JPH10267825A - 粉体粒子の粒度分布を得るための方法 - Google Patents

粉体粒子の粒度分布を得るための方法

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JPH10267825A
JPH10267825A JP7168697A JP7168697A JPH10267825A JP H10267825 A JPH10267825 A JP H10267825A JP 7168697 A JP7168697 A JP 7168697A JP 7168697 A JP7168697 A JP 7168697A JP H10267825 A JPH10267825 A JP H10267825A
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Hideto Yoshida
英人 吉田
Kunihiro Fukui
国博 福井
Koichi Iitani
鋼一 井伊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈降天秤法を用いて粉体粒子の粒度分布を得
るための方法であって、全ての粒子が沈降する以前であ
っても正確な前記粒度分布を得ることにある。 【解決手段】 所定の沈降距離と、最小粉体粒子の沈降
速度とから決められる、前記粒子が所定の沈降距離を沈
降し検出皿に到達するまでの沈降時間の1/100 〜1/5 ま
での時間の範囲内で、全測定時間を任意に分割して複数
の測定点とし、各測定点毎の検出皿5の粉体全重量を測
定し、その1つの測定点の任意の時間における前記全重
量を、粒子の粒度分布関数fi (DP ) と、測定初期にお
いて検出皿を底面とし、この検出皿より沈降距離だけ上
部の部分内に含まれる懸濁液中に存在し、計算からの全
粒子重量と、前記沈降距離及び沈降速度との関係から測
定点ごとに各々の計算式として形成し、演算器6を用い
て、前記各々の計算式における粒子の粒度分布関数fi
(DP ) がほぼ同じになるように決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈降天秤法により
測定され得られるものであって、測定に必要である最小
粉体粒子径から存在する最大粉体粒子径までの粒度分布
を得るための方法であって、前記粒度分布を得るための
測定装置が、沈降槽と、精密測定可能な重量測定器と、
この測定器の計測重量を常時監視する演算器と、検出皿
と、この検出皿を前記重量測定器に、検出皿の重量を計
測できるように接続する支持棒とから構成されおり、そ
の際、この検出皿が懸垂した状態で沈降槽内に入れられ
ている、粒子懸濁液中に分散された粉体粒子が前記検出
皿に沈降する重量の変化から前記粒子の粒度分布を得る
ための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の重力による沈降天秤法により測定
され得られる粉体粒子粒度分布を得るための方法は、沈
降距離が比較的長く取れかつ粉体粒子の沈降速度の差を
静止した液体中の安定した状態で利用するため、他の粒
度分布測定方法より大粒子の粉体をも含めた正確な測定
が可能であるとして使用されている一方で、粉体粒子の
粒子径が小さい場合、粒子が全て沈降するまでの沈降時
間は非常に長くなり、結果として粒度分布を測定するた
めに長時間を要することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、測
定に必要である最小粒子径の粉体粒子が沈降する以前で
あっても、正確な粉体粒子の粒度分布が得られる方法を
提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、所定の沈降距離hと、粒子懸濁液の種類により定ま
る定数から得られる最小粉体粒子の沈降速度とから決め
られる、前記最小粉体粒子が所定の沈降距離hを沈降し
検出皿に到達するまでの沈降時間の1/100から1/
5 までの時間の範囲内で、全測定時間tを任意に分割
して複数の測定点とし、各測定点毎の検出皿の粉体全重
量を測定し、その1つの測定点の任意の時間ti におけ
る前記粉体全重量Gtiを、粉体粒子の粒度分布関数fi
(DP ) と、測定初期において検出皿を底面とし、この検
出皿より沈降距離hだけ上部の部分内に含まれる粒子懸
