JPH10259933A - 除加湿装置 - Google Patents

除加湿装置

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JPH10259933A
JPH10259933A JP9064099A JP6409997A JPH10259933A JP H10259933 A JPH10259933 A JP H10259933A JP 9064099 A JP9064099 A JP 9064099A JP 6409997 A JP6409997 A JP 6409997A JP H10259933 A JPH10259933 A JP H10259933A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿中に雑菌を撒き散らすことをなくし、給
水および排水の作業を行いやすくする。 【解決手段】 装置本体25内に、水を加熱して蒸発さ
せる方式の加湿部20と、室内空気を除湿する除湿部2
1と、加湿部20に供給するための水を溜めるとともに
除湿部21から回収した水を溜める貯水部22とを設け
る。貯水部22の下方に、排水槽23を着脱自在に配す
る。貯水部22の上面に、水を補給する給水タンク24
を着脱自在に装着する。貯水部22には、水抜き孔33
およびオーバーフロー管43を設け、これらから排出さ
れた水を排水槽23に溜める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿機能および加
湿機能を複合化した除加湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】除湿機能と加湿機能とを合わせ持つ機器
が、実開昭63−198934号公報あるいは特開昭6
1−285327号公報に示されている。
【0003】図3に前者の機器の構成図を示す。除湿機
能として、圧縮機で高圧とされた冷媒は冷却器(エバポ
レータ)1へ伝えられ、空気吸入孔2から吸い込まれた
室内の空気は空気清浄フィルター3を通過して、冷却器
1により除湿冷却され、凝縮器(コンデンサ)5でほぼ
室温に戻され、ファン6に吸い込まれ空気吹出孔7から
室内に戻される。除湿された水は、露受皿8に滴下し、
給排水タンク9に集められる。
【0004】また、加湿機構として、噴霧槽10の底部
に超音波発信ユニット11が取り付けられ、霧状にたた
き出された水はファン6によって吸入孔12から送り出
された空気により霧となって、吹出孔13から放散され
る。噴霧槽10には、給排水タンク9からポンプ14に
よって吸水パイプ15、吸上げパイプ16を介して水が
吸い上げられ、一定水位に保たれている。
【0005】ここで、給排水タンク9は、機器本体17
の下部に着脱自在に設置されており、加湿時の給水タン
クおよび除湿時の排水タンクの役割を兼用している。そ
して、除湿運転時に給排水タンク9が満タンとなったと
き、または加湿運転時に給排水タンク9が空になったと
きは、給排水タンク9を取り出して排水あるいは給水を
行い、再び給排水タンク9を元通りにセットして使用す
るように企図されている。
【0006】後者の機器では、機器本体の吸込口と吹出
口をつなぐ通路内に蒸発器および凝縮器が配され、これ
らの下方に蒸発器より滴下した結露水が排出される水槽
が配されている。水槽には吸引ホースを介して超音波加
湿器が接続され、水槽から吸引された水が霧化し、吹出
口より吹き出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような除湿器と
加湿器を複合化した機器では、除湿によって得た水を加
湿用の水として使用するため、除湿による水を排出する
のを忘れると長時間放置されることになり、この水を超
音波で霧化する方式では長時間放置により発生した雑菌
を撒き散らすことになり、衛生上問題があった。
【0008】そこで、超音波による加湿の問題を解消す
るために、水を加熱して蒸発させ加湿を行う加湿器があ
る。しかしながら、通常水道水が使用されるため、カル
シウムやマグネシウム等の無機塩類が長期の使用で濃縮
され、水垢として析出し蒸発槽の内壁に固着して伝熱効
率を低下させ、加熱ヒータを過熱させるなどの弊害があ
る。このため、蒸発槽に水抜き構造を採用しているが、
機器ごと排水できる場所に持って行く必要があり、面倒
であった。
【0009】また、加湿器に給水するためにポンプを使
用しており、騒音と信頼性の点で問題があり、さらに給
排水タンクあるいは水槽に吸水パイプ等が内装されてい
