JPH10267863A - 信号異常検出装置 - Google Patents

信号異常検出装置

Info

Publication number
JPH10267863A
JPH10267863A JP6945597A JP6945597A JPH10267863A JP H10267863 A JPH10267863 A JP H10267863A JP 6945597 A JP6945597 A JP 6945597A JP 6945597 A JP6945597 A JP 6945597A JP H10267863 A JPH10267863 A JP H10267863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
value
binarized
woven fabric
interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6945597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Kisanuki
義勝 木佐貫
Masashi Toda
昌司 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP6945597A priority Critical patent/JPH10267863A/ja
Publication of JPH10267863A publication Critical patent/JPH10267863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】表面に特徴を有する測定対象における異常部を
高い精度で検出する。 【解決手段】織布Wからの反射光を受光する空間フィル
タ13からの出力信号は、2値化器23に出力される。
2値化器23は前記出力信号を微分して2値化する。微
分符号が正の場合には2値化信号は1の値となり、微分
符号が負の場合には2値化信号は0の値となる。加算器
24は2値化信号の1の値のみを加算する。マイクロコ
ンピュータCPUは計測された2値化信号の加算値の大
きさを大小2つのしきい値と比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に特徴を有す
る測定対象からその特徴を表す空間周波数成分を含んだ
信号を抽出して測定対象の異常部を検出する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】前記測定対象としては例えば織布があ
り、この場合の異常部は織布上の織りきずである。織り
きずを検出する方式は種々ある。1つの検出方式として
は、織布面に光を走査し、この光走査による織布からの
反射光あるいは透過光の光量変化から織りきずを検出す
る方式がある。別の検出方式としては、カメラを用いた
画像処理によって織りきずを検出する方式がある。さら
に別の検出方式としては、織布面に光を照射し、この光
照射による織布からの反射光あるいは透過光を空間フィ
ルタで受光して織りきずを検出する方式がある。
【0003】織布は、経糸と緯糸とを規則的に組み合わ
せてできており、前記した検出方式のいずれにおいても
織布における経糸と緯糸との規則性を利用した織りきず
検出が行われる。即ち、織布面の状態を検出した後、こ
の検出結果から前記規則性を利用して正常部と異常部と
を分離するという処理手順が遂行される。
【0004】特開平6−10244号公報、特開平6−
102198号公報に開示される検反装置では、空間フ
ィルタを用いて織布面の状態を検出し、この織布面の状
態を表す検出信号をフィルタ処理して織りきずの特定を
行なっている。空間フィルタを用いた検出方式では、織
布面の状態の検出と同時に正常部と異常部との分離が行
われるという特徴があり、この特徴のために信号処理系
を簡素化できると共に、信号処理の高速化が可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】空間フィルタから出力
された出力信号をフィルタ処理して織りきずを特定しよ
うとした場合、織りきずが大きい場合には正常部の信号
と織りきず部の信号とのS/N比が大きくなり、織りき
ず部の特定が容易である。しかし、織りきずが小さい場
合には正常部の信号と織りきず部の信号とのS/N比が
小さくなり、織りきず部の特定が困難である。又、正常
部の信号と織りきず部の信号とのS/N比は織布の織り
密度によっても変化し、織布の織り密度が高いほど前記
S/N比は小さくなる。そのため、織りきずの種類や織
り密度によっては織りきず部の特定が困難となり、誤検
出が多くなるという問題がある。
【0006】空間フィルタから出力された出力信号をフ
ィルタ処理する場合の前記したS/N比の低下という欠
点は、微小な織りきずを反映する信号がフィルタ処理に
よって取り除かれてしまうことに起因すると考えられ
る。
【0007】本発明は、表面に特徴を有する測定対象に
おける異常部を高い精度で検出することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)そのために請求項1の発明では、測定対象の特徴