濁液中に存在し、計算により求まる全粒子重量Go と、
前記沈降距離h及び沈降速度V( DP ) との関係から測
定点ごとに各々の計算式として形成し、前記演算器を用
いて、前記各々の計算式における粉体粒子の粒度分布関
数fi (DP ) がほぼ同じになるように決定されることに
よって、全粒子重量G o の全粒子が前記検出皿に沈降す
る以前に粉体粒子の粒度分布を得るための方法によって
解決される。
【0005】好ましくは、測定間隔を、時間の経過にと
もなって大きくする。また、演算器が複数の測定装置を
同時に制御できることが有利である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の詳細の具体的
な説明及び詳しい解説を、添付した図面を用いて、以下
に述べる。図1には、沈降天秤法を用いて粉体粒子の粒
度分布を測定するための自動化された測定装置の1つの
実施形態を示す。この装置は、グローブボックス2内に
設けられた沈降槽3と、前記ボックス2上に載置された
精密測定可能な測定器1と、この測定器の重量変化を常
時監視する演算器6とから構成されており、本発明では
測定器として精密電子天秤1が使用されている。この精
密電子天秤1の下方にある重量測定部は、支持棒7を介
して検出皿5と連結され、この検出皿5は、懸垂した状
態で沈降槽3内に入れられている。
【0007】粉体粒子の粒度分布の測定は、先ず、前記
粒子を任意の液中に入れて充分混合し、十分に前記粒子
が分散した粒子懸濁液4とする。次いでこの粒子懸濁液
4を沈降槽3に移し、沈降槽3中の粒子懸濁液4の動揺
が小さくなってから開始される。本発明では、沈降槽3
に移された粉体粒子の全てが検出皿5上に沈降する前に
その測定を終了したとしても、微粒子領域まで含めた粒
度分布情報を得ることが可能である。その粒度分布の情
報は以下に示すようにして得られる。
【0008】即ち、検出皿5上には、粒子懸濁液4中の
粒子が常時沈降を続けており、検出皿5の重量は刻々増
加している。従って、測定を開始した時から一定の時間
(t)だけ経過した場合の前記検出皿5に堆積した粒子
の重量(Gt )は、粒度分布を示す粒度分布関数(f(D
P ) )に従う。これを具体的に示すと以下の関係が成立
する。以下に示す式中の記号は次のようなことを意味す
る。
【0009】Go; 測定初期において検出皿5を底面と
し、この検出皿5より沈降距離hだけ上部の部分内に含
まれる粒子懸濁液4中に存在し、計算により求まる全粒
子重量 Dp; 任意の粒子径 h ; 沈降距離 V(Dp ) は粒子径Dp の沈降速度 ρp; 粒子密度 ρf; 粒子懸濁液4を構成する液のみの流体密度 g ; 重力加速度 μ ; 上記液のみの粘性係数 である。
【0010】
【数1】
【0011】その際、V(Dp ) は粒子径Dp の沈降速度
であり、以下の式で表わされる。
【0012】
【数2】
【0013】また、上記式(1)においてDe (t) は、
時間tにて沈降距離hを沈降する粒子径を表し、以下の
式から求められる。
【0014】
【数3】
【0015】ここで上記(1)式の右辺第1項は、測定
開始から一定の時間(t)までに粒子径(De (t) )よ
り大きな粒子が全て検出皿5上に沈降した重量を示し、
その第2項は、前記粒子径(De (t) )より小さな粒子
であっても、測定開始から一定の時間(t)までに前記
検出皿5に堆積しうる沈降距離の範囲に存在した前記粒
子が検出皿5上に沈降した重量を示す。ここで時間t
は、沈降距離hと、懸濁液の種類により定まる定数から
得られる沈降速度とから決められる、測定に必要である
最小粉体粒子が検出皿5に到達するまでの沈降時間の1
/100から1/5 までの時間の範囲内とする。測定
時間tの上限を沈降時間の1/5としたのは、これ以上
の時間がかかるとすると、粉体粒子の粒度分布を測定す
る面での実用的価値があまりないからである。
【0016】また、上記(1)式を変形すると、
【0017】
【数4】
【0018】となり、積分の核関数g( t, DP ) は、以
下のように表すことができる。
【0019】
【数5】
【0020】従って、Gt ,Go が既知量であるため、
上記(5)式から、各々の測定点における粉体分布関数
f(DP ) が求められる。さらに、測定時間t1 〜tn
おける各測定点の測定値に対して式(4)を適用すると
次式が得られる。
【0021】
【数6】
