JPH1025571A - スパッタ用ターゲット及びその製造方法 - Google Patents

スパッタ用ターゲット及びその製造方法

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JPH1025571A
JPH1025571A JP17935496A JP17935496A JPH1025571A JP H1025571 A JPH1025571 A JP H1025571A JP 17935496 A JP17935496 A JP 17935496A JP 17935496 A JP17935496 A JP 17935496A JP H1025571 A JPH1025571 A JP H1025571A
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sputtering
target
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needle
metal
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JP17935496A
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Inventor
Keiji Hashimoto
圭史 橋本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スパッタリングに伴って消耗が進
行するターゲット材のライフエンドを検出し、ターゲッ
ト材の消耗がライフエンドに達した場合にスパッタリン
グを停止させることが可能なスパッタ用ターゲット及び
その製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 円形に整形された成膜材料物質からなる
Alターゲット材10がボンディング材12によりバッ
キングプレート14上に接着され、固定されている。こ
のAlターゲット材10のライフエンド18がボンディ
ング材12に最も近い位置、即ちエロージョン領域のA
lターゲット材10底面部に、鋭利な先端部をもつ高さ
2mm以上の針状のTi材からなるライフエンドセンサ
20が設置されている。このライフエンドセンサ20の
針状の先端部は、Alターゲット材10のライフエンド
18を突き抜けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリング装
置に用いられるスパッタ用ターゲット及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスにおける薄膜形成法の一
つとして、スパッタリング法がある。このスパッタリン
グ法について、図8及び図9を用いて説明する。ここ
で、図8はスパッタリング装置を示す概略断面図であ
り、図9(a)はスパッタリング装置において使用され
るスパッタ用ターゲットを示す平面図であり、図9
(b)はそのD−D′線断面図である。
【0003】図8に示すように、スパッタリング装置の
真空チャンバ30内には、成膜材料物質からなるターゲ
ット材を有するスパッタ用ターゲット32と薄膜形成を
行なうウェーハ34とが対向して配置されている。そし
てスパッタ用ターゲット32とウェーハ34との間に
は、スパッタ用ターゲット32が陰極、ウェーハ34が
陽極となるように所定の電圧が印加されている。また、
真空チャンバ30側壁には、真空チャンバ30内を真空
状態にするための真空ポンプに接続する排気口36と、
所定のスパッタガスを真空チャンバ30内に導入するた
めのスパッタガス導入口38が設けられている。
【0004】また、図9に示すように、真空チャンバ3
0内に配置されたスパッタ用ターゲット32は、円形に
整形された成膜材料物質からなるターゲット材40がボ
ンディング材42によりバッキングプレート44上に接
着され、固定されている。
【0005】このようなスパッタリング装置において、
例えば0.1〜1Paの高真空状態にした真空チャンバ
30内にスパッタガスとして例えばAr(アルゴン)を
導入した後、スパッタ電極(図示せず)とターゲット材
40との間に所定の電圧を印加してグロー放電を発生さ
せ、スパッタガスをプラズマ化する。そして図8中に破
線で示すプラズマ46中のAr+ イオン48を加速して
陰極としてのターゲット材40を衝撃(スパッタ)する
ことにより、ターゲット材40からスパッタ粒子50を
弾き出す。このターゲット材40から弾き出されたスパ
ッタ粒子50はスパッタ用ターゲット32に対向して配
置されているウェーハ34表面に向かって飛行し、ウェ
