JPH10260754A - ファン装置および電子機器 - Google Patents

ファン装置および電子機器

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JPH10260754A
JPH10260754A JP9066417A JP6641797A JPH10260754A JP H10260754 A JPH10260754 A JP H10260754A JP 9066417 A JP9066417 A JP 9066417A JP 6641797 A JP6641797 A JP 6641797A JP H10260754 A JPH10260754 A JP H10260754A
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JP
Japan
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fan
frame
holder
motor
fan guard
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JP9066417A
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English (en)
Inventor
Ichiro Nagasawa
市郎 長沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、危険防止用のファンカードをフレー
ムと一体として、ファン装置の機器への取付け作業が容
易であるとともに、ファンガードのファン装置への取付
けが確実で経済的なファン装置およびこのファン装置を
備えた電子機器を提供することを課題とする。 【解決手段】合成樹脂からなるフレーム32と、このフ
レーム32の内側に配置されてフレームと一体に形成さ
れたホルダ33と、モータおよび外周部に複数の羽根3
8を有しモータの回転動作により回転されて空気を送る
回転体37を備えフレーム32の内側に配置され且つホ
ルダ33に保持されたモータファン34と、フレーム3
2における一方の開放側部にモータファン34の回転体
36に面して配置されフレーム32と一体に形成された
合成樹脂からなるファンガード35とを具備することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファン装置およびこ
のファン装置を装備した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの電子機器では、ハウ
ジングの内部に動作時に発熱を伴う種々の部品や素子が
装備されており、これらの部品や素子が発する熱が同じ
ハウジングの内部に装備された部品や素子に悪影響を与
えることにある。このことを回避するために電子機器で
は、従来からハウジングにファン装置を装備して、発熱
部品や素子から発する熱を機器のハウジングの外部に放
出することが行なわれている。すなわち、ファン装置の
駆動により、ハウジングの外部の空気をハウジングの内
部へ取り入れて発熱部品や素子から発する熱を奪ってハ
ウジングの外部へ排出することによりハウジングの内部
における温度上昇を抑制している。このファン装置は、
フレームの内側の空間部に軸流型のモータファンを設け
たもので、モータファンの回転駆動によりハウジングの
内部の空気をフレームの内側空間部を通して外部へ送り
出している。
【0003】そして、モータファンの回転駆動時にフレ
ームの内側空間部に例えば人が誤って指などを差し入れ
て怪我をすることがあるので、このことを防止するため
にフレームの内側空間部に指などを差し入れることがで
きないように危険防止用のファンガードをファン装置に
組み合せて設けている。
【0004】次に従来における冷却用のファン装置を備
えた電子機器について、ディスクトップ型コンピュータ
におけるサーバを例にとり図6ないし図9を参照して説
明する。
【0005】図6はサーバSの外観を示すもので、図6
(a)は一方の端面図(後端面図)、図6(b)は側面
図、(c)は他方の端面図(前端面図)である。図6に
おいて1は金属板からなる直方体をなすハウジングで、
このハウジング1の内部には電源装置(図示せず)、フ
ロッピィディスク駆動装置2、CD駆動装置3、CPU
