JPH10271161A - 中継装置を介するクライアントサーバシステムのセッション制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントは、サーバの配信情報提供部に
アクセスして、クライアントが接続されたアクセスネッ
トワークに近いＩＰネットワーク内の中継装置が有する
リアルタイム情報中継部を確認しなければならなかっ
た。 【解決手段】 中継装置へ、上記第一のクライアントと
上記サーバとの間にセッションの確立を要求する第一の
パケットを上記第一のクライアントから出力する第一の
ステップ、上記中継装置が、上記第一のパケットに基づ
く第二のパケットを上記サーバへ出力する第二のステッ
プ、上記サーバが、上記サーバと上記中継装置との間に
第一のセッションを確立する第三のステップ、上記中継
装置が、上記中継装置と上記第一のクライアントとの間
に第二のセッションを確立する第四のステップ、上記サ
ーバが、上記第一及び第二のセッションを用い、上記第
一のクライアントへ情報を出力する第五のステップを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ある種のリアルタ
イム情報を定期的に出力するサーバとクライアントとの
間のセッションを接続又は切断する中継装置を介するク
ライアントサーバシステムのセッション制御方法に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】中継装置を介するクライアントサーバシ
ステムのセッション制御方法の例としては、日経コミュ
ニケーション １９９６年１０月７日号 No.231「ＩＰ
ネットワークの負荷軽減 マルチキャスト実現にあと一
歩」に示されるＩＰマルチキャストと、米国ジン・テク
ノロジ社の製品であるStreamWorks（米国ジン・テクノ
ロジ社の登録商標）との２つが挙げられる。前者のＩＰ
マルチキャストを運用するためには、インターネット等
を始めとする世界に広く普及しているＩＰネットワーク
をＩＰマルチキャスト対応に変更すること、すなわちＩ
Ｐネットワークを構成する各中継装置（ルータ）の機能
変更を必要とし、早期の運用は難しいという問題点があ
る。一方、後者のStreamWorksは既存のＩＰネットワー
クで運用することができ、既に実際の運用が始まってい
る。ここでは、既存のＩＰネットワークで既に運用され
ているStreamWorksを従来技術として取り上げ、これを
図３を用いて説明する。

【０００３】図３には、StreamWorksにおいてプロパゲ
ーションサーバと呼ばれる従来の中継装置を介するクラ
イアントサーバシステムのセッション制御方法を実現す
る構成要素が示されている。図３において、１０はイン
ターネット等の専用線で構成されたＩＰネットワークで
ある。１１は電話網等により構成されるアクセスネット
ワークである。１２はサーバであり、ＩＰネットワーク
に接続される。１３はサーバ１２が有するリアルタイム
情報発信部であり、放送局で行われる野球やコンサート
等の実況中継のようなある種のリアルタイム情報が常時
配信される。１４は従来の中継装置であり、ＩＰネット
ワーク１０の内部の所定の地点に設置され、サーバ１２
が有するリアルタイム情報発信部１３から配信されるリ
アルタイム情報が受信される。１５−１〜１５−ｍはク
ライアントであり、アクセスネットワーク１１に接続さ
れ、パソコン等から構成されている。１６はクライアン
ト群であり、複数のクライアント１５−１〜１５−ｍか
ら構成される。１７は中継装置１４が有するリアルタイ
ム情報中継部であり、サーバ１２とクライアント１５−
１〜１５−ｍとを中継し、サーバ１２が有するリアルタ
イム情報発信部１３から配信されたリアルタイム情報を
クライアント１５−１〜１５−ｍへ出力する。１８はサ
ーバ１２が有する配信情報提供部であり、リアルタイム
情報の配信日時や、中継装置１４が有するリアルタイム
情報中継部１７のＵＲＬ(Uniform Resource Locator)等
の配信情報をクライアント１５−１〜１５−ｍに提供す
る。

【０００４】次に、クライアント群１６、中継装置１
４、及びサーバ１２の三者間での通信手順について、図
４を用いて説明する。図４はクライアント群１６、中継
装置１４、サーバ１２の三者間で交換する信号の手順を
示すシーケンス図である。図４において、２０はアクセ
ス処理であり、各クライアント１５−１〜１５−ｍとサ
ーバ１２の配信情報提供部１８との間で、配信情報提供
部１８が提供する情報を得る。２１は第一のセッション
確立処理であり、中継装置１４とリアルタイム情報発信
部１３との間で、セッションを確立する。２２は第二の
セッション確立処理であり、サーバ１２から配信される
リアルタイム情報の配信を希望する各クライアント１５
−１〜１５−ｍと、サーバ１２から配信されたリアルタ
イム情報を受信している中継装置１４のリアルタイム情
報中継部１７との間で、セッションを確立する。２３は
第一の配信処理であり、サーバ１２から出力されたリア
ルタイム情報が中継装置１４へ配信される。２４は第二
の配信処理であり、中継装置１４から出力されたリアル
タイム情報が各クライアント１５−１〜１５−ｍへ配信
される。

