JPH10260002A - 非接触式二次元位置測定装置および測定方法 - Google Patents

非接触式二次元位置測定装置および測定方法

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JPH10260002A
JPH10260002A JP6651597A JP6651597A JPH10260002A JP H10260002 A JPH10260002 A JP H10260002A JP 6651597 A JP6651597 A JP 6651597A JP 6651597 A JP6651597 A JP 6651597A JP H10260002 A JPH10260002 A JP H10260002A
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成でもって非接触で高速にか
つ高精度に二次元位置を測定することができる位置測定
装置を提供すること。 【解決手段】 交流電源8と、この交流電源8からの交
流電流が送給される送信コイル2と、この送信コイル2
の内側に二次元的に配設された複数個の検出コイル10
と、送信コイル2および複数個の検出コイル10と対向
して配設される共振タグ4とを具備する非接触式二次元
位置測定装置。交流電源8は、送給コイル10に交流電
流を送給し、これによって共振タグ4には共振電流が流
れる。交流電源8の電流供給を停止すると、複数個の検
出コイル10は共振タグ4からの磁界によって誘導電圧
(誘導電流)を検出し、複数個の検出コイル10の検出
信号に基づいて共振タグ4に対する二次元位置を測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準位置に対する
二次元位置を非接触で検出することができる非接触式二
次元位置測定装置および測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触式位置測定装置として、たとえ
ば、特開平5−88811号公報に開示されたものが存
在する。この公知の位置測定装置は、交流電流が送給さ
れる送信コイルと、電磁エネルギが蓄えられる共振回路
と、共振回路から発信される磁界を検出する直線状の検
出導体と、検出導体に発生する誘導電圧を取出すマルチ
プレクサと、前記誘導電圧の極性変化を検知する極性変
化検知手段とを備え、極性変化検知手段によって極性が
変化したタイミングを利用して共振回路の位置を測定す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た位置測定装置では、直線状の検出導体に発生する誘導
電圧の極性変化を検知して共振回路の位置を測定してい
るので、この位置を高精度に測定することができない。
また、誘導電圧の極性変化のタイミングと検出導体の選
択タイミングとの時間差を計測して共振回路の位置を測
定しているので、位置測定のための信号処理が複雑であ
る。さらに、測定時間も長くかかり、たとえば無人走行
車両などには適用することができない。
【0004】本発明の目的は、比較的簡単な構成でもっ
て非接触で高速にかつ高精度に二次元位置を測定するこ
とができる位置測定装置および測定方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源と、
この交流電源からの交流電流が送給される送信コイル
と、この送信コイルの内側に二次元的に配設された複数
個の検出コイルと、前記送信コイルおよび前記複数個の
検出コイルと対向して配設される共振タグとを備えてお
り、前記交流電源は前記送給コイルに交流電流を送給
し、これによって前記共振タグには共振電流が流れ、前
記複数個の検出コイルは、前記交流電源の電流供給停止
後に前記共振タグから発生する磁界を検出し、前記複数
個の検出コイルの検出信号に基づいて前記共振タグに対
する二次元位置を測定することを特徴とする非接触式二
次元位置測定装置である。本発明に従えば、送給コイル
を流れる交流電流によって共振タグに共振電流が流れ
る。この状態にて交流電流の送給を停止すると、共振タ
グからの磁界が複数個の検出コイルに作用し、これら検
出コイルに誘導電流(誘導電圧)が生じる。検出コイル
に発生する誘導電流(誘導電圧)は、共振タグに近いほ
ど大きく、これから離れるに従って小さくなる。したが
って、二次元的に配置された複数個の検出コイルに生じ
る誘導電流(誘導電圧)に基づいて共振タグに対する二
次元位置を測定することができる。
【0006】また本発明は、前記複数個の検出コイルの
検出信号は制御処理手段によって演算処理され、前記制
御処理手段は、前記複数個の検出コイルの検出信号をガ
ウス分布でフィットさせることによって前記共振タグに
対する二次元位置を測定することを特徴とする。本発明
に従えば、制御処理手段は複数個の検出コイルの検出信
号をガウス分布でフィットさせて二次元位置を求める。
検出コイルに発生する誘導電流(誘導電圧)は、共振タ
グから離れるに従ってガウス分布状に小さくなる故に、
検出コイルの検出信号をガウス分布に合わせることによ
って、ガウス分布における頂点、換言すると共振タグの
