JPH10271504A - 画像信号の符号化方法 - Google Patents

画像信号の符号化方法

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JPH10271504A
JPH10271504A JP6433097A JP6433097A JPH10271504A JP H10271504 A JPH10271504 A JP H10271504A JP 6433097 A JP6433097 A JP 6433097A JP 6433097 A JP6433097 A JP 6433097A JP H10271504 A JPH10271504 A JP H10271504A
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dct
progressive
interlaced
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Hirohisa Yamaguchi
博久 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターレース・ビデオ及びプログレッシブ
・ビデオ双方に対して高品質の符号化を提供する。 【解決手段】 画像信号の符号化方法であって、入力画
像信号の1マクロブロック内の画素を複数グループに分
けて各グループをインターレース・ビデオとして各々D
CTして合計し(ブロック31)、上記合計した結果と
上記1マクロブロック内の画素全体に対して行ったDC
T(ブロック32)の結果とを比較していずれか一方の
DCT結果を選択する(ブロック34)ステップを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号の処理に関
し、特にインターレース・ビデオ及びプログレッシブ・
ビデオ信号双方の符号化に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】放送、
パッケージ式ビデオ・コンテンツ、ビデオ装置等の業界
では、その画質を改善するために、プログレッシブ・ビ
デオと呼ばれる新しいビデオ・ソース・フォーマットが
提案されている。しかし、現存のMPEG−ディジタル
・ビデオ圧縮標準を使ってプログレッシブ・ビデオを圧
縮すると、提供される品質と必要とされるビット・レー
トの間に矛盾する問題があることが明らかになった。本
発明においては、MPEG−2ビデオ圧縮標準の展開の
観点から非常に有効な解決策を提案する。
【0003】テレビ信号は本質的に時間及び垂直方向に
おける光学像の標本化表示であり、完全なディジタル・
ビデオ信号は走査線ごとにビデオをディジタル化するこ
とにより得られる。
【0004】図1(a)は普通のインターレース・ビデ
オ・フォーマットを示し、図1(b)はちらつき等のイ
ンターレースによるアーティファクトのない高品質のビ
デオが提供されるプログレッシブ・ビデオ・フォーマッ
トを示す。プログレッシブ・ビデオ・フォーマットは、
光学像を表示するための基本的なアプローチであり、先
ず光学像が捕捉され、捕捉した信号(2次元信号)を走
査して一組の離散的な走査線にする。像を捕捉する期間
は、NTSCテレビジョン基準が採用されている国(日
米を含む)では1/60秒である。各々のこうして捕捉
された像がフレームと呼ばれる。
【0005】アナログテレビ信号は放送の為に広い周波
数帯域幅を必要とするので、図1(a)に示すように、
走査線をインターレースすることにより、アナログ帯域
幅を半分に減らす有効な手段が考えられている。この技
術では、捕捉された各々の像が一つおきの走査線で走査
され、一つおきの画像が相補的に走査される。こういう
相補的な各々の像がフィールドと呼ばれる。インターレ
ース・ビデオ及びプログレッシブ・ビデオを比較する
と、プログレッシブ・ビデオの1フレームがインターレ
ース・ビデオの2フィールドに対応する。
【0006】インターレースを使う時、帯域幅の効率に
もかかわらず、品質は幾分犠牲にする必要がある。これ
は、図2に示した標本化スペクトルの周波数空間の説明
に最も良く示されている。図2は、プログレッシブ及び
インターレースのビデオ・スペクトルの周波数空間を示
し、横軸は時間周波数である。
【0007】(a)において、“x”はプログレッシブ
・ビデオの場合のベースバンド・スペクトルの繰り返し
周波数を示す。NTSC方式のテレビでは、480本の
走査される像がモニターに表示される。陰影を施した区
域は、“x”の場所で発生する繰り返しスペクトルに対