などの電子部品を実装した配線基板(図示せず)などが
収納されている。これら収納されたもののうち、電源装
置、各駆動装置2、3、CPUなどが動作に伴い熱を発
する。ハウジング1の各面には放熱および空気吸い込み
用の多数の小さい孔4が形成されている。ハウジング1
の後端面部の上部は開放され、この開放部には2枚の取
付け板5が左右に並べて配置されてハウジング1に取付
けられており、各取付け板5には2組のファン装置11
が設けられている。
【0006】次に図6においてAで示す1組の取付け板
5を例にとりファン装置11について説明する。図7は
ファン装置11を装着した取付け板5を示し、図7
(a)は外面図(正面図)、図7(b)は側面図、図7
(c)は内面図(裏面図)、図7(d)は平面図であ
る。取付け板5は上下に長い金属板からなるもので、ボ
ルト8によりハウジング1に取付けられている。各取付
け板5には2個の排気孔6が上下に並べて形成され、各
排気孔6に対応して2組のファン装置11が設けられて
いる。
【0007】図8はファン装置11を示し、図8(a)
は正面図、図8(b)は側面図である。図8において1
2はフレーム12と、13はホルダ、14はモータファ
ンである。フレーム12は合成樹脂からなるもので、外
形が四角形をなすとともに内側に円形の内側孔15を有
するものである。ホルダ13はフレーム12の内側孔1
5の一方の開放部に配置されてフレーム12と一体に形
成されたもので、内側孔15の中央部に位置するホルダ
部13aと、このホルダ部13aをフレーム12に対し
て支持する腕部13bからなるものである。
【0008】モータファン14は、外周部に複数のプロ
ペラ形羽根17を形成した回転体16と、この回転体1
6の内部に収容されて回転体16を回転駆動させるモー
タ(図示せず)を有するもので、フレーム12の内側孔
15において回転体16の軸線方向を内側孔15の軸線
方向に一致させて配置され、モータがホルダ13のホル
ダ部13aに保持されている。このモータファン14
は、図示矢印方向に回転体16および羽根17が回転す
ることにより空気を図示矢印方向に送るものである。
【0009】このように構成されたファン装置11は、
取付け板5の内面側においてホルダ13を取付け板5側
に向け且つ内側孔15を取付け板5の排気孔6に対向さ
せて配置されて、フレーム12が取付け板5に当接され
ている。
【0010】図6および図7において21はファンガー
ドで、このファンガード21は例えば合成樹脂からな
り、例えば図9にも示すように直径が異なる複数の円形
リングを同心円状に配置するとともに、外周部に孔22
aを有する4個の座22を等間隔を存して形成したもの
である。ファンガード21は取付け板5の外面側におい
て取付け板5の排気孔6に対向し、且つ座22がフレー
ム12の四隅部に対向するようにして配置されている。
【0011】そして、ボルト23が取付け板5の外面側
からファンガード21の各座22の孔22a、この孔2
2aに対向して取付け板5に形成された孔(図示せず)
および各孔22aに対向してフレーム12に形成された
各取付け孔12aに夫々挿通され、且つ取付け板5の内
面側に突出したボルト23にナット24が螺合されて締
付けられている。これによりファン装置11とファンガ
ード21が共通のボルト23を用いて取付け板5に取付
けられている。
【0012】ファンガード21はフレーム12の内側孔
15に面して取付け板5の外面側からモータファン14
の羽根17が回転する領域に対して指などが入らないよ
うに遮る。従って、モータファン14が回転駆動中に人
が誤って指などをフレーム12の内側に差し込んで怪我
をするという危険な事態の発生を防止できる。
【0013】このように2組のファン装置11を装着し
た取付け板5は、ファン装置11が内側に位置するよう
にしてハウジング1の開放部に取付けられる。そして、
ファン装置11のモータファン14を回転駆動して、ハ
ウジング1の内部における空気をファン装置11におけ
るフレーム12の内側孔15および取付け板5の排気孔
6を通して外部へ送り出す。これにより外部の空気をハ
ウジング1の各孔4を介してハウジング1の内部へ取り
入れ、電源装置、各駆動装置2、3およびCPUなどが
発する熱を奪って暖められた空気をハウジング11の外
部へ排出することにより、発熱部品や素子から発する熱
によるハウジング11の内部の温度上昇を抑制する。