位置を高精度に求めることができ、これによって共振タ
グに対する二次元位置を高精度で測定することができ
る。
【0007】また本発明は、前記送信コイルの周囲に
は、前記複数個の検出コイルの検出感度を補正するため
のキャリブレーションコイルが配設され、前記交流電源
からの交流電流が前記キャリブレーションコイルに送給
されることを特徴とする。本発明に従えば、交流電流が
キャリブレーションコイルに送給され、このキャリブレ
ーションコイルからの磁界によって複数個の検出コイル
には誘導電流(誘導電圧)が流れ、このときに発生する
誘導電流(誘導電圧)を利用して各検出コイルおよびそ
れに関連する処理回路の感度補正が行われる。したがっ
て、各検出コイルの感度補正が行われるので、検出コイ
ルの検出信号が感度補正され、共振タグに対する二次元
位置を高精度に検出することができる。
【0008】また本発明は、前記共振タグには、大きい
共振電流が流れるのを防止するためのツェナダイオード
が設けられていることを特徴とする。本発明に従えば、
共振タグにツェナダイオードが設けられているので、共
振タグに大電流が流れることが防止され、各検出コイル
の検出信号が大きくなりすぎることはなく、処理回路の
入力オーバも回避できる。
【0009】また本発明は、交流電流を送給コイルに送
給して、これに対向して配設された共振タグに共振電流
を流し、次いで、交流電流の送給を停止した後、前記共
振タグから発生する磁界を、前記送給コイルの内側に二
次元的に配設された複数個の検出コイルによって検出
し、前記複数個の検出コイルによって検出された検出信
号を処理して前記共振タグに対する二次元位置を測定す
ることを特徴とする非接触式二次元測定方法である。本
発明に従えば、請求項1の発明と実質上同一の構成を有
するので、二次元的に配設された複数個の検出コイルに
発生する誘導電流(誘導電圧)を利用して共振タグに対
する二次元位置を高精度に検出することができる。
【0010】また本発明は、前記複数個の検出コイルの
検出信号をガウス分布にフィットさせ、これによって前
記共振タグに対する二次元位置を測定することを特徴と
する。本発明に従えば、請求項2の発明と実質上同一の
構成を有するので、複数個の検出コイルの検出信号をガ
ウス分布にフィットさせることによってより高精度に共
振タグに対する二次元位置を測定することができる。
【0011】さらに本発明は、前記送給コイルに交流電
流を送給する前に、前記送給コイルの周囲に配設された
キャリブレーションコイルに交流電流を送給することを
特徴とする。本発明に従えば、請求項3の発明と実質上
同一の構成を有するので、複数個の検出コイルの感度補
正を行うことができ、より高精度に共振タグに対する二
次元位置を測定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う非接触式二次元位置測定装置および測定方法の
一実施形態について説明する。図1および図2は、本発
明に従う二次元位置測定装置および測定方法の原理を説
明するための簡略図である。
【0013】図1および図2において、図示の非接触式
二次元位置測定装置は、送信コイル2と、この送信コイ
ル2に対向して配設される共振タグ4を備えている。送
信コイル2は、たとえば正方形状に2〜5ターン程度巻
かれる。この送信コイル2は、スイッチ手段6を介して
交流電源8に電気的に接続される。送信コイル2の内側
には、複数個の検出コイル10が二次元的に配設され
る。この実施形態では、検出コイル10は、送信コイル
2の縦方向(図1において左右方向)に5列設けられ、
また送信コイル2の横方向(図1において紙面に垂直な
方向)に5列設けられ、送信コイル2の内側領域に合計
25個設けられている。各検出コイル10は、5〜15
ターン程度巻かれる。各検出コイル10の検出信号は、
たとえばマイクロコンピュータから構成される制御手段
12(図1においてCPUとして示す)に送給され、こ
の制御手段12にて演算処理される。図示の共振タグ4
は共振コイル14と共振コンデンサ16を備え、共振コ
ンデンサ16が共振コイル14に対して直列に接続され
ている。
【0014】上述した位置測定装置による位置測定は、
次のとおりにして行われる。まず、スイッチ手段6を閉
(オン)にして送信コイル2に交流電源8から交流電流
を送給する。このように交流電流を送給すると、送信コ
イル2に流れる交流電圧は、図3(a)に示すとおりの
交流波形となる。このような交流電流を送給して、送信
コイル2の周囲に共振タグ4の共振周波数の磁界を発生
させると、この送信コイル2からの磁界によって、共振
タグ4には、図3(b)で示すとおりの共振電流(共振
電圧)が流れる。
【0015】その後、図2で示すように、スイッチ手段
6を開(オフ)にして送信コイル2への交流電流の送給
を停止する。交流電流の送給を停止しても、共振タグ4
には図3(b)で示すとおりの共振電流(共振電圧)が
流れているので、共振タグ4は周囲に上記共振周波数の
磁界を発生し、この共振タグ4からの磁界によって各検
出コイル10には図3(c)で示すとおりの誘導電流
(誘導電圧)が生じ、この検出コイル10の検出信号、
