JPH10270908A - 同軸形誘電体フィルタ - Google Patents

同軸形誘電体フィルタ

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JPH10270908A
JPH10270908A JP8880997A JP8880997A JPH10270908A JP H10270908 A JPH10270908 A JP H10270908A JP 8880997 A JP8880997 A JP 8880997A JP 8880997 A JP8880997 A JP 8880997A JP H10270908 A JPH10270908 A JP H10270908A
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JP
Japan
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coaxial dielectric
antenna
input
output
coaxial
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Application number
JP8880997A
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English (en)
Inventor
Koichi Uzawa
幸一 鵜澤
Takashi Abe
隆志 安部
Tetsuya Mukai
哲也 向井
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな衝撃が加わったり長時間に亘り振動が
加わってもその電気的特性が変化したり劣化し難い同軸
形誘電体フィルタを提供すること。 【解決手段】 この同軸形誘電体フィルタは、遮断導波
管1と、遮断導波管内に距離をおいて同軸上に配置され
た同軸形誘電体共振器21、22と、入力側に固定された入
力側コネクタ31に一端側が支持されその他端側が共振器
21の入力側内導体内にポリテトラフルオロエチレンから
成る鍔部55を備えたスリーブ51を介し挿入して配置され
た棒状の入力側アンテナ32と、出力側に固定された出力
側コネクタ41に一端側が支持されその他端側が共振器22
の出力側内導体内に鍔部56を備えたスリーブ52を介し挿
入して配置された棒状の出力側アンテナ42とでその主要
部が構成され、かつ各鍔部から露出する各アンテナの外
周面にエポキシ系接着剤を塗布して形成され各スリーブ
の鍔部を上記共振器の開放面との間で挟持させる挟持部
材81、82が付設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波、準マ
イクロ波通信装置等に用いられる同軸形誘電体フィルタ
に係り、特に、フィルタに大きな衝撃が加わったりある
いは長時間に亘り振動が加わってもその電気的特性が変
化したり劣化し難い同軸形誘電体フィルタの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、同軸形誘電体共振器を用いる代
表的な誘電体フィルタの等価回路図であり、図5は、誘
電体フィルタの内、キャパシタを使った従来例に係る同
軸形誘電体フィルタの構造を示す平面図である。代表的
な同軸形誘電体フィルタでは、図4の等価回路図に示す
ように、入力側コネクタと同軸形誘電体共振器との間、
同軸形誘電体共振器の間(段間)、同軸形誘電体共振器
と出力側コネクタとの間の結合を得るためにキャパシタ
(C1、C2、C3)(またはインダクタ)等の部品を
配置している。そして、従来例に係る同軸形誘電体フィ
ルタにおいて、キャパシタは、所望の結合を得るために
アルミナ等の基板上に厚膜印刷等の技術で形成され、図
5に示すようにコンデンサ(キャパシタ)接続リードを
用いて接続されている。尚、図5において符号aは同軸
形誘電体共振器、bは入出力コンデンサ、cは段間コン
デンサ、dは遮断導波管の一部を構成する凹部形状の収
容部d’が設けられた金属ケース、eは入力側コネク
タ、fは出力側コネクタ、gはコンデンサ接続リードを
それぞれ示している。
【0003】ところで、誘電体フィルタにおいて通過帯
域幅の狭い同軸形誘電体フィルタを製作しようとした場
合、極めて微小容量のキャパシタが必要となる。そし
て、アルミナ等の基板を使った上記結合方法では容量の
小さいキャパシタ等を実現することは構造上極めて困難
なため、通過帯域幅の狭い同軸形誘電体フィルタを大量
に生産できない欠点があった。
【0004】そこで、本出願人は、キャパシタ等の部品
を用いない新規な結合方法を採用してその構造の簡略化
を図った同軸形誘電体フィルタを既に提案している(特
開平8−88504号公報参照)。
【0005】すなわち、この同軸形誘電体フィルタは、
図6(A)〜(B)に示すように金属ケースdに設けら
れた収容部d’とこの収容部d’の開放側を閉止する金
