JPH10261988A - 人工衛星搭載用通信装置 - Google Patents

人工衛星搭載用通信装置

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JPH10261988A
JPH10261988A JP6291897A JP6291897A JPH10261988A JP H10261988 A JPH10261988 A JP H10261988A JP 6291897 A JP6291897 A JP 6291897A JP 6291897 A JP6291897 A JP 6291897A JP H10261988 A JPH10261988 A JP H10261988A
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JP
Japan
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telemetry
communication device
transmission power
command
gps
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Application number
JP6291897A
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English (en)
Inventor
Akinobu Yokota
昭信 横田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の通信装置は人工衛星のテレメトリを常
に地上へ送信しているため、全世界へ電波が放射され
る。地表への電力束密度(PFD)は、国際電波法によ
り規格が定められており、この規格内に収まる様にして
いるもののある地域(例えば、朝鮮半島,イギリス原発
施設,軍事電波監視施設,宇宙電波監視施設等)への地
上局に電波干渉を引き起こす問題がある。(場合によっ
ては設備の再校正も必要となる。)現に上記地域から電
波放射を中止して欲しい等のクレームが寄せられるケー
スがある。 【解決手段】 この発明による通信装置は、人工衛星に
PFD制御装置を搭載することにより、人工衛星がある
地域(通信禁止区域)を通過した時、人工衛星が送信す
る電力を控えることができ、電波干渉を避けることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星に搭載
した通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の人工衛星の通信装置を示
したものである。従来の中・低高度軌道上の地球観測周
回衛星はグローバルポジショニングシステム(以下「G
PS」と言う。)用のGPS受信機と位置測定装置を搭
載し、GPSの信号(距離コード、発信時刻、GPS位
置、GPS識別)から人工衛星の軌道上位置を地上局を
介さずに人工衛星上で決定し、予め観測すべき地域を記
憶させておいたオンボードコンピュータ(以下、「OB
C」と言う。)のメモリにより自動的に観測センサと記
録の制御を行い、観測センサとテープレコーダのテレメ
トリ(機器のON/OFFステータス)と観測データは
データ伝送装置を介してそれぞれの通信装置により地上
局へ伝送していた。図において、1はテレメトリ/コマ
ンド用アンテナ、2はテレメトリ/コマンド通信装置、
3はGPSアンテナ、4はGPS受信機、5は位置測定
装置、6はOBC、7は観測データ用データ伝送装置、
8は観測データ通信装置、9は観測センサ、10はテー
プレコーダ、11はデータ伝送装置である。
【0003】次に動作について説明する。テレメトリ/
コマンド用アンテナ1から観測センサ動作開始のコマン
ドをテレメトリ/コマンド通信装置2で受信すると、テ
レメトリ/コマンド通信装置2はGPS受信機4を動作
せしめて図示していないGPSからの距離信号をGPS
アンテナ3を経由してGPS受信機4に入力する。GP
S受信機4は測定に必要なデータの復号と抽出を行い、
位置測定装置5に入力するとGPSからの相対位置を測
定/計算した後に距離信号に含まれているGPSの位置
データから人工衛星の地図上の絶対位置に変換し、この
位置情報をOBC6に入力する。OBC6は予(人工衛
星の打ち上げ前に記録し、打ち上げ後も更新できる)メ
モリに記録しておいた観測地域と比較照合し、観測地域
に到着したら図示してないパルス発生装置を用いて観測
センサ9あるいはテープレコーダ10を開始させ、デー
タ伝送装置11により観測したデータは観測データ通信
装置8へ伝送され、通信可能領域で地上局へデータが送
信される。観測センサ9及びテープレコーダ10のテレ
メトリはデータ伝送装置11を介してテレメトリ/コマ
ンド通信装置2へ伝送され、常に地上へ送信される。こ
れは人工衛星が地球を周回しているため、世界各国の地