【０００５】以降、従来の中継装置を介するクライアン
トサーバシステムのセッション制御方法について、図４
の手順に基づき説明する。サーバ１２は、サーバ１２の
リアルタイム情報発信部１３と、任意の中継装置１４の
リアルタイム情報中継部１７との間にセッションを確立
させる第一のセッション確立処理２１を行う。クライア
ント群１６の中のあるクライアント、例えばクライアン
ト１５−１がサーバ１２から配信されているリアルタイ
ム情報の配信を希望する場合、クライアント１５−１
は、クライアント１５−１が接続されたアクセスネット
ワーク１１に近く、サーバ１２との間にセッションが確
立されたＩＰネットワーク１０内の中継装置１４が有す
るリアルタイム情報中継部１７にアクセスするために、
当該リアルタイム情報中継部１７のＵＲＬを検索する。
クライアント１５−１は、このクライアント１５−１の
接続されたアクセスネットワーク１１に近い、ＩＰネッ
トワーク１０内の中継装置１４が有するリアルタイム情
報中継部１７にアクセスすることにより、ＩＰネットワ
ーク１０にかかる負荷を軽減できる。このため、クライ
アント１５−１は、サーバ１２との間でアクセス処理２
０を行い、サーバ１２が有する配信情報提供部１８から
当該リアルタイム情報中継部１７のＵＲＬを得る。リア
ルタイム情報の配信を希望するクライアント１５−１
は、サーバ１２の配信情報提供部１８から得た当該リア
ルタイム情報中継部１７のＵＲＬに基づき、当該中継装
置１４のリアルタイム情報中継部１７との間でセッショ
ンを確立する第二のセッション確立処理２２を行なう。

【０００６】これらサーバ１２のリアルタイム情報発信
部１３と中継装置１４のリアルタイム情報中継部１７と
の間のセッション、及び中継装置１４のリアルタイム情
報中継部１７とクライアント１５−１との間のセッショ
ンを用いて、中継装置１４はサーバ１２のリアルタイム
情報発信部１３から発信されたリアルタイム情報をクラ
イアント１５−１へ配信する。なお、サーバ１２とクラ
イアント１５−１〜１５−ｍとの間を中継装置１４で中
継するのは、 ＩＰネットワーク１０を流れるリアルタ
イム情報の量を抑える為である。例えば、同じクライア
ント群１６の第一のクライアント１５−１と第二のクラ
イアント１５−２とが、同じリアルタイム情報の配信を
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３に希望する場
合を考える。この時、中継装置１４が無い場合、サーバ
１２のリアルタイム情報発信部１３は、第一のクライア
ント１５−１及び第二のクライアント１５−２各々に対
して同じリアルタイム情報が配信される。つまり、２つ
の同じリアルタイム情報が、ＩＰネットワーク１０を通
過する。そこで、中継装置１４をクライアント１５−１
が接続されたアクセスネットワーク１１に近いＩＰネッ
トワーク１０の内に設けることにより、サーバ１２のリ
アルタイム情報発信部１３から中継装置１４のリアルタ
イム情報中継部１７に配信されるリアルタイム情報は１
つで、中継装置１４のリアルタイム情報中継部１７から
第一クライアント１５−１及び第二のクライアント１５
−２に配信される時に２つのリアルタイム情報に複製さ
れる。つまり、ＩＰネットワーク１０を通過するリアル
タイム情報は１つに抑えられる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の中継装置１４を
用いたクライアント１５−１〜１５−ｍとサーバ１２と
の中継装置を介するクライアントサーバシステムのセッ
ション制御方法で、クライアント１５−１〜１５−ｍが
サーバ１２から常時出力されているリアルタイム情報の
配信をＩＰネットワーク１０に余分な負荷をかけないよ
うに希望する場合、クライアント１５−１〜１５−ｍ
は、ＩＰネットワーク１０を介してサーバ１２の配信情
報提供部１８にアクセスして、クライアント１５−１〜
１５−ｍが接続されたアクセスネットワーク１１に近い
ＩＰネットワーク内の中継装置１４が有するリアルタイ
ム情報中継部１７のＵＲＬを確認しなければならなかっ
た。また、従来の中継装置１４を用いたクライアント１
５−１〜１５−ｍとサーバ１２との中継装置を介するク
ライアントサーバシステムのセッション制御方法では、
中継装置１４がＩＰネットワーク１０の内部の所定の地
点に設置されるため、クライアント１５−１〜１５−ｍ
が中継装置１４からリアルタイム情報を受信する場合に
は、ＩＰネットワーク１０の一部を利用しなければ中継
装置１４からクライアント１５−１〜１５−ｍへ配信情
報を配信することができず、中継装置１４とクライアン
ト１５−１〜１５−ｍとの間のＩＰネットワーク１０の
負荷を軽減させることができないという問題があった。

