JPH10269141A - プロセッサボード回路 - Google Patents
プロセッサボード回路Info
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- JPH10269141A JPH10269141A JP9077639A JP7763997A JPH10269141A JP H10269141 A JPH10269141 A JP H10269141A JP 9077639 A JP9077639 A JP 9077639A JP 7763997 A JP7763997 A JP 7763997A JP H10269141 A JPH10269141 A JP H10269141A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】論理アドレス6Vでアクセスされる構成要素を
含んだプロセッサボード回路に関し、キャッシュの記憶
内容と主メモリの記憶内容を一致させることを意識する
ことなく、または従来のユニットの変更が少なく、直接
メモリアクセスを可能とするメモリ管理を行うことを課
題とする。 【解決手段】バス変換部10が、入出力装置側の物理ア
ドレス6Qをプロセッサ側の物理アドレス6P及び論理
アドレス6Vに変換し、メモリ管理部が、該第1のバス
の論理アドレス6Vと物理アドレス6Pの下位ビットを
一致させる。
含んだプロセッサボード回路に関し、キャッシュの記憶
内容と主メモリの記憶内容を一致させることを意識する
ことなく、または従来のユニットの変更が少なく、直接
メモリアクセスを可能とするメモリ管理を行うことを課
題とする。 【解決手段】バス変換部10が、入出力装置側の物理ア
ドレス6Qをプロセッサ側の物理アドレス6P及び論理
アドレス6Vに変換し、メモリ管理部が、該第1のバス
の論理アドレス6Vと物理アドレス6Pの下位ビットを
一致させる。
Description
【発明の属する技術分野】本発明はプロセッサボード回
路に関し、特に論理アドレスでアクセスされる構成要素
を含んだプロセッサボード回路に関するものである。
路に関し、特に論理アドレスでアクセスされる構成要素
を含んだプロセッサボード回路に関するものである。
【0001】通常、メモリは階層化して管理される。メ
モリの階層化は、メモリの参照の局所性を利用して、ア
クセス時間や容量の異なるキャッシュ、主メモリ、ディ
スク装置等で構成されたメモリの高速化と大容量化を実
現する手段として現在のコンピュータシステムに必要不
可欠な技術である。
モリの階層化は、メモリの参照の局所性を利用して、ア
クセス時間や容量の異なるキャッシュ、主メモリ、ディ
スク装置等で構成されたメモリの高速化と大容量化を実
現する手段として現在のコンピュータシステムに必要不
可欠な技術である。
【0002】キャッシュは、主メモリの上位階層レベル
に位置し、プロセッサと主メモリの処理速度の差を吸収
する高速メモリであり、キャッシュの記憶内容が更新さ
れた場合、主メモリの対応するメモリの内容も適宜更新
する一致制御が必要である。
に位置し、プロセッサと主メモリの処理速度の差を吸収
する高速メモリであり、キャッシュの記憶内容が更新さ
れた場合、主メモリの対応するメモリの内容も適宜更新
する一致制御が必要である。
【0003】また、メモリの階層化の一つとしての仮想
記憶は、主メモリと2次記憶装置(ハードディスク等)
とで代表される記憶階層の2レベルを自動的にメモリ管
理して複数のプロセスの実行を可能にするものである。
仮想記憶の下ではプロセッサが生成した論理(仮想)ア
ドレスをハードウェアとソフトウエアの協調により主メ
モリをアクセスする物理アドレスに変換するアドレス変
換(メモリマッピング)が必要である。
記憶は、主メモリと2次記憶装置(ハードディスク等)
とで代表される記憶階層の2レベルを自動的にメモリ管
理して複数のプロセスの実行を可能にするものである。
仮想記憶の下ではプロセッサが生成した論理(仮想)ア
ドレスをハードウェアとソフトウエアの協調により主メ
モリをアクセスする物理アドレスに変換するアドレス変
換(メモリマッピング)が必要である。
【0004】従って、プロセッサボード回路を改造する
場合、キャッシュの一致制御、及び仮想記憶機構のアド
レス変換が必要になる。
場合、キャッシュの一致制御、及び仮想記憶機構のアド
レス変換が必要になる。
【0005】
【従来の技術】図9は、従来のプロセッサボード20の
回路構成を示しており、同図(1)において、バス6a
にはプロセッサ1a、主メモリ2、SCSIインタフェ
ース3、LANインタフェース4、及びバス制御部5が
接続されている。
回路構成を示しており、同図(1)において、バス6a
にはプロセッサ1a、主メモリ2、SCSIインタフェ
ース3、LANインタフェース4、及びバス制御部5が
接続されている。
【0006】プロセッサ1aにはCPU12、メモリ管
理部7、キャッシュ11が含まれ、主メモリ2はメモリ
制御部2aとメモリ2bで構成され、インタフェース3
にはハードディスク等(図示せず)が接続される。
理部7、キャッシュ11が含まれ、主メモリ2はメモリ
制御部2aとメモリ2bで構成され、インタフェース3
にはハードディスク等(図示せず)が接続される。
【0007】メモリ管理部7は、キャッシュ11、主メ
モリ2、及びハードディスクを階層化して管理し、入出
力装置であるインタフェース3と4は入出力制御装置8
によって制御される。
モリ2、及びハードディスクを階層化して管理し、入出
力装置であるインタフェース3と4は入出力制御装置8
によって制御される。
【0008】同図(2)は、同図(1)におけるプロセ
ッサ1aのチップバス6aと異なるバス6を有するプロ
セッサ1と交換したプロセッサボード20の構成例を示
している。また、バス6aがバス6が変更されたため、
メモリ制御部2a、インタフェース3と4、バス制御部
5等のハードウェアは新しいものに変更し、さらにメモ
リ管理部7やデバイスドライバを含む制御部8の改造も
行わなければならない。なお、変更を要するユニットは
網掛で示されている。
ッサ1aのチップバス6aと異なるバス6を有するプロ
セッサ1と交換したプロセッサボード20の構成例を示
している。また、バス6aがバス6が変更されたため、
メモリ制御部2a、インタフェース3と4、バス制御部
5等のハードウェアは新しいものに変更し、さらにメモ
リ管理部7やデバイスドライバを含む制御部8の改造も
行わなければならない。なお、変更を要するユニットは
網掛で示されている。
【0009】次に、従来のプロセッサボード回路を図1
0〜12に基づいて説明する。図10は、プロセッサボ
ード20のプロセッサ1を、少ない回路変更で交換する
ことが可能な回路構成例を示している。ボード20にお
いては、バス6とバス6aを相互に変換するバス変換部
10が追加され、プロセッサ1にバス6を介して主メモ
リ2とバス変換部10が接続され、このバス変換部10
にバス6aを介してインタフェース3と4バス制御部5
が接続されている。
0〜12に基づいて説明する。図10は、プロセッサボ
ード20のプロセッサ1を、少ない回路変更で交換する
ことが可能な回路構成例を示している。ボード20にお
いては、バス6とバス6aを相互に変換するバス変換部
10が追加され、プロセッサ1にバス6を介して主メモ
リ2とバス変換部10が接続され、このバス変換部10
にバス6aを介してインタフェース3と4バス制御部5
が接続されている。
【0010】回路変更時、バス6aに接続された各ユニ
ットは変更する必要がないので、バス6とこのバス6に
接続されたプロセッサ1、メモリ制御部2a、及びメモ
リ管理部7を変更すれば良いことになる。
ットは変更する必要がないので、バス6とこのバス6に
接続されたプロセッサ1、メモリ制御部2a、及びメモ
リ管理部7を変更すれば良いことになる。
【0011】図11は、バス変換部10によるアドレス
変換例を示しており、プロッセサ側のバス6は論理(仮
想)アドレス6Vと物理アドレス6Pとで構成され、入
出力装置側のバス6aは物理アドレス6Qのみで構成さ
れている。
変換例を示しており、プロッセサ側のバス6は論理(仮
想)アドレス6Vと物理アドレス6Pとで構成され、入
出力装置側のバス6aは物理アドレス6Qのみで構成さ
れている。
【0012】バス変換部10は、バス6の物理アドレス
6Pのみをそのままバス6aの物理アドレス6Qとして
出力するとともに、バス6aの物理アドレス6Qをバス
6の物理アドレス6Pと論理アドレス6Vとして出力す
る。
6Pのみをそのままバス6aの物理アドレス6Qとして
出力するとともに、バス6aの物理アドレス6Qをバス
6の物理アドレス6Pと論理アドレス6Vとして出力す
る。
【0013】図12は、キャッシュ11の構成例を示し
ており、キャッシュ11はキャッシュタグ11Cとブロ
ック11Bで構成されている。キャッシュ11は論理ア
ドレス6Vによってプロセッサ1からアクセスされよう
になっており、jビットのインデックス6Iに基づいて
キャッシュライン#iにおけるキャッシュタグ11C
(主メモリの物理アドレスを格納した部分)が指定さ
れ、kビットのオフセット(バイト選択)6Fに基づい
てブロック11B内のデータ部が決定される。
ており、キャッシュ11はキャッシュタグ11Cとブロ
ック11Bで構成されている。キャッシュ11は論理ア
ドレス6Vによってプロセッサ1からアクセスされよう
になっており、jビットのインデックス6Iに基づいて
キャッシュライン#iにおけるキャッシュタグ11C
(主メモリの物理アドレスを格納した部分)が指定さ
れ、kビットのオフセット(バイト選択)6Fに基づい
