JPH10272383A - 分離板型遠心分離機用漏洩検知器 - Google Patents
分離板型遠心分離機用漏洩検知器Info
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- JPH10272383A JPH10272383A JP9527197A JP9527197A JPH10272383A JP H10272383 A JPH10272383 A JP H10272383A JP 9527197 A JP9527197 A JP 9527197A JP 9527197 A JP9527197 A JP 9527197A JP H10272383 A JPH10272383 A JP H10272383A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の漏洩検知器は、フロート式であるた
め、スラッジ等がフロートやスイッチの駆動部にスラッ
ジ等が詰まり頻繁にメンテナンスを行わなくてはならな
い。また、漏洩検知器としてダイアフラム方式等の圧力
スイッチで軽液排出流路に設けると、高価な割りには圧
力の測定精度の信頼性に欠ける。 【解決手段】 本漏洩検知器10は、軽液Lの背圧Pを
調整する背圧調整弁10Aを軽液排出管45に設けると
共に背圧調整弁10Aの上流側の軽液排出管45に背圧
Pを検出する半導体圧力センサ11を設け、且つ半導体
圧力センサ11に軽液Lの漏洩を判定する漏洩判定手段
12を接続し、半導体圧力センサ11の検出値Pが下限
値Pminより低下した時間が所定時間T1以上になった時
に漏洩判定手段12から異常信号S2を出力して軽液L
の漏洩を知らせることを特徴とする。
め、スラッジ等がフロートやスイッチの駆動部にスラッ
ジ等が詰まり頻繁にメンテナンスを行わなくてはならな
い。また、漏洩検知器としてダイアフラム方式等の圧力
スイッチで軽液排出流路に設けると、高価な割りには圧
力の測定精度の信頼性に欠ける。 【解決手段】 本漏洩検知器10は、軽液Lの背圧Pを
調整する背圧調整弁10Aを軽液排出管45に設けると
共に背圧調整弁10Aの上流側の軽液排出管45に背圧
Pを検出する半導体圧力センサ11を設け、且つ半導体
圧力センサ11に軽液Lの漏洩を判定する漏洩判定手段
12を接続し、半導体圧力センサ11の検出値Pが下限
値Pminより低下した時間が所定時間T1以上になった時
に漏洩判定手段12から異常信号S2を出力して軽液L
の漏洩を知らせることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離板型遠心分離
機用漏洩検知器に関し、更に詳しくは分離板型遠心分離
機により分離された軽液及び/または重液の背圧の変動
を利用して軽液及び/または重液の漏洩を検出する分離
板型遠心分離機用漏洩検知器(以下、単に「漏洩検知
器」と称す。)に関する。
機用漏洩検知器に関し、更に詳しくは分離板型遠心分離
機により分離された軽液及び/または重液の背圧の変動
を利用して軽液及び/または重液の漏洩を検出する分離
板型遠心分離機用漏洩検知器(以下、単に「漏洩検知
器」と称す。)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の漏洩検知器について説明する前
に、分離板型遠心分離機について概説する。分離板型遠
心分離機は、例えば潤滑油や燃料油等の油に懸濁物質や
水が混入した被処理液(以下、「原液」と称す。)を遠
心分離して比重の大きい懸濁物質及び水をスラッジと重
液として分離して比重の小さい油(軽液)を清浄化する
もので、分離により清浄化された軽液は潤滑油や燃料油
として再使用する。
に、分離板型遠心分離機について概説する。分離板型遠
心分離機は、例えば潤滑油や燃料油等の油に懸濁物質や
水が混入した被処理液(以下、「原液」と称す。)を遠
心分離して比重の大きい懸濁物質及び水をスラッジと重
液として分離して比重の小さい油(軽液)を清浄化する
もので、分離により清浄化された軽液は潤滑油や燃料油
として再使用する。
【0003】上記分離板型遠心分離機は、例えば、回転
胴と、回転胴と一体的に回転する上下の回転体と、上部
回転体に対して上下に摺動して懸濁物質及び水の排出口
を開閉する主弁と、この主弁と上部回転体とで形成され
た分離室と、この分離室内に上下に所定間隔を空けて複
数積層された分離板と、この分離板を介して分離室内の
潤滑油を排出する軽液排出流路とを備えている。
胴と、回転胴と一体的に回転する上下の回転体と、上部
回転体に対して上下に摺動して懸濁物質及び水の排出口
を開閉する主弁と、この主弁と上部回転体とで形成され
た分離室と、この分離室内に上下に所定間隔を空けて複
数積層された分離板と、この分離板を介して分離室内の
潤滑油を排出する軽液排出流路とを備えている。
【0004】従って、上記分離室内では回転胴及び回転
体の回転による遠心力で水が軽液から重液として半径方
向外方へ移動して分離し、重液と軽液の界面が形成され
る。そして、原液の供給に伴って分離室の内方から軽液
が徐々に軽液排出流路を経由して排出され、分離室の外
方から主として重液(分離初期は軽液が混入している)
が徐々に重液排出流路を経由して排出される。主弁は外
部から開弁作動水を供給することにより下方へ摺動して
開いてスラッジを排出した後、外部から閉弁作動水を供
給することにより上方へ摺動して閉じる。
体の回転による遠心力で水が軽液から重液として半径方
向外方へ移動して分離し、重液と軽液の界面が形成され
る。そして、原液の供給に伴って分離室の内方から軽液
が徐々に軽液排出流路を経由して排出され、分離室の外
方から主として重液(分離初期は軽液が混入している)
が徐々に重液排出流路を経由して排出される。主弁は外
