JPH10269079A - 多重パイプラインを有する情報処理装置 - Google Patents

多重パイプラインを有する情報処理装置

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JPH10269079A
JPH10269079A JP6975597A JP6975597A JPH10269079A JP H10269079 A JPH10269079 A JP H10269079A JP 6975597 A JP6975597 A JP 6975597A JP 6975597 A JP6975597 A JP 6975597A JP H10269079 A JPH10269079 A JP H10269079A
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容一 阪本
Hajime Fukuzawa
一 福澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパイプラインにおいて、条件コード生
成の順番待ちが無く、条件コードを生成することを可能
とする。 【解決手段】 演算器52および演算結果条件コード生
成回路61を備えるパイプライン2と、ロード・ストア
されたデータに基づいて条件コードを生成するロード・
ストア結果条件コード生成回路41を備えるパイプライ
ン1と、パイプライン1、2からの前記演算結果デー
タ、ロード・ストアされたデータおよび前記条件コード
を、本来命令の実行されるべきプログラムの順番を考慮
して格納するリオーダバッファ70と、リオーダバッフ
ァ70を使用し、パイプライン1、2で独立して条件コ
ードを生成可能とする制御を行う制御回路13とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理装置に
関し、特に並列に動作可能な複数のパイプライン処理機
構を備えた多重パイプラインを有する情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の大規模で高速な処理能力を求めら
れる情報処理装置では、命令を処理するパイプラインを
複数(2以上の整数)備え、この複数のパイプラインを
用いて、命令ストリームから命令を同時に複数取り出
し、並列に実行していくスーパースケーラ方式が採用さ
れている。この種の多重パイプラインを有する情報処理
装置においては1サイクルに複数の命令を実行でき、高
い処理性能を実現できるようになっている。
【0003】上記のような情報処理装置では、先行して
実行された命令の結果に従い、後続の命令の制御を変更
する場合が多々ある。このような場合、複数のパイプラ
インで各々実行された命令が条件コードを生成する必要
がある場合は、他のパイプラインで実行されている命令
より、自パイプラインで実行されている命令が先行して
いる場合、優先して条件コード生成回路を使用し、その
結果を条件コードレジスタに格納する。
【0004】自パイプラインで実行されている命令よ
り、他パイプラインで実行されている命令が先行してい
る場合、他パイプラインの命令が優先して条件コード生
成回路を使用するため、他パイプラインがその使用を終
えるまで待ち合わせ、その後他のパイプラインで実行さ
れている命令より、自パイプラインが先行する命令とな
ったとき、条件コード生成回路を使用し、その結果を条
件コードレジスタに格納する。
【0005】したがって、先行する命令の生成する条件
コードを使用して演算を行う後続の命令は、その先行す
る命令が条件コードを生成するまで待ち合わせ、条件コ
ードの生成が完了すると、後続の命令がパイプラインに
発行される。従来の多重パイプラインを有する情報処理
装置について図3を参照して説明する。図は、従来の多
重パイプラインを有する情報処理装置を示すブロック図
である。図3に示す従来のパイプライン処理の構造で
は、命令レジスタ10に命令ストリームから複数の命令
が取り込まれる。命令デコーダ11は命令レジスタ10
から送られてくる複数の命令を同時に解釈し、演算に必
要なデータをレジスタファイル12に通知する。レジス
タファイル12で用意された演算に必要なデータは各パ
イプライン1、2に投入され、実行される。パイプライ
ン1での実行が進み、条件コードの生成が必要となった
とき、パイプライン1の命令が他のパイプライン2の命
令に先行する命令である場合は、直ちに条件コード生成
回路14を使用し条件コードを生成し、結果を条件コー
ドレジスタ15に格納する。
【0006】しかし、パイプライン1の命令が、他のパ
イプライン2の命令に後続する命令である場合は、先行
するパイプライン2の命令が条件コード生成回路14を