てブロック11B内のデータ部が決定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
ロセッサボード回路において、主メモリと入出力装置と
の間でプロセッサを介さずにデータを送受信する直接メ
モリアクセス(DMA:Direct Memory Access、以下、
DMAと称することがある)を行う場合、キャッシュの
論理アドレス6Vのバス6には、バス6aの物理アドレ
ス6Qが流れるためキャッシュ11の内容と主メモリ2
の内容の一致制御はできない。
ロセッサボード回路において、主メモリと入出力装置と
の間でプロセッサを介さずにデータを送受信する直接メ
モリアクセス(DMA:Direct Memory Access、以下、
DMAと称することがある)を行う場合、キャッシュの
論理アドレス6Vのバス6には、バス6aの物理アドレ
ス6Qが流れるためキャッシュ11の内容と主メモリ2
の内容の一致制御はできない。
【0015】従って本発明は、論理アドレスでアクセス
される構成要素を含んだプロセッサボード回路におい
て、キャッシュの記憶内容と主メモリの記憶内容を一致
させることを意識することなく、または従来のユニット
の変更が少なく、直接メモリアクセスを可能とするメモ
リ管理を行うことを課題とする。
される構成要素を含んだプロセッサボード回路におい
て、キャッシュの記憶内容と主メモリの記憶内容を一致
させることを意識することなく、または従来のユニット
の変更が少なく、直接メモリアクセスを可能とするメモ
リ管理を行うことを課題とする。
【0016】
〔1〕上記の課題を解決するため、本発明に係るプロセ
ッサボード回路は、物理アドレスと論理アドレスとで構
成される第1のバスに接続されるプロセッサ及び主メモ
リと、該プロセッサに含まれ論理アドレスでアクセスさ
れるキャッシュと、物理アドレスで構成される第2のバ
スに接続される入出力装置と、該第1及び第2のバスに
接続され該第1のバスの物理アドレスを該第2のバスの
物理アドレスに変換し該第2のバスの物理アドレスをそ
れぞれ該第1のバスの物理アドレス及び論理アドレスに
変換するバス変換部と、該第1のバスの論理アドレスと
物理アドレスの下位ビットを一致させるメモリ管理部と
を備えたことを特徴とする。
ッサボード回路は、物理アドレスと論理アドレスとで構
成される第1のバスに接続されるプロセッサ及び主メモ
リと、該プロセッサに含まれ論理アドレスでアクセスさ
れるキャッシュと、物理アドレスで構成される第2のバ
スに接続される入出力装置と、該第1及び第2のバスに
接続され該第1のバスの物理アドレスを該第2のバスの
物理アドレスに変換し該第2のバスの物理アドレスをそ
れぞれ該第1のバスの物理アドレス及び論理アドレスに
変換するバス変換部と、該第1のバスの論理アドレスと
物理アドレスの下位ビットを一致させるメモリ管理部と
を備えたことを特徴とする。
【0017】すなわち、図12において示したように、
キャッシュ11と主メモリ2の内容を一致させるために
は、メモリ管理部7は、キャッシュライン#iを選択す
るために必要な論理アドレス6V中のインデックス6I
のjビットを知ればよい。
キャッシュ11と主メモリ2の内容を一致させるために
は、メモリ管理部7は、キャッシュライン#iを選択す
るために必要な論理アドレス6V中のインデックス6I
のjビットを知ればよい。
【0018】本発明に係るプロセッサボード回路におい
ては、上記の性質を利用するとともに、バイトを選択す
るに必要なオフセット6Fのkビットも考慮して、論理
アドレスと物理アドレスの下位mビット(=jビット+
kビット)を一致するようにメモリ管理を行う。
ては、上記の性質を利用するとともに、バイトを選択す
るに必要なオフセット6Fのkビットも考慮して、論理
アドレスと物理アドレスの下位mビット(=jビット+
kビット)を一致するようにメモリ管理を行う。
【0019】図1(1)は、プロセッサボード20にお
ける通常のプログラム実行時のメモリ空間を示してお
り、プロセッサ1側の論理アドレス6Vと物理アドレス
6Pにそれぞれに対応する論理アドレス空間13と物理
アドレス空間14、及びバス変換部10において物理ア
ドレス6Pをそのまま通過させた物理アドレス6Qに対
応する物理アドレス空間21とで構成されている。 従
って、アドレス空間14と21は同じ大きさとなる。
ける通常のプログラム実行時のメモリ空間を示してお
り、プロセッサ1側の論理アドレス6Vと物理アドレス
6Pにそれぞれに対応する論理アドレス空間13と物理
アドレス空間14、及びバス変換部10において物理ア
ドレス6Pをそのまま通過させた物理アドレス6Qに対
応する物理アドレス空間21とで構成されている。 従
って、アドレス空間14と21は同じ大きさとなる。
【0020】次に、論理アドレス6Vと物理アドレス6
Pとの下位mビットを一致させるメモリ管理例としてマ
ッピングの手順示す。
Pとの下位mビットを一致させるメモリ管理例としてマ
ッピングの手順示す。
【0021】まず、論理メモリ13の空きを探してメ
モリ領域13aを取得する。次に、取得した論理メモ
リ領域13aのビットパターンと下位mビットが同一と
なるように物理メモリ領域14aを取得する。取得し
た論理メモリ領域13aに、取得した物理メモリ領域1
4aをマッピングする。
モリ領域13aを取得する。次に、取得した論理メモ
リ領域13aのビットパターンと下位mビットが同一と
なるように物理メモリ領域14aを取得する。取得し
た論理メモリ領域13aに、取得した物理メモリ領域1
4aをマッピングする。
【0022】ここで、アドレス空間13と14は、1ペ
ージが上記のmビットのアドレスで示されるページで分
割されているとすれば、下位mビットを同じにするとい
うことは、例えば論理アドレス空間13の1ページのメ
モリ領域13aと物理アドレス空間14の1ぺージのメ
モリ領域14aを対応付けることである。
ージが上記のmビットのアドレスで示されるページで分
割されているとすれば、下位mビットを同じにするとい
うことは、例えば論理アドレス空間13の1ページのメ
モリ領域13aと物理アドレス空間14の1ぺージのメ
モリ領域14aを対応付けることである。
【0023】このようなメモリ管理を行えば、物理アド
レスの下位mビットから論理アドレスの下位mビットを
知ることができ、物理アドレスのみでキャッシュとメモ
リの一致制御がハードウェアで可能となる。
レスの下位mビットから論理アドレスの下位mビットを
知ることができ、物理アドレスのみでキャッシュとメモ
リの一致制御がハードウェアで可能となる。
【0024】一方、同図(2)は、例えばDMAのよう
に入出力装置側でアドレスバスを制御される時のメモリ
空間を示しおり、物理アドレス6Qが物理アドレス6P
及び論理アドレス6Vとして出力されいるため、物理ア
ドレス空間21、物理アドレス空間14、及び論理アド
レス空間13は同じ大きさのメモリ空間であり、且つ全
ビットは互いに一致している。
に入出力装置側でアドレスバスを制御される時のメモリ
空間を示しおり、物理アドレス6Qが物理アドレス6P
及び論理アドレス6Vとして出力されいるため、物理ア
ドレス空間21、物理アドレス空間14、及び論理アド
レス空間13は同じ大きさのメモリ空間であり、且つ全
ビットは互いに一致している。
【0025】従って、図11において、旧システムの入
出力装置側バス6aが物理アドレス6Qしか出力されな
いバスであっても、バス変換部10において該物理アド
レスに等しい論理アドレスと物理アドレスを新システム
のプロセッサ側バス6に出力すれば、プロッセサ1の管
理下にない物理アドレス6Qを用いて、主メモリ2と入
出力装置間のデータ転送を行うDMAを実行しても正し
いキャッシュラインを選択することができ、ハードウェ
ア的にキャッシュの一致制御を行うことができる。
出力装置側バス6aが物理アドレス6Qしか出力されな
いバスであっても、バス変換部10において該物理アド
レスに等しい論理アドレスと物理アドレスを新システム
のプロセッサ側バス6に出力すれば、プロッセサ1の管
理下にない物理アドレス6Qを用いて、主メモリ2と入
出力装置間のデータ転送を行うDMAを実行しても正し
いキャッシュラインを選択することができ、ハードウェ
ア的にキャッシュの一致制御を行うことができる。
【0026】〔2〕また本発明に係るプロセッサボード
回路20は、メモリ管理部が、論理メモリと物理メモリ
を別々に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メ
モリのアドレスの各下位ビットを一致させることができ
ない場合においても、主メモリ2上にキャッシュ11が
記憶対象としないメモリ領域を確保し、以て該メモリ領
域と入出力装置間の直接メモリアクセスを行ってもよ
い。
回路20は、メモリ管理部が、論理メモリと物理メモリ
を別々に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メ
モリのアドレスの各下位ビットを一致させることができ
ない場合においても、主メモリ2上にキャッシュ11が
記憶対象としないメモリ領域を確保し、以て該メモリ領
域と入出力装置間の直接メモリアクセスを行ってもよ
い。
【0027】図1(1)において、メモリ管理部7が論
理メモリと物理メモリを別々に確保するインタフェース
を有する場合(論理メモリ13bの先頭アドレスをユー
ザが、例えばページ#0の中央の値のアドレスを指定す
る場合は)、(1)物理メモリ14bを確保し、(2)
この物理メモリ14bを、アドレスが確定されている論
理メモリ13bにマッピングすることになる。
