JPH10260332A - 光合波装置、光分波装置および光ルータ装置 - Google Patents

光合波装置、光分波装置および光ルータ装置

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JPH10260332A
JPH10260332A JP9066730A JP6673097A JPH10260332A JP H10260332 A JPH10260332 A JP H10260332A JP 9066730 A JP9066730 A JP 9066730A JP 6673097 A JP6673097 A JP 6673097A JP H10260332 A JPH10260332 A JP H10260332A
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JP
Japan
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optical
type diffraction
wavelength
waveguide type
diffraction grating
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JP9066730A
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English (en)
Inventor
Masanaga Yasukawa
正祥 安川
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレイ導波路型回折格子により実現される光
合波装置、光分波装置または光ルータ装置では、所望の
チャネル数を得るために、入力ポート配置をその都度設
計し、受注生産しているために汎用性がない。 【解決手段】 一定規格のアレイ導波路型回折格子を複
数用いてこれらを組合わせることにより、所望のチャネ
ル数の光合波装置、光分波装置または光ルータ装置を構
成する。これにより、短納期、低コストで所望のチャネ
ル数の光合波装置、光分波装置または光ルータ装置を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信に利用する。
本発明は光波長多重を用いた光交換装置および光伝送装
置の構成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アレイ導波路型回折格子である光波長多
重回路および分離回路では、光の回折現象を利用して複
数の光波長の多重、分離およびルーティングを行う。こ
の従来例を図8および図9に示す。図8は従来のアレイ
導波路型回折格子を示す図である。図9は出力ポート#
Jからみたアレイ導波路型回折格子の入力チャネルのフ
ィルタ特性を示す図である。さらに、図10はスラブ導
波路を用いたアレイ導波路型回折格子を示す図である
が、図8に示すアレイ導波路型回折格子は、図10に示
すスラブ導波路10、11を用いたアレイ導波路型回折
格子によって実現される。
【0003】アレイ導波路型回折格子では、図10に示
すように、多重したいN個の波長の異なる光信号を平面
ガラス基板上に集積化されたスラブ導波路10、11を
通じてアレイ導波路20に導入する。このときガラス基
板上に集積化されたアレイ導波路型20は隣接するチャ
ネル毎にΔLの行路差を設けており、スラブ導波路11
からアレイ導波路20に光信号が入力する入力角度をθ
i、アレイ導波路20からスラブ導波路10に光信号が
出力する出力角をθoとすると、入力された波長λの光
信号は、 ns ・d・sinθi+nc ・ΔL+ns ・d・sinθo=mλ …(1) の回折条件を満足する出射角θo方向に位相が揃い集光
する(Takahashi et al."Characteristics of Arrayed w
aveguide N×N Wavelength multiplexer"J.Lightwave T
echnol.,vol.13,no.3,MAR,pp.447-445,1995)。
【0004】このとき、ns 、nc はスラブ導波路1
0、11、アレイ導波路20の実効屈折率を表し、入射
角θi、出射角θoはスラブ導波路10、11の焦点距
離をLf、入出導波路30、40の導波路間隔をΔxと
して θi=i・Δx/Lf,θo=j・Δx/Lf …(2) で与えられる。
【0005】この原理を用いて、Nチャネルから入力さ