して起るエイリアシング現象を避けるために、ベースバ
ンド・スペクトルを制限する必要のある周波数「幅」を
示す。(b)はインターレース・ビデオに対するエイリ
アシングのないベースバンド・スペクトルを示す。余分
の繰り返し周波数のため、ベースバンド・スペクトルは
プログレッシブ・ビデオの1/2に制限する必要があ
る。(c)はインターレース・ビデオに対して帯域幅を
1/2に制限する別の方法を示す。このベースバンド・
スペクトルは、動きの速い時に一層高い解像度を保つ必
要がある場合、(b)より好ましい。
【0008】インターレース・ビデオの場合、エイリア
シング現象を避けるために、プログレッシブ・ビデオに
比べて帯域幅を1/2に制限しなければならない。その
ための方法を示す図2(b)及び(c)に示した二つの
方式では、動きが速い時の解像度が一層高いために、
(c)の方が好ましい場合が多い。(b)の場合、動き
が大きくなるにつれて、像の細部が好ましくない形で失
われ、動きによって像が過度にぼける印象を視聴者に与
える。(c)の場合、速い動きでも一層多くの解像度が
保たれるが、それに応じて静止の時の解像度を犠牲にす
る必要がある。(a)及び(c)を比較すれば、プログ
レッシブ・ビデオが、インターレース・ビデオに比べて
2倍も広い垂直周波数帯域幅を持つことが容易にわか
る。
【0009】プログレッシブ・ビデオが、インターレー
ス・ビデオに比べて2倍も広い帯域幅の(垂直)周波数
のビデオ信号を伝えることを説明した。しかし普通のテ
レビには、その公共放送が始まって以来、インターレー
ス・ビデオ・フォーマットで使われている。家庭用テレ
ビは、今日、このインターレース・テレビ信号を受信し
て表示している。他方、たいていのPCモニタは、非常
に高い解像度及び品質の条件の為、プログレッシブ・ビ
デオ・フォーマットで像を表示している。将来のテレビ
が高品質の選択としてプログレッシブ・ビデオ・フォー
マットを採用すべきかという問題は、ディジタル・テレ
ビ技術が出現して以来、大きな論議になっている。
【0010】MPEG−1及びMPEG−2は、今日、
放送及び記憶用のディジタル・ビデオ圧縮のグローバル
な標準である。以下では、簡易化の為、基本的なP−フ
レーム符号化に議論を制限する。B−フレームへの拡張
は容易であり、その為説明を省略する。
【0011】MPEGでは、インターレース・ビデオ
が、DCT(離散コサイン変換)を使った周波数−空間
符号化と動き推定/圧縮の組み合せによって圧縮され
る。こういう方式を使う為、フィールドのシーケンスが
図4に示すように対にされる。各々のフィールドが図1
に示すように交互に走査されるので、一つは相対的に上
側の位置にある被走査像、そしてもう一つは相対的に下
側の位置にある走査像で構成された二つのフィールドを
対にすると、図4に示すようにフレーム全体と同数の走
査線になる。これが実際にインターレース・ビデオのフ
レームと呼ばれる。
【0012】次に、このフレームが16本(走査線)×
16画素という寸法の同じブロックに分割される。これ
が、動き推定/補償及びDCTに対する基本的なブロッ
ク寸法と定められる。この単位の像信号がマクロブロッ
クと呼ばれる。元の2フィールドでいうと、各々のマク
ロブロックは、図3に示すように、8本×16画素の寸
法の1対のフィールド・ブロックに対応する。図3にお
いて、フレーム内に限定された16本×16画素の寸法
のマクロブロックと、8本×16画素の寸法のトップ・
フィールド・ブロック及び同じ寸法のボトム・フィール
ド・ブロックと呼ぶ対応する2つのフィールド・ブロッ
クを示す。
【0013】MPEGでは、動き推定/補償が基本的に
は、図4に示すようにフィールドの間、及びフレームの
間で実施される。先ず、図の上側に示すように、各々の
フィールド・ブロックに対し、前もって符号化されかつ
復号されたフィールド内で、もっともよくマッチングす
るブロックを探す。こうして、2つのフィールド・ブロ
ックの各々が1つの動きベクトルを持つ。動き推定は、
図4の下半分に示すように、フレーム・ブロック(マク
ロブロック)内でも実施される。この場合、マクロブロ
ック毎に1つのベクトルしかない。
【0014】これら2 種類の動きベクトルを探して見つ
けたのち、符号化信号と動き推定ブロック信号の間の差
がより小さいという条件で、その2種類の動き推定のど
ちらにするかを決める。図4の下半分に示すようなフレ
ーム動き推定の方が有効であると分れば、マクロブロッ
クに対してフレーム動き推定が選ばれる。その後、動き
推定差信号の剰余が、DCTを用いて周波数空間係数に