使い、その結果を条件コードレジスタ15に格納するま
で、待ち合わせをしなければならない。
【0007】逆に、パイプライン2の命令が、他のパイ
プライン1の命令に後続する命令である場合は、先行す
るパイプライン1の命令が条件コード生成回路14を使
い、その結果を条件コードレジスタ15に格納するま
で、待ち合わせをしなければならない。
【0008】また、「特開平4−96133号公報」に
開示されている発明では、複数のパイプライン毎に条件
コード生成回路を設け、更に複数のパイプラインの全て
の条件コードを複合させる複合条件生成回路を設け、後
続の命令が先行する命令の複数の条件を組み合わせて演
算するような場合に高速に処理できるように工夫されて
いる。
【0009】図4は、「特開平4−96133号公報」
記載の技術を示すブロック図である。図4と参照する
と、この技術においては、パイプライン1、2毎に条件
コード生成回路16、条件コード生成回路17を設ける
ことで、他のパイプラインに投入されている命令が、自
パイプラインに投入されている命令に先行するか否かに
よらず、常に条件コード生成ができるように工夫されて
いる。
【0010】さらに、複合条件生成回路18を設けるこ
とで、全てのパイプライン1、2の命令の実行結果の条
件を複合して合成した複合条件により後続の命令を処理
できるように工夫されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術のパイプライン処理では、条件コードを生成する
必要のある命令が、各パイプラインに投入された場合に
は、条件コード生成回路の使用に順番待ちが生じ、さら
には順番待ちで止められた命令が処理されるまでは、そ
のパイプラインには、後続命令を投入する事ができない
ため、パイプラインの処理性能を低下させるという問題
点がある。
【0012】また、上述した「特開平4−961336
号公報」記載の技術においても、全てのパイプラインの
命令の実行が完了し、条件コードの生成が完了するま
で、条件コードの生成が早く完了したパイプラインは待
ち合わせをしなければならない。
【0013】したがって、先行する命令の条件コードを
必要としていない後続の命令でも、パイプラインに投入
できないことが発生し、パイプラインの処理性能を低下
させるという問題点がある。
【0014】本発明の目的は、上記の性能低下要因であ
る条件コードの生成を工夫することで、高速にパイプラ
イン処理を実行できるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の多重パイ
プラインを有する情報処理装置は、命令を処理する複数
のパイプライン処理機構を備え、前記複数のパイプライ
ン処理機構により複数の命令を並列に処理する多重パイ
プラインを有する情報処理装置において、演算を実行し
演算結果データを出力する演算回路および前記演算結果
データに基づいて条件コードを生成する演算結果条件コ
ード生成回路を備える前記パイプライン処理機構と、デ
ータのロード・ストアを行うロード・ストア回路および
前記ロード・ストア回路によりロード・ストアされた前
記データに基づいて条件コードを生成するロード・スト
ア結果条件コード生成回路を備える前記パイプライン処
理機構と、前記複数のパイプラインからの前記演算結果
データ、ロード・ストアされた前記データおよび前記条
件コードを、本来命令の実行されるべきプログラムの順
番を考慮して格納するリオーダバッファと、前記リオー
ダバッファ使用し、前記複数のパイプライン処理機構で
独立して条件コードを生成可能とする制御を行う制御回
路と、を有する。
【0016】本発明の第2の多重パイプラインを有する
情報処理装置は、前記第1の多重パイプラインを有する
情報処理装置であって、前記パイプライン処理機構の少
なくとも1つが、演算されるデータを格納する演算デー
タレジスタと、前記演算データレジスタの出力を演算す
る前記演算回路と、前記演算回路の出力を格納する演算
結果データレジスタと、前記演算結果データレジスタの
出力に基づいて条件コードを生成する前記演算結果条件
コード生成回路とを備える。
【0017】本発明の第3の多重パイプラインを有する
情報処理装置は、前記第1または第2の多重パイプライ
ンを有する情報処理装置であって、前記パイプライン処
理機構の少なくとも1つが、ストアされるデータを格納
するストアデータレジスタと、ロードストアするアドレ
スを算出するアドレス演算器と、ロードまたはストアさ
れるデータを格納するロード・ストア結果レジスタと、
前記ロード・ストア結果レジスタの出力に基づいて条件
コードを生成する前記ロード・ストア結果条件コード生
成回路とを備える。
【0018】本発明の第4の多重パイプラインを有する