れた光信号を同一の出力ポートに多重する光合波装置を
構成するためには光信号が入力する入力側のポートを次
のように配置すればよい。
【0006】すなわち(1)式より、多重される光信号
が出力されるポートが決まると出射角θoが固定される
から、それぞれ異なる波長を持つ入力される光信号が、
(1)式を満足する入射角θiでアレイ導波路20に入
射されるように入力側のポートを配置すればよい。すな
わち、入力側のポートをそれぞれの波長毎に、 θi= arcsin〔(m・λi −nc ・ΔL−ns ・d・sinθo)/ns ・d〕 …(3) を満足するようにレイアウト設計を行えばよい。このよ
うに入力側のポートを配置し、(1)式を満足する入射
角でアレイ導波路20に光信号を入力すれば、出射角θ
o方向に位相が揃い集光することになり、この集光した
光を出力導波路40で取り出せば、N個の異なる波長を
同一の出力ポートに取り出せる光合波装置を構成できる
こととなる。ここで入射角と出射角とを入れ替えて上記
の原理を用いれば、N波長多重された光信号をN個の異
なるポートに分離する波長分波装置を構成できることに
なる。
【0007】また、このアレイ導波路型回折格子のフリ
ースペクトルレンジ:FSRを FSR=k・Δλ に設定し、アレイ導波路型回折格子の波長方向に対して
完全な周回性を持たせると、波長間隔が等間隔に並ぶ場
合、このアレイ導波路型回折格子のフリースペクトルレ
ンジ:1〜k、k+1〜2k、…、N−k+1〜N毎の
組合わせの波長に対して、アレイ導波路型の回折格子は
全く同様のフィルタ特性を示すことになる。
【0008】図11は光ルータのチャネル対応を示す図
であるが、FSR=k・Δλに設定することにより、ア
レイ導波路型回折格子は図11に示すようなフィルタ特
性を示し、波長ルータとして機能する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアレイ導波路型回折格子を使うと、多重、分離また
はルーティングする光信号の波長が異なる度に個別のレ
イアウト設計を行う必要があり、装置としての汎用性は
低い。
【0010】さらに、多重する光のチャネル数を増やす
場合には、単一のアレイ導波路型回折格子のみで光合波
装置、光分波装置、ルータ装置を構成しようとする入出
力ポートのレイアウトに問題が生じる場合がある。
【0011】例えば、Δλの等間隔の波長で並ぶ光信号
を多重するとき、隣接する光信号は次の集光条件 ns ・d・sinθi +nc ・ΔL+ns ・d・sinθ0 =mλi …(4) ns ・d・sinθi+1 +nc ・ΔL+ns ・d・sinθ0 =mλi+1 …(5) を満足する必要がある。このとき隣接する光信号の入射
角の差は式(5)と式(4)の差をとり、 sinθi+1 −sinθi =(m・Δλ)/(ns ・d) …(6) となり、それぞれの入射角が十分に小さいアレイ格子で
は、入射角の差は、 Δθ=(m・Δλ)/ns ・d(Δθ≡θi+1 −θi ) …(7) で与えられる。
【0012】例えば、典型的なアレイ導波路型フィルタ
のパラメータを用いて、Δλ=0.8nm(Δf=10
0GHz)間隔で並ぶ1.55μm帯の光信号を多重す
る場合に、隣接する二つの光信号の入射角の差を求める
と、 Δθ=2.6(degree) となる。この条件下で、多重、分離またはルーティング
する光信号数を増やしていくとき、多重、分離またはル
ーティングする信号の中心波長から数えてn番目にある
波長の入射角は、中心波長信号の入射角よりもn・Δθ
分だけずれる必要があるから、例えば、64チャネル分
の光信号を多重、分離またはルーティングする場合(入
射チャネルが対象となるようにレイアウト設計する場
合)n=32となり、中心チャネルからみた入射角はn
Δθ=83.2(degree)となり、この値で入射ポートを
スラブ導波路上に配置しなければならなくなる。
【0013】しかしながら、スラブ導波路の構成上、こ
のような広角度で入力チャネルポートを配置するのは困
難なので、これ以上、多重、分離またはルーティングの
チャネル数の増大が見込めない問題がある。
【0014】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、一定規格のアレイ導波路型回折格子を組合わ
せることにより、所望のチャネル数に対応することがで
きる光合波装置、光分波装置および光ルータ装置を提供
することを目的とする。本発明は、短納期で製品を提供
することができる光合波装置、光分波装置および光ルー