ーハ34上に薄膜を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパッタリ
ング法により薄膜が形成されるに伴い、Ar+ イオン4
8によってスパッタされるターゲット材40は、図10
(a)〜図10(c)に示すように、その表面から削ら
れていき、次第に消耗していく。即ち、図10(a)に
示すスパッタされる前の状態から、図10(b)に示す
ように、スパッタリングによりターゲット材40表面の
消耗が次第に進行していく。このとき、ターゲット材4
0の消耗の度合いはターゲット材40の各位置で一様で
はなく、その削れ形状は各スパッタリング装置固有のエ
ロージョン・プロファイルをとる。
【0007】しかし、このようなターゲット材40の消
耗は真空チャンバ30内において進行するため、その消
耗の度合いを外部から直接に観察することができない。
このため、ターゲット材40の消耗によりターゲット材
40底面のボンディング材42が最初に露出する直前
に、所謂ターゲット材40のライフエンドが設定されて
いるものの、ターゲット材40の消耗が激しく進行する
領域においては、図10(c)に示すように、ターゲッ
ト材40のライフエンドを超えてスパッタリングが行わ
れる事態が生じる。
【0008】この場合、ボンディング材42及びバッキ
ングプレート44までもAr+ イオン48によってスパ
ッタされ、ボンディング材42及びバッキングプレート
44の材料物質がウェーハ34上に形成される薄膜中に
混入することになる。このため、ウェーハ34上に形成
される薄膜の膜質が劣化する等、所望の膜特性に異常が
発生する。
【0009】このような事態を防止するため、従来にお
いては、スッパタ時にスッパタ用ターゲット32に印加
した電力とスパッタリングのプロセスタイムとの積であ
る積算電力量(kWh)を計算し、この積算電力量とタ
ーゲット材40の消耗度との関係を経験から求め、ター
ゲット材40のライフエンドに対応する積算電力量に達
した段階でスパッタリングを停止することにしていた。
【0010】しかし、積算電力量とターゲット材40の
消耗度との関係は必ずしも単純な比例関係ではなく、そ
こにはかなりの誤差が生じる。このため、ターゲット材
40のライフエンドに対応して設定した積算電力量の範
囲内であるにも拘らず、図10(c)に示す場合と同様
に、ボンディング材42及びバッキングプレート44ま
でもスパッタされる場合があった。
【0011】そこで本発明は、上記課題を解決すべく、
スパッタリングに伴って消耗が進行するターゲット材の
ライフエンドを検出し、ターゲット材の消耗がライフエ
ンドに達した場合にスパッタリングを停止させることが
可能なスパッタ用ターゲット及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係るスパッタ用ターゲット及びその製造方法により
達成される。即ち、請求項1に係るスパッタ用ターゲッ
トは、スパッタリングにより消耗されるターゲット材の
ライフエンドを検出し、ターゲット材を保持するバッキ
ングプレートが露出する前にスパッタリングを停止させ
るライフエンドセンサを具備することを特徴とする。こ
のように請求項1に係るスパッタ用ターゲットにおいて
は、スパッタ用ターゲット自体にライフエンドセンサが
具備されているため、積算電力量を用いる方法よりも確
実にターゲット材のライフエンドを検出することが可能
になる。また、ターゲット材のライフエンドを正確に検
出するための特別の検出装置を真空チャンバ内に設置す
る必要がないため、スパッタリング装置を複雑化するこ
ともない。そしてこのライフエンドセンサによるライフ
エンドの検出により、バッキングプレートが露出する前
にスパッタリングを停止させるため、バッキングプレー
トまでもスパッタされることを阻止することができ、ウ
ェーハ上に形成される薄膜中へのバッキングプレートの
材料物質の混入によるの膜質の劣化等を防止することが
できる。
【0013】上記スパッタ用ターゲットにおいては、ラ
イフエンドセンサをバッキングプレート近傍のターゲッ
ト材中に埋め込まれた針状の金属で構成し、ターゲット
材のスパッタリングによる消耗によって針状の金属の先
端部が露出すると、アーク放電を発生させるようにする
ことができる。このように、ライフエンドセンサを針状
の金属とすると、特に複雑な構成をとる必要がない。ま
た、スパッタリングによりターゲット材の消耗がライフ
エンドに達すると、針状の金属の先端部が露出して自動
的にアーク放電を発生させるが、スパッタリング装置に
は異常放電を探知するセンサが具備されているため、こ
のアーク放電を異常放電として検出し、スパッタリング