属蓋d”とで構成される遮断導波管と、この遮断導波管
内に距離をおいて同軸上に配置された少なくとも2つの
同軸形誘電体共振器a、aと、上記遮断導波管の入力側
に固定された入力側コネクタeと、この入力側コネクタ
eに一端側が支持されかつ入力側に配置された同軸形誘
電体共振器aの入力側内導体内に他端側が挿入される棒
状の入力側アンテナiと、上記遮断導波管の出力側に固
定された出力側コネクタfと、この出力側コネクタfに
一端側が支持されかつ出力側に配置された同軸形誘電体
共振器aの出力側内導体内に他端側が挿入される棒状の
出力側アンテナjとを具備することを特徴とするもので
あった。
【0006】尚、上記遮断導波管の入力側と出力側に設
けられた入力側コネクタeと出力側コネクタfは必ずし
も必須の構成部材ではないため、これ等コネクタe、f
を具備しない同軸形誘電体フィルタにおいては、上記遮
断導波管の入力側壁面と出力側壁面に支持孔部(図示せ
ず)をそれぞれ設け、これ等支持孔部に各アンテナi、
jの端部側を嵌入させてアンテナが支持される構造とな
っている。
【0007】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
て図4で示すC1、C3に相当するキャパシタが持つ容
量は、入力側コネクタeに支持された棒状の入力側アン
テナiを上記同軸形誘電体共振器aの入力側内導体内に
挿入することによって、また、出力側コネクタfに支持
された棒状の出力側アンテナjを上記同軸形誘電体共振
器aの出力側内導体内に挿入することによって、それぞ
れ得られる。また、これ等の容量は、上記同軸形誘電体
共振器a、aの内導体内に挿入する棒状の入力側アンテ
ナi及び出力側アンテナjの挿入量を変化させることに
より、同軸形誘電体共振器a、aの内導体と各アンテナ
i、jとの対向する面積が変化するため変えることがで
きる。このため、各同軸形誘電体共振器a、aの内導体
内に挿入する棒状の入力側アンテナi及び出力側アンテ
ナjの挿入量を変化させることによりキャパシタC1、
C3を調整することが可能となる。
【0008】また、図4で示すC2に相当するキャパシ
タは、同軸形誘電体共振器a、aを遮断導波管内に配置
する際、同軸形誘電体共振器a、aの相対する側の開放
面間の距離を開けることで与えることができる。そし
て、結合量は、遮断導波管内で同軸形誘電体共振器a、
aの間隔を広げていくことにより指数関数的に減衰して
いき、相対する同軸形誘電体共振器a、aの間隔を変化
させることで同軸形誘電体共振器a、a間のキャパシタ
C2を調整することができる。
【0009】この様に、本出願人が開発した同軸形誘電
体フィルタによれば、キャパシタ等の部品を用いない新
規な結合方法が採用されているためフィルタの構造を簡
略化でき、部品点数の低減も図れることから狭帯域の同
軸形誘電体フィルタを簡便かつ安価に製造できる利点を
有するものであった。
【0010】ところで、本出願人が開発した同軸形誘電
体フィルタにおいては上述した利点を有する反面、上記
入力側アンテナiと出力側アンテナjについてはその一
端側が入力側コネクタeと出力側コネクタf(これ等コ
ネクタを具備しない場合には遮断導波管の入力側及び出
力側壁面に設けられた支持孔部)にそれぞれ支持されて
いるだけでその他端側をそれぞれ固定していないため、
何らかの原因によりこの同軸形誘電体フィルタに大きな
衝撃が加わり入力側アンテナiと出力側アンテナjに外
力が作用した場合、入力側アンテナiと出力側アンテナ
jの固定されていない他端側が変形して各同軸形誘電体
共振器a、aにおける内導体内への挿入量や内導体との
間隔が変化してしまったり、極端な場合には上記内導体
内に挿入されたアンテナの他端側が同軸形誘電体共振器
a、aの内導体と接触してしまうことがあった。
【0011】このため、図4で示すキャパシタC1、C
3が変動してしまったり、キャパシタとして機能しなく
なる等して同軸形誘電体フィルタの電気的特性が変化し
たり劣化し易い問題点を有していた。
【0012】そこで、この問題を解決するため、本発明
者等は、図6(C)に示すような円盤形状の鍔部mを具
備しフッ素系樹脂やアセタール・コポリマー等にて構成
された固定部材nを同軸形誘電体共振器aにおける各内
導体内のアンテナ挿入部位にそれぞれ嵌入し、かつ、こ
の固定部材nに設けられたアンテナ導入孔p内に入力側
アンテナi及び出力側アンテナjの一部をそれぞれ嵌入
させて、各アンテナi、jの両端側が遮断導波管の支持
孔部若しくはコネクタe、fと固定部材nにより両持ち
式に支持されている構造の同軸形誘電体フィルタを提案
している。
【0013】そして、この同軸形誘電体フィルタによれ
ば、各アンテナi、jの両端側が遮断導波管の支持孔部
若しくはコネクタe、fと上記固定部材nにより両持ち
式に支持されていることから、この同軸形誘電体フィル
タに大きな衝撃が加わった場合でもアンテナの変形が起
こり難いため、同軸形誘電体フィルタの耐衝撃特性を著