を表す空間周波数成分を含んだ信号を測定対象から抽出
する特徴抽出手段と、前記抽出された信号の波形の増減
の変更部を捉えて前記信号を2値化する2値化手段と、
前記2値化された信号に基づいて異常有無を判別する異
常有無判別手段とを備えた信号異常検出装置を構成し
た。
【0009】特徴抽出手段の出力信号である空間周波数
成分信号を2値化することにより、正常部に対する異常
部の信号変化が僅かな場合にもS/N比を高めることが
できる。 (2)前記(1)の異常有無判別手段は、前記2値化さ
れた信号の間隔を演算する間隔演算手段を含む構成とす
ることもできる。
【0010】この場合、正常部における2値化された信
号の間隔と異常部における2値化された信号の間隔とは
異なる。このような間隔を把握することによって正常部
と異常部との判別が高精度で行える。 (3)前記(2)の間隔演算手段は、前記抽出された信
号における増加部分及び減少部分のいずれか一方に対応
する零より大きい2値化された信号を加算する加算手段
を含む構成とすることもできる。
【0011】この場合、加算手段によって得られた加算
値は2値化された信号の間隔を反映する。 (4)前記(1)乃至(3)の2値化手段は、前記抽出
された信号を微分した際の微分符号に基づいて前記抽出
された信号を2値化するようにすることもできる。
【0012】特徴抽出手段から得られる空間周波数成分
信号の信号レベルは、測定対象の表面のどこでも一定と
は限らない。そのため、空間周波数成分信号を特定のレ
ベルで2値化したとしても2値化信号が測定対象の表面
の特徴を適切に表したものとは必ずしもならない。一
方、空間周波数成分信号の周期は、測定対象の表面の特
徴を適切に表したものとなる。空間周波数成分信号の周
期を適切に反映する空間周波数成分信号の微分符号(正
あるいは負)に基づいた2値化は、信号レベルの変化の
影響を受けることなく測定対象の表面の特徴を適切に表
し、高精度の異常部検出が可能である。 (5)前記(2)乃至(4)の異常有無判別手段は、前
記信号の間隔の平均値を前記信号の間隔に対する比較基
準対象として異常有無の判別を行なうようにしてもよ
い。
【0013】測定対象の表面の特徴を表す空間周波数成
分信号の間隔は、正常部においても均一とは限らない。
そのため、異常有無の判別を行なうための比較基準対象
として空間周波数成分信号の間隔の予測値を採用して
も、正常部における空間周波数成分信号の実際の間隔が
前記予測値からずれる場合もある。これに対して空間周
波数成分信号の間隔の平均値は、異常有無の判別を行な
うための比較基準対象として好適である。 (6)前記(2)乃至(5)の異常有無判別手段は、前
記信号の間隔と、前記空間周波数成分の特徴とに基づい
て異常有無の判別を行なうようにしてもよい。
【0014】測定対象の表面の特徴が空間周波数成分信
号のレベル変化を小さくするものである場合、正常部と
異常部との信号レベルの差が小さくなり、S/N比が小
さくなる。異常部における空間周波数成分信号には微小
ながら異常部特有の特徴が含まれているが、これらの特
徴を個々に用いて異常部の特定を行なうのは困難であ
る。しかし、2値化信号の間隔を加味した判別は、正常
部と異常部との信号レベルの変化が小さい場合にも高精
度の検出を保障する。 (7)前記(1)乃至(6)の測定対象は、織布を測定
対象とすることもできる前記(1)乃至(6)の発明は
織布の検反への適用に好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を検反装置に具体化
した第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0016】図1に示すように、織機上で製織されてい
る織布Wの上方にはガイドレール11が織布Wの織り幅
方向(緯糸Yの長手方向)に配設されており、ガイドレ
ール11にはセンサヘッド12が往復動可能に支持され
ている。センサヘッド12は、集光レンズ36と空間フ
ィルタ13と鏡14とを備えている。織布Wの一方の織
り端の外側方には正逆転可能なモータ15が配設されて
おり、他方の織り端の外側方にはガイドプーリ16が配
設されている。モータ15の出力軸には駆動プーリ15
1が止着されており、駆動プーリ151とガイドプーリ
16とには無端状のベルト17が掛け渡されている。モ
ータ15の正逆転によりベルト17が往復周回する。ベ
ルト17にはセンサヘッド12が止着されており、ベル
ト17の往復周回に伴ってセンサヘッド12が織布Wの
両織り端の間を往復動する。
【0017】モータ15はモータ制御装置18の制御を
受ける。モータ15には回転検出器152が取り付けら
れており、モータ制御装置18は回転検出器152から
モータ15の回転角情報を得る。モータ制御装置18は
回転検出器152から得られる回転角情報に基づいてモ
ータ15の回転角をフィードバック制御する。
【0018】モータ15の近くにはレーザ投光器19が
配設されている。図2に示すように、レーザ投光器19
の投射経路は、センサヘッド12の往復動に伴う鏡14
の移動経路上にあり、レーザ投光器19からの投射光は
鏡14によって織布Wの上面に向けて反射される。織布