変換される。
【0015】DCTを用いる時、フレーム・ブロックで
用いられるDCTとフィールド・ブロックで用いられる
DCTの間の選択をしなければならない。DCTは8本
×8画素の寸法のブロックで適用される。この為、16
本×16画素の寸法を持つマクロブロックでは、4ブロ
ック(輝度成分に対し)が存在する。図5に示すよう
に、8本×8画素のブロックを定義するには2つの方法
がある。静止ビデオでは、図5の左半分に示すフレーム
・モードDCTの方が一層有効であり、動きの速いビデ
オでは、図5の右半分に示すフィールド・モードDCT
の方が一層有効であることが一般的に知られている。こ
れら2つのDCTの選択に普通に使われる判断基準は、
こういう2つの方式によって出来る高周波エネルギーを
比較することである。
【0016】プログレッシブ・ビデオにMPEGを適用
するには、2つの方式がある。 (1) 第1の方式は、プログレッシブ・ビデオを2つ
の連れのインターレース・ビデオに分解することであ
る。この時、トップ・フィールドはプログレッシブ・フ
レーム#Nからとり、ボトム・フィールドはプログレッ
シブ・フレーム#N+1からとる。次に、このインター
レース・ビデオをMPEGを使って符号化する。その
後、連れのインターレース・ビデオ(プログレッシブ・
フレーム#Nからのボトム・フィールド及びプログレッ
シブ・フレーム#N+1からのトップ・フィールド)を
符号化する。図6にその方式を図示するが、一方の陰影
を施したインターレース・ビデオ・シーケンスを符号化
するためにMPEGが適用され、その後、その符号化さ
れたインターレース・ビデオに関して動き推定を用いる
ことにより、並びにDCTを適用することにより、他方
のインターレース・ビデオ・シーケンスを符号化するこ
とができる。この方式は、MPEGのスケーラブル・オ
プションと呼ばれる。符号化されたビデオ情報は、基本
的なインターレース・ビデオと、この基本的なインター
レース・ビデオを完全なプログレッシブ・ビデオに拡張
するために空間的に追加されるその連れとで構成され
る。従って、このオプションは、インターレース・ビデ
オの視聴者とプログレッシブ・ビデオの視聴者の両方に
ビデオを提供することができる。インターレース・ビデ
オの視聴者は、基本的な符号化された部分からビデオを
再生し、増えた連れの情報を捨てる。
【0017】この方式は2つの問題がある。第1に、イ
ンターレース・ビデオの視聴者は、自分が見もしない増
えた連れの情報に対して支払いをしなければならないこ
とである。MPEGでは、最終の利用者がビデオをイン
ターレース・フォーマットで見るかプログレッシブ・フ
ォーマットで見るかに関係なく、スケーラブル・オプシ
ョンを使った時、ことごとくの家庭に共通のビットスト
リームが分配される。別の問題は、プログレッシブ・ビ
デオの視聴者は、圧縮効率の低下を犠牲として忍ばなけ
ればならないことである。プログレッシブ・ビデオはプ
ログレッシブ・フォーマットで圧縮するのが最も良い。
すなわち、プログレッシブ・ビデオを2つのインターレ
ース・ビデオに分解して、図6に示すようなスケーラブ
ル・オプションを導入する代りに、図4の下半分に示す
ように、プログレッシブ・ビデオ・フレームに直接的に
動き推定/補償を適用することにより、常に一層高い圧
縮効率が達成される。プログレッシブ・ビデオを符号化
するこの方式は、スケーラブル・オプションを用いた符
号化に比べて、ノンスケーラブル・プログレッシブ・ビ
デオ符号化と呼ばれる。他方、ソース・ビデオがインタ
ーレース・ビデオ・フォーマットで与えられ、最終的な
ビデオがやはりインターレース・ビデオで表示される場
合、インターレース・ビデオをプログレッシブ・ビデオ
・フォーマットで送ることは、符号化情報が無駄にな
る。実際、インターレース・ビデオの視聴者は、元のソ
ースがインターレース・ビデオで符号化された時、改善
されたインターレース・ビデオの品質を受け取ることが
できよう。
【0018】(2) プログレッシブ・ビデオに対する
もう1つの方式は、一層インターレース・ビデオに近い
ものである。この方式は、完全なプログレッシブ・ビデ
オを送信することはあきらめるが、最終的な表示で、送
信されたインターレース・ビデオに対して、脱落してい
る走査線を補間して追加しようとするものである。その
1つのやり方は、図7に示すように、最も近い走査線に
ある画素の値を平均することである。この方式は符号化
されたインターレース・ビデオの品質に影響しないか
ら、インターレース・ビデオの視聴者は高品質のビデオ
の利点を享受することができる。問題は、この方法で受