すなわち誘導電流(誘導電圧)を利用して後述如くして
共振タグ4に対する送信コイル2(その中心部位)の二
次元位置を測定する。なお、図3において、期間T1は
送信コイル2に交流電流を供給している期間であり、期
間T2は送信コイル2に交流電流を供給していない期間
である。この実施形態では、検出コイル10からの検出
信号は制御手段12に送給され、制御手段12はこれら
検出信号を演算処理して共振タグ4に対する相対的な二
次元位置を求め、求めた位置情報信号が制御手段12か
ら出力される。
【0016】検出コイル10にて発生する誘導電圧(誘
導電流)は、共振タグ4の中心(共振電流によって発生
する磁界が最も強い部位)において最も大きい値とな
り、共振タグ4の中心から離れるに従って図4に示すと
おりにその電圧値(電流値)が変化する。すなわち、検
出コイル10が検出する検出電圧値(検出電流値)は、
この中心から離れるに従ってガウス分布曲線に沿って小
さくなる。また、検出コイル10と共振タグ4との間隔
が14cmのときには、検出電圧値(検出電流値)は図
4に実線で示すとおりに変化し、上記間隔が16.5c
mのときには検出電圧値(検出電流値)は図4に破線B
で示すとおりに変化し、上記間隔が19cmのときに
は、検出電圧値(検出電流値)は図4に一点鎖線Cで示
すとおりに変化する。すなわち、検出コイル10と共振
タグ4との間隔が小さいときには、上記ガウス分布曲線
の山が大きく突出するようになり、この間隔が小さくな
るにしたがって上記ガウス分布曲線の突出の程度が小さ
くなる。これらのことから、容易に理解される如く、二
次元的に配設された複数個の検出コイル10の検出信号
によってガウス分布曲線の頂点を求めることによって、
共振タグ4に対する送信コイル2の中心部位の相対的な
二次元位置を非接触で測定することができる。
【0017】このような二次元位置測定装置は、たとえ
ば、無人走行車両の走行時の位置情報を得るのに用いる
ことができる。この場合には、図1に示すように、送信
コイル2、交流電源8および制御手段12などは走行車
両20に装備され、一方共振タグ4は走行車両20が走
行する走行面22に、走行経路に沿って所定間隔をおい
て配置される。このように用いることによって、走行車
両20は、検出コイル10の検出信号から得られる位置
情報を利用することによって、走行経路に沿って移動す
ることができる。この測定装置を用いたときは、走行経
路には共振タグ4、換言すると共振コイル14および共
振コンデンサ16を配置するのみでよく、したがって、
比較的簡単な構成で、かつ安全性の高い測定装置として
提供することができる。
【0018】この位置測定装置における送信コイルおよ
び検出コイルは、たとえば、図5に示すとおりに具体的
な実施形態として構成することができる。図5におい
て、送信コイル102および検出コイル104は、プリ
ント基板106の表面に導線パターンとして形成されて
いる。プリント基板106は矩形状であり、たとえば無
人走行車両の下面に装着される。送信コイル102はプ
リント基板106の外周部に矩形状に設けられている。
この実施形態では、送信コイル102の縦方向(図5に
おいて左右方向)の長さが40cmに、その横方向(図
5において上下方向)の長さが40cmに設定され、プ
リント基板106の外周部に3ターン設けられている。
この送給コイル102の大きさおよびターン数は適宜設
定することができ、その大きさを大きくした場合、また
ターン数を多くした場合には、少ない電流でもって大き
な磁界を発生させることができ、したがって共振タグ
(後述する)に流れる共振電流を大きくすることができ
る。
【0019】検出コイル104は、送信コイル102の
内側に、すなわち送信コイル102によって囲まれた矩
形状の領域に設けられている。この実施形態では、検出
コイル104は、送信コイル102の上記縦方向に5列
配設されているとともに、送信コイル102の上記横方
向に5列配設され、したがって送信コイル102の内側
領域に合計25個の検出コイル104がマトリックス状
に配置されている。検出コイル104の数は適宜設定す
ることができるが、その配置個数を多くした場合には、
検出コイル104による検出部位が多くなり、より精度
の高い位置測定が可能となる。この形態では、各検出コ
イル104の直径は8cmに設定され、そのターン数は
9ターンに設定され、隣接する検出コイル104の間に
1mmの間隙が設けられている。検出コイル104の大
きさおよびターン数も適宜設定することができ、その直
径を小さくした場合には、所定領域により多くの検出コ
イル104を配置することができ、したがってより精度
の高い位置測定が可能となる。また、検出コイル104
のターン数を多くした場合には、検出コイル104の感
度が高くなり、より大きい誘導電流(誘導電圧)が発生
する。
【0020】送信コイル102および検出コイル104
は、プリント基板106に設ける場合には、エッチング
処理によって容易に形成することができ、製造コストを
安価にすることができる。なお、プリント基板106に
形成することに代えて、たとえば、プレート状部材の表