るため、給排水タンク等の着脱が面倒となる。
【0010】本発明は、上記に鑑み、加熱蒸発による加
湿方式を採用して衛生上の問題を解消し、さらに排水お
よび給水の作業性に優れた除加湿装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、水を加熱して蒸発させる方式の加湿部と、室内空
気を除湿する除湿部と、加湿部に供給するための水を溜
めるとともに除湿部から回収した水を溜める貯水部と、
貯水部の下方に着脱自在に配された排水槽とを備えたも
のである。
【0012】ここで、加湿には、水を加熱して蒸発させ
る方式を採用しているので、貯水部に長期間水を溜めて
いて雑菌が繁殖しても、沸騰させることにより死滅でき
るので、衛生的である。
【0013】そして、貯水部に、排水槽に通じる水抜き
孔あるいはオーバーフロー管が形成されている。そのた
め、排水槽には、長期保管されて汚れた水や除湿により
生じた水等の貯水部から排出された水を溜めることがで
きる。なお、これらの排水は自然落差を利用して行われ
る。しかも、排水槽は貯水部とは独立した状態で設けら
れているため、容易に取り出して溜まった水を捨てるこ
とができ、作業が楽になる。
【0014】そこで、定期的に水抜き孔から排水を行う
ことにより、長時間加湿に使用した無機塩類を含んだ比
重の重い水を排水槽に回収できるので、伝熱効率の低下
あるいは加熱ヒータの過熱といった弊害をなくすことが
できる。また、除湿部から回収した水が貯水部に溜まっ
ても、オーバーフロー管より排水されるので、長時間の
除湿運転が可能となる。
【0015】そして、貯水部の上方に着脱自在に給水タ
ンクが設けられている。したがって、貯水部に給水を行
う場合、給水タンクだけを取り扱えばよいので、給水の
作業が楽になる。さらに、貯水部および給水タンクを合
計した容積が排水槽の容積より小とされるので、給水タ
ンクを装着しているときに貯水部から漏水が生じても排
水槽にすべて回収でき、安心感が得られる。
【0016】ここで、給水タンクを装着したときの貯水
部の平衡水面より高い位置に、オーバーフロー管を接続
するようにすればよい。すなわち、給水タンクを満タン
にしてセットした場合、貯水部の水位は上昇するが、そ
の上面に達する前にオーバーフロー管より排水槽に排水
されるので、貯水部の上面から水が溢れることを防げ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の除加湿装置を
図1に示す。この除加湿装置では、水を加熱して蒸発さ
せる方式の加湿部20と、室内空気を除湿する除湿部2
1と、加湿部20に供給するための水を溜めるとともに
除湿部21から回収した水を溜める貯水部22と、貯水
部22の下方に着脱自在に配された排水槽23と、貯水
部22に水を補給する給水タンク24とを備え、これら
が装置本体25に内装されている。
【0018】装置本体25の上面には、水蒸気の吹出口
26が形成され、吹出口26にルーバ27が取り付けら
れている。なお、ルーバ27は向きを可変できる構造と
される。また、側面には、室内の空気を取り入れるため
の空気吸入口28と、その下方に位置する除湿された空
気を室内に吹き出すための空気吹出口29とが形成され
ている。
【0019】貯水部22は、密閉された容器とされ、そ
の上面に給水タンク24が載置される。給水タンク24
の給水口30には、周知の弁機構が設けられており、貯
水部22の上面に形成された凹み31に係合させること
により給水タンク24から水が貯水部22内に流出され
る。このとき、弁機構が空気を吸い込まない状態、つま
り貯水部22が水で満たされた状態では、給水タンク2
4からの水の供給が止まり、一定水面となる。これが平
衡水面Hである。そして、貯水部22内には、フロート
スイッチ32が設けられ、水位を検知している。また、
貯水部22の底面に、一段低くなった水抜き孔33が形
成され、ドレンねじ34によって閉じられている。
【0020】除湿部21は、空気吸入口28から空気吹
出口29に至る通路35内に配置されており、送風ファ
ン36、これを駆動するモータ37、除湿用ヒータ3
8、吸湿材39および熱交換器40からなる。熱交換器
40は、冷たい空気と暖かい空気とをクロスさせて熱交
換を行うタイプのものである。そして、熱交換器40の
下方に、除湿によってこの表面に付着した露を受ける集
水皿41が設けられ、貯水部22よりも高い位置にあ
る。集水皿41に落下した水が貯水部22に回収される
ように、集水皿41と貯水部22の下部とが連結パイプ
42により接続され、連結パイプ42は貯水部22に向