部から開弁作動水を供給することにより下方へ摺動して
開いてスラッジを排出した後、外部から閉弁作動水を供
給することにより上方へ摺動して閉じる。
【0005】ところで、原液の処理中に分離後の軽液が
何等かの原因で重液側に漏洩することがある。そのた
め、従来は、重液の出口流路に例えば図4に示すフロー
ト式の重液検知器100を漏洩検知器として設けたり、
あるいは重液とスラッジの合流点に例えば図5に示すフ
ロート式の漏洩検知器200を設けたりして軽液の漏洩
を検出していた。また、別の漏洩検出手段として軽液排
出路に例えばブルドン管方式やダイアフラム方式の圧力
スイッチを漏洩検知器として設け、軽液排出流路の背圧
を圧力スイッチにより測定して軽液の漏洩を間接的に検
出していた。
何等かの原因で重液側に漏洩することがある。そのた
め、従来は、重液の出口流路に例えば図4に示すフロー
ト式の重液検知器100を漏洩検知器として設けたり、
あるいは重液とスラッジの合流点に例えば図5に示すフ
ロート式の漏洩検知器200を設けたりして軽液の漏洩
を検出していた。また、別の漏洩検出手段として軽液排
出路に例えばブルドン管方式やダイアフラム方式の圧力
スイッチを漏洩検知器として設け、軽液排出流路の背圧
を圧力スイッチにより測定して軽液の漏洩を間接的に検
出していた。
【0006】図4に示す重液検知器(以下、「漏洩検知
器」と称す。)100は、同図に示すように、重液の入
口101A及び出口101Bを有するタンク101と、
このタンク101内に配設されたフロート102と、こ
のフロート102が側方の支点を中心に上方へ揺動した
時に付勢されるマイクロスイッチ103とを備え、万
一、軽液が重液中に漏洩すると、フロート102が上方
へ揺動してマイクロスイッチ103を付勢し、警報器等
を介して軽液の漏洩を知らせるものである。
器」と称す。)100は、同図に示すように、重液の入
口101A及び出口101Bを有するタンク101と、
このタンク101内に配設されたフロート102と、こ
のフロート102が側方の支点を中心に上方へ揺動した
時に付勢されるマイクロスイッチ103とを備え、万
一、軽液が重液中に漏洩すると、フロート102が上方
へ揺動してマイクロスイッチ103を付勢し、警報器等
を介して軽液の漏洩を知らせるものである。
【0007】また、図5に示す漏洩検知器200は、同
図に示すように、重液の入口201A、スラッジの入口
201B及び重液及びスラッジの出口201Cを有する
タンク201と、このタンク201の出口201Cに挿
入されたシリンダ弁202と、このシリンダ弁202を
上下に移動させて出口201Cを開閉するエアシリンダ
203と、シリンダ弁202に隣接したフロート204
と、このフロート204が浮上した時に付勢されるマイ
クロスイッチ205とを備え、万一、軽液が重液中また
はスラッジ出口に漏洩すると、フロート204が浮上し
てマイクロスイッチ205を付勢し、警報器等を介して
軽液の漏洩を知らせるものである。尚、エアシリンダ2
03は間欠的に駆動して出口を開放し、タンク201内
に溜まった重液及びスラッジを排出する。
図に示すように、重液の入口201A、スラッジの入口
201B及び重液及びスラッジの出口201Cを有する
タンク201と、このタンク201の出口201Cに挿
入されたシリンダ弁202と、このシリンダ弁202を
上下に移動させて出口201Cを開閉するエアシリンダ
203と、シリンダ弁202に隣接したフロート204
と、このフロート204が浮上した時に付勢されるマイ
クロスイッチ205とを備え、万一、軽液が重液中また
はスラッジ出口に漏洩すると、フロート204が浮上し
てマイクロスイッチ205を付勢し、警報器等を介して
軽液の漏洩を知らせるものである。尚、エアシリンダ2
03は間欠的に駆動して出口を開放し、タンク201内
に溜まった重液及びスラッジを排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
漏洩検知器100、200の場合には、いずれもフロー
ト式であるため、スラッジがフロート102、204や
シリンダ弁202の駆動部に詰まって動作不良が生じた
り、フロート102、204とマイクロスイッチ10
3、205との接触不良が生じたりして漏洩検知器10
0、200が正常に動作しなかったり、あるいはマイク
ロスイッチ103、205の配線等が腐食して電気系統
が故障したりする虞があるため、漏洩検知器100、2
00を頻繁にメンテナンスを行わなくてはならないとい
う課題があった。また、漏洩検知器として軽液排出流路
に設けたブルドン管方式やダイアフラム方式の圧力スイ
ッチの場合には、高価な割りには圧力の測定精度が悪
く、信頼性に欠けるという課題があった。
漏洩検知器100、200の場合には、いずれもフロー
ト式であるため、スラッジがフロート102、204や
シリンダ弁202の駆動部に詰まって動作不良が生じた
り、フロート102、204とマイクロスイッチ10
3、205との接触不良が生じたりして漏洩検知器10
0、200が正常に動作しなかったり、あるいはマイク
ロスイッチ103、205の配線等が腐食して電気系統
が故障したりする虞があるため、漏洩検知器100、2
00を頻繁にメンテナンスを行わなくてはならないとい
う課題があった。また、漏洩検知器として軽液排出流路
に設けたブルドン管方式やダイアフラム方式の圧力スイ
ッチの場合には、高価な割りには圧力の測定精度が悪
く、信頼性に欠けるという課題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、軽液及び/または重液の漏洩を正確且つ確
実に検出することができ、信頼性が高くしかもメンテナ
ンスフリーの分離板型遠心分離機用漏洩検知器を提供す
ることを目的としている。