情報処理装置は、前記第2または第3の多重パイプライ
ンを有する情報処理装置であって、前記リオーダバッフ
ァが、該当する命令の処理における状態を示すフラグを
格納する状態フラグ領域と、該当する前記命令の処理結
果の条件コードを格納する条件コード領域と、該当する
前記命令の処理結果のデータを格納する結果データ領域
とを含む複数のエントリを備える。
【0019】本発明の第5の多重パイプラインを有する
情報処理装置は、前記第4の多重パイプラインを有する
情報処理装置であって、前記制御回路が、命令の処理に
おいて、前記リオーダバッファの空きエントリに投入さ
れる命令1個に対して1エントリを割り付け、前記状態
フラグ領域を命令実行中を示す状態に変更し、実行され
ている命令の演算結果を前記ロード・ストア結果データ
レジスタから受け取り、その命令が前記リオーダバッフ
ァのどのエントリに割り当てられているか判断し、該当
するエントリ前記結果データ領域に値を書き込み、該当
するエントリの前記状態フラグ領域を結果確定に変更
し、実行されている命令の演算結果を前記演算結果デー
タレジスタから受け取り、その命令が前記リオーダバッ
ファのどのエントリに割り当てられているか判断し、該
当するエントリの結果データ領域に値を書き込み、該当
するエントリの前記状態フラグ領域を結果確定に変更
し、実行されている命令の条件コードを前記ロード・ス
トア結果条件コード生成回路から受け取り、その命令が
前記リオーダバッファのどのエントリに割り当てられて
いるか判断し、該当するエントリの前記条件コード領域
に値を書き込み、該当するエントリの前記状態フラグ領
域を条件コード確定に変更し、実行されている命令の条
件コードを前記演算結果条件コード生成回路から受け取
り、その命令が前記リオーダバッファのどのエントリに
割り当てられているか判断し、該当するエントリの条件
コード領域72に値を書き込み、該当するエントリの前
記状態フラグ領域を条件コード確定に変更し、前記リオ
ーダバッファの前記状態フラグ領域が条件コード確定で
あり後続する命令がこれを必要としなくなったエントリ
の前記状態フラグ領域を空き状態に変更する機能を有す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図1を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態を示すブロッ
ク図である。図1を参照すると、本発明の多重パイプラ
インを有する情報処理装置は、命令レジスタ10と、命
令デコーダ11と、レジスタファイル12と、メモリ演
算系のロード・ストア命令の処理をするパイプライン1
と、数値演算系の命令を処理するパイプライン2と、制
御回路13と、リオーダバッファ70とから構成され
る。
【0022】また、パイプライン1は、アドレスレジス
タ20、21と、ストアデータレジスタ22と、アドレ
ス演算器24と、アドレス演算結果レジスタ30と、デ
ータ書き込みレジスタ31と、アドレス変換テーブル3
2と、キャッシュ33と、ロード・ストア結果データレ
ジスタ40と、ロード・ストア結果条件コード生成回路
41とから構成される。
【0023】また、パイプライン2は、演算データレジ
スタ50、51と、演算器52と、演算結果データレジ
スタ60と、演算結果条件コード生成回路61とから構
成される。
【0024】図2は、リオーダバッファ70の詳細ブロ
ック図である。図2を参照すると、リオーダバッファ7
0は、該当する命令の処理における状態を示すフラグを
格納する状態フラグ領域71と、該当する命令の処理結
果の条件コードを格納する条件コード領域72と、該当
する命令の処理結果のデータを格納する結果データ領域
73とを含む複数のエントリから構成される。
【0025】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。まず、主記憶(図示しない)もしくはキャッ
シュ33から取り込まれた複数の命令ストリームは、命
令レジスタ10に一旦保持される。命令レジスタ10か
ら複数の命令が同時に命令デコーダ11に送られ、複数
の命令がデコードされる。命令デコーダ11に送付され
た命令が先行命令の条件コードを必要とする場合、制御
回路13に必要な先行命令の情報を通知することで、リ
オーダバッファ70の条件コード領域から該当する命令
の条件コードが送付される。この条件コードを加味し、
命令のデコードが実行される。また、命令デコーダ11
に送付された命令が先行命令の条件コードを必要としな
い場合、命令レジスタ10から送られてきた命令だけで
デコードが実行される。デコードされた結果、各命令が
必要とする演算データをレジスタファイル12に通知