タ装置を提供することを目的とする。本発明は、低コス
トで製品を提供することができる光合波装置、光分波装
置および光ルータ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なる波長間
隔を持つアレイ導波路型解析格子を縦続に接続すること
により任意のチャネル数を備えるアレイ導波路型回折格
子を構成するところが最も主要な特徴である。
【0016】すなわち、本発明の第一の観点は、波長間
隔Δλの複数N個の光信号を入力し、波長多重された一
つの光信号を出力する光合波装置である。本発明の特徴
とするところは、波長間隔Δλの複数K個の光信号を入
力し、波長多重された一つの光信号を出力する第一のア
レイ導波路型回折格子を複数L個備え、この複数L個の
第一のアレイ導波路型回折格子の出力光信号をそれぞれ
入力し、N波長多重された一つの光信号を出力する第二
のアレイ導波路型回折格子を備えたところにある。ただ
し、L=N/K、(K、L、Nは自然数)である。
【0017】このとき、前記第一のアレイ導波路型回折
格子の入力波長間隔はΔλであり、前記第二のアレイ導
波路型回折格子の入力波長間隔はK*Δλであることが
望ましい。また、前記アレイ導波路型回折格子は、スラ
ブ導波路を含むことが望ましい。
【0018】このアレイ導波路型回折格子は、そのフリ
ースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的波長
特性を有することが望ましい。このようにすれば、前記
第一および第二のアレイ導波路型回折格子をそのチャネ
ル数は異なるが同一特性のアレイ導波路型回折格子を用
いて実現することができるため、さらに汎用性が向上す
る。
【0019】本発明の第二の観点は、N波長多重された
一つの光信号を入力し、それぞれ波長間隔Δλの複数N
個の光信号を出力する光分波装置である。本発明の特徴
とするところは、N波長多重された一つの光信号を入力
し、K波長多重されたL個の光信号を出力する第一のア
レイ導波路型回折格子と、このK波長多重されたL個の
光信号をそれぞれ入力し複数K個の光信号をそれぞれ出
力するL個の第二のアレイ導波路型回折格子とを備えた
ところにある。ただし、L=N/K、(K、L、Nは自
然数)である。
【0020】このとき、前記第一のアレイ導波路型回折
格子の出力波長間隔はK*Δλであり、前記第二のアレ
イ導波路型回折格子の出力波長間隔はΔλであることが
望ましい。また、前記アレイ導波路型回折格子は、スラ
ブ導波路を含むことが望ましい。
【0021】このアレイ導波路型回折格子は、そのフリ
ースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的波長
特性を有することが望ましい。このようにすれば、前記
第一および第二のアレイ導波路型回折格子をそのチャネ
ル数は異なるが同一特性のアレイ導波路型回折格子を用
いて実現することができるため、さらに汎用性が向上す
る。
【0022】本発明の第三の観点は光ルータ装置であっ
て、本発明の特徴とするところは、波長間隔Δλの複数
K個の光信号を入力し、K波長多重された一つの光信号
を出力する第一のアレイ導波路型回折格子を複数L個備
え、K波長多重された一つの光信号を入力し、波長間隔
Δλの複数K個の光信号を出力する第二のアレイ導波路
型回折格子を複数L個備え、前記第一のアレイ導波路型
回折格子の出力と前記第二のアレイ導波路型回折格子の
入力との間に介挿された第三のアレイ導波路型回折格子
を備え、この第三のアレイ導波路型回折格子は、n番目
の入力ポートに入力された光信号をn+1番目の出力ポ
ートに出力する手段を備えたところある。ただし、n=
Lのときには1番目の出力ポートに出力する。
【0023】このとき、前記アレイ導波路型回折格子の
入力波長間隔はΔλであることが望ましい。また、前記
アレイ導波路型回折格子は、スラブ導波路を含むアレイ
導波路型回折格子であることが望ましい。
【0024】このアレイ導波路型回折格子は、そのフリ
ースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的波長
特性を有することが望ましい。このようにすれば、前記
第一ないし第三のアレイ導波路型回折格子をそのチャネ
ル数は異なるが同一特性のアレイ導波路型回折格子を用
いて実現することができるため、さらに汎用性が向上す
る。
【0025】このように、アレイ導波路型回折格子を組
合わせることにより、短納期で所望のチャネル数の光合