理メモリと物理メモリを別々に確保するインタフェース
を有する場合(論理メモリ13bの先頭アドレスをユー
ザが、例えばページ#0の中央の値のアドレスを指定す
る場合は)、(1)物理メモリ14bを確保し、(2)
この物理メモリ14bを、アドレスが確定されている論
理メモリ13bにマッピングすることになる。
【0028】この場合は、物理アドレス14bと論理ア
ドレス13bの下位mビットのパターンを同一にするこ
とができないため、上記の本発明〔1〕で示された物理
アドレスのみでキャッシュとメモリの一致制御をハード
ウェアで行うことは不可能となる。
ドレス13bの下位mビットのパターンを同一にするこ
とができないため、上記の本発明〔1〕で示された物理
アドレスのみでキャッシュとメモリの一致制御をハード
ウェアで行うことは不可能となる。
【0029】そこで、本発明に係るプロセッサボード回
路は、図2及び3に示すシステム空間15又はユーザ空
間16にキャッシュ11が乗らないメモリ領域15a
(ユーザ空間部16におけるメモリ領域は省略されてい
る)を確保し、このメモリ領域15a上のバッファ17
cと入出力装置間の(a1)DMA転送を行う。
路は、図2及び3に示すシステム空間15又はユーザ空
間16にキャッシュ11が乗らないメモリ領域15a
(ユーザ空間部16におけるメモリ領域は省略されてい
る)を確保し、このメモリ領域15a上のバッファ17
cと入出力装置間の(a1)DMA転送を行う。
【0030】すなわち、キャッシュ11に記憶されない
メモリ領域15aを用いたDMAであるため、キャッシ
ュと主メモリの内容が一致するか否かを意識する必要は
ない。
メモリ領域15aを用いたDMAであるため、キャッシ
ュと主メモリの内容が一致するか否かを意識する必要は
ない。
【0031】〔3〕また本発明に係るプロセッサボード
回路は、メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々
に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリの
アドレスの各下位ビットを一致させることができない場
合、キャッシュの無効化を実行した後に、入出力装置か
らシステム空間へ直接メモリアクセスを行う指示を行
い、該直接メモリアクセス終了後に、該キャッシュの無
効化を行う入出力制御部を持つことができる。
回路は、メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々
に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリの
アドレスの各下位ビットを一致させることができない場
合、キャッシュの無効化を実行した後に、入出力装置か
らシステム空間へ直接メモリアクセスを行う指示を行
い、該直接メモリアクセス終了後に、該キャッシュの無
効化を行う入出力制御部を持つことができる。
【0032】図2は、本発明に係るプロセッサボード回
路の動作の手順を示しており、入出力装置3からシステ
ム空間15の受信バッファ17aへDMAを行う場合
は、まず、(a2)入出力制御部8は、DMAの受信バ
ッファ17aを、「キャッシュ無効化命令」を実行し、
(b2)入出力装置3は、受信バッファ17aにデータ
をDMA転送し、転送が終了した後、(c2)入出力制
御部8は、DMAの受信バッファ17aに対して「キャ
ッシュの無効化命令」を再度実行する。
路の動作の手順を示しており、入出力装置3からシステ
ム空間15の受信バッファ17aへDMAを行う場合
は、まず、(a2)入出力制御部8は、DMAの受信バ
ッファ17aを、「キャッシュ無効化命令」を実行し、
(b2)入出力装置3は、受信バッファ17aにデータ
をDMA転送し、転送が終了した後、(c2)入出力制
御部8は、DMAの受信バッファ17aに対して「キャ
ッシュの無効化命令」を再度実行する。
【0033】すなわち、キャッシュ11を無効化して、
送信されたデータがキャッシュにのらないようにした
後、該データを入出力装置3から主メモリ2上の受信バ
ッファ17aへDMA転送を行う。
送信されたデータがキャッシュにのらないようにした
後、該データを入出力装置3から主メモリ2上の受信バ
ッファ17aへDMA転送を行う。
【0034】そして、転送中に何らかの誤りでアクセス
がある場合を想定して、データがキャッシュにのらない
ことを保証するため、転送完了後、キャッシュ11の無
効化を行い、主メモリ2上のバッファ17aからデータ
が必ず読み出されるようにする。
がある場合を想定して、データがキャッシュにのらない
ことを保証するため、転送完了後、キャッシュ11の無
効化を行い、主メモリ2上のバッファ17aからデータ
が必ず読み出されるようにする。
【0035】〔4〕また本発明に係るプロセッサボード
回路は、メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々
に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリの
アドレスの各下位ビットを一致させることができない場
合、送信データが該キャッシュにライトされた後、該キ
ャッシュのライトバックを行ったとき、該主メモリのシ
ステム空間から該入出力装置への直接メモリアクセスを
行う指示を出す入出力制御部を持つことができる。
回路は、メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々
に確保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリの
アドレスの各下位ビットを一致させることができない場
合、送信データが該キャッシュにライトされた後、該キ
ャッシュのライトバックを行ったとき、該主メモリのシ
ステム空間から該入出力装置への直接メモリアクセスを
行う指示を出す入出力制御部を持つことができる。
【0036】図3は、本発明に係るプロセッサボード回
路の原理動作を示しており、システム空間15の送信バ
ッファ18aから入出力装置3へDMAを行う場合は、
まず(a4)ソフトウェアの指示に基づいてCPU12
は、送信データをキャッシュ11に書き込む、(b4)
入出力制御部8は、送信バッファ18aを、「キャッシ
ュのライトバック」命令により主メモリ2の送信バッフ
ァ18aへ書き戻し、(c4)入出力制御部8は、入出
力装置3に対して送信バッファ18aからデータを受信
するDMA転送を指示を行う。
路の原理動作を示しており、システム空間15の送信バ
ッファ18aから入出力装置3へDMAを行う場合は、
まず(a4)ソフトウェアの指示に基づいてCPU12
は、送信データをキャッシュ11に書き込む、(b4)
入出力制御部8は、送信バッファ18aを、「キャッシ
ュのライトバック」命令により主メモリ2の送信バッフ
ァ18aへ書き戻し、(c4)入出力制御部8は、入出
力装置3に対して送信バッファ18aからデータを受信
するDMA転送を指示を行う。
【0037】すなわち、手順(a4)において、送信デ
ータは送信バッファ(キャッシュ11上)に書き込まれ
る。手順(b4)において、送信データ(キャッシュ1
1上)が主メモリ2上の送信バッファ18aに書き込ま
れて、送信すべきデータが送信バッファ18a上に全て
書き込まれたことになる。手順(c4)で送信バッファ
18aの送信データが入出力装置3にDMA転送され
る。
ータは送信バッファ(キャッシュ11上)に書き込まれ
る。手順(b4)において、送信データ(キャッシュ1
1上)が主メモリ2上の送信バッファ18aに書き込ま
れて、送信すべきデータが送信バッファ18a上に全て
書き込まれたことになる。手順(c4)で送信バッファ
18aの送信データが入出力装置3にDMA転送され
る。
【0038】〔5〕また本発明では、上記〔3〕におい
て、システム空間の代わりにユーザ空間を用いて、入出
力制御部が入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号をセ
ーブし、該空間番号を指定してキャッシュの無効化を実
行した後、該入出力装置から該ユーザ空間へ直接メモリ
アクセスを行い、さらに、該空間番号を指定してキャッ
シュの無効化を行うことができる。
て、システム空間の代わりにユーザ空間を用いて、入出
力制御部が入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号をセ
ーブし、該空間番号を指定してキャッシュの無効化を実
行した後、該入出力装置から該ユーザ空間へ直接メモリ
アクセスを行い、さらに、該空間番号を指定してキャッ
シュの無効化を行うことができる。
【0039】図2において、入出力装置3からユーザ空
間16の受信バッファ17bへDMAを行う場合は、ま
ず、(a3)入出力制御部8は、入出力処理を要求する
時に空間番号#nをセーブし、(b3)DMAの受信バ
ッファ17bを、「キャッシュ無効化(空間指定)」に
より無効化し、(c3)入出力装置3は、受信バッファ
17bにデータをDMA転送し、(d3)入出力制御部
は、主メモリの受信バッファ17bに対して「キャッシ
ュの無効化」を行う。
間16の受信バッファ17bへDMAを行う場合は、ま
ず、(a3)入出力制御部8は、入出力処理を要求する
時に空間番号#nをセーブし、(b3)DMAの受信バ
ッファ17bを、「キャッシュ無効化(空間指定)」に
より無効化し、(c3)入出力装置3は、受信バッファ
17bにデータをDMA転送し、(d3)入出力制御部
は、主メモリの受信バッファ17bに対して「キャッシ
ュの無効化」を行う。
【0040】すなわち、ユーザ空間は変化して他のユー