面に送信コイル102および複数個の検出コイル104
を張付けるようにすることもできる。
【0021】この実施形態では、送信コイル102の外
周にキャリブレーションコイル108が設けられてい
る。このキャリブレーションコイル108もエッチング
処理によって形成することができる。キャリブレーショ
ンコイル108の上記縦方向の長さが約41cmに、ま
たその上記横方向の長さが約41cmに設定されてお
り、送信コイル102の外周に1ターン巻かれている。
なお、キャリブレーションコイル108のターン数を2
〜3ターンに増やすこともできる、この場合には、キャ
リブレーションコイル108にて発生する磁界が大きく
なるので、このコイル108に送給する交流電流を小さ
くすることができる。なお、キャリブレーションコイル
108は、送信コイル102の内周に、換言すると、送
信コイル102とマトリックス上に配置された検出コイ
ル104との間に設けるようにすることもできる。
【0022】図示の形態では、プリント基板106の表
面に設けられるので、送信コイル102、検出コイル1
04およびキャリブレーションコイル108が実質上同
一平面に設けられているが、必ずしも同一平面に設ける
必要はなく、これらのコイル102,104,108を
上下方向に幾分距離をおいて相互に離隔して設けること
もできる。
【0023】プリント基板106には、図5に示すよう
に、第1の接続端子110と第2の接続端子112とが
設けられている。送信コイル102の両端部およびキャ
リブレーションコイル108の両端部が上記第1の接続
端子110に電気的に接続されている。この第1の接続
端子110には、交流電源114に接続された端子(図
示せず)が電気的に接続される。また、各検出コイル1
04の両端部は、それぞれ、図5に破線で示すパターン
部116(図5において1〜5本をまとめて一つの破線
で示す)によって第2の接続端子112に接続されてい
る。この第2の接続端子112には、制御手段116
(図7)に接続された端子(図示せず)が電気的に接続
される。本形態では、各検出コイル104と第2の接続
端子112とを接続するパターン部116がプリント基
板106の裏面に形成され、それ以外のパターン、すな
わち送信コイル102、各検出コイル104およびキャ
リブレーションコイル108がプリント基板106の表
面に設けられている。送信コイル102およびキャリブ
レーションコイル108に送給される交流電流と、各検
出コイル104にて検出された検出信号とは、図7に示
す制御系によって後述する如くして制御処理される。
【0024】また、共振タグは、具体的に実施する場合
には、図6(a)に示すとおりに構成することができ
る。図6(a)において、図示の共振タグ120は、共
振コイル122と、共振コイル122に接続された共振
コンデンサ124とを備えている。また、共振コンデン
サ124と並列に、相互に直列に接続されたダイオード
126およびツェナダイオード128が配設されてい
る。このようにツェナダイオード128を設けることに
よって、共振コイル122に共振電流として大電流が流
れることが防止される。なお、共振タグ120の共振コ
イル122の直径は、13cmに設定される。共振コイ
ル122の大きさおよびターン数も適宜設定することが
できる。
【0025】図6(b)は、共振タグの第1の変形形態
を示し、図6(c)は、共振タグの第2の変形形態を示
し、図6(d)は、共振タグの第3の変形形態を示して
いる。図6(b)の共振タグ130および図6(c)の
共振タグ140は、共に、共振コイル132,142
と、一対のツェナダイオード134,144とから構成
されている。第1の変形形態の共振タグ130では、一
対のツェナダイオード134が逆方向側の端子が相互に
接続されており、一方第2の変形形態の共振タグ140
では、一対のツェナダイオード144の順方向側端子が
相互に接続されており、両共振タグ130,140は一
対のツェナダイオード134,144の接続方向が逆に
なっている。また、図6(d)の共振タグ150は、図
6(a)の共振タグ120と同様に、共振コンデンサ1
54と、これに並列に接続されたダイオード156およ
びツェナダイオード158を有し、ダイオード156と
ツェナダイオード158の接続が図6(a)と反対方向
に接続されている。このような第1〜第3の変形形態の
共振タグ130,140,150においても、ツェナダ
イオード134,144,158を備えているので、図
6(a)のものと同様に、共振コイル132,142,
152に大きい共振電流が流れるのが防止される。
【0026】上述した送信コイル102、検出コイル1
04などと共振タグ120とは、たとえば、送信コイル
102と共振タグ120との間隔が15〜20cm程度
の場合に組合わせて用いることができる。
【0027】次に、図7を参照して、図5のプリント基
板106と図6(a)の共振タグ120を組合わせた位
置測定装置を説明する。
【0028】交流電源114は増幅器152を介して第
1のスイッチ手段154に接続され、この第1のスイッ
チ手段154が送信コイル102に接続されている。ま
た、上記交流電源114は、増幅器156を介して第2
