規定されたサブステートを設定
する試みがなされた回数を反映する冗長カウントを前記
レコード中で増分するステップ(62)と、を含む上記
7に記載のグラフィカル画像生成分析方法。
ーションプログラムの動作とグラフィックスライブラリ
の相互作用に対するはるかに大きな洞察を、グラフィッ
クスのプログラマに与えることができる。したがって、
プログラマはデバッグ、チューニング、および/または
最適化などに関するプログラムの動作をより容易に理解
することができる。
システムを示す説明図である。
示す説明図である。
グラフィックス呼出しを識別する、代替技術を示すブロ
ック図である。
をカタログするステップを示すフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれが合成のグラフィカル状態で表
現される複数のプリミティブからグラフィカル画像を生
成するコンピュータの命令シーケンス(30)の特徴を
決定するグラフィカル画像生成分析方法であって、 A.前記命令シーケンスによって表現される少なくとも
1つのプリミティブを識別するステップ(44)と、 B.該プリミティブが表現される合成グラフィカル状態
を識別するステップ(58)と、 C.段階Bで識別した少なくとも1つの前記合成グラフ
ィカル状態を示し、該合成グラフィカル状態のそれぞれ
に対して前記合成グラフィカル状態の前記命令シーケン
スによって表現される少なくとも1つの前記プリミティ
ブを示す、前記命令シーケンスのグラフィカル画像生成
特徴を表す信号を生成するステップ(39)と、を含む
ことを特徴とするグラフィカル画像生成分析方法。
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2008
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