ザの空間となる可能性があるため、自己の空間であるこ
とを保証するために空間指定を行うこと以外はシステム
空間への送信の場合と同じである。
ザの空間となる可能性があるため、自己の空間であるこ
とを保証するために空間指定を行うこと以外はシステム
空間への送信の場合と同じである。
【0041】〔6〕また本発明では、上記〔4〕におい
て、システム空間の代わりにユーザ空間を用いて、該入
出力制御部が入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号を
セーブし、送信データを該キャッシュにライトした後、
該空間番号を指定したキャッシュのライトバックを行っ
たとき、該主メモリの該ユーザ空間から該入出力装置へ
直接メモリアクセスを行うことができる。
て、システム空間の代わりにユーザ空間を用いて、該入
出力制御部が入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号を
セーブし、送信データを該キャッシュにライトした後、
該空間番号を指定したキャッシュのライトバックを行っ
たとき、該主メモリの該ユーザ空間から該入出力装置へ
直接メモリアクセスを行うことができる。
【0042】図3において、ユーザ空間16の受信バッ
ファ18bから入出力装置3へDMAを行う場合は、ま
ず、(a5)入出力制御部は、入出力処理を要求する時
に空間番号をセーブし、さらに、(b5)入出力制御部
は送信データを送信バッファ(キャッシュ上)に書き込
み、(c5)送信バッファ(キャシュ上)のデータを、
「キャッシュのライトバック(空間指定)」命令により
主メモリ2上の送信バッファ18aへ書き戻し、(d
5)入出力装置3は、送信バッファ18aからデータを
DMA転送で受信する。
ファ18bから入出力装置3へDMAを行う場合は、ま
ず、(a5)入出力制御部は、入出力処理を要求する時
に空間番号をセーブし、さらに、(b5)入出力制御部
は送信データを送信バッファ(キャッシュ上)に書き込
み、(c5)送信バッファ(キャシュ上)のデータを、
「キャッシュのライトバック(空間指定)」命令により
主メモリ2上の送信バッファ18aへ書き戻し、(d
5)入出力装置3は、送信バッファ18aからデータを
DMA転送で受信する。
【0043】自己の空間であることを保証するために空
間指定を行うこと以外は、システム空間からの送信の場
合と同じである。
間指定を行うこと以外は、システム空間からの送信の場
合と同じである。
【0044】
【発明の実施の形態】図4は、本発明に係るプロセッサ
ボード回路におけるメモリ管理部7の実施例を示してい
る。この実施例では、キャッシュ11、プロセッサ1の
アドレスバス6、及び内部のプロセッサアドレス(バ
ス)19等の基本的な要素と、2者択一式のマルチプレ
クサ(MUX)11d〜11fと、比較器(COMP)
11gと、AND回路11hと、アドレス変換バッファ
(TLB:Translation Lookaside Buffer、図示せず)
とで構成されている。
ボード回路におけるメモリ管理部7の実施例を示してい
る。この実施例では、キャッシュ11、プロセッサ1の
アドレスバス6、及び内部のプロセッサアドレス(バ
ス)19等の基本的な要素と、2者択一式のマルチプレ
クサ(MUX)11d〜11fと、比較器(COMP)
11gと、AND回路11hと、アドレス変換バッファ
(TLB:Translation Lookaside Buffer、図示せず)
とで構成されている。
【0045】プロセッサアドレスバス19は、ビット番
号0〜4のバイト選択アドレス19a、ビット番号5の
キャッシュサブブロック選択アドレス19b、ビット番
号6〜17のキャッシュ選択アドレス19c、及びビッ
ト番号18〜31のアドレス19dで構成された32ビ
ットの論理アドレスバスである。
号0〜4のバイト選択アドレス19a、ビット番号5の
キャッシュサブブロック選択アドレス19b、ビット番
号6〜17のキャッシュ選択アドレス19c、及びビッ
ト番号18〜31のアドレス19dで構成された32ビ
ットの論理アドレスバスである。
【0046】プロセッサ1側のアドレスバス6は、ビッ
ト番号5のキャッシュサブブロック選択アドレス6bと
ビット番号6〜11のアドレス6cとビット番号12〜
35のアドレス6dとから成る物理アドレス6P、及び
ビット番号46〜51の論理アドレス6Vで構成されて
いる。
ト番号5のキャッシュサブブロック選択アドレス6bと
ビット番号6〜11のアドレス6cとビット番号12〜
35のアドレス6dとから成る物理アドレス6P、及び
ビット番号46〜51の論理アドレス6Vで構成されて
いる。
【0047】なお、アドレスバス19のビット番号12
〜17は、アドレスバス6の論理アドレス6Vのビット
番号46〜51に対応している。
〜17は、アドレスバス6の論理アドレス6Vのビット
番号46〜51に対応している。
【0048】キャッシュ11は、キャッシュタグエント
リ11Cと2つのサブブロックから成る64バイトのキ
ャッシュライン11Bとで構成され、論理アドレスでア
クセスされる256Kバイトのキャッシュである。
リ11Cと2つのサブブロックから成る64バイトのキ
ャッシュライン11Bとで構成され、論理アドレスでア
クセスされる256Kバイトのキャッシュである。
【0049】キャッシュタグエントリ11Cは、24ビ
ットの物理アドレス(35:12)6dとサブブロック
が有効か否かを示すフラグV0,V1等を記憶している。
ットの物理アドレス(35:12)6dとサブブロック
が有効か否かを示すフラグV0,V1等を記憶している。
【0050】なお、キャッシュ11の構成は、各ブロッ
クのキャッシュ上の位置が一意に決められるダイレクト
マップ方式を採用している。
クのキャッシュ上の位置が一意に決められるダイレクト
マップ方式を採用している。
【0051】アドレス変換バッファTLBでは、プロセ
ッサ1の内部において、論理アドレス19を物理アドレ
スに変換し、アドレスバス6の物理アドレス6Pとして
出力するとともに、上位ビット(ビット番号12〜3
5)を、MUX11fに入力している。
ッサ1の内部において、論理アドレス19を物理アドレ
スに変換し、アドレスバス6の物理アドレス6Pとして
出力するとともに、上位ビット(ビット番号12〜3
5)を、MUX11fに入力している。
【0052】以下に、プログラム実行中のキャッシュの
アクセス及び一致制御(キャッシュと主メモリの内容の
一致)の動作例を説明する。
アクセス及び一致制御(キャッシュと主メモリの内容の
一致)の動作例を説明する。
【0053】まず、プログラム実行中のMUX11d,
11e,及び11fは、それぞれサブブロック選択アド
レス19b、ライン選択アドレス19c、及び物理アド
レス6dを選択する。
11e,及び11fは、それぞれサブブロック選択アド
レス19b、ライン選択アドレス19c、及び物理アド
レス6dを選択する。
【0054】12ビットのキャッシュ選択アドレス19
cは、MUX11eを介してキャッシュ11のキャッシ
ュラインを指定し、このキャッシュラインのキャッシュ
タグ11Cに記憶された24ビットの物理アドレス(3
5:12)は、比較器11gに入力される。
cは、MUX11eを介してキャッシュ11のキャッシ
ュラインを指定し、このキャッシュラインのキャッシュ
タグ11Cに記憶された24ビットの物理アドレス(3
5:12)は、比較器11gに入力される。
【0055】一方、アドレス変換器TLBで論理アドレ
ス19から変換された上位24ビットの物理アドレス
(ビット番号12〜35)は、MUX11fを介して比
較器11gに入力される。
ス19から変換された上位24ビットの物理アドレス
(ビット番号12〜35)は、MUX11fを介して比
較器11gに入力される。
【0056】比較器11gは、入力された2つ物理アド
レスを比較した後、比較結果をAND回路11hに入力
する。
レスを比較した後、比較結果をAND回路11hに入力
する。
【0057】一方、サブブロック選択アドレス19b
は、MUX11dを介してキャッシュ11に入力され、
サブブロックのフラグV0又はV1のいずれかを選択す
る。選択されたフラグはAND回路11hに入力され
る。
は、MUX11dを介してキャッシュ11に入力され、
サブブロックのフラグV0又はV1のいずれかを選択す
る。選択されたフラグはAND回路11hに入力され
る。
【0058】AND回路11hは、フラグが“有効”を
示し、上記の比較結果が“一致”を示すときキャッシュ
ヒット信号を出力する。
示し、上記の比較結果が“一致”を示すときキャッシュ
ヒット信号を出力する。
【0059】このヒット信号を受けてプロセッサ1は、
バイト選択アドレス19aを用いてブロック内の必要な
データにアクセスする。
バイト選択アドレス19aを用いてブロック内の必要な
データにアクセスする。
【0060】例えば、プロセッサアドレス19で指定さ
れるアドレスが“0x00000F05”番地であると
き、バイト選択アドレス11aは2進数で“0010
1”であり、ブロック選択アドレスは2進数で“0”で
あり、ライン選択アドレス19cは2進数で“0000
00111100”である。従って、60番目のキャッ
シュラインがインデックスされ、サブブロック0の5番
目のバイトが選択される。なお、キャッシュ11におけ
る記憶の単位はサブブロックである。
れるアドレスが“0x00000F05”番地であると
き、バイト選択アドレス11aは2進数で“0010
1”であり、ブロック選択アドレスは2進数で“0”で
あり、ライン選択アドレス19cは2進数で“0000
00111100”である。従って、60番目のキャッ