のスイッチ手段158に接続され、この第2のスイッチ
手段158がキャリブレーションコイル108に接続さ
れている。したがって、第1のスイッチ手段114が閉
(オン)となると、交流電源114からの交流電流が送
信コイル102に送給される。一方、第2のスイッチ手
段158が閉(オン)となると、交流電源114からの
交流電流がキャリブレーションコイル108に送給され
る。なお、第1および第2のスイッチ手段154,15
8の開閉制御は、後述する制御手段160によって制御
される。
【0029】また、各検出コイル104は対応する処理
回路162に接続され、これら処理回路162が共通の
A/D変換器164に接続され、このA/D変換器16
4が制御手段164に接続されている。各処理回路16
2は実質上同一の構成であり、第3のスイッチ手段16
6、増幅器168、整流器170、平滑器172および
増幅器174を備えている。第3のスイッチ手段166
は、後述する制御手段160からの信号によって制御さ
れる。第3のスイッチ166が閉(オン)になると、検
出コイル104の検出信号が処理回路162に送給され
る。処理回路162においては、検出コイル104から
の検出信号が増幅器168によって増幅され、次いで増
幅された検出信号が整流器170によって整流され、さ
らに整流された検出信号が平滑器172によって平滑化
され、その後平滑化された検出信号が増幅器174によ
って増幅される。各処理回路162からの検出信号は、
選択スイッチ手段176に送給され、選択スイッチ手段
176の作用によってA/D変換器164に送給される
検出信号が選択される。この選択スイッチ176は、制
御手段160からの信号によって制御される。A/D変
換器164は、選択スイッチ手段176からの検出信号
をアナログ信号からデジタル信号に変換し、デジタル化
された検出信号が制御手段160に送給される。なお、
実施形態では、各検出コイル104に対応してそれぞれ
処理回路162を設けているが、検出コイル104から
の検出信号を共通処理回路162でもって処理するよう
にすることもできる。この場合には、検出コイル104
からの検出信号は、選択的に処理回路162に送給され
る。
【0030】制御手段160は、検出コイル104から
の検出信号を後述する如く所定のとおりに処理し、共振
タグ120に対する送信コイル102(詳細には送信コ
イル102の中心部位)の相対的位置を算出し、その位
置情報信号を出力する。制御手段160は、たとえばマ
イクロコンピュータから構成され、検出コイル104か
らの検出信号を演算処理するために、演算処理手段17
8、検出値記憶手段180、補正値記憶手段182およ
びオフセット値記憶手段184を含んでいる。オフセッ
ト値記憶手段184には、各検出コイル104の感度補
正を行う際における各検出コイル104のオフセット値
が記憶される。検出値記憶手段180には、各検出コイ
ル104の感度補正を行う際における検出コイル104
の検出信号と各検出コイル104を用いて位置測定を行
う際における検出コイル104の検出信号が記憶され
る。補正値記憶手段182には、各検出コイル104の
感度補正値が記憶される。また、演算処理手段178
は、オフセット値記憶手段184に記憶された値と検出
値記憶手段180に記憶された値とを用いて検出コイル
104の感度補正値を後述する如くして求め、また検出
値記憶手段180に記憶された値と補正値記憶手段18
2に記憶された値とを用いて共振タグ120に対する相
対的位置を後述する如くして求める。
【0031】次に、図7とともに図9を参照して、各検
出コイル104の感度補正処理動作について説明する。
感度補正処理動作は、位置測定処理動作を行う前に行わ
れる。まず、ステップS1において、各検出コイル10
4の出力が測定される。この出力測定は、共振タグ12
0が存在しない場所において行われ、送信コイル102
およびキャリブレーションコイル108に交流電流が送
給されることはない。この状態において、制御手段16
0は処理回路162の第3のスイッチ手段166が閉に
され、検出コイル104からの信号が処理回路162に
送給される。そして、制御手段160からの作動信号に
よって選択スイッチ手段176が処理回路162を順次
選択し、処理回路162からの信号がA/D変換器16
4にてデジタル化されて制御手段160に送給され、こ
の出力値がオフセット値としてオフセット値記憶手段1
84に記憶される(ステップS2)。オフセット記憶手
段184は、各検出コイル104に対応して合計25個
のメモリ部を有しており、各検出コイル104からの出
力値が対応するメモリ部に記憶される。
【0032】次いで、ステップS3においてキャリブレ
ーションコイル108に交流電流が送給される。この交
流電流の送給は、制御手段160からの作動信号によっ
て第2のスイッチ手段158が閉となることによって行
われる。
【0033】ステップS4においては、キャリブレーシ
ョンコイル108に交流電流を送給している状態におい
て、検出コイル108の出力測定が行われる。キャリブ
レーションコイル108に交流電流を送給すると、この