しく改善させることができるものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記固定部
材nの作用により同軸形誘電体フィルタの耐衝撃特性は
著しく改善されるに至ったが、この同軸形誘電体フィル
タに対し瞬間的な衝撃でなく継続して弱い振動が作用す
るような場合、上記固定部材nが同軸形誘電体共振器a
の内導体から経時的に脱落してしまうことがあり、上記
固定部材nが組込まれているにも拘らず同軸形誘電体フ
ィルタの耐衝撃特性が低下してしまう新たな問題が確認
された。
【0015】本発明はこの様な問題点に着目してなされ
たもので、その課題とするところは、フィルタに大きな
衝撃が加わったりあるいは長時間に亘り継続して振動が
加わってもその電気的特性が変化したり劣化し難い同軸
形誘電体フィルタを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、遮断導波管と、この遮断導波管内に距離をお
いて同軸上に配置された少なくとも2つの同軸形誘電体
共振器と、上記遮断導波管の入力側壁面に設けられた支
持孔部若しくは入力側に固定された入力側コネクタに一
端側が支持されかつ入力側に配置された同軸形誘電体共
振器の入力側内導体内に他端側が挿入される棒状の入力
側アンテナと、上記遮断導波管の出力側壁面に設けられ
た支持孔部若しくは出力側に固定された出力側コネクタ
に一端側が支持されかつ出力側に配置された同軸形誘電
体共振器の出力側内導体内に他端側が挿入される棒状の
出力側アンテナとを具備する同軸形誘電体フィルタを前
提とし、上記同軸形誘電体共振器における各内導体内の
アンテナ挿入部位に低損失誘電体材料から成り各内導体
入口に係止される鍔部を備えた固定部材をそれぞれ嵌入
し、これ等固定部材に設けられたアンテナ導入孔内に入
力側アンテナ及び出力側アンテナの一部をそれぞれ嵌入
して上記固定部材を介し各同軸形誘電体共振器の内導体
内に各アンテナの一部を挿入させると共に各アンテナの
両端側が上記遮断導波管の支持孔部若しくはコネクタと
固定部材により両持ち式に支持され、かつ、各固定部材
の鍔部から同軸形誘電体共振器の外方へ露出する入力側
アンテナ及び出力側アンテナの外周面に、高周波に対す
る損失の少ない接着剤にて構成され各固定部材の鍔部を
同軸形誘電体共振器の開放面との間で挟持させる挟持部
材が付設されていることを特徴とするものである。
【0017】そして、この請求項1記載の発明に係る同
軸形誘電体フィルタによれば、同軸形誘電体共振器の各
内導体内に低損失誘電体材料から成る固定部材を介し入
力側アンテナ及び出力側アンテナの端部側が挿入される
と共に、各アンテナの両端側が遮断導波管の支持孔部若
しくはコネクタと上記固定部材により両持ち式に支持さ
れているため、この同軸形誘電体フィルタに大きな衝撃
が加わり各アンテナに外力が作用してもアンテナの変形
が起こり難く、従って、各同軸形誘電体共振器における
内導体内への各アンテナの挿入量が変化したり内導体と
の間隔が変動したりすることがなく、更に、上記固定部
材の存在によりアンテナの上記内導体との接触も回避で
きる。このため、何らかの原因により同軸形誘電体フィ
ルタに大きな衝撃が加わった場合にもその電気的特性が
変化したり劣化し難い利点を有している。
【0018】また、各固定部材の鍔部から同軸形誘電体
共振器の外方へ露出する入力側アンテナ及び出力側アン
テナの外周面に、高周波に対する損失の少ない接着剤に
て構成され各固定部材の鍔部を同軸形誘電体共振器の開
放面との間で挟持させる挟持部材が付設されているた
め、この同軸形誘電体フィルタに対し瞬間的な衝撃でな
く継続して弱い振動が作用するような場合でも、上記挟
持部材の作用により同軸形誘電体共振器の各内導体から
固定部材が脱落してしまうことがない。このため、何ら
かの原因により同軸形誘電体フィルタに長時間振動が加
わった場合にもその電気的特性が変化したり劣化し難い
利点を有している。
【0019】この様な技術的手段において上記挟持部材
を構成する材料は高周波に対する損失の少ない接着剤が
適用される。すなわち、上記挟持部材は固定部材の鍔部
から露出する入力側アンテナ及び出力側アンテナの外周
面に付設される関係上、その形成には通常困難が伴うた
め(すなわち、挟持部材の付設部位はアンテナの外周面
でかつ非常に狭い領域なため)、塗布するだけで挟持部
材が形成される接着剤を適用することを要する。また、
接着力が強くても高周波に対する損失が大きい接着剤を
適用した場合、同軸形誘電体フィルタの挿入損失が増大
する弊害を生ずる。従って、高周波に対する損失が少な
い接着剤を適用することを要する。この様な接着剤とし
て、固定部材を構成するフッ素系樹脂やアセタール・コ
ポリマー等には接着力が弱いもののアンテナ構成材料に
対する接着力が良好で、かつ、高周波に対する損失の少
ないエポキシ系接着剤が挙げられる。請求項2に係る発
明は上記挟持部材を構成する接着剤を特定した発明に関