装置の稼働を停止する。即ち、スパッタリングに使用す
るグロー放電が停止する。従って、ターゲット材のライ
フエンドを検出した後、特にスパッタリング装置を停止
させるための回路等を新たに設置する必要もなく、スパ
ッタリングに使用するグロー放電を停止させることがで
きる。
【0014】また、上記スパッタ用ターゲットにおいて
は、ライフエンドセンサをバッキングプレート近傍のタ
ーゲット材中に埋め込まれた鋭利な先端部をもつ峰状の
金属で構成し、ターゲット材のスパッタリングによる消
耗によって峰状の金属の先端部の一部が露出すると、ア
ーク放電を発生させるようにすることができる。このよ
うにライフエンドセンサを上記における針状の金属の代
わりに峰状の金属とすることにより、スパッタリングに
よりターゲット材の消耗がライフエンドに達すると、峰
状の金属の先端部の一部が露出して自動的にアーク放電
を発生させ、上記針状の金属を使用した場合と同様の作
用を奏する。
【0015】また、上記スパッタ用ターゲットにおいて
は、針状の金属又は峰状の金属をターゲット材の材質よ
りもスパッタリングによる削れ速度(スパッタ速度)が
小さい材質で構成することができる。このようにライフ
エンドセンサとしての針状の金属又は峰状の金属を、タ
ーゲット材の材質よりもスパッタリングによる削れ速度
が小さい材質で構成することにより、ターゲット材の消
耗がライフエンドに達した場合に、露出し始めた針状の
金属又は峰状の金属がスパッタされても、その消耗度は
ターゲット材の消耗度より遙に小さくすことができる。
従って、針状の金属又は峰状の金属の先端部が露出した
状態で残存することになり、容易にアーク放電を発生さ
せることができる。
【0016】また、上記スパッタ用ターゲットにおいて
は上記針状の金属又は前記峰状の金属を、ターゲット材
の材質と電気的特性がほぼ同一の材質で構成するができ
る。ターゲット材の消耗がライフエンドに達した場合、
ターゲット材の消耗度より遙に小さいとはいえ、露出し
たライフエンドセンサとしての針状の金属又は峰状の金
属もスパッタされて、その材料物質がウェーハ上に形成
される薄膜中に混入する。従って、ライフエンドセンサ
としての針状の金属又は峰状の金属を、ターゲット材の
材質と電気的特性がほぼ同一の材質で構成することによ
り、たとえその材料物質が薄膜中に混入しても膜質の劣
化等を抑制することができる。なお、ここで電気的特性
という場合、主要には抵抗率をいうが、薄膜に要求され
る特性に応じて最も重要な特性が変動しないように針状
の金属又は峰状の金属の材質を選択することが望まし
い。
【0017】また、上記スパッタ用ターゲットにおいて
は、針状の金属を、ターゲット材のエロージョン領域に
設けるのが好ましい。このようにライフエンドセンサと
しての針状の金属を、ターゲット材の消耗が最も激しい
領域、即ちエロージョン領域に設けることにより、ター
ゲット材の消耗がライフエンドを超えてバッキングプレ
ートを露出させる前に針状の金属の先端部が露出するこ
とになり、バッキングプレートのスパッタリングを阻止
することができる。
【0018】また、上記スパッタ用ターゲットにおいて
は、峰状の金属を、ターゲット材の中央部から周辺部に
延びて設けることができる。このようにライフエンドセ
ンサとしての峰状の金属がターゲット材の中央部から周
辺部に延びて設けることにより、ターゲット材のエロー
ジョン領域が特定されなくとも、そのエロージョン領域
が同心円状に位置する場合には、ターゲット材の消耗が
ライフエンドを超えてバッキングプレートを露出させる
前に峰状の金属の先端部のいずれかの部分が露出するこ
とになり、バッキングプレートのスパッタリングを阻止
することができる。
【0019】また、請求項8に係るスパッタ用ターゲッ
トの製造方法は、成膜材料物質を所定の形状に整形して
ターゲット材を形成する工程と、このターゲット材底面
の所定の位置に針状の穴を穿設する工程と、この針状の
穴内に所定の金属を充填して、針状の金属を形成する工
程と、この針状の金属を内包したターゲット材の底面を
バッキングプレート上に接着する工程とを有することを
特徴とする。このように請求項8に係るスパッタ用ター
ゲットの製造方法においては、ターゲット材底面の所定
の位置に針状の穴を穿設し、この針状の穴内に所定の金
属を充填することにより、ライフエンドセンサとしての
針状の金属を形成するため、その設定位置並びに形状及
び大きさを高精度に制御しつつ且つ容易に製造すること
ができる。
【0020】また、請求項9に係るスパッタ用ターゲッ
トの製造方法は、成膜材料物質を所定の形状に整形して
ターゲット材を形成する工程と、このターゲット材底面
の所定の位置に先端部が鋭利な溝を穿設する工程と、こ
の溝内に所定の金属を充填して、峰状の金属を形成する
工程と、この峰状の金属を内包したターゲット材の底面
をバッキングプレート上に接着する工程と、を有するこ
とを特徴とする。このように請求項9に係るスパッタ用
ターゲットの製造方法においては、ターゲット材底面の
所定の位置に先端部が鋭利な溝を穿設し、この溝内に所
定の金属を充填することにより、ライフエンドセンサと
しての峰状の金属を形成するため、その設定位置並びに
形状及び大きさを高精度に制御しつつ且つ容易に製造す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態に係る
スパッタ用ターゲットを、図1及び図2を用いて説明す
る。ここで、図1(a)は第1の実施の形態に係るスパ
ッタ用ターゲットを示す平面図、図1(b)はそのA−
A′線断面図、図2はその一部拡大図である。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施の形態
に係るスパッタ用ターゲットは、円形に整形された成膜
材料物質、例えばAl(アルミニウム)からなるAlタ
ーゲット材10がボンディング材12によりバッキング
プレート14上に接着され、固定されている。
【0023】このスパッタ用ターゲットを、例えばマグ
ネトロン・スパッタリング装置に使用する場合、スパッ
タリングによってAlターゲット材10の消耗が最も激
しく進行するエロージョン領域16a、16bは、図1
(a)中に破線で示すように同心円状に分布する。従っ
て、この場合のAlターゲット材10のライフエンド1
8は、図1(b)及び図2中に破線で示すようになる。
【0024】そしてこのAlターゲット材10のライフ
エンド18がボンディング材12に最も近い位置、即ち
エロージョン領域16aのAlターゲット材10底面部
に、鋭利な先端部をもつ高さ2mm以上の針状のTi
(チタン)材からなるライフエンドセンサ20が設置さ
れている点に本実施の形態の特徴がある。ここで、この
ライフエンドセンサ20の針状の先端部は、Alターゲ
ット材10のライフエンド18を突き抜けている。
【0025】次に、本実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの使用方法を説明する。このスパッタ用ターゲッ
トは基本的に従来と同様に使用すればよい。即ち、マグ
ネトロン・スパッタリング装置の真空チャンバ内に、薄
膜形成を行なうウェーハと対向してスパッタ用ターゲッ
トを配置する。このウェーハとスパッタ用ターゲットと
の間には、スパッタ用ターゲットが陰極、ウェーハが陽
極となるように所定の電圧を印加する。
【0026】そして例えば0.1〜1Paの高真空状態
にした真空チャンバ内にスパッタガスとして例えばAr
を導入した後、スパッタ電極とスパッタ用ターゲットと
の間に所定の電圧を印加してグロー放電を発生させて、
スパッタガスをプラズマ化する。このプラズマ中のAr
+ イオンを加速して陰極としてのAlターゲット材10
をスパッタすることにより、Alターゲット材10から
Al粒子を弾き出す。このAl粒子がスパッタ用ターゲ
ットに対向して配置されているウェーハ表面に向かって
飛行し、ウェーハ上にAl薄膜を形成する。
【0027】このようなAl薄膜の形成に伴い、Ar+
イオンによってスパッタされるAlターゲット材10は
その表面から削られていき、次第に消耗していく。この
Alターゲット材10の消耗は、マグネトロン・スパッ
タリング装置の場合、図1(a)中に破線で示すように
同心円状に分布するエロージョン領域16a、16bに
おいて最も激しく進行し、その削れ形状はマグネトロン
・スパッタリング装置固有のエロージョン・プロファイ
ルをとる。
【0028】そしてAlターゲット材10の消耗が進行
して、そのエロージョン・プロファイルが図1(b)及
び図2中に破線で示すAlターゲット材10のライフエ
ンド18に達すると、ライフエンドセンサ20をなす針
状のTi材の先端部が露出する。このとき、ライフエン
ドセンサ20をなすTi材はAlターゲット材10のA
l材よりもスパッタリングによる削れ速度が小さいた
め、ライフエンドセンサ20がAlターゲット材10と
共にスパッタリングによって消耗してしまうことはな
く、ライフエンドセンサ20の針状のTi材の先端部が
露出した状態で残存することになる。そしてこの露出し
たライフエンドセンサ20の針状のTi材の先端部に対
し、アーク放電が発生する。
【0029】マグネトロン・スパッタリング装置に限ら
ず、スパッタリング装置には異常放電を探知するセンサ
が具備されているため、このアーク放電を異常放電とし
て検出し、マグネトロン・スパッタリング装置の稼働を
停止する。即ち、スパッタリングに使用するグロー放電
が停止する。
【0030】このグロー放電の停止により、Alターゲ
ット材10の消耗がライフエンド18を超えて進行する
ことは阻止される。従って、ボンディング材12及びバ
ッキングプレート14までもAr+ イオンによってスパ
ッタされてこれらの材料物質がウェーハ上に形成される
Al薄膜中に混入することはないため、ウェーハ上に形
成されるAl薄膜の膜質が劣化する等、所望の膜特性に
異常が発生する事態は防止される。
【0031】なお、Alターゲット材10の消耗がライ
フエンド18に達した場合、短時間ではあるが、露出し
たライフエンドセンサ20の針状のTi材の先端部もス
パッタされる。そしてAlターゲット材10のAl材よ
りも削れ速度が小さいとはいえ、そのスパッタされた分
のTi材がウェーハ上に形成されるAl薄膜中に僅かに
混入することになる。しかし、このTi材はAl材と電
気的特性、主要には抵抗率がほぼ同一であるため、Al
薄膜の膜質が大きく劣化等することはない。
【0032】次に、本実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの製造方法を、図3乃至図6を用いて説明する。
ここで、図3乃至図6はそれぞれスパッタ用ターゲット
の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図3
の斜視図に示すように、成膜材料物質であるAl材を円
形に整形して、Alターゲット材10を形成する。この
工程は、従来の場合と全く同様である。
【0033】次いで、図4に示すように、Alターゲッ
ト材10底面に、深さ2mm以上の針状の穴22を穿設
する。なお、この針状の穴22を穿設する位置は、Al
ターゲット材10のライフエンドがボンディング材12
に最も近い位置、即ち所定のエロージョン領域とする。
【0034】次いで、図5に示すように、例えばスパッ
タリング法を用いて、針状の穴22を穿設したAlター
ゲット材10底面上にTi層24を形成すると共に、針
状の穴22内をTi材によって充填する。こうして先端
部がAlターゲット材10のライフエンドを突き抜ける
高さ2mm以上の針状のTi材からなるライフエンドセ
ンサ20を形成する。
【0035】次いで、図6に示すように、Alターゲッ
ト材10底面上に形成したTi層24をボンディング材
12によりバッキングプレート14上に接着し、固定す
る。こうして本実施の形態に係るスパッタ用ターゲット
を作成する。
【0036】なお、図6に示すスパッタ用ターゲット
は、ライフエンドセンサ20の針状のTi材を内包した
Alターゲット材10底面とボンディング材12との間
にTi層24が介在している点で、上記図1及び図2に
示すスパッタ用ターゲットと異なるが、この相違点はラ
イフエンドセンサ20の機能に何等影響を与えるもので
はない。
【0037】上記図1及び図2に示すスパッタ用ターゲ
ットと同一のものを作成する場合には、上記図5に示す
工程において、針状の穴22を穿設したAlターゲット
材10底面上にTi層24を形成すると共に、針状の穴
22内をTi材によって充填した後、Alターゲット材
10底面上のTi層24を研磨等により除去すればよ
い。そして露出させたAlターゲット材10底面をボン
ディング材12によりバッキングプレート14上に接着
し、固定すればよい。
【0038】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係るスパッタ用ターゲットを、図7を用いて説
明する。ここで、図7(a)は第2の実施の形態に係る
スパッタ用ターゲットを示す平面図、図7(b)はその
B−B′線断面図、図7(c)はそのC−C′線断面図
である。なお、図1及び図2に示すスパッタ用ターゲッ
トと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0039】図7に示すように、本実施の形態に係るス
パッタ用ターゲットも、上記第1の実施の形態に係るス
パッタ用ターゲットと同様に、円形に整形されたAlタ
ーゲット材10がボンディング材12によりバッキング
プレート14上に接着され、固定されている。
【0040】そして上記第1の実施の形態に係るスパッ
タ用ターゲットにおける針状のTi材からなるライフエ
ンドセンサ20の代わりに、Alターゲット材10の中
心部から周辺部に向かって延びる、鋭利な先端部をもつ
高さ2mm以上の峰状のTi材からなるライフエンドセ
ンサ26がAlターゲット材10底面部に設置されてい
る点に本実施の形態の特徴がある。また、図示はしない
が、このライフエンドセンサ26の峰状の先端部は、A
lターゲット材10のライフエンドを突き抜けている。
【0041】また、本実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの使用方法は、基本的に上記第1の実施の形態に
係るスパッタ用ターゲットの場合と同様である。但し、
Alターゲット材10の消耗が進行し、そのエロージョ
ン・プロファイルがAlターゲット材10のライフエン
ドに達すると、Alターゲット材10の中心部から周辺
部に向かって延びるライフエンドセンサ26をなす峰状
のTi材の先端部のいずれかの部分が露出し、この露出
した部分のライフエンドセンサ26の峰状のTi材の先
端部に対して、アーク放電が発生する。従って、本実施
の形態に係るスパッタ用ターゲットは、同心円状のエロ
ージョン領域をもつマグネトロン・スパッタリング装置
に使用する場合であって、そのエロージョン領域の位置
が具体的に特定できないときに特に有用である。
【0042】また、本実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの製造方法は、基本的に上記第1の実施の形態に
係るスパッタ用ターゲットの場合と同様である。但し、
所定のエロージョン領域のAlターゲット材10底面に
深さ2mm以上の針状の穴22を穿設する代わりに、A
lターゲット材10の中心部から周辺部に向かって延び
る先端部が鋭利な深さ2mm以上の溝をAlターゲット
材10底面に穿設し、この溝内に例えばスパッタリング
法を用いてTi材を充填して、先端部がAlターゲット
材10のライフエンドを突き抜ける高さ2mm以上の峰
状のTi材からなるライフエンドセンサ26を形成す
る。
【0043】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、ターゲット材としてAlターゲット材10を用
いる場合、ライフエンドセンサ20、26として針状又
は峰状のTi材を用いている。これは、既に説明したよ
うに、Alターゲット材10の消耗がライフエンドに達
した場合に、ライフエンドセンサ20、26の針状又は
峰状の先端部が露出した状態で残存するには、Alター
ゲット材10のAl材よりもスパッタリングによる削れ
速度が小さい金属、例えばTi材であることが必要だか
らであり、また先端部が露出した針状又は峰状のTi材
の先端部がスパッタされてウェーハ上に形成される薄膜
中に混入するため、電気的特性がAl材のそれとほぼ同
一である金属、例えばTi材でことが必要だからであ
る。従って、例えばターゲット材としてTiターゲット
材を用いる場合には、ライフエンドセンサとして針状又
は峰状のW(タングステン)材を用いていることが望ま
しい。
【0044】また、Alターゲット材10底面に針状の
穴22又は先端部が鋭利な溝を穿設し、このような穴又
は溝内にスパッタリング法を用いてTi材を充填して、
針状又は峰状のTi材からなるライフエンドセンサ2
0、26を形成しているが、穴又は溝内に金属を充填す
る方法としてはスパッタリング法に限られるものではな
い。
【0045】上記第1及び第2の実施の形態において
は、ライフエンドセンサ20、26をなす針状又は峰状
のTi材の融点MP (L.E.S.)が、Alターゲット材1
0をなすAl材の融点MP (T )よりも十分に高いた
め、即ち、 MP (L.E.S.)≧MP (T ) であるため、Alターゲット材10底面に穿設した穴又
は溝内にTi材を充填する方法としてはスパッタリング
法が好適であるが、ライフエンドセンサをなす針状又は
峰状の金属の融点MP (L.E.S.)が、ターゲット材の融
点MP (T )よりも低い場合、即ち、 MP (L.E.S.)≦MP (T ) である場合には、ターゲット材底面に穿設した穴又は溝
内に金属を充填する方法としては真空蒸着法でも可能で
ある。また、ライフエンドセンサをなす針状又は峰状の
金属の融点MP (L.E.S.)がターゲット材の融点M
P (T )よりも十分に低い場合、即ち、 MP (L.E.S.)≪MP (T ) である場合には、ターゲット材底面に穿設した穴又は溝
内に金属を充填する方法としては、溶解した金属を穴又
は溝内に流し込む方法でも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
るスパッタ用ターゲットによれば、スパッタ用ターゲッ
ト自体にライフエンドセンサが具備されているため、従
来の積算電力量を用いる方法よりも確実にターゲット材
のライフエンドを検出することが可能になる。また、タ
ーゲット材のライフエンドを正確に検出するための特別
の検出装置を設置する必要もないため、スパッタリング
装置を複雑化することもない。そしてこのライフエンド
の検出により、バッキングプレートが露出する前にスパ
ッタリングを停止させるため、バッキングプレートまで
もスパッタされることを阻止することができ、ウェーハ
上に形成される薄膜中へのバッキングプレートの材料物
質の混入による膜質の劣化等を防止することができる。
【0047】また、ライフエンドセンサが針状の金属又
は鋭利な先端部をもつ峰状の金属からなるため、スパッ
タリングによるターゲット材の消耗がライフエンドに達
すると、針状の金属の先端部又は峰状の金属の先端部の
一部が露出して自動的にアーク放電を発生させてスパッ
タリング装置の稼働を停止し、スパッタリングに使用す
るグロー放電を停止させることができる。
【0048】また、ライフエンドセンサとしての針状の
金属又は峰状の金属がターゲット材の材質よりもスパッ
タリングによる削れ速度が小さい材質からなるため、タ
ーゲット材の消耗がライフエンドに達した場合に、針状
の金属の先端部又は峰状の金属の先端部の一部が露出し
た状態で残存することになり、容易にアーク放電を発生
させることが可能となる。
【0049】また、ライフエンドセンサとしての針状の
金属又は峰状の金属がターゲット材の材質と電気的特性
がほぼ同一の材質からなるため、露出したライフエンド
センサとしての針状の金属又は峰状の金属がスパッタさ
れてその材料物質が薄膜中に混入しても、膜質の劣化等
を抑制することができる。
【0050】また、ライフエンドセンサとしての針状の
金属がターゲット材の消耗が最も激しいエロージョン領
域に設けられているため、ターゲット材の消耗がライフ
エンドを超えてバッキングプレートを露出させる前に針
状の金属の先端部が露出することになり、バッキングプ
レートのスパッタリングを阻止することができる。
【0051】また、ライフエンドセンサとしての峰状の
金属がターゲット材の中央部から周辺部に延びて設けら
れているため、ターゲット材のエロージョン領域が特定
されなくとも、ターゲット材の消耗がライフエンドを超
えてバッキングプレートを露出させる前に峰状の金属の
先端部がいずれかの部分が露出することになり、バッキ
ングプレートのスパッタリングを阻止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は第1の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットを示す平面図、図1(b)はそのA−A′
線断面図である。
【図2】図2は図1(b)に示すスパッタ用ターゲット
の一部拡大図である。
【図3】図3は第1の実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの製造方法を説明するための工程斜視図(その
1)である。
【図4】図4(a)は第1の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットの製造方法を説明するための工程斜視図
(その2)、図4(a)はそのA部の一部拡大断面図で
ある。
【図5】図5(a)は第1の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットの製造方法を説明するための工程斜視図
(その3)、図5(a)はそのA部の一部拡大断面図で
ある。
【図6】図6は第1の実施の形態に係るスパッタ用ター
ゲットの製造方法を説明するための工程断面図(その
4)である。
【図7】図7(a)は第2の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットを示す平面図、図7(b)はそのB−B′
線断面図、図7(c)はそのC−C′線断面図である。
【図8】図8はスパッタリング装置を示す概略断面図で
ある。
【図9】図9(a)はスパッタリング装置において使用
される従来のスパッタ用ターゲットを示す平面図、図9
(b)はそのD−D′線断面図である。
【図10】図10(a)乃至図10(c)はスパッタリ
ングによりターゲット材の消耗が進行していく様子を示
す従来のスパッタ用ターゲットの断面図である。
【符号の説明】
10……ターゲット材、12……ボンディング材、14
……バッキングプレート、16a、16b……エロージ
ョン領域、18……ライフエンド、20……ライフエン
ドセンサ、22……針状の穴、24……Ti層、26…
…ライフエンドセンサ、30……真空チャンバ、32…
…スパッタ用ターゲット、34……ウェーハ、36……
排気口、38……スパッタガス導入口、40……ターゲ
ット材、42……ボンディング材、44……バッキング