キャリブレーションコイル108の周囲に磁界が発生
し、この磁界によって検出コイル104に誘導電圧(誘
導電流)が生じ、この誘導電圧(誘導電流)が検出信号
104の検出信号として出力される。検出コイル104
の出力測定は、ステップS1と同様にして行われ、A/
D変換器164にてデジタル化された検出信号が制御手
段160に送給され、検出値記憶手段180に記憶され
る。検出値記憶手段18は、各検出コイル104に対応
して合計25個のメモリ部を有しており、各検出コイル
104からの検出信号値が対応するメモリ部に記憶され
る。
【0034】ステップS5においては、演算処理手段1
78においてオフセット値記憶手段184に記憶された
オフセット値と、検出値記憶手段180に記憶された検
出値との差(電圧値差)が演算される。この演算処理
は、各検出コイル104毎に、対応する検出コイル10
4におけるオフセット値と検出信号値との差が求め等れ
る。
【0035】次いで、ステップS6に進み、ステップS
5にて求めた差値を対応する検出コイル104の相互イ
ンダクタンスで除算する演算処理が行われる。この相互
インダクタンスは、キャリブレーションコイル108と
各検出コイル104との間の相互インダクタンスであっ
て、各検出コイル104毎に相互インダクタンスが設定
されており、各検出コイル104に対応する上記差値が
対応する相互インダクタンスで除算される。なお、各検
出コイル104の相互インダクタンスは、計算で求めた
値を用いてもよく、また実測した値を用いてもよい。
【0036】次に、ステップS7において、ステップS
6で求めた演算値の最大値が選択され、選択された最大
値でもって、ステップ6にて求めた各検出コイル104
に対応する演算値が除算され、これによって各検出コイ
ル104の演算値が正規化される。
【0037】その後、ステップS8において、ステップ
7にて求めた正規化された値の逆数が演算され、この逆
数が各検出コイル104における感度補正値として補正
値記憶手段182に記憶される。補正値記憶手段182
も、各検出コイル104に対応して合計25個のメモリ
部を有しており、各検出コイル104の感度補正値が対
応するメモリ部に記憶される。
【0038】このようにして各検出コイル104の感度
補正が行われ、このようにして求められた感度補正値
は、位置測定の際の補正値をして用いられる。このよう
な感度補正動作は、位置検出動作の前に、および/また
はまたは位置測定中において共振タグ120の影響を受
けない領域を走行しているときなどに適宜行うようにす
ることができる。
【0039】次に、図7とともに図10を参照して、位
置測定装置の位置測定処理動作について説明する。ま
ず、ステップS11において、送信コイル102に交流
電流が送給される。この交流電流の送給は、制御手段1
60からの作動信号によって第1のスイッチ手段154
が閉となることによって行われる。
【0040】所定時間経過後ステップS2に進み、送信
コイル102への交流電流の送給が停止される。この電
流の送給停止は、制御手段160からの信号によって第
1のスイッチ手段154が開となることによって行われ
る。
【0041】次いで、ステップS13に進み、各検出コ
イル104の出力が測定される。送給コイル102への
交流電流の送給を停止すると、共振タグ120を流れる
共振電流によってその周囲に磁界が生じ、この磁界によ
って検出コイル102に誘導電圧(誘導電流)が生じ、
この誘導電圧(誘導電流)が検出信号として検出され
る。各検出コイル104からの検出信号は、上述したと
同様にして処理される。すなわち、制御手段160は処
理回路162の第3のスイッチ手段166を閉にし、検
出コイル104からの検出信号が処理回路162に送給
される。そして、制御手段160からの作動信号によっ
て選択スイッチ手段176が処理回路162を順次選択
し、処理回路162からの信号がA/D変換器164に
てデジタル化されて制御手段160に送給され、この検
出値が検出値記憶手段180に各検出コイル104に対
応して記憶される(ステップS14)。
【0042】次いで、ステップS15以降において、演
算処理手段178による演算処理が行われる。ステップ
S15においては、まず、検出コイル104の検出値の
オフセット補正が行われる。このオフセット補正は、各
検出コイル104毎に、検出値記憶手段180に記憶さ
れた検出値からオフセット値記憶手段184に記憶され
たオフセット値を減算することによって行われる。
【0043】次に、ステップS16において検出コイル
104の感度補正が行われる。この感度補正は、各検出
コイル104毎に、ステップS15においてオフセット
補正された値に、補正値記憶手段182に記憶された補
正値を積算することによって行われる。そして、オフセ
ット補正および感度補正を行った検出値について、ステ
ップS17において位置想定演算が行われる。
【0044】ステップS17においては、検出コイル1
04の検出信号がガウス分布することから、ガウス分布
を利用した演算処理が行われ、これによってより高精度
に二次元位置を測定することができる。
【0045】この演算処理を説明するに際して、各変数
を次のとおりに定義する。