【０００８】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、クライアント１５−１〜１５−ｍがサーバ
１２から常時出力されているリアルタイム情報の配信を
ＩＰネットワーク１０に余分な負荷をかけないように希
望する場合、クライアント１５−１〜１５−ｍは、ＩＰ
ネットワーク１０を介してサーバ１２の配信情報提供部
１８にアクセスする必要が無く、クライアント１５−１
〜１５−ｍが接続されたアクセスネットワーク１１に近
いＩＰネットワーク内の中継装置１４が有するリアルタ
イム情報中継部１７のＵＲＬを確認する必要も無い、ク
ライアント１５−１〜１５−ｍとサーバ１２との間に確
立させるセッションの確立手順が、クライアント側から
見て簡易である中継装置を介するクライアントサーバシ
ステムのセッション制御方法を得ることを目的とする。
また、本発明は、同じクライアント群１６を構成する複
数のクライアント１５−１〜１５−ｍが、同じサーバ１
２のリアルタイム情報発信部１３から同じリアルタイム
情報の配信を受けていてもクライアント１５−１〜１５
−ｍとサーバ１２とを介して設けられているＩＰネット
ワーク１０の負荷を増大させずに、このＩＰネットワー
ク１０の負荷を抑えることができるクライアント１５−
１〜１５−ｍとサーバ１２との中継装置を介するクライ
アントサーバシステムのセッション制御方法を得ること
を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明にかかる中継装
置を介するクライアントサーバシステムのセッション制
御方法は、第一のクライアントと情報を出力するサーバ
とを中継する中継装置へ、中継装置を介して、第一のク
ライアントとサーバとの間にセッションの確立を要求す
る第一のパケットを第一のクライアントから出力する第
一のステップ、中継装置が、第一のパケットに基づく第
二のパケットをサーバへ出力する第二のステップ、サー
バが、第二のパケットに基づく第三のパケットを中継装
置へ出力し、サーバと中継装置との間に第一のセッショ
ンを確立する第三のステップ、中継装置が、第三のパケ
ットに基づく第四のパケットを第一のクライアントへ出
力し、中継装置と第一のクライアントとの間に第二のセ
ッションを確立する第四のステップ、サーバが、第一及
び第二のセッションを用い、中継装置を中継して、第一
のクライアントへ情報を出力する第五のステップを有す
るものである。

【００１０】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法で
は、第一のクライアントを第一のネットワークに設け、
情報を出力するサーバを第二のネットワークに設け、中
継装置は第一のネットワークと第二のネットワークとを
中継する。

【００１１】さらに、この発明にかかる中継装置を介す
るクライアントサーバシステムのセッション制御方法
は、中継装置に第一のクライアント及び第二のクライア
ントが接続され、第一のクライアントと中継装置を介し
たサーバとの間には、第一及び第二のセッションが確立
されている場合、第二のクライアントが、サーバとの間
にセッションの確立を要求する第五のパケットを中継装
置へ出力する第五のステップ、中継装置が、第五のパケ
ットの入力に基づき、中継装置とサーバとの間に確立さ
れた第一のセッションを確認すると、中継装置とサーバ
との間で第五のパケットに関するアクセスを行うことな
く、第五のパケットに基づく第六のパケットを第二のク
ライアントへ出力し、中継装置と第二のクライアントと
の間に第三のセッションを確立する第六のステップ、サ
ーバが、第一及び第二のセッションを用い、中継装置を
中継して第一のクライアントへ出力する情報と同一の情
報を、第一及び第三のセッションを用い、中継装置を中
継して、第二のクライアントへ出力する第七のステップ
を有するものである。

【００１２】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法は、
第一又は第二のクライアントが、サーバから出力される
配信情報の配信停止を要求する第七のパケットを中継装
置に出力する第八のステップ、中継装置が、第七のパケ
ットに基づき、第一又は第二のクライアントと中継装置
との間に設定された第二又は第三のセッションを切断す
る第九のステップ、中継装置が、第二又は第三のセッシ
ョンの切断に基づき、第二又は第三のセッションが設定
されてから第二又は第三のセッションが切断されるまで
にサーバから第一又は第二のクライアントへ出力された
配信情報に関する課金情報を、第一のセッションを用
い、サーバへ通知する第十のステップを有するものであ
る。

【００１３】さらに、この発明にかかる中継装置を介す
るクライアントサーバシステムのセッション制御方法
は、課金情報を、第二又は第三のセッションが設定され
てから第二又は第三のセッションが切断されるまでにサ
ーバから第一又は第二のクライアントへ出力された配信
情報のデータ量であるとするものである。

【００１４】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法は、
課金情報を、第二又は第三のセッションが設定されてか
ら第二又は第三のセッションが切断されるまでにサーバ
から第一又は第二のクライアントへ出力された配信情報
に関するパケットのパケット数であるとするものであ
る。

【００１５】

【発明の実施の形態】

発明の実施の形態１．本発明の中継装置を介するクライ
アントサーバシステムのセッション制御方法を実現する
構成要素について、図１を用いて説明する。図１におい
て、１０はインターネット等の専用線で構成されたＩＰ
ネットワークである。１１は電話網等により構成される
アクセスネットワークである。１２はサーバであり、Ｉ
Ｐネットワークに接続される。１３はサーバ１２が有す
るリアルタイム情報発信部であり、放送局で行われる野
球やコンサート等の実況中継のようなある種のリアルタ
イム情報が常時配信される。３０は本発明の中継装置で
あり、ＩＰネットワーク１０の外に設置され、サーバ１
２が有するリアルタイム情報発信部１３から配信される
リアルタイム情報が受信される。１５−１〜１５−ｍは
クライアントであり、アクセスネットワーク１１に接続
され、パソコン等から構成され、サーバ１２と通信す
る。１６はクライアント群であり、複数のクライアント
１５−１〜１５−ｍから構成される。