する。
【0020】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提とし、
上記挟持部材がエポキシ系接着剤により構成されている
ことを特徴とするものである。
【0021】次に、この技術的手段において上記遮断導
波管は直線構造のものが一般的であるが、同軸形誘電体
フィルタの配置スペースを考慮して屈曲部を有する遮断
導波管(すなわち直線構造でなく折曲げ構造を有する遮
断導波管)の適用も可能である。請求項3に係る発明は
この遮断導波管を特定した発明に関する。
【0022】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
1または2記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前
提とし、上記遮断導波管が屈曲部を有し、かつ、この屈
曲部を挟んでその両側の遮断導波管内に距離をおいて少
なくとも2つの同軸形誘電体共振器が同軸上に配置され
ていることを特徴とするものである。
【0023】尚、この技術的手段において屈曲部を有す
る上記遮断導波管が適用された場合、この遮断導波管に
おいてはその屈曲部における外周側の伝搬路長が内周側
の伝搬路長より長くなる。そして、上記屈曲部の屈曲角
が小さくなるにつれて外周側と内周側の伝搬路長の差が
大きくなり、これに伴い屈曲部外周側と内周側とで伝搬
される電磁波の減衰量に差異が生ずるため、直線構造の
同軸形誘電体フィルタに較べフィルタとしての特性が若
干低下してしまうことがある。請求項4に係る発明はこ
の様な弊害を防止する発明に関する。
【0024】すなわち、請求項4に係る発明は、請求項
3記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提とし、
上記遮断導波管の屈曲部における断面構造について、屈
曲部外周側の断面寸法が内周側の断面寸法より大きくな
るように設定されていることを特徴とするものである。
【0025】この請求項4記載の発明に係る同軸形誘電
体フィルタによれば、屈曲部外周側の断面寸法が内周側
の断面寸法より大きいため、屈曲部外周側における電磁
波の減衰量が屈曲部内周側における電磁波の減衰量より
小さく設定することが可能となる。これは、遮断導波管
内における電磁波の減衰量は遮断導波管の断面寸法が大
きいほど小さいからである。従って、屈曲部外周側の断
面寸法を内周側の断面寸法より大きく設定することによ
り、上記屈曲部外周側と内周側の電磁波における減衰量
の差異を補正することが可能となる。
【0026】尚、上記遮断導波管の屈曲部における断面
構造について屈曲部外周側の断面寸法を内周側の断面寸
法より大きく設定する方法としては、例えば、遮断導波
管が上述したような金属ケースに設けられた凹部形状の
収容部とこの収容部の開放側を閉止する金属蓋等で構成
される場合には、この金属蓋の厚み寸法を適宜設定して
上記屈曲部における外周側断面の高さ寸法を内周側断面
の高さ寸法より大きくなるように調整する方法が挙げら
れる。また、凹部形状の収容部を有する金属ケースにつ
いては、ジュラルミン等厚手の金属体を切削加工してこ
れを構成してもよいし、0.8mm程度の厚みを有する
鋼板若しくは表面に銀メッキ等を施した鋼板を折曲げ加
工してこれを構成してもよい。また、ABS樹脂、アク
リルニトリル樹脂、ブタジエン樹脂、スチロール樹脂等
をケース形状に射出成型させて得られたプラスチック素
材の表面にニッケルの下地メッキを施し、表面仕上げと
して銀メッキ等の金属メッキ加工した樹脂製のケースに
て上記金属ケースを構成してもよい。
【0027】次に、請求項5に係る発明は同軸形誘電体
共振器の構成を特定した発明に関する。
【0028】すなわち、請求項5に係る発明は、請求項
1〜4記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提と
し、上記同軸形誘電体共振器が、円筒形状若しくは角筒
形状を有する1/2波長の同軸形誘電体共振器で構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0030】この同軸形誘電体フィルタは、図1(A)
〜(B)に示すように直線構造の遮断導波管1と、この
遮断導波管1内に距離をおいて同軸上に配置されその両
端側が電気的に開放されている2つの同軸形誘電体共振
器(1/2波長型共振器)21、22と、上記遮断導波
管1の入力側に固定された入力側コネクタ31と、この
入力側コネクタ31に一端側が支持されかつ入力側に配
置された同軸形誘電体共振器21の入力側内導体層内に
他端側が挿入された棒状の入力側アンテナ32と、上記
遮断導波管1の出力側に固定された出力側コネクタ41
と、この出力側コネクタ41に一端側が支持されかつ出
力側に配置された同軸形誘電体共振器22の出力側内導
体層内に他端側が挿入された棒状の出力側アンテナ42
とでその主要部が構成され、かつ、上記同軸形誘電体共