【0046】i i番目の検出コイルを示す添字 zi i番目の検出コイルの検出電圧(感度補正した
値) xi i番目の検出コイルのx座標 yi i番目の検出コイルのy座標 εi i番目のコイルの検出電圧とガウス分布との誤差 a ガウス分布のピーク値 r ガウス分布の広がりを示すパラメータ xo ガウス分布のx方向中心座標 yo ガウス分布のy方向中心座標 ^ 2乗を示す。
【0047】まず、i番目の検出コイル104の検出電
圧、位置などをガウス分布にあてはめると、
【0048】
【数1】
【0049】となり、(1)式から(2)式に変形する
に際に、次の定義を用いる。
【0050】
【数2】
【0051】上記(2)式は、非線形の式であるため、
(1)式の両辺の対数をとり、(9)式の近似を用いて
線形化する。
【0052】
【数3】
【0053】上記(7)式および(8)式をεi′につ
いて解くと、
【0054】
【数4】
【0055】となる。
【0056】そして、最小2乗法を適用するために、誤
差の2乗和を計算すると、
【0057】
【数5】
【0058】となる。ここで、(13)式におけるΣ
は、全てのiについて和をとることを示す。
【0059】上記(13)式で、値Eの最小点では微分
値が0(零)になることを利用し、上記値Eを最小にす
るA,R,Xo,Yoを求めると、
【0060】
【数6】
【0061】となる。さらに、(14)式〜(17)式
を変形すると、
【0062】
【数7】
【0063】となる。そして、上記(18)式〜(2
1)式の4元連立一次方程式を数値的に解くと、A,
R,Xo,Yoを求めることができる。さらに、上記
(4)式〜(6)式によりxo,yoを求めることがで
きる。
【0064】上述したようにして演算処理することによ
って、共振タグ120に対する送信コイル102の二次
元位置をガウス分布を利用して求めることができ、求め
た測定位置情報は、非常に高精度のものとなる。そし
て、このようにして求めた位置情報信号は、ステップS
18において制御手段160から出力され、たとえば無
人走行車両の位置情報として好都合に用いることができ
る。
【0065】以上、本発明に従う位置測定装置および測
定方法について説明したが、本発明はこれら実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく、種々の変形、修正が可能である。
【0066】たとえば、図示の実施形態では、検出コイ
ルに誘電される誘電電圧を利用して二次元位置を測定し
ているが、これに代えて、検出コイルに誘電される誘電
電流を利用して二次元位置を測定することもできる。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1および5の測定装置お
よび測定方法によれば、送給コイルを流れる交流電流に
よって共振タグに共振電流が流れる。この状態にて交流
電流の送給を停止すると、共振タグからの磁界が複数個
の検出コイルに作用し、これら検出コイルに誘導電流
(誘導電圧)が生じる。検出コイルに発生する誘導電流
(誘導電圧)は、共振タグに近いほど大きく、これから
離れるに従って小さくなる。したがって、二次元的に配
置された複数個の検出コイルに生じる誘導電流(誘導電
圧)に基づいて共振タグに対する二次元位置を非接触で
もって測定することができる。
【0068】また本発明の請求項2および6の測定装置
および測定装置によれば、制御処理手段は複数個の検出
コイルの検出信号をガウス分布でフィットさせて二次元
位置を求める。検出コイルに発生する誘導電流(誘導電
圧)は、共振タグから離れるに従ってガウス分布状に小
さくなる故に、検出コイルの検出信号をガウス分布に合
わせることによって、ガウス分布における頂点、換言す
ると共振タグの位置を高精度に求めることができ、これ
によって共振タグに対する二次元位置を高精度で測定す
ることができる。
【0069】また本発明の請求項3および7の測定装置
および測定方法によれば、交流電流がキャリブレーショ
ンコイルに送給され、このキャリブレーションコイルか
らの磁界によって複数個の検出コイルには誘導電流(誘
導電圧)が流れ、このときに発生する誘導電流(誘導電
圧)を利用して各検出コイルの感度補正が行われる。し
たがって、各検出コイルの感度補正が行われるので、検
出コイルの検出信号が感度補正され、共振タグに対する
二次元位置を高精度に検出することができる。
【0070】さらに本発明の請求項4の測定装置によれ
ば、共振タグにツェナダイオードが設けられているの
で、共振タグに大電流が流れることが防止され、各検出
コイルの検出信号が大きくなりすぎることがなく、処理
回路の入力オーバも回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う位置測定装置および位置測定方法
の原理を説明するための簡略説明図である。
【図2】図1の原理測定装置において、送信コイルへの
電流の送給を停止した状態を示す簡略説明図である。
【図3】送信コイル、共振コイルおよび検出コイルの出
力電圧の変化状態を示す図である。
【図4】検出コイルの検出電圧の変化状態を示す図であ