信側で達成されるプログレッシブ・ビデオの品質が、
(1)の方法で達成されるプログレッシブ・ビデオのど
れと比べても、満足するレベルに至らないことである。
【0019】図8はこういう2つの場合の典型的なシミ
ュレーション結果を示す。横軸は符号化ビット・レート
を示し、縦軸は信号対(符号化)雑音比(SNR)を示
す。ここでは数値の大きいことが、品質が一層高いこと
を示す。真ん中の曲線は、符号化ビット・レートが増加
した時、ノンスケーラブル・プログレッシブ・ビデオの
SNRが改善されることを示す。スケーラブル・オプシ
ョン符号化のSNRはこの結果よりも低い所にとどま
り、その為、図に示してない。この曲線は、プログレッ
シブ・ソース・ビデオにMPEGが適用された時の、最
高のSNRを示す。
【0020】一番上の曲線は、ソースがインターレース
・ビデオであって、符号化もインターレース・ビデオで
行われた時のSNRを示す。真ん中の曲線が、図2
(a)に示すような広いソース信号スペクトルを持つプ
ログレッシブ・ビデオに対応するが、一番上の曲線は、
図2(b)又は(c)に示すようなエイリアシング効果
を避けるためにその帯域幅を制限する必要のあるインタ
ーレース・ビデオに対応することに注意する必要があ
る。図7に示すように脱落している走査線を補間するこ
とは、インターレース・ビデオに対して低域フィルター
作用を持ち、図2(a)に示したスペクトルが図2
(c)に示したスペクトルに近づく。一番下の曲線はプ
ログレッシブ・ビデオにおける対応するSNR、即ち、
同一ビット・レートで符号化されたインターレース・ビ
デオからの補間により生成されたプログレッシブ・ビデ
オのSNRを示す。
【0021】このことから、ソース・ビデオがプログレ
ッシブ・フォーマットで与えられた時、それをインター
レース・ビデオ・フォーマットで符号化すると、インタ
ーレース・ビデオとして(著しいエイリアシング現象を
伴うが)SNRは一層高くなるが、インターレース・ビ
デオを補間することによって得られる対応するプログレ
ッシブ・ビデオは、ノンスケーラブル・プログレッシブ
・ビデオMPEGで符号化された元のプログレッシブ・
ビデオに比べるとSNRは非常に悪いという結論にな
る。もっと簡単に言えば、プログレッシブ・ソースを符
号化して、最終的なプログレッシブ表示装置で満足しう
る品質で再生される為には、それをノンスケーラブル・
プログレッシブMPEGで符号化することが必要である
ことを示す。インターレース・ビデオの視聴者は、再生
された高品質のプログレッシブ・ビデオで得られる一層
高い品質のインターレース・ビデオの利点を享受する。
こうして、プログレッシブ・ビデオの符号化が、インタ
ーレース・ビデオ及びプログレッシブ・ビデオの両方の
視聴者に対して高品質のビデオ・サービスを保証するこ
とができる。
【0022】他方、ソース・ビデオが、図2(b)又は
(c)に示すような正しい帯域制限を持つインターレー
ス・フォーマットとして与えられた時、それをプログレ
ッシブ・ビデオで送るためには、最初に、脱落している
走査線を補間し、その後その符号化の為に余分な情報を
供給することが必要である。インターレース・ビデオの
視聴者は、表示の時には、増やされた走査線を捨てるか
ら、この結果大きな情報の無駄になる。図8の一番上の
曲線及び真ん中の曲線を比較すれば分るように、インタ
ーレース・ビデオは品質が若干一層良いので、元のソー
ス・ビデオが(適正な帯域制限を持つ)インターレース
・フォーマットであって、それをインターレース・ビデ
オ表示装置で見た時、それはインターレース・ビデオ・
フォーマットで符号化するのが一層良いと結論すること
ができる。
【0023】これ迄の議論をまとめると (1) ソース・ビデオが完全な帯域幅のプログレッシ
ブ・フォーマットである時、それをプログレッシブ・ビ
デオ・モニターで表示するかインターレース・ビデオ・
モニターで表示するかに関係なく、プログレッシブ・フ
ォーマットで符号化する方が良い。 (2) ソース・ビデオが帯域が制限されたインターレ
ース・ビデオである時、インターレース・フォーマット
で符号化する方が良い。
【0024】(1)は、プログレッシブ・ビデオを導入
する積極的な利点を述べている。しかし、(2)は、業
界でプログレッシブ技術が広く歓迎される為に解決され
なければならない問題を取り上げている。即ちその解決
策は、インターレース・ビデオ・ソースに対する符号化
性能の点でのノンスケーラブル・プログレッシブMPE
Gの改良にあることを意味している。今日のテレビはイ
ンターレース・ビデオ技術に基いている。一層高い性能