Wの上面で反射した光の一部は集光レンズ36を介して
空間フィルタ13によって受光される。図3に示すよう
に、空間フィルタ13は受光量に応じた電流信号に変換
して増幅回路20に出力する。増幅回路20は変換電流
信号を増幅して電流−電圧変換回路21に出力し、電流
−電圧変換回路21は増幅電流信号を電圧信号に変換し
て信号処理装置22に出力する。
【0019】図3に示すように、信号処理装置22は、
2値化器23と加算器24と判別器25とからなる。2
値化器23は微分回路26及びコンパレータ27からな
る。加算器24は、リセット回路28、発振器29及び
加算回路30からなる。判別器25は、マイクロコンピ
ュータCPU、プログラムメモリROM及びデータメモ
リRAMからなる。プログラムメモリROMは、マイク
ロコンピュータCPUが行なう一連の処理のプログラム
を記憶している。
【0020】マイクロコンピュータCPUは、織機制御
装置31、モータ制御装置18、加算回路30及びレー
ザ投光器19に信号接続されている。織機の起動スイッ
チ32をONすると、織機制御装置31は製織を行なう
ための一連の処理を行なうと共に、経糸密度、織機回転
数等の製織条件をマイクロコンピュータCPUに送信す
る。マイクロコンピュータCPUは受信した製織条件に
基づいて発振器29の発振周波数を演算する。この演算
結果は発振器29に送られ、発振器29は演算された発
振周波数のタイミング信号を加算回路30に出力する。
又、織機制御装置31は製織条件の送信後にマイクロコ
ンピュータCPUに対して検反開始信号を出力する。
【0021】前記演算結果の送信後、マイクロコンピュ
ータCPUは、前記検反開始信号の入力に応答してモー
タ制御装置18にトラバース開始信号を送信すると共
に、レーザ投光器19を点灯する。モータ制御装置18
はトラバース開始信号の受信に基づいてモータ15を回
転制御し、センサヘッド12が織布Wの織り幅方向に移
動する。モータ制御装置18は、モータ15の単位時間
当たりの回転角、即ち回転速度が予め設定された規定値
に達するとマイクロコンピュータCPUに対して検査有
効信号を送信する。
【0022】織布Wの表面からの反射光を受光した空間
フィルタ13は、経糸Tの密度に応じた空間周波数成分
からなる電気信号を信号処理装置22に送信する。この
電気信号の送信は、レーザ投光器19の点灯時点から行
われる。
【0023】微分回路26は空間フィルタ13を介して
得られる前記電圧信号を時間微分する。微分して得られ
た微分信号はコンパレータ27に出力される。コンパレ
ータ27は微分信号を微分符号(正又は負)に応じて2
値化する。微分符号が正の場合には2値化信号は1の値
となり、微分符号が負の場合には2値化信号は0の値と
なる。コンパレータ27によって2値化された信号はリ
セット回路28及び加算回路30に出力される。加算回
路30は、発振器29から出力されるタイミング信号に
応答して2値化信号を加算する。コンパレータ27から
出力される微分信号の符号が正から負に変化すると、リ
セット回路28は、この符号変化に応じて前記タイミン
グ信号と同期してリセット信号を加算回路30に出力す
る。加算回路30における2値化信号の加算は、リセッ
ト信号が入力されるまで行われる。マイクロコンピュー
タCPUは、前記タイミング信号よりも短いサンプリン
グ間隔で2値化信号の加算結果を計測する。
【0024】マイクロコンピュータCPUは計測した2
値化信号の加算値Σの大きさを大小2つのしきい値Cma
x ,Cmin と比較する。加算値Σがしきい値の範囲〔C
min,Cmax 〕外にある場合には、マイクロコンピュー
タCPUはモータ制御装置18に対してモータ15の回
転角をマイクロコンピュータCPUに送信するように要
求する。モータ制御装置18はこの送信要求に応答して
前記回転角をマイクロコンピュータCPUに送信し、マ
イクロコンピュータCPUは送信された回転角をセンサ
ヘッド12の位置情報に変換して織りきず発生位置を演
算する。マイクロコンピュータCPUはこの演算して得
られた織りきず発生位置情報を織機制御装置31に送信
し、織機制御装置31は送信された織りきず発生位置情
報を表示装置33に表示する。
【0025】図4(a)の波形信号D及び図4(b)の
波形信号Eは、空間フィルタ13によって計測して得ら
れた信号を表す。織布Wの面からの反射光の光量は、緯
糸Yと経糸Tとの交差状況により変化し、空間フィルタ
13からの出力信号は交差状況に応じた周波数の信号に
なる。特開平6−10244号公報、特開平6−102
198号公報に開示されるように、空間フィルタ13の
受光部は短冊形状であり、短冊形状の長手方向が経糸T
の長手方向と一致させてある。そのため、空間フィルタ
13からの出力信号の周期は経糸Tの配列周期に対応す
る。即ち、空間フィルタ13は、測定対象である織布W
の表面の特徴を表す空間周波数成分を含んだ信号を抽出
する特徴抽出手段を構成する。
【0026】織布Wに織りきずがあると、経糸Tと緯糸
Yとの交差状況が変化するため、織りきずに対応する信
号は、正常部に対応する信号に比べて規則性が損なわれ
る。図4(b)の波形信号Eのうちの異常信号部E1は
織りきずに対応する。
【0027】図4(a)の波形信号Fは、2値化手段と