し、レジスタファイル12はその通知にしたがい、デー
タをパイプライン1、2に送付する。デコードされた結
果、各命令が必要とする演算データをレジスタファイル
12に通知し、レジスタファイル12はその通知に従
い、演算データを各パイプライン1、2に送付する。
【0026】命令デコーダ11でデコードされた複数の
命令にロード・ストア命令がある場合、その命令はパイ
プライン1で処理され、レジスタファイル12からは、
アドレス演算に必要なデータが送られ、アドレスレジス
タ20、アドレスレジスタ21に取り込まれる。特にス
トア命令の場合には、レジスタファイル12からはスト
アデータも送られ、ストアデータレジスタ22に取り込
まれる。アドレスレジスタ20、アドレスレジスタ21
に取り込まれたデータはアドレス演算器24に送られ計
算された後、アドレス演算結果レジスタ30に取り込ま
れる。
【0027】同時に、パイプライン1内でのステージを
合わせるために、ストアデータレジスタ22の内容はデ
ータ書き込みレジスタ31に送られる。アドレス演算結
果レジスタ30に取り込まれたアドレスで、アドレス変
換テーブル32を引き物理アドレスを取得する。さらに
その物理アドレスを用いて、ストア系命令の場合、デー
タ書き込みレジスタ31の内容をキャッシュ33に書き
込み、その書き込んだデータはロード・ストア結果デー
タレジスタ40に格納される。
【0028】ロード系命令の場合、キャッシュ33から
目的のロードデータが取り出され、ロード・ストア結果
データレジスタ40に格納される。ロード・ストア結果
条件コード生成回路41では、ロード・ストア結果デー
タレジスタ40に格納されたロードデータやストアデー
タの値にしたがって条件コードを生成する。
【0029】一方、命令デコーダ11でデコードされた
複数の命令に演算命令がある場合、その命令はパイプラ
イン2で処理され、レジスタファイル12からは、演算
に必要なデータが送られ、演算データレジスタ50、演
算データレジスタ51に取り込まれる。演算データレジ
スタ50、演算データレジスタ51に取り込まれたデー
タは、演算器52に送られ計算された後、演算結果デー
タレジスタ60に格納される。演算パイプの演算結果条
件コード生成回路61は、演算結果データレジスタ60
に格納された演算結果の値にしたがって条件コードを生
成する。
【0030】上記のように処理されたパイプライン1や
パイプライン2の結果は、リオーダバッファ70に格納
される。
【0031】リオーダバッファ70はマルチポート構成
になっており、複数エントリのリードやライトが同時に
行われるため、各パイプライン1、2の結果ができ次第
格納される。また、リオーダバッファ70は、命令の処
理結果をプログラム順に整列させる回路で、その各エン
トリは、状態フラグ領域71、条件コード領域72、結
果データ領域73の領域から構成され、1つの命令に対
して1つのエントリが割り付けられる。
【0032】状態フラグ領域71は、そのエントリに割
り付けられた命令の状態を示すもので、エントリが有効
か否かの有効・無効情報や、エントリに割り付けられた
命令が完了し、結果データと条件コードの生成が完了し
エントリに格納されたか否かの情報や、エントリに割り
付けられた命令が他のパイプラインで実行されている命
令に対してどのような順番で実行されているかの情報を
持つ。条件コード領域72は、そのエントリに割り付け
られた命令が生成した条件コードが格納される。結果デ
ータ領域73は、そのエントリに割り当てられた命令が
生成した結果データが格納される。
【0033】制御回路13は、リオーダバッファ70の
全ての制御を行う回路である。制御回路13は、まず命
令デコーダ11から順次パイプライン1、パイプライン
2に投入される命令の通知を受ける。通知を受けると、
リオーダバッファ70の空きエントリに投入される命令
1個に対して1エントリを割り付け、状態フラグ領域7
1を命令実行中を示す状態に変更する。また通知を受け
ると、直ちに先行する命令の条件コードを必要とするか
否か判断し、必要で無い場合は、そのままパイプライン
1、2に投入された命令は実行されるが、必要が有る場
合は、該当する先行命令に割り付けられたリオーダバッ
ファ70の状態フラグ領域71を調べ条件コード確定を
示す状態であれば条件コード領域72から条件コードを
取り出し、命令デコーダ11に送り、条件コードを必要
とする命令に使用する。条件コード未確定を示す状態で
あれば、確定するまで待ち合わせ、確定次第条件コード
領域72から条件コードを取り出し、命令デコーダ11
に送り、条件コードを必要とする命令に使用する。
【0034】また、制御回路13は、パイプライン1で
実行されている命令の演算結果をロード・ストア結果デ