でインターレース・ソース・ビデオを符号化することが
できる解決策を開発することが望まれている。
【0025】
【課題を達成するための手段】本発明は、上記(1)で
述べたプログレッシブ・ビデオ符号化の利点を保ちなが
ら、上記(2)の問題点を解決することを目的とするプ
ログレッシブ・ビデオ符号化技術に関する。
【0026】本発明は、画像信号の符号化方法であっ
て、入力画像信号の1マクロブロック内の画素を複数グ
ループに分けて各グループをインターレース・ビデオと
して各々DCTして合計し、上記合計した結果と、上記
1マクロブロック内の画素全体に対して行ったDCTの
結果とを比較していずれか一方のDCT結果を選択する
ステップを含む画像信号の符号化方法を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら一実施例につ
き説明する。プログレッシブ・ビデオにおける符号化の
欠陥が起るのは、適正な帯域幅制限を持つ元のインター
レース・ビデオを最初に図7に示すようにプログレッシ
ブ・ビデオ・フォーマットに拡張し、その後プログレッ
シブ・ビデオとして符号化しなければならないからであ
る。この像の拡張の為、図9に示すように、インターレ
ース・ビデオの1フレーム内の1個のマクロブロック
(左側の(a))が、拡張プログレッシブ・ビデオでは
2個のマクロブロックとして取り扱われる(右側の
(b))。これが、ソース・ビデオ情報の量が変らない
のに、符号化情報が増加する原因である。さらに具体的
に言うと、元のインターレース・ビデオがMPEGでイ
ンターレース・ビデオに符号化される時、16本×16
画素の寸法の1つのマクロブロック ・1つのフレームの動きベクトル/2つのフィールド動
きベクトルの選択付き ・フレームDCT/フィールドDCT(256画素)の
選択付き がその符号化された情報を表し、一方プログレッシブ・
ビデオに符号化される時は次のようになる。 32本×16画素の寸法の2つのマクロブロック ・2つのフレームの動きベクトル ・フレームDCTのみ(512画素)での符号化
【0028】フレーム・ブロックで用いられるDCTか
フィールド・ブロックで用いられるDCTかを示すモー
ド選択ビットの量は、ビットレート全体からみればわず
かな量にすぎない。動き推定の効率はプログレッシブ・
ビデオ・フォーマットでは一般的に一層高く、動きベク
トルの情報の正味の量はインターレース・ビデオ及びプ
ログレッシブ・ビデオの間で比肩しうる。最大の違いは
符号化された画素の数にある。補間された並びに拡張さ
れた像信号を一定寸法(8×8)のDCTによって周波
数係数に変換した時、エネルギ詰め込み性能の点での効
率が劣化する。この問題は、図10に示すように、プロ
グレッシブ・ビデオMPEG符号化に新しい考え方を導
入するときに解決することができる。即ち、2つのDC
Tモードの導入である。
【0029】ここでは32本×16画素の寸法のプログ
レッシブ・ビデオのマクロブロックを考える。これは、
インターレース・ビデオにおける元の1個の16本×1
6画素の寸法のマクロブロックに対応するので、説明に
都合がよい。
【0030】本発明に係る方式は、図10に示すよう
に、最初に、32本×16画素の像をインターレースの
16本×16画素で取り扱い、補間によって他の16本
×16画素を求める。これをインターレースDCTと呼
ぶ。そしてその結果を、DCTを32本×16画素全体
に適用する従来の方法(プログレッシブDCT)と比較
する。この比較は幾つかの異なる方法で行うことができ
る。一つの方法は、補間誤差をインターレースDCTの
成功の目安として使うことである。即ち補間誤差が所定
値(dB)以上であればそのインターレースDCTによ
る結果を選択し、プログレッシブDCTによる結果は選
択しないとするものである。別の方法は、同じ品質のマ
クロブロック像を符号化するためのインターレースDC
Tでの及びプログレッシブDCTでの符号化のビット数
を比較することであり、符号化のビット数が少ない方の
DCTを選択するというものである。
【0031】この新しい拡張DCTモードをMPEG標
準に導入することにより、インターレース・ソース・ビ
デオも、2つのモードのうちのインターレースDCTモ
ードを使って高性能に符号化することができる。従っ
て、これによって、インターレース・ビデオ・ソースを
含む全てのビデオ・ソースを1個のプログレッシブ・ビ
デオ・フォーマットで符号化することができる。このた
めには、一つのプログレッシブ・マクロブロック(32
本×16画素)毎に1ビットのモード選択フラグ(又は
同等の符号化モード符号)を導入する必要がある。そし