【００１６】３１はセッション監視部であり、各クライ
アント１５−１〜１５−ｍに代行してセッション開始、
終了の処理を行う。３２は第一のネットワークインタフ
ェースであり、セッション監視部３１とＩＰネットワー
ク１０とを接続する。それと共に、第一のネットワーク
インタフェース３２は、ＩＰネットワーク１０から入力
されたある種のＩＰパケットをセッション監視部３１へ
通知する。更に、第一のネットワークインタフェース３
２は、セッション監視部３１から通知されたＩＰパケッ
トをＩＰネットワーク１０へ出力する。３３は第二のネ
ットワークインタフェースであり、セッション監視部３
１とアクセスネットワーク１１とを接続する。それと共
に、第二のネットワークインタフェース３３は、アクセ
スネットワーク１１から入力されたＩＰパケットをセッ
ション監視部３１へ通知する。更に、第二のネットワー
クインタフェース３３は、セッション監視部３１から通
知されたＩＰパケットをアクセスネットワーク１１へ出
力する。３４は課金情報管理部であり、セッション監視
部３１に接続され、各クライアント１５−１〜１５−ｍ
のセッションに基づく課金情報を管理する。

【００１７】次に、クライアント群１６、中継装置３
０、サーバ１２の三者間での通信手順と中継装置３０の
内部動作について図２を用いて説明する。図２は、 ク
ライアント群１６、中継装置３０、サーバ１２の３者間
でＩＰネットワーク１０、アクセスネットワーク１１を
通じて交換する信号の手順と中継装置３０内部の処理手
順を示すシーケンス図である。図２において、４０は第
一のセッション接続要求パケットであり、クライアント
群１６中の例えばクライアント１５−１がサーバ１２の
リアルタイム情報発信部１３とのセッションの確立を要
求するために、クライアント１５−１から出力される。
４１は第二のセッション接続要求パケットであり、クラ
イアント１５−１から第一のセッション接続要求パケッ
ト４０が入力された時に、中継装置３０とサーバ１２の
リアルタイム情報発信部１３との間でまだセッションが
確立されていない場合には、中継装置３０とサーバ１２
のリアルタイム情報発信部１３との間にセッションを確
立するために、中継装置３０から出力される。４２は第
一のセッション接続応答パケットであり、入力された第
二のセッション接続要求パケット４１に基づき、中継装
置３０へ出力する。４３は第二のセッション接続応答パ
ケットであり、入力された第一のセッション接続要求パ
ケット４０に基づき、クライアント１５−１へ出力す
る。

【００１８】４４は第三のセッション接続要求パケット
であり、クライアント群１６中の例えばクライアント１
５−２がサーバ１２のリアルタイム情報発信部１３との
セッションの確立を要求するために、クライアント１５
−２から出力される。４５は第三のセッション接続応答
パケットであり、入力された第三のセッション接続要求
パケット４４に基づき、クライアント１５−２へ出力す
る。４６は第一の配信パケットであり、サーバ１２のリ
アルタイム情報発信部１３から出力される。４７は第二
の配信パケットであり、サーバ１２のリアルタイム情報
発信部１３から入力された第一の配信パケット４６に基
づき、中継装置３０からクライアント１５−１へ出力さ
れる。４８は第三の配信パケットであり、サーバ１２の
リアルタイム情報発信部１３から入力された第一の配信
パケット４６に基づき、中継装置３０からクライアント
１５−２へ出力される。４９は第一のセッション終了要
求パケットであり、クライアント１５−１に確立するセ
ッションを終了させるために、クライアント１５−１か
ら出力される。５０は第二のセッション終了要求パケッ
トであり、クライアント１５−２に確立するセッション
を終了させるために、クライアント１５−２から出力さ
れる。５１は課金情報通知パケットであり、中継装置３
０が管理していたクライアント１５−１及びクライアン
ト１５−２のセッションに関する課金情報をリアルタイ
ム情報発信部１３に通知するため、中継装置３０から出
力される。５２は第三のセッション終了要求パケットで
あり、中継装置３０がサーバ１２のリアルタイム情報発
信部１３とのセッションを終了させるために、中継装置
３０から出力される。

【００１９】なお、ＩＰパケットは、第一のセッション
接続要求パケット４０、第二のセッション接続要求パケ
ット４１、第一のセッション接続応答パケット４２、第
二のセッション接続応答パケット４３、第三のセッショ
ン接続要求パケット４４、第三のセッション接続応答パ
ケット４５、第一の配信パケット４６、第二の配信パケ
ット４７、第三の配信パケット４８、第一のセッション
終了要求パケット４９、第二のセッション終了要求パケ
ット５０、課金情報通知パケット５１、及び第三のセッ
ション終了要求パケット５２の総称である。６０はセッ
ション確立処理であり、中継装置３０のセッション監視
部３１で実行され、サーバ１２と中継装置３０のセッシ
ョン、又は中継装置３０とクライアント１５−１〜１５
−ｍとセッションの確立を行う。６１は配信処理であ
り、中継装置３０のセッション監視部３１で実行され、
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３から入力され
たリアルタイム情報をクライアント１５−１〜１５−ｍ
に配信する。６２は課金終了処理であり、中継装置３０
の課金情報管理部３４で実行されていた各クライアント
１５−１〜１５−ｍ毎の配信されたリアルタイム情報に
対するデータ量や料金に関する計算処理を終了する。６
３はセッション終了処理であり、中継装置３０のセッシ
ョン監視部３１で実行され、中継装置３０とサーバ１２
のリアルタイム情報発信部１３との間のセッションを終
了させる。