【0014】この従来のファンガードとしては、合成樹
脂製のファンガード21に代えて図9に示すような金属
製のファンガードを用いることもできる。図10に示す
ファンガード25は、例えば金属線材を用いてファンガ
ード21と同様に直径が異なる複数の円形リングを同心
円状に配置して形成したもので、外周部には4個の座2
6が等間隔を存して形成されている。このファンガード
25も前述と同様に取付け板5の前面側に配置されて、
ボルト23によりファン装置11と一体に取付けられ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
ファン装置11に組合わせるファンガード21、25を
ファン装置11とは独立して製作して、ボルトによりフ
ァン装置11とともに取付け板5に取付けているため
に、次に述べる問題がある。
【0016】ファン装置11を取付け板5に取付ける場
合に、ファンガード21、25をファン装置11のフレ
ーム12に位置合せして押えながら取付ける必要がある
ために、ファン装置11を電子機器へ取付ける作業が大
変面倒である。
【0017】合成樹脂製のファンガード21を一般に熱
可塑性樹脂が使用されるが、この熱可塑性樹脂製のファ
ンガード21をボルト23により取付けた場合には、ボ
ルト23により締付け荷重を受けた熱可塑性樹脂からな
るファンガード21は、ファン装置11によりハウジン
グ1の内部から排出される熱せられた空気に晒されて歪
みが発生する。このため、ファンガード21の取付けに
緩みが生じるとともに、さらにファン装置11の取付け
にも緩みが生じることがある。
【0018】また、金属製のファンガード25はこのよ
うな合成樹脂製のファンガード21を用いる場合の問題
が生じないが、合成樹脂製のファンガード21に比較し
て製造コストガ高くなるという問題がある。
【0019】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、危険防止用のファンカードを一体化することにより
機器への取付け作業が容易であるとともにファンガード
の取付けが確実である経済的なファン装置を提供するこ
とを課題とする。
【0020】また、本発明は、危険防止用のファンカー
ドを一体化することにより機器への取付け作業が容易で
あるとともにファンガードの取付けが確実である経済的
なファン装置を備えた電子機器を提供することを課題と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のファン
装置は、合成樹脂からなるフレームと、このフレームの
内側の中央部に配置されたホルダ部およびこのホルダ部
を前記フレームと結ぶ腕部を有し前記フレームと一体に
形成された合成樹脂からなるホルダと、モータおよび外
周部に複数の羽根を有し前記モータの回転動作により回
転されて空気を送る回転体を備え前記フレームの内側に
配置されて前記ホルダに保持されたモータファンと、前
記フレームにおける一方の開放側部に前記モータファン
の前記羽に面して配置され前記フレームと一体に形成さ
れた合成樹脂からなるファンガードとを具備することを
特徴とする。
【0022】この発明の構成によれば、危険防止用のフ
ァンカードがフレームと一体となっているので、ファン
装置の機器への取付け作業が容易であるとともに、ファ
ンガードのファン装置への取付けが確実である。
【0023】請求項2の発明は、請求項1に記載のファ
ン装置において、前記ホルダが、前記フレームにおける
前記ファンガードが設けられる開放側部に位置し、且つ
前記ファンガードが、前記フレームと前記ホルダのホル
ダ部との間に配置されて前記フレームと前記ホルダと一
体に形成されていることを特徴とする。
【0024】請求項3の発明は、請求項1に記載のファ
ン装置において、前記ファンガードが設けられる前記フ
レームの開放側部が、前記モータファンに対してこのモ
ータファンが送る空気の流れ方向下流側に位置すること
を特徴とする。
【0025】請求項2および請求項3の発明の構成によ
れば、フレームにおけるホルダを形成するスペースを利
用してファンガードを形成することにより、ファンガー
ドを形成するためにフレームの幅(内側孔軸方向に沿う
長さ)を大きくする必要がなく、且つフレームにおいて
ファンガードをホルダとを1箇所に組合わせて形成する
ことにより、フレーム全体を簡素で強固な構成にするこ