シュラインがインデックスされ、サブブロック0の5番
目のバイトが選択される。なお、キャッシュ11におけ
る記憶の単位はサブブロックである。
【0061】プロセッサ1がデータの書き込みを行うと
きは、とりあえずキャッシュ11にだけ書き込む。従っ
てキャッシュ11と主メモリ2の内容が一致しなくな
る。
きは、とりあえずキャッシュ11にだけ書き込む。従っ
てキャッシュ11と主メモリ2の内容が一致しなくな
る。
【0062】そこで、このデータが書き込まれたブロッ
クがキャッシュ11から追い出されるとき、主メモリ2
にブロック単位で書き戻し(キャッシュのライトバッ
ク)を行う一致制御を実行する。
クがキャッシュ11から追い出されるとき、主メモリ2
にブロック単位で書き戻し(キャッシュのライトバッ
ク)を行う一致制御を実行する。
【0063】次に、キャッシュ一致制御(キャッシュと
主メモリの内容の一致)の動作を、アドレスが外部の入
出力装置によって管理されるDMAにおける場合を例
(論理アドレスと物理アドレスを一致させる例)にとっ
て説明する。
主メモリの内容の一致)の動作を、アドレスが外部の入
出力装置によって管理されるDMAにおける場合を例
(論理アドレスと物理アドレスを一致させる例)にとっ
て説明する。
【0064】DMAの実行中は、アドレスバス6には、
バス変換部10からの論理アドレス(ビット番号46〜
51)6V及び物理アドレス6Pが入力される。
バス変換部10からの論理アドレス(ビット番号46〜
51)6V及び物理アドレス6Pが入力される。
【0065】そして、MUX11d,11e,及び11
fは、それぞれサブブロック選択アドレス6b、物理ア
ドレス6cを下位6ビットとし論理アドレス6Vを上位
6ビットとする計12ビット、及び物理アドレス6dを
選択する。
fは、それぞれサブブロック選択アドレス6b、物理ア
ドレス6cを下位6ビットとし論理アドレス6Vを上位
6ビットとする計12ビット、及び物理アドレス6dを
選択する。
【0066】上述したように、ハードウェアによる一致
制御を可能とするためには、論理アドレスと物理アドレ
スの各下位mビット(図12参照)が一致するようにメ
モリ管理すればよい。ここで、下位mビットは、図4で
示せば、物理アドレスバス6Pのビット番号0〜17で
示される18ビットである。
制御を可能とするためには、論理アドレスと物理アドレ
スの各下位mビット(図12参照)が一致するようにメ
モリ管理すればよい。ここで、下位mビットは、図4で
示せば、物理アドレスバス6Pのビット番号0〜17で
示される18ビットである。
【0067】プロセッサ1は、仮想記憶機構としてペー
ジング方式を採用しており、メモリを1ページ=409
6(=212)バイトで管理している。従って、下位m=
18ビットにおける、論理アドレスと物理アドレスの下
位12ビットは一致している。
ジング方式を採用しており、メモリを1ページ=409
6(=212)バイトで管理している。従って、下位m=
18ビットにおける、論理アドレスと物理アドレスの下
位12ビットは一致している。
【0068】このように仮想記憶のメモリ管理により下
位12ビットは一致しているから、下位18ビットから
下位12ビットを除いた6ビットの物理アドレス6Pに
おけるビット番号12〜17と論理アドレス6Vにおけ
るビット番号46〜51を一致するように物理ページを
メモリ管理すればよい。
位12ビットは一致しているから、下位18ビットから
下位12ビットを除いた6ビットの物理アドレス6Pに
おけるビット番号12〜17と論理アドレス6Vにおけ
るビット番号46〜51を一致するように物理ページを
メモリ管理すればよい。
【0069】この、物理ページの管理方式として(1)
ページチェーン方式、及び(2)ビットマップサーチ方
式がある。
ページチェーン方式、及び(2)ビットマップサーチ方
式がある。
【0070】(1)ページチェーン方式 これは、キューを構成して物理メモリをページ単位でチ
ェーンした管理方式である。ただし、1つのキューにチ
ェーンするのではなく、ページ先頭アドレスのビット番
号12〜17のビットパターンに対応した、0〜(2
(m-12)−1)のキューに振り分けてチェーンする。
ェーンした管理方式である。ただし、1つのキューにチ
ェーンするのではなく、ページ先頭アドレスのビット番
号12〜17のビットパターンに対応した、0〜(2
(m-12)−1)のキューに振り分けてチェーンする。
【0071】そして、後述する「最初に取り出すキュー
位置」から、まず1つの物理ページを取得し、以下、キ
ュー位置を1つずつずらして物理ページを必要なページ
分だけ取得する。空きキューに当たった場合、当該ビッ
トパターンを持つ物理ページは存在しないためメモリ不
足エラーとする。
位置」から、まず1つの物理ページを取得し、以下、キ
ュー位置を1つずつずらして物理ページを必要なページ
分だけ取得する。空きキューに当たった場合、当該ビッ
トパターンを持つ物理ページは存在しないためメモリ不
足エラーとする。
【0072】図5は、本方式のチェーン構造例を示して
おり、キュー9は#0〜#63(=2(18-12) −1)の
計64個のキューで構成されている。例えば、キュー#
2は、ビット番号11〜17のビットパターンが“00
0010”であるキューである。
おり、キュー9は#0〜#63(=2(18-12) −1)の
計64個のキューで構成されている。例えば、キュー#
2は、ビット番号11〜17のビットパターンが“00
0010”であるキューである。
【0073】そして、キュー#0には、ビットパターン
が同じである物理ページ19a、19bがチェーンさ
れ、キュー#1、#2、#3、#4、#5、…、#63
には、物理ページ19c、ページ19d及び19e、ペ
ージ14f、ページ19g〜19i、ページ19j〜1
9l、…、ページ19zがそれぞれチェーンされてい
る。
が同じである物理ページ19a、19bがチェーンさ
れ、キュー#1、#2、#3、#4、#5、…、#63
には、物理ページ19c、ページ19d及び19e、ペ
ージ14f、ページ19g〜19i、ページ19j〜1
9l、…、ページ19zがそれぞれチェーンされてい
る。
【0074】このキュー9から「最初に取り出す物理ペ
ージのキュー位置i」は、次式(1)で計算できる。 i=(要求する先頭アドレス&0x0003F000)>>12 −(空き物理メモリの先頭アドレス&0x0003F000)>>12 ・・・・・・式(1)
ージのキュー位置i」は、次式(1)で計算できる。 i=(要求する先頭アドレス&0x0003F000)>>12 −(空き物理メモリの先頭アドレス&0x0003F000)>>12 ・・・・・・式(1)
【0075】ここで、(空き物理メモリの先頭物理アド
レス)=0x0000C000 (要求する先頭論理アドレス)=0x0050F000 とすれば、式(1)は次式(2)となる。 i=0x0F−0x0C=0x3 ・・・・・・式(2)
レス)=0x0000C000 (要求する先頭論理アドレス)=0x0050F000 とすれば、式(1)は次式(2)となる。 i=0x0F−0x0C=0x3 ・・・・・・式(2)
【0076】すなわち、一致させるべきビット(ビット
番号12〜17)を取り出すため、まず「要求先頭アド
レス」と「空き物理メモリの先頭アドレス」にそれぞれ
マスク(=0x0003F000)を掛けるための「ビ
ット毎の論理積演算」を行い、さらに、その演算結果に
それぞれ12ビット(1ページ対応するビット数で既に
一致している)分だけ右シフトして空きビットには0を
充填する「右シフト演算」を行う。そして、このシフト
演算結果の差を求めて最初のオフセットi=3を得る。
番号12〜17)を取り出すため、まず「要求先頭アド
レス」と「空き物理メモリの先頭アドレス」にそれぞれ
マスク(=0x0003F000)を掛けるための「ビ
ット毎の論理積演算」を行い、さらに、その演算結果に
それぞれ12ビット(1ページ対応するビット数で既に
一致している)分だけ右シフトして空きビットには0を
充填する「右シフト演算」を行う。そして、このシフト
演算結果の差を求めて最初のオフセットi=3を得る。
【0077】例えば、上記の例で要求される物理メモリ
のサイズが62kバイトである場合は、1ページが40
96バイトであるから、キュー9から62ページを取得
しなければならない。
のサイズが62kバイトである場合は、1ページが40
96バイトであるから、キュー9から62ページを取得
しなければならない。
【0078】そこで、メモリ管理部7は、キュー9のキ
ュー#3からページ19f、キュー#4からページ19
gを取得し、以下、同様にして取得ページ数が必要な6
2ページになるまで取得を行えばよい。ただし、キュー
#63の次はキュー#0に戻ってページ19bを取得す
る。
ュー#3からページ19f、キュー#4からページ19
gを取得し、以下、同様にして取得ページ数が必要な6
2ページになるまで取得を行えばよい。ただし、キュー
#63の次はキュー#0に戻ってページ19bを取得す
る。
【0079】この結果、物理アドレスと論理アドレスの
下位18ビットが一致した連続した物理メモリ62kバ
イトが確保できる。なお、途中で空きキューがある場
合、物理メモリの確保は失敗とする。
下位18ビットが一致した連続した物理メモリ62kバ
イトが確保できる。なお、途中で空きキューがある場
合、物理メモリの確保は失敗とする。
【0080】上記の例において、要求された物理メモリ
のサイズが100バイトの場合、キューのページ19c
の次は空きであるため63番目のページは取得できず物
理メモリの確保は失敗となる。