【００２０】以降、本発明の中継装置を介するクライア
ントサーバシステムのセッション制御方法について、図
１に基づき説明する。クライアント群１６を構成する例
えばクライアント１５−１から、サーバ１２のリアルタ
イム情報発信部１３とのセッションを確立するために、
第一のセッション接続要求パケット４０が出力される。
この時、中継装置３０とサーバ１２のリアルタイム情報
発信部１３との間のセッションは、まだ確立されていな
いものとする。中継装置３０は、クライアント１５−１
から出力された第一のセッション接続要求パケット４０
が入力されると、中継装置３０のセッション監視部３１
で、セッション確立処理６０を実行する。なお、中継装
置３０のセッション監視部３１は、入力された第一のセ
ッション接続要求パケット４０に含まれるセッションを
確立させる宛先であるＵＲＬを検出する。そして、この
中継装置３０のセッション監視部３１は、この検出され
たＵＲＬに基づき、例えばサーバ１２のリアルタイム情
報発信部１３との間にセッションを確立させる。

【００２１】一般に、ＵＲＬはアクセス方式を表す情報
と、サービス提供部の所在を表す情報とから構成されて
いる。なお、サービス提供部の例としては、リアルタイ
ム情報発信部１３が挙げられる。例えば、http://www.r
ts.comなるＵＲＬでは、httpがアクセス方式を表す情報
であり、 www.rts.comはサービス提供部の所在を表す情
報である。ＵＲＬによって示されるサービス提供部がリ
アルタイム情報を流すサービス提供部であるか否かは、
同じくＵＲＬによって示されるアクセス方式を表す情報
から、判断できる。セッション確立処理６０は、サーバ
１２のリアルタイム情報発信部１３がリアルタイム情報
を流すサービス提供部であることを認識すると共に、中
継装置３０とリアルタイム情報発信部１３との間に、ま
だセッションが確立されていないことを認識すると、中
継装置３０とリアルタイム情報発信部１３との間にセッ
ションを確立させるため、中継装置３０からリアルタイ
ム情報発信部１３への第二のセッション接続要求パケッ
ト４１を出力する。

【００２２】サーバ１２は、中継装置３０からリアルタ
イム情報発信部１３への第二のセッション接続要求パケ
ット４１が入力されると、このセッションの確立を許可
する旨の第一のセッション接続応答パケット４２を中継
装置３０へ出力する。そして、サーバ１２のリアルタイ
ム情報発信部１３と中継装置３０との間には、セッショ
ンが確立する。中継装置３０は、サーバ１２から第一の
セッション接続応答パケット４２が入力されると、中継
装置３０内のセッション監視部３１において、セッショ
ン確立処理６０を実行し、クライアント１５−１へ第二
のセッション接続応答パケット４３を出力する。そし
て、中継装置３０とクライアント１５−１との間には、
セッションが確立する。

【００２３】また、クライアント１５−１と同じクライ
アント群１６を構成する例えばクライアント１５−２か
ら、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３とのセッ
ションを確立するために、第三のセッション接続要求パ
ケット４４が出力された場合には、中継装置３０のセッ
ション監視部３１は、セッション確立処理６０を実行す
る。このセッション確立処理６０は、サーバ１２のリア
ルタイム情報発信部１３がリアルタイム情報を流すサー
ビス提供部であること、及び中継装置３０とリアルタイ
ム情報発信部１３との間には既にセッションが確立され
ていることを確認すると、新たに中継装置３０とリアル
タイム情報発信部１３との間にセッションを確立させる
ことなく、クライアント１５−２にセッションの確立を
許可する旨の第三のセッション接続応答パケット４５を
クライアント１５−２への送信する。そして、中継装置
３０とクライアント１５−２との間に、セッションが確
立する。

【００２４】中継装置３０は、サーバ１２のリアルタイ
ム情報発信部１３との間に確立されたセッション、クラ
イアント１５−１との間に確立されたセッション、及び
クライアント１５−２との間に確立されたセッションを
通じて、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３から
配信された第一の配信パケット４６を、クライアント１
５−１及びクライアント１５−２に配信する配信処理６
１を、セッション監視部３１により遂行する。なお、こ
の配信処理６１に伴い、中継装置３０のセッション監視
部３１は、課金情報管理部３４に、クライアント１５−
１及びクライアント１５−２の課金情報を通知する。こ
の課金情報としては、例えばクライアント１５−１とク
ライアント１５−２の各々に配信したリアルタイム情報
のバイト数が挙げられる。また、この課金情報として
は、例えばクライアント１５−１とクライアント１５−
２の各々に配信したリアルタイム情報のパケットのパケ
ット数が挙げられる。