とができる。
【0026】請求項4の発明は、請求項1に記載のファ
ン装置において、前記ファンガードが前記フレームの中
心を中心として描かれるリング形をなすものであること
を特徴とする。
【0027】請求項5の発明は、請求項1に記載のファ
ン装置において、前記ファンガードが前記フレームの中
心から外周側へ向けて広がる放射状をなすことを特徴と
する。
【0028】これら請求項4および請求項5の発明の構
成によれば、簡素で機能性が高いファンガードの構成を
得ることができる。請求項6の発明は、請求項1に記載
のファン装置において、前記ファンガードの断面が円形
をなすものである。
【0029】請求項7の発明は、請求項1に記載のファ
ン装置において、前記ファンガードは、断面が前記回転
体が送る空気の流れ方向上流から下流側へ向かう角度が
広がる三角形をなすものである。
【0030】請求項6および請求項7の発明によれば、
前記ファンガードは、モータファンにより送られる空気
に対する抵抗を減少させることができる。請求項8の発
明の電子機器は、ハウジングと、このハウジングに設け
られたファン装置とを具備し、このファン装置は、合成
樹脂からなるフレームと、このフレームの内側の中央部
に配置されたホルダ部およびこのホルダ部を前記フレー
ムと結ぶ腕部を有し前記フレームと一体に形成された合
成樹脂からなるホルダと、モータおよび外周部に複数の
羽根を有し前記モータの回転動作により回転されて空気
を送る回転体を備え前記フレームの内側に配置されて前
記ホルダに保持されたモータファンと、前記フレームに
おける一方の開放側部に前記モータファンの前記羽に面
して配置され前記フレームと一体に形成された合成樹脂
からなるファンガードとを具備することを特徴とする。
【0031】この発明の構成によれば、危険防止用のフ
ァンカードがフレームと一体となっているので、ファン
装置の機器への取付け作業が容易であるとともに、ファ
ンガードのファン装置への取付けが確実であるファン装
置を備えた電子機器を得ることができる。
【0032】請求項9の発明は、請求項7の電子機器に
おいて、前記ファン装置の前記フレームが前記ハウジン
グの内部の空気を外部へ排出する排気口であり、前記モ
ータファンは前記ハウジングの内部の空気を外部へ排出
する向きに設けられていることを特徴とする。
【0033】この発明の構成によれば、請求項7の電子
機器をファン装置によりハウジング内部に装備された発
熱部品や発熱素子を冷却する電子機器に適用すると効果
的である。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。この実施の形態
は、前述した従来の形態において電子機器の一例として
図6に示したコンピュータのサーバSにファン装置を設
けることを対象にしている。すなわち、サーバSのハウ
ジング11の後端面部にファン装置を設けて、ハウジン
グ11の内部の空気を吸い出してハウジング11の内部
の温度上昇を抑制するようにしている。図6ではハウジ
ング11の後端面部に従来のファン装置を設けている
が、この実施の形態では本発明にかかわるファン装置を
設ける。
【0035】この実施の形態でも、ハウジング1の後端
面部に形成した開放部1aに、2個のファン装置を上下
に並べて装着した取付け板5を2組左右に並べて取付け
ている。
【0036】図1は本発明の2個のファン装置31を上
下に並べて装着した取付け板5を示しており、図1
(a)は外面図(正面図)、図1(b)は側面図、図1
(c)は平面図である。
【0037】取付け板5は従来と同様にハウジング1の
開放部1aに配置してボルト8によりハウジング1に取
付けるものであり、取付け板5には円形の排気孔6が上
下に並べて形成されている。この排気孔6は後述するフ
ァン装置31のフレーム32の内側孔36に対応した大
きさである。また、取付け板5には各排気孔6毎にフレ
ーム32の3個の取付け孔32aに対向しては夫々3個
の取付け孔7が形成されている。
【0038】次にファン装置31について図2を参照し
て説明する。図2(a)はファン装置31の正面図、図
2(b)は図1のB−B線に沿う断面図である。このフ
ァン装置31は、フレーム32と、ホルダ33と、モー
タファン34と、ファンガード35とを具備している。
【0039】フレーム32は熱硬化性合成樹脂からなる
もので、外形が正四角形をなすとともに内側には円形の