振器21、22における各内導体内のアンテナ挿入部位
には、図1(C)に示された略円盤形状の鍔部55、5
6を備えたポリテトラフルオロエチレンから成るスリー
ブ51、52が嵌入されていると共に、各スリーブ5
1、52のアンテナ導入孔53、54に各アンテナ3
2、42の他端側が嵌入されてこれ等アンテナ32、4
2の両端側が入力側コネクタ31とスリーブ51並びに
出力側コネクタ41とスリーブ52により両持ち式に支
持される構造となっており、更に、各スリーブ51、5
2の鍔部55、56から同軸形誘電体共振器21、22
の外方へ露出する入力側アンテナ32と出力側アンテナ
42の外周面には、各アンテナ32、42に対し強固に
接着されるエポキシ系接着剤を塗布して形成され上記ス
リーブ51、52の鍔部55、56を同軸形誘電体共振
器21、22の開放面との間で挟持させる挟持部材8
1、82が付設されている。
【0031】また、上記遮断導波管1は、図1(A)〜
(B)に示すように略長方形状の収容部10が設けられ
たアルミニウム製の金属ケース11と、この金属ケース
11の上側開放部を閉止するアルミニウム製の金属蓋1
2とで構成され、また、同軸形誘電体共振器21、22
は、図1(A)に示すようにバリウム、チタン系の酸化
物セラミックスで形成された角筒形状の筒状本体と、こ
の筒状本体の内周面と外周面に設けられた厚膜銀ペース
トから成る導電層(内周面に設けられた導電層を内導体
層、外周面に設けられた導電層を外導体層と称する)と
でその主要部が構成され、その両端側は上述したように
電気的に開放されている。
【0032】また、上記スリーブ51、52は、図1
(C)に示すように略円盤形状の鍔部55、56と、こ
の中央から外方へ突出する断面円形状の凸状部57、5
8と、上記鍔部55、56の中心部位に設けられかつ鍔
部55、56と凸状部57、58を貫通するアンテナ導
入孔53、54とでその主要部が構成され、かつ、上記
同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振器)21、22
の入力側内導体及び出力側内導体内のアンテナ挿入部位
に各凸状部57、58をそれぞれ嵌入させて固定配置さ
れている。また、これ等スリーブ51、52を介して同
軸形誘電体共振器(1/2波長型共振器)21、22の
各内導体内に入力側アンテナ32と出力側アンテナ42
の他端側をそれぞれ挿入し、かつ、上述したようにこれ
等アンテナ32、42の両端側が入力側コネクタ31と
スリーブ51並びに出力側コネクタ41とスリーブ52
により両持ち式に支持される構造となっている。
【0033】この同軸形誘電体フィルタにおいて、入力
された信号は入力側アンテナ32を通じ、入力側に配置
された同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振器)21
の内導体に容量結合されこの同軸形誘電体共振器21を
励振させる。このとき、ポリテトラフルオロエチレンか
ら成る上記スリーブ51の作用により入力側アンテナ3
2と同軸形誘電体共振器21の内導体との間隔を一定に
保つことが可能となる。次に、励振された同軸形誘電体
共振器21の共振エネルギーは反対側の開放端から出力
側に配置された同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振
器)22に伝送され、かつ、出力側アンテナ42を介し
て出力される。
【0034】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
ては、入力側アンテナ32と出力側アンテナ42の両端
側が入力側コネクタ31とスリーブ51並びに出力側コ
ネクタ41とスリーブ52により両持ち式に支持される
構造となっているため、この同軸形誘電体フィルタに大
きな衝撃が加わっも各アンテナ32、42の変形が起こ
り難いことから、各同軸形誘電体共振器21、22にお
ける内導体内への各アンテナ32、42の挿入量が変化
したり内導体との間隔が変動したりすることがなく、更
に、上記スリーブ51、52の存在によりアンテナ3
2、42の上記内導体との接触も回避することが可能と
なる。
【0035】また、各スリーブ51、52の鍔部55、
56から同軸形誘電体共振器21、22の外方へ露出す
る入力側アンテナ32及び出力側アンテナ42の外周面
に、高周波に対する損失の少ないエポキシ系接着剤にて
構成され各スリーブ51、52の鍔部55、56を同軸
形誘電体共振器21、22の開放面との間で挟持させる
挟持部材81、82が付設されているため、この同軸形
誘電体フィルタに対し瞬間的な衝撃でなく継続して弱い
振動が作用するような場合でも、上記挟持部材81、8
2の作用により同軸形誘電体共振器21、22の各内導
体から各スリーブ51、52が脱落してしまうことがな
い。このため、何らかの原因により同軸形誘電体フィル
タに長時間振動が加わった場合にもその電気的特性が変