かって下っている。
【0021】連結パイプ42の垂直部分には、排水槽2
3に通じるオーバーフロー管43が形成されている。オ
ーバーフロー管43の入口43aの下端は、平衡水面H
よりも上方にあり、上端は貯水部22の上面よりも下方
にある。
【0022】加湿部20は、貯水部22に連通された蒸
発槽45と、蒸発槽45の下部に配された加熱ヒータ4
6とを有する。蒸発槽45は、連結パイプ42の中間部
分から立設され、吹出口26の下方に達する筒状に形成
されている。加熱ヒータ46は、蒸発槽45の下部の外
壁面に固定され、平衡水面Hよりも下方に位置する。ま
た、加熱ヒータ46よりも上方に、過熱防止のためにサ
ーミスタ等の温度センサ47が取り付けられている。
【0023】排水槽23は、貯水部22の下方で装置本
体25の底面にスライド自在に装着され、上面開放され
た容器であり、その上面は貯水部22および集水皿41
を含む面積よりも大とされ、貯水部22から排出された
水、すなわち水抜き孔33およびオーバーフロー管43
からの水だけでなく、集水皿41からあふれた水あるい
は給水タンク24の着脱時にこぼれた水といった上方か
ら落下してくる水をすべて受け入れれるようになってい
る。しかも、排水槽23の容積は、貯水部22および給
水タンク24を合計した容積より大とされる。
【0024】なお、図中、50は給水タンク24を着脱
するために開閉されるタンク蓋、51は排水槽23を着
脱するために開閉される排水蓋、52は排水槽23の水
位を検知する光センサからなる水面スイッチ、53は排
水槽23の装着の有無を検出するセットスイッチ、5
4、55は室内の温度、湿度を検出する室温センサ、湿
度センサである。
【0025】次に、使用順序に従って除加湿装置の動作
を説明する。加湿あるいは除湿運転のどちらからでも運
転開始可能であるが、加湿運転を行う場合を説明する
と、まず装置本体25内の貯水部22の上面にセットさ
れている給水タンク24を取出し、水を入れて元通りに
貯水部22の上面に再セットする。給水タンク24下部
の弁機構から順次水が出て、貯水部22に流出してい
き、蒸発槽45の下部にも水が満たされ、平衡水面Hに
達すると、給水タンク24から水の補給が停止する。
【0026】ここでスイッチ(図示せず)等により加湿
運転を指示すると、制御装置(図示せず)によって、蒸
発槽45の外表面に配設された加熱ヒータ46に通電さ
れ、蒸発槽45内の下部に溜まっている水が加熱・沸騰
させられる。水蒸気は蒸発槽45を上昇して吹出口26
から装置本体25外に出て行き、周囲の空気を加湿す
る。
【0027】このように、蒸発槽45を用いて水蒸気を
発生させると、集中的に加熱でき、蒸発の効率がよい。
しかも、蒸発槽45は長く伸びているので、この上昇中
に水蒸気は冷却され、吹出口26から出たとき高温とな
らず、誤って身体が吹出口26付近にあっても火傷を負
う危険がない。
【0028】そして、蒸発槽45内の水が減ると連通し
ている貯水部22の水面が低下するが、給水タンク24
の弁機構から空気が給水タンク24内に流入すると、再
び給水タンク24から水が補給され、平衡水面Hに戻
る。このままずっと加湿運転を続けると、やがて給水タ
ンク24内の水がなくなり、水面も平衡水面Hよりも下
がるようになる。ある一定以上低下すると貯水部22に
設けられたフロートスイッチ32が作動して、加熱ヒー
タ46への通電を停止し、給水タンク24への給水を促
すLED(図示せず)を点灯するよう制御装置が働く。
【0029】使用者が給水タンク24に水を入れて再セ
ットすると、フロートスイッチ32の信号により再び加
湿運転を再開する。運転を停止するときは、電源オフス
イッチを押して停止させる。万一フロートスイッチ32
に不都合があって、フロートスイッチ32が作動しない
場合は、水面が更に低下し加熱ヒータ46の一部が水面
よりも上にきて、蒸発槽45の表面が空焼き状態とな
り、蒸発槽45の表面温度が上昇する。このとき、蒸発
槽45の表面に設置された温度センサ47によりこの温
度上昇を検知し、加熱ヒータ46への通電を停止し、異
常停止を報知するLEDを点灯するよう制御装置が働
く。
【0030】また、水道水を使用して長時間加湿運転を
続けた場合には、水道水に溶解しているカルシウム、マ
グネシウム等の無機塩類が蒸発せずに残るため、しだい
に貯水部22内で濃縮されていく。そのまま放置してお
くと最終的には水垢として析出し、蒸発槽45の内壁に
固着して加熱ヒータ46の伝熱効率を低下させ、加湿能
力の低下や温度センサ47の作動により加湿運転ができ
なくなる等の弊害を引き起こすようになる。また、濃縮