内側孔35が形成されている。内側孔36はハウジング
1の内部の空気を外部へ排出する排気口となるもので、
後述するモータファン34を配置できる大きさの直径を
有している。フレーム32の厚さもモータファン34を
配置できる大きさとなっている。なお、フレーム32の
3方の隅部には夫々内側孔36の軸線方向に沿って貫通
する取付け孔32aが形成されている。
【0040】ホルダ33はフレーム32の内側孔36に
おける一方の開放部(ハウジング1の外側に面する開放
部)に配置され、フレーム32と一体に形成された熱硬
化性合成樹脂からなるものである。すなわち、ホルダ3
3は、内側孔36の中央に位置する円板形のホルダ部3
3aと、このホルダ部33aの外周縁において円周方向
に等間隔を存した3箇所夫々に形成された腕部33bを
有している。これら腕部33bはホルダ部33aの外周
縁から放射状に延びてフレーム32の内側孔35にの内
周面に一体に連続している。これによりホルダ33はフ
レーム12と一体に形成されている。
【0041】モータファン34はプロペラ羽根を有する
軸流型送風機であり、外周部に複数のプロペラ形の羽根
38を形成した熱硬化性合成樹脂からなる円形の回転体
37と、この回転体37の内部に収容されて回転体37
を回転駆動させるモータ(図示せず)を有している。こ
のモータファン34は、フレーム32の内側孔36にお
いて回転体37の軸線方向を内側孔36の軸線方向に一
致させてモータファン35の向きを設定して配置されて
いる。回転体37の羽根38は回転体37が図示Z方向
へ回転することにより空気を図示Y方向に向けて送るよ
うに向きを設定されている。モータはホルダ33のホル
ダ部33aに装着されており、これによりモータファン
34はホルダ33に保持されている。
【0042】そして、モータファン34は、モータの回
転駆動により図示矢印方向に回転体37を回転して、回
転体37とともに羽根38が回転して送風を行なうもの
である。なお、モータに接続したコードRは、ホルダ部
33aから腕部33bを通して外部へ導いている。
【0043】ホルダ33のホルダ部34aの直径はモー
タファン34の回転体37と同じ大きさとされている。
ホルダ部34a、回転体37の外周面と内側孔36の内
周面との間に形成される円形リング形の空間部は回転体
37の羽根38が位置して回転するとともに空気が流れ
る領域となる。ホルダ33の腕部33bは円形リング形
の空間部を直径方向に延びる。
【0044】ファンガード35は、ホルダ33と同様に
フレーム32の内側孔36における一方の開放部(ハウ
ジング1の外側に面する開放部)に配置され、フレーム
32と一体に形成された熱硬化性合成樹脂からなるもの
である。このファンガード35は、内側孔36の一方の
開放部におけるホルダ34のホルダ部34aおよびモー
タファン34の回転体37の外周面とフレーム32にお
ける内側孔36の内周面との間で形成される円形リング
形の空間部において、内側孔36の中心軸線を中心とし
て描かれる直径の大きさが異なる複数の円形リング部3
4aを同心円状に組合わせてなるものである。各円形リ
ング部34aは、夫々円形リング形の空間部を直径方向
に延びるホルダ33の3本の腕部33bと交差し、この
腕部33bと一体に連続している。すなわちファンガー
ド35はフレーム32と一体に形成されている。
【0045】これにより内側孔36の一方の開放部にお
けるホルダ34のホルダ部34aおよびモータファン3
4の回転体37の外周面とフレーム32における内側孔
36の内周面との間の円形リング形の空間部は、ファン
ガー回転体37とともに羽根38が回転してド35の各
円形リング部34aの組合せによってフレーム32の一
方の開放部外側からモータファン34の羽根28が存在
する内側孔36の内部に人の指などを差し込めないよう
に柵を形成する。また、各円形リング部34aは円形断
面をなしており、この円形断面によりモータファン34
により排気孔4を流される空気に対する抵抗を小さくな
るようにしている。
【0046】なお、各円形リング部34aの直径および
間隔は、空気の流れに対する抵抗を小さくし、且つ排気
孔36の内部に人の指などが差し込めないような隙間を
形成することを考慮して設定する。
【0047】このように構成されたファン装置31は、
取付け板5の内面側においてホルダ33を取付け板5側
に向け且つ内側孔36を取付け板5の排気孔6に対向さ