【００２５】以降、中継装置３０のセッション監視部３
１は、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３から配
信されたリアルタイム情報の配信パケットが入力される
と、クライアント１５−１及びクライアント１５−２に
このリアルタイム情報の配信パケットを配信すると共
に、課金情報を課金情報管理部３４に通知する。さら
に、クライアント１５−１と同じクライアント群１６を
構成するクライアントから、サーバ１２のリアルタイム
情報発信部１３とのセッションを確立するために、第三
のセッション接続要求パケット４４が出力されても、上
述のクライアント１５−２と同様の処理手順で、中継装
置３０とのセッションが確立し、中継装置３０では課金
に関する処理が行われる。中継装置３０のセッション監
視部３１に、クライアント１５−１又はクライアント１
５−２から、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３
とのセッションを終了させるための第一のセッション終
了要求パケット４９又は第二のセッション終了要求パケ
ット５０が入力されると、中継装置３０のセッション監
視部３１は、その旨を課金情報管理部３４に通知する。

【００２６】中継装置３０に第一のセッション終了要求
パケット４９又は第二のセッション終了要求パケット５
０が入力されると、中継装置３０の課金情報管理部３４
は、課金終了処理６２を実行する。そして、中継装置３
０の課金情報管理部３４は、それまで集積していた課金
情報を集約し得られた課金集約結果をセッション監視部
３１に通知する。中継装置３０のセッション監視部３１
は、課金情報管理部３４から得られた課金集約結果を課
金情報通知パケット５１として、サーバ１２のリアルタ
イム情報発信部１３に出力すると共に、中継装置３０と
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３との間に設定
されていたセッションを終了させるために第三のセッシ
ョン終了要求パケット５２をサーバ１２のリアルタイム
情報発信部１３へ出力する。なお、本実施形態の中継装
置を介するクライアントサーバシステムのセッション制
御方法は、ＯＳＩ(Open Systems Interconnection)プロ
トコルでも、ＯＳＩプロトコルの他のプロトコルでも、
同様に適用できる。

【００２７】このように、本実施形態の中継装置を介す
るクライアントサーバシステムのセッション制御方法
は、所定のリアルタイム情報の配信を希望するクライア
ント１５−１が、中継装置３０を介して、リアルタイム
情報を配信しているサーバ１２のリアルタイム情報発信
部１３との間に、セッションを確立させようとした場
合、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３と中継装
置３０との間、及び中継装置３０とクライアント１５−
１との間にセッションが確立され、これら２つのセッシ
ョンを用いて、サーバ１２のリアルタイム情報発信部１
３からクライアント１５−１へリアルタイム情報が配信
されるため、クライアント１５−１側から見たクライア
ント１５−１とサーバ１２との間でのセッションの確立
手順が簡易になる。

【００２８】また、本実施形態の中継装置を介するクラ
イアントサーバシステムのセッション制御方法は、クラ
イアント１５−１と同じクライアント群１６を構成する
クライアント１５−２が、クライアント１５−１と同じ
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３との間に、セ
ッションを確立させようとした場合、サーバ１２のリア
ルタイム情報発信部１３と中継装置３０との間には新た
なセッションを確立させることなく、中継装置３０とク
ライアント１５−２との間にセッションが確立され、ク
ライアント１５−１がサーバ１２のリアルタイム情報発
信部１３との間にセッションを確立させようとした時に
確立された中継装置３０とサーバ１２のリアルタイム情
報発信部１３との間のセッションと、中継装置３０とク
ライアント１５−２との間のセッションとを用いて、サ
ーバ１２のリアルタイム情報発信部１３からクライアン
ト１５−２へリアルタイム情報が配信されるため、中継
装置３０とサーバ１２との間を介するＩＰネットワーク
１０の負荷を抑えることができる。

【００２９】更に、本実施形態の中継装置を介するクラ
イアントサーバシステムのセッション制御方法は、リア
ルタイム情報が配信されているクライアント１５−１又
はクライアント１５−２がセッションの確立を終了させ
る場合、中継装置３０がクライアント１５−１との間に
確立されているセッションを終了させ、クライアント１
５−１又はクライアント１５−２に関する課金情報を、
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３へ通知するた
め、リアルタイム情報を有料で提供するサービスを実現
させることが可能となる。

【００３０】また、本実施形態の中継装置を介するクラ
イアントサーバシステムのセッション制御方法は、同じ
リアルタイム情報が配信されている同じクライアント群
１６を構成する全てのクライアントがセッションの確立
を終了させる場合、中継装置３０が全クライアントとの
間に確立されているセッション、及びサーバ１２のリア
ルタイム情報発信部１３との間に確立されているセッシ
ョンを終了させ、全クライアントに関する課金情報を、
サーバ１２のリアルタイム情報発信部１３へ通知するた
め、リアルタイム情報を有料で提供するサービスを実現
させることが可能となる。さらに、本実施形態の中継装
置を介するクライアントサーバシステムのセッション制
御方法は、中継装置３０をＩＰネットワーク１０の外
で、ＩＰネットワーク１０とアクセスネットワーク１１
との中継地点に設置したため、クライアント１５−１〜
１５−ｍが中継装置３０からリアルタイム情報を受信す
る場合、ＩＰネットワーク１０を利用することなく中継
装置１４からクライアント１５−１〜１５−ｍへ配信情
報が配信され、ＩＰネットワーク１０の負荷を軽減させ
ることが可能となる。