されたカルシウムやマグネシウム等の無機塩類は比重が
大きく下部にたまりやすいことも知られている。そこ
で、一定時間加湿運転した後は使用者が貯水部22のド
レンねじ34を緩めて水抜き孔33を開けると、不用水
を排水槽23に回収することができる。
【0031】さらに、給水タンク24に給水する必要が
ないのに、給水して貯水部22にセットした場合には、
給水タンク24の内圧と内部の水圧が大気圧に釣り合う
まで給水タンク24から水が流出するため、平衡水面H
よりも高くなるが、一定以上高くなった場合にはオーバ
ーフロー管43を経由して排水槽23に回収され、貯水
部22の上面から溢水することはない。しかも、給水タ
ンク24に不具合があって給水タンク24内の水が流出
しても、排水槽23の容積が給水タンク24と貯水部2
2の容積の和よりも大きいため、オーバーフロー管43
を介して排水槽23に収容することができる。 また、ド
レンねじ34に不具合があった場合でも同様に排水槽2
3に漏水を収容することができる。
【0032】次に除湿運転を行う場合を説明する。スイ
ッチ等により除湿運転を指示すると、まず送風ファン3
6および所定の時間除湿用ヒータ38に通電される。所
定の時間が経過すると除湿用ヒータ38への通電が所定
の時間停止され、その後再び所定の時間通電されるとい
うサイクルを繰り返す。なお送風ファン36は除湿運転
時ずっと通電され続けるよう制御装置が働く。除湿用ヒ
ータ38が通電されているときは、送風ファン36によ
って空気吸入口28から吸い込まれた空気は暖められ、
温風となって吸湿材39に達する。その温風が吸湿材3
9を通過するときに、吸湿材39内部に保持されている
水分を奪い、湿度の高い温風として吸湿材39から抜け
ていき、熱交換器40に達する。この熱交換器40によ
り空気吸入口28から吸い込まれた空気と熱交換が行わ
れ、温風の温度が低下し、露点以上の水分は熱交換器4
0内で水滴となって析出する。所定の時間経過後、除湿
用ヒータ38への通電が停止されると送風ファン36か
ら吸湿材39に達する空気は、室温程度の冷風となる。
このときには吸湿材39は内部を通過する冷風から水分
を奪い、吸湿材39内部に保持する。一般にこういった
目的には吸湿材料として塩化リチウム、塩化カルシウ
ム、シリカゲルやゼオライトが用いられる。
【0033】この除湿運転により熱交換器40内部で結
露した水は、集水皿41に落下して連結パイプ42を通
って貯水部22に溜まり、水量が増えてオーバーフロー
管43の入口43aまで達すると、オーバーフロー管4
3から排水槽23に流れていく。このまま除湿運転を継
続して除湿による水量が所定の容量に達すると、水面ス
イッチ52がこの水位を検知して除湿運転を停止し、排
水槽23の水捨てを促すLED(図示せず)が点灯する
よう制御装置が働く。使用者が排水槽23を取出し、排
水した後再セットすると、セットスイッチ53と水面ス
イッチ52の信号に基づき再び除湿運転を再開する。
【0034】適湿運転を指示したときは、湿度センサ5
5および室温センサ54の検出信号を読み取り、あらか
じめ設定されている適湿適温条件に従って加湿あるいは
除湿運転を切替える。この場合、除湿運転により貯水部
22に回収した水を優先的に加湿に利用しているので、
除湿運転から加湿運転に素早く移行でき、貯水部22が
共用のタンクとしての機能を果たし、給水および排水の
手間が軽減される。
【0035】このように、加湿が加熱蒸発による方式で
あるため、貯水部22に水が長期保管されて雑菌が繁殖
しても沸騰によって死滅するので、衛生上の問題が生ず
る恐れがない。しかも、貯水部22の下部に水抜き孔3
3を設けているため、長期保管による汚れた水や長期の
加湿運転によるカルシウム等の無機塩類を含んだ比重の
重い水といったドレン水を排水槽23に回収することが
できる。
【0036】そして、排水槽23は貯水部22等から独
立して着脱自在に設けられているため、自然落差を利用
して貯水部22からのドレン水やオーバーフロー水を排
水槽23に回収することができる。また、排水槽23を
取り出すだけで容易に水を捨てることができる。
【0037】加湿運転時に使用される落差式の給水タン
ク24を貯水部22に対して着脱自在に設置しているた
め、給水時の取扱いが容易である。さらに給水タンク2
4と貯水部22の合計容積よりも排水槽23の容積のほ
うが大きいため、貯水部22に異常が生じて水漏れした
場合でも排水槽23に漏水を回収でき、安心して使用で
きる。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、加湿部の加熱ヒータは蒸発槽内の水中に配されてい