化したり劣化し難い機能をも具備している。
【0036】次に、図2は直線構造を有する遮断導波管
に代えて、折曲げ構造を有する遮断導波管が適用された
他の実施の形態に係る同軸形誘電体フィルタの構成を示
す説明図である。
【0037】すなわち、この同軸形誘電体フィルタは、
図2に示すように屈曲部100を有する遮断導波管1
と、上記屈曲部100を挟んでその両側の遮断導波管1
内に距離をおいて同軸上に配置されかつその両端側が電
気的に開放されている2つの同軸形誘電体共振器(1/
2波長型共振器)21、22と、上記遮断導波管1の入
力側に固定された入力側コネクタ31と、この入力側コ
ネクタ31に一端側が支持されかつ入力側に配置された
同軸形誘電体共振器21の入力側内導体層内にポリテト
ラフルオロエチレンから成り図1(C)で示された上記
スリーブ51を介し他端側が挿入された棒状の入力側ア
ンテナ32と、上記遮断導波管1の出力側に固定された
出力側コネクタ41と、この出力側コネクタ41に一端
側が支持されかつ出力側に配置された同軸形誘電体共振
器22の出力側内導体層内にポリテトラフルオロエチレ
ンから成る上記スリーブ52を介し他端側が挿入された
棒状の出力側アンテナ42とでその主要部が構成され、
かつ、上記入力側アンテナ32と出力側アンテナ42の
両端側は入力側コネクタ31とスリーブ51並びに出力
側コネクタ41とスリーブ52により両持ち式に支持さ
れる構造となっており、更に、各スリーブ51、52の
鍔部55、56から同軸形誘電体共振器21、22の外
方へ露出する入力側アンテナ32と出力側アンテナ42
の外周面には、各アンテナ32、42に対し強固に接着
されるエポキシ系接着剤を塗布して形成され上記スリー
ブ51、52の鍔部55、56を同軸形誘電体共振器2
1、22の開放面との間で挟持させる挟持部材81、8
2が付設されている。
【0038】また、上記遮断導波管1は、図2に示すよ
うに板状のジュラルミンを曲げ加工して得られた断面略
コ字状で平面略L字形状の金属ケース110と、この金
属ケース110の上側開放部を閉止する略L字形状のジ
ュラルミン製金属蓋(図示せず)とで構成されている。
尚、上記同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振器)2
1、22とスリーブ51、52については、図1(A)
〜(C)に示されているものと同一のものが適用されて
いる。
【0039】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
ても、入力された信号は入力側アンテナ32を通じ、入
力側に配置された同軸形誘電体共振器(1/2波長型共
振器)21の内導体に容量結合されこの同軸形誘電体共
振器21を励振させる。次に、励振された同軸形誘電体
共振器21の共振エネルギーは反対側の開放端から出力
側に配置された同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振
器)22に伝送され、かつ、出力側アンテナ42を介し
て出力される。
【0040】また、この実施の形態に係る同軸形誘電体
フィルタにおいては、直線構造の遮断導波管に変えて屈
曲部100を有する遮断導波管1が適用されているため
フィルタにおける長さ寸法の低減をも図ることが可能と
なる。従って、マイクロ波、準マイクロ波通信装置等の
構成部品として、例えば電子回路等と共にパッケージ内
に集積化して装置に搭載させる際、遮断導波管1におけ
る屈曲部100内周側のスペースに上記電子回路等の部
品を配置することによりデッドスペースを無くすことが
可能となり、上記構成部品の著しい小型化が図れる利点
を有する。
【0041】更に、この同軸形誘電体フィルタにおいて
は、入力側アンテナ32と出力側アンテナ42の両端側
が入力側コネクタ31とスリーブ51並びに出力側コネ
クタ41とスリーブ52により両持ち式に支持される構
造となっているため、図1(A)〜(B)に示された同
軸形誘電体フィルタと同様、この同軸形誘電体フィルタ
に大きな衝撃が加わってもアンテナ32、42の変形が
起こり難いことから、各同軸形誘電体共振器21、22
における内導体内への各アンテナ32、42の挿入量が
変化したり内導体との間隔が変動したりすることがな
く、更に、上記スリーブ51、52の存在によりアンテ
ナ32、42の上記内導体との接触も回避することが可
能となる。また、この同軸形誘電体フィルタにおいても
各スリーブ51、52の鍔部55、56から同軸形誘電
体共振器21、22の外方へ露出する入力側アンテナ3
2及び出力側アンテナ42の外周面に、高周波に対する
損失の少ないエポキシ系接着剤にて構成され各スリーブ
51、52の鍔部55、56を同軸形誘電体共振器2
1、22の開放面との間で挟持させる挟持部材81、8
2が付設されているため、図1(A)〜(B)に示され
た同軸形誘電体フィルタと同様、この同軸形誘電体フィ
ルタに長時間振動が加わった場合にもその電気的特性が