【００３１】

【発明の効果】この発明にかかる中継装置を介するクラ
イアントサーバシステムのセッション制御方法は、第一
のクライアントと情報を出力するサーバとを中継する中
継装置へ、中継装置を介して、第一のクライアントとサ
ーバとの間にセッションの確立を要求する第一のパケッ
トを第一のクライアントから出力する第一のステップ、
中継装置が、第一のパケットに基づく第二のパケットを
サーバへ出力する第二のステップ、サーバが、第二のパ
ケットに基づく第三のパケットを中継装置へ出力し、サ
ーバと中継装置との間に第一のセッションを確立する第
三のステップ、中継装置が、第三のパケットに基づく第
四のパケットを第一のクライアントへ出力し、中継装置
と第一のクライアントとの間に第二のセッションを確立
する第四のステップ、サーバが、第一及び第二のセッシ
ョンを用い、中継装置を中継して、第一のクライアント
へ情報を出力する第五のステップを有するため、第一の
クライアントによる第一のクライアントとサーバとの間
でに設けられるセッションの設定手順が簡素化される。

【００３２】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法は、
第一のクライアントを第一のネットワークに設け、情報
を出力するサーバを第二のネットワークに設け、中継装
置は第一のネットワークと第二のネットワークとを中継
し、この中継装置が第二のネットワークとは異なる部分
に設置されたため、クライアントが中継装置から情報を
受信する場合には、第一のネットワークのみを利用して
中継装置からクライアントへ情報が送信される。このた
め、第二のネットワークの負荷を軽減させることが可能
となる。

【００３３】さらに、この発明にかかる中継装置を介す
るクライアントサーバシステムのセッション制御方法
は、中継装置に第一のクライアント及び第二のクライア
ントが接続され、第一のクライアントと中継装置を介し
たサーバとの間には、第一及び第二のセッションが確立
されている場合、第二のクライアントが、サーバとの間
にセッションの確立を要求する第五のパケットを中継装
置へ出力する第五のステップ、中継装置が、第五のパケ
ットの入力に基づき、中継装置とサーバとの間に確立さ
れた第一のセッションを確認すると、中継装置とサーバ
との間で第五のパケットに関するアクセスを行うことな
く、第五のパケットに基づく第六のパケットを第二のク
ライアントへ出力し、中継装置と第二のクライアントと
の間に第三のセッションを確立する第六のステップ、サ
ーバが、第一及び第二のセッションを用い、中継装置を
中継して第一のクライアントへ出力する情報と同一の情
報を、第一及び第三のセッションを用い、中継装置を中
継して、第二のクライアントへ出力する第七のステップ
を有するため、中継装置とサーバとの間の通信負荷を抑
えることができる。

【００３４】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法は、
第一又は第二のクライアントが、サーバから出力される
配信情報の配信停止を要求する第七のパケットを中継装
置に出力する第八のステップ、中継装置が、第七のパケ
ットに基づき、第一又は第二のクライアントと中継装置
との間に設定された第二又は第三のセッションを切断す
る第九のステップ、中継装置が、第二又は第三のセッシ
ョンの切断に基づき、第二又は第三のセッションが設定
されてから第二又は第三のセッションが切断されるまで
にサーバから第一又は第二のクライアントへ出力された
配信情報に関する課金情報を、第一のセッションを用
い、サーバへ通知する第十のステップを有するため、配
信情報を有料で提供することを実現させることができ
る。

【００３５】さらに、この発明にかかる中継装置を介す
るクライアントサーバシステムのセッション制御方法
は、課金情報を、第二又は第三のセッションが設定され
てから第二又は第三のセッションが切断されるまでにサ
ーバから第一又は第二のクライアントへ出力された配信
情報のデータ量であるとするため、配信情報を有料で提
供することを実現させることができる。

【００３６】また、この発明にかかる中継装置を介する
クライアントサーバシステムのセッション制御方法は、
課金情報を、第二又は第三のセッションが設定されてか
ら第二又は第三のセッションが切断されるまでにサーバ
から第一又は第二のクライアントへ出力された配信情報
に関するパケットのパケット数であるとするため、配信
情報を有料で提供することを実現させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態の中継装置を介するクライアントサ
ーバシステムのセッション制御方法を実現する構成要素
を示す構成図である。