てもよい。
【0039】また、図2に示すように、蒸発槽45の下
部にヒータ60を内装して、貯水部22よりも下方に配
置し、貯水部22から蒸発槽45に通じるノズル61を
設け、ノズル61内にニードル62を昇降自在に配し、
加湿運転時にニードル62を上昇させて水滴をヒータ6
0上に垂らして瞬間的に蒸発させて水蒸気を発生させる
滴下式の加湿方式を採用してもよい。この方式では、素
早く加湿を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、水を加熱して蒸発させる方式の加湿部と、室内
空気を除湿する除湿部と、前記加湿部に供給するための
水を溜めるとともに前記除湿部から回収した水を溜める
貯水部と、該貯水部の下方に着脱自在に配された排水槽
とを備えているので、超音波により加湿を行う場合の雑
菌の問題は水を加熱することにより解消され、また貯水
部に溜まった水は排水槽に排水されるため、排水槽を取
り外すことにより排水処理作業ができ、作業が楽とな
る。しかも、除湿によって得られた水は貯水部に溜めら
れるため、この水を利用して加湿運転ができ、給水作業
を行うことなく素早く運転の切り替えをできる。
【0041】また、貯水部に、排水槽に通じる水抜き孔
を形成することにより、貯水部に溜まった汚れた水や無
機塩類を含んだ水を排出できるので、衛生的であり、し
かも水垢が付着することによって加熱性能の低下がして
加湿能力が低下するといったことを防ぐことができる。
【0042】また、貯水部に、排水槽に通じるオーバー
フロー管を形成することにより、一定以上の量を超える
と排水槽に排水されるので、除湿運転を連続して長時間
続行でき、また貯水部に水を給水し過ぎることがあって
も貯水部の上面から溢れることはない。
【0043】そして、貯水部に給水するためにその上方
に着脱自在に給水タンクを設けると、給水タンクのみを
取り扱うことにより給水作業を楽にできる。ここで、貯
水部および給水タンクを合計した容積が排水槽の容積よ
り小とされることにより、貯水部や給水タンクに異常が
発生して水漏れした場合には、全量を排水槽に回収する
ことができる。
【0044】このとき、オーバーフロー管が給水タンク
を装着したときの貯水部の平衡水面より高い位置に接続
しておくと、給水タンクを満タンにしてセットしてもオ
ーバーフローして排水槽に排出されることはなく、補給
された水を加湿のために全量有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の除加湿装置の断面図
【図2】他の方式の加湿部の断面図
【図3】従来の除加湿装置の断面図
【符号の説明】
20 加湿部 21 除湿部 22 貯水部 23 排水槽 24 給水タンク 33 水抜き孔 43 オーバーフロー管 45 蒸発槽 46 加熱ヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱して蒸発させる方式の加湿部
    と、室内空気を除湿する除湿部と、前記加湿部に供給す
    るための水を溜めるとともに前記除湿部から回収した水
    を溜める貯水部と、該貯水部の下方に着脱自在に配され
    た排水槽とを備え、該排水槽は前記貯水部から排出され
    た水を溜めることを特徴とする除加湿装置。
  2. 【請求項2】 貯水部に、排水槽に通じる水抜き孔が形
    成されたことを特徴とする請求項1記載の除加湿装置。
  3. 【請求項3】 貯水部に、排水槽に通じるオーバーフロ
    ー管が形成されたことを特徴とする請求項1記載の除加
    湿装置。
  4. 【請求項4】 貯水部の上方に着脱自在に給水タンクが
    設けられ、前記貯水部および給水タンクを合計した容積
    が排水槽の容積より小とされたことを特徴とする請求項
    1記載の除加湿装置。
  5. 【請求項5】 給水タンクを装着したときの貯水部の平
    衡水面より高い位置に、前記貯水部から排水槽に通じる
    オーバーフロー管が接続されたことを特徴とする請求項
    4記載の除加湿装置。
  6. 【請求項6】 加湿部は、貯水部に連通された蒸発槽
    と、該蒸発槽の下部で前記貯水部の水面より低い位置に
    配された加熱ヒータとを有することを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の除加湿装置。
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