のサイズが100バイトの場合、キューのページ19c
の次は空きであるため63番目のページは取得できず物
理メモリの確保は失敗となる。
【0081】(2)ビットマップサーチ方式 これは、物理メモリをページ単位のビットマップにより
管理する。すなわち、まず、空き物理メモリの先頭ア
ドレスをビット0として、以降1ページ(=4096バ
イト)単位を1ビットとしたビットマップを構成する。
指定されたオフセット位置からビットの検出を開始す
る。適合するビットを検出するとサーチビット幅がと
れるか否かを確認し可能であればメモリを取得する。
取得できない場合は次のオフセット位置にスキップし
て,に戻り動作を繰り返す。
管理する。すなわち、まず、空き物理メモリの先頭ア
ドレスをビット0として、以降1ページ(=4096バ
イト)単位を1ビットとしたビットマップを構成する。
指定されたオフセット位置からビットの検出を開始す
る。適合するビットを検出するとサーチビット幅がと
れるか否かを確認し可能であればメモリを取得する。
取得できない場合は次のオフセット位置にスキップし
て,に戻り動作を繰り返す。
【0082】図6は、(1)ビットマップサーチ方式に
おけるビットマップの構成例を示しており、1つの×印
は、1つの物理ページを示している。ビット0は空き物
理メモリの先頭ページを示し、ビットi、j、kは、取
得する最初のページの候補位置(オフセット位置)を示
している。
おけるビットマップの構成例を示しており、1つの×印
は、1つの物理ページを示している。ビット0は空き物
理メモリの先頭ページを示し、ビットi、j、kは、取
得する最初のページの候補位置(オフセット位置)を示
している。
【0083】以下に、最初の「オフセット位置i」を取
得する演算例を示す。例えば、(空き物理メモリの先頭
物理アドレス)=0x0000C000、(要求する先
頭論理アドレス)=0x0050F000の場合、ペー
ジチェーン方式における式(1)と同じ次式(3)から
オフセット位置iが演算できる。
得する演算例を示す。例えば、(空き物理メモリの先頭
物理アドレス)=0x0000C000、(要求する先
頭論理アドレス)=0x0050F000の場合、ペー
ジチェーン方式における式(1)と同じ次式(3)から
オフセット位置iが演算できる。
【0084】 i=(要求する先頭アドレス&0x0003F000)>>12 −(空き物理メモリの先頭アドレス&0x0003F000)>>12 ・・・・・・式(3) この演算結果としてi=3が得られる。
【0085】従って、ビットマップの3ビット目から物
理メモリの1回目の検出を開始すればよい。
理メモリの1回目の検出を開始すればよい。
【0086】また、1回目の検出に失敗した場合、18
ビットの上位6ビットを一致させるのであるから、6ビ
ット離れた位置、すなわちインデックス値で26=64
ビット離れた位置から2回目の検索を開始すればよい。
ビットの上位6ビットを一致させるのであるから、6ビ
ット離れた位置、すなわちインデックス値で26=64
ビット離れた位置から2回目の検索を開始すればよい。
【0087】従って、図8におけるi,j,k,…の関
係は次式(4)、(5)で示される。 j=i+64=3+64=67 ・・・・・式(4) k=j+64=121 ・・・・・式(5)
係は次式(4)、(5)で示される。 j=i+64=3+64=67 ・・・・・式(4) k=j+64=121 ・・・・・式(5)
【0088】このビットマップ方式には既存部分とのイ
ンタフェースやメモリ管理方法、メモリ効率の兼ね合い
で、以下に示す2つの方式がある。
ンタフェースやメモリ管理方法、メモリ効率の兼ね合い
で、以下に示す2つの方式がある。
【0089】方式2−:論理アドレスと物理アドレス
の下位18ビットが一致し、さらに物理アドレスが連続
している。ビットマップとして連続ビットが取得できな
い場合は取得不可とする。
の下位18ビットが一致し、さらに物理アドレスが連続
している。ビットマップとして連続ビットが取得できな
い場合は取得不可とする。
【0090】例えば、上記のビットマップサーチの例で
要求される物理メモリのサイズが400kバイトである
場合は、1ページが4096バイトであるから、ビット
マップから100ビットを取得しなければならない。
要求される物理メモリのサイズが400kバイトである
場合は、1ページが4096バイトであるから、ビット
マップから100ビットを取得しなければならない。
【0091】そこで、ビットマップ上で検出したビット
位置から100ビットを連続して取得できるか否か確認
し、可能であれば物理メモリを確保し、確保できなけれ
ば64ビット離れた次の位置で同様に確認を行い、以下
同様にしてサーチして行く。そして一周して確保できな
い場合は物理メモリの取得不可とする。
位置から100ビットを連続して取得できるか否か確認
し、可能であれば物理メモリを確保し、確保できなけれ
ば64ビット離れた次の位置で同様に確認を行い、以下
同様にしてサーチして行く。そして一周して確保できな
い場合は物理メモリの取得不可とする。
【0092】方式2−:論理アドレスと物理アドレス
の下位18ビットが一致するのみで、物理アドレスの連
続は問わない。ビットマップをサーチするとき、必要な
ビットパターンをもつ物理メモリを可能な限りサーチす
る。サーチ結果として、物理アドレスが不連続となって
もよい。
の下位18ビットが一致するのみで、物理アドレスの連
続は問わない。ビットマップをサーチするとき、必要な
ビットパターンをもつ物理メモリを可能な限りサーチす
る。サーチ結果として、物理アドレスが不連続となって
もよい。
【0093】上記の例と同様に100ビットを取得しな
ければならない場合、100ビットをビットマップ上で
必ずしも連続して取得しなくてもよい。例えば、ビット
3の位置で連続して50ビットしか取れなかった場合、
さらに64ビットを加えたビット67の位置から検索を
続行して残りの50ビットを取得する。このようにして
も、下位18ビットの論理アドレスと物理アドレスを一
致させることができる。
ければならない場合、100ビットをビットマップ上で
必ずしも連続して取得しなくてもよい。例えば、ビット
3の位置で連続して50ビットしか取れなかった場合、
さらに64ビットを加えたビット67の位置から検索を
続行して残りの50ビットを取得する。このようにして
も、下位18ビットの論理アドレスと物理アドレスを一
致させることができる。
【0094】なお、要求されるビット幅(物理メモリの
サイズ)がj−i=64より広い場合は、次のオフセッ
ト位置までスキップしなければならない。
サイズ)がj−i=64より広い場合は、次のオフセッ
ト位置までスキップしなければならない。
【0095】以下に、図7、及び図8を用いて、入出力
装置3とメモリ空間(システム空間15又はユーザ空間
16)とのDMAの動作手順を説明する。
装置3とメモリ空間(システム空間15又はユーザ空間
16)とのDMAの動作手順を説明する。
【0096】図7は、図2に示した本発明に係るプロセ
ッサボード回路の実施例(1)を示しており、プロセッ
サ1、主メモリ2、入出力装置3、及び入出力制御装置
8で構成されている。
ッサボード回路の実施例(1)を示しており、プロセッ
サ1、主メモリ2、入出力装置3、及び入出力制御装置
8で構成されている。
【0097】プロッセッサ1はキャッシュ11とCPU
12とで構成され、メモリ管理部7が提供するメモリ空
間は、システム空間15及びユーザ空間16に分割さ
れ、各空間には、受信バッファ17a、17bがそれぞ
れ設定されている。
12とで構成され、メモリ管理部7が提供するメモリ空
間は、システム空間15及びユーザ空間16に分割さ
れ、各空間には、受信バッファ17a、17bがそれぞ
れ設定されている。
【0098】入出力制御装置8は、CPU12の制御命
令を受ける制御レジスタ(CCW)13及び,動作状態
を示す状態レジスタ(CSW)14を内蔵している。
令を受ける制御レジスタ(CCW)13及び,動作状態
を示す状態レジスタ(CSW)14を内蔵している。
【0099】まず、メモリ管理部7(図1参照)は、機
能〜を持ち、これらの機能の実現方法を以下に示
す。なお、プロセッサ1は「キャッシュのライトバック
及び無効化」のハード機能を有している。
能〜を持ち、これらの機能の実現方法を以下に示
す。なお、プロセッサ1は「キャッシュのライトバック
及び無効化」のハード機能を有している。
【0100】「キャッシュに記憶されないメモリ領域
の確保(非キャッシュ属性のメモリプール生成)」:通
常のメモリプール生成を行ったものについて、キャッシ
ュ非対象となるように、各論理ページの管理表上のキャ
ッシュ対象ビットをキャッシュ不可とする。
の確保(非キャッシュ属性のメモリプール生成)」:通
常のメモリプール生成を行ったものについて、キャッシ
ュ非対象となるように、各論理ページの管理表上のキャ
ッシュ対象ビットをキャッシュ不可とする。
【0101】「キャッシュのライトバック及び無効
化」:プロセッサ1のハード機能を直接使用する。
化」:プロセッサ1のハード機能を直接使用する。
【0102】「キャッシュのライトバック及び無効化
(空間指定)」:実現方法は、と同じ。
(空間指定)」:実現方法は、と同じ。
【0103】「キャッシュの無効化」:(a)キャッ
シュのタグ11Cを読み出す。(b)読み出したタグの
有効ビットV0,V1を無効にする。(c)無効化したタ
グ11Cを書き戻す。
シュのタグ11Cを読み出す。(b)読み出したタグの
有効ビットV0,V1を無効にする。(c)無効化したタ
グ11Cを書き戻す。
【0104】「キャッシュの無効化(空間指定)」:
実現方法は、と同じ。