せて配置されて、フレーム32が取付け板5に当接され
る。そして、ボルト39をフレーム32の3個の隅部の
夫々各取付け孔32aおよび各取付け孔32aに対向す
る取付け板5の取付け孔7に通し、反対側へ突出したボ
ルト39にナット40を螺合し締め付けてファン装置3
1が取付けられている。
【0048】このように2組のファン装置31を装着し
た取付け板5は、ファン装置31が内側に位置するよう
にしてハウジング1の開放部に取付けられる。また、2
組のファン装置31を装着した他の一枚の取付け板5も
同様にしてハウジング1に取付けられている。
【0049】そして、ファン装置31のモータファン3
4のモータにより回転体37および歯ね38を図示Z方
向へ回転する。ハウジング1の内部における空気はファ
ン装置31におけるフレーム32の内側孔36および取
付け板5の排気孔6を通して図示Y方向へ送られてハウ
ジング1の外部へ吸い出される。これにより外部の空気
がハウジング1の各孔1aを介してハウジング1の内部
へ取り入れられ、電源装置、各駆動装置3、4およびC
PUなどの素子が発する熱を奪って暖められた空気はハ
ウジング11の外部へ排出される。これによりハウジン
グ1の内部に設けた電源装置、各駆動装置3、4および
CPUなどの素子が冷却され。これらが発する熱により
ハウジング1の内部の空気が温度上昇を抑制される。
【0050】ここで、ファンガード21はフレーム12
の内側孔15に面してモータファン34の羽根17が回
転する領域、すなわちホルダ34のホルダ部34aおよ
びモータファン34の回転体37の外周面とフレーム3
2における内側孔36の内周面との間の円形リング形の
空間部に対して、取付け板5の外面側から指などが入ら
ないように遮っている。このため、モータファン34が
回転駆動中に人が誤って指をフレーム12の内側に差し
込んで怪我をするという危険な事態の発生を防止でき
る。
【0051】このように構成したファン装置31は、人
の指をモータファン34の羽根38に向けて差し込むこ
とを阻止するファンガード35を、フレーム32の内側
孔36の一方の開放側部に配置してフレーム32と一体
に形成しているので、ファン装置31を取付け板5に取
付ける際にファンガードを特別に押えて位置決めする必
要がなく、ファン装置31を取付ける作業が大変容易で
ある、また、ファンガード35を合成樹脂により安価に
形成できる。
【0052】また、合成樹脂からなる別体のファンガー
ドをファン装置31のフレーム32に共通のボルト締め
により取付ける場合のように、ファンガード35が劣化
してファンガード35の取り付けが緩むことがなく、フ
ァンガード35を常時確実にフレーム32に対して確実
に取付けることができるとともに、フレーム32を常時
確実に取付け板5に取付けることができる。
【0053】さらに、ファンガード35は直径が異なる
複数の円形リング部34aを同心円状に配置するという
簡素な構成でファンガード35として要求される機能を
果たしている。
【0054】そして、ホルダ33をフレーム32におけ
るファンガード35が形成された一方の開放側部に配置
し、ファンガード35をフレーム12とホルダ33のホ
ルダ部33aとの間に配置してフレーム32とホルダ3
3と一体に形成しているので、前記構成のファンガード
35をホルダ33と組合せてより一層ファンガード35
として要求される機能を高めるとともに、フレーム3
2、ホルダ33およびファンガード35をまとめて容易
に形成することができる。
【0055】しかも、フレーム32におけるホルダ33
を形成するスペースを利用してファンガード35を形成
することにより、ファンガード35を形成するためにフ
レーム32の幅(内側孔軸方向に沿う長さ)を大きくす
る必要がない。特にこの実施の形態では、ホルダ33お
よびファンガード35が設けられるフレーム32の開放
側部は、モータファン34に対してこのモータファン2
4が送る空気の流れ方向下流側すなわち排気側に位置し
ているので、ハウジング1の外側から人の指などをファ
ン装置31の内側へ差し込むないようにファンガード3
5を設ける上で、前記野構成は大変有効である。
【0056】また、このサーバSは、ハウジング1の内
部に装備された発熱装置や発熱素子を空冷する方式にお
いて、取付け作業が容易であるとともにファンガード3
5の取付けが確実である経済的なファン装置31を装備