なる2値化器23によって波形信号Dを2値化した2値
化信号を表し、図4(b)の波形信号Gは2値化器23
によって波形信号Eを2値化した2値化信号を表す。2
値化器23は、波形信号D,Eの正の微分符号の部分、
即ち波形信号D,Eの増加部分を1、波形信号D,Eの
負の微分符号の部分、即ち波形信号D,Eの減少部分を
0とする2値化を行なう。図4(a)の波形信号Hは、
加算手段となる加算器24によって波形信号Fを加算演
算して得られた2値化加算信号を表し、図4(b)の波
形信号Kは、加算器24によって波形信号Gを加算演算
して得られた2値化加算信号を表す。加算器24は、2
値化信号F,Gの0,1の一方の値1の区間で値1を加
算してゆく。
【0028】2値化信号Gのうちの特異信号部G1は異
常信号部E1に対応し、2値化加算信号Kのうちの特異
信号部K1は特異信号部G1に対応する。図4(b)の
例では、特異信号部G1の幅が正常な2値化信号の幅よ
りも広くなっている。従って、特異信号部K1の値のピ
ークは正常部に対応する2値化加算信号のピーク値より
も大きくなる。異常部のない波形信号Dに対応する2値
化信号Fの値1の部分の間隔はほぼ等間隔である。しか
し、異常部のある波形信号Eに対応する2値化信号Gで
は、特異信号部G1の値1の部分と隣の値1の部分との
間隔とが正常部に対応する2値化信号の値1の部分の間
隔と等しくならない。2値化加算信号H,Kのピーク値
は、2値化信号F,Gの値1の幅を反映しており、2値
化信号F,Gの値1の幅は2値化信号の間隔を反映して
いる。従って、2値化信号F,Gの加算演算は2値化信
号の間隔を演算していることと同等であり、加算器24
は2値化された信号の間隔を演算する間隔演算手段とな
る。
【0029】しきい値Cmax ,Cmin は、正常部に対応
する2値化加算信号のピーク値と、異常部に対応する2
値化加算信号のピーク値とを識別し得るように設定され
ている。図示の例では特異信号K1の値のピーク値がし
きい値Cmax を上回り、判別器25は織りきず発生位置
情報を出力する。判別器25は、前記間隔演算手段の演
算結果に基づいて異常有無を判別する異常有無判別手段
を前記間隔演算手段と共に構成する。
【0030】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)糸の太さむらが無く、経糸Tと緯糸Yとの交差
状態も均一な織布Wにおいては、空間フィルタ13から
得られる出力信号Dを2値化した2値化信号の間隔は、
波形信号Fで示すように均一である。織りきずがある場
合には、空間フィルタ13から得られる出力信号Eを2
値化した2値化信号の間隔は、波形信号Gで示すように
均一にならない。織布Wの表面からの反射光の光量は、
経糸Tと緯糸Yとの交差状況、即ち織布面の光学特性の
影響を受ける。しかし、空間フィルタ13の出力信号の
周期は、経糸Tの配列密度に対応していて織布面の光学
特性の影響をあまり受けない。織布面の光学特性の影響
の小さい空間周波数成分信号である波形信号D,Eは、
経糸Tと緯糸Yとの交差状況を適切に表している。従っ
て、特徴抽出手段となる空間フィルタ13の出力信号で
ある空間周波数成分信号を2値化することにより、正常
部に対する異常部の信号変化が僅かな場合にもS/N比
を高めることができる。 (1-2)織布面上の正常部における2値化された信号の
間隔と異常部における2値化された信号の間隔とは異な
る。このような間隔を把握することによって正常部と異
常部との判別が高精度で行える。 (1-3)加算器24によって得られた加算値Σは2値化
された信号の間隔を反映しており、このような加算演算
は正常部における2値化された信号の間隔と異常部にお
ける2値化された信号の間隔との識別の上で有効であ
る。 (1-4)空間周波数成分信号である波形信号D,Eの信
号レベルは、織布Wの表面のどこでも一定とは限らな
い。そのため、波形信号D,Eを特定のレベルで2値化
したとしても2値化信号が織布Wの表面の特徴を適切に
表したものとは必ずしもならない。一方、波形信号D,
Eの周期は、織布Wの表面の特徴を適切に表したものと
なる。波形信号D,Eの周期を適切に反映する波形信号
D,Eの微分符号(正あるいは負)に基づいた2値化
は、信号レベルの変化の影響を受けることなく織布Wの
表面の特徴を適切に表し、高精度の異常部検出が可能で
ある。
【0031】次に、図5及び図6の第2の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態における異常有無判別器
34は、信号処理系の1つであるニューラルネットワー
ク機能を組み込んだマイクロコンピュータである。異常
有無判別器34はプログラムメモリに予め書き込まれた
ニューラル処理プログラムに基づいて信号処理を行な
う。図5に示すように、この信号処理系は、データを入
力する入力層341、中間層342及び出力層343の
3層からなる。入力層341は中間層342と接続され
ており、中間層342は出力層343と接続されてい
る。
【0032】織布を製織する際には、隣合う糸間の隙間
が糸の太さむらのために不均一となることがある。この
ような隙間の不均一は、織り密度の不均一とは異なるも
のの、織り密度が不均一となっているように感じられ
る。そのため、糸間の隙間の不均一も織り疵きずと同様
に布品質を低下させる。従って、糸間の隙間が不均一と
なったときには何らかの警報を出すことが望ましい。
【0033】図6は、糸の太さむらによる糸間の隙間の
変化を模式的に表す。図6において各糸T1,T2,T
3,T4,T5、T6間の中心間距離、即ち糸密度は一
定であるが、糸T3は正常な太さの糸T1,T2,T
4,T6よりも太く、糸T5は糸T1,T2,T4,T
6よりも細い。そのため、糸T3と隣の糸T2,T4と
の隙間W2は、糸T1,T2間の隙間W1に比べて狭く
なり、糸T5と隣の糸T4,T6との隙間W3は、糸T
1,T2間の隙間W1に比べて広くなる。
【0034】図6の2値化信号Pは空間フィルタ13の
出力信号を微分して得たものである。又、波形信号Qは
2値化信号をサンプリング毎に加算して得た2値化加算
値信号であり、2値化加算値は、2値化信号Pの値が零
の間は零としている。各糸T1〜T6間における2値化
加算値を比較すると、糸の太さが正常な太さと異なる場
合には2値化加算値が正常レベルLに対して増減する。
従って、2値化加算値の変化から糸の太さの異常を検出
することができる。しかし、2値化加算値の変化は織り
きずでも生じることから、2値化加算値の変化のみによ
って織りきずであるか糸の太さむらであるかを判別する
ことはできない。このような判別を行なうためには、2
値化加算値に加えて空間フィルタ13からの出力信号の
微分値、ピーク値、信号レベル等の空間周波数成分の特
徴を複数考慮する必要がある。
【0035】異常有無判別器34には、加算回路30、
加算値平均演算回路35、微分回路26、信号ピーク値
演算回路37、信号レベル演算回路38が信号接続され
ている。加算回路30は2値化加算値を入力層341に
出力し、加算値平均演算回路35は2値化加算値の平均
値を演算して入力層341に出力する。微分回路26は
図4の波形信号D,Eの信号微分値を入力層341に出
力し、信号ピーク値演算回路37は加算値のピーク値の
最大値及び最小値を演算して出力する。信号レベル演算
回路38は波形信号D,Eの信号レベルを演算して入力
層341に出力する。これらの出力情報は、空間フィル
タ13から出力される信号から抽出された特徴を表す。
【0036】入力層341に与えるデータとしては幾つ
か考えられるが、2値化加算値、その平均値は、異常の
有無を高精度に判別できることから重要なデータとな
る。糸密度むらなどの織りきずがある部分では糸の中心
間距離が不均一となるが、糸の太さむらのある部分では
糸の中心間距離はほぼ一定である。従って、隣合う糸間
の相対位置を知ることによって織りきずと糸の太さむら
を分類することができる。空間フィルタ13からの出力
信号の微分値、ピーク値、信号レベルは、糸間の相対位
置を推察できるデータと考えられ、本実施の形態では空
間フィルタ13からの出力信号の微分値、ピーク値、信
号レベルを入力層341に与えるデータとしている。
【0037】なお、個々の入力データからも隣合う糸間
の相対位置を推察できる場合があるが、複数の製織条件
で高精度に前記相対位置を求めることは困難である。そ
のため、本実施の形態のように織布面から得られる複数
の特徴を用いて前記相対位置を求める必要があると考え
られる。
【0038】異常有無判別器34は、2値化加算値、そ
の平均値、空間フィルタ13からの出力信号の微分値、
ピーク値、信号レベルという入力データに基づいて異常
有無の判別を行ない、異常有りの判定を行なった場合に
は、太さむら信号を出力する。
【0039】入力層341から中間層342へデータを
転送する際には、入力層341に対する入力データに結
合定数Fnが乗ぜられる。結合定数Fnは、入力データ
の分類結果への影響の度合いを決めるものである。結合
定数Fnは学習により決定される。学習は図5のオペレ
ータ教師信号出力手段39から出力されるオペレータ教
師信号を用いてオフラインで行なう。学習を行なうため
に太さむらや織りきずが生じた織布を空間フィルタ13
で計測する。この計測信号は、前記した2値化加算値、
その平均値、微分値、ピーク値、信号レベルといった入
力データの基礎であり、太さむらや織りきずが生じた織
布を計測した計測信号が学習信号として用いられる。
【0040】学習信号から求められた前記した2値化加
算値、その平均値、微分値、ピーク値、信号レベルとい
った入力データが入力層341に与えられる。出力層3
43からの出力結果は変更ロジック回路40に入力され
る。オペレータ教師信号出力手段39から出力されるオ
ペレータ教師信号は変更ロジック回路40に入力され
る。オペレータ教師信号は、前記入力データに対する正
しい分類結果を与えるものである。変更ロジック回路4
0は、出力層343からの出力結果がオペレータ教師信
号で示される正しい分類結果と一致しているか否かを調
べる。分類が正しく行われていない場合には変更ロジッ
ク回路40は結合定数Fnの値を変更する。結合定数F
nの値を変更するためのロジックとしてはバックプロパ
ゲーション法などがある。
【0041】学習を繰り返すことにより、出力層343
から出力される分類結果とオペレータ教師信号で示され
る正しい分類結果との一致性が良くなる。このような状
態においては結合定数Fnの値の変更量は僅かになる。
変更ロジック回路40は、結合定数Fnの値の変更量が
規定値以下になると学習完了信号を出力する。学習完了
信号の出力に応じて出力層343と変更ロジック回路4
0との信号接続を遮断すれば、結合定数Fnが一定値と
して設定される。
【0042】このようなオフライン学習は、糸密度、糸
種類、織物組織等を変更して行われ、この学習後に本来
の製織における検反が行われる。第2の実施の形態では
以下の効果が得られる。 (2-1)2値化加算値の変化は織りきずでも生じること
から、2値化加算値の変化のみによって織りきずである
か糸の太さむらであるかを判別することはできない。し
かし、2値化加算値に加えて空間フィルタ13からの出
力信号の微分値、ピーク値、信号レベル等の空間周波数
成分の特徴を複数考慮して太さむらの有無の判別を行な
う本実施の形態では、太さむらの有無が高い精度で判別
される。 (2-2)織布の種類は多種であり、織り密度が非常に高
いものもある。このような高密度織布においては、糸の
品質や織機の製織能力によっては空間フィルタ13の出
力信号が正常部においても異常部と酷似した信号となる
場合がある。即ち、織布の表面の特徴が空間周波数成分
信号のレベル変化を小さくするものである場合、正常部
と異常部との信号レベルの差が小さくなり、S/N比が
小さくなる。このような酷似した信号波形から異常部を
正確に抽出するには信号波形から複数の特徴を抽出する
必要がある。異常部における空間周波数成分信号には微
小ながら異常部特有の特徴が種々含まれている。これら
の特徴を表す情報を適正に選択した上に2値化信号の間
隔を加味して異常有無判別器34で行なう判別、即ち2
値化加算値情報を加味した判別は、正常部と異常部との
信号レベルの変化が小さい場合にも高精度の検出を保障
する。 (2-3)織布の表面の特徴を表す空間周波数成分信号の
間隔は、正常部においても均一とは限らない。そのた
め、異常有無の判別を行なうための比較基準対象として
空間周波数成分信号の間隔の予測値を採用しても、正常
部における空間周波数成分信号の実際の間隔が前記予測
値からずれる場合もある。これに対して空間周波数成分
信号の間隔の平均値、即ち2値化加算値の平均値は、異
常有無の判別を行なうための比較基準対象として好適で
ある。
【0043】次に、図7及び図8の第3の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、2値化器23が2
値化信号F,Gを制御信号発生回路41に出力する。制
御信号発生回路41は2値化信号F,Gの立ち上がり部
に対応して図8にパルス状波形で示す制御信号Mをカウ
ンタ42に出力する。カウンタ42は基準クロック43
から出力されるパルス信号の数に基づいて各制御信号M
間の時間間隔txの計測を行なう。この計測情報は比較
回路44に送られる。
【0044】比較回路44は、基準値設定回路45によ
って予め設定された基準間隔〔to−Δt,to+Δ
t〕と計測された時間間隔txとの比較を行なう。tx
が〔to−Δt,to+Δt〕の範囲外にあれば、比較
回路44は出力回路46に対して織りきず発生信号を出
力する。txが〔to−Δt,to+Δt〕の範囲内に
あれば、比較回路44は出力回路46に対して織りきず
発生信号を出力しない。出力回路46は、比較回路44
から出力される織りきず発生信号の入力に応じて製織停
止信号あるいは警報指令信号等の出力を行なう。
【0045】制御信号発生回路41、カウンタ42及び
基準クロック43は、2値化信号F,Gの間隔を演算す
る間隔演算手段を構成する。この実施の形態において
も、第1の実施の形態における(1-1)項及び(1-2)
項と同様の効果が得られる。
【0046】なお、本発明では、微分符号が正の場合に
は0、微分符号が負の場合には1とするような2値化を
行なってもよい。特徴抽出手段としては、固定光源とC
CDとを用いる手段、走査光と光電変換素子とを用いる
手段もある。これらを用いた特徴抽出手段は、処理速度
が遅くなったり、処理系が複雑になるなどの問題がある
が採用可能である。
【0047】固定光源とCCDとを用いた第4の実施の
形態を図9及び図10に基づいて説明する。第1の実施
の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。図9に
示すように、固定光源47,48及びCCD49がセン
サヘッド50に組み込んであり、センサヘッド50は織
布Wに対して相対移動する。固定光源47,48は織布
W面におけるCCD49の検出領域51に光を照射す
る。照射された光の織布W面における反射光の強度は糸
の交差状況に応じて変化すると考えられる。よって、集
光レンズ55を介してCCD49により反射光を変換す
ることにより、織布W面における糸の交差状況に応じた
電気信号を得ることができる。得られた電気信号は織布
W面における空間周波数分布を表すことから、欠点検出
を行なうには前記電気信号から特定の空間周波数成分の
みを抽出する。
【0048】特定の空間周波数成分のみを抽出するに
は、CCD49の画素データに対して一定のパターンの
荷重関数を乗算する方法がある。図10は乗算に用いる
荷重関数h(x)の一例を示す。CCD49は画素デー
タを読み出すためにマイクロコンピュータ52に接続さ
れている。マイクロコンピュータ52は、画素データを
読み出す際に荷重関数h(x)を乗算し、内部の記憶装
置に乗算結果を保存する。検出領域51内の画素データ
の読み込みが完了すると、マイクロコンピュータ52は
経糸あるいは緯糸の長手方向に対応した画素方向に積分
処理を行なう。この結果、空間フィルタの場合と同様の
特定の空間周波数成分からなる信号を抽出することがで
きる。抽出する空間周波数成分は荷重関数h(x)の形
により変更することができる。なお、抽出した特定の空
間周波数成分からなるデータに対する処理は本願発明に
示す通りである。
【0049】なお、CCDによって光電変換する光は、
織布W面における反射光及び透過光の少なくとも一方で
よい。次に、走査光と光電変換素子とを用いて特徴抽出
手段を具体化した第5の実施の形態を説明する。
【0050】前述の空間フィルタやCCDを用いた例
は、空間フィルタと光源、及びCCDと光源とが一体と
なって織布面に対して相対移動した。これに対して、走
査光を用いる方法は、揺動あるいは回転する反射板53
に光源56から光を当ててその反射光を織布W面上で走
査させ、織布W面における反射光を光電変換素子54に
より計測するものである。58は集光レンズである。織
布W面における反射光の強度は、織布W面の糸の交差状
況により変化することから、その強度変化を光電変換素
子54で光電変換することにより織布W面の空間周波数
分布に応じた電気信号を得ることができる。織布W面の
空間周波数分布に応じた電気信号から特定の周波数成分
からなる電気信号を抽出するためにはフィルタ処理を用
いることができる。例えば、光電変換素子54から出力
される電気信号をマイクロコンピュータ57を用いて処
理する場合には電気信号をアナログ−デジタル変換し、
変換結果をマイクロコンピュータ57内の記憶装置に保
存する。保存する際にデジタルフィルタ処理を行なうこ
とにより特定の周波数成分のみを抽出することが可能で
ある。抽出する周波数は、用いるデジタルフィルタの特
性により変更できる。記憶装置に保存したデータから欠
点検出を行なう処理の詳細は前述の実施の形態に示す通
りである。
【0051】なお、光電変換素子54によって光電変換
する光は、織布W面における反射光及び透過光の少なく
とも一方でよい。又、本発明は、織布以外の表面に特徴
を有する測定対象にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、特徴抽
出手段によって抽出された信号の波形の増減の変更部を
捉えて2値化された信号に基づいて異常有無を判別する
ようにしたので、表面に特徴を有する測定対象における
異常部を高い精度で検出し得るという優れた効果を奏す
る。
【0053】2値化信号の間隔と空間周波数成分の特徴
とに基づいて異常有無の判別を行なう発明では、正常部
と異常部との信号レベルの変化が小さい場合にも高精度
の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】センサヘッドを示す正断面図。
【図3】2値化器、加算器及び判別器の回路図。
【図4】(a)は異常のない出力信号の信号処理を示す
グラフ。(b)は異常のある出力信号の信号処理を示す
グラフ。
【図5】第2の実施の形態を示す回路図。
【図6】信号異常の有無を説明するグラフ。
【図7】第3の実施の形態を示す2値化器、間隔演算手
段及び異常判別手段の回路図。
【図8】(a)は異常のない出力信号の信号処理を示す
グラフ。(b)は異常のある出力信号の信号処理を示す
グラフ。
【図9】第4の実施の形態を示す正断面図。
【図10】CCDの画素データに乗算する荷重関数を示
すグラフ。
【図11】第5の実施の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
13…特徴抽出手段となる空間フィルタ、23…2値化
手段となる2値化器、24…加算手段となる加算器、2
5…異常有無判別手段を構成する判別器、30…加算手
段を構成する加算回路、34…異常有無判別手段となる
異常有無判別器、35…加算値平均演算回路、41…間
隔演算手段を構成する制御信号発生回路、42…間隔演
算手段を構成するカウンタ、43…間隔演算手段を構成
するクロック、44…異常有無判別手段を構成する比較
回路、45…異常有無判別手段を構成する基準値設定回
路、49…特徴抽出手段を構成するCCD、54…特徴
抽出手段を構成する光電変換素子、W…測定対象となる
織布。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象の特徴を表す空間周波数成分を含
    んだ信号を測定対象から抽出する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段により抽出された信号の波形の増減の
    変更部を捉えて前記信号を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段により2値化された信号に基づいて異常
    有無を判別する異常有無判別手段とを備えた信号異常検
    出装置。
JP6945597A 1997-03-24 1997-03-24 信号異常検出装置 Pending JPH10267863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6945597A JPH10267863A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 信号異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6945597A JPH10267863A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 信号異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267863A true JPH10267863A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13403149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6945597A Pending JPH10267863A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 信号異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10267863A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341230A (zh) * 2018-01-12 2018-07-31 中国林业科学研究院木材工业研究所 一种基于同步原理的人造板表面缺陷在线检测装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341230A (zh) * 2018-01-12 2018-07-31 中国林业科学研究院木材工业研究所 一种基于同步原理的人造板表面缺陷在线检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2252552C (en) Method and system for inspecting a low gloss surface of an object at a vision station
US20070286471A1 (en) Auto Distinction System And Auto Distinction Method
US4075498A (en) Non-woven fabric defect detecting device
GB2051349A (en) Automatic defecting inspection apparatus
US11459206B2 (en) Method, system and sensor for detecting a characteristic of a textile or metal thread fed to an operating machine
JPH01143945A (ja) テープ欠陥検出方法
EP0406030B1 (en) Inspection apparatus and method for detecting flaws on a diffractive surface
US11430105B2 (en) Workpiece inspection and defect detection system including monitoring of workpiece images
JP4253527B2 (ja) 自動判別装置
US5694979A (en) Method and apparatus for inspecting woven cloth using a plurality of photoelectric sensors
JPH10267863A (ja) 信号異常検出装置
JP2800726B2 (ja) 織布の検反装置
JPS6243482B2 (ja)
US4908517A (en) Apparatus for examining the surface of a substrate
EP0423794A2 (en) Surface inspecting apparatus
JPH0629705B2 (ja) 板状体の歪検査方法
Wang et al. Yarn break detection using an optical method in real time
JPH06109432A (ja) 寸法測定装置
JP3161046B2 (ja) 検反装置
JP2001194314A (ja) 長尺物の検査装置
JPH03260145A (ja) 織布の検反装置
JPH0633343A (ja) 検反装置
JP2000017565A (ja) 信号異常検出装置
JP3077386B2 (ja) 検反装置
SU1721146A1 (ru) Устройство дл автоматической разбраковки тканей