変化したり劣化し難い機能をも具備している。
【0042】次に、図3は、入力側コネクタと出力側コ
ネクタが組込まれていない同軸形誘電体フィルタに本発
明を適用した同軸形誘電体フィルタの除蓋した平面図を
示しており、この同軸形誘電体フィルタはそのアンテナ
の支持方式が以下のように相違している点を除き図2に
示された同軸形誘電体フィルタと略同一である。
【0043】すなわち、この同軸形誘電体フィルタにお
いては、金属ケース110の入力側及び出力側壁面に設
けられた図示外の支持孔部に各アンテナ32、42の端
部側を嵌入させてアンテナが支持される構造となってい
る。尚、上記金属ケース110の支持孔部から露出する
アンテナ32、42の端部をこの同軸形誘電体フィルタ
が組込まれる回路基板の適宜接続部に接続させて適用さ
れる。
【0044】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
ても、入力側アンテナ32と出力側アンテナ42の両端
側が図示外の支持孔部とスリーブ51並びに支持孔部と
スリーブ52により両持ち式に支持される構造となって
おり、かつ、各スリーブ51、52の鍔部55、56か
ら同軸形誘電体共振器21、22の外方へ露出する入力
側アンテナ32及び出力側アンテナ42の外周面に、高
周波に対する損失の少ないエポキシ系接着剤にて構成さ
れ各スリーブ51、52の鍔部55、56を同軸形誘電
体共振器21、22の開放面との間で挟持させる挟持部
材81、82が付設されているため、図2に示された同
軸形誘電体フィルタと同様にこのフィルタに大きな衝撃
が加わったりあるいは長時間に亘り振動が加わってもそ
の電気的特性が変化したり劣化し難い利点を有してい
る。
【0045】
【実施例】図1(A)〜(B)に示されその中心周波数
が2500MHz、3dB帯域幅が3.2MHzの同軸
形誘電体フィルタを製造した。
【0046】また、同軸形誘電体共振器21、22にお
ける各内導体内のアンテナ挿入部位に嵌入されるスリー
ブ51、52は、図1(C)に示された構造でかつポリ
テトラフルオロエチレン製のものを適用した。また、入
力側アンテナ32と出力側アンテナ42の材質について
はベリリウム銅を使用している。更に、スリーブ51、
52の鍔部55、56から露出する上記入力側アンテナ
32と出力側アンテナ42の外周面に付設する挟持部材
81、82は、0.05gのエポキシ系接着剤を上記ア
ンテナ32、42の外周面にそれぞれ塗布して形成され
ている。
【0047】そして、この実施例に係る同軸形誘電体フ
ィルタと、上記挟持部材81、82が設けられていない
点を除き実施例と同一構造の比較例に係る同軸形誘電体
フィルタについて、MIL−STD883D(ミル・ス
タンダード883D)に基づき振動試験を行った。
【0048】この結果、比較例に係る同軸形誘電体フィ
ルタは、10Gの振動を各3方向に3時間ずつ印加する
ことによりフィルタの中心周波数が約100ppm変動
してしまった。
【0049】これに対し、実施例に係る同軸形誘電体フ
ィルタにおいては、10Gの振動を各3方向に5時間ず
つ行っても中心周波数の変動は観測されなかった。
【0050】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明に係る同軸形誘
電体フィルタによれば、同軸形誘電体共振器の各内導体
内に低損失誘電体材料から成る固定部材を介し入力側ア
ンテナ及び出力側アンテナの端部側が挿入されると共
に、各アンテナの両端側が遮断導波管の支持孔部若しく
はコネクタと上記固定部材により両持ち式に支持されて
いるため、この同軸形誘電体フィルタに大きな衝撃が加
わり各アンテナに外力が作用してもアンテナの変形が起
こり難いことから、各同軸形誘電体共振器における内導
体内への各アンテナの挿入量が変化したり内導体との間
隔が変動したりすることがなく、更に、上記固定部材の
存在によりアンテナの上記内導体との接触も回避でき
る。
【0051】また、各固定部材の鍔部から同軸形誘電体
共振器の外方へ露出する入力側アンテナ及び出力側アン
テナの外周面に、高周波に対する損失の少ない接着剤に
て構成され各固定部材の鍔部を同軸形誘電体共振器の開
放面との間で挟持させる挟持部材が付設されているた
め、この同軸形誘電体フィルタに対し瞬間的な衝撃でな
く継続して弱い振動が作用するような場合でも、上記挟
持部材の作用により同軸形誘電体共振器の各内導体から
固定部材が脱落してしまうことがない。
【0052】このため、何らかの原因により同軸形誘電
体フィルタに大きな衝撃が加わったり、長時間に亘り継
続して振動が加わった場合にもその電気的特性が変化し
たり劣化し難い効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の実施の形態を示す同軸形
誘電体フィルタの除蓋した平面図、図1(B)は蓋が設
けられた同軸形誘電体フィルタの正面図、図1(C)は
この同軸形誘電体フィルタに組込まれたスリーブの概略