することができる。
【0057】なお、本発明は前述した各実施の形態に限
定されずに、種々変形して実施することができる。例え
ば、ファンガード35の円形リング部34aの断面形状
は、前述した真円に限定されず、フレーム12における
空気の流れに対する抵抗を小さくする他の種々の形状を
採用できる。例えば、図3に示すようにファンガード3
5の円形リング部35aの断面形状を楕円形に形成で
き、また図4に示すようにファンガード35の円形リン
グ部35aの断面形状を、空気流れ方向上流側から下流
側に向けて幅が広がる三角形にすることもできる。図3
および図4は夫々ファン装置の断面を示している。
【0058】また、ファンガード35の形状は、前述し
た各実施の形態のような直径が異なる複数の円形リング
部34aを同心円状に配置した形状に限定されずに、空
気の流れに対する抵抗を小さくし、且つフレームの内部
に人の指を差し込めないような隙間を形成することを考
慮して設定することができる。例えばファンガードを放
射状に形成することができる。図5はファンガードを放
射状に形成した例を示しており、ホルダ33のホルダ部
33aとフレーム32の内側孔36とを一体に形成して
結ぶ複数の条体部41aをホルダ部33aの円周方向に
並べて形成してファンガード41を構成している。図5
(a)はファン装置の正面図、図5(b)は図5CーC
線に沿う断面図である。
【0059】そして、本発明のファン装置を装備する電
子機器としては、ディスクトップ型のコンピュータのサ
ーバに限定されず、電子機器、ポータなどの発熱装置や
発熱素子を空冷する方式に広く適用できる。
【0060】
【発明の効果】本願の発明によれば、危険防止用のファ
ンカードがフレームと一体となっているので、ファン装
置の機器への取付け作業が容易であるとともに、ファン
ガードのファン装置への取付けが確実で経済的なファン
装置を得ることができる。
【0061】また、本願の発明によれば、フレームにお
けるホルダを形成するスペースを利用してファンガード
を形成することにより、ファンガードを形成するために
フレームの幅(内側孔軸方向に沿う長さ)を大きくする
必要がなく、且つフレームにおいてファンガードをホル
ダとを1箇所に組合わせて形成することにより、フレー
ム全体を簡素で強固な構成にすることができる。
【0062】さらに、本願の発明によれば、簡素でファ
ンガードとしての機能性が高いファンガードの構成を得
ることができる。本願の発明によれば、モータファンに
より送られる空気に対する抵抗を減少させることができ
る。
【0063】本願の発明によれば、危険防止用のファン
カードがフレームと一体となっているので、ファン装置
の機器への取付け作業が容易であるとともに、ファンガ
ードのファン装置への取付けが確実であるファン装置を
備えた電子機器を得ることができる。特にファン装置に
よりハウジング内部に装備された発熱部品や発熱素子を
冷却する電子機器に適用すると効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかわるファン装
置を取付け板に取付けた状態を示す図。
【図2】同実施の形態のファン装置を示す図。
【図3】ファン装置を示す図。
【図4】ファン装置を示す図。
【図5】第2の実施の形態にかかわるファン装置を示す
図。
【図6】従来のファン装置を設けた電子機器を示す図。
【図7】同従来の形態のファン装置を取付け板に取付け
た状態を示す図。
【図8】同従来の形態のファン装置を示す図。
【図9】同従来の形態のファン装置に設けるファンガー
ドを示す図。
【図10】同従来の形態のファン装置に設けるファンガ
ードを示す図。
【符号の説明】
1…ハウジング 5…取付け板、 6…排気孔、 7…取付け孔、 31…ファン装置、 32…フレーム、 33…ホルダ、 33a…ホルダ部、 33b…腕部、 34…モータファン、 35…ファンガード、 35a…円形リング部、 36…内側孔、 37…回転体、 38…羽根、 41…ファンガード、 41a…条体、 A…サーバ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなるフレームと、このフレ
    ームの内側の中央部に配置されたホルダ部およびこのホ
    ルダ部を前記フレームと結ぶ腕部を有し前記フレームと
    一体に形成された合成樹脂からなるホルダと、モータお