【0022】ここで、数値計算において式(6)の積分
を粒子径に対してm分割し、第j分割での粒子範囲をD
pjからDpj+1までとすると、その範囲の中位径の粒子径
をD pj * ,粒子径間隔をΔDpj(=Dpj+1−Dpj)とし
た場合に積分は次式で近似できる。
【0023】
【数7】
【0024】上記(7)式は、時間ti (i=1〜n)
における検出皿5上に堆積した全粒子重量(Gti)と粒
度分布(fi ( Dpj * ))との関係を示している。ま
た、前記粒度分布が不変であるため、どの測定点におけ
る粒度分布関数(fi ( Dpj *))も等しくならねばな
らない。従って、(6)式から以下の式が成立する。
【0025】
【数8】
【0026】結果として、演算器を用いて上記条件がほ
ぼ満足する(fi ( Dpj))が得られた場合、その値は
粉体粒子の粒度分布関数(f(DP ) )となる。
【0027】
【実施例】図2には、測定に必要である最小粉体粒子径
が1μmであるガラスビーズ(MBP−3〜30)を使
用して、JISZ8822「沈降質量法による粉体の粒
子径分布測定方法」に基づいた実測により得られる粉体
の粒度分布と、本発明を適用して上記計算式により得ら
れた粉体の粒度分布とを比較して示したものである。
【0028】本実験において、 粒子懸濁液の液面から検出皿5までの距離、即ち、沈降距離: h=80mm 粒子懸濁液に使用した液の密度: ρf =0.998 g/cm2 粒子の密度: ρp =4.07 g/cm2 粒子懸濁液に使用した液の粘性係数: μ=9.1×10-4 Pa 沈降距離hと前記検出皿の面積から計算により求まる測定終了時における検出 皿5上の粉体全重量: Go =1.18g 重力加速度: g=9.8m/sec2 である。
【0029】ここで、粒子径 DP の粒子の沈降速度V(D
p ) は、(2)式より、1.838×10-6・ DP 2 m/
sec となる。よって、時間t経過後の検出皿5上の全粒
子重量Gt (g)は、粒度分布関数をf(DP ) とした場
合、(1)式より求められる。ここで、De (t) は時間
tにおいて沈降距離(h=80mm)だけ沈降する粒子
径を表しており、(2)式より下記の値となる。
【0030】
【数9】
【0031】本測定では、(6)式及び(7)式におけ
る測定時間が等分割とされ、t1 〜tn のn=30、m
=80とする。また、粒子径間隔ΔDpj=Dpj+1−Dpj
は、不均一となり、粒子径の小さい部分では小さくな
り、大きな部分では大きくなる。その実際の値は表2の
粒子径間隔ΔDpj(μm)の欄に示している。さらに、
中位径Dpj * は、上記粒子径間隔ΔDpjに基づいて定ま
る値が表1の粒子径Dpj * (μm)の欄に示している。
【0032】ここで、表1〜表2は、(7)式の計算に
より得られた前記各中位径Dpj * の頻度分布(%/μ
m)の値を示している。表中に「5μmまで」とあるの
は、5μmの粉体粒子が沈降距離(=80mm)を沈降
するために要する時間を上記(2)式から計算により求
めた値(33.8min )を全測定時間tとして、(7)
式から求められる粒度分布関数より、計算によって求め
られた各中位径Dpj * の頻度分布(%/μm)を示して
いる。従って、全測定時間(33.8min )を30等分
した時間(67.6秒)が、ti+−ti に相当する。同
様に、表中の「3μmまで」、或いは「1μmまで」と
あるのは、それぞれ全測定時間tが1.57h及び1
4.1hを30等分したti+−ti であって、それぞれ
3.14min及び28.2min である。
【0033】表3〜表4は、粒子径間隔ΔDpjまでのふ
るい下積算値を%で示した値である。表中の「5μmま
で」、「3μmまで」、或いは「1μmまで」は、上記
表1と同じことを意味する。表5は、上記JISZ88
22「沈降質量法による粉体の粒子径分布測定方法」に
基づいた実測により、粒子懸濁液4中の1μmの粒子の
全てが検出皿5上に体積するまでの時間(=14.1
h)をかけて得られた各粒子径に対するふるい下積算値
を示したものである。従って、この結果は、実際の正し
い粒度分布を示している。
【0034】表6〜表7は、本発明を用いて粒度分布関
数を求め、各粒子径(Dp μm)に対する「1μmま
で」、「3μmまで」、「5μmまで」、「10μmま
で」並びに「15μmまで」のふるい下積算値(%)を