る。
【図5】送信コイルなどが設けられたプリント基板を示
す平面図である。
【図6】図6(a)は、共振タグの一例を示す回路図で
あり、図6(b)は、共振タグの第1の変形形態を示す
回路図であり、図6(c)は、共振タグの第2の変形形
態を示す回路図であり、図6(d)は、共振タグの第3
の変形形態を示す回路図である。
【図7】位置測定装置の制御系を簡略的に示すブロック
図である。
【図8】図7の制御系における処理回路を簡略的に示す
ブロック図である。
【図9】検出コイルの感度補正処理動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】位置検出装置の位置測定処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
2,102 送信コイル 4,120,130,140,150 共振タグ 8,114 交流回路 10,104 検出コイル 12,160 制御手段 14,122,132,142,152 共振コイル 20 無人走行車両 108 キャリブレーションコイル 162 処理回路 178 演算処理手段 180 検出値記憶手段 182 補正値記憶手段 184 オフセット値記憶手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と、この交流電源からの交流電
    流が送給される送信コイルと、この送信コイルの内側に
    二次元的に配設された複数個の検出コイルと、前記送信
    コイルおよび前記複数個の検出コイルと対向して配設さ
    れる共振タグとを備えており、前記交流電源は前記送給
    コイルに交流電流を送給し、これによって前記共振タグ
    には共振電流が流れ、前記複数個の検出コイルは、前記
    交流電源の電流供給停止後に前記共振タグから発生する
    磁界を検出し、前記複数個の検出コイルの検出信号に基
    づいて前記共振タグに対する二次元位置を測定すること
    を特徴とする非接触式二次元位置測定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の検出コイルの検出信号は制
    御処理手段によって演算処理され、前記制御処理手段
    は、前記複数個の検出コイルの検出信号をガウス分布で
    フィットさせることによって前記共振タグに対する二次
    元位置を測定することを特徴とする請求項1記載の非接
    触式二次元位置測定装置。
  3. 【請求項3】 前記送信コイルの周囲には、前記複数個
    の検出コイルの検出感度を補正するためのキャリブレー
    ションコイルが配設され、前記交流電源からの交流電流
    が前記キャリブレーションコイルに送給されることを特
    徴とする請求項1または2記載の非接触式二次元位置測
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記共振タグには、大きい共振電流が流
    れるのを防止するためのツェナダイオードが設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    非接触式二次元位置測定装置。
  5. 【請求項5】 交流電流を送給コイルに送給して、これ
    に対向して配設された共振タグに共振電流を流し、 次いで、交流電流の送給を停止した後、前記共振タグか
    ら発生する磁界を、前記送給コイルの内側に二次元的に
    配設された複数個の検出コイルによって検出し、 前記複数個の検出コイルによって検出された検出信号を
    処理して前記共振タグに対する二次元位置を測定するこ
    とを特徴とする非接触式二次元測定方法。
  6. 【請求項6】 前記複数個の検出コイルの検出信号をガ
    ウス分布にフィットさせ、これによって前記共振タグに
    対する二次元位置を測定することを特徴とする請求項5
    記載の非接触式二次元位置測定方法。
  7. 【請求項7】 前記送給コイルに交流電流を送給する前
    に、前記送給コイルの周囲に配設されたキャリブレーシ
    ョンコイルに交流電流を送給することを特徴とする請求
    項5または6記載の非接触式二次元位置測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017326A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Siemens Kk 自走移動体の高精度位置決めのための位置検出方法とそのための機構
JP2008039562A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Meisei Electric Co Ltd 移動体の位置検出方法及び装置
CN106568376A (zh) * 2016-04-20 2017-04-19 中兴新能源汽车有限责任公司 充电线圈位置检测装置、线圈偏移检测方法、装置及基建端和车载端

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