実現方法は、と同じ。
【0105】「キャシュのライトバック」:プロセッ
サ1にはハード的に本機能はないが、用途として必要な
機能は「キャッシュのライトバック」であり、無効化が
行われても構わないため、「キャッシュのライトバック
及び無効化」で実現する。 「キャシュのライトバック(空間指定)」:実現方法
は、と同じ。
サ1にはハード的に本機能はないが、用途として必要な
機能は「キャッシュのライトバック」であり、無効化が
行われても構わないため、「キャッシュのライトバック
及び無効化」で実現する。 「キャシュのライトバック(空間指定)」:実現方法
は、と同じ。
【0106】上記の機能を用いて、入出力装置3からシ
ステム空間15の受信バッファ17aへのDMAの動作
手順(a1)〜(f1)を説明する。
ステム空間15の受信バッファ17aへのDMAの動作
手順(a1)〜(f1)を説明する。
【0107】まず、手順(a1)においてCPU12
は、「キャッシュの無効化」を行う。次に、手順(b
1)においてCPU12は、入出力制御装置のCCW1
3に受信バッファ17aの先頭アドレスと送信データの
バイト数を指定した「受信バッファへのデータ送信命
令」を送る。
は、「キャッシュの無効化」を行う。次に、手順(b
1)においてCPU12は、入出力制御装置のCCW1
3に受信バッファ17aの先頭アドレスと送信データの
バイト数を指定した「受信バッファへのデータ送信命
令」を送る。
【0108】手順(c1)において入出力装置3から受
信バッファ17aにデータが転送される。手順(d1)
においてCPU12は、送信の終了の報告を受けて受信
バッファ17aへのデータ送信結果をCSW14を参照
してチェックする。
信バッファ17aにデータが転送される。手順(d1)
においてCPU12は、送信の終了の報告を受けて受信
バッファ17aへのデータ送信結果をCSW14を参照
してチェックする。
【0109】以下に、入出力装置3からユーザ空間16
の受信バッファ17bへのDMAの動作手順(a2)〜
(f2)を説明する。
の受信バッファ17bへのDMAの動作手順(a2)〜
(f2)を説明する。
【0110】入出力処理要求時にユーザ空間をセーブ
し、「 キャッシュの無効化」を空間指定で行うこと以
外は、上記のシステム空間15の受信バッファ17aへ
のDMAの場合と同様である。
し、「 キャッシュの無効化」を空間指定で行うこと以
外は、上記のシステム空間15の受信バッファ17aへ
のDMAの場合と同様である。
【0111】すなわち、手順(a2)において空間番号
のセーブを行う。以下の手順(b2)〜(f2)は、上
記の手順(a1)〜(e1)と空間指定のあるか否か以
外は同じである。
のセーブを行う。以下の手順(b2)〜(f2)は、上
記の手順(a1)〜(e1)と空間指定のあるか否か以
外は同じである。
【0112】図8は、図3に示した本発明に係るプロセ
ッサボード回路の実施例(2)を示しており、回路構成
は図7と同様である。
ッサボード回路の実施例(2)を示しており、回路構成
は図7と同様である。
【0113】以下に、入出力装置3へシステム空間15
の送信バッファ18aからデータをDMAする動作手順
(a3)〜(e3)を説明する。
の送信バッファ18aからデータをDMAする動作手順
(a3)〜(e3)を説明する。
【0114】まず、手順(a3)においてCPU12
は、キャッシュ11に送信データを書き込む。次に、手
順(b3)においてCPU12は、「 主メモリにライ
トバック」を行い、キャッシュ11上の送信データを主
メモリ2の送信バッファ18aに書き込む。
は、キャッシュ11に送信データを書き込む。次に、手
順(b3)においてCPU12は、「 主メモリにライ
トバック」を行い、キャッシュ11上の送信データを主
メモリ2の送信バッファ18aに書き込む。
【0115】手順(c3)においてCPU12は、入出
力制御装置のCCW13に送信バッファ18aの先頭ア
ドレスと送信データのバイト数を指定した「送信バッフ
ァからのデータ送信命令」を送る。
力制御装置のCCW13に送信バッファ18aの先頭ア
ドレスと送信データのバイト数を指定した「送信バッフ
ァからのデータ送信命令」を送る。
【0116】手順(d3)において入出力装置3へ送信
バッファ18aからデータが転送される。手順(e3)
においてCPU12は、送信の終了の報告を受けて送信
バッファ18aからデータ送信結果をCSW14を参照
してチェックする。
バッファ18aからデータが転送される。手順(e3)
においてCPU12は、送信の終了の報告を受けて送信
バッファ18aからデータ送信結果をCSW14を参照
してチェックする。
【0117】入出力装置3へユーザ空間16の送信バッ
ファ18kから送信データをDMAする動作手順(a
4)〜(f4)を説明する
ファ18kから送信データをDMAする動作手順(a
4)〜(f4)を説明する
【0118】入出力処理要求時にユーザ空間をセーブ
し、「 キャッシュのライトバック」を空間指定を行う
こと以外は、上記のシステム空間15の送信バッファ1
8aへのDMAの場合と同様である。
し、「 キャッシュのライトバック」を空間指定を行う
こと以外は、上記のシステム空間15の送信バッファ1
8aへのDMAの場合と同様である。
【0119】すなわち、まず、手順(a4)において、
「空間番号のセーブ」を行う。そして、以下の手順(b
4)〜(f4)は、手順(c4)において「空間指定」
のあるか否か以外は、上記の手順(a3)〜(e3)と
同じである。
「空間番号のセーブ」を行う。そして、以下の手順(b
4)〜(f4)は、手順(c4)において「空間指定」
のあるか否か以外は、上記の手順(a3)〜(e3)と
同じである。
【0120】結果として、主メモリ2とキャッシュ11
との内容を異ならせることなく、外部の入出力制御装置
8のアドレス指定によるDMAを行うことができる。
との内容を異ならせることなく、外部の入出力制御装置
8のアドレス指定によるDMAを行うことができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプロ
セッサボード回路によれば、第1及び第2のバスに接続
されバス変換部が、該第1のバスの物理アドレスを該第
2のバスの物理アドレスに変換し該第2のバスの物理ア
ドレスをそれぞれ該第1のバスの物理アドレス及び論理
アドレスに変換し、メモリ管理部が、該第1のバスの論
理アドレスと物理アドレスの下位ビットを一致させるよ
うに構成したので、キャッシュの記憶内容と主メモリの
記憶内容を一致させることを意識することなく、ハード
ウェア上でキャッシュの一致制御が可能となる。
セッサボード回路によれば、第1及び第2のバスに接続
されバス変換部が、該第1のバスの物理アドレスを該第
2のバスの物理アドレスに変換し該第2のバスの物理ア
ドレスをそれぞれ該第1のバスの物理アドレス及び論理
アドレスに変換し、メモリ管理部が、該第1のバスの論
理アドレスと物理アドレスの下位ビットを一致させるよ
うに構成したので、キャッシュの記憶内容と主メモリの
記憶内容を一致させることを意識することなく、ハード
ウェア上でキャッシュの一致制御が可能となる。
【0122】一方、該下位のビットを一致できない場
合、該主メモリ上に該キャッシュが記憶対象としないメ
モリ領域を確保するか、又は、該キャッシュの無効化を
実行した後に、入出力装置からシステム空間への直接メ
モリアクセスを行う指示を出し、該直接メモリアクセス
終了後に、該キャッシュの無効化を行うか、又は、送信
データが該キャッシュにライトされた後、該キャッシュ
のライトバックを行ったとき、該主メモリのシステム空
間から該入出力装置への直接メモリアクセスを行う指示
を出すようにすることで、従来のユニットの変更が少な
く直接メモリアクセスが可能となりプロセッサボード回
路の設計の効率化を図ることが可能となった。
合、該主メモリ上に該キャッシュが記憶対象としないメ
モリ領域を確保するか、又は、該キャッシュの無効化を
実行した後に、入出力装置からシステム空間への直接メ
モリアクセスを行う指示を出し、該直接メモリアクセス
終了後に、該キャッシュの無効化を行うか、又は、送信
データが該キャッシュにライトされた後、該キャッシュ
のライトバックを行ったとき、該主メモリのシステム空
間から該入出力装置への直接メモリアクセスを行う指示
を出すようにすることで、従来のユニットの変更が少な
く直接メモリアクセスが可能となりプロセッサボード回
路の設計の効率化を図ることが可能となった。
【図1】本発明に係るプロセッサボード回路における仮
想記憶での物理アドレスと論理アドレスのマッピング例
を示した図である。
想記憶での物理アドレスと論理アドレスのマッピング例
を示した図である。
【図2】本発明に係るプロセッサボード回路におけるソ
フトウェア制御によるDMA転送の原理動作(1)を示
すブロック図である。
フトウェア制御によるDMA転送の原理動作(1)を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係るプロセッサボード回路におけるソ
フトウェア制御によるDMA転送の原理動作(2)を示
すブロック図である。
フトウェア制御によるDMA転送の原理動作(2)を示
すブロック図である。
【図4】従来及び本発明に係るプロセッサボード回路に
おけるプロセッサの実施例を示すブロック図である。
おけるプロセッサの実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るプロセッサボード回路における下
位ビット一致制御の実施例であるページチェーン方式を
説明するための図である。