計算により求めたものである。また、この計算結果と、
上記正しい粒度分布を示す表3の測定結果とを併せて図
2に示している。実測値は実線で示し、各々の測定点、
即ち、「1μmまで」を〇で、「3μmまで」を□で、
「5μmまで」を△で、「10μmまで」を●で並びに
「15μmまで」を■で示している。ここで、「1μm
まで」、「3μmまで」、「5μmまで」、「10μm
まで」、或いは「15μmまで」は、上記表1と同じ意
味である。ここで、図2中の縦軸を示すふるい下積算値
は、この種の測定において通常使用されるものである。
【0035】この実験結果から、「5μmまで」を、即
ち、5μmの粉体粒子が沈降距離(=80mm)を沈降
するために要する時間33.8min を全測定時間tとし
た場合より、全測定時間tが長い場合に、本発明を用い
て得られる値は、JISZ8822「沈降質量法による
粉体の粒子径分布測定方法」に基づいた実測値とほぼ一
致することがわかる。また、「10μmまで」を、即
ち、10μmの粉体粒子が沈降距離(=80mm)を沈
降するために要する時間8.45min を全測定時間tと
した場合、粒径の小さな範囲において上記実測値とは若
干相違するが、実用面においては問題とならない範囲で
ある。さらに、「15μmまで」を、即ち、15μmの
粉体粒子が沈降距離(=80mm)を沈降するために要
する時間3.80min を全測定時間tとした場合、「1
0μmまで」までと比べても極めて精度は悪く、もはや
実用に供することはできない。従って、測定に必要な最
小粒子径である1μmの粉体粒子が全て検出皿5の上に
沈降する時間14.1hの100分の1の時間であって
も、本発明も用いて全粒子が前記検出皿5に沈降する以
前に粉体粒子の粒度分布を得ることができる。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の粉体粒子
の粒度分布を得るための方法を用いることによって、測
定に必要である最小粒子径の粉体粒子が沈降する以前で
あっても、正確な粉体粒子の粒度分布が得られるという
優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、沈降天秤法により粉体粒子の粒度分布
を得るための本発明の方法に使用される装置の一実施形
態を示す概略図である。
【図2】図2は、上記の正しい粒度分布と、本発明を適
用して得られた粉体の粒度分布とを比較して示したグラ
フである。
【符号の説明】
1 精密電子天秤 2 グローブボックス 3 沈降槽 4 粒子懸濁液 5 検出皿 6 演算器 7 支持棒
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 本測定では、(6)式及び(7)式にお
ける測定時間が等分割とされ、t〜tのn=30、
m=80とする。また、粒子径間隔ΔDpj=D
Pj+1−DPjは、不均一となり、粒子径の小さい部
分では小さくなり、大きな部分では大きくなる。その実
際の値は、表3〜4の粒子径間隔ΔDpj(μm)の欄
に示している。さらに、中位径Dpj は、上記粒子径
間隔ΔDpjに基づいて定まる値が表1〜2の中位径
pj (μm)の欄に示している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 ここで、表1〜表2は、(7)式の計算
により得られた前記各中位径Dpj の頻度分布(%/
μm)の値を示している。表中に「5μmまで」とある
のは、5μmの粉体粒子が沈降距離(=80mm)を沈
降するために要する時間を上記(2)式から計算により
求めた値(33.8min)を全測定時間tとして、
(7)式から求められる粒度分布関数より、計算によっ
て求められた各中位径Dpj の頻度分布(%/μm)
を示している。従って、全測定時間(33.8min)
を30等分した時間(67.6秒)が、i+1−t
に相当する。同様に、表中の「3μmまで」、或いは
「1μmまで」とあるのは、それぞれ全測定時間tが
1.57h及び14.1hを30等分したj+1−t
あって、それぞれ3.14min及び28.2mi
nである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 表3〜表4は、粒子径間隔ΔDpjまで
のふるい下積算値を%で示した値である。表中の「5μ
mまで」、「3μmまで」、或いは「1μmまで」は、
上記表1〜表2と同じことを意味する。表5は、上記J
ISZ8822「沈降質量法による粉体の粒子径分布測
定方法」に基づいた実測により、粒子懸濁液4中の1μ
mの粒子の全てが検出皿5上に体積するまでの時間(=
14.1h)をかけて得られた各粒子径に対するふるい
下積算値を示したものである。従って、この結果は、実
際の正しい粒度分布を示している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 表6〜表7は、本発明を用いて粒度分布
関数を求め、各粒子径(Dμm)に対する「1μmま
で」、「3μmまで」、「5μmまで」、「10μmま
で」並びに「15μmまで」のふるい下積算値(%)を
計算により求めたものである。また、この計算結果と、
上記正しい粒度分布を示す表5の測定結果とを併せて図
2に示している。実測値は実線で示し、各々の測定点、
即ち、「1μmまで」を○で、「3μmまで」を□で、
「5μmまで」を△で、「10μmまで」を●で並びに
「15μmまで」を▲黒四角▼で示している。ここで、
「1μmまで」、「3μmまで」、「5μmまで」、
「10μmまで」、或いは「15μmまで」は、上記
1〜表2と同じ意味である。ここで、図2中の縦軸を示
すふるい下積算値は、この種の測定において通常使用さ
れるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈降天秤法により測定され得られるもの
    であって、測定に必要である最小粉体粒子径から存在す
    る最大粉体粒子径までの粒度分布を得るための方法であ
    って、 前記粒度分布を得るための測定装置が、沈降槽(3)
    と、精密測定可能な重量測定器(1)と、この測定器
    (1)の計測重量を常時監視する演算器(6)と、検出
    皿(5)と、この検出皿(5)を前記重量測定器(1)
    に、検出皿(5)の重量を計測できるように接続する支
    持棒(7)とから構成されおり、その際、この検出皿
    (5)が懸垂した状態で沈降槽(3)内に入れられてい
    る、粒子懸濁液中に分散された粉体粒子が前記検出皿
    (5)に沈降する重量の変化から前記粒子の粒度分布を
    得るための方法において、 所定の沈降距離(h)と、粒子懸濁液の種類により定ま
    る定数から得られる最小粉体粒子の沈降速度とから決め
    られる、前記最小粉体粒子が所定の沈降距離(h)を沈
    降し検出皿(5)に到達するまでの沈降時間(T)の1
    /100から1/5 までの時間の範囲内で、全測定時
    間(t)を任意に分割して複数の測定点とし、各測定点
    毎の検出皿(5)の粉体全重量を測定し、 その1つの測定点の任意の時間(ti )における前記粉
    体全重量(Gti)を、粉体粒子の粒度分布関数(fi (D
    P ))と、測定初期において検出皿(5)を底面とし、こ
    の検出皿(5)より沈降距離(h)だけ上部の部分内に
    含まれる粒子懸濁液(4)中に存在し、計算により求ま
    る全粒子重量(Go )と、前記沈降距離(h)及び沈降
    速度(V( DP ))との関係から測定点ごとに各々の計算
    式として形成し、 前記演算器(6)を用いて、前記各々の計算式における
    粉体粒子の粒度分布関数(fi (DP ))がほぼ同じになる
    ように決定されることによって、全粒子重量(Go )の
    全粒子が前記検出皿(5)に沈降する以前に粉体粒子の
    粒度分布を得るための方法。
  2. 【請求項2】 測定間隔を、時間の経過にともなって大
    きくすることを特徴とする請求項1に記載の粉体粒子の
    粒度分布を得るための方法。
  3. 【請求項3】 前記測定装置の複数が1つの演算器
    (6)によって制御されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の粉体粒子の粒度分布を測定する方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108037036A (zh) * 2017-11-28 2018-05-15 东南大学 一种监测海水中珊瑚生长速度的装置及其测量方法
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