れたもので、軽液及び/または重液の漏洩を正確且つ確
実に検出することができ、信頼性が高くしかもメンテナ
ンスフリーの分離板型遠心分離機用漏洩検知器を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の分離板型遠心分離機用漏洩検知器は、回転胴の上部に
嵌着された回転体と、この回転体の下部に挿入された状
態で上下に摺動して懸濁物質及び重液の排出口を開閉す
る主弁と、この主弁と上記回転体とで形成された分離室
と、この分離室内に上下に所定間隔を空けて複数積層さ
れた分離板とを備え、上記分離板を介して分離室内で分
離した軽液及び重液をそれぞれの排出流路を経由して排
出する分離板型遠心分離機に用いられる漏洩検知器にお
いて、上記軽液及び/または上記重液の背圧を調整する
背圧調整弁を上記軽液及び/または上記重液の排出流路
に設けると共に上記背圧調整弁の上流側の上記排出流路
に上記背圧を検出する圧力センサを設け、且つ上記圧力
センサに上記軽液及び/または上記重液の漏洩を判定す
る漏洩判定手段を接続し、上記圧力センサの検出値が所
定値より低下した時間が所定時間以上になった時に上記
漏洩判定手段から異常信号を出力して上記軽液及び/ま
たは上記重液の漏洩を検出することを特徴とするもので
ある。
の分離板型遠心分離機用漏洩検知器は、回転胴の上部に
嵌着された回転体と、この回転体の下部に挿入された状
態で上下に摺動して懸濁物質及び重液の排出口を開閉す
る主弁と、この主弁と上記回転体とで形成された分離室
と、この分離室内に上下に所定間隔を空けて複数積層さ
れた分離板とを備え、上記分離板を介して分離室内で分
離した軽液及び重液をそれぞれの排出流路を経由して排
出する分離板型遠心分離機に用いられる漏洩検知器にお
いて、上記軽液及び/または上記重液の背圧を調整する
背圧調整弁を上記軽液及び/または上記重液の排出流路
に設けると共に上記背圧調整弁の上流側の上記排出流路
に上記背圧を検出する圧力センサを設け、且つ上記圧力
センサに上記軽液及び/または上記重液の漏洩を判定す
る漏洩判定手段を接続し、上記圧力センサの検出値が所
定値より低下した時間が所定時間以上になった時に上記
漏洩判定手段から異常信号を出力して上記軽液及び/ま
たは上記重液の漏洩を検出することを特徴とするもので
ある。
【0011】また、本発明の請求項2に記載の分離板型
遠心分離機用漏洩検知器は、請求項1に記載の発明にお
いて、上記漏洩判定手段は、背圧の下限値を設定する下
限圧設定手段と、この下限圧設定手段により設定された
下限値と上記圧力センサの検出値とを比較する比較器
と、この比較器の比較結果が下限値を下回っている時に
出力される異常信号に基づいてその出力時間をカウント
するタイマとを備え、上記タイマのカウント数が所定値
を超えた時に上記比較器からの異常信号に基づいて警報
手段を付勢することを特徴とするものである。
遠心分離機用漏洩検知器は、請求項1に記載の発明にお
いて、上記漏洩判定手段は、背圧の下限値を設定する下
限圧設定手段と、この下限圧設定手段により設定された
下限値と上記圧力センサの検出値とを比較する比較器
と、この比較器の比較結果が下限値を下回っている時に
出力される異常信号に基づいてその出力時間をカウント
するタイマとを備え、上記タイマのカウント数が所定値
を超えた時に上記比較器からの異常信号に基づいて警報
手段を付勢することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発
明の漏洩検知器と分離板型遠心分離機との関係を示す構
成図、図2は図1に示す漏洩検知器の構成を中心に示す
ブロック図、図3は分離板型遠心分離機の軽液排出流路
における背圧の変動状態及び漏洩検知器の動作タイミン
グを説明するためのグラフである。
に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発
明の漏洩検知器と分離板型遠心分離機との関係を示す構
成図、図2は図1に示す漏洩検知器の構成を中心に示す
ブロック図、図3は分離板型遠心分離機の軽液排出流路
における背圧の変動状態及び漏洩検知器の動作タイミン
グを説明するためのグラフである。
【0013】本実施形態の漏洩検知器10は、図1に示
すように、コントローラ20の制御下で駆動する分離板
型遠心分離機30に接続されている。そこで、まず分離
板型遠心分離機30について説明する。この分離板型遠
心分離機30は、同図に示すように、鉛直方向の原液導
入管31を中心に駆動機構(図示せず)によって高速に
回転する回転胴32と、この回転胴32の上部に締結リ
ング33によって嵌着された截頭円錐状の上部回転体3
4と、この上部回転体34の下方で上下に摺動し上部回
転体34の下端のパッキングと離接して懸濁物質及び重
液Hの排出口35を開閉する主弁36と、この主弁36
と上部回転体34とで形成された分離室37と、この分
離室37内に上下に所定間隔を空けて複数枚積層された
截頭円錐状の分離板38とを備えている。尚、上記排出
口35は回転胴32の周方向等間隔に形成されている。
すように、コントローラ20の制御下で駆動する分離板
型遠心分離機30に接続されている。そこで、まず分離
板型遠心分離機30について説明する。この分離板型遠
心分離機30は、同図に示すように、鉛直方向の原液導
入管31を中心に駆動機構(図示せず)によって高速に
回転する回転胴32と、この回転胴32の上部に締結リ
ング33によって嵌着された截頭円錐状の上部回転体3
4と、この上部回転体34の下方で上下に摺動し上部回
転体34の下端のパッキングと離接して懸濁物質及び重
液Hの排出口35を開閉する主弁36と、この主弁36
と上部回転体34とで形成された分離室37と、この分
離室37内に上下に所定間隔を空けて複数枚積層された
截頭円錐状の分離板38とを備えている。尚、上記排出
口35は回転胴32の周方向等間隔に形成されている。
【0014】上記分離板38と原液導入管31の間には
ロート状に開いた拡径部を有する案内筒39が配設さ
れ、この案内筒39を経由して原液導入管31からの原
液を分離室37内へ導く。そして、上部回転体34の上
端面には中央開口を有する偏平な筒体が軽液チャンバー
40として配設され、分離室37内で遠心分離された軽
液Lを図1に矢印で示すように分離板38に従って半径
方向内方へ蓄積して行き、分離室37からオーバーフロ
ーさせて軽液チャンバー40内に溜める。また、この軽
液チャンバー40を囲み軸心を共有する重液チャンバー
41が上部回転体34の上端面に配設され、分離室37
で遠心分離された重液Hを重液チャンバー41内に溜め
る。即ち、分離室37内には上部回転体34の下端近傍
から上端までその内周面に沿って仕切板42が配設さ
れ、この仕切板42と上部回転体34間には所定の隙間
が形成されている。そして、上部回転体34の上端面に
は重液チャンバー41に連通する連通孔43が上部回転
体34の周方向等間隔に複数形成され、上部回転体34
と仕切板42間の隙間に従って案内された重液Hが連通
孔43から重液チャンバー41内へ導かれ、ここで重液
Hを溜める。
ロート状に開いた拡径部を有する案内筒39が配設さ
れ、この案内筒39を経由して原液導入管31からの原
液を分離室37内へ導く。そして、上部回転体34の上
端面には中央開口を有する偏平な筒体が軽液チャンバー
40として配設され、分離室37内で遠心分離された軽
液Lを図1に矢印で示すように分離板38に従って半径
方向内方へ蓄積して行き、分離室37からオーバーフロ
ーさせて軽液チャンバー40内に溜める。また、この軽
液チャンバー40を囲み軸心を共有する重液チャンバー
41が上部回転体34の上端面に配設され、分離室37
で遠心分離された重液Hを重液チャンバー41内に溜め
る。即ち、分離室37内には上部回転体34の下端近傍
から上端までその内周面に沿って仕切板42が配設さ
れ、この仕切板42と上部回転体34間には所定の隙間
が形成されている。そして、上部回転体34の上端面に
は重液チャンバー41に連通する連通孔43が上部回転
体34の周方向等間隔に複数形成され、上部回転体34
と仕切板42間の隙間に従って案内された重液Hが連通
孔43から重液チャンバー41内へ導かれ、ここで重液
Hを溜める。
【0015】更に、上記軽液チャンバー40内には軽液
インペラ44が臨み、この軽液インペラ44に接続され
た軽液排出管45を介して軽液チャンバー40内に蓄積
された軽液Lを排出し、外部の軽液用の貯留タンク(図
示せず)へ導く。また、重液チャンバー41には重液イ
ンペラ46が臨み、この重液インペラ46に接続された
重液排出管47を介して重液チャンバー41内に蓄積さ
れた重液Hを外部へ排出する。
インペラ44が臨み、この軽液インペラ44に接続され
た軽液排出管45を介して軽液チャンバー40内に蓄積
された軽液Lを排出し、外部の軽液用の貯留タンク(図
示せず)へ導く。また、重液チャンバー41には重液イ
ンペラ46が臨み、この重液インペラ46に接続された
重液排出管47を介して重液チャンバー41内に蓄積さ
れた重液Hを外部へ排出する。
【0016】また、上記回転胴32の下部には下部回転
体49が一体に形成され、この下部回転体49の内面が
主弁36の形状に即して形成されている。そして、主弁
36と下部回転体49の間には隙間50が形成され、こ
の隙間50に閉弁作動水を導いて主弁36を上部回転体
34の下端に押し付けて排出口35を閉じている。ま
た、下部回転体49には半径方向で摺動する副弁51が
配設され、この副弁51を開弁作動水により半径方向内
方へ摺動させて副弁51を開き、隙間50の作動水を排
出して主弁36を開き、懸濁物質、重液Hを排出口35
から排出する。懸濁物質、重液Hを排出した後、開弁作
動水の供給を止め、供給ラインに溜まった水を水抜きノ
ズル52から抜き出す。副弁51は閉じると、供給され
ている開弁作動水により主弁36が閉じ、原液を処理す
る状態となる。
体49が一体に形成され、この下部回転体49の内面が
主弁36の形状に即して形成されている。そして、主弁
36と下部回転体49の間には隙間50が形成され、こ
の隙間50に閉弁作動水を導いて主弁36を上部回転体
34の下端に押し付けて排出口35を閉じている。ま
た、下部回転体49には半径方向で摺動する副弁51が
配設され、この副弁51を開弁作動水により半径方向内
方へ摺動させて副弁51を開き、隙間50の作動水を排
出して主弁36を開き、懸濁物質、重液Hを排出口35
から排出する。懸濁物質、重液Hを排出した後、開弁作
動水の供給を止め、供給ラインに溜まった水を水抜きノ
ズル52から抜き出す。副弁51は閉じると、供給され
ている開弁作動水により主弁36が閉じ、原液を処理す
る状態となる。
【0017】而して、図1、図2に示すように上記軽液
排出管45には軽液Lの背圧Pを調整する背圧調整弁1
0Aが配設され、この背圧調整弁10Aの上流側に本実
施形態の漏洩検知器10が配設されている。この漏洩検
知器10は、軽液排出管45内の軽液Lが漏れた時に異
常変動する背圧を測定することにより、軽液Lの漏れを
間接的に検出する測定機器である。即ち、この漏洩検知
器10は、軽液排出管45内を流れる軽液Lの背圧Pを
検出する圧力センサ例えば半導体圧力センサ11と、こ
の半導体圧力センサ11に接続され且つこの半導体圧力
センサ11の検出信号に基づいて軽液Lの漏れを判定す
る漏洩判定手段12とを備えている。
排出管45には軽液Lの背圧Pを調整する背圧調整弁1
0Aが配設され、この背圧調整弁10Aの上流側に本実
施形態の漏洩検知器10が配設されている。この漏洩検
知器10は、軽液排出管45内の軽液Lが漏れた時に異
常変動する背圧を測定することにより、軽液Lの漏れを
間接的に検出する測定機器である。即ち、この漏洩検知
器10は、軽液排出管45内を流れる軽液Lの背圧Pを
検出する圧力センサ例えば半導体圧力センサ11と、こ
の半導体圧力センサ11に接続され且つこの半導体圧力
センサ11の検出信号に基づいて軽液Lの漏れを判定す
る漏洩判定手段12とを備えている。
【0018】上記漏洩判定手段12は、背圧Pの下限値
Pminを設定する下限圧設定手段13と、この下限圧設
定手段13により設定された下限値Pminと半導体圧力
センサ11の検出背圧(以下、「検出値」と称す。)P
とを比較する比較器14と、この比較器14による比較
の結果、検出値が下限値Pminを下回っている時に出力
される信号S0に基づいてその出力時間をカウントする
タイマ15と、入出力手段16とを備え、入出力手段1
6を介してコントローラ20と接続されている。
Pminを設定する下限圧設定手段13と、この下限圧設
定手段13により設定された下限値Pminと半導体圧力
センサ11の検出背圧(以下、「検出値」と称す。)P
とを比較する比較器14と、この比較器14による比較
の結果、検出値が下限値Pminを下回っている時に出力
される信号S0に基づいてその出力時間をカウントする
タイマ15と、入出力手段16とを備え、入出力手段1
6を介してコントローラ20と接続されている。
【0019】上記タイマ15のカウント数は、図3に示
すように、予め設定された所定時間T1に相当するカウ
ント数を超えると比較器14に対して異常信号出力指令
信号S1を出力する。そして、比較器14は異常信号出
力指令信号S1に基づいて異常信号S2を出力し、この異
常信号S2を入出力手段16を介してコントローラ20
に対して出力する。コントローラ20は異常信号S2に
基づいて例えば警報灯等の警報手段17を付勢し、オペ
レータに軽液Lの漏れを知らせる。また、所定時間T1
内に軽液排出管45内の背圧Pが下限値Pminを超えて
許容範囲内の背圧Pに戻れば、タイマ15のカウント数
はリセットされる。
すように、予め設定された所定時間T1に相当するカウ
ント数を超えると比較器14に対して異常信号出力指令
信号S1を出力する。そして、比較器14は異常信号出
力指令信号S1に基づいて異常信号S2を出力し、この異
常信号S2を入出力手段16を介してコントローラ20
に対して出力する。コントローラ20は異常信号S2に
基づいて例えば警報灯等の警報手段17を付勢し、オペ
レータに軽液Lの漏れを知らせる。また、所定時間T1
内に軽液排出管45内の背圧Pが下限値Pminを超えて
許容範囲内の背圧Pに戻れば、タイマ15のカウント数
はリセットされる。
【0020】また、図示してないが上記下限圧設定手段
13は、軽液排出管45内の軽液Lの基準背圧(例え
ば、0.5〜2.0Kgf/cm2までの圧力)P0を適
宜設定する基準圧手段と、基準背圧P0との許容差圧
(例えば、0.30Kgf/cm2までの差圧)δPを
適宜設定する差圧手段とを有している。また、漏洩検知
器10は、半導体圧力センサ11の検出信号に基づいて
軽液排出管45内の背圧Pが基準背圧P0であるか否か
を判定する判定手段(図示せず)を有し、判定手段の判
定結果に基づいて背圧調整弁10Aの開度を調整して基
準背圧P0を設定する。従って、下限圧設定手段13
は、基準背圧P0から許容差圧δPを差し引いた値(P0
−δP)を下限値Pminとして設定し、この下限値Pmin
を比較器14の基準値として設定するものである。
13は、軽液排出管45内の軽液Lの基準背圧(例え
ば、0.5〜2.0Kgf/cm2までの圧力)P0を適
宜設定する基準圧手段と、基準背圧P0との許容差圧
(例えば、0.30Kgf/cm2までの差圧)δPを
適宜設定する差圧手段とを有している。また、漏洩検知
器10は、半導体圧力センサ11の検出信号に基づいて
軽液排出管45内の背圧Pが基準背圧P0であるか否か
を判定する判定手段(図示せず)を有し、判定手段の判
定結果に基づいて背圧調整弁10Aの開度を調整して基
準背圧P0を設定する。従って、下限圧設定手段13
は、基準背圧P0から許容差圧δPを差し引いた値(P0
−δP)を下限値Pminとして設定し、この下限値Pmin
を比較器14の基準値として設定するものである。
【0021】また、上記漏洩検知器10はコントローラ
20からの通液信号S3に基づいて作動する。そして、
上記漏洩検知器10は、通液信号S3に基づいた通液開
始時から下限値Pminに達するまでの間はタイマ15の
カウント数が所定時間T1を超えても異常信号S0を出力
しないようになっている。
20からの通液信号S3に基づいて作動する。そして、
上記漏洩検知器10は、通液信号S3に基づいた通液開
始時から下限値Pminに達するまでの間はタイマ15の
カウント数が所定時間T1を超えても異常信号S0を出力
しないようになっている。
【0022】次に、動作について図3を参照しながら説
明する。原液供給管48から原液を供給すると、原液は
分離板型遠心分離機30の原液導入管31から案内筒3
9内へ流入し、案内筒39の下端から分離室37内へ流
入する。この時回転胴32、上下の回転体34、36が
高速で回転しているため、遠心力で原液は懸濁物質、重
液H及び軽液Lに分離して積層する。最初に回転体内を
封水する。そして、原液が連続的に供給されると、重液
Hが上部回転体34と仕切板42間の隙間から上部回転
体34上端の連通孔43を経由して重液チャンバー41
内に流出し、重液チャンバー41内に重液Hが溜まる一
方、分離室37内で懸濁物質及び重液Hが分離された軽
液Lは分離板38に沿って半径方向内方へ徐々に移動