位ビット一致制御の実施例であるページチェーン方式を
説明するための図である。
【図6】本発明に係るプロセッサボード回路における下
位ビット一致制御の実施例であるビットマップサーチ方
式を説明するための図である。
位ビット一致制御の実施例であるビットマップサーチ方
式を説明するための図である。
【図7】本発明に係るプロセッサボード回路における特
にDMA転送時のキャッシュ一致制御の実施例(1)を
示す図である。
にDMA転送時のキャッシュ一致制御の実施例(1)を
示す図である。
【図8】本発明に係るプロセッサボード回路における特
にDMA転送時のキャッシュ一致制御の実施例(2)を
示す図である。
にDMA転送時のキャッシュ一致制御の実施例(2)を
示す図である。
【図9】従来のプロセッサボード回路の構成例(1)を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図10】従来のプロセッサボード回路の構成例(2)
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図11】従来例(2)によるプロセッサボード回路の
バス変換部によるアドレス変換を示したブロック図であ
る。
バス変換部によるアドレス変換を示したブロック図であ
る。
【図12】従来のプロセッサボード回路におけるキャッ
シュメモリの構成例を示したブロック図である。
シュメモリの構成例を示したブロック図である。
1,1a プロセッサ 2 主メモリ 2a メモリ制御部 2b メモリ 3 SCSIインタフェース(入出力装置) 4 LANインタフェース(入出力装置) 5 バス制御部 6,6a バス 6V 論理アドレス 6P,6Q 物理アドレス 6R プロセッサアドレス 6I インデックス 6F オフセット 7 メモリ管理部 8 入出力制御部 9 キュー 10 バス変換部 11 キャッシュ 11C キャッシュタグ 11B ブロック 11d,11e,11f マルチプレクサ 11g 比較器 11h AND回路 12 中央処理部(CPU) 13,13a,13b 論理メモリ、論理アドレス空間 14,14a,14b,21 物理メモリ、物理アドレ
ス空間 15 システム空間 15a メモリ領域 16 ユーザ空間 17a,17b 受信バッファ 18a,18b 送信バッファ 19a〜19z 物理ページ 20 プロセッサボード 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
ス空間 15 システム空間 15a メモリ領域 16 ユーザ空間 17a,17b 受信バッファ 18a,18b 送信バッファ 19a〜19z 物理ページ 20 プロセッサボード 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】物理アドレスと論理アドレスとで構成され
る第1のバスに接続されるプロセッサ及び主メモリと、 該プロセッサに含まれ論理アドレスでアクセスされるキ
ャッシュと、 物理アドレスで構成される第2のバスに接続される入出
力装置と、 該第1及び第2のバスに接続され該第1のバスの物理ア
ドレスを該第2のバスの物理アドレスに変換し該第2の
バスの物理アドレスをそれぞれ該第1のバスの物理アド
レス及び論理アドレスに変換するバス変換部と、 該第1のバスの論理アドレスと物理アドレスの下位ビッ
トを一致させるメモリ管理部と、 を備えたことを特徴とするプロセッサボード回路。 - 【請求項2】請求項1において、 該メモリ管理部が、論理メモリと物理メモリを別々に確
保し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリのアド
レスの各下位ビットを一致させることができない場合、
該主メモリ上に該キャッシュが記憶対象としないメモリ
領域を確保し、以て該メモリ領域と入出力装置間の直接
メモリアクセスを可能にすることを特徴としたプロセッ
サボード回路。 - 【請求項3】請求項1において、 該メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々に確保
し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリのアドレ
スの各下位ビットを一致させることができない場合、該
キャッシュの無効化を実行した後に、該入出力装置から
システム空間への直接メモリアクセスを行う指示を出
し、該直接メモリアクセス終了後に、該キャッシュの無
効化を行う入出力制御部を有することを特徴とするプロ
セッサボード回路。 - 【請求項4】請求項1において、 該メモリ管理部が論理メモリと物理メモリを別々に確保
し且つ該論理メモリのアドレスと該物理メモリのアドレ
スの各下位ビットを一致させることができない場合、送
信データが該キャッシュにライトされた後、該キャッシ
ュのライトバックを行ったとき、システム空間から該入
出力装置への直接メモリアクセスを行う指示を出す入出
力制御部を有することを特徴としたプロセッサボード回
路。 - 【請求項5】請求項3において、 該システム空間の代わりにユーザ空間を用い、該入出力
制御部が入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号をセー
ブし、該空間番号を指定してキャッシュの無効化を実行
した後、該入出力装置から該ユーザ空間へ直接メモリア
クセスを行い、さらに、該空間番号を指定してキャッシ
ュの無効化を行うことを特徴としたプロセッサボード回
路。 - 【請求項6】請求項4において、 該システム空間の代わりにユーザ空間を用い、該入出力
制御部が、入出力処理要求時に該ユーザ空間の番号をセ
ーブし、送信データを該キャッシュにライトした後、該
空間番号を指定したキャッシュのライトバックを行った
とき、該主メモリの該ユーザ空間から該入出力装置へ直
接メモリアクセスを行うことを特徴としたプロセッサボ
ード回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077639A JPH10269141A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プロセッサボード回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077639A JPH10269141A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プロセッサボード回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10269141A true JPH10269141A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13639474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9077639A Withdrawn JPH10269141A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プロセッサボード回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10269141A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007164303A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Megachips Lsi Solutions Inc | 情報処理装置、コントローラおよびファイル読み出し方法 |
JP2007179286A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Megachips Lsi Solutions Inc | 記憶装置および情報処理装置 |
EP3559815A4 (en) * | 2016-12-23 | 2020-07-29 | ATI Technologies ULC | METHOD AND APPARATUS FOR ACCESSING NON-VOLATILE MEMORY AS A MEMORY ADDRESSABLE BY BYTE |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9077639A patent/JPH10269141A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007164303A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Megachips Lsi Solutions Inc | 情報処理装置、コントローラおよびファイル読み出し方法 |
JP2007179286A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Megachips Lsi Solutions Inc | 記憶装置および情報処理装置 |
EP3559815A4 (en) * | 2016-12-23 | 2020-07-29 | ATI Technologies ULC | METHOD AND APPARATUS FOR ACCESSING NON-VOLATILE MEMORY AS A MEMORY ADDRESSABLE BY BYTE |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |