JPH10259732A - ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータ - Google Patents
ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータInfo
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- JPH10259732A JPH10259732A JP9066284A JP6628497A JPH10259732A JP H10259732 A JPH10259732 A JP H10259732A JP 9066284 A JP9066284 A JP 9066284A JP 6628497 A JP6628497 A JP 6628497A JP H10259732 A JPH10259732 A JP H10259732A
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- JP
- Japan
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- drain separator
- fin
- air
- diesel engine
- drain
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】
【課題】 凝縮した水を効率よく捕集できるようにす
る。 【解決手段】 ディーゼル機関の給気管４入口に接続す
るドレンセパレータケーシング１７の内部に縦方向に設
けるフィン１８を、フィン１８の上端２０に対しフィン
１８の下端２１がドレンセパレータケーシング１７の内
部を流れる空気流の下流側に位置するように傾け、フィ
ン１８の間を流れる速い流速の空気流の力を水滴落下の
力として利用し、凝縮した水をすみやかに飛散させずに
捕集する。
る。 【解決手段】 ディーゼル機関の給気管４入口に接続す
るドレンセパレータケーシング１７の内部に縦方向に設
けるフィン１８を、フィン１８の上端２０に対しフィン
１８の下端２１がドレンセパレータケーシング１７の内
部を流れる空気流の下流側に位置するように傾け、フィ
ン１８の間を流れる速い流速の空気流の力を水滴落下の
力として利用し、凝縮した水をすみやかに飛散させずに
捕集する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル機関の
過給空気用ドレンセパレータに関するものである。
過給空気用ドレンセパレータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパ
レータの配置を、図５の平面図、図５をＶＩ−ＶＩ方向
から見た側面図の図６によって説明すると、１は、ディ
ーゼル機関の過給空気を送給するブロワーであって、ブ
ロワー１の下流には、空気冷却器２とその下流側に設け
たドレンセパレータ３とが一体的に組み合わされて接続
されている。
レータの配置を、図５の平面図、図５をＶＩ−ＶＩ方向
から見た側面図の図６によって説明すると、１は、ディ
ーゼル機関の過給空気を送給するブロワーであって、ブ
ロワー１の下流には、空気冷却器２とその下流側に設け
たドレンセパレータ３とが一体的に組み合わされて接続
されている。
【０００３】ドレンセパレータ３の下流側には給気管４
の入口が接続されていて、給気管４には、ディーゼル機
関のシリンダ５の給気口６が接続されている。
の入口が接続されていて、給気管４には、ディーゼル機
関のシリンダ５の給気口６が接続されている。
【０００４】上述したブロワー１、空気冷却器２、ドレ
ンセパレータ３、給気管４は、図６に示すようにディー
ゼル機関軸芯７と平行に配置されている。
ンセパレータ３、給気管４は、図６に示すようにディー
ゼル機関軸芯７と平行に配置されている。
【０００５】図５に示すように、ディーゼル機関のシリ
ンダ５の排気口８は排気管９に接続されていて、排気管
９の下流側は、ブロワー１を回転駆動する排ガスタービ
ン１０に接続されている。
ンダ５の排気口８は排気管９に接続されていて、排気管
９の下流側は、ブロワー１を回転駆動する排ガスタービ
ン１０に接続されている。
【０００６】図５、図６において、ブロワー１で圧縮さ
れた空気は空気冷却器２で冷却され、ドレンセパレータ
３を通して給気管４から各シリンダ５の給気口６に供給
される。
れた空気は空気冷却器２で冷却され、ドレンセパレータ
３を通して給気管４から各シリンダ５の給気口６に供給
される。
【０００７】シリンダ５で発生した排気ガスは、排気口
８から排気管９に入って排ガスタービン１０に導かれ、
排ガスタービン１０を回転させて排出される。この排気
ガスによって回転される排ガスタービン１０の回転動力
が、ブロワー１を回転駆動することになる。
８から排気管９に入って排ガスタービン１０に導かれ、
排ガスタービン１０を回転させて排出される。この排気
ガスによって回転される排ガスタービン１０の回転動力
が、ブロワー１を回転駆動することになる。
【０００８】上述の空気の流れにおいて、ブロワー１で
圧縮された空気は高温となるため、空気冷却器２で冷却
するようになっているが、空気冷却器２で高温の空気を
冷却すると、空気中の水分が凝縮する。そして凝縮した
水分はシリンダ５の中に入り、ピストンやリングの潤滑
に悪影響を与えるため、圧縮された空気中の水分を取り
除いてシリンダ５に供給する必要がある。
圧縮された空気は高温となるため、空気冷却器２で冷却
するようになっているが、空気冷却器２で高温の空気を
冷却すると、空気中の水分が凝縮する。そして凝縮した
水分はシリンダ５の中に入り、ピストンやリングの潤滑
に悪影響を与えるため、圧縮された空気中の水分を取り
除いてシリンダ５に供給する必要がある。
【０００９】このため、空気冷却器２の下流側にドレン
セパレータ３を取り付け、シリンダ５に供給する圧縮空
気中の水分を取り除くようにしている。
セパレータ３を取り付け、シリンダ５に供給する圧縮空
気中の水分を取り除くようにしている。
【００１０】図７は、従来のドレンセパレータ３を、図
６のＶＩＩ−ＶＩＩから見た横断平面図、図８は、図７
のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩにおける縦断側面図であって、ド
レンセパレータ３の外側はドレンセパレータケーシング
１１になっていて、ドレンセパレータケーシング１１の
下部には、図８に示すようにドレン排水管フランジ１２
が設けられている。
６のＶＩＩ−ＶＩＩから見た横断平面図、図８は、図７
のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩにおける縦断側面図であって、ド
レンセパレータ３の外側はドレンセパレータケーシング
１１になっていて、ドレンセパレータケーシング１１の
下部には、図８に示すようにドレン排水管フランジ１２
が設けられている。
【００１１】ドレンセパレータケーシング１１の内部に
は、空気の流れに略沿うように縦方向に設けられて横方
向に並ぶようにしたフィン１３が多数配列されていて、
フィン１３の空気流下流側の縁部には略１８０°空気流
上流側に曲げた湾曲部１４が形成されている。
は、空気の流れに略沿うように縦方向に設けられて横方
向に並ぶようにしたフィン１３が多数配列されていて、
フィン１３の空気流下流側の縁部には略１８０°空気流
上流側に曲げた湾曲部１４が形成されている。
【００１２】フィン１３の間を通る凝縮水を含んだ空気
は湾曲部１４に衝突し、凝縮水は湾曲部１４でフィン１
３に捕集されてフィン１３に沿って流下し、ドレンセパ
レータケーシング１１の下部に落下してドレン排水管フ
ランジ１２から排水される。
は湾曲部１４に衝突し、凝縮水は湾曲部１４でフィン１
３に捕集されてフィン１３に沿って流下し、ドレンセパ
レータケーシング１１の下部に落下してドレン排水管フ
ランジ１２から排水される。
【００１３】ドレンセパレータ３を通って凝縮水の除去
された空気が、図５、図６に示す給気管４を通ってシリ
ンダ５に供給されるようになっている。
された空気が、図５、図６に示す給気管４を通ってシリ
ンダ５に供給されるようになっている。
【００１４】従来のフィン１３は、図８に示すように湾
曲部１４を有する縁部とディーゼル機関軸芯７との間の
角度が略９０°になるように鉛直に設けられている。
曲部１４を有する縁部とディーゼル機関軸芯７との間の
角度が略９０°になるように鉛直に設けられている。
【００１５】図９に示すように鉛直になっているフィン
１３の表面に水滴１５が付着した時に、水滴１５に加わ
る荷重Ｆは、空気流速による抵抗と水滴１５の表面張力
との合計力Ｃｖと、水滴１５の自重Ｗとの合力になる。
そして水滴１５をフィン１３の表面に沿って下方へ落と
す力は、水滴１５の自重Ｗのみとなる。
１３の表面に水滴１５が付着した時に、水滴１５に加わ
る荷重Ｆは、空気流速による抵抗と水滴１５の表面張力
との合計力Ｃｖと、水滴１５の自重Ｗとの合力になる。
そして水滴１５をフィン１３の表面に沿って下方へ落と
す力は、水滴１５の自重Ｗのみとなる。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】湾曲部１４を有するフ
ィン１３の縁部が、ディーゼル機関軸芯７に対して略９
０°になるように鉛直に設けられている従来のフィン１
３では、凝縮水の量が多い場合、水滴１５が落下しよう
とする力が小さいために、水滴１５がドレンセパレータ
ケーシング１１の下部に落下するまでに、速い流速の空
気流の力により吹き飛ばされて飛散し、捕集効果が低下
してしまう欠点があった。
ィン１３の縁部が、ディーゼル機関軸芯７に対して略９
０°になるように鉛直に設けられている従来のフィン１
３では、凝縮水の量が多い場合、水滴１５が落下しよう
とする力が小さいために、水滴１５がドレンセパレータ
ケーシング１１の下部に落下するまでに、速い流速の空
気流の力により吹き飛ばされて飛散し、捕集効果が低下
してしまう欠点があった。
【００１７】本発明は、このような従来の欠点を除去
し、凝縮した水を効率よく捕集できるようにしたディー
ゼル機関の過給空気用ドレンセパレータを提供すること
を目的とするものである。
し、凝縮した水を効率よく捕集できるようにしたディー
ゼル機関の過給空気用ドレンセパレータを提供すること
を目的とするものである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ディ
ーゼル機関の給気管入口に接続するドレンセパレータケ
ーシングの内部に縦方向に設けるフィンを、フィンの上
端に対しフィンの下端がドレンセパレータケーシングの
内部を流れる空気流の下流側に位置するように傾けたこ
とを特徴とするディーゼル機関の過給空気用ドレンセパ
レータに係るもので、空気流の力を、水滴を落下させる
力として利用し、凝縮した水を効率よく捕集する。
ーゼル機関の給気管入口に接続するドレンセパレータケ
ーシングの内部に縦方向に設けるフィンを、フィンの上
端に対しフィンの下端がドレンセパレータケーシングの
内部を流れる空気流の下流側に位置するように傾けたこ
とを特徴とするディーゼル機関の過給空気用ドレンセパ
レータに係るもので、空気流の力を、水滴を落下させる
力として利用し、凝縮した水を効率よく捕集する。
【００１９】請求項２の発明は、フィンと共にドレンセ
パレータケーシングも上端に対し下端がドレンセパレー
タケーシングの内部を流れる空気流の下流側に位置する
ように傾けたことを特徴とする請求項１記載のディーゼ
ル機関の過給空気用ドレンセパレータに係るもので、従
来のドレンセパレータを傾けて取り付けることにより、
凝縮した水を効率よく捕集できるようになる。
パレータケーシングも上端に対し下端がドレンセパレー
タケーシングの内部を流れる空気流の下流側に位置する
ように傾けたことを特徴とする請求項１記載のディーゼ
ル機関の過給空気用ドレンセパレータに係るもので、従
来のドレンセパレータを傾けて取り付けることにより、
凝縮した水を効率よく捕集できるようになる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【００２１】図１は、請求項１の発明の実施の形態の一
例を示す縦断側面図であって、空気冷却器２の下流側に
ドレンセパレータ１６が直接取り付けられており、ドレ
ンセパレータ１６の下流側には従来と同様に、給気管４
の入口が接続されている。
例を示す縦断側面図であって、空気冷却器２の下流側に
ドレンセパレータ１６が直接取り付けられており、ドレ
ンセパレータ１６の下流側には従来と同様に、給気管４
の入口が接続されている。
【００２２】ドレンセパレータケーシング１７は、ディ
ーゼル機関軸芯７方向の長さが従来よりも若干長くなる
ように作られていて、このドレンセパレータケーシング
１７の内部には、空気の流れに略沿うように縦方向に設
けられて横方向に並ぶようにしたフィン１８が多数配列
されており、ドレンセパレータケーシング１７の下部に
は、ドレン排水管フランジ１２が設けられている。
ーゼル機関軸芯７方向の長さが従来よりも若干長くなる
ように作られていて、このドレンセパレータケーシング
１７の内部には、空気の流れに略沿うように縦方向に設
けられて横方向に並ぶようにしたフィン１８が多数配列
されており、ドレンセパレータケーシング１７の下部に
は、ドレン排水管フランジ１２が設けられている。
【００２３】これらのフィン１８の空気流下流側の縁部
には、図２に示すように従来と同様に略１８０°空気流
上流側に曲げた湾曲部１９が形成されている。
には、図２に示すように従来と同様に略１８０°空気流
上流側に曲げた湾曲部１９が形成されている。
【００２４】図１に示すように、フィン１８の上端２０
に対しフィン１８の下端２１が、ドレンセパレータケー
シング１７の内部を流れる空気流の下流側に位置するよ
うにしてフィン１８を傾け、フィン１８の湾曲部１９を
有する縁部とディーゼル機関軸芯７との間の角度θは９
０°よりやや大きい角度になっている。
に対しフィン１８の下端２１が、ドレンセパレータケー
シング１７の内部を流れる空気流の下流側に位置するよ
うにしてフィン１８を傾け、フィン１８の湾曲部１９を
有する縁部とディーゼル機関軸芯７との間の角度θは９
０°よりやや大きい角度になっている。
【００２５】次に、図１に示したフィン１８の作用を説
明する。
明する。
【００２６】フィン１８の間を通る凝縮水を含んだ空気
は湾曲部１９に衝突し、凝縮水は湾曲部１９でフィン１
８に捕集される。
は湾曲部１９に衝突し、凝縮水は湾曲部１９でフィン１
８に捕集される。
【００２７】図３に示すように、傾斜しているフィン１
８の表面に付着した水滴１５に加わる荷重Ｆは、空気流
速による抵抗と水滴１５の表面張力との合計力Ｃｖと、
水滴１５の自重Ｗとの合力になるが、フィン１８の縁部
は、ディーゼル機関軸芯７に対して９０°よりやや大き
い角度θで傾斜しているため、湾曲部１９におけるフィ
ン１８の表面に沿って水滴１５を下方へ落とす力は、水