    よび外周部に複数の羽根を有し前記モータの回転動作に
    より回転されて空気を送る回転体を備え前記フレームの
    内側に配置されて前記ホルダに保持されたモータファン
    と、前記フレームにおける一方の開放側部に前記モータ
    ファンの前記羽根に面して配置され前記フレームと一体
    に形成された合成樹脂からなるファンガードとを具備す
    ることを特徴とするファン装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダは、前記フレームにおける前
    記ファンガードが設けられる開放側部に位置し、且つ前
    記ファンガードは、前記フレームと前記ホルダのホルダ
    部との間に配置されて前記フレームと前記ホルダと一体
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァン装置。
  3. 【請求項3】 前記ファンガードが設けられる前記フレ
    ームの開放側部は、前記モータファンに対してこのモー
    タファンが送る空気の流れ方向下流側に位置することを
    特徴とする請求項1に記載のファン装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンガードは前記フレームの中心
    を中心として描かれるリング形をなすものであることを
    特徴とする請求項1に記載のファン装置。
  5. 【請求項5】 前記ファンガードは前記フレームの中心
    から外周側へ向けて広がる放射状をなすものであること
    を特徴とする請求項1に記載のファン装置。
  6. 【請求項6】 前記ファンガードは、断面が円形をなす
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のファン装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ファンガードは、断面が前記回転体
    が送る空気の流れ方向上流から下流側へ向かうに従い広
    がる三角形をなすものであることを特徴とする請求項1
    に記載のファン装置。
  8. 【請求項8】 ハウジングと、このハウジングに設けら
    れたファン装置とを具備し、このファン装置は、合成樹
    脂からなるフレームと、このフレームの内側の中央部に
    配置されたホルダ部およびこのホルダ部を前記フレーム
    と結ぶ腕部を有し前記フレームと一体に形成された合成
    樹脂からなるホルダと、モータおよび外周部に複数の羽
    根を有し前記モータの回転動作により回転されて空気を
    送る回転体を備え前記フレームの内側に配置されて前記
    ホルダに保持されたモータファンと、前記フレームにお
    ける一方の開放側部に前記モータファンに面して配置さ
    れ前記フレームと一体に形成された合成樹脂からなるフ
    ァンガードとを具備することを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 前記ファン装置の前記フレームは前記ハ
    ウジングの内部の空気を外部へ排出する排気口であり、
    前記モータファンは前記ハウジングの内部の空気を外部
    へ排出する向きに設けられていることを特徴とする請求
    項8に記載の電子機器。
JP9066417A 1997-03-19 1997-03-19 ファン装置および電子機器 Pending JPH10260754A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7101149B2 (en) 2003-05-22 2006-09-05 Arctic-Cooling Switzerland Ag Axial fan for computer
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JP2020035429A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 廣達電腦股▲ふん▼有限公司Quanta Computer Inc. ファンガードコネクタ及び冷却システムアセンブリ

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