波装置、光分波装置および光ルータ装置を実現すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例の構成を図1を参照し
て説明する。図1は本発明第一実施例の光合波装置のブ
ロック構成図である。
【0028】本発明第一実施例は、波長間隔Δλの複数
N個の光信号を入力し、波長多重された一つの光信号を
出力する光合波装置である。
【0029】ここで、本発明の特徴とするところは、波
長間隔Δλの複数K個の光信号を入力し、波長多重され
た一つの光信号を出力する光合波器としてのアレイ導波
路型回折格子1A 〜1L をL個備え、このアレイ導波路
型回折格子1A 〜1L の出力光信号をそれぞれ入力し、
N波長多重された一つの光信号を出力する光合波器とし
てのアレイ導波路型回折格子2を備えたところにある。
ただし、L=N/K、(K、L、Nは自然数)である。
【0030】アレイ導波路型回折格子1A 〜1L の入力
波長間隔はΔλであり、アレイ導波路型回折格子2の入
力波長間隔はK*Δλである。また、アレイ導波路型回
折格子1A 〜1L および2は、図10に示したように、
スラブ導波路10、11を含むアレイ導波路型回折格子
である。
【0031】次に、本発明第一実施例を説明する。この
例では説明のために、等間隔の波長間隔Δλを持つKチ
ャネルのアレイ導波路型回折格子1A 〜1L と、等間隔
の波長間隔K・Δλを持つLチャネルのアレイ導波路型
回折格子2を組合わせてチャネル数N=KLの光合波装
置を実現する構成例を示す。
【0032】この光合波装置では波長間隔Δλで波長多
重される光信号は、始めに、前段のKチャネルのアレイ
導波路型回折格子1A 〜1L に入力される。このときK
チャネルのアレイ導波路型回折格子1A 〜1L は先の式
(1)に示された回折原理を用いて入力チャネルが配置
されている。図2はアレイ導波路型回折格子1A 〜1L
の出力ポートから見たフィルタ特性を示す図であるが、
図2(a)に示すように、波長多重される信号が出力さ
れる出力ポート#Jからみると図2(b)に示すような
フィルタ特性を持つことになる。
【0033】これにより、このアレイ導波路型回折格子
にK個の異なるチャネルから入力された光信号は#Jの
出力ポートにK波長多重され出力される。
【0034】こうして、それぞれのアレイ導波路型回折
格子によってK波長多重されたチャネルの多重信号は、
波長間隔K・ΔλのLチャネルのアレイ導波路型回折格
子に導かれる。図3はアレイ導波路型回折格子2の出力
ポートから見たフィルタ特性を示す図であるが、このと
き波長間隔K・ΔλのLチャネルのアレイ導波路型回折
格子は図3に示すように、一つのチャネルでKチャネル
分の光信号を透過する特性を備えているので、K波長多
重された光信号を同一の入力ポートに入力することで、
さらにLチャネル分多重され、N(=K×L)波長の光
信号を同一の出力ポートに出力させることができる。
【0035】このアナロジはさらに拡張することができ
る。これにより、チャネル間隔の異なる複数のアレイ導
波路型回折格子を組合わせることにより、任意のチャネ
ル数を持つ光信号を多重することができる光合波装置を
構成することができる。
【0036】(第二実施例)本発明第二実施例を図4を
参照して説明する。図4は本発明第二実施例の光分波装
置のブロック構成図である。
【0037】本発明第二実施例は、N波長多重された一
つの光信号を入力し、波長間隔Δλの複数N個の光信号
を出力する光分波装置である。
【0038】ここで、本発明の特徴とするところは、N
波長多重された一つの光信号を入力し、K波長多重され
たL個の光信号を出力する光分波器としてのアレイ導波
路型回折格子2と、このK波長多重されたL個の光信号
をそれぞれ入力し複数K個の光信号をそれぞれ出力する
L個の光分波器としてのアレイ導波路型回折格子1A
L とを備えたところにある。ただし、L=N/K、
(K、L、Nは自然数)アレイ導波路型回折格子1A
L の入力波長間隔はΔλであり、アレイ導波路型回折
格子2の入力波長間隔はK*Δλである。また、アレイ
導波路型回折格子1A 〜1L および2は、スラブ導波路
を含むアレイ導波路型回折格子である。
【0039】このように、本発明第一実施例で示したブ
ロック構成を用いて、光信号を逆方向に透過させること
により、光分波装置を構成することができる。
【0040】(第三実施例)本発明第三実施例を図5を
参照して説明する。図5は本発明第三実施例の光ルータ
装置のブロック構成図である。