プレート、46……プラズマ、48……Ar+ イオン、
50……スパッタ粒子。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図4(a)は第1の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットの製造方法を説明するための工程斜視図
(その2)、図4(b)はそのA部の一部拡大断面図で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】図5(a)は第1の実施の形態に係るスパッタ
用ターゲットの製造方法を説明するための工程斜視図
(その3)、図5(b)はそのA部の一部拡大断面図で
ある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングにより消耗されるターゲ
    ット材のライフエンドを検出し、前記ターゲット材を保
    持するバッキングプレートが露出する前にスパッタリン
    グを停止させるライフエンドセンサを具備することを特
    徴とするスパッタ用ターゲット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスパッタ用ターゲットに
    おいて、 前記ライフエンドセンサが、前記バッキングプレート近
    傍の前記ターゲット材中に埋め込まれた鋭利な先端部を
    もつ針状の金属からなり、 前記ターゲット材のスパッタリングによる消耗によって
    前記針状の金属の先端部が露出すると、アーク放電を発
    生させることを特徴とするスパッタ用ターゲット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスパッタ用ターゲットに
    おいて、 前記ライフエンドセンサが、前記バッキングプレート近
    傍の前記ターゲット材中に埋め込まれた鋭利な先端部を
    もつ峰状の金属からなり、 前記ターゲット材のスパッタリングによる消耗によって
    前記峰状の金属の先端部の一部が露出すると、アーク放
    電を発生させることを特徴とするスパッタ用ターゲッ
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のスパッタ用ター
    ゲットにおいて、 前記針状の金属又は前記峰状の金属が、前記ターゲット
    材の材質よりもスパッタリングによる削れ速度が小さい
    材質からなることを特徴とするスパッタ用ターゲット。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載のスパ
    ッタ用ターゲットにおいて、 前記針状の金属又は前記峰状の金属が、前記ターゲット
    材の材質と電気的特性がほぼ同一の材質からなることを
    特徴とするスパッタ用ターゲット。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のスパッタ用ターゲットに
    おいて、 前記針状の金属が、前記ターゲット材のエロージョン領
    域に設けられていることを特徴とするスパッタ用ターゲ
    ット。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のスパッタ用ターゲットに
    おいて、 前記峰状の金属が、前記ターゲット材の中央部から周辺
    部に延びて設けられていることを特徴とするスパッタ用
    ターゲット。
  8. 【請求項8】 成膜材料物質を所定の形状に整形してタ
    ーゲット材を形成する工程と、 前記ターゲット材底面の所定の位置に針状の穴を穿設す
    る工程と、 前記針状の穴内に所定の金属を充填して、針状の金属を
    形成する工程と、 前記針状の金属を内包した前記ターゲット材の底面をバ
    ッキングプレート上に接着する工程と、 を有することを特徴とするスパッタ用ターゲットの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 成膜材料物質を所定の形状に整形してタ
    ーゲット材を形成する工程と、 前記ターゲット材底面の所定の位置に先端部が鋭利な溝
    を穿設する工程と、 前記溝内に所定の金属を充填して、峰状の金属を形成す
    る工程と、 前記峰状の金属を内包した前記ターゲット材の底面をバ
    ッキングプレート上に接着する工程とを有することを特
    徴とするスパッタ用ターゲットの製造方法。
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