し、分離室37から軽液チャンバー40へオーバーフロ
ーして軽液チャンバー40内に軽液Lが溜まる。やが
て、軽液Lは軽液チャンバー40から軽液インペラ44
を経由して軽液排出管45から所定の貯留タンクへ排出
される。
明する。原液供給管48から原液を供給すると、原液は
分離板型遠心分離機30の原液導入管31から案内筒3
9内へ流入し、案内筒39の下端から分離室37内へ流
入する。この時回転胴32、上下の回転体34、36が
高速で回転しているため、遠心力で原液は懸濁物質、重
液H及び軽液Lに分離して積層する。最初に回転体内を
封水する。そして、原液が連続的に供給されると、重液
Hが上部回転体34と仕切板42間の隙間から上部回転
体34上端の連通孔43を経由して重液チャンバー41
内に流出し、重液チャンバー41内に重液Hが溜まる一
方、分離室37内で懸濁物質及び重液Hが分離された軽
液Lは分離板38に沿って半径方向内方へ徐々に移動
し、分離室37から軽液チャンバー40へオーバーフロ
ーして軽液チャンバー40内に軽液Lが溜まる。やが
て、軽液Lは軽液チャンバー40から軽液インペラ44
を経由して軽液排出管45から所定の貯留タンクへ排出
される。
【0023】一方、分離板型遠心分離機30がコントロ
ーラ20の制御下で駆動すると、コントローラ20から
漏洩検知器10に対して通液信号S3を既に出力してい
るため、漏洩検知器10が作動する。図3に示すように
漏洩検知器10が作動した時点から軽液排出管45を軽
液Lが流れ始め、半導体圧力センサ11で軽液Lの流れ
を検出し始める。漏洩検知器10が軽液Lを検出した時
点から所定時間T2の間、軽液Lの背圧Pは下限値Pmin
より小さいが、この時間T2が比較器14から異常信号
S2を出力する時間T1より長くても異常信号S2を出力
しない。その後、軽液排出管45内の背圧Pが図3に示
すように下限値Pminを超えて基準背圧P0に達する。
ーラ20の制御下で駆動すると、コントローラ20から
漏洩検知器10に対して通液信号S3を既に出力してい
るため、漏洩検知器10が作動する。図3に示すように
漏洩検知器10が作動した時点から軽液排出管45を軽
液Lが流れ始め、半導体圧力センサ11で軽液Lの流れ
を検出し始める。漏洩検知器10が軽液Lを検出した時
点から所定時間T2の間、軽液Lの背圧Pは下限値Pmin
より小さいが、この時間T2が比較器14から異常信号
S2を出力する時間T1より長くても異常信号S2を出力
しない。その後、軽液排出管45内の背圧Pが図3に示
すように下限値Pminを超えて基準背圧P0に達する。
【0024】そして、通常、軽液Lの背圧Pは基準背圧
P0の許容範囲内で変動する。背圧が例えば図3に示す
ように下限値Pminを下回ってタイマ15がカウントを
開始し、カウント数が所定時間T1以下の短時間T3で許
容値内の背圧に戻れば、タイマ15のカウント数は所定
時間T1に相当するカウント数に達しないためリセット
され、比較器14から異常信号S2を出力することはな
い。その後、何等かの原因で軽液Lが重液L側へ漏れる
と、背圧Pは低下して許容範囲内に復帰することはな
い。そのため、背圧Pは下限値Pminを下回り、下回っ
た時点で比較器14から信号S0がタイマ15へ出力さ
れ、タイマ15がカウントを開始する。そして、タイマ
15のカウント数が所定時間T1に相当するカウント数
を超えると、タイマ15から比較器14に対して異常信
号出力指令信号S1を出力する。これにより比較器14
は異常信号S2を入出力手段16を介してコントローラ
20へ出力する。コントローラ20は異常信号S2に基
づいて警報灯等の警報手段17へ信号を出力し、警報手
段17を付勢し、警報手段17から警報を発して分離板
型遠心分離機30に漏洩が発生したことをオペレータに
知らせる。
P0の許容範囲内で変動する。背圧が例えば図3に示す
ように下限値Pminを下回ってタイマ15がカウントを
開始し、カウント数が所定時間T1以下の短時間T3で許
容値内の背圧に戻れば、タイマ15のカウント数は所定
時間T1に相当するカウント数に達しないためリセット
され、比較器14から異常信号S2を出力することはな
い。その後、何等かの原因で軽液Lが重液L側へ漏れる
と、背圧Pは低下して許容範囲内に復帰することはな
い。そのため、背圧Pは下限値Pminを下回り、下回っ
た時点で比較器14から信号S0がタイマ15へ出力さ
れ、タイマ15がカウントを開始する。そして、タイマ
15のカウント数が所定時間T1に相当するカウント数
を超えると、タイマ15から比較器14に対して異常信
号出力指令信号S1を出力する。これにより比較器14
は異常信号S2を入出力手段16を介してコントローラ
20へ出力する。コントローラ20は異常信号S2に基
づいて警報灯等の警報手段17へ信号を出力し、警報手
段17を付勢し、警報手段17から警報を発して分離板
型遠心分離機30に漏洩が発生したことをオペレータに
知らせる。
【0025】以上説明したように本実施形態によれば、
軽液Lの背圧Pを調整する背圧調整弁10Aを軽液排出
管45に設けると共に背圧調整弁10Aの上流側の軽液
排出流路45に背圧Pを検出する半導体圧力センサ11
を設け、且つ半導体圧力センサ11に軽液Lの漏洩を判
定する漏洩判定手段12を接続し、半導体圧力センサ1
1の検出値Pが背圧の下限値Pminより低下した時間が
所定時間T1以上になった時に漏洩判定手段12から異
常信号S2を出力し、警報手段17によって軽液Lの漏
洩を知らせるようにしたため、従来の漏洩検知器のよう
にスラッジの詰まりによる動作不良や電気的な接触不良
等が生じる虞がなく、常に正確且つ確実に軽液Lの漏洩
を検出することができ、漏洩検知器10の信頼性を格段
に高めることができ、しかもメンテナンスを行う必要が