斜視図。
【図2】他の実施の形態を示す同軸形誘電体フィルタの
除蓋した平面図。
【図3】他の実施の形態を示す同軸形誘電体フィルタの
除蓋した平面図。
【図4】同軸形誘電体共振器を用いる代表的な誘電体フ
ィルタの等価回路図。
【図5】誘電体フィルタの内、キャパシタを使った従来
の同軸形誘電体フィルタの除蓋した平面図。
【図6】図6(A)はキャパシタ等を用いない従来の同
軸形誘電体フィルタの除蓋した平面図、図6(B)はキ
ャパシタ等を用いない従来の同軸形誘電体フィルタの蓋
を備えた正面図、図6(C)はこの同軸形誘電体フィル
タに組込まれるスリーブの概略斜視図。
【符号の説明】
1 遮断導波管 21 同軸形誘電体共振器 22 同軸形誘電体共振器 31 入力側コネクタ 41 出力側コネクタ 32 入力側アンテナ 42 出力側アンテナ 51 スリーブ(固定部材) 52 スリーブ(固定部材) 55 鍔部 56 鍔部 81 挟持部材 82 挟持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断導波管と、この遮断導波管内に距離を
    おいて同軸上に配置された少なくとも2つの同軸形誘電
    体共振器と、上記遮断導波管の入力側壁面に設けられた
    支持孔部若しくは入力側に固定された入力側コネクタに
    一端側が支持されかつ入力側に配置された同軸形誘電体
    共振器の入力側内導体内に他端側が挿入される棒状の入
    力側アンテナと、上記遮断導波管の出力側壁面に設けら
    れた支持孔部若しくは出力側に固定された出力側コネク
    タに一端側が支持されかつ出力側に配置された同軸形誘
    電体共振器の出力側内導体内に他端側が挿入される棒状
    の出力側アンテナとを具備する同軸形誘電体フィルタに
    おいて、 上記同軸形誘電体共振器における各内導体内のアンテナ
    挿入部位に低損失誘電体材料から成り各内導体入口に係
    止される鍔部を備えた固定部材をそれぞれ嵌入し、これ
    等固定部材に設けられたアンテナ導入孔内に入力側アン
    テナ及び出力側アンテナの一部をそれぞれ嵌入して上記
    固定部材を介し各同軸形誘電体共振器の内導体内に各ア
    ンテナの一部を挿入させると共に各アンテナの両端側が
    上記遮断導波管の支持孔部若しくはコネクタと固定部材
    により両持ち式に支持され、かつ、各固定部材の鍔部か
    ら同軸形誘電体共振器の外方へ露出する入力側アンテナ
    及び出力側アンテナの外周面に、高周波に対する損失の
    少ない接着剤にて構成され各固定部材の鍔部を同軸形誘
    電体共振器の開放面との間で挟持させる挟持部材が付設
    されていることを特徴とする同軸形誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】上記挟持部材がエポキシ系接着剤により構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の同軸形誘
    電体フィルタ。
  3. 【請求項3】上記遮断導波管が屈曲部を有し、かつ、こ
    の屈曲部を挟んでその両側の遮断導波管内に距離をおい
    て少なくとも2つの同軸形誘電体共振器が同軸上に配置
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の同
    軸形誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】上記遮断導波管の屈曲部における断面構造
    について、屈曲部外周側の断面寸法が内周側の断面寸法
    より大きくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項3記載の同軸形誘電体フィルタ。
  5. 【請求項5】上記同軸形誘電体共振器が、円筒形状若し
    くは角筒形状を有する1/2波長の同軸形誘電体共振器
    で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載の同軸形誘電体フィルタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6169464B1 (en) 1998-11-03 2001-01-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Dielectric filter

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US6169464B1 (en) 1998-11-03 2001-01-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Dielectric filter

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