上局で人工衛星のテレメトリを受信・モニターするた
め、送信機を停止させることは運用上非常に危険(人工
衛星を見失う可能性がある)なためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の通
信装置は人工衛星のテレメトリを常に地上へ送信してい
るため、全世界へ電波が放射される。地表への電力束密
度(以下、「PFD」と言う。)は、国際電波法により
規格が定められており、この規格内に収まる様にしてい
るもののある地域(例えば、朝鮮半島,イギリス原発施
設,軍事電波監視施設,宇宙電波監視施設等)への地上
局に電波干渉を引き起こす問題がある。(場合によって
は設備の再校正も必要となる。)現に上記地域から電波
放射を中止して欲しい等のクレームが寄せられるケース
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明による人工衛
星搭載用通信装置は、人工衛星にPFD制御装置を搭載
することにより、人工衛星がある地域(以下、「通信禁
止区域」と言う。)を通過した時、人工衛星が送信する
電力を抑圧することができ、電波干渉を避けることがで
きる。
【0006】また、第2の発明による人工衛星搭載用通
信装置は、人工衛星にPFD制御装置を搭載することに
より、通信禁止区域に応じて送信電力の抑圧量を可変す
ることができ、電波干渉を避けることができる。
【0007】また、第3の発明による人工衛星搭載用通
信装置は、人工衛星にPFD制御装置を搭載することに
より、複数の通信禁止区域上で人工衛星が送信する電力
を抑圧することができ、電波干渉を避けることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態を示す通信
装置であり、図において1はテレメトリ/コマンド用ア
ンテナ、2はテレメトリ/コマンド通信装置、3はGP
Sアンテナ、4はGPS受信機、5は位置測定装置、6
はOBC、7は観測データ用データ伝送装置、8は観測
データ通信装置、9は観測センサ、10はテープレコー
ダ、11はデータ伝送装置、12はPFD制御信号発生
装置、13は送信電力減衰器である。一般にPFDは次
の式で表される。 PFD(dBW/m2 /Hz) =最大電力密度(dBW/Hz)+アンテナ利得(dBi) −10 Log(4π・(距離)2 )(dBm2 )・・・(1) 上式(1)において、最大電力密度は変調方式及び送信
電力によって決まる。また、距離は人工衛星と地上の間
の距離である。よって、抑圧すべきPFD量が決定され
るため、複数の通信禁止区域、複数種類の送信電力抑圧
量を与えることができる。
【0009】次にこの発明による動作を説明する。前述
のようにテレメトリ/コマンド用アンテナ1から観測セ
ンサ動作開始のコマンドをテレメトリ/コマンド通信装
置2で受信すると、テレメトリ/コマンド通信装置2は
GPS受信機4を動作せしめて図示していないGPSか
らの距離信号をGPSアンテナ3を経由してGPS受信
機4に入力する。GPS受信機4は測定に必要なデータ
の復号と抽出を行い、位置測定装置5に入力するとGP
Sからの相対位置を測定/計算した後に距離信号に含ま
れているGPSの位置データから人工衛星の地図上の絶
対位置に変換し、この位置情報をOBC6に入力する。
OBC6は予めメモリに記録しておいた複数の通信禁止
区域の地図パターンとをパターンマッチングし、通信禁
止区域かどうかを判断し、第1の通信禁止区域に到達し
たら第1のPFD抑圧量(式(1)により算出)を、ま
た第2の通信禁止区域に到達したら第2のPFD抑圧量
をPFD制御信号発生装置12へ送り、PFD制御信号
発生装置12はPFD抑圧量(現在、地表へ与えるPF
Dの規格は国際電波法により与えられているが、通信禁
止区域からPFD制限値の具体的数値の変更要求はない
ため、国際電波法の規格より十分低い値、例えば第1の
通信禁止区域では1/2,第2の通信禁止区域では2/
3等を想定する)になるような送信電力を(1)式によ
り算出する。通信禁止区域に到着したら図示していない
制御信号により、テレメトリ/コマンド通信装置2の出
力後に挿入した送信電力減衰器13を作動し、送信電力
を減衰させる。
【0010】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態を示す送信電力減衰器であり、図において1はテレメ
トリ/コマンド用アンテナ、2はテレメトリ/コマンド
通信装置、12はPFD制御信号発生装置、13は送信
電力減衰器である。
【0011】次にこの発明による動作を説明する。通
常、通信禁止区域以外の所ではPFD制御信号発生装置
12からの信号は発生されず、図示しているスイッチの
方向でテレメトリが送信される。通信禁止区域へ到達し
た時はPFD制御信号発生装置12からの発生信号によ
り減衰器側の方へスイッチが入り、送信電力が抑圧さ