てこのモード選択フラグの内容に従って一方のDCTモ
ードを使用する。
【0032】図11はここで提案する技術を実現するた
めの新しい符号化例のブロック図を示す。動作の詳細を
説明する。入力ビデオ(デジタル・プログレッシブ・ビ
デオ)に対する動き推定は、動き推定部21及びフレー
ムメモリ22を含むブロック20で実施される。動き補
償予測信号もこのブロック20で作り、減算器10でそ
れを入力ビデオ信号から減算する。その結果得られた予
測誤差信号がDCT部30のインターレースDCTモー
ド部31及びプログレッシブDCTモード部32でDC
Tされ、比較部34でどちらかが選ばれる。こうして得
られたDCT係数が量子化部40で量子化され、可変長
符号部50に出力される。この後のフレームの符号化を
続けるため、符号化されたビデオをブロック20内のロ
ーカル・フレーム・メモリ22に記憶する必要がある。
この目的のため、量子化結果が逆量子化部60で量子化
を解かれ、そして逆DCT部70にて、DCT部30で
使用したのと同じDCTモードによって逆DCT(逆変
換)され、この結果が加算器80で動き補償予測信号と
加算されてから、ローカル・フレーム・メモリ22に書
き込まれる。
【0033】32本×16画素の寸法を定義すること
が、従来のインターレース・ビデオMPEGに対してプ
ログレッシブ・ビデオを取り扱う点で便利であると説明
したが、これは本質的な条件ではない。マクロブロック
は、プログレッシブ・ビデオに対して16本×16画素
でも定義することができる。図10でも、符号化された
16本×16画素から、補間された16本×16画素を
求めるため、補間された各々の走査線を、図7に示すよ
うに、符号化された走査線の間に入れる必要がある。し
かし、各々のマクロブロックで、下側の走査線の補間は
現在のマクロブロックのすぐ外の走査線の値を必要とす
る。従って、完全な補間は、多数の先のマクロブロック
が符号化され、その符号化された結果がアクセス可能に
なった後にのみ行うことができる。この因果関係の条件
は、図11のブロック70に対してのみ厳密に適用しな
ければならない。簡単にした判定規則をブロック30に
導入しても、符号化ループの動作に影響しない。上述の
様に一実施例に関し説明したが、本発明はこれに限られ
るものではない。
【0034】
【発明の効果】インターレース・ビデオ及びプログレッ
シブ・ビデオ双方に対して高品質の符号化を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターレース及びプログレッシブ・ビデオ・
フォーマット
【図2】プログレッシブ及びインターレース・ビデオ・
スペクトルの周波数空間を説明する図。横軸は時間周波
数を示す。
【図3】2つのフィールド・ブロックとマクロブロック
を説明する図。
【図4】フィールド間及びフレーム間の最もマッチング
するブロック信号を特定する動きベクトルを示す図。
【図5】動き補償でできた残留誤差に対して離散コサイ
ン変換が適用される異なる2つの方法を説明する図。
【図6】プログレッシブ・ビデオにMPEGを適用する
一方式を説明する図。
【図7】プログレッシブ・ビデオにMPEGを適用する
別の方式を説明する図。
【図8】MPEGを使ってプログレッシブ・ビデオ符号
化を実現するための2つの方式のシミュレーション結果
を示す図。
【図9】インターレース・ビデオ及びプログレッシブ・
ビデオの間でのマクロブロックの対応性を示す図。
【図10】本発明で使用する2DCTモードの概念を説
明する図。
【図11】本発明の一実施例に係るMPEG符号化ルー
プの構造を示すブロック図。
【符号の説明】
30 DCT部 31 インターレースDCTモード部 32 プログレッシブDCTモード部 33 補間部 34 比較部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号の符号化方法であって、 入力画像信号の1マクロブロック内の画素を複数グルー
    プに分けて各グループをインターレース・ビデオとして
    各々DCTして合計し、 上記合計した結果と、上記1マクロブロック内の画素全
    体に対して行ったDCTの結果とを比較していずれか一
    方のDCT結果を選択するステップを含む画像信号の符
    号化方法。
JP6433097A 1997-03-18 1997-03-18 画像信号の符号化方法 Pending JPH10271504A (ja)

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