【0041】本発明第三実施例は光ルータ装置であっ
て、本発明の特徴とするところは、波長間隔Δλの複数
K個の光信号を入力し、K波長多重された一つの光信号
を出力する光合波器としてのアレイ導波路型回折格子1
A1 〜1L1を複数L個備え、K波長多重された一つの光
信号を入力し、波長間隔Δλの複数K個の光信号を出力
するアレイ導波路型回折格子1A2〜1L2を複数L個備
え、アレイ導波路型回折格子1A1 〜1L1の出力とアレ
イ導波路型回折格子1A2〜1L2の入力との間に介挿され
た光ルータとしてのアレイ導波路型回折格子3を備え、
このアレイ導波路型回折格子3は、n番目の入力ポート
に入力された光信号をn+1番目の出力ポートに出力す
るところにある。ただし、n=Lのときには1番目の出
力ポートに出力する。
【0042】アレイ導波路型回折格子1A1 〜1L1、1
A2〜1L2の入力波長間隔はΔλであり、スラブ導波路を
含む。
【0043】次に、本発明第三実施例の動作を説明す
る。図5に示すように、チャネル間隔K・Δλのアレイ
導波路型回折格子に波長方向に周回性を持たせ、1段目
にチャネル間隔Δλのアレイ導波路型回折格子、2段目
に周回性を備えたチャネル間隔K・Δλのアレイ導波路
型回折格子、3段目にチャネル間隔Δλのアレイ導波路
型回折格子を配置することにより、1段目がK波長多重
装置、2段目がLチャネルのK波長多重信号の波長ルー
ティング装置、3段目がK波長多重装置として働き、3
段でN(=K×L)×Nの波長ルータとして動作する。
【0044】(実施例まとめ)アレイ導波路型回折格子
のチャネル間フィルタ特性を図6に示す。波長多重信号
とアレイ導波路型回折格子のFSRを図7に示す。本発
明第一〜第三実施例のアレイ導波路型回折格子におい
て、アレイ導波路型回折格子のFSRを図6に示すよう
に、 FSR=K・Δλ に設定し、前段のアレイ導波路型回折格子に波長方向に
対して完全な周回性を持たせると、図7のように、波長
間隔が等間隔に並ぶ場合には、1〜K、K+1〜2K、
…、N−K+1〜Nの組合せの波長に対して、前段のア
レイ導波路型回折格子は全く同様に振る舞うことにな
り、L個のKチャネルのアレイ導波路型回折格子を一つ
のアレイ導波路型回折格子で代用できることになるの
で、このKチャネルのアレイ導波路型回折格子と、Lチ
ャネルのアレイ導波路型回折格子の2種類のアレイ導波
路型回折格子を用いればNチャネルのアレイ導波路型回
折格子を構成することができるようになる。
【0045】すなわち、本発明第一〜第三実施例におい
て、フリースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周
期的波長特性を有するアレイ導波路型回折格子1A 〜1
L 、1A1 〜1L1、1A2〜1L2、2および3を用いるこ
とにより、そのチャネル数は異なるが同一特性のアレイ
導波路型回折格子を用いることができる。
【0046】このように、異なるチャネル間隔を持つア
レイ導波路型回折格子を複数組合わせて任意のチャネル
数を持つアレイ導波路型回折格子を形成できるため、チ
ャネル数毎にレイアウト設計を行って不経済だったアレ
イ導波路型回折格子部品に汎用性を持たせることができ
る。
【0047】また、製造上の問題からチャネル数の大き
いアレイ導波路型回折格子を1チップで構成することが
困難であったが、チャネル間隔の異なるアレイ導波路型
回折格子を複数組合わせることにより等価的に任意のチ
ャネル数を持つアレイ導波路を構成することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定規格のアレイ導波路型回折格子を組合わせることに
より、所望のチャネル数に対応することができる。これ
により、短納期かつ低コストで製品を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の光合波装置のブロック構成
図。
【図2】アレイ導波路型回折格子の出力ポートから見た
フィルタ特性を示す図。
【図3】アレイ導波路型回折格子の出力ポートから見た
フィルタ特性を示す図。
【図4】本発明第二実施例の光分波装置のブロック構成
図。
【図5】本発明第三実施例の光ルータ装置のブロック構
成図。
【図6】アレイ導波路型回折格子のチャネル間フィルタ
特性を示す図。
【図7】波長多重信号とアレイ導波路型回折格子のFS
Rを示す図。
【図8】従来のアレイ導波路型回折格子を示す図。
【図9】出力ポート#Jからみたアレイ導波路型回折格