れ、また抑圧量を可変にすることが出来る。
【0012】実施の形態3.図3はOBC6に予めメモ
リに記録される複数の内の一つ通信禁止区域の地図パタ
ーンを示す一例であり、図において14は朝鮮半島の地
図パターンである。
【0013】次にこの発明による動作を説明する。GP
Sアンテナ3を経由してGPS受信機4に入力されたデ
ータは、測定に必要なデータの復号と抽出を行い、位置
測定装置5に入力するとGPSからの相対位置を測定/
計算した後に距離信号に含まれているGPSの位置デー
タから人工衛星の地図上の絶対位置に変換し、この位置
情報をOBC6に入力する。OBC6は予めメモリに記
録しておいた複数の通信禁止区域の一つの朝鮮半島の地
図パターン14とをパターンマッチングし、通信禁止区
域かどうかを判断する。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、以上説明したように
構成されているので人工衛星が通信禁止区域を通過した
場合、PFDの制御を行うので通信禁止区域の地上局へ
の電波干渉を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の送信電力減衰器の実施例を示す構
成図である。
【図3】 この発明のOBCのメモリに記録される複数
の内の一つの通信禁止区域の地図パターンを示す図であ
る。
【図4】 従来の通信装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 テレメトリ/コマンド用アンテナ、2 テレメトリ
/コマンド通信装置、3 GPS用アンテナ、4 GP
S受信機、5 位置測定装置、6 OBC、7観測デー
タ用アンテナ、8 観測データ通信装置、9 観測セン
サ、10 テープレコーダ、11 データ伝送装置、1
2 PFD制御信号発生装置、13送信電力減衰器、1
4 地図パターン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレメトリ送信及びコマンド受信のテレ
    メトリ/コマンド用アンテナと、テレメトリを送信する
    ためとコマンドを受信するためのテレメトリ/コマンド
    通信装置と、上記テレメトリ/コマンド通信装置により
    動作するGPS受信機及びGPS用アンテナと、人工衛
    星の軌道上位置を地上局を介さずに人工衛星上で決定す
    る位置測定装置と、予め観測センサが観測すべき地域を
    記憶させておいたオンボードコンピュータと、観測セン
    サのテレメトリを上記テレメトリ/コマンド通信装置に
    伝送するデータ伝送装置とを備えた人工衛星搭載用通信
    装置において、常に電波を放射している地球観測周回衛
    星がある特定の地域を通過した時、テレメトリ送信電力
    を抑圧する抑圧手段を設けたことを特徴とする人工衛星
    搭載用通信装置。
  2. 【請求項2】 抑圧手段はテレメトリ送信電力の抑圧量
    を可変にするための信号を送る電力束密度制御信号装置
    と、電力束密度制御信号装置の信号により送信電力の抑
    圧量を可変にする送信電力減衰器によって送信電力を抑
    圧する地域に応じて送信電力の抑圧量を可変にすること
    を特徴とする請求項1記載の人工衛星搭載用通信装置。
  3. 【請求項3】 抑圧手段はGPSアンテナ、GPS受信
    機及び位置測定装置により検出した人工衛星の地図上の
    絶対位置と、予めオンボードコンピュータのメモリに記
    録しておいたテレメトリ送信電力を抑圧するべき複数の
    地図パターンとをパターンマッチングし、テレメトリ送
    信電力を抑圧するべき地域を複数の地域上で抑圧するこ
    とを特徴とする請求項1記載の人工衛星搭載用通信装
    置。
JP6291897A 1997-03-17 1997-03-17 人工衛星搭載用通信装置 Pending JPH10261988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105549464A (zh) * 2015-12-10 2016-05-04 中国电子科技集团公司第三十二研究所 面向中高轨卫星有效载荷的管控系统
JP2020053913A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 日本電信電話株式会社 干渉電力推定方法、干渉電力推定装置及びプログラム

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WO2020066470A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 日本電信電話株式会社 干渉電力推定方法、干渉電力推定装置及びプログラム

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