【図２】本実施形態の中継装置を介するクライアントサ
ーバシステムのセッション制御方法の手順を示すシーケ
ンス図である。

【図３】従来の中継装置を介するクライアントサーバシ
ステムのセッション制御方法を実現する構成要素を示す
構成図である。

【図４】従来の中継装置を介するクライアントサーバシ
ステムのセッション制御方法の手順を示すシーケンス図
である。

【符号の説明】

１０ ＩＰネットワーク、１１ アクセスネットワー
ク、１２ サーバ、１３リアルタイム情報発信部、１４
中継装置、１５−１〜１５−ｍ クライアント、１６
クライアント群、１７ リアルタイム情報中継部、１
８ 配信情報提供部、２０ アクセス処理、２１ 第一
のセッション確立処理、２２ 第二のセッション確立処
理、２３ 第一の配信処理、２４ 第二の配信処理、３
０ 中継装置、３１ セッション監視部、３２ 第一の
ネットワークインタフェース、３３第二のネットワーク
インタフェース、３４ 課金情報管理部、４０ 第一の
セッション接続要求パケット、４１ 第二のセッション
接続要求パケット、４２第一のセッション接続応答パケ
ット、４３ 第二のセッション接続応答パケット、４４
第三のセッション接続要求パケット、４５ 第三のセ
ッション接続応答パケット、４６ 第一の配信パケッ
ト、４７ 第二の配信パケット、４８ 第三の配信パケ
ット、４９ 第一のセッション終了要求パケット、５０
第二のセッション終了要求パケット、５１ 課金情報
通知パケット、５２ 第三のセッション終了要求パケッ
ト、６０ セッション確立処理、６１ 配信処理、６２
課金終了処理、６３ セッション終了処理。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横谷 哲也 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 市橋 立機 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 寺内 学 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第一のクライアントと情報を出力するサー
   バとを中継する中継装置へ、上記中継装置を介して、上
   記第一のクライアントと上記サーバとの間にセッション
   の確立を要求する第一のパケットを上記第一のクライア
   ントから出力する第一のステップ、 上記中継装置が、上記第一のパケットに基づく第二のパ
   ケットを上記サーバへ出力する第二のステップ、 上記サーバが、上記第二のパケットに基づく第三のパケ
   ットを上記中継装置へ出力し、上記サーバと上記中継装
   置との間に第一のセッションを確立する第三のステッ
   プ、 上記中継装置が、上記第三のパケットに基づく第四のパ
   ケットを上記第一のクライアントへ出力し、上記中継装
   置と上記第一のクライアントとの間に第二のセッション
   を確立する第四のステップ、 上記サーバが、上記第一及び第二のセッションを用い、
   上記中継装置を中継して、上記第一のクライアントへ情
   報を出力する第五のステップを有することを特徴とする
   中継装置を介するクライアントサーバシステムのセッシ
   ョン制御方法。
2. 【請求項２】第一のクライアントを第一のネットワーク
   に設け、 情報を出力するサーバを第二のネットワークに設け、 中継装置は上記第一のネットワークと上記第二のネット
   ワークとを中継することを特徴とする請求項１に記載の
   中継装置を介するクライアントサーバシステムのセッシ
   ョン制御方法。
3. 【請求項３】中継装置に第一のクライアント及び第二の
   クライアントが接続され、上記第一のクライアントと上
   記中継装置を介したサーバとの間には、第一及び第二の
   セッションが確立されている場合、 上記第二のクライアントが、上記サーバとの間にセッシ
   ョンの確立を要求する第五のパケットを上記中継装置へ
   出力する第五のステップ、 上記中継装置が、上記第五のパケットの入力に基づき、
   上記中継装置と上記サーバとの間に確立された上記第一
   のセッションを確認すると、上記中継装置と上記サーバ
   との間で上記第五のパケットに関するアクセスを行うこ
   となく、上記第五のパケットに基づく第六のパケットを
   上記第二のクライアントへ出力し、上記中継装置と上記
   第二のクライアントとの間に第三のセッションを確立す
   る第六のステップ、 上記サーバが、上記第一及び第二のセッションを用い、
   中継装置を中継して上記第一のクライアントへ出力する
   情報と同一の情報を、上記第一及び第三のセッションを
   用い、上記中継装置を中継して、上記第二のクライアン
   トへ出力する第七のステップを有することを特徴とする
   請求項１又は２に記載の中継装置を介するクライアント
   サーバシステムのセッション制御方法。
4. 【請求項４】第一又は第二のクライアントが、サーバか
   ら出力される情報の配信停止を要求する第七のパケット
   を中継装置に出力する第八のステップ、上記中継装置
   が、上記第七のパケットに基づき、上記第一又は第二の
   クライアントと上記中継装置との間に確立された第二又
   は第三のセッションを切断する第九のステップ、上記中
   継装置が、上記第二又は第三のセッションの切断に基づ
   き、上記第二又は第三のセッションが確立されてから上
   記第二又は第三のセッションが切断されるまでに上記サ
   ーバから上記第一又は第二のクライアントへ出力された
   情報に関する課金情報を、第一のセッションを用い、上
   記サーバへ通知する第十のステップを有することを特徴
   とする請求項１〜３のいずれかに記載の中継装置を介す
   るクライアントサーバシステムのセッション制御方法。
5. 【請求項５】課金情報を、第二又は第三のセッションが
   確立されてから上記第二又は第三のセッションが切断さ
   れるまでにサーバから第一又は第二のクライアントへ出
   力された情報のデータ量であるとすることを特徴とする
   請求項４に記載の中継装置を介するクライアントサーバ
   システムのセッション制御方法。
6. 【請求項６】課金情報を、第二又は第三のセッションが
   確立されてから上記第二又は第三のセッションが切断さ
   れるまでにサーバから第一又は第二のクライアントへ出
   力された情報に関するパケットのパケット数であるとす
   ることを特徴とする請求項４に記載の中継装置を介する
   クライアントサーバシステムのセッション制御方法。