ータレジスタ40から受け取り、その命令がリオーダバ
ッファ70のどのエントリに割り当てられているか判断
し、該当するエントリの結果データ領域73に値を書き
込む。さらに、該当するエントリの状態フラグ領域71
を結果確定に変更する。同様に、パイプライン2で実行
されている命令の演算結果を演算結果データレジスタ6
0から受け取り、その命令がリオーダバッファ70のど
のエントリに割り当てられているか判断し、該当するエ
ントリの結果データ領域73に値を書き込む。さらに、
該当するエントリの状態フラグ領域71を結果確定に変
更する。
【0035】また、制御回路13は、パイプライン1で
実行されている命令の条件コードをロード・ストア結果
条件コード生成回路41から受け取り、その命令がリオ
ーダバッファ70のどのエントリに割り当てられている
か判断し、該当するエントリの条件コード領域72に値
を書き込む。さらに、該当するエントリの状態フラグ領
域71を条件コード確定に変更する。同様に、パイプラ
イン2で実行されている命令の条件コードを演算結果条
件コード生成回路61から受け取り、その命令がリオー
ダバッファ70のどのエントリに割り当てられているか
判断し、該当するエントリの条件コード領域72に値を
書き込む。さらに、該当するエントリの状態フラグ領域
71を条件コード確定に変更する。
【0036】また、制御回路13は、常に状態フラグ領
域71を監視し、命令の実行順番の早い物から順に結果
確定もしくは条件コード確定になり次第、そのエントリ
の結果データ領域73の値をレジスタファイル12に書
き込む。このようにして命令の実行順番が保証される。
【0037】また、リオーダバッファ70の状態フラグ
領域71が条件コード確定であり後続する命令がこれを
必要としなくなったエントリは空きエントリとなるた
め、そのするエントリの状態フラグ領域71を空き状態
に変更する。
【0038】
【発明の効果】上述したように、複数のパイプラインに
個々に条件コード生成回路と、命令の実行状態、条件コ
ードおよび演算結果のデータを格納するリオーダバッフ
ァと、このリオーダバッファを制御し条件コードの順序
性を保証する制御回路を設けることにより、複数のパイ
プラインにおいて、条件コード生成の順番待ちが無く、
各パイプラインで実行される命令が、条件コードを生成
することができるので、パイプラインに投入された条件
コードを生成すべき命令が高速に処理されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】リオーダバッファの詳細ブロック図である。
【図3】従来の多重パイプラインを有する情報処理装置
のブロック図である。
【図4】他の従来の多重パイプラインを有する情報処理
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 パイプライン 2 パイプライン 10 命令レジスタ 11 命令デコーダ 12 レジスタファイル 13 制御回路 14、16、17 条件コード生成回路 15 条件コードレジスタ 20、21 アドレスレジスタ 22 ストアデータレジスタ 24 アドレス演算器 30 アドレス演算結果レジスタ 31 データ書き込みレジスタ 32 アドレス変換テーブル 33 キャッシュ 40 ロード・ストア結果データレジスタ 41 ロード・ストア結果条件コード生成回路 50、51 演算データレジスタ 52 演算器 60 演算結果データレジスタ 61 演算結果条件コード生成回路 70 リオーダバッファ 71 状態フラグ領域 72 条件コード領域 73 結果データ領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令を処理する複数のパイプライン処理
    機構を備え、前記複数のパイプライン処理機構により複
    数の命令を並列に処理する多重パイプラインを有する情
    報処理装置において、演算を実行し演算結果データを出
    力する演算回路および前記演算結果データに基づいて条
    件コードを生成する演算結果条件コード生成回路を備え
    る前記パイプライン処理機構と、データのロード・スト
    アを行うロード・ストア回路および前記ロード・ストア
    回路によりロード・ストアされた前記データに基づいて
    条件コードを生成するロード・ストア結果条件コード生
    成回路を備える前記パイプライン処理機構と、前記複数
    のパイプラインからの前記演算結果データ、ロード・ス
    トアされた前記データおよび前記条件コードを、本来命
    令の実行されるべきプログラムの順番を考慮して格納す
    るリオーダバッファと、前記リオーダバッファ使用し、
    前記複数のパイプライン処理機構で独立して条件コード
    を生成可能とする制御を行う制御回路と、を有すること
    を特徴とする多重パイプラインを有する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプライン処理機構の少なくとも
    1つが、演算されるデータを格納する演算データレジス
    タと、前記演算データレジスタの出力を演算する前記演
    算回路と、前記演算回路の出力を格納する演算結果デー
    タレジスタと、前記演算結果データレジスタの出力に基
    づいて条件コードを生成する前記演算結果条件コード生
    成回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の多重
    パイプラインを有する情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプライン処理機構の少なくとも
    1つが、ストアされるデータを格納するストアデータレ
    ジスタと、ロードストアするアドレスを算出するアドレ
    ス演算器と、ロードまたはストアされるデータを格納す
    るロード・ストア結果レジスタと、前記ロード・ストア
    結果レジスタの出力に基づいて条件コードを生成する前
    記ロード・ストア結果条件コード生成回路とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の多重パイ
    プラインを有する情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リオーダバッファが、該当する命令
    の処理における状態を示すフラグを格納する状態フラグ
    領域と、該当する前記命令の処理結果の条件コードを格
    納する条件コード領域と、該当する前記命令の処理結果
    のデータを格納する結果データ領域とを含む複数のエン
    トリを備えることを特徴とする請求項1または請求項2
    または請求項3記載の多重パイプラインを有する情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路が、命令の処理において、
    前記リオーダバッファの空きエントリに投入される命令
    1個に対して1エントリを割り付け、前記状態フラグ領
    域を命令実行中を示す状態に変更し、実行されている命
    令の演算結果を前記ロード・ストア結果データレジスタ
    から受け取り、その命令が前記リオーダバッファのどの
    エントリに割り当てられているか判断し、該当するエン
    トリ前記結果データ領域に値を書き込み、該当するエン
    トリの前記状態フラグ領域を結果確定に変更し、実行さ
    れている命令の演算結果を前記演算結果データレジスタ
    から受け取り、その命令が前記リオーダバッファのどの
    エントリに割り当てられているか判断し、該当するエン
    トリの結果データ領域に値を書き込み、該当するエント
    リの前記状態フラグ領域を結果確定に変更し、実行され
    ている命令の条件コードを前記ロード・ストア結果条件
    コード生成回路から受け取り、その命令が前記リオーダ
    バッファのどのエントリに割り当てられているか判断
    し、該当するエントリの前記条件コード領域に値を書き
    込み、該当するエントリの前記状態フラグ領域を条件コ
    ード確定に変更し、実行されている命令の条件コードを
    前記演算結果条件コード生成回路から受け取り、その命
    令が前記リオーダバッファのどのエントリに割り当てら
    れているか判断し、該当するエントリの条件コード領域
    72に値を書き込み、該当するエントリの前記状態フラ
    グ領域を条件コード確定に変更し、前記リオーダバッフ
    ァの前記状態フラグ領域が条件コード確定であり後続す
    る命令がこれを必要としなくなったエントリの前記状態
    フラグ領域を空き状態に変更する機能を有することを特
    徴とする請求項4記載の多重パイプラインを有する情報
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6938150B2 (en) 2001-01-10 2005-08-30 Nec Corporation Processor for managing latest speculation states and efficiently reusing reorder buffer entries

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