ない。また、半導体圧力センサ11による検出値が下限
値Pminを下回っても、この検出値の持続時間をタイマ
15によりカウントし、そのカウント数によって軽液L
の漏洩か否かを識別するようにしたため、背圧Pの圧力
変動による誤警報を発することがなく、漏洩検知器10
の信頼性をより高めることができる。
軽液Lの背圧Pを調整する背圧調整弁10Aを軽液排出
管45に設けると共に背圧調整弁10Aの上流側の軽液
排出流路45に背圧Pを検出する半導体圧力センサ11
を設け、且つ半導体圧力センサ11に軽液Lの漏洩を判
定する漏洩判定手段12を接続し、半導体圧力センサ1
1の検出値Pが背圧の下限値Pminより低下した時間が
所定時間T1以上になった時に漏洩判定手段12から異
常信号S2を出力し、警報手段17によって軽液Lの漏
洩を知らせるようにしたため、従来の漏洩検知器のよう
にスラッジの詰まりによる動作不良や電気的な接触不良
等が生じる虞がなく、常に正確且つ確実に軽液Lの漏洩
を検出することができ、漏洩検知器10の信頼性を格段
に高めることができ、しかもメンテナンスを行う必要が
ない。また、半導体圧力センサ11による検出値が下限
値Pminを下回っても、この検出値の持続時間をタイマ
15によりカウントし、そのカウント数によって軽液L
の漏洩か否かを識別するようにしたため、背圧Pの圧力
変動による誤警報を発することがなく、漏洩検知器10
の信頼性をより高めることができる。
【0026】尚、上記実施形態では漏洩検知器10を軽
液排出管45に設置した場合について説明したが、漏洩
検知器10は重液排出管47に設置しても良く、あるい
は軽液排出管45及び重液排出管47の双方に設置して
も上述した本発明の作用及び効果を期することができ
る。
液排出管45に設置した場合について説明したが、漏洩
検知器10は重液排出管47に設置しても良く、あるい
は軽液排出管45及び重液排出管47の双方に設置して
も上述した本発明の作用及び効果を期することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に記載の
発明によれば、軽液及び/または重液の漏洩を正確且つ
確実に検出することができ、信頼性が高くしかもメンテ
ナンスフリーの分離板型遠心分離機用漏洩検知器を提供
することができる。
発明によれば、軽液及び/または重液の漏洩を正確且つ
確実に検出することができ、信頼性が高くしかもメンテ
ナンスフリーの分離板型遠心分離機用漏洩検知器を提供
することができる。
【図1】本発明の漏洩検知器と分離板型遠心分離機との
関係を示す構成図である。
関係を示す構成図である。
【図2】図1に示す漏洩検知器の構成を中心に示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】分離板型遠心分離機の軽液排出流路における背
圧の変動状態及び漏洩検知器の動作タイミングを説明す
るためのグラフである。
圧の変動状態及び漏洩検知器の動作タイミングを説明す
るためのグラフである。
【図4】従来の漏洩検知器の一例の一部を破断して示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図5】従来の漏洩検知器の他の例を示す断面図であ
る。
る。
10 漏洩検知器 10A 圧力調整弁 11 半導体圧力センサ 12 漏洩判定手段 13 下限圧設定手段 14 比較器(異常信号出力手段) 15 タイマ 17 警報手段 S2 異常信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、上記回転胴32の内面が主弁36の
形状に即して形成されている。そして、主弁36と回転
胴32の間には隙間50が形成され、この隙間50に閉
弁作動水を導いて主弁36を上部回転体34の下端に押
し付けて排出口35を閉じている。また、回転胴32に
は半径方向で摺動する副弁51が配設され、この副弁5
1を開弁作動水により半径方向内方へ摺動させて副弁5
1を開き、隙間50の作動水を排出して回転体内液圧で
主弁36を開き、懸濁物質、重液Hを排出口35から排
出する。懸濁物質、重液Hを排出した後、開弁作動水の
供給を止め、開弁作動水の供給ラインに溜まった水が水
抜きノズル52から抜け、副弁51は閉じると、供給さ
れている開弁作動水により主弁36が閉じ、原液を処理
する状態となる。
形状に即して形成されている。そして、主弁36と回転
胴32の間には隙間50が形成され、この隙間50に閉
弁作動水を導いて主弁36を上部回転体34の下端に押
し付けて排出口35を閉じている。また、回転胴32に
は半径方向で摺動する副弁51が配設され、この副弁5
1を開弁作動水により半径方向内方へ摺動させて副弁5
1を開き、隙間50の作動水を排出して回転体内液圧で
主弁36を開き、懸濁物質、重液Hを排出口35から排
出する。懸濁物質、重液Hを排出した後、開弁作動水の
供給を止め、開弁作動水の供給ラインに溜まった水が水
抜きノズル52から抜け、副弁51は閉じると、供給さ
れている開弁作動水により主弁36が閉じ、原液を処理
する状態となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転胴の上部に嵌着された回転体と、こ
の回転体の下部に挿入された状態で上下に摺動して懸濁
物質及び重液の排出口を開閉する主弁と、この主弁と上
記回転体とで形成された分離室と、この分離室内に上下
に所定間隔を空けて複数積層された分離板とを備え、上
記分離板を介して分離室内で分離した軽液及び重液をそ
れぞれの排出流路を経由して排出する分離板型遠心分離
機に用いられる漏洩検知器において、上記軽液及び/ま
たは上記重液の背圧を調整する背圧調整弁を上記軽液及
び/または上記重液の排出流路に設けると共に上記背圧