滴１５に加わる荷重Ｆの、フィン１８の表面に沿う分力
Ｗ’になる。
８の表面に付着した水滴１５に加わる荷重Ｆは、空気流
速による抵抗と水滴１５の表面張力との合計力Ｃｖと、
水滴１５の自重Ｗとの合力になるが、フィン１８の縁部
は、ディーゼル機関軸芯７に対して９０°よりやや大き
い角度θで傾斜しているため、湾曲部１９におけるフィ
ン１８の表面に沿って水滴１５を下方へ落とす力は、水
滴１５に加わる荷重Ｆの、フィン１８の表面に沿う分力
Ｗ’になる。
【００２８】傾斜しているフィン１８の表面に沿って水
滴１５を下方へ落とす力となるこの分力Ｗ’は、図９で
説明した鉛直のフィン１３の表面に沿って水滴１５を下
方へ落とす力となる水滴１５の自重Ｗよりも大きい力に
なる。
滴１５を下方へ落とす力となるこの分力Ｗ’は、図９で
説明した鉛直のフィン１３の表面に沿って水滴１５を下
方へ落とす力となる水滴１５の自重Ｗよりも大きい力に
なる。
【００２９】これは、フィン１８の間を流れる速い流速
の空気流の力を、水滴１５を下方へ落とす力に利用する
ことになり、従来よりも大きな力で凝縮した水をすみや
かに落下させ、飛散させずに効果的に捕集できるように
なる。
の空気流の力を、水滴１５を下方へ落とす力に利用する
ことになり、従来よりも大きな力で凝縮した水をすみや
かに落下させ、飛散させずに効果的に捕集できるように
なる。
【００３０】図４は、請求項２の発明の実施の形態の一
例を示す縦断側面図であって、ドレンセパレータ２２の
ドレンセパレータケーシング２３の内部には、空気の流
れに略沿うように縦方向に設けられて横方向に並ぶよう
にしたフィン２４が多数配列されており、ドレンセパレ
ータケーシング２３の下部には、ドレン排水管フランジ
１２が設けられている。
例を示す縦断側面図であって、ドレンセパレータ２２の
ドレンセパレータケーシング２３の内部には、空気の流
れに略沿うように縦方向に設けられて横方向に並ぶよう
にしたフィン２４が多数配列されており、ドレンセパレ
ータケーシング２３の下部には、ドレン排水管フランジ
１２が設けられている。
【００３１】図４のフィン２４は、図７、図８で説明し
た従来のフィン１３と同様のもので、ドレンセパレータ
ケーシング２３に対して傾斜させずに配列されており、
フィン２４の空気流下流側において、空気流上流側に曲
げた湾曲部２５を有する縁部は、ドレンセパレータケー
シング２３の表面２６と平行になっている。
た従来のフィン１３と同様のもので、ドレンセパレータ
ケーシング２３に対して傾斜させずに配列されており、
フィン２４の空気流下流側において、空気流上流側に曲
げた湾曲部２５を有する縁部は、ドレンセパレータケー
シング２３の表面２６と平行になっている。
【００３２】このドレンセパレータ２２は、アダプター
ダクト２７を介して空気冷却器２の下流側に取り付けら
れる。このアダプターダクト２７は、上板２８の空気流
方向の寸法が、下板２９の空気流方向の寸法よりも短く
なっている。
ダクト２７を介して空気冷却器２の下流側に取り付けら
れる。このアダプターダクト２７は、上板２８の空気流
方向の寸法が、下板２９の空気流方向の寸法よりも短く
なっている。
【００３３】従って、アダプターダクト２７を介して空
気冷却器２の下流側に取り付けられたドレンセパレータ
２２は傾いた状態で空気冷却器２に固定され、フィン２
４は、その上端に対して下端がドレンセパレータケーシ
ング２３の内部を流れる空気流の下流側に位置するよう
になる。
気冷却器２の下流側に取り付けられたドレンセパレータ
２２は傾いた状態で空気冷却器２に固定され、フィン２
４は、その上端に対して下端がドレンセパレータケーシ
ング２３の内部を流れる空気流の下流側に位置するよう
になる。
【００３４】このため、フィン２４の湾曲部２５を有す
る縁部とディーゼル機関軸芯７との間の角度θは９０°
よりやや大きい角度になり、湾曲部２５におけるフィン
２４の表面に付着した水滴は、図３で説明したように、
水滴１５の自重Ｗよりも大きな分力Ｗ’で下方へ落とさ
れ、飛散させずに効果的に捕集できるようになる。
る縁部とディーゼル機関軸芯７との間の角度θは９０°
よりやや大きい角度になり、湾曲部２５におけるフィン
２４の表面に付着した水滴は、図３で説明したように、
水滴１５の自重Ｗよりも大きな分力Ｗ’で下方へ落とさ
れ、飛散させずに効果的に捕集できるようになる。
【００３５】
【発明の効果】請求項１の発明は、空気流の力を水滴を
落下させる力として利用し、フィンの表面に付着した水
滴を大きな力ですみやかに落下させ、飛散させずに効率
よく捕集できる効果がある。
落下させる力として利用し、フィンの表面に付着した水
滴を大きな力ですみやかに落下させ、飛散させずに効率
よく捕集できる効果がある。
【００３６】請求項２の発明は、従来のドレンセパレー
タを傾斜させて取り付けることことにより、簡単にフィ
ンの表面に付着した水滴を飛散させずに捕集できる効果
がある。
タを傾斜させて取り付けることことにより、簡単にフィ
ンの表面に付着した水滴を飛散させずに捕集できる効果
がある。