子の入力チャネルのフィルタ特性を示す図。
【図10】スラブ導波路を用いたアレイ導波路型回折格
子を示す図。
【図11】光ルータのチャネル対応を示す図。
【符号の説明】
A 〜1L 、1A1〜1L1、1A2〜1L2、2、3 アレイ
導波路型回折格子 10、11 スラブ導波路 20 アレイ導波路 30、40 入出力導波路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長間隔Δλの複数N個の光信号を入力
    し、波長多重された一つの光信号を出力する光合波装置
    において、 波長間隔Δλの複数K個の光信号を入力し、波長多重さ
    れた一つの光信号を出力する第一のアレイ導波路型回折
    格子を複数L個備え、この複数L個の第一のアレイ導波
    路型回折格子の出力光信号をそれぞれ入力し、N波長多
    重された一つの光信号を出力する第二のアレイ導波路型
    回折格子を備えたことを特徴とする光合波装置。ただ
    し、L=N/K、(K、L、Nは自然数)
  2. 【請求項2】 前記第一のアレイ導波路型回折格子の入
    力波長間隔はΔλであり、前記第二のアレイ導波路型回
    折格子の入力波長間隔はK*Δλである請求項1記載の
    光合波装置。
  3. 【請求項3】 前記アレイ導波路型回折格子は、スラブ
    導波路を含む請求項1または2記載の光合波装置。
  4. 【請求項4】 前記アレイ導波路型回折格子は、そのフ
    リースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的波
    長特性を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の光
    合波装置。
  5. 【請求項5】 N波長多重された一つの光信号を入力
    し、波長間隔Δλの複数N個の光信号を出力する光分波
    装置において、 N波長多重された一つの光信号を入力し、K波長多重さ
    れたL個の光信号を出力する第一のアレイ導波路型回折
    格子と、このK波長多重されたL個の光信号をそれぞれ
    入力し複数K個の光信号をそれぞれ出力するL個の第二
    のアレイ導波路型回折格子とを備えたことを特徴とする
    光分波装置。ただし、L=N/K、(K、L、Nは自然
    数)
  6. 【請求項6】 前記第一のアレイ導波路型回折格子の出
    力波長間隔はK*Δλであり、前記第二のアレイ導波路
    型回折格子の出力波長間隔はΔλである請求項5記載の
    光分波装置。
  7. 【請求項7】 前記アレイ導波路型回折格子は、スラブ
    導波路を含む請求項5または6記載の光分波装置。
  8. 【請求項8】 前記アレイ導波路型回折格子は、そのフ
    リースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的波
    長特性を有する請求項5ないし7のいずれかに記載の光
    分波装置。
  9. 【請求項9】 波長間隔Δλの複数K個の光信号を入力
    し、K波長多重された一つの光信号を出力するアレイ導
    波路型回折格子を複数L個備え、K波長多重された一つ
    の光信号を入力し、波長間隔Δλの複数K個の光信号を
    出力するアレイ導波路型回折格子を複数L個備え、前記
    第一のアレイ導波路型回折格子の出力と前記第二のアレ
    イ導波路型回折格子の入力との間に介挿された第三のア
    レイ導波路型回折格子を備え、 この第三のアレイ導波路型回折格子は、n番目の入力ポ
    ートに入力された光信号をn+1番目の出力ポートに出
    力する手段を備えた光ルータ装置。ただし、n=Lのと
    きには1番目の出力ポートに出力
  10. 【請求項10】 前記アレイ導波路型回折格子の入力波
    長間隔はΔλである請求項9記載の光ルータ装置。
  11. 【請求項11】 前記アレイ導波路型回折格子は、スラ
    ブ導波路を含む請求項9または10記載の光ルータ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記アレイ導波路型回折格子は、その
    フリースペクトルレンジが波長方向にK*Δλの周期的
    波長特性を有する請求項9ないし11のいずれかに記載
    の光ルータ装置。
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