調整弁の上流側の上記排出流路に上記背圧を検出する圧
力センサを設け、且つ上記圧力センサに上記軽液及び/
または上記重液の漏洩を判定する漏洩判定手段を接続
し、上記圧力センサの検出値が所定値より低下した時間
が所定時間以上になった時に上記漏洩判定手段から異常
信号を出力して上記軽液及び/または上記重液の漏洩を
検出することを特徴とする分離板型遠心分離機用漏洩検
知器。 - 【請求項2】 上記漏洩判定手段は、背圧の下限値を設
定する下限圧設定手段と、この下限圧設定手段により設
定された下限値と上記圧力センサの検出値とを比較する
比較器と、この比較器の比較結果が下限値を下回ってい
る時に出力される異常信号に基づいてその出力時間をカ
ウントするタイマとを備え、上記タイマのカウント数が
所定値を超えた時に上記比較器からの異常信号に基づい
て警報手段を付勢することを特徴とする請求項1に記載
の分離板型遠心分離機用漏洩検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9527197A JPH10272383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 分離板型遠心分離機用漏洩検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9527197A JPH10272383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 分離板型遠心分離機用漏洩検知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272383A true JPH10272383A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14133119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9527197A Pending JPH10272383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 分離板型遠心分離機用漏洩検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10272383A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000053331A1 (en) * | 1999-03-08 | 2000-09-14 | Alfa Laval Ab | Method and device for indicating an undesired operation condition of a centrifugal separator |
WO2008037125A1 (en) * | 2006-09-07 | 2008-04-03 | Shujiang Song | A centrifuge |
KR101400144B1 (ko) * | 2012-09-04 | 2014-05-27 | 헨켈테크놀러지스 (유) | 실린지 충진물의 기포를 제거하는 원심분리장치 |
DE102022113295A1 (de) | 2022-05-25 | 2023-11-30 | Gea Westfalia Separator Group Gmbh | Verfahren zur Überwachung eines zentrifugalen Separators auf eine Trommelleckage |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9527197A patent/JPH10272383A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000053331A1 (en) * | 1999-03-08 | 2000-09-14 | Alfa Laval Ab | Method and device for indicating an undesired operation condition of a centrifugal separator |
JP2002537997A (ja) * | 1999-03-08 | 2002-11-12 | アルファ ラヴァル アクチボラゲット | 遠心分離機の望ましくない動作状態を示す方法および装置 |
US6837842B1 (en) | 1999-03-08 | 2005-01-04 | Alfa Laval Ab | Method and device for indicating an undesired operation condition of a centrifugal separator |
WO2008037125A1 (en) * | 2006-09-07 | 2008-04-03 | Shujiang Song | A centrifuge |
KR101400144B1 (ko) * | 2012-09-04 | 2014-05-27 | 헨켈테크놀러지스 (유) | 실린지 충진물의 기포를 제거하는 원심분리장치 |
DE102022113295A1 (de) | 2022-05-25 | 2023-11-30 | Gea Westfalia Separator Group Gmbh | Verfahren zur Überwachung eines zentrifugalen Separators auf eine Trommelleckage |
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