【図１】請求項１の発明の実施の形態の一例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩにおける横断平面図である。
【図３】請求項１の発明の実施の形態において水滴に加
わる荷重の説明図である。
わる荷重の説明図である。
【図４】請求項２の発明の実施の形態の一例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図５】ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータ
の配置を示す平面図である。
の配置を示す平面図である。
【図６】図５をＶＩ−ＶＩ方向から見た側面図である。
【図７】従来のディーゼル機関の過給空気用ドレンセパ
レータを、図６のＶＩＩ−ＶＩＩから見た横断平面図で
ある。
レータを、図６のＶＩＩ−ＶＩＩから見た横断平面図で
ある。
【図８】図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩにおける縦断側面図
である。
である。
【図９】従来の過給空気用ドレンセパレータにおいて水
滴に加わる荷重の説明図である。
滴に加わる荷重の説明図である。
４ 給気管 １７ ドレンセパレータケーシング １８ フィン ２０ 上端 ２１ 下端 ２３ ドレンセパレータケーシング ２４ フィン
Claims (2)
- 【請求項１】 ディーゼル機関の給気管入口に接続する
ドレンセパレータケーシングの内部に縦方向に設けるフ
ィンを、フィンの上端に対しフィンの下端がドレンセパ
レータケーシングの内部を流れる空気流の下流側に位置
するように傾けたことを特徴とするディーゼル機関の過
給空気用ドレンセパレータ。 - 【請求項２】 フィンと共にドレンセパレータケーシン
グも上端に対し下端がドレンセパレータケーシングの内
部を流れる空気流の下流側に位置するように傾けたこと
を特徴とする請求項１記載のディーゼル機関の過給空気
用ドレンセパレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9066284A JPH10259732A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9066284A JPH10259732A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10259732A true JPH10259732A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13311387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9066284A Pending JPH10259732A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ディーゼル機関の過給空気用ドレンセパレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10259732A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440425B1 (ko) * | 1998-12-04 | 2004-07-15 | 맨 비 앤드 더블유 디젤 에이/에스 | 기수 분리기 |
| KR100519709B1 (ko) * | 1998-12-04 | 2005-10-07 | 맨 비 앤드 더블유 디젤 에이/에스 | 기수 분리기 |
| JP2008111429A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Waertsilae Schweiz Ag | 往復動ピストン燃焼機関用の給気冷却器 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP9066284A patent/JPH10259732A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440425B1 (ko) * | 1998-12-04 | 2004-07-15 | 맨 비 앤드 더블유 디젤 에이/에스 | 기수 분리기 |
| KR100519709B1 (ko) * | 1998-12-04 | 2005-10-07 | 맨 비 앤드 더블유 디젤 에이/에스 | 기수 분리기 |
| JP2008111429A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Waertsilae Schweiz Ag | 往復動ピストン燃焼機関用の給気冷却器 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040126 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |